JP2010244846A - 燃料電池セルケース - Google Patents

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Katsuhiko Kinoshita
克彦 木下
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Abstract

【課題】中性子ラジオグラフィによる燃料電池セル2の水分測定において、中性子を燃料電池セル2に照射している間も燃料電池セル2の温度調整を行えるようにする。
【解決手段】燃料電池セルケース1のリブ4に設けられた冷却水の循環路12を中性子線の通過経路24外に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池セル内の水分測定を行う際に燃料電池セルを固定する燃料電池セルケースに関する。
従来から燃料電池セル内の水分と発電効率との関係を調べるために燃料電池セル内の水分測定が行われている。
燃料電池セル内の水分測定方法の一つに、特許文献1に記載されている中性子ラジオグラフィと呼ばれる測定方法がある。この測定方法は、中性子線が水分子を通過する際に中性子線の線量が著しく減少する特性を利用したものであり、具体的には、燃料電池セルに中性子線を照射し、燃料電池セルを通過した中性子線の線量を測定することにより、燃料電池セル内の水分量を算出している。
中性子ラジオグラフィによる水分測定の際には中性子線の照射源に対して燃料電池セルを固定する必要があり、中性子ラジオグラフィを行う実験施設には燃料電池セルを固定する燃料電池セルケースが設けられている。
ここで、燃料電池セルケースには冷却水の循環路が設けられている。これは、燃料電池セルの温度によって発電効率が変化することを考慮したものであり、燃料電池セルの温度が変化する条件下で燃料電池セル内の水分測定を行っても燃料電池セル内の水分と発電効率との関係を正確に把握することができないことから、燃料電池セルの温度を最適温度に保つために燃料電池セルケースに冷却水の循環路を設けている。
特開2007−149407号公報
従来の燃料電池セルケースの循環路は、通常使用される燃料電池の循環路をモデルにして形成されている。通常使用される燃料電池においては燃料電池セルの冷却効率が最大となるように循環路が形成されており、例えば燃料電池セルのカソード(空気極)の面全体を覆うように複数の循環路が形成されている。このような循環路に基づいて燃料電池セルケースの循環路を形成した場合、通常は中性子線が通過する経路上に循環路が形成される。そうなると、中性子線が冷却水を通過することにより線量が減少し、燃料電池セル内の水分測定を正確に行うことが困難になる。このため、従来は燃料電池セルの温度調整と中性子線の照射とを交互に行うなど煩雑な操作が必要であった。
本発明に係る燃料電池セルケースは、燃料電池セルを収容するフレームと、フレームに設けられ、冷却水循環路が形成されたリブと、を備え、燃料電池セルに中性子線を照射し、燃料電池セルを通過した中性子線を測定することにより燃料電池セル内の水分測定を行う際に燃料電池セルを固定する燃料電池セルケースであって、冷却水循環路は、中性子線が通過する経路外に形成されていることを特徴とする。
中性子線の通過経路を避けるように冷却水循環路を設けることにより、燃料電池セルの温度調整を行っている間でも燃料電池セル内の水分測定ができる。
本発明に係る燃料電池セルケースを示す図である。 中性子ラジオグラフィによる水分測定を行う測定装置を示す図である。 冷却水の循環路と中性子線の通過経路との位置関係を示す図である。
本発明に係る燃料電池セルケース1の構成について、図1を用いて説明する。燃料電池セルケース1は燃料極、空気極、電解質、セパレータを備えた燃料電池セル2を収容するフレーム3と、フレーム3の側面に設けられたリブ4と、フレーム3及びリブ4を支持する支持台5を備えている。ここで、図1ではフレーム3とリブ4とを別体としているが、両者を一体にしても良い。フレーム3とリブ4の構成について、以下に説明する。
まず、フレーム3について説明する。フレーム3は内部が中空の枠構造になっている。また、フレーム3の上面には燃料電池セル2を挿入するための挿入口6が設けられている。フレーム3の内側には燃料電池セル2の厚さとほぼ等しい幅の溝7が設けられ、挿入口6から挿入された燃料電池セル2はこの溝7に嵌め込まれることによって固定される。
さらに、フレーム3の側面には燃料電池セル2のアノード(燃料極)に燃料ガスを供給する燃料ガス供給口8と、未反応の燃料ガスを回収する燃料ガス回収口9、ならびに、燃料電池セル2のカソード(空気極)に空気を供給する空気供給口10と、カソードで生成された水や未反応の空気を回収する水・空気回収口11が設けられている。
次に、リブ4について説明する。リブ4はフレーム3の両側に設けられており、フレーム3と同様に内部を中空にした枠構造になっている。リブ4の内部には燃料電池セル2の温度調整手段として冷却水が流れる循環路12が形成されている。ここで、この循環路12は、中性子ラジオグラフィにおいて中性子線が通過する経路外に設けられている。したがって、中性子線照射中に循環路12に冷却水が流れていても中性子線が冷却水を通過することは無い。このような構成を採ることにより、中性子線を照射している間であっても燃料電池セル2の温度調整を行うことができる。
リブ4の側面には冷却水を循環路12へ供給する冷却水供給口13と冷却水を排出する冷却水排出口14が設けられており、冷却水供給口13から供給された冷却水を循環させるため、循環路12内にはポンプ15が設けられている。また、ポンプ15は燃料電池セル2の温度を計測する温度計16と接続し、後述するように温度計16から送られる燃料電池セル2の温度情報に基づいて運転状態を変更している。ここで、図1にはポンプ15が循環路12内に設けられているが、燃料電池セルケース1外から冷却水供給口13に冷却水を送る供給路(図示せず)にポンプ15を設けても良い。
