JP2010247683A - 搬送車システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドレールにガイドローラが支持された搬送車を有する搬送車システムにおいて、ガイドレールの強度を低くできるようにする。
【解決手段】搬送車システム1において、第1走行レール4aおよび第2走行レール4bは、直線部7および曲線部8を有する。第1ガイドレール6aは、走行レール(4a,4b)に沿って設けられている。搬送車3は、搬送車本体と、搬送車本体に設けられ走行レール(4a,4b)上に置かれた左右の第1駆動輪25および第2駆動輪28と、搬送車本体に設けられ第1ガイドレール6aにガイドされる第1固定ガイドローラ31を有する。第1モータ26および第2モータ29は、第1駆動輪25および第2駆動輪28にそれぞれ接続されている。走行制御部88は、第1駆動輪25および第2駆動輪28に速度差を生じさせるように第1モータ26および第2モータ29を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、搬送車システム、特に、複数の搬送車が軌道上を走行する搬送車システムに関する。
大型化したガラス基板やそれが複数収納されたカセットを搬送するための搬送車が知られている。搬送車は、工場内のクリーンルーム内を自動走行して、処理装置間で物品を搬送する。
搬送車が走行する軌道は、例えば、天井から吊り下げられたレールである。この場合、レールおよび及び搬送車が走行する空間は外部から遮断されたクリーンルームになっている。
搬送車は、左右両側に車輪を有しており、一方の車輪が駆動輪になっており、他方の車輪が従動輪になっている。駆動輪には、モータが接続されている。搬送車は、さらに、左右のガイドレールに当接するガイドローラを有している。
搬送車は、さらに、軌道の分岐において左右いずれの軌道に進むかを切り換える分岐機構を有している。分岐機構は、左右のガイドレールに当接可能に設けられた分岐ガイドローラと、分岐ガイドローラをガイド位置と非ガイド位置とで切り換える分岐ガイドローラ駆動部とを有している。分岐ガイドローラ駆動部は、分岐において、進行側の分岐ガイドローラをガイド位置に移動させて、搬送車を分岐側に進行させる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2005−219643号公報
前記従来の搬送車システムでは、左右の車輪の一方のみが駆動輪であるので、曲線部を走行させるにはガイドローラがガイドレールに当接することで案内させている。このようにガイドレールに大きな荷重が作用するので、ガイドレールの強度を高くする必要がある。
本発明の課題は、ガイドレールにガイドローラが支持された搬送車を有する搬送車システムにおいて、ガイドレールの強度を低くできるようにすることにある。
本発明に係る搬送車システムは、一対の走行レールと、ガイドレールと、搬送車と、モータと、制御装置とを備えている。一対の走行レールは、直線部および曲線部を有する。ガイドレールは、一対の走行レールに沿って設けられている。搬送車は、搬送車本体と、搬送車本体に設けられ一対の走行レール上に置かれた左右の駆動輪と、搬送車本体に設けられガイドレールにガイドされるガイドローラとを有する。モータは、左右の駆動輪にそれぞれ接続されている。制御装置は、左右の駆動輪に速度差を生じさせるようにモータを制御する。
このシステムでは、搬送車が曲線部を走行する際には、制御装置が左右の駆動輪に速度差をつけるようにモータを制御する。したがって、ガイドローラからガイドレールに作用する荷重が軽減され、ガイドレールの強度を下げることができる。この結果、コスト低減を実現できる。
さらに、ガイドローラからガイドレールに作用する荷重が軽減することで、騒音が減ったり、摩擦を原因とする粉塵が減ったりする。
搬送車システムは、搬送車は、搬送車本体に軸支され前後に配置された一対のボギー台車をさらに備えていても良い。この場合、左右の駆動車輪とガイドローラは、少なくとも一方のボギー台車に設けられている。
このシステムでは、左右の駆動車輪とガイドローラによってボギー台車が回動させられるので、各部材に大きな荷重が作用しない。
一対の走行レールは分岐部をさらに有していても良い。この場合、ガイドレールは、一対の走行レールに沿った一対のガイドレールである。ガイドローラは、一対のガイドレールの内側にある一対の固定ローラである。搬送車は、分岐切換を行うための一対の分岐ガイドローラをさらに有している。搬送車システムは、一対の分岐ガイドローラを、一対のガイドレールの外側にあるガイド位置と、一対のガイドレールの外側から離れる非ガイド位置とで移動させることができる移動機構をさらに備えている。
このシステムでは、搬送車は、曲線部走行や分岐部走行において、ガイドレールによって確実に支持されたまま、走行できる。また、曲線部においては左右車輪速度差が得られているので、ガイドレールの内側にのみガイドローラを当接させていても、曲線部でのガイドを確実に行うことができる。
移動機構は、直線部および曲線部では一対の分岐ガイドローラの両方を非ガイド位置に移動させており、分岐部では一対の分岐ガイドローラの一方のみをガイド位置に移動させて分岐動作を実行しても良い。
このシステムでは、移動機構は曲線部においても一対の分岐ガイドローラの両方をガイドレールから離れさせている。これは、曲線部において左右車輪速度差が得られており、一対の分岐ガイドローラをガイドレールに当接させている必要がないからである。また、左右方向(曲線部の曲がり方向)が異なる曲線部が連続している区間でも、ガイドを切り換えるための準備時間を必要としない。
