JP2010245180A - 半導体装置及びパッケージ基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体チップの電源用電極パッドとパッケージ基板の電源用外部端子間のインダクタンス及びインピーダンスを低減すること。
【解決手段】半導体装置10は、絶縁層12、電源層13、配線層14b、絶縁層12を貫通する貫通孔17、電源層13と配線層14bとを電気的に接続するビア15b、及び、ビア15bに対して貫通孔17とは反対方向に形成され、配線層14bと電気的に接続された接続端子16b、を有するパッケージ基板11と、一方の面に、該一方の面の中央線方向に沿うように配列した複数の電極パッド22を有する半導体チップ21と、貫通孔17を通って、パッケージ基板11の接続端子16bと半導体チップ21の電極パッド22とを電気的に接続する接続配線23と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、汎用DRAM(Dynamic Random Access Memory)のように電極パッド列が周辺部ではなくて中央部に配置された半導体チップを搭載するBGA(Ball Grid Array)型半導体装置に関する。また、本発明は、そのような半導体装置に用いられるパッケージ基板に関する。
この種の半導体装置は、半導体チップをパッケージ基板に電気的に接続して構成されるが、電気的特性改善(例えば、動作電圧として印加する電源電圧Vddおよび/またはGND(グランド)電圧Vss(以下、これらを総称して単に「電源」と呼ぶ)のインピーダンス低減)のために、パッケージ基板としては導体層が1層のものから2層のものが近年になって使用されてきている。
図7に、背景技術に係る半導体装置を説明するための半導体装置の概略部分断面図を示す。背景技術に係る半導体装置100は、パッケージ基板101と、パッケージ基板101と電気的に接続された半導体チップ111と、を備える。
パッケージ基板101は、絶縁層102と、絶縁層102の一方の面に形成された電源層103と、絶縁層102の他方の面に形成された配線層104と、絶縁層102を貫通し、電源層103と配線層104とを電気的に接続するビア105と、パッケージ基板101を貫通する貫通孔107と、絶縁層102の他方の面に形成され、配線層104を介してビア105と電気的に接続された接続端子106と、他の装置と電気的に接続するための外部端子108と、を備える。接続端子106は、半導体チップ111と電気的に接続するための端子である。接続端子106は、貫通孔107の開口の縁に沿うように配列されている。電源層103及び配線層104は、ソルダレジスト109,110によってそれぞれ被覆されている。
半導体チップ111は、一方の面のほぼ中央部分に、パッケージ基板101と電気的に接続するための電極パッド112を備える。半導体チップ111は、電極パッド112が形成された一方の面が、絶縁層102の一方の面(電源層103)と対向している。半導体チップ111とパッケージ基板101とは接着剤117によって接合されている。
電極パッド112と接続端子106とは、貫通孔107を通る接続配線113によって電気的に接続されている。半導体チップ111及びボンディングワイヤ113は、封止樹脂114,115によってそれぞれ封止されている。
次に、図7に示す半導体装置の一例として、図7に示すような構造を有するDRAMについて説明する。図8に、外部端子側から見たDRAMの概略平面図を示す。図8は、8ビット構成品のDDR3 DRAMにおける外部端子の配置を示している。図8においては、配線層、ビア、ボンディングワイヤ、ソルダレジスト、封止樹脂等の図示は省略してある。図9に、図8に示すDRAMのパッケージ基板の概略部分平面図を示す。図9は、図8に示すDQ(信号)系外部端子108a,108bと、DQ系電極パッド112aとを電気的に接続するための配線層104の配線パターンを主として示している。図9において、外部端子108は白丸で示し、ビア105は黒丸で示してある。図9においては、DQ(信号)系外部端子108a,108b以外の外部端子、絶縁層等の図示は省略してある。なお、図7と図8及び図9とは、外部端子の位置や数等の詳細な構成は対応関係にないが、主たる構成は同様であり、理解容易化のためこれらの図において同じ要素には同じ符号を付してある。また、図8及び図9において、DQ系外部端子108a,108bの数及び位置はそれぞれ対応している。
