JP2010253461A - 篩、篩装置、ハンダボール及び球形粒子の篩い方法 - Google Patents

篩、篩装置、ハンダボール及び球形粒子の篩い方法 Download PDF

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Abstract

【課題】篩の効率を向上し、篩い作業の生産性を大幅に改善する篩装置を提供する。
【解決手段】ニッケル合金によって製作され、ハンダボール2を篩う孔の形状を長孔3とするとともに、この長孔3を長手方向の延長線上にて他の長孔3の長手方向の中点aと直交させるようにして複数設け、かつ、長孔3の幅Wを分級するハンダボール2の径xと等しくした篩1を備えて篩装置を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分級効率の優れた金属製の篩を備える篩装置に関し、特に、篩に設ける複数の孔の配置について提案し、篩の効率を向上することができ、篩い作業の生産性を大幅に改善させることができる篩装置に関する。
球形の粒子を効率的に篩い分ける篩装置における篩の作業速度は、あらゆる産業の生産性に直接影響を与える重要な要素技術として知られている。特に、真円に近い球形粒子、例えば、ハンダボールを効率的に篩うことは、例えば、コスト、品質等の観点から極めて重要な課題となっている。
従来、篩装置を構成する篩における孔の形状は、多くが円形状若しくは正方形状である。また、孔の配置は、多くが方眼の位置に配置され、若しくは、稀に三角形の頂点にくるように配置され、いずれも均一に配置され、所謂「篩メッシュ」と呼ばれている。
この篩メッシュを用いる場合、篩作業中は篩に対して上下方向、左右方向のほか、ラジアル方向等に駆動させ、常に振動を与えている。このような振動作業は、粒子が篩の孔に接触した後、できる限り速く孔をすり抜けて落下させることを目的としている。
しかし、粒子は上下の振動により、篩の孔の周囲で舞うことになり、なかなか孔を通過することができないという課題がある。さらに、前後左右のいわゆる二次元平面的振動では、その速度及び加速度によっては、粒子が孔の上部を通過する機会が多いために効率的に篩うことができないという問題がある。また、篩の孔の形状が、従来の正方形又は真円に近い、すなわち最も短い孔の円弧で囲まれている場合には、粒子は窪みに填まり込むように固定してしまい、孔が詰まるという問題もあった。
粒子が孔を通過するメカニズムは、振動する粒子が孔壁に近付き、接触し、この孔壁の端部に捕捉された後に落下する。すなわち、粒子が通過しようとする孔壁の長さが長いほど、通過しようとする粒子との接触機会が多くなるため、より容易に通過することが可能となる。このため、従来の一般的な篩メッシュでは、このメッシュ平面上を横方向の力に依存しながら運動する粒子にとって、孔を通過するのに十分な機会があるとはいえず、篩い作業が効率的でないという問題があった。
なお、粒子が舞い上がる現象が生じる20μmオーダー以下の粒子を篩う場合には、粒子側に陽圧をかけると同時に篩われた側に陰圧をかけることにより、篩い作業が円滑になるように工夫しているものの、一旦孔に粒子が捕捉されると陰圧による力で孔から粒子が離れ難い等の現象も生じ、従来の篩メッシュ孔では孔詰まりを生じ易く、効率的でないという問題もある。
これらの問題に対し、例えば、下記特許文献1において、篩の孔の形状を長孔にして微粉を篩う場合に分離効率を向上させた微粉分離除去装置が提案されている。
また、特許文献2では、狙い径aの微小球をふるい残すために、孔の形状を長さが0.9a以下の短辺bと、長さがaを超える長辺cの長方形状とした篩が提案されている。
同様に、特許文献3、4も、孔の形状を長孔にした篩が提案されている。
特開平06−170160号公報 特開2006−122826号公報 特開平11−347491号公報 特開平11−47693号公報
しかしながら、特許文献1〜4では、篩に形成された複数の長孔が互いに平行とされているため、少なくとも二次元平面的振動で粒子を篩う場合、何れか一方の振動方向においては分級速度が遅くなる。
上述のとおり、従来の篩では、粒子をできる限り速く孔をすり抜けさせて落下させること、篩メッシュの孔詰まりを防ぐこと等、様々な検討が進められているものの、篩い作業を効率的なものとする決定的な手段が存在しないという課題がある。
本発明は、上記実情に鑑みて提案するもので、篩の効率を向上させ、篩い作業の生産性を大幅に改善させることが可能な篩を提供することを主な目的とする。
第1態様の発明は、長孔を有する金属板の篩であって、前記長孔を、長手方向の延長線上が互いに交差するように複数設けたことを特徴とする篩である。
