JP2010255464A - 内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法 - Google Patents

内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】精度よく内燃機関停止の可否を判定することができる内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法の提供。
【解決手段】コントローラー5はバッテリー3の現在の状態に基づいて、エンジン1の停止後に再始動させた時のバッテリー3の最低電圧を推定し、推定したバッテリー3の最低電圧が所定値よりも高い場合に、アイドリングストップを許可する。コントローラー5は、過去のエンジン1の停止時において、バッテリー3の電圧が安定領域に至った場合の電圧特性に基づき、バッテリー3の電圧に関する推定直線を算出し、算出した推定直線に基づいて、バッテリー3の今回の再始動直前電圧を推定する。推定した再始動直前電圧からエンジン1の再始動に要する電圧降下を減算して、今回再始動させた時のバッテリー3の最低電圧を推定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の状態に応じて内燃機関の停止を行う内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法に関する。
車両が一時停止した場合に、バッテリーの残存容量が基準値以上にある時、一時停止から所定時間経過後に内燃機関を停止させるアイドリングストップ制御方法に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術によるアイドリングストップ制御方法においては、車載のバッテリーより容量の大きな基準蓄電池について、放電試験を行って得られた放電容量ごとの放電電流と、端子電圧との関係を示す特性データを事前に準備する特性データ準備工程と、車載のバッテリーの放電電流および端子電圧を測定する測定工程と、車両がアイドリングストップした時、単位時間を隔てた前回と今回の車載のバッテリーの電圧変化分と、予め求めておいた電圧変化分に対する最終の収束電圧と今回測定した車載のバッテリーの差電圧との関係式を用いて収束電圧を推定する工程と、推定した収束電圧を特性データ準備工程において形成した端子電圧と比較して、車載のバッテリーの残存容量を推定する工程と、車両が一時停止した場合に、推定した残存容量が基準値以上にあるか否かを判定する工程と、推定した残存容量が基準値以上にある時に、一時停止から所定時間経過後に内燃機関を停止させる工程から構成されている。
特開2003−214209号公報
通常、車載のバッテリーには性能の差があり、同種のバッテリー同士であっても、それらの性能特性の間には固有のばらつきが存在する。また、それに加えて、バッテリーの劣化の進行によってさらに性能が低下し、容量変化に対する電圧降下が著しくなる。したがって、上述した従来技術のように、車載バッテリーにおいて推定された収束電圧を、基準蓄電池について放電試験を行って得られた特性データの端子電圧と比較して車載のバッテリーの残存容量を推定した場合、車載バッテリーの劣化状態によっては、推定された残存容量が、実際にアイドリングストップを行った後に、内燃機関を再始動させた場合における車載バッテリーの残存容量とはかけ離れたものとなることがあった。
内燃機関の再始動後の車載バッテリーの残存容量について、推定値と実際の値との間の差が大きい場合には、残存容量が不足するにもかかわらずアイドリングストップを実行して、内燃機関の再始動が不能となる恐れがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、精度よく内燃機関停止の可否を判定することができる内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る内燃機関停止制御装置の発明の構成上の特徴は、過去の内燃機関の停止時において、バッテリーの電圧が安定領域に至った場合のバッテリー容量に対する電圧特性に基づき、バッテリーの電圧に関する線形特性を推定し、バッテリーの現在の容量および推定した線形特性とに基づいて、バッテリーの今回の再始動直前電圧を推定し、推定した再始動直前電圧から内燃機関の再始動に要する電圧降下を減算することによって、今回再始動させた時のバッテリーの最低電圧を推定する内燃機関停止手段を備えたことである。
これにより、バッテリーに性能上のばらつきや劣化が発生しても、車載のバッテリー固有の電圧特性に基づいて、今回再始動させた時のバッテリーの最低電圧を推定することができる。
したがって、バッテリーの最低電圧の推定値と実際の値との間の差が大きくなることがなく、精度よく内燃機関停止の可否を判定することができ、内燃機関停止中において内燃機関が再始動不能となることがない。
尚、今回の再始動直前電圧とは、現在、推定対象としている、次の再始動時の直前電圧を意味している。
また、本発明におけるバッテリー容量とは、バッテリーの容量そのもののみではなく、バッテリーの容量変化をも含んだ概念である。
また、本発明において内燃機関停止とは、車両停止時に行われるアイドリングストップのみでなく、車両走行時に内燃機関を停止させる場合をも含んでいる。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1の内燃機関停止制御装置において、内燃機関の過去の複数回の停止時における電圧特性に基づき、線形特性を推定することである。
