JP2010250418A - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品を取り出しやすいように、商品取出口を下段位置より中段位置に変更したイージーアクセス式自動販売機において、商品の搬送経路を極小化することで、搬送機構を小型化し、商品の搬送にかかる駆動力を低減させると同時に、利用者の安全を確保しながら販売時間の短縮化をする自動販売機を提供する。
【解決手段】内扉104の下部に設けた複数の商品払出口108から排出された商品107を載置しながら自動販売機の中央に搬送する一対の横搬送手段121と、横搬送手段121で搬送された商品107を前方へ滑らす中央傾斜スロープ124と、中央傾斜スロープ124により前方へ搬送された商品107を自動販売機の中段位置まで上昇させる商品上昇手段131を設け、商品上昇手段131には扉左ロックメカ301および扉右ロックメカ302を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動販売機において、特に商品取出口が自動販売機の中段位置にあることで、下段位置にある場合に比して身体を大きく屈めることなく、安全に商品の取出しを行うことができることを図った自動販売機に関するものである。
従来、利用者が自動販売機より商品を取り出しやすいように、商品取出口を下段位置より中段位置に変更した自動販売機は、イージーアクセス式自動販売機と云う名称で知られており、この自動販売機で使用される商品取出し搬送装置として、特許文献1に示されているようなものがある。
図15は特許文献1に記載された従来の自動販売機の商品取出し搬送装置の斜視図である。
商品払出口52より商品を受け取る降下位置と、商品受け台2の高さ位置に対応する上昇装置との間に上下方向に移動するバケット6を設け、昇降駆動手段によってバケット6を昇降駆動する。バケット6には商品を水平長手方向に搬送するベルトコンベア15を設け、降下位置においてバケット6が商品を受け取った場合、ベルトコンベア15によって商品を一旦商品到達検知用マイクロスイッチ23に向けて搬送し、商品到達検知用マイクロスイッチ23によってこれが検出された場合にバケット6を上昇駆動させ、上昇位置においてベルトコンベア15により商品を商品受け台2に向けて搬送する。
特開2004−164679号公報
しかしながら、上記従来の構成では、横方向の搬送手段であるバケット6が自動販売機のほぼ横幅に亘って構成されており、しかも、その横送り搬送手段自身が自動販売機の中段位置まで上昇する構成となっていたため、重量がある機構を上昇させるのに大きなパワーを必要とするが故に駆動源のモータが大型化し、機構も大型化することで、通常もしくは万が一の故障に対する利用者の安全確保が困難になりやすいという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、イージーアクセス式の自動販売機において、商品の搬送経路を極小化し、搬送にかかる駆動源のパワーを低減するとともに、安全に商品の取出しを行うことができる自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機は、収納庫の前面に備えた外扉と、前記収納庫に商品を収納する商品収納ラックと、前記商品収納ラックの前方に設けた内扉の下方に備えた商品払出口と、前記外扉の裏側に前記商品払出口から払出された商品を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された商品を上方の商品取出口へ上昇させて運ぶ商品上昇手段とを備えた自動販売機において、前記商品上昇手段の動作時に前記商品取出口に備えた取出口扉の開閉を規制する規制手段を備えたものである。
これによって、商品の搬送経路を極小化でき、その結果、搬送機構を小型化することで
、商品の搬送にかかる駆動力を低減させ、安全機構についても簡素化することができる。また、搬送経路を極小化することで、販売時間の低減も図ることができる。さらに、規制手段により、商品搬送時の利用者の安全を確保することができる。
本発明の自動販売機は、搬送手段で商品上昇手段まで搬送される距離を短くできるので搬送時間を短縮し、利用者が商品選択して商品を取出すまでの時間を短縮することができ、かつ商品上昇手段を小型化することで安全機構についても構成が簡単にできるので、利用者を無用に待たせることなく商品を提供し、商品搬送時の利用者の安全を確保することができる。