本発明に係る搬送車システムでは、曲線部において左右の駆動輪に速度差をつけることで、ガイドレールへの荷重を小さくでき、その結果、ガイドレールの強度を低くできる。
本発明の一実施形態における搬送車の概略平面図。 搬送車の概略平面図。 搬送車の概略平面図。 搬送車の概略側面図。 駆動走行部の平面図。 従動走行部の平面図。 本発明の一実施形態としての搬送車システムの分岐部および曲線部の概略平面図。 本発明の一実施形態としての搬送車システムの制御構成を示すブロック図。 分岐部における搬送車の制御動作を示すフローチャート。 曲線部における搬送車の制御動作を示すフローチャート。 分岐ガイドローラの第1状態を示す概略正面図。 分岐ガイドローラの第2状態を示す概略正面図。 分岐ガイドローラの第3状態を示す概略正面図。 第1駆動輪ユニットの概略平面図。 第2駆動輪ユニットの概略縦断面図。
(1)搬送車システム
図1〜図4を用いて、本発明の一実施形態としての搬送車システムについて説明する。図1は、本発明の一実施形態における搬送車3の概略平面図である。図2は、搬送車3の概略平面図である。図3は、搬送車3の概略平面図である。図4は、搬送車3の概略側面図である。
搬送車システム1は、軌道2と、軌道2上を走行する搬送車3と有している。この実施形態では、軌道2は天井から吊り下げられており、さらに、軌道2の周囲はクリーンルームになっている。
軌道2は、図2に示すように、走行レール4とガイドレール6を有している。
走行レール4は、左右一対の第1走行レール4aおよび第2走行レール4bから構成されている。第1走行レール4aおよび第2走行レール4bは、平坦な走行面を有している。
ガイドレール6は、第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bを有している。第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bは、第1走行レール4aおよび第2走行レール4bの外側端にそれぞれ設けられている。第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bは上方に延びている。
また、第1走行レール4aおよび第2走行レール4bに沿って、図1に示すように、一対の第1給電線10aおよび第2給電線10bが設けられている。第1給電線10aおよび第2給電線10bの一端には、電力供給装置(図示せず)が設けられている。電力供給装置は、第1給電線10aおよび第2給電線10bに高周波電力を供給する。
軌道2は、図7に示すように、直線部7、曲線部8,分岐部9および合流部(図示せず)を有している。
図7を用いて、走行レール4に沿って設けられた複数種類の被検出部について説明する。被検出部は、反射テープ104と、鉄板105と、バーコード106とを含んでいる。反射テープ104は、曲線部8において搬送車3の位置を検出するための部材であり、図においては曲線部8において第1走行レール4aの内側に配置されている。鉄板105は、搬送車停止位置118、曲線部8の開始位置、分岐地点9a等を検出するための部材である。鉄板105は、図においては分岐部9の分岐地点9aの手前で第1走行レール4aの内側に配置されており、さらに搬送車停止位置118の手前で第1走行レール4aの内側に配置されている。バーコード106は、走行レール4の原点マークおよび複数の基準マークとして機能しており、図においては、第2走行レール4bの内側に複数配置されている。
搬送車3は、載置部11と、走行部12と有している。
載置部11は、物品17を載置するための構造である。載置部11は、走行方向前後両端において左右両側に延びる一対の載置部材13と、一対の支持部材を連結するために走行方向前後に延びる複数の連結部材14とを有している。載置部材13は、左右方向に延び載置部13aと、載置部の左右方向両端から下方に延びる柱部13bと、柱部13bの下端同士を連結するために左右方向に延びる連結部13cとを有している。連結部材14は、載置部材13の連結部13c同士を連結している。連結部材14は、4本の部材からなり、それらは一対の左右方向外側部材14aと一対の左右方向内側部材14bとからなる。左右方向内側部材14bの前後両端間には、走行部12が取り付けられる第1取り付け部15および第2取り付け部16が設けられている。載置部11において、第1取り付け部15は走行方向前側に配置され、第2取り付け部16は走行方向後側に配置されている。
走行部12は、駆動走行部18および従動走行部19を有している。駆動走行部18および従動走行部19は、第1取り付け部15および第2取り付け部16に対してそれぞれ回動自在に取り付けられるボギー台車である。
(2)駆動走行部
図5を用いて、駆動走行部18を説明する。図5は、駆動走行部18の平面図である。
駆動走行部18は、主に、本体フレーム20と、第1駆動輪ユニット21と、第2駆動輪ユニット22と、固定ガイドローラ機構23と、分岐ガイドローラ機構24とを有している。
(2−1)本体フレーム
本体フレーム20は、各部材を支持するための薄板状の部材である。本体フレーム20は左右方向に長く延びており、第1取り付け部15からの延びるシャフト(図示せず)を支持する軸受35が中心部分に設けられている。
(2−2)第1駆動輪ユニット
