JP2010250866A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型のセンスアンプを有しながら、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止可能な不揮発性半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、ビット線BLと、制御端子に入力される選択信号C11に基づいて、ビット線BLとの導通状態が制御される選択トランジスタT11と、選択トランジスタT11を介してビット線BLと接続されるメモリ素子としての電気ヒューズF1と、ビット線BLに選択トランジスタT11と並列に接続された参照抵抗選択トランジスタT10と、参照抵抗選択トランジスタT10を介してビット線BLと接続される参照抵抗Rrefと、選択トランジスタT11と電気ヒューズF1との間の第1ノードの電圧と、参照抵抗選択トランジスタT10と参照抵抗Rrefとの間の第2ノードの電圧とをセンスするセンスアンプAMPと、を備えるものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、ビット線BLと、制御端子に入力される選択信号C11に基づいて、ビット線BLとの導通状態が制御される選択トランジスタT11と、選択トランジスタT11を介してビット線BLと接続されるメモリ素子としての電気ヒューズF1と、ビット線BLに選択トランジスタT11と並列に接続された参照抵抗選択トランジスタT10と、参照抵抗選択トランジスタT10を介してビット線BLと接続される参照抵抗Rrefと、選択トランジスタT11と電気ヒューズF1との間の第1ノードの電圧と、参照抵抗選択トランジスタT10と参照抵抗Rrefとの間の第2ノードの電圧とをセンスするセンスアンプAMPと、を備えるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、不揮発性半導体記憶装置に関し、特に電気的に溶断可能な電気ヒューズを記憶素子に用いた不揮発性半導体記憶装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などの半導体記憶装置の大容量化に伴い、製造歩留まりが低下してしまうのは避けられない問題である。このような問題を回路的に解決する技術として、不良メモリセルをあらかじめ余分に設けられたメモリセル領域(冗長セル領域)の正常なメモリセルに置換する冗長回路技術が知られている。通常、この置換制御に必要な不良メモリセル情報は、電気的溶断またはレーザ溶断によりプログラミングされたヒューズROM(Read Only Memory)に記憶される。
レーザ溶断されるヒューズを用いる場合、レーザ装置の導入、素子置換後の電気的検査などによりコストが増加するなどの問題があった。そこで、近年は電気的に溶断可能な電気ヒューズが主流になりつつある。非特許文献1のFig.10には、1つの電気ヒューズ及び1つの選択トランジスタからなるメモリセルを複数備えた不揮発性半導体記憶装置が開示されている。
Robson, N.、他9名、「Electrically Programmable Fuse (eFUSE): From Memory Redundancy to Autonomic Chips」、Custom Integrated Circuits Conference, 2007、2007年9月、p.799−804
非特許文献1のFig.6には、この不揮発性半導体記憶装置に用いられるセンスアンプとして、ラッチ型のセンスアンプが開示されている。このように、非特許文献1に開示された不揮発性半導体記憶装置では、オフセットやノイズによる誤読み出しを防ぐため、大型のセンスアンプを用いる必要があった。
本発明に係る不揮発性半導体記憶装置は、
ビット線と、
制御端子に入力される選択信号に基づいて、前記ビット線との導通状態が制御される選択トランジスタと、
前記選択トランジスタを介して前記ビット線と接続されるメモリ素子としての電気ヒューズと、
前記ビット線に前記選択トランジスタと並列に接続された参照抵抗選択トランジスタと、
前記参照抵抗選択トランジスタを介して前記ビット線と接続される参照抵抗と、
前記選択トランジスタと前記電気ヒューズとの間の第1ノードの電圧と、前記参照抵抗選択トランジスタと前記参照抵抗との間の第2ノードの電圧とをセンスするセンスアンプと、を備えるものである。
ビット線と、
制御端子に入力される選択信号に基づいて、前記ビット線との導通状態が制御される選択トランジスタと、
前記選択トランジスタを介して前記ビット線と接続されるメモリ素子としての電気ヒューズと、
前記ビット線に前記選択トランジスタと並列に接続された参照抵抗選択トランジスタと、
前記参照抵抗選択トランジスタを介して前記ビット線と接続される参照抵抗と、
前記選択トランジスタと前記電気ヒューズとの間の第1ノードの電圧と、前記参照抵抗選択トランジスタと前記参照抵抗との間の第2ノードの電圧とをセンスするセンスアンプと、を備えるものである。
