JP2010245224A - 照明装置、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

照明装置、露光装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

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Abstract


【課題】照明効率の低下を抑制できる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置は、光源から発した照明光によって物体を照明する。照明装置は、光源の周囲の一部に配置された凹曲面状の反射面を有し、反射面によって照明光を反射する第1反射部材と、第1反射部材が反射した照明光を物体に導く導光光学系と、導光光学系に設けられ、照明光の一部を通過させて、物体に対する照明光の照射範囲及び開口数の少なくとも一方を制限する制限部材と、導光光学系に設けられ、第1反射部材が反射した照明光のうち、制限部材を通過可能な第1部分光以外の第2部分光の少なくとも一部を反射し、照明光の光路を逆進させて第1反射部材に入射させる第2反射部材とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明装置、露光装置、及びデバイス製造方法に関する。
マイクロデバイス、電子デバイス等の製造工程で使用される露光装置は、マスクを露光光で照明する照明装置を有し、そのマスクを介した露光光で感光基板を露光する。下記特許文献には、照明装置に関する技術の一例が開示されている。
特開平05−045605号公報 特開平07−135149号公報
照明装置に求められる性能の一つとして、照明効率の低下の抑制が挙げられる。例えば、露光装置で使用される照明装置には、露光光の損失を抑制して、マスクを十分な照度で照明することが求められる。照明装置がマスクを十分な照度で照明できないと、露光装置のスループットが低下(露光処理が遅延)して、生産性が低下する場合がある。
本発明は、照明効率の低下を抑制できる照明装置、露光装置、及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に従えば、光源から発した照明光によって物体を照明する照明装置であって、光源の周囲の一部に配置された凹曲面状の反射面を有し、反射面によって照明光を反射する第1反射部材と、第1反射部材が反射した照明光を物体に導く導光光学系と、導光光学系に設けられ、照明光の一部を通過させて、物体に対する照明光の照射範囲及び開口数の少なくとも一方を制限する制限部材と、導光光学系に設けられ、第1反射部材が反射した照明光のうち、制限部材を通過可能な第1部分光以外の第2部分光の少なくとも一部を反射し、照明光の光路を逆進させて第1反射部材に入射させる第2反射部材と、を備える照明装置が提供される。
本発明の第2の態様に従えば、パターンが形成されたパターン保持部材を支持する第1支持機構と、感光基板を支持する第2支持機構と、パターン保持部材を照明し、パターンを介して感光基板を露光する第1の態様の照明装置と、を備える露光装置が提供される。
本発明の第3の態様に従えば、第2の態様の露光装置を用いて、パターンを感光基板に転写する転写工程と、パターンが転写された感光基板を現像し、パターンに対応する形状の転写パターン層を感光基板に形成する現像工程と、転写パターン層を介して感光基板を加工する加工工程と、を含むデバイス製造方法が提供される。
本発明によれば、照明効率の低下を抑制できる照明装置、露光装置、及びデバイス製造方法が提供される。
第1実施形態に係る照明装置を備える露光装置の一例を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る照明装置を備える露光装置の一例を示す斜視図である。 第1実施形態に係る第2反射部材の一例を示す図である。 第1実施形態に係る入射口と第1部分光及び第2部分光を含む第2光源像との関係を示す図である。 第1実施形態に係る第2反射部材の作用を説明するための図である。 第1実施形態に係る第2反射部材の作用を説明するための図である。 第1実施形態に係る第2反射部材の作用を説明するための図である。 第2実施形態に係る照明装置の一例を示す図である。 第3実施形態に係る照明装置の一例を示す図である。 第4実施形態に係る照明装置の一例を示す図である。 デバイスの製造工程の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。水平面内の所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれと直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る照明装置ISを備えた露光装置EXの一例を示す概略構成図、図2は、斜視図である。