第2態様の発明は、前記長孔を、長手方向の延長線上が互いに直交するように複数設けたことを特徴とする篩である。
第3態様の発明は、前記長孔の幅を、分級する球状の粒子の径と等しくした、ことを特徴とする篩である。
第4態様の発明は、前記篩の表面側の長孔の幅が、前記篩の裏面側の長孔の幅より広くなるように、長孔の断面がすり鉢状とされ、前記篩の裏面側の長孔の幅が前記粒子の径と等しくされていることを特徴とする篩である。
第5態様の発明は、前記長孔は、長手方向の延長線上にて前記他の長孔の長手方向の中点と直交することを特徴とする篩である。
第6態様の発明は、前記長孔の隅部を、丸みを有する形状としたことを特徴とする篩である。
第7態様の発明は、前記金属板にニッケル又はニッケル合金を用いた、ことを特徴とする篩である。
第8態様の発明は、前記金属板の表面に0.1μm〜2μmのフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着した、ことを特徴とする篩である。
第9態様の発明は、前記長孔の長手方向の両孔壁に、1μm〜30μmの厚さになるまで、フルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着した、ことを特徴とする篩である。
第10態様の発明は、少なくとも平面2軸方向へ振動する振動手段によって第1態様〜第9態様の何れかに記載の篩を振動させる、ことを特徴とする篩装置である。
第11態様の発明は、第10態様に記載の篩装置で分級された複数のハンダボールであって、前記複数のハンダボールのうち、表面に傷を有するハンダボールの存在確率が0.1%未満であることを特徴とするハンダボールである。
第12態様の発明は、前記複数のハンダボールのうち、表面に変色を有するハンダボールの存在確率が0.1%未満であることを特徴とするハンダボールである。
第13態様の発明は、第10態様に記載の篩装置を用いて球状の球形粒子を篩う工程と、前記篩う工程により、前記長孔を通過した前記球形粒子を得る工程と、を有する球形粒子の篩い方法である。
すなわち、本発明は、メッシュ状の篩を金属で構成し、孔の形状を工夫し、その配置に関して改善し、孔の並びを振動の動きに則した配置を行うことにより、篩の効率を向上し、篩い作業の生産性を大幅に改善することを可能とするものである。
具体的には、篩いの孔の形状を、長円又は長方形とし、さらに湾曲させた形状も含んだ長孔として配置している。さらに、この長孔を、それぞれ長手方向の延長線上が互いに交差するように配置していることを特徴としている。
本発明では、篩装置における板状の篩を金属によって製作し、球状の粒子を篩う孔の形状を長孔の形状とし、長孔を長手方向の延長線上にて他の長孔の長手方向と交差させるようにして複数設けたので、粒子を分級する際に、篩を様々な振動方向で振動させても粒子が長孔を通過し易くなり、分級速度が高くなる。したがって、篩の作業効率を向上させることができる。特に、長孔を長手方向の延長線上にて他の長孔の長手方向と直交させるようにして複数設けると、より分級速度が高くなる。
さらに、上記長孔の幅を、分級する粒子の径と等しく又は分級する粒子の径以上にすること、上記長孔が長手方向の延長線上にて他の長孔の長手方向の中点と直交すること、篩の長孔の隅部を丸みを有する形状にすることにより、篩の作業効率を特に有効にすることができる。特に、篩の長孔の隅部を丸みを有する形状にすることにより、篩が篩装置の機械的振動に晒されて機械的疲労によってひび割れなどを生じて損傷すること防止することが可能となるという追加的な効果も得ることができる。
そして、上記篩を電鋳により製作し、具体的には、ニッケル又はニッケル合金を用い、篩の表面に0.1μm〜2μmのフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着し、篩の長孔の長手方向の両孔壁より1μm〜30μmの厚さまで、追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着するので、電鋳基板より、例えば、10μm厚の篩を、0.1μm〜2μmのフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着によって作製し、続いて剥離し、さらに、篩の長孔の長手方向の両孔壁より1μm〜30μmの厚さまで、追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着する一連の操作を制御しながら行うことにより、長孔の大きさを制御しつつ篩の厚みをも確保することが可能となって、長孔の面積比に比べて篩メッシュの厚さを十分に確保することができる。