JP2010243768A - 画像形成装置および帯電器用電源 - Google Patents

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Abstract

【課題】電圧制限回路を備える場合において、より確実にオーバーシュートの発生を抑制できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成用の電気的負荷を駆動する駆動電圧Vchgを生成し、駆動電圧Vchgを電気的負荷に対して出力する電圧出力回路と、駆動電圧Vchgの値を検出し、駆動電圧値Vchgが制限値Vmt以上となった場合に電圧出力回路による駆動電圧Vchgの生成を制限する電圧制限回路と、制御手段とを含む。制御手段は、電圧出力回路の起動時t0における制限値Vmtである起動時制限値Vmt1を、起動時t0から所定時間K1経過後t2における、あるいは駆動電圧Vchgが安定した時における、制限値Vmtである安定時制限値Vmt2より低い値に設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は画像形成装置および帯電器用電源に関し、詳しくは、画像形成装置において高電圧を生成する際の電圧制限に関する。
画像形成装置に備えられ、高電圧が印加される電気的負荷として、例えば、感光体をコロナ放電によって帯電させるためのコロナ帯電器がある。そのコロナ帯電器を駆動する帯電電圧(高電圧)の異常放電(アーク)を防止するために、帯電電圧を所定値以下に制限する電圧制限回路が用いられている。そのような電圧制限回路に関する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2002−354813号公報
しかしながら、帯電電圧(高電圧)の立ち上げ時において、帯電電圧が所定の制限値に達した際に電圧制限回路を作動させて帯電電圧を制限しても、オーバーシュートが発生する虞があった。例えば、電圧制限回路の応答遅れ等によって帯電電圧が制限値を超える虞があった。
本発明は、電圧制限回路を備える場合において、より確実にオーバーシュートの発生を抑制できる画像形成装置および帯電器用電源を提供するものである。
第1の発明に係る画像形成装置は、画像形成用の電気的負荷と、前記電気的負荷を駆動する駆動電圧を生成し、該駆動電圧を前記電気的負荷に対して出力する電圧出力回路と、前記駆動電圧の値を検出し、前記駆動電圧値が制限値以上となった場合に前記電圧出力回路による前記駆動電圧の生成を制限する電圧制限回路と、前記電圧出力回路の起動時における前記制限値である起動時制限値を、前記起動時から所定時間経過後における、あるいは前記駆動電圧が安定した時における、前記制限値である安定時制限値より低い値に設定する制御回路とを備える。
本構成によれば、駆動電圧の起動時制限値が、起動時以降の安定時制限値よりも低い値に設定された状態において、電圧出力回路が起動される。そのため、駆動電圧の電圧制限回路を備える場合において、例えば、電圧制限回路に起因した駆動電圧のピーク電圧が発生する場合であっても、そのピーク電圧による安定時制限値を超えるオーバーシュートの発生を抑制することができる。すなわち、電圧出力回路の起動時における出力電圧のオーバーシュートの発生を、より確実に抑制できる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置において、前記制御回路は、前記起動時制限値を、前記起動時に前記電圧制限回路が作動した際に生成される前記印加電圧のピーク値が前記安定時制限値以下となる値に設定する。
本構成によれば、例えば、電圧制限回路の電圧検出の遅延によって電圧制限動作が遅れ、駆動電圧が起動時制限値を越える場合であっても、その際に生成される駆動電圧のピーク値が安定時制限値を超えることはない。そのため、起動時に、安定時制限値を超えるような印加電圧のオーバーシュートを確実に防止できる。なお、起動時制限値は、事前に実験等において決定される。
第3の発明は、第1または第2の発明の画像形成装置において、感光体をさらに備え、前記電気的負荷は、帯電ワイヤおよびグリッドを有する帯電器であって、前記グリッドを介した放電によって前記感光体を帯電させる帯電器である。
本構成によれば、電圧出力回路の起動時における帯電器の異常放電が好適に抑制される。すなわち、通常、帯電器には高電圧が印加され、高電圧がオーバーシュートすると異常放電が発生する虞があるが、その異常放電が好適に抑制される。