読み出し動作時に、選択トランジスタ、電気ヒューズ、参照抵抗選択トランジスタ、及び参照抵抗が、増幅器として動作するため、小型のセンスアンプであっても、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止することができる。
本発明によれば、小型のセンスアンプを有しながら、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性半導体記憶装置は、ビット線BL、n個(nは自然数)のメモリセルMC1〜MCn、参照抵抗Rref、参照抵抗選択トランジスタT10、読み出し専用選択トランジスタT30、センスアンプAMP、読み出し用電流源トランジスタT21、書き込み用電流源トランジスタT22を備えている。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性半導体記憶装置は、ビット線BL、n個(nは自然数)のメモリセルMC1〜MCn、参照抵抗Rref、参照抵抗選択トランジスタT10、読み出し専用選択トランジスタT30、センスアンプAMP、読み出し用電流源トランジスタT21、書き込み用電流源トランジスタT22を備えている。
また、メモリセルMC1は、ヒューズF1、選択トランジスタT11、読み出し専用選択トランジスタT31を備えている。同様に、メモリセルMC2は、ヒューズF2、選択トランジスタT12、読み出し専用選択トランジスタT32を、メモリセルMC3は、ヒューズF3、選択トランジスタT13、読み出し専用選択トランジスタT33を、メモリセルMCnは、ヒューズFn、選択トランジスタT1n、読み出し専用選択トランジスタT3nを備えている。
参照抵抗Rrefの一端は接地され(接地電位GND)、他端は参照抵抗選択トランジスタT10のドレインと読み出し専用選択トランジスタT30のソースとの間のノードに接続されている。また、参照抵抗Rrefの抵抗値は、例えばヒューズF1〜Fnの溶断時抵抗値と非溶断時抵抗値との中間の値とすればよい。
参照抵抗選択トランジスタT10はPMOSトランジスタである。参照抵抗選択トランジスタT10のソースはビット線BLに接続され、ゲートには選択信号C10が入力される。一方、読み出し専用選択トランジスタT30はNMOSトランジスタである。読み出し専用選択トランジスタT30のドレインはセンスアンプAMPの非反転入力端子に接続され、ゲートには選択信号C20が入力される。
メモリセルMC1において、ヒューズF1の一端は接地され、他端は選択トランジスタT11のドレインと読み出し専用選択トランジスタT31のソースとの間のノードに接続されている。選択トランジスタT11はPMOSトランジスタである。選択トランジスタT11のソースはビット線BLに接続され、ゲートには選択信号C11が入力される。一方、読み出し専用選択トランジスタT31はNMOSトランジスタである。読み出し専用選択トランジスタT31のドレインはセンスアンプAMPの反転入力端子に接続され、ゲートには選択信号C21が入力される。
同様に、メモリセルMC2において、ヒューズF2の一端は接地され、他端は選択トランジスタT12のドレインと読み出し専用選択トランジスタT32のソースとの間のノードに接続されている。選択トランジスタT12はPMOSトランジスタである。選択トランジスタT12のソースはビット線BLに接続され、ゲートには選択信号C12が入力される。一方、読み出し専用選択トランジスタT32はNMOSトランジスタである。読み出し専用選択トランジスタT32のドレインはセンスアンプAMPの反転入力端子に接続され、ゲートには選択信号C22が入力される。
同様に、メモリセルMC3において、ヒューズF3の一端は接地され、他端は選択トランジスタT13のドレインと読み出し専用選択トランジスタT33のソースとの間のノードに接続されている。選択トランジスタT13はPMOSトランジスタである。選択トランジスタT13のソースはビット線BLに接続され、ゲートには選択信号C13が入力される。一方、読み出し専用選択トランジスタT33はNMOSトランジスタである。読み出し専用選択トランジスタT33のドレインはセンスアンプAMPの反転入力端子に接続され、ゲートには選択信号C23が入力される。
その他のメモリセルも同様である。すなわち、メモリセルMCnにおいて、ヒューズFnの一端は接地され、他端は選択トランジスタT1nのドレインと読み出し専用選択トランジスタT3nのソースとの間のノードに接続されている。選択トランジスタT1nはPMOSトランジスタである。選択トランジスタT1nのソースはビット線BLに接続され、ゲートには選択信号C1nが入力される。一方、読み出し専用選択トランジスタT3nはNMOSトランジスタである。読み出し専用選択トランジスタT3nのドレインはセンスアンプAMPの反転入力端子に接続され、ゲートには選択信号C2nが入力される。
