JP2010254198A - ステアリングホイール - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠構成部品の交換が容易で取付け信頼性の高いステアリングホイールを提供する。
【解決手段】握り部を構成するリム部21と、リム部21の内側に配設され車体に回動可能に軸支されるボス部22と、これらリム部21とボス部22を互いに連結するスポーク部23とにより構成するステアリング芯金2を有しており、ステアリング芯金2のリム部21をカバーシェル体5によりカバーすると共に、ボス部22とスポーク部23の少なくともいずれかを覆うガーニッシュカバー6をステアリング芯金2に取付けることにより、カバーシェル体5をステアリング芯金2に対して抜け止めするように構成した。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車などの乗り物の舵取りを行うステアリングホイールに関する。
従来、自動車などの乗り物の舵取りに用いるステアリングホイールは、特許文献1に記載されているように、使用者の握り部を構成する円環状のリム部と、リム部の内側に位置してステアリングシャフトに固定されるボス部と、これらリム部及びボス部を連結する複数のスポーク部とを備えてステアリング芯金を構成し、ステアリング芯金のリム部及びスポーク部のリム部側に存する一部を上下カバーシェル片部にてカバーすると共に、ボス部の上下面側及び前記リム部のボス部側に存する他部を前記ボス部に設置したセンターパッド及びボディーカバー(ロアカバー)によりそれぞれカバーしており、前記カバーシェル体の表面には、二色成形により形成するか或いは天然あるいは合成の皮革などを巻き付けることによって形成した被覆部により被覆されている。
特開2002−326575号公報
ところで、最近の自動車においては、ユーザーの嗜好の多様化に対応して、室内に設置する各種取付部品に色調、柄、風合いの多様化が行われている。例えば、標準仕様の車両に、デザイナーズブランドの小物やキャラクタの絵柄が入った小部品をあしらった特別仕様車、スポーティグレードにカーボン調のフィルムを貼り付けたフィニッシャパネルを採用したり、ハイグレード車には木目やディンプル付皮革やバックスキンを適用して外観・触感の高級感を演出するなど、ユーザーの感性に訴える種々の手法が使用されてきている。
これらは、いずれもメーカーの提供するバリエーションの範疇のもので、車両のライフを通じて変更されることがほとんどない。ユーザーはインストルメントパネルの上に毛皮(フェイクファー)を置いたり、小型のぬいぐるみを並べるなど、他の誰の車にも似ていない、かわいい、クールな車づくりを楽しんでいる。
これらの車づくりで変えられる範囲は比較的機能の複雑でない部分に限られ、車の操縦にかかるステアリングホイールには、手を加えることに躊躇する傾向があった。とりわけ、ステアリングホイールの中央部分にエアバッグモジュールが設置されるようになると、従来のように、スポーツブランド、デザイナーブランドのステアリングホイールに取り替えることが難しくなった。すなわち、エアバッグモジュールは車両のボディの衝突時の衝撃吸収特性に合わせて車両毎に細かな仕様が決定されており、車両にマッチしたエアバッグモジュールを搭載した、または搭載可能なステアリングホイールは、ビジネスとして成立しにくいことからアフターマーケットには全くといっていいほど存在していない。したがって、エアバッグモジュールによる衝突安全を諦めるか、既存のステアリングホイールにリムカバーを取付けることが、実現可能な選択肢であった。
上記従来のステアリングホイールの構成においても、ステアリング芯金におけるスポーク部は、上下カバーシェル片部と共に、センターパッド及びボディーカバーによりカバーされていることから、上下カバーシェル片部、センターパッド部及びボディーカバー全てを変更する必要がある。ましてや、上下カバーシェル片部の表面を天然あるいは合成の皮革などを巻き付けることによって構成する被覆部により被覆する場合には、ステアリングホイール全体の交換を行わなければならない。
要するに、上記従来のステアリングホイールは、上下カバーシェル片部をステアリング芯金に取付ける構造は開示するものの、取付後に容易に1度または反復して取り外すことを可能にして、ユーザーの選択で好みの色調、質感のパーツに交換変更できるようにデザインされてはいない。
また、磨耗などで見栄えが低下したような場合には、ステアリングホイール全体を交換することとなり、専門家の技能と専用工具による作業を要し、一般ユーザーの自由かつ手軽な交換によるわけにはいかない。したがって、相当の費用的負担を伴うことになる。