これにより、線形特性を実際の電圧特性にいっそう近づけることができ、より正確な線形特性に基づき、精度よく内燃機関停止の可否を判定することができる。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または2の内燃機関停止制御装置において、過去の複数の電圧特性ごとに線形特性を推定し、複数の線形特性のうち、過去の内燃機関の停止時におけるバッテリーの容量が、現在の容量の直前および直後に位置する場合の一対の線形特性を用いて今回の線形特性を推定し、バッテリーの現在の容量および推定した今回の推定直線とに基づいて、バッテリーの今回の再始動直前電圧を推定することである。
これにより、現在の容量に近い過去の電圧特性に基づいて形成された線形特性を使用して、いっそう精度よく最低電圧を推定することができる。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項3の内燃機関停止制御装置において、過去の複数の線形特性を用いて基準特性を形成し、複数の線形特性のうちで、基準特性から所定量だけ離れたものを使用せずに今回の線形特性を推定することである。
これにより、過去の複数の線形特性のうち、異常値と思われるものを排除することができ、より正確に今回の線形特性を推定することができる。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項1または2の内燃機関停止制御装置において、内燃機関の停止開始時におけるバッテリーの容量に応じて異なる複数の線形特性を推定し、バッテリーの現在の容量に基づき、複数の線形特性を使い分けることである。
これにより、現在の容量に応じて、最低電圧をより精度よく推定することができる。
請求項6に係る発明の構成上の特徴は請求項1または2の内燃機関停止制御装置において、内燃機関の過去の停止開始時までのバッテリーの負荷電流の大小に応じて複数の線形特性を推定し、内燃機関の今回の停止開始時までのバッテリーの負荷電流に基づいて、複数の線形特性を使い分けることである。
これにより、負荷電流に応じて、最低電圧をより精度よく推定することができる。
請求項7に係る発明の構成上の特徴は請求項1乃至6のいずれかの内燃機関停止制御装置において、内燃機関の停止後、所定時間が経過した場合にバッテリーの電圧が安定領域に至ったとすることである。
これにより、バッテリーの電圧を、確実に安定領域に至らしめることができる。
請求項8に係る発明の構成上の特徴は請求項1乃至7のいずれかの内燃機関停止制御装置において、停車検出手段により車両の停止状態が検出され、かつ、推定したバッテリーの最低電圧が所定値よりも高い場合に、内燃機関を停止させることである。
これにより、本発明による内燃機関停止制御装置を、車両の停止時に内燃機関を停止させるアイドリングストップ制御装置に適用することができる。
請求項9に係る内燃機関停止制御方法の発明の構成上の特徴は、過去の内燃機関の停止時において、バッテリーの電圧が安定領域に至った場合のバッテリー容量に対する電圧特性に基づき、バッテリーの電圧に関する線形特性を推定し、バッテリーの現在の容量および推定した線形特性とに基づいて、バッテリーの今回の再始動直前電圧を推定し、推定した再始動直前電圧から内燃機関の再始動に要する電圧降下を減算することによって、今回再始動させた時のバッテリーの最低電圧を推定することである。
これにより、バッテリーに性能上のばらつきや劣化が発生しても、車載のバッテリー固有の電圧特性に基づいて、今回再始動させた時のバッテリーの最低電圧を推定することができる。
したがって、バッテリー電圧の推定値と実際の値との間の差が大きくなることがなく、精度よく内燃機関停止の可否を判定することができ、内燃機関停止中において内燃機関が再始動不能となることがない。
本発明の実施形態1によるアイドリングストップ制御装置を示したブロック図 バッテリーの充放電電流と端子電圧との関係を示したグラフを表した図 実施形態1による推定直線の求め方を説明するために、バッテリーの容量変化と端子電圧との関係を示したグラフを表した図 実施形態1によって求めた推定直線を示した図 実施形態1の第1変形例において電流積算値と推定直線との関係を示した図 図5に基づいて求めた推定直線を示した図 実施形態1の第2変形例によって求めた推定直線を示した図 実施形態2によって求めた推定直線を示した図 実施形態2の第1変形例によって求めた複数の推定直線を示した図 実施形態2の第1変形例による推定直線の求め方を説明するためのグラフを表した図 実施形態2の第2変形例を説明するための図 アイドリングストップ制御方法を示したフローチャート 図12中のバッテリーの最低電圧の推定方法を示したフローチャート
以下、本発明による内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法を、車両停止時にエンジン1を停止させるアイドリングストップ制御装置およびアイドリングストップ制御方法に適用した場合の実施形態について説明する。
<実施形態1>
図1乃至図4に基づき、本発明の実施形態1によるアイドリングストップ制御装置およびアイドリングストップ制御方法について説明する。図1は、アイドリングストップ制御装置の全体ブロック図であり、実線は車両の各装置間をつなぐ電気配線を示しており、矢印付きの実線は制御用の信号線を示し、破線による矢印は車両における機械的な結合を示している。