読み出し用電流源トランジスタT21、書き込み用電流源トランジスタT22は、それぞれ読み出し動作時、書き込み動作時にビット線BLを選択するためのPMOSトランジスタであって、その際定電流源として機能する電流源トランジスタである。読み出し用電流源トランジスタT21、書き込み用電流源トランジスタT22のソースはいずれも電源(電源電位VDD)に接続され、ドレインはいずれもビット線BLに接続されている。読み出し用電流源トランジスタT21のゲートには、読み出し制御信号RCが入力される。一方、書き込み用電流源トランジスタT22のゲートには、書き込み制御信号WCが入力される。
また、書き込み用電流源トランジスタT22は大電流を生成する大型のトランジスタである。書き込み用電流源トランジスタT22により生成された電流により、ヒューズF1〜Fnの溶断が可能となる。一方、読み出し用電流源トランジスタT21は書き込み用電流源トランジスタT22に比べ低電流を生成するためのトランジスタである。
動作の詳細については後述するが、読み出し対象メモリセルをメモリセルMC1とすると、読み出し動作時には、参照抵抗選択トランジスタT10と選択トランジスタT11とがいずれもオンとなる。そして、参照抵抗選択トランジスタT10と参照抵抗Rrefとの間のノードの電位と、選択トランジスタT11とヒューズF1との間のノードの電位とが、読み出し動作時にオンとなる読み出し専用選択トランジスタT30、T31を介してセンスアンプAMPによりセンスされる。この際、読み出し用電流源トランジスタT21により生成された定電流が、参照抵抗Rrefを通過する経路と、ヒューズF1を通過する経路とに分岐される。そのため、センスアンプAMPによりセンスされる2つのノード間の電位差が増幅される。
このように、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、読み出し用電流源トランジスタT21、参照抵抗選択トランジスタT10、選択トランジスタT11、参照抵抗Rref、ヒューズF1により増幅回路が構成される。そして、増幅回路により増幅された信号がセンスアンプAMPに入力される。このそのため、センスアンプAMPの回路構成を簡易にし、小型化することができる。また、小型のセンスアンプAMPであっても、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止することができる。
図2は、図1におけるセンスアンプAMPの具体的構成の一例を示す回路図である。このセンスアンプAMPは、2つのNMOSトランジスタT41、T42及び2つのPMOSトランジスタT43、T44から構成されている。NMOSトランジスタT41、T42は入力トランジスタであり、いずれもソースが接地されている。また、NMOSトランジスタT41、T42のドレインは、それぞれPMOSトランジスタT43、T44のドレインに接続されている。そして、NMOSトランジスタT41のゲートが非反転入力端子、NMOSトランジスタT42のゲートが反転入力端子を構成している。
PMOSトランジスタT43、T44のソースは、いずれも電源に接続されている。また、PMOSトランジスタT43、T44のゲートは互いに接続され、かつ、PMOSトランジスタT44のドレインに接続されている。すなわち、PMOSトランジスタT43、T44はカレントミラーを構成している。そして、PMOSトランジスタT43のドレインとNMOSトランジスタT41のドレインとの間のノードから出力信号OUTが出力される。
次に図3、図4のタイミングチャートを用いて書き込み動作及び読み込み動作について説明する。図3は、書き込み動作時のタイミングチャートである。また、図4は、読み取り動作時のタイミングチャートである。まず、図3を用いて書き込み動作について説明する。
書き込み動作時は、書き込み制御信号WCがL(Low)となる。すなわち、図3に示すように、書き込み制御信号WCがH(High)からLへ切り替わることにより、PMOSトランジスタである書き込み用電流源トランジスタT22がオンとなり、書き込み用の電流が生成される。ここで、Hの電位は電源電位VDD、Lの電位は接地電位GNDである。
次に、書き込み対象メモリセルを順次選択し、書き込み対象メモリセルのヒューズを溶断することにより、記憶情報を書き込む。図3の例では、書き込み対象メモリセルとして、メモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnが順次選択される。すなわち、メモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnが選択される期間だけ、各メモリセルの選択トランジスタT11、T12、T13、・・・、T1nのゲートに入力される選択信号C11、C12、C13、・・・、C1nが、Lとなる。すなわち、PMOSトランジスタである選択トランジスタT11、T12、T13、・・・、T1nがオンとなる。そして、選択されたメモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnのヒューズF1、F2、F3、・・・、Fnが、書き込み用電流源トランジスタT22により生成された電流により、順次溶断されていく。