本発明は、意匠構成部品の交換が容易で取付け信頼性の高いステアリングホイールを提供することを目的としている。
本発明に係るステアリングホイールは、握り部を構成するリム部と、該リム部の内側に配設され車体に回動可能に軸支されるボス部と、これらリム部とボス部を互いに連結するスポーク部とにより構成するステアリング芯金を有しており、該ステアリング芯金の前記リム部をカバーシェル体によりカバーすると共に、前記ボス部とスポーク部の少なくともいずれかを覆うガーニッシュカバーを前記ステアリング芯金に取付けることにより、前記カバーシェル体を前記ステアリング芯金に対して抜け止めするように構成したことを特徴とする。
本発明によれば、ステアリング芯金のスポーク部の上面側を、カバーシェル体あるいはガーニッシュカバーによりカバーするようにしたことから、カバーシェル体あるいはガーニッシュカバーを交換することで、ステアリングホイール全体の外観意匠を大きく異ならしめることができる。ガーニッシュカバーがカバーシェル体のステアリング芯金からの抜けを防止するので、取付信頼性を向上することができる。
又、本発明に係るステアリングホイールは、前記ガーニッシュカバーの裏面側に係合突起を形成すると共に、前記カバーシェル体の裏面側に係合受け部が形成され、該係合受け部に前記係合突起を係合させることにより、前記カバーシェル体を前記ステアリング芯金に対して抜け止めするように構成するようにしてもよい。
かかる構成により、ステアリング芯金に取付けられているガーニッシュカバーは、その係合突起がカバーシェル体側の係合受け部に係合して、ステアリング芯金に対するカバーシェル体の抜け止めができ、カバーシェル体のステアリング芯金からの取り外し作業も容易になる。
また、本発明は、前記カバーシェル体の裏面側に係止爪を形成すると共に、該係止爪が係合する長孔状係合部を前記リム部に形成して、前記カバーシェル体が前記リム部上を摺動回転することにより、前記係止爪を前記長孔状係合部に係合させて、前記カバーシェル体を前記リム部に設置して構成するようにしてもよい。
かかる構成により、カバーシェル体は、リム部上を動かすことにより係合爪の長孔状係合部への係合または取り外しが可能となることから、ステアリング芯金への着脱を容易にすることができる。
更にまた、本発明における前記カバーシェル体は、ステアリング芯金のリム部上部側をカバーする上側カバーシェル片部と、ステアリング芯金のリム部の下部側をカバーする下側カバーシェル片部とで構成し、該下側カバーシェル片部を二分割構成にすることにより構成するようにしてもよい。
かかる構成により、ステアリング芯金を車体に取り付けたままで、車体側の各種操作部や機能部品を容易に回避して下側カバーシェル片部の円滑な交換作業を可能にする。
本発明は、ステアリング芯金のリム部を覆うカバーシェル体をガーニッシュカバーで抜け止めするように構成したことから、ステアリングホイール全体の意匠構成部品としてのカバーシェル体を容易に交換可能とし、かつ、使用時には容易に外れないようにすることができるので、専門家の高度のスキルによらず外観仕様を変更でき、ユーザーによる部品交換可能なステアリングホイール、ユーザーのカスタマイズ志向に応える多様に変更可能な外観意匠のステアリングホイールを提供できるとともに、一定仕様の取付構造要件を満たす種々のカスタムパーツの供給可能性を開くとの卓抜した効果を奏するものである。
本発明に係る一実施例を採用したステアリングホイールの全体構成を描画した斜視図である。 図1における各構成部品を分解して描画した斜視図である。 図2におけるステアリング芯金の拡大斜視図である。 図2におけるカバーシェル体を構成する下部側カバーシェル体のうち、前側分割シェルを裏面側から描画した拡大斜視図である。 図2におけるカバーシェル体を構成する下部側カバーシェル体のうち、後側分割シェルを裏面側から描画した拡大斜視図である。 図3におけるカバーシェル体を構成する上部側カバーシェル体を裏面側から描画した拡大斜視図である。 図2におけるロアカバーを裏面側から描画した拡大斜視図である。 図2におけるガーニッシュカバーを裏面側から描画した拡大斜視図である。
以下、本発明を自動車のステアリングホイールに適用した場合の一実施例について、図面を用いて説明する。