本発明の実施の形態1の自動販売機本体の斜視図 同実施の形態の自動販売機の正面図 同実施の形態の自動販売機の要部斜視図 同実施の形態の自動販売機の扉ロック時の部分背面図 同実施の形態の自動販売機の要部平面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部平面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図 同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図 同実施の形態の自動販売機の動作の一部を示すフローチャート 同実施の形態の自動販売機の扉ロック時の部分背面斜視図 従来の自動販売機の商品取出し搬送装置の斜視図
請求項1に記載の発明は、収納庫の前面に備えた外扉と、前記収納庫に商品を収納する商品収納ラックと、前記商品収納ラックの前方に設けた内扉の下方に備えた商品払出口と、前記外扉の裏側に前記商品払出口から払出された商品を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された商品を上方の商品取出口へ上昇させて運ぶ商品上昇手段とを備えた自動販売機において、前記商品上昇手段の動作時に前記商品取出口に備えた取出口扉の開閉を規制する規制手段を備えたものであり、商品の搬送経路を短くすることができ、搬送機構を小型化することによって、商品の搬送にかかる時間および駆動力を低減させることができるため、規制手段を商品搬送中にのみ機能させることで、簡単にかつ短時間で利用者の安全を確保することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取出口扉は、上部を支持され、下部を回動自在に開閉可能なもので、前記規制手段は前記取出口扉の両端下部を規制するものであり、必要最小限のスペースで規制手段を構成することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記規制手段はソレノイドと、回動可能に軸支された板状のロックプレートを備え、前記商品上昇手段に前記外扉の左右方向の略中央部を駆動手段によって昇降可能に構成されたバケットの昇降スペース内に前記ロックプレートのみが露出可能に取り付けられたものであり、ロックプレートのみがバケットの昇降スペース内に回動して瞬時に突出および格納するので、利用者が触れることができる構成部品の怪我防止のための端面処理を最小限にすることができるため、安価に構成することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記取出口扉の開閉を検出する開閉検知手段を設けたものであり、規制手段が働くことができる位置に扉がある場合にのみ、規制手段を機能させることができるので、利用者に対して安全にかつ確実に扉のロックをかけることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の自動販売機本体の斜視図である。図2は同実施の形態の自動販売機の正面図である。図3は同実施の形態の自動販売機の要部斜視図である。図4は同実施の形態の自動販売機の扉ロック時の部分背面図である。図5、図6は同実施の形態の自動販売機の要部平面断面図である。図7ないし図12は同実施の形態の自動販売機の要部側面断面図である。図13は同実施の形態の自動販売機の動作の一部を示すフローチャートである。図14は同実施の形態の自動販売機の扉ロック時の部分背面斜視図である。
図において、自動販売機の本体101内には複数の冷蔵もしくは温蔵された商品収納室103が区画構成されて、種々の商品107がそれぞれ収納されている。自動販売機本体101の前面開口部には商品収納室103と外気との断熱を司る内扉104が配置され、内扉104の前面には外扉102が配置されている。外扉102の前面上部には商品サンプル展示部115が備えられ選択ボタン118が配列されている。また、商品サンプル展示室115の下部中段には金銭投入部116が備えられ、また金銭投入口116とほぼ同じ高さの位置で外扉102の横幅寸法の略中央部には選択された商品107を排出する商品取出口117が備えられている。商品取出口117は、普段は取出口扉119にて閉塞されている。取出口扉119は、商品取出口117内部の回転軸119aに回動可能に取り付けられている。