図1及び図2において、露光装置EXは、マスクMを支持して移動可能なマスクステージ1と、基板Pを支持して移動可能な基板ステージ2と、マスクMを露光光ELで照明する照明装置ISと、露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像を基板Pに投影する投影装置PSと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置3とを備えている。
マスクMは、基板Pに投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。基板Pは、感光基板であり、例えばガラスプレート等の基材と、その基材上に形成された感光膜(塗布された感光剤)とを含む。本実施形態において、基板Pは、大型のガラスプレートを含み、その基板Pの一辺のサイズは、例えば500mm以上である。本実施形態においては、基板Pの基材として、一辺が約3000mmの矩形のガラスプレートを用いる。
本実施形態において、投影装置PSは、複数の投影光学系PLを有する。照明装置ISは、複数の投影光学系PLに対応する複数の照明モジュールILを有する。また、本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しながら、マスクMのパターンの像を基板Pに投影する。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、所謂、マルチレンズ型スキャン露光装置である。
本実施形態において、投影装置PSは、7つの投影光学系PLを有し、照明装置LSは、7つの照明モジュールILを有する。なお、投影光学系PL及び照明モジュールILの数は7つに限定されず、例えば投影装置PSが、投影光学系PLを11個有し、照明装置ISが、照明モジュールILを11個有してもよい。
照明装置ISは、所定の照明領域IRに露光光ELを照射可能である。照明領域IRは、各照明モジュールILから射出される露光光ELの照射領域に相当する。本実施形態において、照明装置ISは、異なる7つの照明領域IRのそれぞれを露光光ELで照明する。照明装置ISは、マスクMのうち照明領域IRに配置された部分を、均一な照度分布の露光光ELで照明する。
照明装置ISは、光源5から発した露光光ELによって、マスクMを照明する。本実施形態において、光源5は、水銀ランプ(超高圧水銀ランプ)である。本実施形態においては、マスクMに照射される露光光ELとして、水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)を用いる。
マスクステージ1は、マスクMを支持した状態で、照明領域IRに対して移動可能である。マスクステージ1は、マスクMの下面(パターン形成面)とXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを支持する。マスクステージ1は、マスクMを支持した状態で、X軸、Y軸、及びθZ方向の3つの方向に移動可能である。
投影装置PSは、所定の投影領域PRに露光光ELを照射可能である。投影領域PRは、各投影光学系PLから射出される露光光ELの照射領域に相当する。本実施形態において、投影装置PSは、異なる7つの投影領域PRのそれぞれにパターンの像を投影する。投影装置PSは、基板Pのうち投影領域PRに配置された部分に、マスクMのパターンの像を所定の投影倍率で投影する。
基板ステージ2は、基板Pを支持した状態で、投影領域PRに対して移動可能である。基板ステージ2は、基板Pの表面(露光面)とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを支持する。基板ステージ2は、基板Pを支持した状態で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6つの方向に移動可能である。
図1及び図2に示すように、照明装置ISは、水銀ランプからなる光源5の周囲の一部に配置された凹曲面状の反射面6を有し、反射面6によって光源5から発した露光光ELを反射する第1反射部材7と、第1反射部材7が反射した露光光ELをマスクMに導く導光光学系8と、導光光学系8に設けられ、第1反射部材7からの露光光EL一部を通過させて、マスクMに対する露光光ELの照射範囲及び開口数の少なくとも一方を制限する制限部材9,10と、導光光学系8に設けられ、第1反射部材7が反射した露光光ELのうち、制限部材9,10を通過可能な露光光EL以外の露光光ELの少なくとも一部を反射し、露光光ELの光路を逆進させて第1反射部材7に入射させる第2反射部材11とを備えている。
本実施形態において、凹曲面状の反射面6は、2つの焦点を有する。本実施形態において、第1反射部材7は、第1焦点及び第2焦点を有する反射面6を備える楕円鏡である。
導光光学系8は、第1反射部材7からの露光光ELの少なくとも一部を反射するダイクロイックミラー12と、ダイクロイックミラー12から供給された露光光ELを光学的にリレーするリレー光学系13と、リレー光学系13からの露光光ELが供給される光伝送素子14と、光伝送素子14からの露光光ELが供給されるコリメートレンズ15と、コリメートレンズ15からの露光光ELが供給されるフライアイインテグレータ9と、フライアイインテグレータ9の光射出面近傍に配置され、所定の開口を有する開口絞り10と、フライアイインテグレータ9からの露光光ELが供給され、マスクMに対して露光光ELを照射するコンデンサーレンズ16とを備えている。