第4の発明は、第3の発明の画像形成装置において、前記グリッドに流れる電流を検出する電流検出回路をさらに備え、前記制御回路は、前記電圧出力回路を制御する制御信号値を一定値に固定する固定モードによる電圧出力回路の起動時において、前記電流検出回路による電流検出値が第1閾値以上の場合の起動時制限値を、前記電流検出値が第1閾値未満の場合の起動時制限値より大きい値に設定する。
本構成によれば、帯電器のワイヤ汚れの度合に応じ、好適に起動時制限値を設定できる。すなわち、通常、帯電器のワイヤ汚れの度合が増すにつれて放電経路の抵抗が増すため、電流検出値は減少する。そのため、例えば、ワイヤ汚れの度合がひどく異常放電が起こり易い場合は、起動時制限値を小さく設定する。
第5の発明は、第4の発明の画像形成装置において、前記制御回路は、前記電流検出値が前記第1閾値より小さい第2閾値未満である場合、前記電圧出力回路を停止させる。
本構成によれば、グリッド電流値が所定値(第2閾値)より小さい場合、電圧出力回路を停止させることによって、異常放電の発生を抑制できる。すなわち、通常、帯電器は定電流制御され、電流値が所定値より小さい場合には、電流を増加させるために印加電圧が増加される。そのため、帯電器のワイヤ汚れがひどく電流が小さい場合には、印加電圧が高くなり異常放電が発生しやすくなる。しかしながら、そのような場合、電圧出力回路を停止させることによって、異常放電の発生を抑制できる。
第6の発明に係る画像形成装置は、帯電ワイヤおよびグリッドを有する帯電器と、前記帯電器を駆動する帯電電圧を生成し、該帯電電圧を前記帯電に対して出力する電圧出力回路と、前記帯電電圧の値を検出し、前記帯電電圧値が制限値以上となった場合に前記電圧出力回路による前記帯電電圧の生成を制限する電圧制限回路と、前記グリッドに流れるグリッド電流を検出する電流検出回路と、前記グリッド電流の検出値が目標値となるように前記帯電電圧を制御するための制御信号を生成し、該制御信号を前記電圧出力回路に提供する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記電圧出力回路の起動時において、前記グリッド電流を段階的に増加させるように前記制御信号の値を段階的に設定変更し、前記制御信号値の設定変更に応じた前記グリッド電流の検出値の増加量が所定量未満となった場合、前記電圧出力回路を停止させる。
本構成によれば、グリッド電流を増加させる制御にかかわらずグリッド電流の増加量が認められないことによって電圧制限回路の作動が確認される。すなわち、電圧制限回路が作動したことを検出する機構を別途、設けなくても、電圧出力回路を停止させることができ、高圧出力電圧のオーバーシュートを抑制することができる。
第7の発明は、第5または6の発明の画像形成装置において、前記制御回路は、前記電圧出力回路の停止後、前記帯電ワイヤの清掃を通知するための通知信号を生成する。
本構成によれば、異常放電が発生する前にユーザに帯電ワイヤの清掃を促すことによって、異常放電の発生を抑制することができる。
第8の発明に係る帯電器用電源は、帯電器を駆動する帯電電圧を生成し、該帯電電圧を前記帯電器に対して出力する電圧出力回路と、前記帯電電圧の値を検出し、前記帯電電圧値が制限値以上となった場合に前記電圧出力回路による前記帯電電圧の生成を制限する電圧制限回路と、前記電圧出力回路の起動時における前記制限値である起動時制限値を、前記起動時から所定時間経過後における、あるいは前記駆動電圧が安定した時における、前記制限値である安定時制限値より低い値に設定する制御回路とを備える。
本構成によれば、帯電電圧の起動時制限値が、起動時以降の安定時制限値よりも低い値に設定された状態において、電圧出力回路が起動される。そのため、帯電電圧の電圧制限回路を備える場合において、例えば、電圧制限回路に起因した帯電電圧のピーク電圧が発生する場合であっても、そのピーク電圧による安定時制限値を超えるオーバーシュートの発生を抑制することができる。すなわち、電圧出力回路の起動時における出力電圧のオーバーシュートの発生を、より確実に抑制できる。
第9の発明は、第8の発明の帯電器用電源において、前記制御回路は、前記起動時制限値を、前記起動時に前記電圧制限回路が作動した際に生成される前記印加電圧のピーク値が前記安定時制限値以下となる値に設定する。
本構成によれば、電源の起動時に、安定時制限値を超えるような帯電電圧のオーバーシュートを確実に防止できる。
本発明の画像形成装置および帯電器用電源によれば、電圧制限回路を備える場合において、より確実にオーバーシュートの発生を抑制できる。