さらに、長孔の長手方向の両孔壁より1μm〜30μmの厚さまで、追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着することによって、長孔の断面形状が孔の深さ方向において中央部が狭くなる結果、分級する粒子が長孔を通過する際に孔壁内側との接触時間が最小になり、通過時間を最小限にすることができ、篩の作業効率をさらに有効にすることができる。なお、フルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着することは、篩の表面の滑りが良くなり、耐磨耗性も向上して篩の寿命を大幅に伸ばす効果をも有する。
このほか、振動手段によって篩を振動させたので、粒子が篩の孔に接触した後、できる限り速く孔をすり抜けて落下させることが可能となって、篩の作業効率をさらにまた有効にすることができる。
本発明の実施例1に係る篩の長孔の配置を説明する説明図である。 本発明の実施例2に係る篩の長孔の配置を説明する説明図である。 比較例1の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図である。 比較例2の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図である。 従来の篩の孔を正方形かつ方眼状に配置した篩メッシュを説明する説明図である。 本発明の実施例1又は実施例2に係る篩の長孔を深さ方向に断面にした断面図である。 本発明の実施例1又は実施例2に係る篩と長孔の寸法関係を示す説明図である。 長手方向(長辺)の長さLとふるい速度の関係を評価した結果を示す図である。 比較例4の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図である。 (A)は、篩によってふるう前のハンダボールの電子顕微鏡写真(倍率:250倍)であり、(B)は(A)に示すハンダボールを部分的に拡大した電子顕微鏡写真(倍率:500倍)である。 (A)は、実施例2の篩によってふるわれたハンダボールの電子顕微鏡写真(倍率:250倍)であり、(B)は(A)に示すハンダボールを部分的に拡大した電子顕微鏡写真(倍率:500倍)である。 (A)は、比較例4の篩によってふるわれたハンダボールの電子顕微鏡写真(倍率:250倍)であり、(B)は(A)に示すハンダボールを部分的に拡大した電子顕微鏡写真(倍率:500倍)である。 実施例2の篩によって篩われたハンダボールに対して、EDS分析を行った結果を示す図である。 比較例4の篩によって篩われた変色を有するハンダボールに対して、EDS分析を行った結果を示す図である。 本発明の篩装置における篩の長孔の形状のバリエーションを例示する説明図であり、(a)は、隅部に丸みを有する長孔形状、(b)は、鎌形形状、(c)は、十文字型形状、(d)は、平行四辺形形状、(e)は、ブーメラン型形状、(f)は、台形形状の長孔の説明図である。 (A)は、ブロック内に設けられる長孔の配置の一例を示す図であって、(B)は、ブロック内に設けられる長孔の配置の別例を示す図であり、(C)は、ブロック内に設けられる長孔の配置の更なる別例を示す図である。 (A)〜(C)は、ブロック同士の配置の一例を示す図である。
以下、本発明に係る篩装置のいくつかの実施形態について、図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明に係る実施例1の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図、図2は、本発明に係る実施例2の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図、図3は、比較例1の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図、図4は、比較例2の篩装置における篩の長孔の配置を説明する説明図、図5は、従来の篩の孔を正方形かつ方眼状に配置した篩メッシュを説明する説明図、図6は、本発明に係る実施例1又は実施例2の篩装置における篩の長孔を深さ方向に断面にした断面図、本発明の実施例1又は実施例2に係る篩と長孔の寸法関係を示す説明図である。
(実施例1)