図8及び図9において、電源層103は、電源系導体層、すなわち電源電圧層又はグランド電圧層(図9においては、例えばVSSQ)である。配線層104は、接続端子106とDQ系外部端子108a,108bとを電気的に接続するための第1配線パターン104a、及び接続端子106とビア105とを電気的に接続するための第2配線パターン104bを有する。電源層103と半導体チップ111のDQ系電極パッド112aにおける電源パッドとは、ビア105、第2配線パターン104b、接続端子106及び金属配線(図8及び図9において不図示)によって電気的に接続されている。
複数の接続端子106は、貫通孔107の開口の縁に沿うように配列している。第1配線パターン104a及び第2配線パターン104bは、各配線パターンが接続された接続端子106から、DQ系外部端子108a,108b及びビア105方向へ(すなわち貫通孔107とは反対方向へ)延在している。図9に示すような平面において、接続端子106は、ビア105と貫通孔107との間に配置されている。
図9は、製造時のパッケージ基板の概略部分平面図である。パッケージ基板101は、電界めっきのために使用されるめっき用配線116をさらに有する。第1配線パターン104aと接続されている接続端子106同士は、貫通孔107を横断するめっき用配線116を介して電気的に接続されている。なお、めっき用配線116は、半導体装置製造前に、例えばパンチング又はルーティングにより除去される。
かかる半導体装置において、半導体チップ111の電極パッド112と電源層103間のインダクタンス及びインピーダンスを低減するためには、第2配線パターン104bを短くする必要がある。
例えば、図9に示すような背景技術に係るパッケージ基板101において、半導体チップ111の電極パッド112と電源層103間のインダクタンス及びインピーダンスを低減させるためには、ビア105を可能な限り接続端子106の近くに配置する必要がある。しかしながら、図9の領域A(楕円印)に示すように、接続端子106とDQ系外部端子108a,108bとの間には第1配線パターン104aが密集している。したがって、接続端子106とDQ系外部端子108a,108bとの間に、ビア105を配置することは困難である。すなわち、接続端子106とビア105間の間隔d(図7及び図9)が大きくならざるを得ない。間隔dが大きくなると、接続端子106とビア105とを電気的に接続する第2配線パターン104bの長さも比例的に長くなってしまう。仮に、ビア105を、接続端子106とDQ系外部端子108a,108bとの間に配置してから、接続端子106とDQ系外部端子108a,108bとを結ぶ第1配線パターン104aを設計することにすると、今度はビア105を回避するために複数の第1配線パターン104aを設計変更し、伸長しなければならなくなる。
なお、特許文献1には、BGA型半導体装置における電源系統のインダクタンスやインピーダンスを低減させる技術が開示されている。これは、BGA基板の半導体チップの搭載部分の下に電源用半田バンプを移動させることにより、半導体チップの電源用電極とBGA基板の電源用半田バンプとの距離を近づけるものである。
特開平9−148476号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインダクタンス低減技術は、汎用DRAMのように、BGA基板の半田付けパッド(すなわち、外部端子)の位置が規格で決められている半導体装置には全く対応できない。特許文献1に記載の技術を汎用DRAMに適用すると、むしろ配線長は長くなってしまい、インダクタンスおよびインピーダンスは逆に増大してしまう。しかも、電極パッドが半導体チップ面のほぼ中央部分に設けられ、この電極パッドとBGA基板上のボンディング・パッドとがボンディング・ワイヤなどによりに電気的に接続される半導体装置においては、半導体素子はBGA基板上に搭載する構成を有していないので、特許文献1のようにBGA基板の半導体チップ搭載面とは反対側に外付端子を形成すること自体が不可能である。