本発明に係るレーザプリンタの内部構成を示す側断面図 高電圧印加回路を示す概略的な構成図 本発明の実施形態1に係る基本処理を示すフローチャート 実施形態1に係る各信号の推移を示すタイムチャート 実施形態1に係る処理を示すフローチャート 本発明の実施形態2に係る処理を示すフローチャート 実施形態2に係る通常時の説明図 実施形態2に係るリミッタ動作時の説明図
<実施形態1>
本発明に係る画像形成装置の実施形態1を、図1〜図5を参照しつつ説明する。ここでは、画像形成装置としてレーザプリンタが例示される。なお、画像形成装置は、レーザプリンタに限られず、例えば、LEDプリンタ、ファクシミリ装置、あるいはコピー機能およびスキャナ機能等を備えた複合機であってもよい。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、レーザプリンタの概略的な要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」と記す)1は、本体フレーム2内に、用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5等を備えている。
(1)フィーダ部
フィーダ部4は、本体フレーム2内の底部に設けられ、給紙トレイ6、給紙トレイ6の一端側(以下、一端側(図1で紙面右側)を前側、その反対側(図1で紙面左側)を後側とする)端部の上方に設けられる給紙ローラ8、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ12等を含む。
給紙トレイ6の最上位にある用紙3は、給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、レジストローラ12に送られる。レジストローラ12は、用紙3をレジスト後に、画像形成位置に送る。なお、画像形成位置は、感光体ドラム(「感光体」の一例)27と転写ローラ30との接触位置とされる。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17および定着部18を含む。
スキャナ部16は、本体フレーム2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー、反射鏡等を含む。レーザ発光部から発光される、画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー、反射鏡等を介して、感光体ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に設けられ、ドラムユニット21と、ドラムユニット21に収容される現像カートリッジ28とを含む。プロセスカートリッジ17は、レーザプリンタ1に対して着脱自在に収容されている。さらに、現像カートリッジ28は、ドラムユニット21に対して着脱自在に収容されており、例えば、現像ローラ31およびトナーホッパ34等を含む。
トナーホッパ34内には、トナー(現像剤)が充填されている。トナーホッパ34の後方位置には、現像ローラ31が設けられている。現像時に、現像ローラ31には所定の現像バイアス電圧が印加される。トナーホッパ34から放出されるトナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ31に供給される。
ドラムユニット21は、感光体ドラム27、スコロトロン型帯電器(「電気的負荷」の一例)29、および転写ローラ30等を備えている。感光体ドラム27は、現像ローラ31と対向配置され、ドラム本体と、そのドラム本体の軸心に、接地された金属製のドラム軸27aとを含む。ドラム本体の表面には、正帯電性の感光層が形成されている。また、感光体ドラム27の上方には、レーザビームの通路として露光窓が設けられている。
帯電器29は、感光体ドラム27の上方に、感光体ドラム27に接触しないように所定間隔を隔てて対向配置されている。帯電器29は、帯電ワイヤ29aとグリッド29bとを含み、帯電ワイヤ29aからの放電によって、グリッド29bを介して感光体ドラム27の表面を一様に例えば、正極性(例えば、約700V)に帯電させる。帯電ワイヤ29aには所定の帯電電圧Vchg(例えば、5kV〜8kV)が、高電圧印加回路60から印加される。
感光体ドラム27の表面は、感光体ドラム27の回転に伴って、まず、帯電器29により一様に正帯電される。その後、帯電表面は、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31の表面上に担持されかつ正極性に帯電されているトナーが、感光体ドラム27の表面上の静電潜像に供給され、静電潜像が現像される。