本発明(本実施例1)に係る篩装置における板状の篩1は、図1に示すとおり、金属、例えば、ニッケル又はニッケル合金によって製作され、球状の粒子、例えば、図6に示すハンダボール2を篩う孔の形状を長孔3としたものである。篩1には、長孔3が、長手方向の延長線上にて他の長孔3の長手方向の中点aと直交させるようにして複数設けられており、その間隔bは、分級するハンダボール2の径xの3倍〜5倍、例えば、3倍に設定され、かつ、長孔3の長手方向の長さLは、分級するハンダボール2の径xの3倍に設定されている。さらに、長孔3の幅Wは、分級するハンダボール2の径xと等しくされている。
なお、本実施例1における分級するハンダボール2の径xは、67μmである。また、篩1の厚みT1は、35μmである。
篩1は、電鋳によって製作され、表面には、例えば、10μm厚にて、0.1μm〜2μmのフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジッド電着させている。また、篩1の長孔3の長手方向の孔壁31から中央部へ向けては、図6に示すように、1μm〜30μmの厚さ(好ましくは1μm〜20μmの厚さ)まで、追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着し、長孔3の深さ方向に徐々にその厚みが増すようにしており、断面視すると略半円形のすり鉢型の形状を有している。
そして、本発明に係る篩1を備えた篩装置を稼働する際には、所定の周波数と振幅を備えた振動手段によって篩1を振動させて、ハンダボール2の分級を行い、篩いの作業を実行する。
これにより、本発明における篩1は、設ける孔を上記した長孔3とすることで、高い開孔率を確保することが可能となり、篩いの作業効率が非常に向上する。さらに、長孔3を配置するその間隔bを、分級するハンダボール2の径の3倍に設定して適宜の開口率にしているので、長孔3同士が過度に接近して密集し、篩1の弱体化につながることが防止され、篩の作業効率が最適化される。また、篩1の長孔3を長手方向の延長線上にて他の長孔3の長手方向の中点aと直交させるようにして複数設けるという長孔3の配置により、落下速度が極めて良好になる。長孔3の孔径を電鋳により制御して製作したので、長孔3の長手方向の孔壁31を長孔3の深さ方向へ膨らんだ断面視すり鉢形状となり、長孔3の孔径がハンダボール2が落下しながら通過するのに最小の抵抗となる。
(実施例2)
本実施例2の篩装置における篩1は、図2に示すように、本実施例1と異なる構成は、篩1に複数設ける長孔3が、長手方向の延長線上にて他の長孔3の長手方向の任意の位置と直交させるようにしたところにある。
ここで、上記実施例1又は実施例2における篩1の電鋳を用いた製作方法について、図6にもとづいて詳述する。
以下に説明する電鋳は、開孔率を上げる方法として一般的に、孔と孔を近付けてやればよいが、実際には、接近した長孔3が密集してその隔壁が薄くなる結果、篩1の強度が低下し、使用に耐えなくなるため、隣接の壁(長孔3の孔壁31)を深さ方向に厚くしてアスペクト比(幅に対する深さの比)を大きくしようとするところ、アスペクト比を大きくすると、相対的に篩1の厚みT1(長孔3の深さ方向)が大きくなって、篩の機能が影響を受け、ハンダボール2の落下速度が遅くなり、又は、長孔3の途中で詰まる機会が多くなることを解決するものである。
篩1を電鋳で製作すると、一般に、レジストの厚さを超えて横に拡がるため、篩1が深さ方向に生長した場合、図6で示す長孔3が埋まることになる。したがって、電鋳の工程では、2〜10μm程度、例えば、10μm厚のNiメッシュとして篩1の表面に電着した後、このNiメッシュを篩1の基板4面より剥離する。続いて、図7に示すように、追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキで篩1の両面をコンポジット電着することにより、長孔3の長手方向の孔壁31は長孔3の深さ方向へ膨らんだ断面視すり鉢形状にする。このとき、長孔3の孔径は、ニッケルメッキによる追加電着5の厚さtを、2μm以上とすれば、ハンダボール2が落下しながら通過する孔として最小の抵抗となるように長孔3の孔径が制御される。なお、篩1の厚さT1と追加電着した篩1の厚さT2と追加電着5の厚さtとは、T2=T1+2tの関係にあり、長孔3の長手方向の孔壁31における電着厚さtは、電着が進んで長孔3の径Dφが−2tだけ収縮する量と同等である。
フルオロカーボン粒子をコンポジット電着させるニッケルメッキは、篩1の表面の滑りを良くし、ハンダボール2の落下の際の摩擦を可能な限り低く抑えるため、光沢Niが好ましい。
このとき、長孔3の長手方向の孔壁から中央部へ向けてのコンポジット電着は、厚さが両孔壁31合計で1〜60μmであればよく、好ましくは1〜40μmである。これにより、耐磨耗性も向上し、篩1の寿命が大幅に伸びる。
