JP2010251635A - 配線基板取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 板金製フレームと配線基板との相互間の隙間に支持体を介在させることによって配線基板の撓み変形を抑制し得るものでありながら、支持体と配線基板との重なり箇所の面積をできるだけ狭くして、支持体による配線基板上での電子部品の配置の制約を緩和させる。
【解決手段】 支持体30としての捨て基板40の一端縁41が配線基板20の裏面21に重なり合い、捨て基板40の他端縁42が板金製フレーム10の板面14に重なり合っている。配線基板に加えられる負荷Fが、捨て基板40を介して板金製フレーム10によって受け止められる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、板金製フレームに隙間を隔てて固着された配線基板の撓み変形を防止するための対策が講じられている配線基板取付け構造に関する。
この種の配線基板取付け構造は、液晶型テレビジョン受像機やDVDドライブといったディスク装置などに採用されている。この配線基板取付け構造に採用されている基本的な考え方は、板金製フレームと配線基板との隙間に支持体を介在させておき、板金製フレームによって支えられた上記支持体によって、配線基板が負荷を受けて板金製フレームに近付く方向に撓み変形することを阻止させようとするものである。
図7には従来例の要部を示してある。この従来例による配線基板取付け構造では、上記支持体として、板金製フレーム10の適所に絞り加工を施して形成した台形状の膨出部11を利用している。すなわち、複数箇所がビス止めなどの適宜手段で板金製フレーム10の取付部に固着されている配線基板20を、支持体としての上記膨出部11の平坦な頂部12に重ね合わせてある。この構成であると、配線基板20に加えられる負荷(矢印F)が、板金製フレーム10に備わっている支持体としての膨出部11によって受け止められるために、配線基板20が負荷を受けて上記フレーム10に近付く方向に撓み変形することが阻止される。
一方、プリント配線基板が半田ディッピング工程で熱影響によって反り変形を起こすことを防ぐための対策が提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平5−183277号公報 実開平5−59881号公報 実開2001−57469号公報
しかしながら、図7を参照して説明した従来例には次の問題点があった。すなわち、この従来例は、板金製フレーム10に設けられている支持体としての膨出部11の平坦な頂部12に配線基板20の裏面が重なり合っているので、配線基板20の上記頂部12との重なり箇所には、回路パターンや半田付けランドなどを形成することができない。また、配線基板20の複数箇所に実装される電子部品の相互間で、一定の沿面距離を確保することが要求されるような場合には、配線基板20の上記頂部12との重なり箇所に電子部品を実装することができないために、配線基板20上での電子部品の実装箇所の広さが上記重なり箇所の存在によって大幅に狭められることになる。そのため、実装の高密度化が要求される配線基板20にあっては、配線基板上の電子部品の実装箇所の広さをできるだけ狭めずに、配線基板の撓み変形を阻止する機能を発揮する支持体についての研究が行われている。
ところで、特許文献1、同文献2、同文献3などによって提案されているものは、プリント配線基板自体に、まっすぐな長い金属製の帯片や金属製の枠組みを取り付けることにより、それらの帯片や枠組みに、半田ディッピング工程での熱影響によってプリント配線基板が反り変形することを防止する保形用リブとしての機能を持たせてあるに過ぎない。そのため、これらの特許文献によって提案されている技術は、上記したような板金製フレームに配線基板が取り付けられているような配線基板取付け構造には、そのままでは適用することができない。
本発明は以上の状況に鑑みてなされたものであり、板金製フレームと配線基板との相互間の隙間に上記支持体を介在させることを基本としているものでありながら、配線基板上での電子部品の配置の制約を緩和させることのできる配線基板取付け構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記支持体を設けることによっても部品コストの高騰をきたすことのない配線基板取付け構造を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、上記支持体を、板金製フレームや配線基板に動かないように取り付けることができるようにして、支持体の機能信頼性を高めることのできる配線基板取付け構造を提供することを目的とする。
