JP2010253971A - 車両用座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体の変形による乗員を押す荷重を低減し、通常のときの乗員保持機能と車両側面に対し荷重を入力されたときの乗員保護機能の両立を図った車両用座席を提供する。
【解決手段】車両用座席11は、車体16の乗降口をなすドア開口36及びドア開口36に設けたドア(左後ドア)18に沿って配置され、ドア開口36の車両12前後方向に対向している乗降口縦枠43のうち、車両12後方側の縦枠後フランジ部44に沿って座席11のシートバック46のシートサイドサポート部14が立設されているとともに、縦枠後フランジ部44に車両12の外側から入力された力で変形が生じたときに変形を許容する変形許容部47を備えている。変形許容部47は、発泡体または中空体からなる荷重緩和部61を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両側面に入力された荷重に対応する車両用座席に関するものである。
車両用座席には、シートバックの前側側部に膨出させた縦長の隆起部(シートサイドサポート部)に、車両側方からの衝撃を吸収して乗員を保護する縦長のエネルギー吸収パッドを内蔵させることで、側突時の乗員保護機能を高めているものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来技術(特許文献1)は、シートバックの隆起部(シートサイドサポート部)が車体に近接する後部座席に採用した場合、さらに車体から受ける乗員の負荷を低減することが望まれていた。
特許第3546143号公報
本発明は、車両側面に荷重が入力されたときに、車体の変形による乗員を押す荷重を低減し、通常のときの乗員保持機能と車両側面に対し荷重を入力されたときの乗員保護機能の両立を図った車両用座席を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車体の乗降口をなすドア開口及びドア開口に設けたドアに沿って配置した車両用座席であって、ドア開口の車両前後方向に対向している乗降口縦枠のうち、車両後方側の縦枠後フランジ部に沿って座席のシートバックのシートサイドサポート部が立設されているとともに、縦枠後フランジ部に車両の外側から入力された力で変形が生じたときに変形を許容する変形許容部を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、変形許容部は、シートサイドサポート部の裏に形成されている補強部材の少なくとも一部を残りの部位より力に対し、弱化させていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、変形許容部は、発泡体または中空体からなる荷重緩和部を備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ドアは、外側から入力された力を車体へ伝達する荷重伝達部を備え、変形許容部は、荷重伝達部に対し、車両前後方向又は車両上下方向へ離間した位置に配置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、ドアは、荷重伝達部に結合されて車両前後方向へ延びるドアビームと、ドアビームに対し、車両側面視で、重なる衝撃吸収体と、を備え、衝撃吸収体がドアの変形により座席へ向かって移動したときに干渉しないように変形許容部を配置していることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、シートサイドサポート部は、車体またはシートバックのシートバックフレームに車両前後方向に延びて固定されるステーを備えていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、シートサイドサポート部は、車両前方に凸となる湾曲形状に形成されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、車体は、荷重伝達部に近接して車両の左右に延びるクロスメンバと、クロスメンバに荷重伝達部から荷重を伝達するガセット部と、を備え、ガセット部の上方に変形許容部を配置していることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ドア開口の車両後方側の縦枠後フランジ部に沿って座席のシートバックのシートサイドサポート部が立設されているとともに、縦枠後フランジ部に車両の外側から入力された力で変形が生じたときに変形を許容する変形許容部を備えているので、車両側面に対し荷重を入力されたとき、例えば側面衝突のときに、車体とともにシートサイドサポート部が変形して衝撃を吸収する。従って、車体の変形による乗員を押す荷重、特に腰を押す荷重を低減することができる。
請求項2に係る発明では、変形許容部は、シートサイドサポート部の裏に形成されている補強部材の少なくとも一部を残りの部位より力に対し、弱化させているので、通常は変形許容部が変形せず、着座したときのシートサイドサポート部の形状を維持してホールド機能を発揮することができる。従って、通常のときの乗員保持機能と車両側面に対し荷重を入力されたときの乗員保護機能の両立を図ることができる。