エンジン1(本発明の内燃機関に該当する)は、炭化水素系の燃料により出力を発生させる車両の動力発生装置であり、その出力軸であるクランク軸11が、車両の駆動輪(図示せず)に機械的に接続されている。エンジン1のセルモーター12は、クランク軸11と接続されたフライホイール(図示せず)と噛合している。
一方、発電装置2は、交流発電機21(本発明の発電機に該当する)と、交流発電機21の出力を制御する制御回路としてのレギュレータ22とにより構成されている。ここで、交流発電機21は例えば同期発電機であり、その図示しないロータは、エンジン1のクランク軸11と機械的に連結されている。交流発電機21は、クランク軸11により駆動されて電力を発生する。
バッテリー3は、これに限られるものではないが鉛蓄電池であり、交流発電機21の出力端子と接続されており、交流発電機21によって発生された電力が蓄電される。バッテリー3には、端子電圧を測定すべく電圧センサー31が並列に接続されている。また、バッテリー3の正側端子には、バッテリー3からの放電電流、およびバッテリー3への充電電流を検出する電流センサー32が直列に接続されている。さらに、バッテリー3には、バッテリー3の温度を検出する温度センサー33が備えられている。電圧センサー31、電流センサー32および温度センサー33は、本発明のバッテリー状態検出手段に該当する。
また、バッテリー3には、スイッチ41を介して、車両の複数の電気負荷42が並列に接続されている。電気負荷42としては、たとえば、車両のエアーコンディショナー、ヘッドライト、オーディオ装置といったような電力を消費する装備が考えられる。更に、バッテリー3には、上述したエンジン1のセルモーター12が接続されている。セルモーター12は、エンジン1の始動時にバッテリー3から電力が供給されることにより駆動され、クランク軸11に初期回転を付与する。
コントローラー5(本発明の内燃機関停止手段に該当する)は、マイクロコンピュータを主体として構成される電子制御装置であり、記憶保持装置51を備えている。記憶保持装置51は、コントローラー5への電力供給の有無に係わらず常時記憶を保持することが可能な、例えばバックアップRAMやEEPROM等の不揮発性メモリにより形成されている。
コントローラー5には、上述した電圧センサー31、電流センサー32および温度センサー33が接続されている。またコントローラー5には、車両の走行速度や運転者による操作状態を検出可能な複数の車両状態検出センサー6(本発明の停車検出手段に該当する)が接続されている。車両状態検出センサー6としては、車両速度を検出する車輪速度センサー、アクセルペダルの操作量を検出するアクセルストロークセンサー、ブレーキペダル操作の有無から車両の停止状態を検出するブレーキペダルスイッチ、エンジン1を起動するスタータスイッチ等が考えられる。
また、コントローラー5には、エンジン1の図示しないスロットルアクチュエータ、イグニッションコイル、セルモーター12および発電装置2のレギュレータ22が接続されている。これにより、コントローラー5には、バッテリー3の端子電圧、充放電電流、バッテリー温度、車両速度、車両操作状態を検出可能な信号が入力される。コントローラー5は、入力信号に基づいて、エンジン1の始動、停止(アイドリングストップ制御)、発電装置2により発生される電力量を制御する。
次に、アイドリングストップ制御に伴うバッテリー3の電圧−電流特性について、図2に基づいて説明する。尚、以下、バッテリー3の電圧Vといった場合、特に断らなければバッテリー3の端子電圧Vを意味している。
図2は、エンジン1の停止動作開始から再始動完了までの各期間におけるバッテリー電流Iおよびバッテリー電圧Vの関係を示した図である。まず、コントローラー5によってエンジン1を自動的に停止させる指示が行われると、エンジン1は停止動作を開始する。これにより、クランク軸11の回転数が徐々に低下し、やがて停止完了となる。
また、クランク軸11の回転数の低下に従って、機械的に連結された交流発電機21の発電量も低下していく。このエンジン1への停止指示(すなわち、停止動作開始)後から停止完了するまでの期間T1におけるバッテリー3の電圧Vは、図2に示すように、停止動作開始時の電圧Vj0から電圧降下量ΔVjhだけ降下する。
続いて、エンジン1が停止後、再び交流発電機21が発電を開始するまでの間に、車両の電気負荷の電力をバッテリー3が賄うことにより生じるバッテリー容量低下分、及び分極分によるバッテリー3の電圧降下が生じる。このエンジン1の停止後から再始動開始までの期間T2におけるバッテリー3の電圧Vは、図2に示すように、電圧降下量ΔVbnだけ降下する。
さらにエンジン1の自動始動処理は、セルモーター12を起動させることでエンジン1のクランク軸11に初期回転を付与した後、燃焼制御を行うことで実行される。ここで、エンジン1の始動指示後においてセルモーター12が回転を開始するまでの極短時間にバッテリー3からセルモーター12に多量の放電電流が流れることが知られ、この多量の放電電流によりバッテリー3の電圧Vが大きく降下する。この極短時間を含むエンジン1の始動指示後(すなわち、セルモーター12の起動による再始動開始後)から始動完了までの期間T3におけるバッテリー3の電圧Vは、図2に示すように、電圧降下量ΔVstだけ降下する。