以下、本発明に係る篩装置の性能試験の結果について、概略を説明する。
<作業効率について>
図1に示す実施例1、図2に示す実施例2、図3に示す比較例1、図4に示す比較例2及び図5に示す比較例3の間で、粒子(ハンダボール2)が篩1の通過に要する時間、ハンダボール2の回収重量、篩1の開孔率を指標にして性能を比較した。
ここで、図1〜5に示すとおり、比較例1又は比較例2と実施例1又は実施例2との間の相違点は、長孔3の配置にあり、比較例1と比較例2との相違点は長孔3の大きさ(縦横比率)にある。比較例3には、従来例として代表的な正方形かつ方眼状に配置した篩1を用いている。
なお、いずれの実施例又は比較例においても、篩1の厚みT1は35μmであり、ニッケル合金で電鋳により製作し、長孔3の長手方向の孔壁を長孔3の深さ方向へ膨らむ形にしている。
試験では、ハンダ粒子同一の粒子径分布を持つハンダボール2、具体的には、粒子径が62μm以上〜67μm以下の径の粒子を50グラム、67.1μm〜72μm以下の径の粒子を50グラム混合した100グラムのハンダボール2を使い、67μm以下のハンダボール2を分級する目的で、それぞれの篩1を75ミリφのステンレスフレームに張り、一般的な振動型篩装置に掛け、篩い作業の速度を比較した。その結果を表1に示す。
なお、開孔率とは、縦方向、横方向においてそれぞれ、長孔3とその間隔bとを繰り返し単位(一辺)とした場合の面積(図1〜図5において斜線の領域で示す面積)当たりの長孔3の面積率をいう。
表1の結果から、図1の実施例1の篩1は、通過時間が最短で、従って通過速度が最も速いことが分かる。回収重量は、いずれも50.1グラム、あるいは50.2グラムで、ほぼ同じであった。そして、篩い速度は、開孔率に依存するよりも長孔3としての効果が有効に働いていることが示された。さらに、実施例1と実施例2との比較より、長孔3の配置により、篩い速度に微妙な影響があることも判明した。比較例1と比較例2との比較より、長孔3の縦横比率によっても、篩い速度に微妙な影響があることも判明している。そして、実施例1又は実施例2のような長孔3の配置をすることにより、比較例1〜
3のいずれに対しても、篩の作業効率が極めて向上することが判明した。
したがって、本発明は、篩装置におけるニッケル合金を用いた電鋳によって板状の篩1を製作し、ハンダボール2を篩う孔の形状を長孔3の形状とし、長孔3を長手方向の延長線上にて他の長孔3の長手方向の中点aと直交させるようにして複数設け、長孔3の幅wを分級するハンダボール2の径と等しくし、かつ、長孔3の長手方向の長さLを分級するハンダボール2の径の3倍としたので、長孔3を配置するに当り、高い開口率を確保することが可能となり、篩の作業効率を有効にすることができる。特に、その間隔bを分級する粒子の径の3倍に設定し、適宜の開口率にしたので、長孔3同士が過度に接近して密集し、篩1のメッシュの弱体化につながることを防止し、篩の作業効率を有効にするのに最適なものとすることができる。
そして、電鋳の工程においては、篩1を10μm厚まで、基板4の上面に電着によって作製し、続いて、剥離し、さらに、篩1の長孔3の長手方向の両孔壁31より1μm〜30μmの厚さまで、篩1の両面から追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着する一連の工程を制御しながら行うことにより、長孔3の大きさを制御しつつ篩1の厚みT1を確保することが可能となって、長孔の面積比に比べて篩メッシュの厚みを十分に確保することができる。さらに、長孔3の長手方向の両孔壁31より1μm〜30μmの厚さまで、追加的にフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着することによって、長孔3の断面形状が孔の深さ方向において徐々に狭くなる結果、分級する粒子が長孔3を通過する際に長孔の長手方向の孔壁31との接触時間が最小になり、通過時間を最小限にすることができ、篩1の作業効率をさらに有効にすることができる。なお、フルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着することは、篩1の表面の滑りが良くなり、耐磨耗性も向上して篩1の寿命を大幅に伸ばす効果をも有している。
これにより、本発明は、篩の効率を向上させ、篩い作業の生産性を大幅に改善させることが可能な篩1を備えた篩装置を提供することが可能になる。
<長さLとふるい速度の関係について>
次に、実施例2の長孔3の配置において、長孔3の長手方向の長さLを変化させて、長さLがふるい速度に与える影響を評価した。