なお、書き込み動作時は、読み出し用電流源トランジスタT21、参照抵抗選択トランジスタT10、読み出し専用選択トランジスタT30〜T3nは常時オフである。そのため、図3に示すように、PMOSトランジスタである読み出し用電流源トランジスタT21、参照抵抗選択トランジスタT10のゲートに入力される読み出し制御信号RC、選択信号C10は常にHである。また、NMOSトランジスタである読み出し専用選択トランジスタT30〜T3nのゲートに入力される選択信号C20〜C2nは常にLである。また、出力信号OUTは常に不定値Xとなる。
次に、図4を用いて読み出し動作について説明する。読み出し動作時は、読み出し制御信号RCがL(Low)となる。すなわち、図4に示すように、読み出し制御信号RCがH(High)からLへ切り替わることにより、PMOSトランジスタである読み出し用電流源トランジスタT21がオンとなり、読み出し用の電流が生成される。ここで、Hの電位は電源電位VDD、Lの電位は接地電位GNDである。
また、読み出し動作時は、参照抵抗選択トランジスタT10及び参照抵抗Rref用の読み出し専用選択トランジスタT30は、常にオンとなる。すなわち、図4に示すように、PMOSトランジスタである参照抵抗選択トランジスタT10のゲートに入力される選択信号C10は常にLである。NMOSトランジスタである読み出し専用選択トランジスタT30のゲートに入力される選択信号C20は常にHである。
次に、読み出し対象メモリセルを順次選択し、センスアンプAMPによりセンスすることにより、記憶情報を読み出す。図4の例では、読み出し対象メモリセルとして、メモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnが順次選択される。
具体的には、メモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnが選択される期間だけ、各メモリセルの選択トランジスタT11、T12、T13、・・・、T1nのゲートに入力される選択信号C11、C12、C13、・・・、C1nが、Lとなる。すなわち、PMOSトランジスタである選択トランジスタT11、T12、T13、・・・、T1nがオンとなる。
また、メモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnが選択される期間だけ、各メモリセルの読み出し専用選択トランジスタT31、T32、T33、・・・、T3nのゲートに入力される選択信号C21、C22、C23、・・・、C2nが、Hとなる。すなわち、NMOSトランジスタである読み出し専用選択トランジスタT31、T32、T33、・・・、T3nがオンとなる。
そして、選択されたメモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnのヒューズF1、F2、F3、・・・、Fnの溶断、非溶断に応じた記憶情報が、読み出し用電流源トランジスタT21により生成された電流により読み出される。その結果、選択されたメモリセルMC1、MC2、MC3、・・・、MCnに格納されたデータD1、D2、D3、・・・、Dnが順次出力信号OUTとして出力される。図1の例では、ヒューズF1〜Fnが溶断されている場合の出力信号OUTはL、溶断されていない場合の出力信号OUTはHとなる。
なお、読み出し動作時は、書き込み用電流源トランジスタT22は常時オフである。そのため、図4に示すように、PMOSトランジスタである書き込み用電流源トランジスタT22のゲートに入力される書き込み制御信号WCは常にHである。また、読み出し対象メモリセルを選択する期間外の出力信号OUTは不定値Xとなる。
上述の通り、読み出し対象メモリセルをメモリセルMC1とすると、読み出し動作時には、参照抵抗選択トランジスタT10と選択トランジスタT11とがいずれもオンとなる。そして、参照抵抗選択トランジスタT10と参照抵抗Rrefとの間のノードの電位と、選択トランジスタT11とヒューズF1との間のノードの電位とが、読み出し専用選択トランジスタT10、T11を介してセンスアンプAMPによりセンスされる。この際、読み出し用電流源トランジスタT21により生成された定電流が、参照抵抗Rrefを通過する経路と、ヒューズF1を通過する経路とに分岐される。そのため、センスアンプAMPによりセンスされる2つのノード間の電位差が増幅される。
なお、書き込み動作時のバイアスと、読み出し動作時のバイアスとを変化させれば、書き込み用電流源トランジスタT22と読み出し用電流源トランジスタT21とを1つのトランジスタで兼用することも可能である。しかしながら、本実施の形態において、書き込み用電流源トランジスタT22とは別に読み出し用電流源トランジスタT21を専用に設けた理由は、読み出し動作時のバイアスを最適化し、当該2つのノード間の電位増幅を最大化するためである。