本実施形態において、光源5は、複数設けられている。第1反射部材7は、光源5に応じて、複数設けられている。第2反射部材11も、光源5に応じて、複数設けられている。本実施形態において、光源5、第1反射部材7、及び第2反射部材11のそれぞれは、3つ設けられている。また、ダイクロイックミラー12及びリレー光学系13も、光源5に応じて、複数(3つ)設けられている。すなわち、照明装置ISは、光源5、第1反射部材7、ダイクロイックミラー12、リレー光学系13、及び第2反射部材11を1つとする照明ユニットIUを、3つ有している。
導光光学系8は、上述した複数(7つ)の照明モジュールILを含む。照明モジュールILのそれぞれが、コリメートレンズ15、フライアイインテグレータ9、開口絞り10、及びコンデンサーレンズ16を有する。すなわち、本実施形態において、コリメートレンズ15、フライアイインテグレータ9、開口絞り10、及びコンデンサーレンズ16は、光伝送素子14とマスクMとの間において、7つ設けられている。
光伝送素子14は、3つのリレー光学系13からの露光光ELを、複数の照明モジュールILのそれぞれに伝送する。光伝送素子14は、光源5(照明ユニットIU)に応じて複数(3つ)設けられた入射口17と、照明モジュールILに応じて複数(7つ)設けられた射出口18とを有し、複数の入射口17に入射した露光光ELを合成して、照明モジュールILのそれぞれに伝送する。
3つの照明ユニットIUは、同じ構成である。以下、3つの照明ユニットIUのうち、1つの照明ユニットIUについて説明し、他の照明ユニットIUについての説明は省略する。
同様に、7つの照明モジュールILは、同じ構成である。以下、1つの照明モジュールILについて説明し、他の照明モジュールILについての説明は省略する。
第1反射部材7は、第1焦点及び第2焦点を有する。第1焦点は、第2焦点より、反射面6に近い。第1反射部材7は、第1焦点及び第2焦点のうち、反射面6に近い第1焦点を光源5に一致させて配置されている。
第1反射部材7は、光源5から発した露光光ELを反射して、光源5の第1光源像IM1を形成する。光源5から射出された露光光ELの少なくとも一部は、ダイクロイックミラー12で反射して、第1反射部材7の第2焦点に集められる。第1反射部材7は、第2焦点に光源5の第1光源像IM1を形成する。
ダイクロイックミラー12は、入射した露光光ELのうち、特定波長領域の露光光ELを反射する。光源5から射出され、ダイクロイックミラー12で反射した露光光ELは、リレー光学系13に入射する。
リレー光学系13は、第1光源像IM1が発した露光光ELを光学的にリレーする。リレー光学系13は、第1光源像IM1を光学的にリレーして、第2光源像IM2を形成する。
本実施形態において、リレー光学系13は、ダイクロイックミラー12からの露光光ELが供給される第1リレー光学系13Aと、第1リレー光学系13Aからの露光光ELが供給される第2リレー光学系13Bとを有する。第1,第2リレー光学系13A,13Bのそれぞれは、コリメートレンズ19、及び集光レンズ20を有する。また、第1リレー光学系13Aは、干渉フィルタ21を有する。干渉フィルタ21は、コリメートレンズ19と集光レンズ20との間に配置されている。干渉フィルタ21は、コリメートレンズ19から供給される露光光ELのうち、所定波長領域の露光光ELのみを通過させ、集光レンズ20に供給する。
光伝送素子14は、リレー光学系13からの露光光ELの少なくとも一部が入射する入射口17を有し、入射口17から入射する露光光ELを伝送して、複数の照明モジュールILのそれぞれに供給する。光伝送素子14は、露光光ELが入射する入射口17と、露光光ELを射出する射出口18と、入射口17からの露光光ELを射出口18に伝送する伝送部22とを有する。
入射口17は、光源5(照明ユニットIU)に応じて複数(3つ)設けられている。射出口18は、照明モジュールILに応じて複数(7つ)設けられている。伝送部22は、光ファイバを含み、複数の入射口17に入射した露光光ELを合成し、分岐して、複数の射出口18のそれぞれに伝送する。
入射口17は、リレー光学系13により形成される第2光源像IM2の像面近傍に配置されている。リレー光学系13から射出される露光光ELは、入射口17に入射する。入射口17に入射した露光光ELは、伝送部22を介して、射出口18に供給される。射出口18は、照明モジュールILに露光光ELを供給する。このように、本実施形態においては、導光光学系8は、複数の入射口17に入射した露光光ELを合成して、複数の照明モジュールILを介して、マスクMに導く。
照明モジュールILは、射出口18からの露光光ELの進行を遮断可能なシャッタ装置24と、コリメートレンズ15と、フライアイインテグレータ9と、開口絞り10と、コンデンサーレンズ16とを備えている。
コリメートレンズ15は、光伝送素子14の射出口18から射出された露光光EL(発散光)をほぼ平行な露光光EL(平行光)に変換して、フライアイインテグレータ15に供給する。