次に、中性子ラジオグラフィによる燃料電池セル2内の水分測定を行う測定装置17の構成について、図2を用いて説明する。図2には測定装置17の構成として、燃料電池セル2を固定した燃料電池セルケース1と、燃料電池セル2に中性子線を照射する中性子線源18と、燃料電池セル2を通過した中性子線の線量を測定する中性子線測定器19と、燃料電池セル2の電流又は電圧を測定する電流/電圧計20と、中性子線測定器19および電流/電圧計20から信号を受け取る情報処理器21とが示されている。これらの構成のうち、中性子線源18と中性子線測定器19について以下に説明する。
まず中性子線源18について説明する。中性子線源18は種々のエネルギー状態の中性子線を照射できるようにするため、様々な種類の線源が使用される。例えば熱中性子線を照射する場合は中性子線源18として252Cf線源または241Am−Be線源が使用される。また、燃料電池セル2の予め定めた被照射領域に中性子線を走査するため、中性子線源18は図示しない走査機構により走査可能になっている。
また、中性子線測定器19は、中性子線が通過したときに光が発生するシンチレータ22と、シンチレータ22で発生した光の光量に基づいて中性子線の線量を求める線量算出器23とを備えている。
次に、測定装置17によって行われる水分測定について説明する。燃料電池セルケース1に固定された燃料電池セル2に燃料ガス供給口8から燃料ガスが、空気供給口10から空気が供給され、これにより燃料電池セル2内で発電が行われる。中性子線源18は中性子線を照射し、中性子線は通過経路24に示すように直進して発電中の燃料電池セル2を通過した後、中性子線測定器19を通過する。中性子線測定器19は中性子線の線量を算出し、算出結果を情報処理器21に送信する。情報処理器21は中性子線測定器19から送られた中性子線の線量に基づいて水分量を算出する。
水分測定中は燃料電池セル2の被照射領域を中性子線が走査する。中性子線源18の位置情報は情報処理器21に送信され、情報処理器21はこの位置情報と算出した水分量とに基づいて被照射領域における水分の分布図を作成して情報処理機21の図示しない画像表示部に表示する。さらに情報処理機21は被照射領域の総水分量を算出してその数値を水分の分布図と共に画像表示部に表示する。
一方、燃料電池セル2に接続され燃料電池セル2の電流値または電圧値を測定する電流/電圧計20は情報処理器21に電流値又は電圧値を送信する。情報処理器21は前述した燃料電池セル2内の被照射領域の水分の分布図および総水分量の数値と共に燃料電池セル2の電流値または電圧値の数値を画像表示部に表示する。
また、水分測定中は燃料電池セル2の温度調整を行うために冷却水が循環路12内を循環している。このとき、温度計16から循環路12内のポンプ15に燃料電池セル2の温度値が送られる。ポンプ15に設けられた図示しない制御器は燃料電池セル2の温度値に基づいてポンプ15の運転状態を制御する。ポンプ15の運転状態を制御することにより循環路12内の冷却水の流量が調整され、これにより燃料電池セル2の温度は最適温度に保たれる。
ここで、循環路12と中性子線の通過経路24との位置関係について図3を用いて説明する。図3は中性子線源18から燃料電池セルケース1を見た時の図である。図3に示されるように、循環路12は中性子線の通過経路24の外側に設けられている。循環路12が通過経路24を避けるように設けられていることにより、中性子線照射中に循環路12に冷却水が流れていても中性子線が冷却水を通過することは無い。このような構成を採ることにより、本発明においては水分測定中であっても燃料電池セル2の温度調整を行うことができる。
なお、本発明においては中性子線の通過経路24外のみに循環路12を設けていることを考慮して、燃料電池セル2の被照射領域内におけるセパレータの肉厚を周囲の肉厚よりも薄くすることが好適である。被照射領域内のセパレータの肉厚を周囲よりも薄くすることにより外部への放熱が促進される。
また、燃料電池セルケース1について、リブ5の肉厚を厚く構成することが好適である。リブ5の肉厚を厚くすることでリブ5の熱容量が増し(熱されにくく冷めにくい)、冷却水の温度が急変したとき等においてその温度変化を緩和した状態で燃料電池セル2の温度調整を行うことができ、安定した温度調整を行うことができる。リブ5の肉厚としては具体的には10mmとすると好適である。
1 燃料電池セルケース、2 燃料電池セル、3 フレーム、4 リブ、5 支持台、6 挿入口、7 溝、8 燃料ガス供給口、9 燃料ガス回収口、10 空気供給口、11 水・空気回収口、12 循環路、13 冷却水供給口、14 冷却水排出口、15 ポンプ、16 温度計、17 測定装置、18 中性子線源、19 中性子線測定器、20 電流/電圧計、21 情報処理器、22 シンチレータ、23 線量算出器、24 中性子線の通過経路。

Claims (1)

  1. 燃料電池セルを収容するフレームと、
    フレームに設けられ、冷却水循環路が形成されたリブと、
    を備え、燃料電池セルに中性子線を照射し、燃料電池セルを通過した中性子線を測定することにより燃料電池セル内の水分測定を行う際に燃料電池セルを固定する燃料電池セルケースであって、
    冷却水循環路は、中性子線が通過する経路外に形成されていることを特徴とする、燃料電池セルケース。
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