自動車のステアリングホイール1は、不図示のステアリングシャフトを回転させることにより車輪を操舵して自動車の舵取りを行うもので、図1及び図2に示すように、ステアリングホイール本体ともいうべきステアリング芯金2、不図示のエアバッグや各種スイッチ等を内蔵して構成するセンターパッド3、ロアカバー4、カバーシェル体5或いはガーニッシュカバー6を有して構成している。
ステアリング芯金2は、例えば、SPCD鋼板等鋼板をプレス、打ち抜き、曲げ加工することによって一体成形されたもので、使用者の握り部を構成すべく本実施例では円環状を呈したリム部21と、リム部21の内側に配設して不図示のステアリングシャフトに固定されるボス部22と、リム部21及びボス部22を互いに連結する複数の、本実施例では3本のスポーク部23を有して構成している。
なお、ステアリングシャフトが通常傾斜した状態で車体に装着されることから、ステアリングホイール1は、自動車の直進状態では、図1に示す位置F近傍が上端且つ前端部となり、かかることから、以下の説明においては、センターパッド3側である乗員側すなわち正面側を上面側、乗員側とは反対側すなわちステアリングシャフト側である車体すなわち背面側を下面側、車両の前側すなわち前側上方のフロントガラス側を前側、車両の後側すなわち後側下方を後側とし、車両の左右両方向を左右両側とし、ステアリングシャフトの軸芯を操作軸O(図1参照)として説明する。
スポーク部23は、図3に示すように、左右両側に延在する中央スポーク部23a、23bと後側スポーク部23cとを後述のボス部22と共に略Tの字形に配置して構成しており、中央スポーク部23a、23b及び後側スポーク部23cの一端側がリム部21の内側に連結すると共に、他端側がボス部22にそれぞれ連結することにより、リム部21とボス部22とを連結構成している。
中央スポーク部23a、23bは、板状を呈しており、それぞれ中途部に上下側に面するように段部23dがそれぞれ形成されており、段部23dには、第一のガーニッシュカバー取付け孔23eが穿設されている。
後側スポーク部23cは、その後側先端及び中途部がそれぞれ交叉片23c−1、23c−2により橋渡された状態で二股状に形成されている。
ステアリング芯金2のボス部22の略中央部には、一端が車体側に設けられたステリングシャフトの他端側を装着するステアリングシャフト装着部22aが形成され、ステアリングシャフト装着部22aを挟んで両端上側面にはそれぞれ第一のセンターパッド取付け部22bが形成され、また、ボス部22の前側先端部は、互いに向かい合うように突出片部22cが形成され、突出片部22cには、それぞれ上方側に突出する前側ロアカバー取付けボス22dが突設され、前側ロアカバー取付けボス22dには、その下面側に開口するねじ孔(不図示)が形成されている。
ボス部22の後側は二股状に形成され、この二股状部22eの中途部には、ボス部橋渡し片22fが形成されており、ボス部橋渡し片22fの左右両端には、それぞれ後側ロアカバー取付けボス22gが形成されると共に両後側ロアカバー取付けボス22gに挟まれた略中央部位置には、第二のガーニッシュカバー取付け孔22hが穿設されている。
更に、ボス部22の二股状部22eの両先端部には、第二のセンターパッド取付け部22iがそれぞれ形成されている。
リム部21は、本実施例では円環板状を呈して構成しており、中央スポーク部23a、23bの一端側連結周辺部には、それぞれカバーシェル体取付け孔21a、21bが穿設されており、更に、リム部21の上側には、互いに離間した状態で同様に一対のカバーシェル体取付け孔21aが穿設されていると共に、リム部21の下側にも、互いに離間した状態で同様に一対のカバーシェル体取付け孔1bが穿設されている。
そして、リム部21における各カバーシェル体取付け孔21a、21bの間に存するように、複数個本実施例においては6個の長孔状係合部54が形成されており、各長孔状係合部54におけるリム部21の周方向一方端側は、拡径部54aに形成されている。
カバーシェル体5は、表面を塗装したり或いは表面に表出する模様を施したり或いは天然皮革或いは合成皮革などを二色成形する等して美装されており、図3に示すように、リム部21の乗員側に面する上側をカバーする上側カバーシェル片部51とリム部21の車体側に面する下面側をカバーする下側カバーシェル片部52とで構成している。
上側カバーシェル片部51における内周縁部には、図4に示すように、乗員側に面して板状となって円周上に並置された3組の細長状突起51a及び小片状突起51bがそれぞれ内方に突出するように互い違いに形成され、細長状突起51a及び小片状突起51bは、それぞれ中央スポーク部23a、23bおよび後側スポーク部23cの一端側連結部周辺に配設されており、細長状突起51aには、長孔状ガーニッシュカバー係合孔51a−1が穿設され、小片状突起51bには、丸孔状ガーニッシュカバー係合孔51b−1が穿設されている。