請求項3に係る発明では、変形許容部は、発泡体または中空体からなる荷重緩和部を備えているので、変形時に、荷重緩和部を介して乗員に長時間加わる荷重を発泡体または中空体の特性によって、予め調節することができる。
請求項4に係る発明では、ドアは、外側から入力された力を車体へ伝達する荷重伝達部を備え、変形許容部は、荷重伝達部に対し、車両前後方向又は車両上下方向へ離間した位置に配置されているので、ドアから荷重伝達部を介して車体に荷重を伝達する際に、荷重伝達部による変形許容部(例えば、荷重緩和部)の変形を低減することができ、ドアからの荷重が直接乗員に伝達されないという利点がある。
請求項5に係る発明では、ドアは、荷重伝達部に結合されて車両前後方向へ延びるドアビームと、ドアビームに対し、車両側面視で、重なる衝撃吸収体と、を備え、衝撃吸収体がドアの変形により座席へ向かって移動したときに干渉しないように変形許容部を配置しているので、ドアビームを配置したドア侵入量の小さい部位において、ドア侵入量の小さい部位に押された衝撃吸収体は乗員に接触して乗員を適度に拘束する。その結果、衝撃吸収体を介して乗員に伝わる入力荷重(衝撃)を低減することができる。
また、ドア侵入量に対応する衝撃吸収体のストローク(変形量)に対し、シートサイドサポート部の変形許容部の変形量が影響せず、衝撃吸収体の乗員を拘束する拘束荷重を安定化することができる。
請求項6に係る発明では、シートサイドサポート部は、車体またはシートバックのシートバックフレームに車両前後方向に延びて固定されるステーを備えているので、車両前後方向に対し交差する方向へ侵入するドアや車体に向かってステーがつっぱらない。従って、侵入するドアや車体で押されたときの変形許容部の変形量を大きくすることができる。
請求項7に係る発明では、シートサイドサポート部は、車両前方に凸となる湾曲形状に形成されているので、ドアや車体が侵入したときに、屈曲しやすくなるという利点がある。
請求項8に係る発明では、車体は、荷重伝達部に近接して車両の左右に延びるクロスメンバと、クロスメンバに荷重伝達部から荷重を伝達するガセット部と、を備え、ガセット部の上方に変形許容部を配置しているので、ドアの変形量の抑制効果が向上し、ドアの侵入量が低減されるが、さらにドアの侵入量が大きくなった場合には、変形許容部によって、乗員への荷重の入力が低減されるという利点がある。
本発明の実施例に係る車両用座席を採用した車両の側面図である。 本発明の実施例に係る車両用座席の斜視図である。 実施例に係る車両用座席のシートサイドサポート部の斜視図である。 実施例に係る車両用座席とドアの断面図である。 実施例に係る車両用座席の衝撃を吸収する機構を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例で詳細に説明する。
実施例に係る車両用座席11は、図1に示すように、車両12の後部座席であり、車両12の側面13に荷重(衝撃)が入力されたときに、シートサイドサポート部14によって、ドア15や車体16の変形に伴う衝撃を緩和するものである。以降で具体的に説明していく。
車両12は、図1、図2のように、車体16と、ドア15(左前ドア17、左後ドア18を有する)を備え、車体16は、車室21の床をなすアンダボデー22と、側壁をなすサイドボデー23と、を備える。
アンダボデー22は、サイドボデー23とで形成した左右のサイドシル24と、サイドシル24から車両12後方へ延びるリヤサイドフレーム25と、座席11を固定している座席取付け部27と、座席11の下に設け左右のサイドシル24近傍へ向かって延びているクロスメンバ(フロア中央クロスメンバ)28と、クロスメンバ28の両端に、左後ドア18に近接させて取付けられているガセット部31と、を備える。
サイドボデー23は、サイドシル24の中央(前後に延ばした長さに対する)からルーフ32に連なるセンタピラー33と、ルーフ32から後方へ延びるリヤピラー34と、乗降口をなすドア開口36と、後輪37に沿ってリヤサイドフレーム25に連なり形成した後ホイールハウス41と、を備える。
次に、車両用座席11を主体に図1〜図4で説明する。図3(a)はシートサイドサポート部14の斜視図、図3(b)はシートサイドサポート本体の斜視図である。
車両用座席11は、車体16の乗降口をなすドア開口36及びドア開口36に設けたドア(左後ドア)18に沿って配置され、ドア開口36の車両12前後方向に対向している乗降口縦枠43のうち、車両12後方側の縦枠後フランジ部44に沿って座席11のシートバック46のシートサイドサポート部14が立設されているとともに、縦枠後フランジ部44に車両12の外側(矢印a1の方向)から入力された力で変形が生じたときに変形を許容する変形許容部47を備えている。
変形許容部47は、図3のように、シートサイドサポート部14の裏に形成されている補強部材48の少なくとも一部(下端リブ49)を残りの部位より力(矢印a1の方向の力)に対し、弱化させている。
補強部材48は、下端リブ49と、ベースプレート51と、リブ52と、第1ステー53、第2ステー54、第3ステー55、第4ステー56と、を備える。
変形許容部47は、発泡体または中空体からなる荷重緩和部61を備えている。