商品収納室103内には商品収納ラック105が複数列配置され、各々の商品収納ラック105の下部には本体後方から前方に向かって下降傾斜された商品シューター106が配置されている。内扉104の下部には、商品払出口108が横方向に複数個並べられている。商品払出口108は商品107が通過可能な寸法の開口部を形成しており、その下端は商品シューター106の前端より少し低い位置に配置されている。
また、商品払出口108の上端部に図示しないヒンジ機構を介して内扉フラッパ109が回動可能に取り付けられている。内扉フラッパ109は、普段は自重で鉛直下向きに位置し、商品払出口108の断熱蓋の役目を果たしている。また、後方からの抗力により、前方へ回動する構造となっている。
内扉104の前方下部には搬送ベルトコンベア(搬送手段ともいう)121が左右に2個、一対になって配置されている。搬送ベルトコンベア121の上面は、商品払出口108の下端より少し低い位置に配置されている。左右の搬送ベルトコンベア121のそれぞれの両端にはコンベアローラ123が配置され、搬送ベルト122が張架されている。
左と右の搬送ベルトコンベア121の間には、中央傾斜スロープ(中間搬送部ともいう)124が配置され、後方から前方に向かって下降傾斜している。また、幅寸法は最大商品の長さより少し大きい寸法となっている。
中央傾斜スロープ124の前部には、商品リフタ(商品上昇手段ともいう)131が配置されている。商品リフタ131の外郭はフレーム132にて構成されている。フレーム132に囲われた空間は中間仕切り153によって区画され、それぞれ昇降スペース151と駆動スペース152を形成している。中間仕切り153の駆動スペース側に扉左ロックメカ301が取出口扉119の下端近傍に配置され、中間仕切り153に対向するフレーム132の昇降スペース151側には、扉左ロックメカ301とほぼ同一の高さ位置で扉右ロックメカ302が配置されている。
扉左ロックメカ301、扉右ロックメカ302は共に駆動源として扉ロックソレノイド303を備え、ロックプレート304とジョイント305、スライドピン306を介して連結されている。ロックプレート304はプレート軸307によって回動可能に取り付けられている。
中間仕切り153にはスリット(長孔部ともいう)153aが鉛直方向に延在開口し、スリット153aの開口溝には平面部153bが形成されている。同様に、商品リフタ131の右のフレーム132にはスリット132cが鉛直方向に延在開口し、開口溝には平面部132dが形成されている。
さらに、中間仕切り153には長穴部(図示しない)が鉛直方向に延在開口され、樹脂製のガイドブッシュ308が嵌め込み装着されている。取出口左ロックメカ301のロックプレート304がガイドブッシュ308の開口部に位置して、ロックプレート304のみが、昇降スペース151内に突出可能に構成されている。また、フレーム132に備えた扉右ロックメカ302も同様に構成されてロックプレート304のみが、昇降スペース151内に突出可能に取り付けられている。
取出口扉の回転軸119aの近傍には、ロックプレート301が昇降スペース151側に突出した場合に取出口扉119と当接する位置より手前でかつ、普段、商品取出口117を閉塞している取出口扉119の位置と間で取出口扉119の開閉を検知することができる開閉検知スイッチ309が配置されている。
なお、扉左ロックメカ301、扉右ロックメカ302はロックプレート303のみが昇降スペース151に露出しているだけなので、利用者が商品購入時または、商品購入前後で触れることができるのはロックプレート303とガイドブッシュ308に限定される。そのため、その他の構成に対して過剰な安全処理(板金部品のカエリ除去やR加工など)を施す必要がないため、安価な処理、形状で構成されている。
昇降スペース151にはバケット133が図示しない案内レールに案内され、上下移動可能に配置されている。バケット133の手前端部は鉛直上向きに突出し、平面部を形成している。すなわち、バケット133を右方向からの断面で投影すると、略L字形状をしている。また、バケット133の商品107の載置部は商品リフタ131の前方に向かって下降傾斜している。また、バケット133の上表面には緩衝材155が貼られている。
昇降スペース151のフレーム132の面には後方開口部134が形成され、後方開口部134の下端は中央傾斜スロープ124の前端より少し低い高さとなっており、後方開口部134の上端は、中央傾斜スロープ124の上面から商品107の大きさ分よりも高い高さとなっている。また、後方開口部134の上端には、その端面に沿って延在された緩衝材148が配置されている。バケット133が最下位置まで下がったとき、バケット133の後端が後方開口部134の下端よりも少し低い高さになるように設定されている。