この評価では、実施例2の篩1全体の大きさを直径50mmの円盤状とし、長孔3の幅Wを300μmとした。そして、この長孔3の幅W(ふるわれたハンダボール2と同一サイズ)に対し、長孔3の長手方向の長さLを、1倍(300μm),2倍(600μm),3倍(900μm),5倍(1500μm),10倍(3000μm)と変化させた篩1をそれぞれ用意した。また、これら篩1でふるいにかけるハンダボール2としては、直径300μm及び質量200グラムのものを200万個用意し、篩1の表面にかかる圧力を10グラム/cmとした。
なお、それぞれの篩1の開口率は、40%と統一しており、また長さLを1倍とした時の篩1は、比較例3の構成と同一視することができる。
評価方法としては、上述のように用意した各篩1の上にハンダボール2を搭載し、超音波振動をかけることで篩1の表面上でハンダボール2を揺動させた。そして、全てのハンダボール2が篩1の長孔3を通過するまでの、ふるいの作業時間を測定し、ふるい速度を算出した。
図8は、長手方向(長辺)の長さLとふるい速度の関係を評価した結果を示す図である。なお、図8中のふるい速度は、長孔3の長辺の長さL及び長孔3の幅Wが300μmである篩1のふるい速度を基準(100%)とした値である(便宜上、篩1の孔を長孔3と表現しているが、この場合正方形となる)。
図8に示す評価結果から、長孔3の長辺が長いほど、ふるいの速度は上昇することが明らかとなった。また、長辺の長さLを幅Wの3倍とすることで、長辺の長さLが1,2倍である場合に比べ、ふるい速度が飛躍的に上昇し、3倍を超えるとふるい速度の上昇率が低下することが分かった。以上の結果から、篩1の強度との兼ね合いで長辺の長さLが2倍より上で、5倍未満であることが好ましく、3倍付近であることがより好ましいことが言える。
<ハンダボール2に与える影響について>
次に、篩1の孔の配置や孔形状がふるいにかけた後のハンダボール2に与える影響について評価した。
この評価では、実施例2の篩1と、図9に示す比較例4の篩1を用いて比較を行った。また、この篩1でふるいにかけるハンダボール2としては、直径300μm及び質量200グラムのものを200万個用意し、篩1の表面にかかる圧力を10グラム/cmとした。
なお、実施例2の篩1は、全体の大きさを直径50mmの円盤状とし、長孔3の長さLをハンダボール2の直径の3倍である900μmとし、幅Wをハンダボール2の直径と同一の300μmとした。一方、比較例4の篩1は、比較例3と同様に孔の形状が長孔3ではなく、ハンダボール2の直径と同一サイズの円形状とした。
評価方法としては、上述のように用意した各篩1の上にハンダボール2を搭載し、超音波振動をかけることで篩1の表面上でハンダボール2を揺動させた。そして、全てのハンダボール2が篩1の長孔3を通過した後、ふるわれたハンダボール2全体の中で傷を有するハンダボール2の存在確率を確かめた。また、ふるわれたハンダボール2全体の中で表面変色を有するハンダボール2の存在確率を確かめた。
これらの存在確率は、電子顕微鏡(メーカー:株式会社トプコン,型番:ABT−60)を用いて、ハンダボール2の表面状態を観察することによって評価した。
図10〜図12には、ハンダボール2の表面状態を示した電子顕微鏡写真を掲載している。図10(A)は、篩1によってふるう前のハンダボール2の電子顕微鏡写真(倍率:250倍)であり、(B)は(A)に示すハンダボール2を部分的に拡大した電子顕微鏡写真(倍率:500倍)である。図11(A)は、実施例2の篩1によってふるわれたハンダボール2の電子顕微鏡写真(倍率:250倍)であり、(B)は(A)に示すハンダボール2を部分的に拡大した電子顕微鏡写真(倍率:500倍)である。図12(A)は、比較例4の篩1によってふるわれたハンダボール2の電子顕微鏡写真(倍率:250倍)であり、(B)は(A)に示すハンダボール2を部分的に拡大した電子顕微鏡写真(倍率:500倍)である。
図11に示すように、実施例2の篩1でふるわれた各ハンダボール2の表面は、図10に示したふうる前のハンダボール2の表面と遜色がなく、傷や変色は全く存在しないことが明らかとなった。よって、傷又は変色を有するハンダボール2の存在確率は0%となった。なお、この評価において「傷」とは、倍率を500倍とした電子顕微鏡写真の中で視認可能な傷とし、この中で視認不可能な軽微な傷は含まないものとする。また、「変色」とは、倍率を500倍とした電子顕微鏡写真の中で人間の目で判別可能な変色とし、この中で判別不可能な軽微な変色は含まないものとする。