第1駆動輪ユニット21は、本体フレーム20の右側端部に装着されており、第1駆動輪25と、第1モータ26と、第1減速機27と、第1エンコーダ96とを有している。第1駆動輪25は、第1走行レール4aの走行面の上に載っている。第1モータ26は、第1減速機27を介して第1駆動輪25に連結されている。第1エンコーダ96は、第1モータ26の回転を計測して、パルス信号を送信する。これにより、第1モータ26の回転速度や回転回数を得ることができる。
(2−3)第2駆動輪ユニット
第2駆動輪ユニット22は、本体フレーム20の左側端部に装着されており、第2駆動輪28と、第2モータ29と、第2減速機30と、第2エンコーダ97とを有している。第2駆動輪28は、第2走行レール4bの走行面の上に載っている。第2モータ29は、第2減速機30を介して第2駆動輪28に連結されている。第2エンコーダ97は、第2モータ29の回転を計測して、パルス信号を送信する。これにより、第2モータ29の回転速度や回転回数を得ることができる。
(2−4)固定ガイドローラ機構
固定ガイドローラ機構23は、第1固定ガイドローラ31と、第2固定ガイドローラ32と、第3固定ガイドローラ33と、第4固定ガイドローラ34とを有している。
第1固定ガイドローラ31および第2固定ガイドローラ32は、本体フレーム20の右側端部に走行方向前後に離れて配置されている。より具体的には、第1固定ガイドローラ31および第2固定ガイドローラ32は、第1駆動輪25の走行方向前後両側に離れて配置され、第1ガイドレール6aの内側に常に当接または近接している。第3固定ガイドローラ33および第4固定ガイドローラ34は、本体フレーム20の左側端部に走行方向前後に離れて配置されている。より具体的には、第3固定ガイドローラ33および第4固定ガイドローラ34は、第2駆動輪28の走行方向前後両側に離れて配置され、第2ガイドレール6bの内側に常に当接または近接している。
(2−5)分岐ガイドローラ機構
分岐ガイドローラ機構24は、分岐部9において分岐動作を行うための機構であり、第1分岐ガイドローラ36と、第2分岐ガイドローラ37と、第3分岐ガイドローラ38と、第4分岐ガイドローラ39と、分岐ガイドローラ駆動機構40とを有している。
第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37は、第1固定ガイドローラ31および第2固定ガイドローラ32に対応して配置されている。分岐ガイドローラ機構24は、さらに、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37が回転自在に連結された第1部材101(後述)を有している。
第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39は、第3固定ガイドローラ33および第4固定ガイドローラ34に対応して配置されている。分岐ガイドローラ機構24は、さらに、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が回転自在に連結された第2部材103(後述)を有している。
分岐ガイドローラ駆動機構40は、第1分岐ガイドローラ36と、第2分岐ガイドローラ37と、第3分岐ガイドローラ38と、第4分岐ガイドローラ39の位置を変更するための機構である。分岐ガイドローラ駆動機構40は、第1シリンダ42と、第1シャフト43と、第2シャフト44と、連結シャフト45とを有している。
第1シリンダ42は、電動シリンダであり、左右方向に推進力を発生するように配置されている。第1シリンダ42は、トラニオン方式で支持されている。
第1シャフト43は、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37側に設けられている。第1シャフト43は、前後方向に延びており、本体フレーム20に回転自在に支持されている。また、第1シャフト43は、第1シリンダ42のロッドによって左右方向に移動可能である。
第1部材101は、前後方向に延びる第1部分47と、第1部分47の両端から左右方向内側に延びる一対の第2部分48と、第2部分48の端部から上方に延びる一対の第3部分49とを有している。第1部分47の前後方向両端には、前述のように、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37が回転自在に連結されている。
第2部分48と第3部分49との連結部分は、回動中心部51となっている。回動中心部51は、本体フレーム20に対して前後方向に延びる軸中心に回動自在に支持されている。第3部分49の先端は、第1シャフト43に回動自在に連結されている。したがって、第1シャフト43は、第1シリンダ42によって左右方向に駆動されると、回動中心部51を中心に回動する。
以上の構造により、第1シャフト43が左右方向に移動すると、回動中心部51を中心に第1部材101が回動する。このとき、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37が第1ガイドレール6aの外側に当接または近接するガイド位置と、第1ガイドレール6aから離れた非ガイド位置との間で移動する。
第2シャフト44は、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39側に設けられている。第2シャフト44は、前後方向に延びており、本体フレーム20に回転自在に支持されている。また、第2シャフト44は左右方向に移動可能である。
連結シャフト45は、左右方向に延びており、第1シャフト43と第2シャフト44を連結している。より詳細には、連結シャフト45は、端部が第1シャフト43および第2シャフト44に回動自在に連結されている。