また、後方開口部134の左右両側の縦辺にはそれぞれ、後方斜め方向に突出して取り付けられた板状のガイド部材147がある。このガイド部材147は、後方開口部134から左右それぞれ広がる方向に突出している。
昇降スペース151の上方のフレーム132前面には、前面開口部132bが形成されており、商品取出口117と通ずる。また、前面開口部132bの後方には、商品取出しスペース149が構成され、その後方は後方拡大部150として、空間が拡大されている。
商品取出しスペース149の左右両側には、バケット133が上昇位置にある状態で商品107が載置されていることを検知する、商品取り忘れ検知センサ156が、商品リフタ131のフレーム132及び中間仕切り153に固着されている。
昇降スペース151の下部には商品保持プレート145が上下移動可能に取り付けられている。商品保持プレート145の両端は商品リフタ131の横溝132aに挿通しており、上端部にはスプリング146が取り付けられている。商品保持プレート145のスプリング146の他端は上方へ伸び、商品リフタ131のフレーム132のほぼ中段高さに取り付けられ、張架されている。
よって、商品保持プレート145は普段は上方向に付勢されており、この状態では、後方開口部134のほぼ下半分を隠す位置まで上がっている。商品保持プレート145の前後位置は、バケット133が下降したとき当接する位置関係にある。このとき当接するバケット133の当接面には、バケット下部緩衝材163が貼られている。また、商品保持プレート145の後方表面には緩衝材162が貼られている。
商品保持プレート145は、バケット133と張架紐(強制引揚げ手段)164にて繋がれている。張架紐164はその長さが丁度、バケット133が上昇位置にあるとき、商品保持プレート145が最上部にある状態で真直になる長さである。
一方、昇降スペース151の隣の空間(図では左隣)には、駆動スペース152が形成されている。駆動スペース152の最下位置には、下タイミングプーリ136が軸部136aに回動可能に軸支されている。また、駆動スペース152の上方、商品取出しスペース149の高さには上部タイミングプーリ137が軸部137aに固着され、軸部137aと共に図示しない軸受けに回動可能に軸支されており、下タイミングプーリ136と上タイミングプーリ137との間にはタイミングベルト138が張架されている。
上部タイミングプーリ137の軸部137aはトルクリミッタ139に連結されている。また、トルクリミッタ139の他端は駆動モータ140のモータ軸141に連結されている。ここで、トルクリミッタ139とは、ある設定トルク以下の伝導トルクでは両端の軸は連動し、設定トルク以上の軸トルクがかかった時、両端の軸が相対的に滑り、一定の設定トルクで動力を伝達する機能要素である。
タイミングベルト138の一部にはバケット保持部材135が固着され、昇降スペース151内へ、中間仕切り153のスリット153aに挿通されて突出して形成されており、バケット133が乗っている。バケット保持部材135の突出延長した部分は、商品リフタ131のフレーム132のスリット132cに挿通されている。バケット保持部材135には、中間仕切り153のスリット153a及び商品リフタ131のフレーム132のスリット132cの部分にバケット摺動部材154が固着されている。
バケット摺動部材154は、中間仕切り153のスリット153aの平面部153bと
当接摺動するため、バケット保持部材135は、中間仕切り153のスリット153aの平面部153bと直接触れない構造になっている。同様に、バケット摺動部材154は、商品リフタ131のフレーム132のスリット132cの平面部132dと当接摺動するため、バケット保持部材135は、商品リフタ131のフレーム132のスリット132cの平面部132dと直接触れない構造になっている。
バケット保持部材135からは凸部135aが突出されており、タイミングベルト138の動きに応じて、下方向では降下位置検出用スイッチ142に当接し、上方向では上昇位置検出用スイッチ143に当接するようになっている。
タイミングベルト138の動きに伴い、バケット保持部材135が最上位置まで上がった時、バケット保持部材135の下方向への動きを抑止するバケットロック手段144が中間仕切り153の駆動スペース152側に固着されている。ロック手段144は、略三角形状をした規制プレート157がバケット保持部材135を下から支える位置の中間仕切り153に回動自在に回転軸157bにて軸支され、規制プレート157上のリンク部157aにプランジャー159が軸支されている。プランジャー159は、スプリング160に挿通されると共に、ソレノイド158に挿通している。ソレノイド158は中間仕切り153に固着されている。