本発明の第1視点による半導体装置は、ほぼ中央部分(すなわち、周辺部分から離れた内部部分)に配置された複数の電極パッドを有する半導体チップと、貫通孔が設けられた絶縁層を有すると共に、その絶縁層の一方の面側に形成された電源層および他方の面側に上記貫通孔に沿って形成された複数の接続端子を有するパッケージ基板と、上記貫通孔を通って半導体チップの電極パッドの各々をパッケージ基板の接続端子の対応するものにそれぞれ電気的に接続する複数の接続導体と、を備え、且つ、パッケージ基板は、複数の接続端子のうちの電源用接続端子と貫通孔との間に絶縁層を貫通して電源層に接続されるビアと、絶縁層の他方の面側に設けられてビアを電源用接続端子に接続する配線とをさらに有している。
このように、本発明では、絶縁層の一方の面側に形成されている電源層を積極的に利用し、絶縁層の他方の面側にある電源用接続端子と貫通孔との間に、絶縁層を貫通して電源層に接続されるビアを設け、このビアを配線により電源用接続端子に接続している。電源用接続端子と貫通孔との間にビアを形成した結果、半導体チップの電源用電極パッドと対応する電源用接続端子とを繋ぐ接続導体は長くなるが、電源層をプレーンとして比較的広い面積をもって形成することができるので、半導体チップの電源用電極パッドからパッケージ基板の電源用外部端子との間のインダクタンスおよびインピーダンスは結果的には総合的に小さく出来る。
本発明のパッケージ基板の一実施形態を示すパッケージ基板の概略部分平面図。 図1の点線領域の概略部分平面図。 図2のIII−III線における概略断面図。 本発明の半導体装置の一実施形態を示す半導体装置の概略部分断面図。 外部端子側から見たDRAMの一例を示す概略平面図。 外部端子側から見たDRAMの一例を示す概略平面図。 背景技術に係る半導体装置を説明するための半導体装置の概略部分断面図。 外部端子側から見たDRAMの概略平面図。 図8に示すDRAMのパッケージ基板の概略部分平面図。
本発明のパッケージ基板の一実施形態について説明する。図1に、本発明のパッケージ基板の一実施形態を示すパッケージ基板の概略部分平面図を示す。図2に、図1の点線領域の概略部分平面図を示す。図3に、図2のIII−III線における概略断面図を示す。図1は、本発明のパッケージ基板の一例として、8ビット構成品のDDR3 DRAMにおいて使用されるパッケージ基板の一部を示しており、外部端子18側からみた平面図である。図1及び図2においては、図3に示す絶縁層12及びソルダレジスト19,20の図示は省略してある。図1において、外部端子18は白丸で示し、ビア15は黒丸で示してある。
パッケージ基板11は、絶縁層12と、絶縁層12の一方の面に形成された電源層13と、絶縁層12の他方の面に形成された配線層14と、絶縁層12を貫通して、電源層13と配線層14とを電気的に接続するビア15bと、半導体チップと電気的に接続するための端子である接続端子(ボンドフィンガ)16と、パッケージ基板11を貫通する貫通孔17と、ビア15と電源用接続端子16bとを接続する配線14bと、他の装置と電気的に接続するための外部端子18と、を備える。ビア15は、接続配線のうちの電源用接続端子16bと貫通孔との間に設けられた15bを有する。すなわち、パッケージ基板11は、貫通孔17が設けられた絶縁層12であって、その絶縁層の一方の面側に形成された電源層13および他方の面側に貫通孔17に沿って形成された複数の接続端子16とを備え、さらに、複数の接続端子のうちの電源用接続端子16bと貫通孔17との間に絶縁層を貫通して電源層13に接続されるビア15と、このビア15を電源用接続端子16bに接続する配線14bとを有している
図1〜図3に示す一例において、電源層13は、電源系導体層である。ここで、電源系導体層とは、電源層及びグランド層のうち少なくともいずれかを意味する。また、電源系導体層は、信号用の電源層及びグランド層のうち少なくともいずれかであってもよい。すなわち、電源系導体層は、VDD、VSS、VDDQ、及びVSSQのうちいずれであってもよい。例えば、図1〜図3において、外部端子18a,18b(鎖線で囲んだ複数の外部端子)をDQ(信号)用外部端子とする場合には、電源層13はVSSQとすることができる。配線層14は、接続端子16と外部端子18とを電気的に接続する配線パターン、接続端子16とビア15とを電気的に接続する配線パターン、及び外部端子18とビア15とを電気的に接続する配線パターンを有する。