本発明に係る配線基板取付け構造では、板金製フレームとの相互間に隙間を隔てて対面された配線基板の複数箇所が、上記フレームに設けられた取付部に上記隙間を保持して固着されている。また、上記フレームと上記配線基板との相互間の上記隙間に、上記配線基板が負荷を受けて上記フレームに近付く方向に撓み変形することを阻止する支持体が介在されている。そして、その支持体に、配線基板切出し用原板から割り出された捨て基板が用いられ、その捨て基板の一端縁が上記配線基板の裏面に重なり合い、かつ、その捨て基板の他端縁が上記フレームの板面に重なり合って、配線基板に加えられる上記負荷が当該捨て基板を介して上記フレームによって受け止められるように構成されている。なお、ここでいう「配線基板の裏面」とは、板金製フレームの板面に対面している配線基板の板面のことである。
この構成を有する本発明によると、支持体としての捨て基板の一端縁が配線基板の裏面に線状に重なり合うだけである。そのため、図7を参照して説明した膨出部11の平坦な頂部12が配線基板20の裏面に面状に重なり合うものに比べると、支持体に対する配線基板の重なり面積が極端に小さくなる結果、それだけ配線基板上での電子部品の配置の制約が緩和されるようになる。また、支持体に捨て基板を利用しているので、支持体を用いているにもかかわらず、部品コストが高くつくという事態をきたさない。
本発明では、支持体としての上記捨て基板の他端縁が上記フレームに成形された凹溝に嵌合されて、その捨て基板がその厚さ方向及び横幅方向で位置決めされていることが望ましい。この構成であると、支持体としての捨て基板の他端縁が動かないように位置決めされるために、それだけ支持体の機能信頼性、すなわち、配線基板に加えられる負荷を板金製フレームに受け止めさせる機能の信頼性が向上する。
上記した支持体の機能信頼性向上作用は、上記支持体が、十字形に組み合わされた2枚の上記捨て基板でなり、それら2枚の捨て基板の十字形を形作っている他端縁が上記フレームに成形された十字形の凹溝に嵌合されて、それら2枚の上記捨て基板のそれぞれが厚さ方向及び横幅方向で位置決めされているという構成を採用することによっていっそう高められる。
本発明では、支持体としての上記捨て基板と上記配線基板とが、係合機構を介して結合されて上記捨て基板の一端縁が上記配線基板の裏面に重なり合っているという構成を採用することが可能である。また、上記捨て基板が上記配線基板に半田付けにより固着されているという構成を採用することも可能である。これらの各発明によると、支持体としての捨て基板の一端縁が配線基板に動かないように保持されることになるので、上記した支持体の機能信頼性がいっそう向上する。
本発明において、上記係合機構には種々の構成のものを採用することが可能である。
たとえば、上記係合機構が、一端部に上記捨て基板が立上り姿勢で連設されかつ他端部に上記捨て基板に向かって突き出た爪片部が連設されているアームと、上記配線基板に開設されて上記捨て基板が挿入される第1開口と、上記配線基板に開設されて上記爪片部が挿入される第2開口と、上記配線基板の第1及び第2の各開口の相互間部位によって形成されて、第1開口に上記捨て基板が挿入されかつ第2開口に上記爪片部が挿入されることによって上記アームが重ね合わされるアーム重なり部と、上記配線基板により形成されて、第1開口に上記捨て基板を挿入しかつ第2開口に上記爪片部を挿入した後に、上記捨て基板及び上記アームの移動を伴って上記爪片部を第2開口の側部に移動させたときに、上記捨て基板の一端縁が重なり合う第1重なり部及び上記爪片部が重なり合う第2重なり部と、を有するものであってもよい。
また、上記係合機構が、一端部に上記捨て基板が立ち上り姿勢で連設されかつその他端部に立ち上がり姿勢で突き出された第1突片部が連設されているアームと、上記捨て基板の一端縁に立ち下がり姿勢で突き出された第2突片部と、上記配線基板に開設されて上記突片が連設された上記アームが挿入されるスリット状の開口と、上記配線基板に開設されて、上記開口に挿入した上記アームを、上記配線基板の他側の板面に沿わせて上記捨て基板の一端縁を上記配線基板の裏面に重ね合わせたときに、上記第1突片部が挿入される第1孔部及び上記第2突片部が挿入される第2孔部と、を有するものであってもよい。