フライアイインテグレータ9は、レンズエレメント9Eを複数有する。レンズエレメント9Eは、正の屈折力を有する。各レンズエレメント9Eの入射面は、入射側に凸面を向けた球面状に形成され、射出面は射出側に凸面を向けた球面状に形成されている。レンズエレメント9Eは、XY平面内において複数配置されている。フライアイインテグレータ9の各レンズエレメント9Eは、マスクMの下面に対する露光光ELの照射範囲(照明領域IR)を制限する制限部材として機能する。
なお、照明範囲を制限する制限部材が、マスクMと略共役な位置に配置される視野絞りでもよい。
射出口18より射出され、コリメートレンズ15を介してフライアイインテグレータ9に入射した露光光ELは、複数のレンズエレメント9Eによって波面分割される。複数のレンズエレメント9Eの射出面近傍(後側焦点面)のそれぞれには光源像が形成され、それら複数の光源像によって二次光源が形成される。すなわち、フライアイインテグレータ9の射出面近傍(後側焦点面)には、実質的な面光源が形成される。
開口絞り10は、フライアイインテグレータ9の光射出面近傍、すなわちフライアイインテグレータ9の後側焦点面に配置されている。開口絞り10は、通常照明用の円形の開口絞り、輪帯照明用の開口絞り、ダイポール照明(2極照明)用の開口絞り、クロスポール照明(4極照明)用の開口絞り、及び小さいコヒーレンスファクタ(σ値)用の小円形の開口絞りの少なくとも一つを含む。
フライアイインテグレータ9の後側焦点面に形成された二次光源から射出された露光光ELのうち、開口絞り10の開口を通過した露光光ELは、コンデンサーレンズ16に入射する。開口絞り10は、マスクMに対する露光光ELを制限して、開口数を制限する制限部材として機能する。
コンデンサーレンズ16は、フライアイインテグレータ9(二次光源)から供給された露光光ELを集めて、マスクMに照射する。コンデンサーレンズ16から射出された露光光ELは、照明領域IRに照射される。フライアイインテグレータ9の各レンズエレメント9Eから射出された露光光ELは、コンデンサーレンズ16を介して、マスクMに重畳的に照射される。照明モジュールILは、照明領域IRを均一な照度分布の露光光ELで照明する。
次に、第2反射部材11について、図1,図2,及び図3を参照して説明する。
本実施形態において、第2反射部材11は、入射口17の周囲の少なくとも一部に設けられている。図3に示すように、本実施形態において、第2反射部材11は、環状部材である。第2反射部材11は、入射口17の周囲に配置される反射面23を有する。反射面23は、リレー光学系13に面するように配置される。
本実施形態において、第2反射部材11は、アルミニウム等の金属製の環状部材である。環状部材の表面が鏡面加工されることによって、反射面23が形成される。本実施形態において、反射面23は、平面である。本実施形態において、反射面23は、リレー光学系13の光軸に対してほぼ垂直に配置される。
第2反射部材11は、第1反射部材7が反射した露光光ELのうち、フライアイインテグレータ9及び開口絞り10を含む制限部材を通過可能な露光光EL以外の露光光ELの少なくとも一部を反射して、露光光ELの光路を逆進させて、第1反射部材7に入射させる。
例えば光源5の大きさ(輝点の大きさ)が、制限部材によって制限される照明範囲より大きい場合、光源5から発した露光光ELのうち、制限部材(レンズエレメント9E)に入射仕切れない露光光EL、すなわち、制限部材(レンズエレメント9E)を通過することができない余剰な露光光ELが発生する可能性がある。
また、光源5の発光角度が、制限部材(開口絞り10)によって制限される開口数より大きい場合、光源5から発した露光光ELのうち、制限部材(開口絞り10)を通過することができない余剰な露光光ELが発生する可能性がある。
ここで、以下の説明において、光源5から発した露光光ELのうち、制限部材を通過可能な露光光ELを適宜、第1部分光EL1、と称し、第1部分光EL1以外の露光光ELを適宜、第2部分光EL2、と称する。
第1部分光EL1は、制限部材を通過して、マスクMに照射される露光光ELである。第2部分光EL2は、制限部材を通過することができない余剰な露光光ELである。第2部分光EL2が多くなると、照明効率が低下する可能性がある。
図4は、3つの入射口17と、第1部分光EL1及び第2部分光EL2を含む第2光源像IM2と、第1部分光EL1及び第2部分光EL2の強度との関係を示す模式図である。図4中、領域A1は、第1部分光EL1が照射される領域を示し、領域A2は、第2部分光EL2が照射される領域を示す。領域A2の外形は、第2光源像IM2の外形を示す。例えば、入射口17の大きさが第2光源像IM2の大きさとほぼ同じ又は大きく、第2部分光EL2が入射口17に入射可能な場合でも、第2部分光EL2は、フライアイインテグレータ9及び開口絞り10を含む制限部材を通過することができない。したがって、第2部分光EL2は、余剰な露光光ELとなる。
第2反射部材11は、第2部分光EL2の少なくとも一部を反射して、露光光ELの光路を逆進させて、第1反射部材7に入射させる。換言すれば、第2反射部材11は、制限部材9,10を通過することができない第1反射部材7からの第2部分光EL2を、第1反射部材7に戻すように反射する。これにより、照明効率の低下が抑制される。