このように、本実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、読み出し動作時に、読み出し用電流源トランジスタT21、参照抵抗選択トランジスタT10、選択トランジスタT11、参照抵抗Rref、ヒューズF1により増幅回路が構成される。そして、増幅回路により増幅された信号がセンスアンプAMPに入力される。このそのため、センスアンプAMPの回路構成を簡易にし、小型化することができる。また、小型のセンスアンプAMPであっても、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性半導体記憶装置は、図2に示した不揮発性半導体記憶装置におけるトランジスタの極性が反転されたものである。その他の構成は図2に示した不揮発性半導体記憶装置と同様であるから、説明を省略する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性半導体記憶装置は、図2に示した不揮発性半導体記憶装置におけるトランジスタの極性が反転されたものである。その他の構成は図2に示した不揮発性半導体記憶装置と同様であるから、説明を省略する。
図5に示した不揮発性半導体記憶装置でも、実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、読み出し動作時に、読み出し用電流源トランジスタT21、参照抵抗選択トランジスタT10、選択トランジスタT11、参照抵抗Rref、ヒューズF1により増幅回路が構成される。そして、増幅回路により増幅された信号がセンスアンプAMPに入力される。このそのため、センスアンプAMPの回路構成を簡易にし、小型化することができる。また、小型のセンスアンプAMPであっても、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性半導体記憶装置は、図1に示した不揮発性半導体記憶装置に相当するセル列(カラム)CLを複数備えた不揮発性半導体記憶装置である。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の回路図である。この不揮発性半導体記憶装置は、図1に示した不揮発性半導体記憶装置に相当するセル列(カラム)CLを複数備えた不揮発性半導体記憶装置である。
図1に示した不揮発性半導体記憶装置に相当するセル列(カラム)CLについて説明する。図6の不揮発性半導体記憶装置では、選択トランジスタT11〜T1nのゲートにワード線が接続されており、ワード線を介して選択信号C11〜C1nが入力される。すなわち、選択信号C11〜C1nに対応するn本のワード線を備えている。また、読み取り専用選択トランジスタT31〜T3nのゲートにワード線が接続されており、ワード線を介して選択信号C21〜C2nが入力される。すなわち、選択信号C21〜C2nに対応するn本のワード線をさらに備えている。上記n対のワード線はワード線コントローラWLCに接続されている。ワード線コントローラWLCが選択信号C11〜C1n、C21〜C2nを生成し、出力している。
一方、ビット線BL1に対し、互いに並列に接続された読み出し用電流源トランジスタT21及び書き込み用電流源トランジスタT22のゲートはいずれもビット線コントローラBLCに接続されている。このビット線コントローラBLCは、読み出し制御信号RC及び書き込み制御信号WCを生成し、出力している。その他の構成は図1と同様であるため、説明を省略する。
図6の不揮発性半導体記憶装置は、ビット線BL1に対応する上記のセル列CLと同様のセル列をm本備えている。すなわち、ビット線BL1、BL2、・・・、BLmに対応するm本のセル列を備えている。ここで、各セル列はn個のメモリセルを有するから、図6の不揮発性半導体記憶装置はn×m個のメモリセルMCを有している。
図6に示した不揮発性半導体記憶装置でも、実施の形態1に係る不揮発性半導体記憶装置と同様に、読み出し動作時に、セル列CLにおける読み出し用電流源トランジスタT21、参照抵抗選択トランジスタT10、選択トランジスタT11、参照抵抗Rref、ヒューズF1により増幅回路が構成される。そして、増幅回路により増幅された信号がセンスアンプAMP1に入力される。そのため、センスアンプAMP1の回路構成を簡易にし、小型化することができる。その他のセル列についても同様であって、センスアンプAMP2、・・・、AMPmも回路構成を簡易にし、小型化することができる。また、センスアンプAMP1〜AMPmが小型であっても、オフセットやノイズによる誤読み出しを防止することができる。
図7は、実施の形態3に係る不揮発性半導体記憶装置の変形例である。図6に示した不揮発性半導体記憶装置では、ワード線によりメモリセルMCを選択するが、図7に示した不揮発性半導体記憶装置では、セル選択コントローラCSCから各セルを直接選択する。これにより、ビット線コントローラBLCを無くし、読み出し用電流源トランジスタT21と書き込み用電流源トランジスタT22とを1つずつにすることができる。すなわち、回路構成を簡素化することができる。
AMP、AMP1〜AMPm センスアンプ
BL、BL1〜BLm ビット線
BLC ビット線コントローラ
CL セル列