バケット保持部材135は上昇時、上昇位置にて、商品リフタ131のフレーム132に固着された、ダンパ手段161に当接するようになっている。また、同様に、下降時にも降下位置に設けられたダンパ手段161に当接する。
以上のように構成された自動販売機の動作について説明する。
まず、従来の自動販売機と同様、缶飲料などの商品107が冷蔵あるいは温蔵された状態で、商品収納ラック105内に収納されている。
ここで、利用者により、所望の商品107に相当する金額が金銭投入部116より投入され、選択ボタン118が押されると、図示しない制御装置にて販売動作に移行する。商品107は商品収納ラックより下方に払い出され、庫内シューター106上を転がり、内扉104のフラッパ109を商品107自身で開けることで、商品払出口108より出てくる。そうすると、商品107は搬送ベルトコンベア121の搬送ベルト122上に乗る。
制御装置にて、選択ボタン118が押されてから丁度、商品107が搬送ベルト122上に落下する時間の後、搬送ベルト122が図示しない駆動モータの回転により、図示しない駆動機構を介して駆動され、コンベアローラ123が矢印A及び矢印Bの方向に回転する。そうすると、商品107は本体正面向かって右寄りの商品払出口108から出たものは左方向へ、向かって左寄りの商品払出口108から出たものは右方向へそれぞれ搬送され、自動販売機本体101の略中央部にある中央傾斜スロープ124に到達する。
このとき、商品リフタ131のバケット133は上昇位置にあり、商品保持プレート145はスプリング146により上方向に付勢されていて最上位置にあるため、中央傾斜スロープ124へ到達した商品107は前面に商品保持プレート145がある状態となり、一時的に保持された状態である。ここで、商品107は商品保持プレート145に衝突することになるが、商品保持プレート145の後方表面には緩衝材162が貼られているため、衝突音は緩和される。
その後、一定時間の後、バケット133の下降動作に移行する。
バケット133の下降動作では、図13の如く、普段、図示しないスプリングなどの力で商品取出口117を閉塞している取出口扉119が開いていないかを確認する。これを開閉検知スイッチ309がON(S1)していることで確認し、取出口扉119が開かないようにするため、扉左ロックメカ301および扉右ロックメカ302に装備した扉ロックソレノイド303に通電(S2)し、連結されたジョイント305、スライドピン306を略鉛直方向に動作させてロックプレート304がプレート軸307を中心に回動し、ガイドブッシュ308の開口部から昇降スペース151側に突出する。これにより、以降は取出口扉119を利用者が搬送途中で開こうとしてもロックプレートと当接する位置より開くことができないようになる。ロックプレート304は扉ロックソレノイド303の通電が続く限り突出を保持し、ロックを続ける(S3)。
ただし、利用者がバケット133の下降動作に移行する前に取出口扉119を開けた場合、開閉検知スイッチ309がOFFになっているのを検知するため、扉ロックソレノイド303には通電されない。利用者が手を離すなどで取出口扉119への利用者からの外力が開放され、スプリングの力により商品取出口117が閉塞する近辺にて開閉検知スイッチ309がONするまで一時停止を続ける。これにより、利用者が取出口扉119を開けたときにロックプレート304が突出しないので、驚いたり、手を怪我したりすることもなく安全を確保することができている。
ただし、念のために誤動作を考慮してロックプレート304が金属製の場合は、端面および角部についてはバレル処理等を施し、利用者が怪我をしないように備えられている。
ロックプレート304の突出後に一旦、駆動モータ140に上方向移動通電されることにより、上部タイミングプーリ137が回転し、タイミングベルト138が送られることでバケット133が上昇(S4)して、規制プレート157がバケット保持部材135を下方から保持している状態が解除されて離れるとソレノイド158に通電(S5)されて、バケット保持部材135が規制されない所まで退避する。バケット保持部材135が規制プレート157に載置している状態では、相互の摩擦力により、ソレノイド158に通電しても、プランジャー159がソレノイド158内に収納されず、回転軸157bを中心としてリンク部157aを介して規規制プレート157は回転することができず退避できない可能性があるが、一旦バケット133を上昇させることで相互に分離することができ、規制プレート157の退避を確実に行うことができる。