ここで、エンジン1の自動始動処理に際してバッテリー3の電圧Vが過度に低下する場合には、コントローラー5の動作の信頼性が低下し、再始動できないおそれがある。さらに、過放電に起因してバッテリー3が著しく劣化するおそれがある。これらを防ぐ必要があるため、アイドリングストップ制御は、エンジン1の停止動作開始から再始動完了するまでの期間において、バッテリー3の電圧Vが降下した結果の最低電圧Vminが、コントローラー5の動作保証電圧である基準最低電圧Vmisdを下回らないとの条件の下で行わなければならない。
したがって、本実施形態においては、コントローラー5によりアイドリングストップの可否を判定する場合、バッテリー3の最低電圧Vminを推定している。コントローラー5は、推定されたバッテリー3の最低電圧Vminを基準最低電圧Vmisdと比較し、最低電圧Vminが基準最低電圧Vmisdを上回った場合に、アイドリングストップを許可している。
バッテリー3の最低電圧Vminは、推定されたエンジン1の再始動直前電圧Vfsから、上述したセルモーター12の起動による電圧降下量ΔVstを減算することにより求められる。尚、エンジン1の再始動直前電圧Vfsの推定方法は、本発明の主旨であるため後に詳述する。
上述したように、電圧降下量ΔVstは、エンジン1の再始動開始後から再始動完了までの期間T3における電圧降下量である。期間T3についてのバッテリー3の電圧−電流線図の傾きは、バッテリー3の突入内部抵抗Rinとして示されている。また、期間T3についての横軸方向長さは、最大電流変化ΔImaxとして示されている。したがって、過去のエンジン1の始動時において、突入内部抵抗Rinおよび最大電流変化ΔImaxの値を測定し、式:ΔVst=(突入内部抵抗Rin)×(最大電流変化ΔImax)に基づいて、期間T3の電圧降下量ΔVstを求めることができる。
ここで、突入内部抵抗Rinおよび最大電流変化ΔImaxは、ともにバッテリー3の容量Ahおよび温度の影響を受けやすい。したがって、測定した突入内部抵抗Rinおよび最大電流変化ΔImaxの値は、バッテリー3の容量Ah(または容量変化ΔAh)および温度に応じて補正することが望ましい。
次に、コントローラー5によって、バッテリー3の再始動直前電圧Vfsを推定する方法について説明する。図3は、車両のエンジン1についてアイドリングストップを複数回行った場合の、車載のバッテリー3における端子電圧Vおよび容量変化ΔAhの変化を模式的に示している。尚、図3において、記載スペースの関係上、エンジン停止指示時(エンジン停止開始時と同じ)と再始動開始時との間のバッテリー容量変化ΔAhを、実際よりも縮小して示している。
図から分かるように、アイドリングストップの時間が十分に長い場合、エンジン停止指示時のバッテリー端子電圧Vまたは容量変化ΔAhが様々な値であっても、エンジン停止が開始すると、バッテリー端子電圧Vの降下がそれぞれ進行した後、最終的に所定の傾きを有する直線(図3において推定直線1にて示す)上を、バッテリー端子電圧Vが減少し、容量変化ΔAhが増大していく。以下、バッテリー3の各電圧特性のうち、エンジン1の停止後、所定時間が経過し電圧特性が直線上に安定した領域を、バッテリー端子電圧の安定領域という。
したがって、過去のエンジン1の停止中において、エンジン1の停止後、所定時間が経過しバッテリー3の電圧Vが安定領域に至った場合の、バッテリー容量変化ΔAhに対する電圧特性に基づいて、バッテリー3の電圧Vに関する線形特性を推定できることが分かる。エンジン1の停止後、安定領域に至るための所定時間は、実験または理論計算によって容易に設定することができる。
図3において推定直線1で表わされた線形特性は、過去の最低2回のアイドリングストップ中における、エンジン停止指示時およびエンジン再始動開始時の、それぞれのバッテリー端子電圧Vおよび容量変化ΔAhの実績値から推定することができる。
図4に示すように、エンジン1の停止指示時において、バッテリー3の現在の容量変化ΔAhおよび形成された推定直線1とに基づいて、バッテリー3の今回の再始動直前電圧Vfsを推定することができる。アイドリングストップ時におけるバッテリー3の再始動直前電圧Vfsを推定する場合、エンジン1の停止開始時から再始動時までの時間を、例えばTfと設定する。したがって、バッテリー3の再始動直前電圧Vfsは、複数の試験結果から経験的に求められた、時間に対するバッテリー3の容量変化ΔAhに基づいて、エンジン1の停止開始からTf後の位置として、推定直線1上に求めることができる。
図3および図4において、横軸に示されるバッテリー3の容量変化ΔAhは、ある時点、例えば、バッテリー3の補充電完了時を原点である容量確定時とした場合の、バッテリー3の容量減少量として示している。すなわち容量変化ΔAhは、容量確定時を基準とした場合のバッテリー3の電流積算値で表される。
図4において、補充電完了時に対するエンジン1の停止開始時のバッテリー3の容量変化をΔAh1とし、エンジン1の停止開始時に対する再始動直前のバッテリー3の容量変化をΔAh2とした場合、再始動直前電圧Vfs=A(ΔAh1+ΔAh2)+Bとあらわされる。但し、Aは推定直線1の傾き、Bは推定直線1の電圧軸上の切片を示している。
本願のすべての実施形態および変形例において、バッテリー3の最小電圧Vminを推定する場合に、バッテリー3の容量変化ΔAhが使用されているが、本願による発明はこれに限られるものではなく、バッテリー3の容量変化ΔAhに代えて、バッテリー容量Ahを使用してもよい。