第2部材103は、前後方向に延びる第4部分52と、第4部分52の両端から左右方向内側に延びる一対の第5部分53と、第5部分53の端部から上方に延びる一対の第6部分54とを有している。第4部分52の前後方向両端には、前述のように、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が回転自在に連結されている。
第4部分52と第5部分53との連結部分は、回動中心部55となっている。回動中心部55は、本体フレーム20に対して前後方向に延びる軸中心に回動自在に支持されている。第5部分53の先端は、第2シャフト44に回動自在に連結されている。したがって、第2シャフト44は、連結シャフト45によって左右方向に駆動されると、回動中心部55を中心に回動する。
以上の構造により、第2シャフト44が左右方向に移動すると、回動中心部55を中心に第2部材103が回動する。このとき、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が第2ガイドレール6bの外側に当接または近接するガイド位置と、第2ガイドレール6bから離れた非ガイド位置との間で移動する。
なお、このとき、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37と第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が対称的に位置を変更する。分岐ガイドローラ駆動機構40によって変更される第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37と第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39との位置関係は以下の3通りである。
第1状態では、図11に示すように、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37が第1ガイドレール6aから離れており(第1非ガイド位置にあり)、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が第2ガイドレール6bから離れている(第1非ガイド位置にある)。
第2状態では、図12に示すように、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37が第1ガイドレール6aに当接または近接しており(ガイド位置にあり)、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が第2ガイドレール6bから離れている(第2非ガイド位置にある)。
第3状態では、図13に示すように、第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37が第1ガイドレール6aから離れており(第2非ガイド位置にあり)、第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39が第2ガイドレール6bに当接または近接している(ガイド位置にある)。
なお、駆動走行部18には、第1給電線10aおよび第2給電線10bからの高周波電力を得るためのる第1ピックアップユニット79aおよび第2ピックアップユニット79bが設けられている。
(3)従動走行部
図6を用いて、従動走行部19を説明する。図6は、従動走行部19の平面図である。
従動走行部19は、主に、本体フレーム57と、第1従動輪ユニット58と、第2従動輪ユニット59と、固定ガイドローラ機構60と、分岐ガイドローラ機構61とを有している。
(3−1)本体フレーム
本体フレーム57は、各部材を支持するための薄板状の部材である。本体フレーム57は左右方向に長く延びており、第2取り付け部16からの延びるシャフト(図示せず)を支持する軸受74が中間部分に設けられている。
(3−2)第1従動輪ユニット
第1従動輪ユニット58は、本体フレーム57の右側端部に装着されており、第1従動輪62を有している。第1従動輪62は、走行レール4の走行面の上に載っている。第1従動輪62は、本体フレーム57に固定されたシャフト98に回転自在に支持されている。
(3−3)第2従動輪ユニット
第2従動輪ユニット59は、本体フレーム57の左側端部に装着されており、第2従動輪63を有している。第2従動輪63は、走行レール4の走行面の上に載っている。第2従動輪63は、本体フレーム57に固定されたシャフト99に回転自在に支持されている。
(3−4)固定ガイドローラ機構
固定ガイドローラ機構60は、第1固定ガイドローラ65と、第2固定ガイドローラ66と、第3固定ガイドローラ67と、第4固定ガイドローラ68とを有している。
なお、固定ガイドローラ機構60は固定ガイドローラ機構23と同様であるので、以下説明を省略する。
(3−5)分岐ガイドローラ機構
分岐ガイドローラ機構61は、分岐部9において分岐動作を行うための機構であり、第1分岐ガイドローラ69と、第2分岐ガイドローラ70と、第3分岐ガイドローラ71と、第4分岐ガイドローラ72と、分岐ガイドローラ駆動機構73とを有している。
分岐ガイドローラ駆動機構73は、第1分岐ガイドローラ69と、第2分岐ガイドローラ70と、第3分岐ガイドローラ71と、第4分岐ガイドローラ72の位置を変更するための機構である。分岐ガイドローラ駆動機構73は、第2シリンダ91と、第3シャフト92と、第4シャフト93と、第2連結シャフト94とを有している。
なお、分岐ガイドローラ機構61は、分岐ガイドローラ機構24と同様であるので、以下説明を省略する。
(4)分岐部