CSC セル選択コントローラ
F1〜Fn ヒューズ
MC、MC1〜MCn メモリセル
T10 参照抵抗選択トランジスタ
T11〜T1n 選択トランジスタ
T21 読み出し用電流源トランジスタ
T22 書き込み用電流源トランジスタ
T30〜T3n 読み出し専用選択トランジスタ
T41〜T44 トランジスタ
WLC ワード線コントローラ
BL、BL1〜BLm ビット線
BLC ビット線コントローラ
CL セル列
CSC セル選択コントローラ
F1〜Fn ヒューズ
MC、MC1〜MCn メモリセル
T10 参照抵抗選択トランジスタ
T11〜T1n 選択トランジスタ
T21 読み出し用電流源トランジスタ
T22 書き込み用電流源トランジスタ
T30〜T3n 読み出し専用選択トランジスタ
T41〜T44 トランジスタ
WLC ワード線コントローラ
Claims (12)
- ビット線と、
制御端子に入力される選択信号に基づいて、前記ビット線との導通状態が制御される選択トランジスタと、
前記選択トランジスタを介して前記ビット線と接続されるメモリ素子としての電気ヒューズと、
前記ビット線に前記選択トランジスタと並列に接続された参照抵抗選択トランジスタと、
前記参照抵抗選択トランジスタを介して前記ビット線と接続される参照抵抗と、
前記選択トランジスタと前記電気ヒューズとの間の第1ノードの電圧と、前記参照抵抗選択トランジスタと前記参照抵抗との間の第2ノードの電圧とをセンスするセンスアンプと、を備える不揮発性半導体記憶装置。 - 前記ビット線に接続された読み出し用定電流源をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記ビット線に接続され、前記読み出し用定電流源よりも大きい電流を生成する書き込み用電流源をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記読み出し用定電流源及び前記書き込み用電流源はそれぞれ第1及び第2の電流源トランジスタからなり、
読み出し動作時には、第1の電流源トランジスタがオンかつ第2の電流源トランジスタがオフとなり、
書き込み動作時には、第1の電流源トランジスタがオフかつ第2の電流源トランジスタがオンとなることを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 読み出し動作時に、前記選択トランジスタと、前記参照抵抗選択トランジスタとが、いずれもオンとなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記選択トランジスタの導電型と前記参照抵抗選択トランジスタの導電型とが同一であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記第1ノードと前記センスアンプの第1入力端子との間に設けられた第1スイッチと、
前記第2ノードと前記センスアンプの第2入力端子との間に設けられた第2スイッチと、
を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第1及び第2のスイッチは、同一の導電型のトランジスタであることを特徴とする請求項7に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記選択トランジスタと前記第1のスイッチとは、互いに異なる導電型のトランジスタであることを特徴とする請求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 前記参照抵抗の抵抗値が、前記ヒューズの非溶断状態の抵抗値よりも大きいことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 1本の前記ビット線に対して、前記選択トランジスタと前記電気ヒューズとを複数備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
- 複数本の前記ビット線のそれぞれに対して、前記選択トランジスタと前記電気ヒューズとを複数備えることを特徴とする請求項11に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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CN105448345A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-03-30 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 存储器的操作方法 |
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WO2022239623A1 (ja) * | 2021-05-14 | 2022-11-17 | ローム株式会社 | 不揮発性メモリ装置 |
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