次に、図12に基づき、コントローラー5によるアイドリングストップ制御方法について概説する。最初に、コントローラー5が初期化された後、電流センサー32、電圧センサー31および温度センサー33から、バッテリー3の充放電電流、端子電圧V、バッテリー温度を検出する信号がそれぞれ入力される(ステップS1201)。
次に、車両状態検出センサー6からの信号に基づいて、車両が停止中(停車状態)であるか否かが判定される(ステップS1202)。車両が停止中であると判定された場合、電圧センサー31、電流センサー32および温度センサー33からの検出信号に基づき、アイドリングストップを実施した後に、エンジン1を再始動させた時のバッテリー3の最低電圧Vminが推定される(ステップS1203)。
次に、アイドリングストップを許可するか否かが判定される(ステップS1204)。後述するように、アイドリングストップを許可するか否かは、通常、推定されたバッテリー3の最低電圧Vminを基準最低電圧Vmisdと比較して行われる。しかしながら、過去に実施されたアイドリングストップが2回未満である場合は、本実施形態による方法では推定直線1を形成することができないため、公知の方法によりアイドリングストップの可否を判定している。この場合、本実施形態においては、バッテリー3の充放電電流を積算して、積算値が正であればアイドリングストップ可と判定しているが、この方法に限定されるべきものではない。
バッテリー3の最低電圧Vminの推定値が基準最低電圧Vmisdを上回る、あるいは、バッテリー3の充放電電流の積算値が正であり、アイドリングストップが許可された場合、エンジン1の停止動作が開始される(ステップS1205)。その後、エンジン1が停止されている間は、バッテリー3の最低電圧Vminが逐次推定されるとともに(ステップS1206)、車両状態検出センサー6からの信号に基づいて、車両の操作状態が検出される(ステップS1207)。
バッテリー3の最低電圧Vminの推定値が基準最低電圧Vmisdを下回ると判定されるか、車両状態検出センサー6からの信号に基づき、運転者がアクセルペダル、スタータスイッチ等を操作して車両を走行開始させると判定されると(ステップS1208)、エンジン1を再始動させる(ステップS1209)。
また、ステップS1208において、エンジン1を再始動させないと判定されると、ステップS1206へと戻って、バッテリー3の最低電圧Vminの推定および車両の操作状態の検出が継続される。
また、ステップS1202において車両が停止中ではないと判定された場合、あるいはステップS1204において、アイドリングストップを許可しないと判定された場合、ステップS1201へと戻る。
次に、図13に基づき、コントローラー5によるバッテリー3の最低電圧Vminの推定方法(図12のステップS1203に示す)について説明する。最初に、過去にアイドリングストップが2回以上実施されたか否かが判定される(ステップS1301)。上述したように、過去に実施されたアイドリングストップが2回未満である場合は、本実施形態による方法では推定直線1を形成することができないため、バッテリー3の充放電電流を積算する(ステップS1308)。
過去にアイドリングストップが2回以上実施されたと判定された場合、上述したように、過去の複数回のアイドリングストップ中における、バッテリー端子電圧Vおよび容量変化ΔAhから推定直線1を推定する(ステップS1302)。ここで推定直線1は、過去のアイドリングストップ中のバッテリー端子電圧Vおよび容量変化ΔAhからあらかじめ求めておき、記憶保持装置51内に格納させておいてもよい。
その後、バッテリー3の現在の容量Ahおよび形成された推定直線1とに基づいて、バッテリー3の今回の再始動直前電圧Vfsを推定する(ステップS1303)。次に、記憶保持装置51に格納された突入内部抵抗Rinの値を、バッテリー3の現在の容量Ahおよび温度に応じて補正する(ステップS1304)。続いて、記憶保持装置51に格納された最大電流変化ΔImaxの値を、バッテリー3の現在の容量Ahおよび温度に応じて補正する(ステップS1305)。
突入内部抵抗Rinおよび最大電流変化ΔImaxの値が補正されると、式:ΔVst=(突入内部抵抗Rinの補正値)×(最大電流変化ΔImaxの補正値)に基づいて、電圧降下量ΔVstが算出される(ステップS1306)。最後に、式:最低電圧Vmin=(再始動直前電圧Vfsの推定値)−(電圧降下量ΔVstの推定値)に基づき、バッテリー3の今回の最低電圧Vminが推定される(ステップS1307)。
本実施形態によれば、過去のエンジン1の停止時において、バッテリー3の電圧Vが安定領域に至った場合のバッテリー容量変化ΔAhに対する電圧特性に基づき、バッテリー3の電圧Vに関する線形特性である推定直線1を形成し、バッテリー3の現在の容量変化ΔAhおよび推定直線1とに基づいて、バッテリー3の今回の再始動直前電圧Vfsを推定する。そして、推定した再始動直前電圧Vfsからエンジン1の再始動に要する電圧降下量ΔVstを減算することによって、今回再始動させた時のバッテリー3の最低電圧Vminを推定している。
これにより、バッテリー3に性能上のばらつきや劣化が発生しても、車載のバッテリー3固有の電圧特性に基づいて、今回再始動させた時のバッテリー3の最低電圧Vminを推定することができる。