ドア(左後ドア)18は、外側から入力された力を車体16へ伝達する荷重伝達部63を備え、変形許容部47は、図1のように荷重伝達部63に対し、車両12上下方向(Z軸方向)へ離間した位置に配置されている。なお、変形許容部47を車両12前後方向(X軸方向)へ離間してもよい。
ドア(左後ドア)18は、荷重伝達部63に結合されて車両12前後方向へ延びるドアビーム65と、ドアビーム65に対し、車両12側面視(図1の視点)で、重なる衝撃吸収体66と、を備え、衝撃吸収体66がドア(左後ドア)18の変形により座席11へ向かって移動したときに干渉しないように変形許容部47を配置している。
シートサイドサポート部14は、車体16に固定した車両12前後方向に延びるステー(第1ステー53、第2ステー54、第3ステー55、第4ステー56)を備えている。なお、ステー(第1ステー53、第2ステー54、第3ステー55、第4ステー56)をシートバック46のシートバックフレーム67に固定してもよい。
シートサイドサポート部14は、車両12前方に凸となる湾曲形状に形成されている。
車体16は、図2、図4のように、荷重伝達部63に近接して車両12の左右(Y軸方向)に延びるクロスメンバ28と、クロスメンバ28に荷重伝達部63から荷重を伝達するガセット部31と、を備え、ガセット部31の上方に変形許容部47を配置している。
「ガセット部31の上方に変形許容部47を配置している」とは、変形許容部47の50%以上を配置しているということで、側面視で、ガセット部31に荷重緩和部61の下部が一部重なる状態を含む。
ドア開口(乗降口)36は、前述の縦枠後フランジ部44と、縦枠センタピラーフランジ部71と、ルーフサイドレール72がなす横枠上部フランジ部と、サイドシル24がなす横枠下部フランジ部と、からなり、ドア(左後ドア)18で封じられる。
ドア(左後ドア)18は、図4のように、アウタパネル74と、インナパネル75と、インナパネル75に取付けた樹脂製のドアライニング76と、アウタパネル74とインナパネル75の間に設けた前述のドアビーム65と、インナパネル75とドアライニング76の間に設けた衝撃吸収体66と、を備える。
衝撃吸収体66は、例えば、樹脂製のウレタンパッドである。
座席11はまた、3人掛けで、左座席部77、中央座席部78、右座席部(左座席部77と同様)とからなり、中央座席部78の中心を基準に左右対称で、アンダボデー22に固定したシートクッション81と、シートクッション81に連ねて立設したシートバック46と、を備える。
シートバック46は、左座席部77の背支え中央部83に連続して左のシートサイドサポート部14を設け、右座席部の背支え中央部(背支え中央部83と同様)に連続して右のシートサイドサポート部(左のシートサイドサポート部14と対称)を設けている。
シートサイドサポート部14は、詳しくは図4の後ホイールハウス41の前部に沿って且つ、縦枠後フランジ部44に沿って、図3のように、断面略U字状のベースプレート51が形成され、ベースプレート51の表面に表皮材85が接着され、ベースプレート51の裏面にリブ52が格子状に形成され、リブ52に第1ステー53、第2ステー54、第3ステー55、第4ステー56がサイドボデー23に達する長さに形成されて取付けられ、ベースプレート51の下端に、ベースプレート51に直交させた板状の下端リブ49が形成され、下端リブ49の中央にV字形の切り欠き86が形成されている。そして、切り欠き86が変形許容部47に含まれている。
第1ステー53、第2ステー54、第3ステー55、第4ステー56は、それぞれの軸線88をドア(左後ドア)18にほぼ平行に配置されている。
シートサイドサポート部14は、ベースプレート51の下部に荷重緩和部61(発泡体)が配置されて第3ステー55で保持されている。
荷重緩和部61は、発泡体で、樹脂を発泡させたウレタンを多角形に形成している。
なお、荷重緩和部61は発泡体を採用したが、袋状や箱状の中空体を用いてもよい。
次に、本発明の実施例に係る車両用座席11の作用を主に図5で説明する。
車両用座席11は、車両12の側面13に荷重(衝撃)が入力されて、ドア(左後ドア)18や車体16のサイドボデー23が変形すると、シートサイドサポート部14が乗員Mとの間に介在しつつ変形するので、ドア(左後ドア)18やサイドボデー23による衝突を吸収することができる。
具体的には、例えば他車91によって車両12の側面13に荷重(衝撃)が矢印a4のように入力され、ドア(左後ドア)18やサイドボデー23が車室21の内方へ向かって変形しつつ押し込まれると、ドア18やサイドボデー23はシートサイドサポート部14を矢印a5・a6のように押すので、シートサイドサポート部14のうち弱化させている、つまり切り欠き86を起点に変形し始めることで変形許容部47が起点となり変形する。その結果、シートサイドサポート部14は、断面U字形からI字形のように変形しつつ衝撃を吸収する。
また、変形許容部47に含まれる切り欠き86が変形する過程で、変形許容部47に採用した荷重緩和部61も変形して衝撃を吸収するので、より衝撃を吸収することができる。
その際、荷重はドア18に直交する方向(Y軸方向や矢印a4の方向)へ入力され、ドア18に平行(車両12前後方向)に配置されている第1ステー53、第2ステー54、第3ステー55、第4ステー56には軸線88に交差する方向に荷重は入力されるので、第1ステー53〜第4ステー56は変形許容部47の変形を妨げない。