また、上側カバーシェル片部51の前側および後側の裏面側壁面には、互いに円周上において同一方向に鉤状に折曲されて略L字状を呈する係合爪53が複数個本実施例では合計4つ形成されている。
下側カバーシェル片部52は、図2に示すように、中央スポーク部23a、23bの各一端側に対向する部分付近において略半円状に分断された一対の分割シェル52a、52bにより構成している。
一対の分割シェル52a、52bのうち、前側分割シェル52aの裏面には、操作軸Oを中心として同心円上に互いに離間した状態で配設された4つの筒状のリム部取付けボス52a−1が突設されている(図5参照)。
また、前側分割シェル52aの両端部には、内方に延在して中央スポーク部23aとロアカバー4との間に挟着挿入される挿入突片52а−2がそれぞれ形成されている。
後側分割シェル52bは、図6に示すように、その両端部及びロアカバー4の後側下端中央に対向する部位に、内方に延在して中央スポーク部23aおよび後側スポーク部23cとロアカバー4との間にそれぞれ挟着挿入される挿入突片52b−2、52b−3が形成されており、挿入突片52b−2の先端部は、挿入突片52а−2の先端部に形成されたV字状嵌合部52а−3に嵌合されるように構成してあり、この結果、前側分割シェル52aと後側分割シェル52bとは、円環状のリム部21に対応して互いに組み合わされて円環状を呈することになり、互いの継ぎ目同士は面一に連続するようになっている。
更に、後側分割シェル52bの裏面には、操作軸Oを中心として同心円上に互いに離間した状態で配設された4つの筒状のリム部取付けボス52b−1が突設されている。
ロアカバー4は、図7に示すように、ボス部22の下面側に取付けるために、底壁部41におけるステアリングシャフト挿通孔41aの周りには、前側ロアカバー取付けボス22d及び後側ロアカバー取付けボス22gにそれぞれ対応して、前側被取付けボス41b及び後側被取付けボス41cが突設されており、前側被取付けボス41b及び後側被取付けボス41cには、螺子装着孔41dが穿設されている。
また、ロアカバー4は、底壁部41の前側左右両側および後側略中央部においてステアリング芯金2の中央スポーク部23a、23bおよび後側スポーク部23cの下面側に沿って三方向に延在するように形成した傾斜側面部42を有して構成しており、各傾斜側面部42は、ステアリング芯金2のスポーク部23を下面側からカバーするようになっている。各傾斜側面部42には、それぞれ中空ボス状のねじ挿通孔43が穿設されている。
センターパッド3は、図2に示すように、角丸略三角状の中空体として構成され、内部には不図示のエアバッグ或いは各種スイッチ類等が内蔵されるようになっており、上面にはエンブレムが設けられると共に、下面側は、第一のセンターパッド取付け部22bおよび第二のセンターパッド取付け部22iが取り付けられようになっており(不図示)、これによって、ボス部22の上側に装着されるように構成されていることになる。
ガーニッシュカバー6は、図8に示すように、センターパッド3の外周を囲繞して嵌合されるべく前側が開口したセンターパッド嵌合部61と、センターパッド嵌合部61を中央にして、スポーク部23を構成する中央スポーク部23a、23b及び後側スポーク部23cに沿うように三方向に延在するスポーク部カバー片62とを有して構成している。
各スポーク部カバー片62は、センターパッド嵌合部61に連結する根本部付近に、ステアリング芯金2側の第一のガーニッシュカバー取付け孔23eおよび第二のガーニッシュカバー取付け孔22hに対応して、筒状のガーニッシュカバー取付けボス63がそれぞれ形成されている。
また、各スポーク部カバー片62の先端部には、上側カバーシェル片部51側の長孔状ガーニッシュカバー係合孔51a−1に係合する略短冊状の嵌合突起64及び丸孔状ガーニッシュカバー係合孔51b−1に係合する柱状の係合ボス部65がそれぞれ形成されている。
以上のように構成する各構成要素を組付けて、ステアリングホイール1への組立て作業工程について次に説明する。