したがって、バッテリー3の最低電圧Vminの推定値と実際の値との間の差が大きくなることがなく、精度よくアイドリングストップの可否を判定することができ、アイドリングストップ中においてエンジン1が再始動不能となることがない。
また、エンジン1の過去の複数回の停止時における電圧特性に基づいて、推定直線1を形成していることにより、推定直線1を実際の電圧特性にいっそう近づけることができ、正確な線形特性に基づき、精度よくアイドリングストップの可否を判定することができる。
また、エンジン1の停止後、所定時間が経過した場合にバッテリー3の電圧Vが安定領域に至ったとすることにより、バッテリー3の電圧を確実に安定領域に至らしめることができる。
また、車両の停止状態が検出され、かつ、バッテリー3の最低電圧Vminの推定値が基準最低電圧Vmisdよりも高い場合に、エンジン1を停止させている。これにより、本発明による内燃機関停止制御装置を、アイドリングストップ制御装置に適用することができる。
<実施形態1の第1変形例>
図5および図6に基づき、実施形態1の第1変形例について説明する。本変形例においては、バッテリー3の容量確定時からエンジン1の停止指示時までの電流積算値∫Idtを算出している。エンジン1の停止指示時において、図5に示したテーブルに基づいて、算出された電流積算値∫Idtに対応する推定直線が形成される。
図5に示すように、電流積算値∫Idtが所定値β以上である場合、バッテリー電圧の線形特性として上述した推定直線1が形成される。また、電流積算値∫Idtがβ未満であり、かつ所定値α以上である場合、線形特性として推定直線2が形成される。さらに、電流積算値∫Idtがα未満である場合、線形特性として推定直線3が形成される。このように、本変形例においては、過去のエンジン1の停止開始時までの電流積算値∫Idtに応じて、複数の推定直線が形成されている。そして、エンジン1の再始動直前電圧Vfsを推定する場合、現在の電流積算値∫Idtに応じて、複数の推定直線を使い分けている。
図6に示すように、推定直線2は推定直線1と比較して、バッテリー3の同じ容量変化ΔAhに対して端子電圧Vが低く設定されている。また、推定直線3は推定直線2と比較して、容量変化ΔAhに対する端子電圧Vが低く設定されている。バッテリー3の容量確定時からエンジン1の停止指示時までの電流積算値∫Idtは、停止指示時までのバッテリー3に対する負荷電流の大小により増減する。したがって、エンジン1の停止指示時までの負荷電流に応じて、推定直線を設定することができる。
本変形例においては、再始動直前電圧Vfsを推定するために推定直線1が使用される場合、推定直線3が使用される場合に比較して、算出された電流積算値∫Idtが大きい。これは、推定直線1が使用される時は、推定直線3が使用される時に比べて、車両装備が消費するバッテリー3の負荷電流が小さいことを意味している。
通常、エンジン1の停止開始時までのバッテリー3の負荷電流の量から、エンジン1の点火等に要する一定量を減じた電気量がエンジン1の停止開始後も放電される場合が多い。そのため、本変形例においては、再始動直前電圧Vfsを推定するために、エンジン1の停止開始時までのバッテリー3の負荷電流の大小に応じて(但し、放電電流からエンジン1の点火等に要する電流を減じて)、最適な推定直線を使用している。
本変形例によれば、エンジン1の停止開始時までのバッテリー3の負荷電流の大小に応じて、複数の推定直線を形成し、エンジン1の今回の停止開始時までのバッテリー3の負荷電流に基づいて、複数の推定直線を使い分けている。したがって、これにより負荷電流に応じて、最低電圧Vminをより精度よく推定することができる。
<実施形態1の第2変形例>
図7に基づき、実施形態1の第2変形例について説明する。本変形例においては、推定直線1に加えて、エンジン1の停止指示時におけるバッテリー3の容量変化ΔAhが小さい領域においては、推定直線1よりも傾きの大きい推定直線4を形成している。推定直線4も推定直線1と同様に、過去のエンジン1の停止中において、バッテリー3の電圧Vが安定領域に至った場合の、バッテリー容量Ahに対する電圧特性に基づいて推定される。
本変形例においては、今回のエンジン1の停止指示時におけるバッテリー3の容量変化ΔAhが所定値以上である場合、推定直線1に基づいてバッテリー3の再始動直前電圧Vfsを推定し、今回のエンジン1の停止指示時におけるバッテリー3の容量変化ΔAhが所定値未満である場合、推定直線4に基づいてバッテリー3の再始動直前電圧Vfsを推定する。推定直線1および推定直線4以外に、さらに推定直線を形成し、これらに基づいてバッテリー3の再始動直前電圧Vfsを推定してもよい。
本変形例によれば、過去のエンジン1の停止開始時におけるバッテリー3の容量変化ΔAhに応じて異なる複数の推定直線を形成し、バッテリー3の現在の容量変化ΔAhに基づき、複数の推定直線を使い分けている。
これにより、現在の容量変化ΔAhに応じて、最低電圧Vminをより精度よく推定することができる。
<実施形態2>
図8に基づき、本発明の実施形態2について説明する。図8に示すように、本実施形態においては、エンジン1の過去の最低1回の停止時における、バッテリー電圧の安定領域の全部または一部(電圧安定範囲という)の電圧特性を用いて推定直線を形成している。電圧安定範囲は、エンジン1の再始動直前にすることが望ましい。推定直線は、電圧安定範囲におけるバッテリー3の端子電圧Vおよび容量変化ΔAhを測定し、測定した端子電圧Vおよび容量変化ΔAhに基づいて形成される。