さらに、ドア18やサイドボデー23が内方へ変形すると、ドアビーム65とともに荷重伝達部63が座席11へ向かって移動し、荷重伝達部63はガセット部31に荷重を伝え、ガセット部31はクロスメンバ28に荷重を矢印a7のように伝える。
さらに荷重が大きい場合には、ガセット部31、クロスメンバ28が変形し始め、ドア18やサイドボデー23が、既に説明したように、シートサイドサポート部14を押すとシートサイドサポート部14は衝撃を吸収する。
この過程で、変形許容部47が備える荷重緩和部61は、図1のように荷重伝達部63と干渉しないので、まず、荷重伝達部63がクロスメンバ28に荷重を伝達し、その後、続けてクロスメンバ28とともにさらに荷重緩和部61は衝撃を吸収することができる。
加えて、ドア18やサイドボデー23が内方へ変形すると、ドアビーム65は変形してドアライニング76の裏に配置した衝撃吸収体66を座席11へ向けて移動させる。衝撃吸収体66は荷重緩和部61に干渉せずに移動することができ、乗員Mにドアライニング76を介して接触するので、衝撃吸収体66は腰に伝わる衝撃を低減することができる。
このように、実施例に係る車両用座席11は、シートサイドサポート部14が変形して衝撃を吸収することができ、乗員Mに対するドア18やサイドボデー23の衝撃(荷重)を低減することができる。
尚、本発明の車両用座席は、実施の形態ではセダンの後部座席に採用されているが、3列シートの3列目にも採用可能である。
車両12は、乗員保護装置を備え、乗員保護装置は、アンダボデー22(クロスメンバ28、ガセット部31)と、車両用座席11と、ドア18と、を備え、ドア18は、側面衝突の荷重が比較的小さいとき、すなわち、ドア18のみの変形で衝撃を吸収する程度の荷重のときに、乗員を保護し、さらに荷重が大きいときには、クロスメンバ28とで衝撃を吸収して、乗員を保護し、荷重がより大きい条件下では、車両用座席11のシートサイドサポート部14とで、衝撃を吸収することで乗員を保護することができる。
本発明の車両用座席11は、後部座席に好適である。
11…車両用座席、12…車両、14…シートサイドサポート部、16…車体、18…ドア(左後ドア)、28…クロスメンバ、31…ガセット部、36…ドア開口、43…乗降口縦枠、44…縦枠後フランジ部、46…シートバック、47…変形許容部、48…補強部材、49…一部(下端リブ)、53…第1ステー、54…第2ステー、55…第3ステー、56…第4ステー、61…荷重緩和部、63…荷重伝達部、65…ドアビーム、66…衝撃吸収体。

Claims (8)

  1. 車体の乗降口をなすドア開口及び該ドア開口に設けたドアに沿って配置した車両用座席であって、
    前記ドア開口の車両前後方向に対向している乗降口縦枠のうち、車両後方側の縦枠後フランジ部に沿って前記座席のシートバックのシートサイドサポート部が立設されているとともに、前記縦枠後フランジ部に車両の外側から入力された力で変形が生じたときに変形を許容する変形許容部を備えていることを特徴とする車両用座席。
  2. 前記変形許容部は、前記シートサイドサポート部の裏に形成されている補強部材の少なくとも一部を残りの部位より前記力に対し、弱化させていることを特徴とする請求項1記載の車両用座席。
  3. 前記変形許容部は、発泡体または中空体からなる荷重緩和部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用座席。
  4. 前記ドアは、前記外側から入力された力を車体へ伝達する荷重伝達部を備え、
    前記変形許容部は、前記荷重伝達部に対し、車両前後方向又は車両上下方向へ離間した位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用座席。
  5. 前記ドアは、前記荷重伝達部に結合されて車両前後方向へ延びるドアビームと、該ドアビームに対し、車両側面視で、重なる衝撃吸収体と、を備え、
    前記衝撃吸収体がドアの変形により前記座席へ向かって移動したときに干渉しないように前記変形許容部を配置していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用座席。
  6. 前記シートサイドサポート部は、前記車体または前記シートバックのシートバックフレームに車両前後方向に延びて固定されるステーを備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用座席。
  7. 前記シートサイドサポート部は、車両前方に凸となる湾曲形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用座席。
  8. 前記車体は、前記荷重伝達部に近接して車両の左右に延びるクロスメンバと、該クロスメンバに前記荷重伝達部から荷重を伝達するガセット部と、を備え、
    前記ガセット部の上方に前記変形許容部を配置していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両用座席。
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