以上のように、本発明によれば、板金製フレームと配線基板との相互間の隙間に介在された支持体としての捨て基板によって、配線基板が負荷を受けて板金製フレームに近付く方向に撓み変形することが阻止される。しかも、捨て基板の一端縁と配線基板との重なり箇所は線状になるためにその箇所の接触面積はきわめて狭い。そのため、部品コストの高騰をきたすことなく、配線基板上での電子部品の配置の制約を緩和させることが可能になる。したがって、配線基板への電子部品の高密度実装化を図りやすくなるだけでなく、たとえば配線基板に実装されたジャックにプラグを挿入するときに、その配線基板に加えられる負荷により配線基板が撓んで亀裂を生じたり割れたりするといった事態を、捨て基板を用いて未然に防止することが可能になる。
本発明に係る配線基板取付け構造を採用した液晶型テレビジョン受像機の概略構成を例示した側面図である。 捨て基板と板金製フレームとの基本的な組付け構造を示した断面図である。 (A)は支持体としての捨て基板を示した斜視図、(B)は捨て基板と板金製フレームとを示した分解斜視図、(C)は組付け構造を示した概略斜視図である。 (A)は支持体としての2枚の矩形の捨て基板を示した斜視図、(B)は2枚の捨て基板を組み合わせた状態の斜視図、(C)は、組み合わされた2枚の捨て基板と板金製フレームとを示した分解斜視図、同図(D)は組付け構造を示した概略斜視図である。 (A)は配線基板と支持体としての捨て基板とを示した分解斜視図、(B)は組付け初期段階の概略斜視図、(C)は組付け手順を示した平面図である。 (A)は捨て基板の側面図、(B)は配線基板の平面図、(C)は組付け初期段階の概略斜視図、(D)は組付け構造の断面図である。 従来例の要部を示した断面図である。
図1は本発明に係る配線基板取付け構造を採用した液晶型テレビジョン受像機の概略構成を例示した側面図である。この液晶型テレビジョン受像機は、液晶モジュールLの板金製フレーム10の複数箇所に設けられている取付部としてのビス止め片13に、配線基板20の複数箇所がビス止めによって固着されている。そして、板金製フレーム10と配線基板20とは、一定の隙間Sを隔てて対面している。また、配線基板20の下端近傍箇所に電気部品としてのジャックJが実装されていて、そのジャックJに相手方コネクタとしてのプラグPが抜き差しされるようになっている。なお、板金製フレーム10の内側には、液晶セルCにバックライトとしての蛍光管(不図示)が収容されている。
さらに、板金製フレーム10と配線基板20との相互間の隙間Sの複数箇所に支持体30が介在されている。そして、この支持体30によって、配線基板20が負荷を受けて板金製フレーム10に近付く方向に撓み変形することを阻止している。配線基板20に加えられる負荷としては、たとえば、ジャックJにプラグPを挿入するときに配線基板20に加えられる押圧力がある。
本発明において、上記支持体30には、配線基板切出し用原板から割り出された捨て基板が用いられる。以下、支持体30としての捨て基板の形状、捨て基板と板金製フレーム10との組付け構造、捨て基板と配線基板20との組付け構造などを説明する。
捨て基板と板金製フレームとの基本的な組付け構造を図2を参照して説明する。図2の事例では、支持体30としての矩形の捨て基板40を、板金製フレーム10と配線基板20との相互間の隙間Sに起立姿勢で介在させている。この構成であると、捨て基板40の一端縁41が配線基板20の裏面21に重なり合い、捨て基板40の他端縁42が板金製フレーム10の板面14に重なり合う。そのため、配線基板20に加えられる矢印F方向(板金製フレーム10に対抗する方向)の負荷が捨て基板40を介して板金製フレーム10によって受け止められる結果、配線基板20に撓み変形が生じにくくなる。したがって、配線基板20が撓み変形して亀裂や割れを生じることがなくなる。また、捨て基板40の一端縁41が配線基板20の裏面21に線状に重なり合うだけである。そのため、配線基板20の裏面に対する捨て基板40の重なり面積が極端に狭くなり、それだけ配線基板20での電子部品の配置の制約が緩和される。そのほか、支持体30にコストのかからない捨て基板40を利用しているので、支持体30を用いているにもかかわらず、部品コストが高くつくという事態をきたさない。