電圧安定範囲の電圧特性を用いて推定直線が形成されると、バッテリー3の現在の容量変化ΔAhおよび形成された推定直線とに基づいて、バッテリー3の再始動直前電圧Vfsが推定される。
本実施形態においては、十分なアイドリングストップ時間が経過することを、電圧安定範囲とする条件としているが、バッテリー3の分極指数Pまたは分極指数の変化ΔPが所定値以上であること、あるいはバッテリー3の電圧降下量ΔVが所定値以上であることを電圧安定範囲とする条件としてもよい。
<実施形態2の第1変形例>
図9および図10に基づき、実施形態2の第1変形例について説明する。図9に示すように、本変形例においては、上述した実施形態2の方法により、エンジン1の過去の複数回の停止開始時ごとに、バッテリー3の電圧安定範囲のそれぞれの電圧特性を用いて、推定直線L1〜L5を形成している。厳密にいえば、推定直線L1〜L5は、それぞれ互いに異なった傾きAおよび切片Bを有している。
バッテリー3の再始動直前電圧Vfsを推定する場合、図10に示すように、今回のエンジン1の停止指示時におけるバッテリー容量変化ΔAhに基づいて、再始動直前電圧Vfsの推定に使用する推定直線L2、L3を設定する。すなわち、エンジン1の過去の停止指示時のバッテリー容量変化ΔAhが、今回のエンジン1の停止指示時のバッテリー容量変化ΔAhの直前および直後に位置する一対の推定直線L2、L3を用いて、今回の推定直線Lesを形成する。その後、バッテリー3の現在の容量変化ΔAhおよび推定した今回の推定直線Lesとに基づいて、バッテリー3の今回の再始動直前電圧Vfsを推定する。
今回の推定直線Lesは、例えば、一対の推定直線L2、L3の傾きAおよび切片Bをそれぞれ平均した値を、その傾きおよび切片として形成される。
本変形例によれば、過去の複数の電圧特性ごとに推定直線L1〜L5を推定し、複数の推定直線L1〜L5のうち、過去のエンジン1の停止指示時におけるバッテリー3の容量変化ΔAhが、現在の容量変化ΔAhの直前および直後に位置する場合の一対の推定直線L2、L3を用いて、今回の推定直線Lesを形成する。次に、バッテリー3の現在の容量変化ΔAhおよび推定した今回の推定直線Lesとに基づいて、バッテリー3の今回の再始動直前電圧Vfsを推定する。これにより、現在の容量変化ΔAhに近い過去の電圧特性に基づいて形成された推定直線L2、L3を使用して、いっそう精度よく最低電圧Vminを推定することができる。
<実施形態2の第2変形例>
図11に基づき、実施形態2の第2変形例について説明する。本変形例においては、上述した実施形態2の方法により、過去の複数の電圧特性ごとに推定直線を推定する。その後、図11に示すように、今回のエンジン1の停止指示時のバッテリー容量変化ΔAhを中心に、バッテリー容量変化ΔAhの所定の設定幅を形成する。図11は、エンジン1の過去の停止指示時のバッテリー容量変化ΔAhのうち、形成された設定幅内に存在するものについて、バッテリー容量変化ΔAhを横軸に、推定直線の傾きAを縦軸に示している。
次に、バッテリー容量変化ΔAhの設定幅内に存在するものを使用して、最小二乗法を用いて複数の推定直線の傾きAについて、その確からしい値である基準値Ar(本発明の基準特性に該当する)を算出する。基準値Arが算出されると、基準値Arを中心に、推定直線の傾きAの所定の設定幅を形成する。
今回の推定直線を形成する場合、バッテリー容量変化ΔAhの設定幅内にある過去の複数の推定直線のうち、基準値Arから所定量だけ離れることにより、傾きAの設定幅から外れたものを使用せずに、傾きAの設定幅内にあるもののみを用いて行う。
本変形例においては、基準値Arを算出する場合に、最少二乗法に代えてバッテリー容量変化ΔAhの設定幅内に存在するものの単純平均を演算してもよい。
また、本変形例においては、過去の複数の推定直線を用いて、推定直線の傾きAとともに、または傾きAに代えて切片Bについて基準値を算出し、複数の推定直線のうちで、切片Bの基準値から所定量だけ離れたものを使用せずに今回の推定直線を推定してもよい。
本変形例によれば、過去の複数の推定直線を用いて、推定直線の傾きAの確からしい値である基準値Arを算出し、複数の推定直線のうちで、基準値Arから所定量だけ離れたものを使用せずに今回の推定直線を推定することにより、過去の複数の電圧特性のうち、異常値と思われるものを排除することができ、より正確に今回の推定直線を推定することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
実施形態2によってエンジン1の再始動直前電圧Vfsを推定する場合、実施形態1の第1変形例のように、バッテリー3の容量確定時からエンジン1の停止指示時までの電流積算値∫Idtに応じて複数の推定直線を算出し、電流積算値∫Idtによって複数の推定直線を使い分けてもよい。
また、実施形態2によってエンジン1の再始動直前電圧Vfsを推定する場合、実施形態1の第2変形例のように、エンジン1の今回の停止指示時におけるバッテリー3の容量変化ΔAhに応じて、複数の推定直線を使い分けてもよい。
また、本発明は、車両停止時にエンジン1の停止を行うアイドリングストップ制御装置およびアイドリングストップ制御方法としてのみでなく、例えば、ハイブリッド車において、モーターによる走行時にエンジン1を停止させる内燃機関停止制御装置および内燃機関停止制御方法として適用しても構わない。
