JPH05253546A - ふるい治具 - Google Patents
ふるい治具Info
- Publication number
- JPH05253546A JPH05253546A JP8989192A JP8989192A JPH05253546A JP H05253546 A JPH05253546 A JP H05253546A JP 8989192 A JP8989192 A JP 8989192A JP 8989192 A JP8989192 A JP 8989192A JP H05253546 A JPH05253546 A JP H05253546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holes
- opening diameter
- metal microspheres
- jig
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属微小球のふるい選別において、目詰まり
を起さず、スムーズに選別して金属微小球を通過でき
て、分級能力及び分級精度を向上できるふるい治具を提
供する。 【構成】 カップ状容器の底に、上面開口径が小さく下
面開口径の大きい選別孔が一定間隔に多数貫通穿設され
てなるふるい治具。
を起さず、スムーズに選別して金属微小球を通過でき
て、分級能力及び分級精度を向上できるふるい治具を提
供する。 【構成】 カップ状容器の底に、上面開口径が小さく下
面開口径の大きい選別孔が一定間隔に多数貫通穿設され
てなるふるい治具。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、微小球、特に球径 0.1
mm以下の金属球の分級選別に好適なふるい治具に関す
る。
mm以下の金属球の分級選別に好適なふるい治具に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、金属微小球の分級選別には、メッ
シュを利用したふるい選別や紡糸ノズルを利用したふる
い選別が行われていた。
シュを利用したふるい選別や紡糸ノズルを利用したふる
い選別が行われていた。
【０００３】ところで、メッシュを利用したふるい選別
は、メッシュの目合のばらつきが、例えば50μｍで±５
μｍと非常に大きい為、甚だ分級精度が悪かった。また
目詰まりを起し易い為、連続した分級選別ができず、頻
繁に目詰まりを除く作業を必要とした。
は、メッシュの目合のばらつきが、例えば50μｍで±５
μｍと非常に大きい為、甚だ分級精度が悪かった。また
目詰まりを起し易い為、連続した分級選別ができず、頻
繁に目詰まりを除く作業を必要とした。
【０００４】他方、紡糸口金を利用したふるい選別は、
紡糸孔の上部即ち原液導入孔が縦断面Ｖ字状となってい
るので、紡糸孔の上端開口径よりは小さいが下端開口径
よりも大きい金属微小球が紡糸孔に入り込むと目詰まり
を起し、早期に使用できなくなる。従って分級選別を中
断し、目詰まりした金属微小球を取り除く作業をしなけ
ればならないので、甚だ手間隙がかかった。
紡糸孔の上部即ち原液導入孔が縦断面Ｖ字状となってい
るので、紡糸孔の上端開口径よりは小さいが下端開口径
よりも大きい金属微小球が紡糸孔に入り込むと目詰まり
を起し、早期に使用できなくなる。従って分級選別を中
断し、目詰まりした金属微小球を取り除く作業をしなけ
ればならないので、甚だ手間隙がかかった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、目詰
まりを起さず、スムーズに金属微小球を通過できて分級
能力及び分級精度を向上できるふるい治具を提供しよう
とするものである。
まりを起さず、スムーズに金属微小球を通過できて分級
能力及び分級精度を向上できるふるい治具を提供しよう
とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のふるい治具は、カップ状容器の底に、上部が
開口径の小さいストレート孔、下部が開口径の大きい孔
となっている選別孔を一定間隔に多数貫通穿設してなる
ものである。
の本発明のふるい治具は、カップ状容器の底に、上部が
開口径の小さいストレート孔、下部が開口径の大きい孔
となっている選別孔を一定間隔に多数貫通穿設してなる
ものである。
【０００７】
【作用】上記のように構成された本発明のふるい治具に
より金属微小球をふるい選別すると、選別孔に金属微小
球がころがり、開口径より小さい金属微小球はスムーズ
に通過して下方に落下し、分級される。開口径より大き
い金属微小球は選別孔の入口を塞ぐが、刷毛等によりは
じくことにより入口から除くことができるので、目詰ま
りを起すことが極めて少ない。
より金属微小球をふるい選別すると、選別孔に金属微小
球がころがり、開口径より小さい金属微小球はスムーズ
に通過して下方に落下し、分級される。開口径より大き
い金属微小球は選別孔の入口を塞ぐが、刷毛等によりは
じくことにより入口から除くことができるので、目詰ま
りを起すことが極めて少ない。
【０００８】
【実施例】本発明のふるい治具の一実施例と従来例につ
いて説明する。
いて説明する。
【０００９】先ず実施例について説明すると、図１に示
すようにフランジ１の外径 100mm、容器外径80mm、高さ
10mm、肉厚 0.3mmのＳＵＳ316 よりなるカップ状容器２
の底に、上部が開口径0.05mm、深さ0.05mmのストレート
孔３と下部が開口径 0.2mm、深さ 0.025mmの逆テーパ孔
４とよりなる選別孔５が 0.6mm間隔に１万個貫通穿設さ
れている。
すようにフランジ１の外径 100mm、容器外径80mm、高さ