先ず、ステアリング芯金2の中央スポーク部23a、23bおよび後側スポーク部23cにそれぞれロアカバー4の傾斜側面部42を対応添設した状態で、ロアカバー4の前側被取付けボス41bおよび後側被取付けボス41cをそれぞれ前側ロアカバー取付けボス22d及び後側ロアカバー取付けボス22gにそれぞれ対応させて、螺子44等を用いて、前側被取付けボス41bおよび後側被取付けボス41cと前側ロアカバー取付けボス22d及び後側ロアカバー取付けボス22gとをそれぞれ取付けることによって、ロアカバー4は、ステアリング芯金2の下面側において装着しており、この際、ロアカバー4の傾斜側面部42はステアリング芯金2の中央スポーク部23a、23bおよび後側スポーク部23cの下面側をカバーしていることになる。
また、ステアリング芯金2のボス部22の上側から、センターパッド3を宛がい、センターパッド3の下面側に形成した取付け部(不図示)とボス部22の第一のセンターパッド取付け部22b及び第二のセンターパッド取付け部22iとを不図示の螺子等により取付けることによって、センターパッド3は、ボス部22の上側をカバーした状態で、ボス部22に装着されている。
次に、ステアリング芯金2は、ロアカバー4の底壁部41に形成したステアリングシャフト挿通孔41aを挿通させた不図示のステアリングシャフトの他端側にボス部22のステアリングシャフト装着部22aを取付けることにより、車体に設置されることになる。
かかる状態に組付けた後に、ステアリング芯金2のリム部21をカバーシェル体5によってカバーする作業が行われる。
すなわち、先ず、カバーシェル体5の下側カバーシェル片部52のうち、前側分割シェル52aは、リム部21の前側下面に宛がわれ、リム部取付けボス52a−1とリム部21の前側に存するカバーシェル体取付け孔21aとを対向させて、リム部21の上面側から螺子55等を用いてカバーシェル体取付け孔21aに締着して、前側分割シェル52aをリム部21に装着する。このとき、前側分割シェル52aの挿入突片52a−2は、ロアカバー4の傾斜側面部42とリム部21との間において隙間を有さないように挿入挟着されている。
更に、後側分割シェル52bは、リム部21の後側下面に宛がわれ、挿入突片52b−2の先端部を挿入突片52a−2の先端部におけるV字状嵌合部52а−3内に嵌合すると共に、リム部取付けボス52b−1とリム部21の後側に存するカバーシェル体取付け孔21bとを対向させて、リム部21の上面側から螺子56等を用いてカバーシェル体取付け孔21bに締着して、後側分割シェル52bはリム部21に装着されることになる。このとき、後側分割シェル52bの挿入突片52b−2は、やはりロアカバー4の傾斜側面部42とリム部21との間において隙間を有さないように挿入挟着されている。と共に、挿入突片52b−2が挿入突片52a−2のV字状嵌合部52а−3に嵌合することになる。
次に、上側カバーシェル片部51は、リム部21の上面側に宛がわれながら、上側カバーシェル片部51の各係合爪53を各長孔状係合部54の拡径部54aから挿入した後、上側カバーシェル片部51を操作軸Oを中心にリム部21上を動かすことにより、長孔状係合部54に係合爪53を係合させて、上側カバーシェル片部51は、リム部21に装着されることになる。
かかる結果、上側カバーシェル片部51及び下側カバーシェル片部52は、協働して、リム部21の上下面側をカバーすることになる。
次に、ガーニッシュカバー6のセンターパッド嵌合部61をセンターパッド3の外周部に嵌合すると共に、スポーク部カバー片62をそれぞれステアリング芯金2のスポーク部23における中央スポーク部23a、23bおよび後側スポーク部23cに宛がい、嵌合突起64を上側カバーシェル片部51の長孔状ガーニッシュカバー係合孔51a−1に係合すると共に、係合ボス部65を上側カバーシェル片部51の丸孔状ガーニッシュカバー係合孔51b−1に係合する。
その後、ロアカバー4の傾斜側面部42に形成したねじ挿通孔43から挿通したねじ66(或いはクリップ体)を、スポーク部23側の第一のガーニッシュカバー取付け孔23e及び第二のガーニッシュカバー取付け孔22hを介して、ガーニッシュカバー取付けボス63にそれぞれ取付けることによって、ガーニッシュカバー6は、各スポーク部カバー片62が中央スポーク部23a、23bおよび後側スポーク部23cの上側をカバーした状態で、ステアリング芯金2に装着されることになる。
このとき、上側カバーシェル片部51は、ガーニッシュカバー6によってステアリング芯金2のリム部21に固定されて、下側カバーシェル片部52と共に、リム部21に対して回り止めされていることになり、ここにおいて、ステアリングホイール1の組立作業は完了する。
かかる状態において、前側分割シェル52a及び後側分割シェル52bは、上側カバーシェル片部51と面一になるように互いに重なり合い、リム部21が外部に表出することはない。