図7を用いて、分岐部9について説明する。図7は、本発明の一実施形態としての搬送車システム1の分岐部9および曲線部8の概略平面図である。
軌道2は、直線部7と、分岐部9と、分岐部9から右側に曲がる曲線部8と、分岐部9からそのまま直線状に延びる第2部分7aとを有している。
第1走行レール4aと第2走行レール4bは、曲線部8と分岐部9の両方に分かれて延びている。
曲線部8において、第1ガイドレール6aは連続して形成されているが、第2ガイドレール6bは一部が途切れている。また、曲線部8には、第1走行レール4aに沿って複数の反射テープ104が設置されている。
第2部分7aにおいて、第2ガイドレール6bは連続して形成されているが、第1ガイドレール6aは一部が途切れている。
なお、この実施形態では、分岐部9とは直線部7と曲線部8の一部を含む部分を全体をいい、その中でも分岐が開始される地点を分岐地点9aという。
(5)センサおよび被検出部
駆動走行部18は、さらに、第1光電センサ75と、第2光電センサ76とを有している。第1光電センサ75は、第1走行レール4aに張られた反射テープ104を検出するためのものであり、特に、右曲線部を走行中に反射テープ104を検出するためのものである。第2光電センサ76は、第2走行レール4bに張られた反射テープ(図示せず)を検出するためのものであり、特に、左曲線部を走行中に反射テープ(図示せず)を検出するためのものである。
従動走行部19は、さらに、リニアスケール77と、バーコードリーダ78とを有している。リニアスケール77は、第1走行レール4aに張られた鉄板105を検出するためのものである。バーコードリーダ78は、第2走行レール4bに張られたバーコード106を検出するためのものである。
(6)制御構成
図8は、本発明の一実施形態としての搬送車システム1の制御構成を示すブロック図である。
搬送車システム1は、搬送車コントローラ80と、CADシステム81とを有している。
搬送車コントローラ80は、複数の搬送車3の走行を管理するためのコントローラである。搬送車コントローラ80と搬送車3は交信可能である。搬送車コントローラ80は、コントローラ本体82と、第1メモリ83とを有している。コントローラ本体82は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。第1メモリ83内には、ルートマップが記憶されている。
ルートマップとは、走行ルートの配置、原点の位置、原点を基準とする基準位置や移載位置の座標を記載したマップである。座標は、原点からの走行距離を搬送車のエンコーダの出力パルス数などに換算したものである。
搬送車3は、ルートマップに記載の座標と自機の内部座標(エンコーダによって求めた座標)とを比較しながら走行を続ける。
CADシステム81は、走行ルートを設計し記憶するためのシステムである。CADシステム81は、システム本体84と、第2メモリ85とを有している。システム本体84は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。システム本体84は、走行ルートをデザインして、その際のデータをレイアウトマップとして第2メモリ85に記憶する。なお、CADシステム81の機能は搬送車コントローラ80によって実現されても良い。
搬送車3は、制御部87と第3メモリ90とを有している。制御部87は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。制御部87は、走行制御部88に接続されている。走行制御部88は、制御部87からの指令に基づいて第1モータ26と第2モータ29を駆動する信号を送信できる。制御部87は、さらに、分岐制御部89に接続されている。分岐制御部89は、制御部87からの指令に基づいて第1シリンダ42および第2シリンダ91を駆動する信号を送信できる。
さらに、制御部87には、第1エンコーダ96、第2エンコーダ97、第1光電センサ75、第2光電センサ76,リニアスケール77およびバーコードリーダ78が接続されている。
第3メモリ90内には、ルートマップが記憶されている。搬送車3は、このルートマップ上の現在位置の座標と、目的位置の座標との差から走行距離を算出し、これによって走行速度のパターンを発生させる。また、搬送車3は、第1エンコーダ96および第2エンコーダ97によって内部座標を求め、目的地までの残走行距離を算出して、この値が所定値以下になると走行制御部88により減速処理を行う。第1エンコーダ96および第2エンコーダ97の値は、原点マークを検出すると原点の座標にリセットされ、基準マークを検出すると基準の座標に変更される。
(7)分岐動作
図9は、分岐部9における搬送車3の制御動作を示すフローチャートである。ここでは、主に、搬送車コントローラ80による制御動作を説明する。
ステップS1では、搬送車3が分岐部9の手前地点に到達するのを待つ。この判断に、搬送車コントローラ80は、リニアスケール77から検出結果ならびに第1エンコーダ96および第2エンコーダ97からの検出結果を利用する。なお、通常走行時には、図11に示すように、分岐ガイドローラ(36〜39および69〜72)は非ガイド位置に配置されている。
ステップS2では第1エンコーダ96および第2エンコーダ97の情報が正常であるか否かを判断する。正常な場合はステップS3に移行して、リニアスケール77から検出結果ならびに第1エンコーダ96および第2エンコーダ97からの検出結果を照合して、現在位置を確認する。この場合、リニアスケール77から検出結果に基づいて第1エンコーダ96および第2エンコーダ97の値を補正しても良い。異常な場合はステップS4に移行して、リニアスケール77からの検出結果のみに基づいて、現在位置を確認する。このとき、次に曲線部8に移行する場合は、搬送車3の減速を開始する。