図5は、第2反射部材11の作用を説明するための図である。図5は、第1反射部材7と、第1反射部材7の第1焦点に配置された光源5と、第2焦点(第1光源像IM1)との位置関係を示す。光源5から発した露光光ELは、反射面6の第1位置p1で反射して、第2焦点に向かって進行し、第2焦点を通過する。第2焦点を通過した露光光ELは、第2光源像IM2の像面に配置された第2反射部材11の反射面23で反射して、露光光ELの光路を逆進し、第2焦点を通過して、反射面6の第1位置p1に入射する。反射面6の第1位置p1に入射した露光光ELは、反射面6の第1位置p1で反射して、第1位置p1と異なる反射面6の第2位置p2に入射する。反射面6の第2位置p2に入射した露光光ELは、反射面6の第2位置p2で反射して、第2焦点に向かって進行し、第2焦点を通過する。
このように、第2焦点と共役な位置(第2光源像IM2の像面の位置)に第2反射部材11の反射面23を配置することによって、反射面6からの露光光ELを、反射面6に戻すように反射することができる。
図6は、第1反射部材7と、第1反射部材7の第1焦点に配置された光源5と、第2光源像IM2の像面近傍に配置された第2反射部材11との関係を示す。図7は、図6の拡大図であり、第2反射部材11の近傍を示す。なお、図6は、光源5と第1反射部材7と第2反射部材11との関係を模式的に示した図であり、第2焦点(第1光源像IM1)の図示は省略してある。
図6及び図7において、光源5から発した露光光ELは、反射面6の第3位置p3で反射して、第2光源像IM2に向かって進行する。第2光源像IM2に向かって進行する露光光ELの少なくとも一部は、第2光源像IM2の像面近傍に配置されている第2反射部材11の反射面23に入射する。反射面23は、第1反射部材7の反射面6が反射した露光光ELのうち、制限部材9,10を通過することができない第2部分光EL2を、第1反射部材6に戻すように反射することができる位置に配置されている。
反射面23に入射した露光光ELの第2部分光EL2は、その反射面23で反射して、露光光ELの光路を逆進し、第3位置p3と異なる反射面6の第4位置p4に入射する。反射面6の第4位置p4に入射した露光光ELは、反射面6の第4位置p4で反射して、第4位置p4と異なる反射面6の第5位置p5に入射する。反射面6の第5位置p5に入射した露光光ELは、反射面6の第5位置p5で反射して、第2光源像IM2に向かって進行する。
本実施形態において、光源5から射出され、第1反射部材7の反射面6(第3位置p3)で反射した第2部分光LE2の光路K1に対して、光源5から射出され、第1反射部材7の反射面6(第3位置p3)で反射し、第1反射部材7に戻されるように第2反射部材11で反射し、第1反射部材7の反射面6(第4,第5位置p4,p5)で再反射した第2部分光EL2の光路K2は変化する。例えば、反射面6の形状等に応じて、光路K1に対して、光路K2は変化する。反射面6の第5位置p5で反射した露光光ELは、第2反射部材11の反射面23に入射することなく、第2反射部材11の開口11Kを通過して、第1部分光EL1として、入射口17に入射し、制限部材9,10に伝送される。
このように、本実施形態によれば、第2反射部材11が、第1反射部材7に再入射させるように第2部分光EL2を反射することによって、その第2部分光EL2の光路を変化させ、第2部分光EL2を第1部分光EL1に変換することができる。したがって、制限部材9,10を通過することができない余剰な露光光ELの発生を抑制でき、照明効率の低下を抑制することができる。
次に、露光装置EXの動作の一例について説明する。マスクステージ1にマスクMが支持され、基板ステージ2に基板Pが支持された後、制御装置3は、基板Pの露光処理を開始する。制御装置3は、照明装置ISより露光光ELを射出して、マスクステージ1に支持されているマスクMを露光光ELで照明する。露光光ELで照明されたマスクMのパターンの像は、基板ステージ2に支持される基板Pに投影される。このように、照明装置ISは、マスクMを露光光ELで照明して、マスクMのパターン及び投影装置PSを介して基板Pに露光光ELを照射して、その基板Pを露光する。
上述したように、露光装置EXは、マルチレンズ型スキャン露光装置である。制御装置3は、マスクステージ1及び基板ステージ2を制御して、マスクMと基板Pとを走査方向に同期移動しながらマスクMを露光光ELで照明し、マスクMのパターンを介した露光光ELで基板Pを露光する。本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をX軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もX軸方向とする。制御装置3は、投影領域PRに対して基板PをX軸方向に移動するとともに、その基板PのX軸方向への移動と同期して、照明領域IRに対してマスクMをX軸方向に移動しながら、照明領域IRに露光光ELを照射して、マスクMからの露光光ELを投影装置PSを介して投影領域PRに照射する。これにより、基板Pは、マスクM及び投影装置PSを介して投影領域PRに照射された露光光ELで露光され、マスクMのパターンの像が基板Pに投影される。