図1〜図3において、複数の接続端子16のうち、外部端子18と電気的に接続される接続端子を第1接続端子16aとし、ビアと電気的に接続される接続端子を第2接続端子16bとして示している。配線層14のうち、第1接続端子16aと外部端子18とを電気的に接続する配線パターンを第1配線パターン14aとし、第2接続端子16bとビア15とを電気的に接続する配線パターンを第2配線パターン14bとし、外部端子18とビア15とを電気的に接続する配線パターンを第3配線パターン14cとして示している。第1配線パターン14aは、第1接続端子16aから貫通孔17とは反対方向へ延在している。少なくとも1つの第2配線パターン14bは、第2接続端子16bから貫通孔17方向へ延在している。
貫通孔17は、パッケージ基板11の接続端子16と半導体チップの電極パッドとを電気的に接続する接続導体(例えばボンディングワイヤ。所謂TAB方式の接続導体であっても良い)を通すためのものである。貫通孔17は、パッケージ基板11の、半導体チップの電極パッド列に対応した部分に形成されるもので、電極パッド列がチップの中央部分に設けられている場合は、基板中央に形成することができる。例えば、貫通孔17の開口形状が長方形である場合、貫通孔17は、パッケージ基板11平面の中央線(二等分線)に沿って形成してもよい。
少なくとも1つのビア15は、図1及び図2に示すような概略平面図において、第2接続端子16bと貫通孔17との間に形成される。好ましくは、少なくとも1つのビア15は、接続端子16の配列と貫通孔17との間に配置される。このとき、第2配線パターン14bは、第2接続端子16bから貫通孔17方向に延在して、ビア15に接続される。また、ビア15は、接続端子16に対して貫通孔17とは反対側に形成されていてもよい。ここで、複数のビア15のうち、接続端子16に対して貫通孔17とは反対側に形成するビアを第1ビア15aとし、接続端子16に対して貫通孔17方向に形成するビアを第2ビア15bとする。すなわち、第2接続端子16bは、第2ビア15bに対して貫通孔17とは反対方向に形成される。また、外部端子18と電気的に接続されるビアを第3ビア15cとする。第3ビア15cによって外部端子18は、電源層13と電気的に接続される。
第2ビア15bが貫通孔17と対応する第2接続端子16bとの間に形成されているので、第2接続端子16bと半導体チップの電極パッドとを電気的に接続する接続導体の長さが多少長くなってしまうが、それでも、後述のとおり、本実施形態の半導体装置では、半導体チップの電源用電極パッドとパッケージの電源用外部端子との間のインダクタンスおよびインピーダンスは総合的には十分に低減できる。
接続端子16は、絶縁層12の他方の面に形成され、配線層14と電気的に接続されている。第2接続端子16bは、図1に示すような平面において、第2ビア15bと外部端子18との間に配置されている。第2接続端子16bは、可能な限り第2ビア15bの近くに形成すると好ましい。例えば、第2接続端子16bと貫通孔17との間隔はビア15を2つ以上形成できないような間隔にすると好ましい。第2ビア15bと第2接続端子16bとの間隔が大きくなると、第2配線パターン14bの長さが長くなると共に、第2接続端子16bと半導体チップの電極パッドとを電気的に接続する接続配線の長さも長くなってしまうからである。
複数の接続端子16のうち、少なくとも1つの接続端子は、貫通孔17の開口の縁に沿うように配置してもよい。例えば、第1ビア15aと接続する接続端子16は、貫通孔17の開口の縁に沿うように配置すると好ましい。接続配線の長さを短くすることができるからである。
接続端子16に対して外部端子18側に形成する第1ビア15aと貫通孔17側に形成する第2ビア15bとが存在する場合、第1ビア15aは、接続端子16の配列において端側にある接続端子16と接続されるビアであると好ましい。また、第2ビア15bは、接続端子15bの配列において中央側にある接続端子16と接続されるビアであると好ましい。接続端子16の配列の端側には第1配線パターン14aの密度が低くビアの配置の自由度は高い。これに対し、接続端子16の配列の中央側は、第1配線パターン14aの密度が高く、ビア15を配置することは困難だからである。