捨て基板と板金製フレームとの組付け構造の一例を図3を参照して説明する。同図(A)は支持体30としての矩形の捨て基板50を示した斜視図、同図(B)は捨て基板50と板金製フレーム10とを示した分解斜視図、同図(C)は組付け構造を示した概略斜視図である。
図3(A)のように、支持体30としての捨て基板50は矩形に形成されている。また、同図(B)のように、板金製フレーム10には、捨て基板50の厚さと横幅に見合う寸法の溝幅と溝長さとを有するまっすぐな凹溝15が絞り成形されている。一般的に凹溝15の溝幅は2mm程度、横長さは捨て基板50の横幅に見合う長さに適宜選定することが有効である。組付け構造では、同図(C)のように、捨て基板50の他端縁52が上記凹溝15に嵌まり込んでいる。この構成を採用すると、支持体30としての捨て基板50の他端縁52が、板金製フレーム10の凹溝15に嵌まり込んで動かないように厚さ方向及び横幅方向で位置決めされ、捨て基板50と板金製フレーム10及び配線基板20との垂直性を保持しやすくなる。そのため、配線基板(不図示)に加えられる負荷を板金製フレーム10に受け止めさせる機能の信頼性、すなわち支持体の機能信頼性が向上する。なお、捨て基板50の一端縁51は、図示していない配線基板の裏面に重ね合わされる(図2参照)。
捨て基板と板金製フレームとの組付け構造の変形例を図4を参照して説明する。同図(A)は支持体30としての2枚の矩形の捨て基板60,70を示した斜視図、(B)は2枚の捨て基板60,70を組み合わせた状態を示した斜視図、同図(C)は、互いに組み合わされた2枚の捨て基板60,70と板金製フレーム10とを示した分解斜視図、同図(D)は組付け構造を示した概略斜視図である。
図4(A)のように、支持体30としての2枚の捨て基板60,70は共に矩形に形成されていて、一方側の捨て基板60には、その他端縁62に始端を有するスリット状の切込み63が形成され、他方側の捨て基板70には、その一端縁71に始端を有するスリット状の切込み73が形成されている。同図(B)のように、2枚の捨て基板60,70は、それぞれの切込み63,73を噛み合わせることによって十字形に組み合わされている。これに対し、同図(C)のように、板金製フレーム10には十字形の凹溝16が絞り成形されている。十字形の凹溝16は、捨て基板60,70のそれぞれの厚さと横幅に見合う寸法の溝幅と溝長さとを有するまっすぐな2本の凹溝を十字形に交差させてなる。同図(D)のように、組付け構造では、十字形に組み合わされた2枚の捨て基板60,70の十字形の他端縁62,72が十字形の凹溝15に嵌まり込んでいる。この構成を採用すると、支持体30としての2枚の捨て基板60,70の他端縁52が、板金製フレーム10の十字形の凹溝16に嵌まり込んで2枚の捨て基板60,70のそれぞれの厚さ方向及び横幅方向で動かないように位置決めされて、2枚の捨て基板60,70と板金製フレーム10や配線基板20との垂直性が確実に保持される。そのため、上記した支持体30の機能信頼性が向上する。なお、2枚の捨て基板60,70の一端縁61,71は、図示していない配線基板の裏面に重ね合わされる(図2参照)。
捨て基板と配線基板との組付け構造の一例を図5を参照して説明する。同図(A)は配線基板20と支持体30としての捨て基板80とを示した分解斜視図、同図(B)は組付け初期段階の概略斜視図、同図(C)は組付け手順を示した平面図である。
図5の事例では、同図(C)に実線で示したように、支持体30としての矩形の捨て基板80が、係合機構100を介して配線基板20に結合されて、その捨て基板80の一端縁81(同図(A)(B)参照)が配線基板20の裏面21に重なり合っている。
同図(A)〜(C)に示したように、係合機構100は、一端部に捨て基板80が立ち上がり姿勢で連設され、他端部に捨て基板80に向かって突き出た首部121を有する爪片部120が連設されているアーム110と、配線基板20に開設されて捨て基板80が挿入される第1開口22と、配線基板20に開設されて上記爪片部120が挿入される第2開口23とを有する。さらに、アーム110が重なり合う配線基板20側のアーム重なり部24と、捨て基板80の一端縁81が重なり合う配線基板100側の第1重なり部25と、上記爪片部120が重なり合う配線基板100側の第2重なり部26と、を有している。そして、アーム重なり部24は、配線基板20の第1及び第2の各開口22,23の相互間部位によって形成されている。さらに、第1重なり部25は第1開口22の口縁部によって形成され、第2重なり部26は第2開口23の口縁部によって形成されている。