また、上昇位置にあるバケット133は上昇してもすぐにダンパ手段161にて規制されているため、それ以上、上昇できないが、駆動モータ140と上部タイミングプーリ137と駆動モータ140の間にトルクリミッタ139が介在しているため、過度回転が起きても、トルクリミッタ139内で滑りが生じ、駆動モータ140の巻線が過熱するようなことはない。
その後、一定時間(S6)の後(図の例では0.1秒)、駆動モータ140への通電は停止され(S7)、今度は下方向移動通電され、バケット133が下方向に移動する(S8)。そして、バケット保持部材135の凸部135aが降下位置検出スイッチ142を押して検知した時点(S9)で駆動モータ140への通電は停止され、バケット133は停止する(S10)。同時にソレノイド158への通電も停止する(S11)。このとき、バケット保持部材135はダンパ手段161に当接し衝撃吸収されながら停止するため、衝撃音は緩和される。
バケット133が下降途中で、商品保持プレート145に、緩衝材163を介して当接し、押し下げていくと、中央傾斜スロープ124上の商品107は、前面の商品保持プレ
ート145が退避するため、自ずとバケット133上へ転がる。ここで、バケット133と商品保持プレート145の間には緩衝材163があるため、衝突音は緩和される。また、バケット133上にも緩衝材155があるため、商品107が転がり落ちてバケット133に当接する際にも衝突音は緩和される。
商品107がバケット133上へ転がる際、場合によっては商品リフタ131の後方開口部134に対し、左右方向にずれた位置からの転がりも想定されるが、後方開口部134の左右のガイド部材147にて案内されるため、引っ掛かるなどのトラブルは回避される。
それから、制御装置により駆動モータ140に上昇通電され、上部タイミングプーリ136が回転し、タイミングベルト138を送ることで、バケット133は商品107を載せた状態で上昇する。そして、バケット保持部材135の凸部135aが上昇位置検知スイッチ143を押すと、駆動モータ140への通電が停止され、バケット133は停止する。このとき、バケット保持部材135はダンパ手段161に当接し衝撃吸収されながら停止するため、衝撃音は緩和される。
その後、一定時間(S12)の後(図の例では0.5秒)、バケット133が上昇(S13)する際、バケットロック手段144の規制プレート157は、ソレノイド158に通電されていないため、バケット保持部材135を規制する状態になっているが、規制プレート157が略三角形状をしているため、図9のように、バケット保持部材135が下方から規制プレート157に当接し、規制プレート157を退避させるため、規制はされない。バケット保持部材135が規制プレート157を通過すれば、スプリング160にてプランジャー159をソレノイド158から突出する方向へ付勢するため、規制プレート157は、再びバケット保持部材135を規制する状態へ戻る。
バケット133が上昇していくと、商品保持プレート145はスプリング146で上向きに付勢されているので、バケット133の底面に緩衝材163を介して当接したまま上昇する。そして、商品リフタ131のフレーム横溝132aの上端まで上昇したところで止まる。この状態は、次販売の商品107が再び中央傾斜スロープ124に乗ると、商品107を一時的に保持できる状態である。
ここで、バケット133と商品保持プレート145は、張架紐164で繋がっているため、万が一、商品保持プレート145と商品リフタ131のフレーム横溝132aとの摩擦が思いのほか大きいなどしてスプリング146の付勢力のみでは商品保持プレート145を上昇できない事態にあっても、バケット133が上昇位置まで上昇すると共に商品保持プレート145は引っ張り上げられるので、次販売において、中央傾斜スロープ124から一時保持されずに直接商品リフタ131の下部へ落下することはない。
バケット133が上昇位置まで上昇し、上昇位置検知スイッチ143がON(S14)してバケットが停止(S15)すると、それまで通電を続けていた扉ロックソレノイド303の通電を停止(S16)し、ロックプレート304が図示しないスプリング力によって昇降スペース151から退避して格納され、扉のロック状態が解除(S17)される。これにより、以降は取出口扉119を利用者が開こうとすると、ロックプレート304と当接しないため、取出口扉119は奥まで開くことができ、商品を取出すことが可能な状態になる。