ステップS5では、搬送車3が分岐地点9aに到達するのを待つ。到達していない場合はステップS2に戻る。到達すると、ステップS6に移行する。
ステップS6では、右側に分岐する場合は、図12に示すように、第1シリンダ42を駆動して第1分岐ガイドローラ36および第2分岐ガイドローラ37を下降させて、さらに第2シリンダ91を駆動して第1分岐ガイドローラ69と第2分岐ガイドローラ70を下降させる。左側に分岐する場合は、図13に示すように、第1シリンダ42を駆動して第3分岐ガイドローラ38および第4分岐ガイドローラ39を下降させて、さらに第2シリンダ91を駆動して第3分岐ガイドローラ71および第4分岐ガイドローラ72を下降させる。
ステップS7では、搬送車3が分岐地点9aを通過するのを待つ。分岐地点9aを通過すると、第1シリンダ42および第2シリンダ91を駆動して、図11に示すように、降りていた分岐ガイドローラ(36〜39および69〜72)を走行レール4から離脱させる。
分岐先が直線部の場合は、ステップS9に移行して、直線制御を実行する。
分岐先が曲線部の場合は、ステップS10に移行して、曲線制御を実行する。
(8)曲線制御
図10は、曲線部における搬送車の制御動作を示すフローチャートである。ここでは、主に、搬送車コントローラ80による制御動作を説明する。
ステップS11では、第1エンコーダ96および第2エンコーダ97の情報が正常であるか否かを判断する。正常な場合はステップS12に移行して、第1光電センサ75または第2光電センサ76から検出結果ならびに第1エンコーダ96および第2エンコーダ97からの検出結果を照合して、現在位置を確認する。この場合、例えば、反射テープ104同士の間では第1エンコーダ96と第2エンコーダ97の位置情報で補間することで、曲線部での搬送車の位置を連続的に確認できる。異常な場合はステップS4に移行して、第1光電センサ75または第2光電センサ76からの検出結果のみに基づいて、現在位置を確認する。
ステップS14では、現在位置情報に基づいて、適切な左右速度差が生じるように走行制御部88を介して第1モータ26および第2モータ29を駆動する。
ステップS15では、搬送車3が曲線部の終了地点に到達するのを待つ。到達していない場合はステップS11に戻る。
(9)駆動輪ユニットおよび従動輪ユニットの着脱構造および着脱動作
第1駆動輪ユニット21および第2駆動輪ユニット22の着脱構造および着脱動作を説明する。図14は、第1駆動輪ユニット21の概略平面図である。図15は、第1駆動輪ユニット21の概略縦断面図である。第1駆動輪ユニット21および第2駆動輪ユニット22の構造は同じであるので、以下、第1駆動輪ユニット21のみを説明する。
第1駆動輪ユニット21は、前述のように、第1駆動輪25と、第1モータ26と、第1減速機27とを有しており、さらに、第1取付プレート110を有している。
第1取付プレート110は、第1駆動輪ユニット21の他の部材を本体フレーム20に着脱自在に取り付けるための部材である。第1取付プレート110は、本体フレーム20の右側端部に取り付けられている。
本体フレーム20の左右両側端部には、左右両側に開いた開口が形成されている。図14から明らかなように、第1モータ26および第1減速機27は本体フレーム20の端部より内側に配置されているが、第1駆動輪25は本体フレーム20の開口から外側に配置されている。
第1取付プレート110は、第1部分111と、第2部分112とを有している。第1部分111は、本体フレーム20の右側端部上面に載置された平板である。第1部分111は、前後両側の固定部111aと、連結部111bとを有している。固定部111aには、複数のボルト貫通孔111cが形成されている。このボルト貫通孔111c内をボルト119が貫通して、本体フレーム20に形成されたねじ孔20aに螺合している。
第2部分112は、第1部分111の固定部111aの端部111dから下方に延びる板状部分である。第2部分112は、第1部分111に溶接で固定されている。第2部分112には、第1駆動輪25を支持する部分(例えば、第1減速機27)が固定されている。
以上から明らかなように、第1駆動輪ユニット21は、第1取付プレート110によって本体フレーム20に固定され、さらに第1取付プレート110は本体フレーム20から上方に取り外し可能である。これにより、第1駆動輪ユニット21は、車体をわずかにジャッキアップしてさらにボルト119を取り外すと、右側上方に(図15の矢印R方向に)引っ張り出すようにして、本体フレーム20から取り外すことができる。
また、搬送車3では、載置部11としては載置部材13と複数の連結部材14があるだけの構造なので、第1駆動輪ユニット21を取り外すのが容易である。具体的には、図3に示すように、第1駆動輪ユニット21は、左右方向外側部材14aと左右方向内側部材14bとの間から上方に引き出すことができる。
第1従動輪ユニット58は、前述のように、第1従動輪62と、シャフト98とを有しており、さらに、第2取付プレート115を有している。第1従動輪ユニット58および第2従動輪ユニット59の構造は同じであるので、以下、第1従動輪ユニット58のみを説明する
第2取付プレート115は、第1従動輪ユニット58の他の部材を本体フレーム57に着脱自在に取り付けるための部材である。第2取付プレート115は、本体フレーム57の右側端部に取り付けられている。本体フレーム57の左右両側端部には、左右両側に開いた開口が形成されている。