以上説明したように、本実施形態によれば、制限部材9,10を通過可能な第1部分光EL1以外の第2部分光EL2の少なくとも一部を反射して、露光光ELの光路を逆進させて第1反射部材7に入射させる第2反射部材11を設けたので、第1反射部材7が第2部分光EL2を発生しても、その第2部分光EL2の少なくとも一部を、第1部分光EL1に変換することができる。本実施形態によれば、第2反射部材11は、第2部分光EL2の光路を変化させて、第2部分光EL2を第1部分光EL1に変換することができる。したがって、照明装置ISの照明効率の低下を抑制でき、露光装置EXのスループットの低下を抑制できる。
なお、本実施形態においては、第2反射部材11の反射面23が環状であり、入射口17の周囲に配置されている場合を例にして説明したが、入射口17の周囲の一部に配置されてもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、第2反射部材が配置される位置が、第1実施形態と異なる。
図8は、第2実施形態に係る照明装置ISの一部を示す図である。本実施形態において、第2反射部材11は、リレー光学系13内に配置されている。第2反射部材11は、第1リレー光学系13Aと第2リレー光学系13Bとの間に配置されている。第2反射部材11は、第1リレー光学系13Aが形成する光源5の光源像IM11の像面近傍に配置されている。
本実施形態においても、第2部分光EL2を第1反射部材6に戻すように反射して、第1部分光EL1に変換することができる。
なお、本実施形態において、第2反射部材11の反射面23が、光源像IM11の周囲に配置されていてもよいし、周囲の少なくとも一部に配置されてもよい。
本実施形態においては、第2反射部材11が第1反射部材7に近い位置に配置されているので、第2反射部材11と第1反射部材7との距離を短くすることができ、第2部分光EL2の光量が減衰することを抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9は、第3実施形態に係る照明装置ISの一部を示す図である。本実施形態において、第2反射部材11は、第1反射部材7が形成する光源5の第1光源像IM1の像面近傍に配置された反射部材11Aと、リレー光学系13内に配置された反射部材11Bとを含む。反射部材11Bは、リレー光学系13のうち、反射部材11Bより第1光源像IM1側に配置された光学系の後側焦点面近傍に配置されている。
本実施形態においても、第2部分光EL2を第1反射部材6に戻すように反射して、第1部分光EL1に変換することができる。
また、本実施形態においては、反射部材11Aは、第2部分光EL2が干渉フィルタ21を通過する前に、第2部分光EL2を反射するので、第2部分光EL2の光量が減衰することを抑制することができる。
なお、本実施形態において、反射部材11Aの反射面23が、光源像IM1の周囲に配置されていてもよいし、周囲の少なくとも一部に配置されてもよい。
なお、上述の第1〜第3実施形態においては、反射面23が、リレー光学系13の光軸に対してほぼ垂直に配置される場合を例にして説明したが、リレー光学系13の光軸に対して傾斜していてもよい。例えば、反射面23が、円錐状でもよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
第4実施形態は、第2実施形態の変形例である。第4実施形態に係る第2反射部材11Rは、少なくとも一部が曲面である反射面23Rを有する。
図10は、第4実施形態に係る照明装置ISの一部を示す図である。第2反射部材11Rは、リレー光学系13内に配置されている。第2反射部材11Rは、第1リレー光学系13Aが形成する光源5の光源像IM11の像面近傍に配置されている。
なお、第2反射部材11Rが、第1光源像IM1の像面近傍に配置されてもよいし、第2光源像IM2の像面近傍に配置されてもよい。
反射面23Rは、曲面を含み、レンズパワーを有する。これにより、反射面23Rは、第1反射部材7からの第2部分光EL2を、所望の方向に反射させることができる。
なお、上述の第1〜第4実施形態においては、導光光学系8が、リレー光学系13を有することとしたが、リレー光学系13が省略されてもよい。また、光伝送素子14の入射口17が、第1反射部材7によって形成される光源5の第1光源像IM1の像面近傍に配置されてもよい。また、第2反射部材11(11R)が、第1光源像IM1の像面近傍に配置された入射口17の周囲の少なくとも一部に設けられてもよい。
なお、上述の各実施形態において、導光光学系8が、光伝送素子14を有することとしたが、光伝送素子14が省略されてもよい。また、上述の各実施形態においては、露光装置EXが、複数の投影光学系PL及び照明モジュールILを有するマルチレンズ型スキャン露光装置である場合を例にして説明したが、投影光学系PLが1つでもよいし、照明モジュールILが1つでもよい。
なお、上述の各実施形態においては、第1反射部材7が楕円鏡であることとしたが、楕円鏡に限定されない。例えば、放物面を有する反射面を有する第1反射部材を光源5の周囲の少なくとも一部に配置してもよい。こうすることによっても、光源5から発した露光光ELによってマスクMを照明することができる。