また、上記の動作にて上昇位置検知スイッチ143がONしてバケットが停止する位置にある場合、商品取り忘れセンサ156が商品107を検知する。尚、商品取り忘れセンサ156が商品107を検知している状態では、次販売できないようになっている。また
商品取り忘れセンサ156として赤外線センサまたは重量センサを備えている。
その後、利用者が商品取出口117から手を入れ、商品取出しスペース149にて商品107を取り出す。その際、商品取出しスペース149には後方拡大部150が形成されているため、利用者が商品107を鷲掴みしてしっかりと持ちやすく取り出すこととなる。
なお、取出口扉119は自動で回動できる構成にした場合は、ロックプレート304が格納後に動作させるとよい。
以上の構成では、取出口扉119のロックはバケットの下降動作からバケットの上昇完了(S1からS17)までの間とし、必要最低限の短時間を想定したが、時間に制約を与えない場合や、より安全を確保する時間が必要な場合には、利用者により、所望の商品107に相当する金額が金銭投入部116より投入され、選択ボタン118が押された後、ほぼ同時にロックをすることで、搬送中の安全確保の時間を最大限とることもできる。
また、開閉検知スイッチ309がOFFになった場合に搬送を止める制御を追加すれば、扉左ロックメカ301および扉右ロックメカの不具合で取出口扉119がロック出来ないときでも、利用者が取出口扉119を開けて手を突っ込んだりした場合には搬送機構の駆動を停止することができるためより利用者の安全を確保できる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機は、搬送手段で商品上昇手段まで搬送される距離を短くできるので搬送時間を短縮し、利用者が商品選択して商品を取出すまでの時間を短縮することができ、かつ商品上昇手段を小型化することで安全機構についても構成が簡単にできるので、商品上昇手段を備えたあらゆる自動販売機器に適用できる。
101 本体
102 外扉
103 収納庫
104 内扉
105 商品収納ラック
107 商品
108 商品払出口
117 商品取出口
119 取出口扉
119a 取出口の回転軸
121 搬送ベルトコンベア(横搬送手段)
131 商品リフタ(商品上昇手段)
301 扉左ロックメカ
302 扉右ロックメカ
303 扉ロックソレノイド
304 ロックプレート
309 開閉検知スイッチ

Claims (4)

  1. 収納庫の前面に備えた外扉と、前記収納庫に商品を収納する商品収納ラックと、前記商品収納ラックの前方に設けた内扉の下方に備えた商品払出口と、前記外扉の裏側に前記商品払出口から払出された商品を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送された商品を上方の商品取出口へ上昇させて運ぶ商品上昇手段とを備えた自動販売機において、前記商品上昇手段の動作時に前記商品取出口に備えた取出口扉の開閉を規制する規制手段を備えた自動販売機。
  2. 前記取出口扉は、上部を支持され、下部を回動自在に開閉可能なもので、前記規制手段は前記取出口扉の両端下部を規制することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記規制手段はソレノイドと、回動可能に軸支された板状のロックプレートを備え、前記商品上昇手段に前記外扉の左右方向の略中央部を駆動手段によって昇降可能に構成されたバケットの昇降スペース内に前記ロックプレートのみが露出可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
  4. 前記取出口扉の開閉を検出する開閉検知手段を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の自動販売機。
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CN109035574A (zh) * 2018-11-02 2018-12-18 湖南金码智能设备制造有限公司 一种自动售货机的取货机构及出货方法
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