第2取付プレート115は、第3部分113と、第4部分114とを有している。第3部分113は、本体フレーム57の右側端部上面に載置された平板である。第3部分113は、前後両側の固定部113aと、連結部113bとを有している。固定部113aには、複数のボルト貫通孔113cが形成されている。このボルト貫通孔113c内をボルト(図示せず)が貫通して、本体フレーム57に形成されたねじ孔(図示せず)に螺合している。
第4部分114は、第3部分113の固定部113aの端部113dから下方に延びる板状部分である。第4部分114は第3部分113に溶接で固定されている。第4部分114には、シャフト98が固定されている。
第1従動輪ユニット58の取り外し動作は、第1駆動輪ユニット21の取り外し動作と同じであるので、以下説明を省略する。
(10)特徴
搬送車システム1は、第1走行レール4aおよび第2走行レール4bと、第1ガイドレール6aと、搬送車3と、第1モータ26および第2モータ29と、走行制御部88とを備えている。第1走行レール4aおよび第2走行レール4bは、直線部7および曲線部8を有する。第1ガイドレール6aは、第1走行レール4aおよび第2走行レール4bに沿って設けられている。搬送車3は、搬送車本体と、搬送車本体に設けられ第1走行レール4aおよび第2走行レール4b上に置かれた左右の第1駆動輪25および第2駆動輪28と、搬送車本体に設けられ第1ガイドレール6aにガイドされる第1固定ガイドローラ31および第3固定ガイドローラ33とを有する。第1モータ26および第2モータ29は、第1駆動輪25および第2駆動輪28にそれぞれ接続されている。走行制御部88は、第1駆動輪25および第2駆動輪28に速度差を生じさせるように第1モータ26および第2モータ29を制御することができる。
この搬送車システム1では、搬送車3が曲線部8を走行する際には、走行制御部88が第1駆動輪25および第2駆動輪28に速度差をつけるように第1モータ26および第2モータ29を制御する。したがって、第1固定ガイドローラ31および第3固定ガイドローラ33から第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bに作用する荷重が軽減され、第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bの強度を下げることができる。この結果、コスト低減を実現できる。
さらに、ガイドローラからガイドレールに作用する荷重が軽減することで、騒音が減ったり、摩擦を原因とする粉塵が減ったりする。
搬送車3は、搬送車本体に軸支され前後に配置された一対のボギー台車である駆動走行部18および従動走行部19をさらに備えている。第1駆動輪25および第2駆動輪28と第1固定ガイドローラ31および第3固定ガイドローラ33は、駆動走行部18に設けられている。
この搬送車システム1では、第1駆動輪25および第2駆動輪28と第1固定ガイドローラ31および第3固定ガイドローラ33によって駆動走行部18および従動走行部19が回動させられるので、各部材に大きな荷重が作用しない。
第1走行レール4aおよび第2走行レール4bは分岐部9をさらに有している。この場合、第1固定ガイドローラ31および第3固定ガイドローラ33は、第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bの内側に当接または近接する一対の固定ローラである。搬送車3は、分岐切換を行うための第1分岐ガイドローラ36および第3分岐ガイドローラ38をさらに有している。搬送車システム1は、第1分岐ガイドローラ36および第3分岐ガイドローラ38を、第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bの外側に当接または近接するガイド位置と、第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bの外側から離れる非ガイド位置とで移動させることができる分岐ガイドローラ駆動機構40をさらに備えている。
この搬送車システム1では、搬送車は、曲線部走行や分岐部走行において、ガイドレールによって確実に支持されたまま、走行できる。また、曲線部8においては左右車輪速度差が得られているので、第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bの内側にのみ第1固定ガイドローラ31および第3固定ガイドローラ33を当接または近接させていても、曲線部8でのガイドを確実に行うことができる。
分岐ガイドローラ駆動機構40は、直線部7および曲線部8では、第1分岐ガイドローラ36および第3分岐ガイドローラ38の両方を非ガイド位置に移動させており、分岐部9では、第1分岐ガイドローラ36および第3分岐ガイドローラ38の一方のみをガイド位置に移動させて分岐動作を実行しても良い。
この搬送車システム1では、分岐ガイドローラ駆動機構40は曲線部8においても第1分岐ガイドローラ36および第3分岐ガイドローラ38の両方を第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bから離れさせている。これは、曲線部8において左右車輪速度差が得られており第1分岐ガイドローラ36および第3分岐ガイドローラ38を第1ガイドレール6aおよび第2ガイドレール6bに当接させている必要がないからである。また、左右方向(曲線部の曲がり方向)が異なる曲線部が連続している区間でも、ガイドを切り換えるための準備時間を必要としない。