10mm、肉厚 0.3mmのＳＵＳ316 よりなるカップ状容器２
の底に、上部が開口径0.05mm、深さ0.05mmのストレート
孔３と下部が開口径 0.2mm、深さ 0.025mmの逆テーパ孔
４とよりなる選別孔５が 0.6mm間隔に１万個貫通穿設さ
れている。
【００１０】次に従来例について説明すると、図４に示
すようにフランジ１の外径 100mm、胴部外径80mm、高さ
10mm、肉厚 0.3mmのＳＵＳ316 よりなる紡糸口金板２′
の底に、上端開口径 0.2mm、深さ0.25mm、テーパ角33度
の原液導入孔６とその底の開口径0.05mm、深さ0.05mmの
原液吐出孔７とよりなる紡糸孔８が 0.6mm間隔に１万個
貫通穿設されている。
すようにフランジ１の外径 100mm、胴部外径80mm、高さ
10mm、肉厚 0.3mmのＳＵＳ316 よりなる紡糸口金板２′
の底に、上端開口径 0.2mm、深さ0.25mm、テーパ角33度
の原液導入孔６とその底の開口径0.05mm、深さ0.05mmの
原液吐出孔７とよりなる紡糸孔８が 0.6mm間隔に１万個
貫通穿設されている。
【００１１】このように構成された実施例及び従来例の
ふるい治具を使用し、Ｐｔ−Ｉｒ10％よりなる貴金属微
小球1000g(球径50μｍ以下の微小球含有率10％）を夫々
ふるい選別した処、従来例のふるい治具では球径50μｍ
以上の微小球が紡糸孔８に直ぐに目詰まりし、選別作業
を中断し、紡糸孔８の目詰まりを解消する作業を行い、
再びふるい選別を行うことを数百回繰り返し、100gの球
径50μｍ以下の微小球を選別し終るのに14時間要した
が、実施例のふるい治具では目詰まりが非常に少なく、
目詰まりは刷毛で軽くワイピングすることにより解消さ
れ、選別作業を中断することなく100gの球径50μｍ以下
の微小球を選別し終るのに２時間しか要せず、分級能率
が高かった。
ふるい治具を使用し、Ｐｔ−Ｉｒ10％よりなる貴金属微
小球1000g(球径50μｍ以下の微小球含有率10％）を夫々
ふるい選別した処、従来例のふるい治具では球径50μｍ
以上の微小球が紡糸孔８に直ぐに目詰まりし、選別作業
を中断し、紡糸孔８の目詰まりを解消する作業を行い、
再びふるい選別を行うことを数百回繰り返し、100gの球
径50μｍ以下の微小球を選別し終るのに14時間要した
が、実施例のふるい治具では目詰まりが非常に少なく、
目詰まりは刷毛で軽くワイピングすることにより解消さ
れ、選別作業を中断することなく100gの球径50μｍ以下
の微小球を選別し終るのに２時間しか要せず、分級能率
が高かった。
【００１２】尚、本発明のふるい治具の選別孔５は、上
記実施例の形状に限るものではなく、図２に示すように
上部が小径のストレート孔３、下部が大径のストレート
孔３′よりなる選別孔５′でも良いものである。また図
３に示すように逆テーパの選別孔５″でも良い。しかし
製作精度の点からは図１及び図２に示す選別孔５、５′
が好ましい。
記実施例の形状に限るものではなく、図２に示すように
上部が小径のストレート孔３、下部が大径のストレート
孔３′よりなる選別孔５′でも良いものである。また図
３に示すように逆テーパの選別孔５″でも良い。しかし
製作精度の点からは図１及び図２に示す選別孔５、５′
が好ましい。
【００１３】
【発明の効果】以上の通り本発明のふるい治具によれ
ば、金属微小球のふるい選別において、目詰まりを起さ
ず、スムーズに選別して金属微小球を通過できるので、
分級能力及び分級精度を向上できる。
ば、金属微小球のふるい選別において、目詰まりを起さ
ず、スムーズに選別して金属微小球を通過できるので、
分級能力及び分級精度を向上できる。
【図１】本発明のふるい治具の一実施例を示す図であ
る。
る。
【図２】本発明のふるい治具における選別孔の他の例を
示す図である。
示す図である。
【図３】本発明のふるい治具における選別孔のさらに他
の例を示す図である。
の例を示す図である。
【図４】従来のふるい治具の一例を示す図である。
２ カップ状の容器 ３ 小径のストレート孔 ４ 逆テーパ孔 ５ 選別孔
Claims (1)
- 【請求項１】 カップ状容器の底に、上面開口径が小さ
く下面開口径の大きい選別孔が一定間隔に多数貫通穿設
されてなるふるい治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8989192A JPH05253546A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | ふるい治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8989192A JPH05253546A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | ふるい治具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05253546A true JPH05253546A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=13983368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8989192A Pending JPH05253546A (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | ふるい治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05253546A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006026466A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Seirei Ind Co Ltd | 選別機の微石粒除去装置 |