一方、図12に示すように、比較例4の篩1でふるわれたハンダボール2の中には、表面に傷を有しているハンダボール2が点在していることが明らかとなった。そこで、傷を有しているハンダボール2の個数を数えてその存在確率を調査したところ、7%となった。また、比較例4の篩1でふるわれたハンダボール2の中には、表面に変色を有しているハンダボール2が点在していることが明らかとなった。そこで、変色を有しているハンダボール2の個数を数えてその存在確率を調査したところ、3%となった。
以上の評価結果をまとめたものを、表2に示す。
<表面分析について>
次に、実施例2の篩1及び比較例4の篩1によってふるわれた各ハンダボール2に対して、表面分析(EDS分析)を行った。この分析では、エネルギー分散型X線分析装置(メーカー:日本フィリップス株式会社,型番:EDAX DX-4)を利用した。
図13は、実施例2の篩1によってふるわれたハンダボール2に対して、EDS分析を行った結果を示す図である。図14は、比較例4の篩1によってふるわれた変色を有するハンダボール2に対して、EDS分析を行った結果を示す図である。
図13及び図14に示すように、実施例2の篩1でふるわれたハンダボール2の表面と比較し、比較例4の篩1でふるわれたハンダボール2では、エネルギーの弱い軽元素側に炭素や酸素のピークが見られた。このことから、比較例4の篩1でふるわれたハンダボール2は、酸化によって変色したことが確認できた。
(変形例)
以上、本発明に係るいくつかの実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の篩装置における長孔の形状は、篩が振動を伴いながら作業することになるので、篩いの作業中に粒子に傷をつけることの無いように、図15(a)に示すような隅部に丸みを有することが望ましい。また、長孔の短い辺全体に丸みをもたせることも有効である。篩が上下の機械的振動に晒されやがては機械的疲労によってひび割れなどを生じるため、長孔に丸みが施されることにより、隅部が損傷されるこれを防ぐこともできる。なお、図15(b)に示すように、長孔の長手方向の辺についても直線的である必要はなく、むしろ丸みを帯びた形状(鎌形形状)であると、場合によっては面積の都合上良好の場合がある。
また、長孔の幅については、分級する粒子の径以上にしても、本発明の効果を備えることが可能である。
さらに、本発明の篩装置における篩の長孔の形状は、図15(c)〜(f)に示すような、十文字型形状[図15(c)]、平行四辺形形状[図15(d)]、ブーメラン型形状[図15(e)]、台形形状[図15(f)]であっても、上記実施例により得られる本発明の効果を得ることが可能であり、篩の効率を向上させ、篩い作業の生産性を大幅に改善させることが可能な篩とすることができ、場合によっては面積の都合上篩作業が高効率となる良好な結果が得られるものと期待できる。
さらにまた、実施例1〜2では、篩1の長孔3の長さLが分級する粒子の径の3倍である場合を説明したが、2倍,4倍,5倍,6倍等ハンダボール2の径よりも大きければ、本発明を適用することができる。
また、篩1における複数の長孔3は、長手方向の延長線上が互いに直交するように設けられる場合を説明したが、本発明では、少なくとも長手方向の延長線上が互いに交差するように設けられていれば良い。
さらに、篩1の振動手段としては、篩1を上下方向、左右方向のほか、ラジアル方向等に振動させても良いが、少なくとも平面2軸方向へ振動させるようにするものであれば、例えば手動による振動も含め如何なる手段をも採用できる。
さらにまた、実施例2の篩1でふるわれたハンダボール2のうち、表面に傷又は変色を有するハンダボールの存在確率は0%である場合を説明したが、各存在確率が少なくとも0.1%未満の存在確率となるようであれば、本発明を適用して分級されたハンダボール2とみなすことができる。
また、篩1における複数の長孔3全てが、長手方向の延長線上に互いに交差する必要はなく、例えば、篩1に複数のブロック(領域)を設け、各ブロック内に、互いに平行な長孔3を複数配置し、ある一方のブロック内の長孔3と他方のブロック内の長孔3とが、長手方向の延長線上で互いに交差するようにしても良い。
例えば、図16及び図17を用いて具体的に説明する。図16(A)は、ブロック内に設けられる長孔の配置の一例を示す図であって、(B)は、ブロック内に設けられる長孔の配置の別例を示す図であり、(C)は、ブロック内に設けられる長孔の配置の更なる別例を示す図である。図17(A)〜(C)は、ブロック同士の配置の一例を示す図である。