配線基板20に支持体30としての捨て基板80を組み付けるときには、最初の段階で、図5(A)の矢印aのように配線基板20の第1開口22に捨て基板80を挿入し、かつ、第2開口23に爪片部120を挿入する。この段階を行うと、同図(B)のように、アーム110がアーム重なり部24に重なり合う。また、同図(B)に実線で示し、同図(C)に仮想線で示したように、第1開口22から捨て基板80が突き出し、第2開口23から爪片部120が突き出す。次の段階では、同図(B)(C)に矢印Rで示したように、捨て基板80及びアーム110の移動を併せて爪片部120を第2開口23の側部に移動させる。このようにすると、捨て基板80の一端縁81(同図(A)参照)が第1重なり部25に重なり合い、爪片部120が第2重なり部26に重なり合う。なお、上記第2開口23には、爪片部120を第2開口23の側部に移動させるときに爪片部120に備わっている首部121を通過させる円弧溝27が連通している。
この係合機構100によると、支持体30としての捨て基板80及び爪片部120とアーム110とが共働して配線基板20を挟むので、捨て基板80が配線基板20に結合されることになる。したがって、捨て基板80の一端縁81及び爪片部120とアーム110との垂直間隔を配線基板20の厚さと同等にするか、あるいは、それより少し短い寸法に定めておくと、捨て基板80及び爪片部120とアーム110とが共働して配線基板20をがたつきなく挟み付けることになるので、捨て基板80が配線基板20にがたつきなく結合されることになり、捨て基板80の機能信頼性がいっそう向上するという利点がある。
上記捨て基板80には、図5(B)に示した別の矩形の捨て基板80’を組み合わせることにより、それらの2枚の捨て基板80,80’を十字形に形作ることも可能である。
なお、捨て基板80の他端縁82は板金製フレーム(不図示)に重ね合わされる。
捨て基板と配線基板との組付け構造の変形例を図6を参照して説明する。同図(A)は捨て基板90の側面図、同図(B)は配線基板の平面図、同図(C)は組付け初期段階の概略斜視図、同図(D)は組付け構造の断面図である。
図6の事例でも、支持体30としての矩形の捨て基板90が係合機構200(同図(D)参照)を介して配線基板20に結合されて、その捨て基板90の一端縁91が配線基板20の裏面21に重なり合っている。
同図(A)〜(D)に示したように、係合機構200は、一端部に捨て基板90が立ち上がり姿勢で連設され、他端部に立ち上がり姿勢で突き出された第1突片部220が連設されているアーム210と、捨て基板90の一端縁91に立ち下がり姿勢で突き出された第2突片部230とを有する。また、係合機構200は、同図(B)に示したように、配線基板20に開設されたスリット状の開口27と、その開口27の両側で配線基板20に開設された第1孔部28及び第2孔部29とを有する。
配線基板20に支持体30としての捨て基板90を組み付けるときには、最初の段階で、図6(C)のように配線基板20の開口27にアーム210を挿入する。次の段階で、開口27に挿入したアーム210を回動させて配線基板20の他側の板面に沿わせる。そして、同図(D)のように、捨て基板90の一端縁91を配線基板20の裏面21に重ね合わせ、第1突片部220を第1孔部220に挿入し、第2突片部230を第2孔部29に挿入する。このようにすることにより、係合機構200を介して支持体30としての捨て基板90が配線基板20に結合されることになる。
なお、捨て基板90の他端縁92は板金製フレーム(不図示)に重ね合わされる。
本発明において、上記した各捨て基板40,50,60,70,80,90は、配線基板20に半田付けにより固着されていることが望ましい。そのように各捨て基板を配線基板20に半田付けにより固着しておくと、各捨て基板が配線基板20に動かないように確実に結合されて、支持体30としての各捨て基板の機能信頼性がいっそう向上する。
上記した実施形態の配線基板取付け構造を図1に示した液晶型テレビジョン受像機に適用し、かつ、支持体30としての捨て基板を同図に示したジャックJの近傍位置で配線基板20と板金製フレーム10との相互間の隙間Sに図示のように介在させておくと、ジャックJにプラグPを挿入するときに配線基板20に加えられる負荷が、上記捨て基板を介して板金製フレーム10に受け止められる。そのため、配線基板20に生じる撓みが最少限度に抑制されて、配線基板20に亀裂が入ったり配線基板20が割れたりすることが未然に確実に防止されるという利点がある。