以上説明したように構成する本実施例においては、ステアリング芯金2のスポーク部23の上面側を、カバーシェル体5あるいはガーニッシュカバー6によりカバーするようにしたことから、ガーニッシュカバー6を交換することで、ステアリングホイール1全体の外観意匠を大きく異ならしめることができる。ガーニッシュカバー6がカバーシェル体5のステアリング芯金2からの抜けを防止するので、取付信頼性を向上することができる。
また、本実施例においては、ステアリング芯金2に取付けられているガーニッシュカバー6は、その係合突起としての嵌合突起64および係合ボス部65がそれぞれカバーシェル体5側の係合受け部としての細長状突起51a及び小片状突起52bに係合して、ステアリング芯金2に対するカバーシェル体5の抜け止めができ、カバーシェル体5のステアリング芯金2からの取り外し作業も容易になる。
また、本実施例においては、カバーシェル体5は、リム部21上を動かすことにより係合爪53の長孔状係合部54への係合または取り外しが可能となることから、ステアリング芯金2への着脱を容易にすることができる。
また、本実施例においては、ステアリング芯金2を車体に取り付けたままで、車体側の各種操作部や機能部品を容易に回避して下側カバーシェル片部52の円滑な交換作業を可能にする。
なお、上記実施例において、カバーシェル体5は、表面を塗装したり或いは表面に表出する模様を施したり或いは天然皮革や合成皮革などを二色成形するとすることにより美装するようにしたが、これに限定されるものではなく、更に、多様性の要求に答えるためには、天然皮革或いは合成皮革を巻装することにより美装するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、意匠構成部品の交換が容易で取付け信頼性の高いステアリングホイールを提供できることから、自動車などの乗り物の舵取りを行うステアリングホイール等に好適であるといえる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリング芯金
21 リム部
22 ボス部
23 スポーク部
3 センターパッド
4 ロアカバー
5 カバーシェル体
51 上側カバーシェル片部
51a−1 長孔状ガーニッシュカバー係合孔(係合受け部)
51b−1 丸孔状ガーニッシュカバー係合孔(係合受け部)
52 下側カバーシェル片部
52a 前側分割シェル
52b 後側分割シェル
53 係合爪
54 長孔状係合部
6 ガーニッシュカバー
64 嵌合突起(係合突起)
65 係合ボス部(係合突起)

Claims (4)

  1. 握り部を構成するリム部と、該リム部の内側に配設され車体に回動可能に軸支されるボス部と、これらリム部とボス部を互いに連結するスポーク部とにより構成するステアリング芯金を有しており、該ステアリング芯金の前記リム部をカバーシェル体によりカバーすると共に、前記ボス部とスポーク部の少なくともいずれかを覆うガーニッシュカバーを前記ステアリング芯金に取付けることにより、前記カバーシェル体を前記ステアリング芯金に対して抜け止めするように構成したことを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記ガーニッシュカバーの裏面側に係合突起を形成すると共に、前記カバーシェル体の裏面側に係合受け部が形成され、該係合受け部に前記係合突起を係合させることにより、前記カバーシェル体を前記ステアリング芯金に対して抜け止めするように構成したことを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
  3. 前記カバーシェル体の裏面側に係止爪を形成すると共に、該係止爪が係合する長孔状係合部を前記リム部に形成して、前記カバーシェル体が前記リム部上を摺動回転することにより、前記係止爪を前記長孔状係合部に係合させて、前記カバーシェル体を前記リム部に設置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のステアリングホイール。
  4. 前記カバーシェル体は、ステアリング芯金のリム部上部側をカバーする上側カバーシェル片部と、ステアリング芯金のリム部の下部側をカバーする下側カバーシェル部とで構成し、該下側カバーシェル部を二分割構成にしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載されたステアリングホイール。
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