なお、上述の各実施形態において、第1反射部材7と協働して、第1光源像IM1を形成する補助光学系を設けてもよい。例えば、補助光学系として、第1反射部材7とリレー光学系13との間であって、第1反射部材7からの露光光ELが入射可能な位置に、レンズパワーを有する光学系を配置してもよい。その光学系は、第1反射部材7と協働して、第1光源像IM1をより良好に形成することができる。
なお、上述の実施形態の基板Pとしては、ディスプレイデバイス用のガラス基板のみならず、半導体デバイス製造用の半導体ウエハ、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
なお、露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを介した露光光ELで基板Pを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。
また、露光装置EXとして、プロキシミティ方式の露光装置、ミラープロジェクション・アライナーなどにも本発明を適用することができる。
また、本発明は、米国特許第6341007号明細書、米国特許第6208407号明細書、米国特許第6262796号明細書等に開示されているような、複数の基板ステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、米国特許第6897963号明細書、欧州特許出願公開第1713113号明細書等に開示されているような、基板を保持する基板ステージと、基板を保持せずに、基準マークが形成された基準部材及び/又は各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも適用することができる。また、複数の基板ステージと計測ステージとを備えた露光装置を採用することができる。
露光装置EXの種類としては、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置に限られず、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)、マイクロマシン、MEMS、DNAチップ、あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
なお、上述の各実施形態においては、マスクMとして、光透過性の板上に所定の遮光パターン(又は位相パターン・減光パターン)を形成した光透過型マスクを用いたが、このマスクに代えて、例えば米国特許第6778257号明細書に開示されているように、露光すべきパターンの電子データに基づいて透過パターン又は反射パターン、あるいは発光パターンを形成する可変成形マスク(電子マスク、アクティブマスク、あるいはイメージジェネレータとも呼ばれる)を用いてもよい。可変成形マスクは、例えば非発光型画像表示素子(空間光変調器)の一種であるDMD(Digital Micro-mirror Device)等を含む。また、可変成形マスクとしては、DMDに限られるものでなく、DMDに代えて、以下に説明する非発光型画像表示素子を用いても良い。ここで、非発光型画像表示素子は、所定方向へ進行する光の振幅(強度)、位相あるいは偏光の状態を空間的に変調する素子であり、透過型空間光変調器としては、透過型液晶表示素子(LCD:Liquid Crystal Display)以外に、エレクトロクロミックディスプレイ(ECD)等が例として挙げられる。また、反射型空間光変調器としては、上述のDMDの他に、反射ミラーアレイ、反射型液晶表示素子、電気泳動ディスプレイ(EPD:Electro Phonetic Display)、電子ペーパー(または電子インク)、光回折型ライトバルブ(Grating Light Valve)等が例として挙げられる。
上述の実施形態の露光装置EXは、本願請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス、ディスプレイデバイス、電子デバイス等のデバイスは、図11に示すように、デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスクMを製作するステップ202、基板Pを製造するステップ203、上述の実施形態に従って、マスクMのパターンからの露光光ELで基板Pを露光して、パターンを基板Pに転写する転写工程、及びパターンが転写された基板Pを現像し、パターンに対応する形状の転写パターン層を基板Pに形成する現像工程を含む基板処理ステップ204、ダイシング工程、ボンディング工程、及びパッケージ工程等、転写パターン層を介して基板Pを加工する加工工程を含むデバイス組み立てステップ205、及び検査ステップ206等を経て製造される。
なお、上述の実施形態及び変形例の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、法令で許容される限りにおいて、上述の実施形態及び変形例で引用した露光装置などに関する全ての公開公報及び米国特許の開示を援用して本文の記載の一部とする。