図1は、さらに、製造時におけるパッケージ基板を示す。このとき、パッケージ基板11は、電界めっきするためのめっき用配線(プレーティングバー)26をさらに備える。配線層14、ビア15、接続端子16及び外部端子18は、長方形の貫通孔17の両側に形成されている。めっき用配線26は、貫通孔17を横断するように、貫通孔17の両側に形成された第1接続端子16a同士を電気的に接続する。図1及び図2に示す平面図において、第2ビア15bは、接続端子16に対してめっき用配線26と同じ側に配されている。少なくとも1つの第2ビア15bは、隣接する2本のめっき用配線26の間又はめっき用配線26と接続端子16との間に配置されていてもよい。第2ビア15bが接続された接続端子16に隣接する接続端子16に接続されためっき用配線26は、第2ビア15bを回避するような形状を有すると好ましい。少なくとも1つのビア15は、めっき用配線26と電気的に接続される。
図3に示すように、電源層13、配線層14及びビア15は、ソルダレジスト19,20によってそれぞれ被覆すると好ましい。
本発明のパッケージ基板11においては、少なくとも1つのビア15は、接続端子16に対して外部端子18側に形成していない。このため、接続端子16と外部端子18間の配線パターンを減らすことができ、接続端子16近傍にスペースを形成することができる。これによって、接続端子16と外部端子18とを接続する配線パターンをさらに詰めて配置することができるので、少なくとも1つの接続端子16を、少なくともビア15を形成するスペース分だけ貫通孔17から離すことができる。また、通常、隣接する接続端子16間のピッチは、隣接する配線パターン間の最小ピッチ(配線幅+スペース)よりも広くなっている。さらに、接続端子16と貫通孔17との間にビア15を形成しても、めっき用配線26の基本的な設計基準は、影響を受けることはない。したがって、本発明によれば、接続端子16と貫通孔17との間にビア15を問題なく配置することができる。
上記においては、本発明のパッケージ基板を、2層の導体層を有するパッケージ基板を
基にして説明したが、本発明のパッケージ基板は、3層以上の導体層を有するパッケージ基板であってもよいことはいうまでもない。
次に、本発明の半導体装置の一実施形態について説明する。図4に、本発明の半導体装置の一実施形態を示す半導体装置の概略部分断面図を示す。半導体装置10は、パッケージ基板11と、パッケージ基板11と電気的に接続された半導体チップ21と、を備える。パッケージ基板11は、上記において説明した図1〜図3に示すような本発明のパッケージ基板である。図4において、図1〜図3に示す要素と同じ要素には同じ符号を付してある。
半導体チップ21は、一方の面に、パッケージ基板11と電気的に接続するための少なくとも1つの電極パッド22を備える。半導体チップ21は、好ましくは、電極パッド22を複数有し、複数の電極パッド22は、半導体チップ21の一方の面の中央線(二等分線)方向に沿うように配列していると好ましい。なお、これは、複数の電極パッド22が必ずしも中央線上に存在しなければならないことを意味するものではない。また、図4においては、電極パッド22の配列を1列のみ図示してあるが、電極パッド22の配列は、複数列あってもかまわない。半導体チップ21は、電極パッド22が形成された一方の面が、絶縁層12の一方の面(電源層13)と対向している。半導体チップ21とパッケージ基板11とは接着剤26によって接合されている。電極パッド22は、貫通孔17の開口に合わせて(貫通孔17の開口と対向するように)配されると好ましい。電極パッド22と接続端子16とは、貫通孔17を通る接続配線(例えばボンディングワイヤ)23によってそれぞれ電気的に接続されている。図4に示すような、第2ビア15b、第2接続端子16b及び貫通孔17を通るような断面において、接続配線23は、貫通孔17から第2ビア15bを超えて(跨いで)第2接続端子16bに接続されている。半導体チップ21及び接続配線23は、封止樹脂24,25によってそれぞれ封止されている。
かかる半導体装置において、半導体チップ21の電極パッド22と電源用外部端子(例えば、VDD,VSS,VDDQ,VSSQ等の電源電圧)18との間の電気的接続は、接続配線23、接続端子16b、第2配線パターン14b及び第2ビア15b、絶縁層裏面側の電源プレーン13、外部端子形成部分に設けられたビア15c、そして配線14cを経由して行われている。この時、ビア15bの存在のためにチップからの接続配線23の長さは若干は長くなるが、対応する電源用接続端子16bと外部端子18とが細い配線で接続されるのではなく、電源プレーン層13を使って接続されることになるので、それによるインダクタンス及びインピーダンスの低減効果の方が遥かに大きくなる。結果、電極パッド22と電源用外部端子18間のトータルのインダクタンス及びインピーダンスを低減できることになる。