(11)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では搬送車は天井から吊り下げられた軌道上を走行していたが、本発明はこれに限定されない。軌道は地上に設けられていても良いし、搬送車が軌道から吊り下げられていても良い。
前記実施形態ではエンコーダはモータの回転を計測していたが、本発明はこれに限定されない。エンコーダは駆動輪または従動輪の回転を計測しても良い。
被検出部およびセンサの組み合わせの種類および検出目的は、前記実施形態に限定されない。
被検出部の設置位置や数は、前記実施形態に限定されない。
本発明は、複数の搬送車が軌道上を走行する搬送車システムに適用可能である。
1 搬送車システム
2 軌道
3 搬送車
4 走行レール
4a 第1走行レール
4b 第2走行レール
6 ガイドレール
6a 第1ガイドレール
6b 第2ガイドレール
7 直線部
7a 第2部分
8 曲線部
9 分岐部
9a 分岐地点
10a 第1給電線
10b 第2給電線
11 載置部
12 走行部
13 載置部材
13a 載置部
13b 柱部
13c 連結部
14 連結部材
14a 左右方向外側部材
14b 左右方向内側部材
15 第1取り付け部
16 第2取り付け部
17 物品
18 駆動走行部(ボギー台車)
19 従動走行部(ボギー台車)
20 本体フレーム
20a ねじ孔
21 第1駆動輪ユニット
22 第2駆動輪ユニット
23 固定ガイドローラ機構
24 分岐ガイドローラ機構
25 第1駆動輪
26 第1モータ
27 第1減速機
28 第2駆動輪
29 第2モータ
30 第2減速機
31 第1固定ガイドローラ
32 第2固定ガイドローラ
33 第3固定ガイドローラ
34 第4固定ガイドローラ
35 軸受
36 第1分岐ガイドローラ
37 第2分岐ガイドローラ
38 第3分岐ガイドローラ
39 第4分岐ガイドローラ
40 分岐ガイドローラ駆動機構(移動機構)
42 第1シリンダ
43 第1シャフト
44 第2シャフト
45 連結シャフト
47 第1部分
48 第2部分
49 第3部分
51 回動中心部
52 第4部分
53 第5部分
54 第6部分
55 回動中心部
57 本体フレーム
58 第1従動輪ユニット
59 第2従動輪ユニット
60 固定ガイドローラ機構
61 分岐ガイドローラ機構
62 第1従動輪
63 第2従動輪
65 第1固定ガイドローラ
66 第2固定ガイドローラ
67 第3固定ガイドローラ
68 第4固定ガイドローラ
69 第1分岐ガイドローラ
70 第2分岐ガイドローラ
71 第3分岐ガイドローラ
72 第4分岐ガイドローラ
73 分岐ガイドローラ駆動機構
74 軸受
75 第1光電センサ
76 第2光電センサ
77 リニアスケール
78 バーコードリーダ
79a 第1ピックアップユニット
79b 第2ピックアップユニット
80 搬送車コントローラ
81 CADシステム
82 コントローラ本体
83 第1メモリ
84 システム本体
85 第2メモリ
87 制御部
88 走行制御部(制御装置)
89 分岐制御部
90 第3メモリ
91 第2シリンダ
92 第3シャフト
93 第4シャフト
94 第2連結シャフト
96 第1エンコーダ
97 第2エンコーダ
98 シャフト
99 シャフト
101 第1部材
103 第2部材
104 反射テープ
105 鉄板
106 バーコード
110 第1取付プレート
111 第1部分
111a 固定部
111b 連結部
111c ボルト貫通孔
111d 端部
112 第2部分
115 第2取付プレート
116 第3部分
117 第4部分
118 搬送車停止位置
119 ボルト

Claims (4)

  1. 直線部および曲線部を有する一対の走行レールと、
    前記一対の走行レールに沿って設けられたガイドレールと、
    搬送車本体と、前記搬送車本体に設けられ前記一対の走行レール上に置かれた左右の駆動輪と、前記搬送車本体に設けられ前記ガイドレールにガイドされるガイドローラとを有する搬送車と、
    前記左右の駆動輪にそれぞれ接続されたモータと、
    前記左右の駆動輪に速度差を生じさせるように前記モータを制御する制御装置と、
    を備えた搬送車システム。
  2. 前記搬送車は、前記搬送車本体に軸支され前後に配置された一対のボギー台車をさらに備え、
    前記左右の駆動車輪と前記ガイドローラは、少なくとも一方の前記ボギー台車に設けられている、請求項1に記載の搬送車システム。
  3. 前記一対の走行レールは分岐部をさらに有しており、
    前記ガイドレールは、前記一対の走行レールに沿った一対のガイドレールであり、
    前記ガイドローラは、前記一対のガイドレールの内側に当接または近接する一対の固定ローラであり、
    前記搬送車は、分岐切換を行うための一対の分岐ガイドローラをさらに有しており、
    前記一対の分岐ガイドローラを、前記一対のガイドレールの外側に当接または近接するガイド位置と、前記一対のガイドレールの外側から離れる非ガイド位置とで移動させることができる移動機構をさらに備えている、請求項1または2に記載の搬送車システム。
  4. 前記移動機構は、前記直線部および前記曲線部では前記一対の分岐ガイドローラの両方を前記非ガイド位置に移動させており、前記分岐部では前記一対の分岐ガイドローラの一方のみを前記ガイド位置に移動させて分岐動作を実行する、請求項3に記載の搬送車システム。
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