まず、図16(A)〜(C)に示すように、ブロックBL内には、互いに平行な長孔3が複数配置されている。このブロックBL内の長孔3の長手方向の長さLは、互いに異なっても良く、また長孔3の長手方向の長さLと長孔3の幅Wの比率も任意として良い。さらに、長孔3の配置も図16(A)及び(C)のように規則的なものや、図16(B)のようにランダムのものを適用できる。
そして、このようなブロックBLを篩1に複数設け、例えば、図17(A)に示すように、ある一方のブロックBL内の長孔3と他方のブロックBL内の長孔3とが、長手方向の延長線上で互いに直交するように各ブロックBLを配置する。また、図17(B)に示すように、ある一方のブロックBL内の長孔3と他方のブロックBL内の長孔3とが、長手方向の延長線上で互いに交差するように各ブロックBLを配置しても良く、その交差角度も任意として良い。さらに、図17(C)に示すように、篩1において各ブロックBLを放射状に配置しても良いし、この放射状の中心にもブロックBLを配置しても良い。なお、ブロックBL自体の大きさ及び形状も特に限定されない。
本発明は、上記実施例の如く、ハンダボールの分級に限定することなく、ベアリングボール、ダミーボール及びスペーサー用ボール、ガラスビーズ、液晶用スペーサー粒子等の各種の粒子、物体の分級するための篩に応用でき、その分級速度を高めることによって作業能率がアップする。このため、分級される粒子、あるいは物体のコストダウンに寄与可能となり、その効果は極めて大となる。特に、その効果は、ハンダボールをはじめ、球形粒子を分級する用途において最大化する。
1 篩(金属板)
2 ハンダボール(粒子)
3 長孔
5 追加電着
31 孔壁
a 中点
b 間隔
L 長孔の長手方向の長さ
W 長孔の幅
x ハンダボールの径(粒子の径)
t 追加電着の厚み
T1 篩の厚み
T2 追加電着した篩の厚み
Dφ 長孔の径
BL ブロック

Claims (13)

  1. 長孔を有する金属板の篩であって、
    前記長孔を、長手方向の延長線上が互いに交差するように複数設けたことを特徴とする篩。
  2. 前記長孔を、長手方向の延長線上が互いに直交するように複数設けたことを特徴とする請求項1に記載の篩。
  3. 前記長孔の幅を、分級する球状の粒子の径と等しくした、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の篩。
  4. 前記篩の表面側の長孔の幅が、前記篩の裏面側の長孔の幅より広くなるように、長孔の断面がすり鉢状とされ、前記篩の裏面側の長孔の幅が前記粒子の径と等しくされていることを特徴とする請求項3に記載の篩。
  5. 前記長孔は、長手方向の延長線上にて前記他の長孔の長手方向の中点と直交する、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の篩。
  6. 前記長孔の隅部を、丸みを有する形状とした、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の篩。
  7. 前記金属板にニッケル又はニッケル合金を用いた、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の篩。
  8. 前記金属板の表面に0.1μm〜2μmのフルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着した、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の篩。
  9. 前記長孔の長手方向の両孔壁に、1μm〜30μmの厚さになるまで、フルオロカーボン粒子をニッケルメッキでコンポジット電着した、
    ことを特徴とする請求項8に記載の篩。
  10. 少なくとも平面2軸方向へ振動する振動手段によって請求項1〜9の何れか1項に記載の篩を振動させる、
    ことを特徴とする篩装置。
  11. 請求項10に記載の篩装置で分級された複数のハンダボールであって、
    前記複数のハンダボールのうち、表面に傷を有するハンダボールの存在確率が0.1%未満であることを特徴とするハンダボール。
  12. 前記複数のハンダボールのうち、表面に変色を有するハンダボールの存在確率が0.1%未満であることを特徴とする請求項11に記載のハンダボール。
  13. 請求項10に記載の篩装置を用いて球状の球形粒子を篩う工程と、
    前記篩う工程により、前記長孔を通過した前記球形粒子を得る工程と、
    を有する球形粒子の篩い方法。
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