次に、本発明の半導体装置の一例として、半導体チップとして半導体チップを有するDRAMについて説明する。図5及び図6に、外部端子側から見たDRAMの一例を示す概略平面図を示す。図5及び図6は、半導体装置としての8ビット構成品のDDR3 DRAMにおける電源層の形状及び複数の外部端子の配置の一例を示している。図5及び図6においては、配線層、ビア、ボンディングワイヤ、ソルダレジスト、封止樹脂等の図示は省略してある。図5及び図6のDQ系外部端子18a,18bは、図1に示すDQ系外部端子18a,18bと対応している。また、図5及び図6において、図1〜図4に示す要素と同じ要素には同じ符号を付してある。
図5及び図6において、電源層13は電源系導体層である。図5に示す形態おいては、電源層13は、VSSQプレーン13a及びVSSプレーン13bを有する。複数の外部端子18のうち、VSSQプレーン13a上にある外部端子がDQエリアにある外部端子(DQ系外部端子18a,18b)であり、VSSプレーン13b上にある外部端子がCA,CKエリアにある外部端子である。半導体チップ21の電極パッド22の配列は、貫通孔17から露出し、長方形の貫通孔17の延在方向に沿って延在している。半導体チップ21の電極パッド22は、DQ系パッド列22a及びCA,CK系パッド列22bを有する。また、図6に示す形態においては、電源層13は、VSSQプレーン13a及びVDDプレーン13cとなっている。
ビア、接続端子及び配線層(図5及び図6において不図示)は、図1〜図4に示すように形成することができ、電極パッド22と電源層13とは、図4に示すように接続することができる。すなわち、図5に示す形態においては、図1〜図4に示すような形態を適用して、DQエリアにある外部端子及びVSSQプレーン13aとDQ系パッド列22aとを電気的に接続することができ、CA,CKエリアにある外部端子及びVSSプレーン13bとCA,CK系パッド列22bとを電気的に接続することができる。また、図6に示す形態においては、図1〜図4に示すような形態を適用して、DQエリアにある外部端子及びVSSQプレーン13aとDQ系パッド列22aとを電気的に接続することができ、CA,CKエリアにある外部端子及びVDDプレーン13cとCA,CK系パッド列22bとを電気的に接続することができる。
これにより、図5及び図6に示すような外部端子の配置が規格で定まっている汎用DRAMにおいても本発明を適用して、電極パッドと配線層間のインダクタンス及びインピーダンス(特に電源又はGNDのインダクタンス及びインピーダンス)を低減することができる。
本発明の半導体装置及びパッケージ基板は、上記実施形態に基づいて説明されているが、上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、上記実施形態に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができることはいうまでもない。また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び展開形態は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
10 半導体装置
11 パッケージ基板
12 絶縁層
13 電源層
13a VSSQプレーン
13b VSSプレーン
13c VDDプレーン
14 配線層
14a 第1配線パターン
14b 第2配線パターン
14c 第3配線パターン
15 ビア
15a 第1ビア
15b 第2ビア
15c 第3ビア
16 接続端子
16a 第1接続端子
16b 第2接続端子
17 貫通孔
18 外部端子
18a,18b DQ系外部端子
19,20 ソルダレジスト
21 半導体チップ
22 電極パッド
22a DQ系パッド列
22b CA,CK系パッド列
23 接続配線(ボンディングワイヤ)
24,25 封止樹脂
26 めっき用配線
27 接着剤
100 半導体装置
101 パッケージ基板