| KR100671436B1 (ko) * | 2004-08-31 | 2007-01-18 | 성신양회 주식회사 | 시멘트 원료분쇄기의 세그먼트에 대한 슬롯트 홀 형성 방법 |
| US20110120920A1 (en) * | 2009-11-24 | 2011-05-26 | M-I L.L.C. | Flanged perforated metal plate for separation of pellets and particles |
| JP2014506834A (ja) * | 2011-02-28 | 2014-03-20 | テガ インダストリーズ リミテッド | ふるい分けパネル |
| JP2014200697A (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-27 | 三菱電機株式会社 | 選別装置、及び選別方法 |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP8989192A patent/JPH05253546A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006026466A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Seirei Ind Co Ltd | 選別機の微石粒除去装置 |
| KR100671436B1 (ko) * | 2004-08-31 | 2007-01-18 | 성신양회 주식회사 | 시멘트 원료분쇄기의 세그먼트에 대한 슬롯트 홀 형성 방법 |
| US20110120920A1 (en) * | 2009-11-24 | 2011-05-26 | M-I L.L.C. | Flanged perforated metal plate for separation of pellets and particles |
| US8317030B2 (en) * | 2009-11-24 | 2012-11-27 | M-I L.L.C. | Flanged perforated metal plate for separation of pellets and particles |
| US9296028B2 (en) | 2009-11-24 | 2016-03-29 | M-I L.L.C. | Flanged perforated metal plate for separation of pellets and particles |
| JP2014506834A (ja) * | 2011-02-28 | 2014-03-20 | テガ インダストリーズ リミテッド | ふるい分けパネル |
| JP2014200697A (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-27 | 三菱電機株式会社 | 選別装置、及び選別方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101137684B1 (ko) | 체, 선별 장치, 땜납 볼 및 구형 입자의 선별 방법 | |
| JPH05253546A (ja) | ふるい治具 | |
| CN205550833U (zh) | 漩涡振荡筛 | |
| CN206168781U (zh) | 一种复合型超声波振动筛 | |
| US4194970A (en) | Method for screening particulate materials | |
| IE892269A1 (en) | Screening apparatus | |
| CN208303244U (zh) | 一种空心胶囊剔废机构及生产设备 | |
| JP2010253461A (ja) | 篩、篩装置、ハンダボール及び球形粒子の篩い方法 | |
| JP2002035698A (ja) | 風力篩装置及び篩網構造 | |
| CN212524457U (zh) | 一种固体有机废弃物破碎分选一体机 | |
| JP2009066498A (ja) | 篩網 | |
| CN211027008U (zh) | 一种金葱粉过筛装置 | |
| KR200253893Y1 (ko) | 분급성능을 극대화한 볼트레이가 구비된 진동선별기 | |
| JPS60161777A (ja) | 乾電池分別装置 | |
| CN205673045U (zh) | 烧结钕铁硼粗粉筛分装置 | |
| CN215313871U (zh) | 一种工程施工用筛料装置 | |
| CN219253215U (zh) | 一种具有过滤功能的配料仓 | |
| CN209849288U (zh) | 一种高效筛面 | |
| JPH06254497A (ja) | 金属微小球の選別方法 | |
| CN207899754U (zh) | 一种核桃三级筛选装置 | |
| CN214439976U (zh) | 一种有色金属连续分离提纯系统 | |
| CN215142005U (zh) | 一种片剂生产中残次片剂的剔除装置 | |
| JP2530151Y2 (ja) | 篩 網 | |
| KR200238020Y1 (ko) | 분말 선별기 | |
| JP3185192B2 (ja) | 穀粒搬送工程中に設置する異物除去装置 |