図面中、1はエンジン(内燃機関)、3はバッテリー、5はコントローラー(内燃機関停止手段)、6は車両状態検出センサー(停車検出手段)、21は交流発電機(発電機)、31は電圧センサー(バッテリー状態検出手段)、32は電流センサー(バッテリー状態検出手段)、33は温度センサー(バッテリー状態検出手段)を示している。

Claims (9)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関により駆動されて電力を発生する発電機と、
    前記発電機により発生された電力を蓄えるバッテリーと、
    前記バッテリーの状態を検出するバッテリー状態検出手段と、
    前記バッテリーの現在の状態に基づいて、前記内燃機関の停止後に再始動させた時の前記バッテリーの最低電圧を推定し、推定した前記バッテリーの前記最低電圧が所定値よりも高い場合に、前記内燃機関を停止させる内燃機関停止手段と、
    を備えた内燃機関停止制御装置において、
    前記内燃機関停止手段は、
    過去の前記内燃機関の停止時において、前記バッテリーの電圧が安定領域に至った場合のバッテリー容量に対する電圧特性に基づき、前記バッテリーの電圧に関する線形特性を推定し、前記バッテリーの現在の容量および推定した前記線形特性とに基づいて、前記バッテリーの今回の再始動直前電圧を推定し、推定した前記再始動直前電圧から前記内燃機関の再始動に要する電圧降下を減算することによって、今回再始動させた時の前記バッテリーの前記最低電圧を推定することを特徴とする内燃機関停止制御装置。
  2. 前記内燃機関停止手段は、
    前記内燃機関の過去の複数回の停止時における前記電圧特性に基づき、前記線形特性を推定することを特徴とする請求項1記載の内燃機関停止制御装置。
  3. 前記内燃機関停止手段は、
    過去の複数の前記電圧特性ごとに前記線形特性を推定し、複数の前記線形特性のうち、過去の前記内燃機関の停止時における前記バッテリーの容量が、現在の容量の直前および直後に位置する場合の一対の前記線形特性を用いて今回の前記線形特性を推定し、前記バッテリーの現在の容量および推定した今回の前記推定直線とに基づいて、前記バッテリーの今回の再始動直前電圧を推定することを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関停止制御装置。
  4. 前記内燃機関停止手段は、
    過去の複数の前記線形特性を用いて基準特性を形成し、前記複数の線形特性のうちで、前記基準特性から所定量だけ離れたものを使用せずに今回の前記線形特性を推定することを特徴とする請求項3記載の内燃機関停止制御装置。
  5. 前記内燃機関停止手段は、
    前記内燃機関の停止開始時における前記バッテリーの容量に応じて異なる複数の前記線形特性を推定し、前記バッテリーの現在の容量に基づき、前記複数の線形特性を使い分けることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関停止制御装置。
  6. 前記内燃機関停止手段は、
    前記内燃機関の過去の停止開始時までの前記バッテリーの負荷電流の大小に応じて、複数の前記線形特性を推定し、前記内燃機関の今回の停止開始時までの前記バッテリーの負荷電流に基づいて、前記複数の線形特性を使い分けることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関停止制御装置。
  7. 前記内燃機関停止手段は、
    前記内燃機関の停止後、所定時間が経過した場合に前記バッテリーの電圧が前記安定領域に至ったとすることを特徴とする請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の内燃機関停止制御装置。
  8. 車両の停止状態を検出する停車検出手段を備え、
    前記内燃機関停止手段は、
    前記停車検出手段により車両の停止状態が検出され、かつ、推定した前記バッテリーの前記最低電圧が所定値よりも高い場合に、前記内燃機関を停止させることを特徴とする請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の内燃機関停止制御装置。
  9. 内燃機関と、
    前記内燃機関により駆動されて電力を発生する発電機と、
    前記発電機により発生された電力を蓄えるバッテリーと、
    前記バッテリーの状態を検出するバッテリー状態検出手段と、
    を備えた車両における内燃機関停止制御方法であって、
    前記バッテリーの現在の状態に基づいて、前記内燃機関の停止後に再始動させた時の前記バッテリーの最低電圧を推定し、推定した前記バッテリーの前記最低電圧が所定値よりも高い場合に、前記内燃機関を停止させる内燃機関停止制御方法において、
    過去の前記内燃機関の停止時において、前記バッテリーの電圧が安定領域に至った場合のバッテリー容量に対する電圧特性に基づき、前記バッテリーの電圧に関する線形特性を推定し、前記バッテリーの現在の容量および推定した前記線形特性とに基づいて、前記バッテリーの今回の再始動直前電圧を推定し、推定した前記再始動直前電圧から前記内燃機関の再始動に要する電圧降下を減算することによって、今回再始動させた時の前記バッテリーの前記最低電圧を推定することを特徴とする内燃機関停止制御方法。
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