102 絶縁層
103 電源層
104 配線層
104a 第1配線パターン
104b 第2配線パターン
105 ビア
106 接続端子
107 貫通孔
108 外部端子
108a,108b DQ系外部端子
109,110 ソルダレジスト
111 半導体チップ
112 電極パッド
112a DQ系電極パッド
113 接続配線(ボンディングワイヤ)
114,115 封止樹脂
116 めっき用配線
117 接着剤

Claims (8)

  1. 中央部分に配置された複数の電極パッドを有する半導体チップと、貫通孔が設けられた絶縁層を有すると共に、当該絶縁層の一方の面側に形成された電源層および他方の面側に上記貫通孔に沿って形成された複数の接続端子を有するパッケージ基板と、前記貫通孔を通って前記半導体チップの前記電極パッドの各々を前記パッケージ基板の前記接続端子の対応するものにそれぞれ電気的に接続する複数の接続導体と、を備え、前記パッケージ基板は、前記複数の接続端子のうちの電源用接続端子と前記貫通孔との間に前記絶縁層を貫通して前記電源層に接続されるビアと、前記絶縁層の前記他方の面側に設けられて前記ビアを前記電源用接続端子に接続する配線とをさらに有する半導体装置。
  2. 前記パッケージ基板は、前記絶縁層の前記他方の面側に形成され前記接続端子に対して前記貫通孔とは反対側に設けられた複数の外部端子と、前記絶縁層の前記他方の面側に形成され前記複数の外部端子のうちの信号用外部端子を前記複数の接続端子のうちの信号用接続端子にそれぞれ接続する複数の付加配線と、前記複数の外部端子のうちの電源用外部端子を前記絶縁層を貫通して前記電源層に接続する付加ビアとをさらに有する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の接続端子は前記電源用接続端子の他に付加電源用接続端子を含み、前記複数の外部端子は前記電源用外部端子の他に付加電源用外部端子を含み、前記付加電源用接続端子を前記付加電源用外部端子に接続する付加配線が前記絶縁層の他方の面側に形成されている請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記電源用接続端子は複数個設けられており、これに対応して前記ビアおよび前記配線が複数個設けられ、これら複数の電源用接続端子の間に前記複数の接続端子のうちの信号用接続端子が複数形成されている請求項3に記載の半導体装置。
  5. 絶縁層と、
    前記絶縁層を貫通する貫通孔と、
    前記絶縁層の一方の面に形成された電源層と、
    前記絶縁層の他方の面に前記貫通孔に沿って形成され、第1電源用接続端子および信号用接続端子を含む複数の接続端子と、
    前記前記貫通孔と前記第1電源用接続端子との間に前記絶縁層を貫通して前記電源層に電気的に接続する第1のビアと、
    前記絶縁層の前記他方の面に形成され、前記ビアを前記第1電源用接続端子に接続する第1配線と、
    前記絶縁層の前記他方の面側に前記接続端子に対して前記貫通孔とは反対側に形成され、第1電源用外部端子および信号用外部端子を含む複数の外部端子と、
    前記絶縁層を貫通して前記第1電源用外部端子を前記電源層に電気的に接続する第2のビアと、
    前記絶縁層の前記他方の面側に形成され前記信号用接続端子を前記信号用外部端子に電気的に接続する第2の配線と、
    を備えることを特徴とするパッケージ基板。
  6. 前記貫通孔を横断し、前記接続端子同士を電気的に接続するめっき用配線をさらに備え、
    前記第1のビアは、前記接続端子に対して前記めっき用配線側に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のパッケージ基板。
  7. 前記複数の接続端子は第2電源用接続端子を含み、前記複数の外部端子は第2電源用外部端子を含み、前記絶縁層の前記他方の面に前記第2電源用接続端子を前記第2電源用外部端子に接続する第3配線をさらに備えることを特徴とする請求項5又は6に記載のパッケージ基板。
  8. 前記第1接続端子は複数個設けられており、これに伴って、前記第1のビアおよび前記第1の配線が複数設けられている請求項5〜7のいずれか一項に記載のパッケージ基板。
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