なお、上述の実施形態では、照明装置ISを、基板を露光する露光装置EXに適用するものとして説明したが、露光装置EXに限定されない。例えば、例えば基板Pに設けられた複数の被処理領域を顕微鏡等で順次観察して検査する検査装置等にも、本発明の照明装置ISを適用することができる。
1…マスクステージ、2…基板ステージ、3…制御装置、5…光源、6…反射面、7…第1反射部材、8…導光光学系、9…フライアイインテグレータ(制限部材)、10…開口絞り(制限部材)、11…第2反射部材、13…リレー光学系、14…光伝送素子、17…入射口、18…射出口、23…反射面、EL…露光光、EL1…第1部分光、EL2…第2部分光、EX…露光装置、IL…照明モジュール、IM1…第1光源像、IM2…第2光源像、IS…照明装置、M…マスク、P…基板、PS…投影装置、PL…投影光学系

Claims (13)

  1. 光源から発した照明光によって物体を照明する照明装置であって、
    前記光源の周囲の一部に配置された凹曲面状の反射面を有し、前記反射面によって前記照明光を反射する第1反射部材と、
    前記第1反射部材が反射した前記照明光を前記物体に導く導光光学系と、
    前記導光光学系に設けられ、前記照明光の一部を通過させて、前記物体に対する前記照明光の照射範囲及び開口数の少なくとも一方を制限する制限部材と、
    前記導光光学系に設けられ、前記第1反射部材が反射した前記照明光のうち、前記制限部材を通過可能な第1部分光以外の第2部分光の少なくとも一部を反射し、前記照明光の光路を逆進させて前記第1反射部材に入射させる第2反射部材と、
    を備える照明装置。
  2. 前記第1反射部材は、前記照明光を反射して前記光源の第1光源像を形成し、
    前記導光光学系は、前記第1光源像を光学的にリレーして第2光源像を形成するリレー光学系を含み、
    前記第2反射部材は、前記第1光源像及び前記第2光源像の少なくとも一方の像面近傍に配置される請求項1記載の照明装置。
  3. 前記第1反射部材は、前記照明光を反射して前記光源の第1光源像を形成し、
    前記第2反射部材は、前記第1光源像の像面近傍に配置される請求項1記載の照明装置。
  4. 前記第1反射部材は、前記照明光を反射して前記光源の第1光源像を形成し、
    前記導光光学系は、前記第1光源像から発した前記照明光を光学的にリレーするリレー光学系を含み、
    前記第2反射部材は、前記リレー光学系内に配置される請求項1記載の照明装置。
  5. 前記第2反射部材は、前記リレー光学系のうち当該第2反射部材より前記第1光源像側に配置された光学系の後側焦点面近傍に配置される請求項4記載の照明装置。
  6. 前記第1反射部材は、前記照明光を反射して前記光源の第1光源像を形成し、
    前記導光光学系は、前記第1光源像を光学的にリレーして第2光源像を形成するリレー光学系と、前記第2光源像の像面近傍に配置された入射口から入射する前記照明光を伝送する光伝送素子とを含み、
    前記第2反射部材は、前記入射口の周囲の少なくとも一部に設けられる請求項1記載の照明装置。
  7. 前記第1反射部材は、前記照明光を反射して前記光源の第1光源像を形成し、
    前記導光光学系は、前記第1光源像の像面近傍に配置された入射口から入射する前記照明光を伝送する光伝送素子を含み、
    前記第2反射部材は、前記入射口の周囲の少なくとも一部に設けられる請求項1記載の照明装置。
  8. 前記光源が複数設けられ、前記入射部が前記光源に応じて複数設けられ、
    前記導光光学系は、前記複数の入射口に入射した前記照明光を合成して、前記物体に導く請求項6又は7記載の照明装置。
  9. 前記第1反射部材と協働して前記第1光源像を形成する補助光学系を備える請求項2〜8のいずれか一項記載の照明装置。
  10. 前記凹曲面状の反射面は、2つの焦点を有し、
    前記第1反射部材は、前記2つの焦点のうち前記反射面に近い焦点を前記光源に一致させて配置される請求項1〜9のいずれか一項記載の照明装置。
  11. パターンが形成されたパターン保持部材を支持する第1支持機構と、
    感光基板を支持する第2支持機構と、
    前記パターン保持部材を照明し、前記パターンを介して前記感光基板を露光する請求項1〜10のいずれか一項記載の照明装置と、を備える露光装置。
  12. 前記第1支持機構が支持する前記パターン保持部材のパターンの像を、前記第2支持機構が支持する前記感光基板に投影する投影光学系を備え、
    前記照明装置は、前記投影光学系を介して前記感光基板を露光する請求項11記載の露光装置。
  13. 請求項11又は12記載の露光装置を用いて、前記パターンを前記感光基板に転写する転写工程と、
    前記パターンが転写された前記感光基板を現像し、前記パターンに対応する形状の転写パターン層を前記感光基板に形成する現像工程と、
    前記転写パターン層を介して前記感光基板を加工する加工工程と、を含むデバイス製造方法。
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