10 板金製フレーム
13 ビス止め片(取付部)
14 板金製フレームの板面
15,16 凹溝
20 配線基板
22 第1開口
23 第2開口
24 アーム重なり部
25 第1重なり部
26 第2重なり部
27 開口
28 第1孔部
29 第2孔部
30 支持体
40,50,60,70,80,90 捨て基板
41,51,61,71,81,91 捨て基板の一端縁
42,52,62,72,82,92 捨て基板の他端縁
100,200 係合機構
110 アーム
120 爪片部
210 アーム
220 第1突片部
230 第2突片部
S 隙間

Claims (7)

  1. 板金製フレームとの相互間に隙間を隔てて対面された配線基板の複数箇所が、上記フレームに設けられた取付部に上記隙間を保持して固着されている配線基板取付け構造において、
    フレームと配線基板との相互間の上記隙間に、上記配線基板が負荷を受けて上記フレームに近付く方向に撓み変形することを阻止する支持体が介在され、
    その支持体に、配線基板切出し用原板から割り出された捨て基板が用いられ、その捨て基板の一端縁が上記配線基板の裏面に重なり合い、かつ、その捨て基板の他端縁が上記フレームの板面に重なり合って、配線基板に加えられる上記負荷が当該捨て基板を介して上記フレームによって受け止められるように構成されていることを特徴とする配線基板取付け構造。
  2. 支持体としての上記捨て基板の他端縁が上記フレームに成形された凹溝に嵌合されて、その捨て基板がその厚さ方向及び横幅方向で位置決めされている請求項1に記載した配線基板取付け構造。
  3. 上記支持体が、十字形に組み合わされた2枚の上記捨て基板でなり、それら2枚の捨て基板の十字形を形作っている他端縁が上記フレームに成形された十字形の凹溝に嵌合されて、それら2枚の上記捨て基板のそれぞれが厚さ方向及び横幅方向で位置決めされている請求項1に記載した配線基板取付け構造。
  4. 支持体としての上記捨て基板と上記配線基板とが、係合機構を介して結合されて上記捨て基板の一端縁が上記配線基板の裏面に重なり合っている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した配線基板取付け構造。
  5. 上記捨て基板が上記配線基板に半田付けにより固着されている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載した配線基板取付け構造。
  6. 上記係合機構が、一端部に上記捨て基板が立上り姿勢で連設されかつ他端部に上記捨て基板に向かって突き出た爪片部が連設されているアームと、
    上記配線基板に開設されて上記捨て基板が挿入される第1開口と、
    上記配線基板に開設されて上記 爪片部が挿入される第2開口と、
    上記配線基板の第1及び第2の各開口の相互間部位によって形成されて、第1開口に上記捨て基板が挿入されかつ第2開口に上記爪片部が挿入されることによって上記アームが重ね合わされるアーム重なり部と、
    上記配線基板により形成されて、第1開口に上記捨て基板を挿入しかつ第2開口に上記爪片部を挿入した後に、上記捨て基板及び上記アームの移動を伴って上記爪片部を第2開口の側部に移動させたときに、上記捨て基板の一端縁が重なり合う第1重なり部及び上記爪片部が重なり合う第2重なり部と、
    を有する請求項4又は請求項5に記載した配線基板取付け構造。
  7. 上記係合機構が、一端部に上記捨て基板が立ち上り姿勢で連設されかつその他端部に立ち上がり姿勢で突き出された第1突片部が連設されているアームと、
    上記捨て基板の一端縁に立ち下がり姿勢で突き出された第2突片部と、
    上記配線基板に開設されて上記突片が連設された上記アームが挿入されるスリット状の開口と、
    上記配線基板に開設されて、上記開口に挿入した上記アームを、上記配線基板の他側の板面に沿わせて上記捨て基板の一端縁を上記配線基板の裏面に重ね合わせたときに、上記第1突片部が挿入される第1孔部及び上記第2突片部が挿入される第2孔部と、
    を有する請求項4又は請求項5に記載した配線基板取付け構造。
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