転写ローラ30は、金属製のローラ軸30aを有し、感光体ドラム27の下方において、感光体ドラム27に対向配置される。転写位置において現像ローラ31に担持されたトナー像を用紙3に転写するための転写動作時には、転写ローラ30のローラ軸30aに、高電圧印加回路60から、例えば−6kVの転写バイアス電圧(高電圧)が印加される。
定着部18は、図1に示すように、プロセスカートリッジ17の後方下流側に設けられる。定着部18では、用紙3上に転写されたトナーが熱定着され、その後、用紙3は、排紙トレイ46上に排紙される。
2.高電圧印加回路
次に、図2を参照して、高電圧印加回路60について説明する。図2は、帯電器29に対して帯電電圧Vchgを印加する高電圧印加回路60の要部構成のブロック図である。
高電圧印加回路60は、CPU(「制御手段」および「電流検出手段」の一例)61と、帯電電圧(「駆動電圧」の一例)Vchgを生成し出力する帯電電圧印加回路62とを備えている。帯電電圧印加回路62は、帯電器29の帯電ワイヤ29aに接続される接続ライン90に接続されている。なお、CPU61は、高電圧印加回路60の制御の他に、画像形成に係るプリンタ1の各部の制御も行う。高電圧印加回路60は、その他の高電圧、例えば転写バイアス電圧等を生成するための回路を含むが、その図示は省略されている。
帯電電圧印加回路62は、CPU61のPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)制御によって定電流制御される。また、CPU61にはメモリ100が接続されている。このメモリ100には、高電圧印加回路60を制御するプログラム等が格納されている。
帯電電圧印加回路62は、高電圧発生回路であり、PWM信号平滑回路70、トランスドライブ回路71、昇圧・平滑整流回路(「電圧出力回路」の一例)72、電圧制限回路50およびグリッド電流検出回路(「電流検出手段」の一例)84を含む。
PWM信号平滑回路70は、CPU61のPWMポート61aからのPWM信号(本発明における「制御信号」に相当)S1を平滑し、平滑されたPWM信号S1をトランスドライブ回路71に提供する。トランスドライブ回路71は、平滑されたPWM信号S1に基づき、昇圧・平滑整流回路72の1次側巻線75bに発振電流を流す。トランスドライブ回路71は、電圧制限回路50に接続され、電圧制限回路50からの制限信号を受けると、昇圧・平滑整流回路72の動作を制限する。
昇圧・平滑整流回路72は、トランス75、ダイオード76、平滑コンデンサ77等を備えている。トランス75は、2次側巻線75a,1次側巻線75bおよび補助巻線75cを備えている。2次側巻線75aの一端は、ダイオード76を介して接続ライン90に接続されている。一方、2次側巻線75aの他端は、グランドに接続されている。また、平滑コンデンサ77および抵抗78がそれぞれ2次側巻線75aに並列に接続されている。なお、補助巻線75cには、2次側巻線75aの電圧に応じた、すなわち、帯電電圧Vchgに応じた電圧が発生する。
このような構成によって、1次側巻線75bの電圧は、昇圧・平滑整流回路72において昇圧および整流され、高電圧印加回路60に接続された帯電器29の帯電ワイヤ29aに帯電電圧Vchgとして印加される。
電圧制限回路50は、昇圧・平滑整流回路72のトランス75の補助巻線75cとトランスドライブ回路71との間に接続されている。電圧制限回路50は、ダイオードD1およびD2、コンデンサC1、基準電圧生成手段51および比較回路52を含む。
ダイオードD1およびコンデンサC1は、補助巻線75cに発生する電圧を整流して、帯電電圧Vchgの検出信号(電圧)Vdを生成し、検出電圧Vdを、例えば、比較回路52の反転入力端子に供給する。基準電圧生成手段51は帯電電圧Vchgを制限するための基準電圧Vthを生成し、基準電圧Vthを、例えば、比較回路51回路の非反転入力端子に供給する。基準電圧生成手段51は、例えば、CPU61によってPMW制御される可変電圧である。
比較回路52は、検出電圧Vdと基準電圧Vthとの大きさを比較する。検出電圧Vdが基準電圧Vthより大きい場合、すなわち、帯電電圧Vchgが所定の制限値Vmtを超えた場合、比較回路52の出力信号Voがローレベルとなり、トランスドライブ回路71からドライブ電流の一部が引き抜かれ、昇圧・平滑整流回路72の動作が制限される。
一方、検出電圧Vdが基準電圧Vth以下の場合、すなわち、帯電電圧Vchgが所定の制限値Vmt以下の場合、比較回路52の出力信号Voはハイレベルとなるため、ドライブ電流の引き抜きはされない。したがって、昇圧・平滑整流回路72の動作は制限されない。
グリッド電流検出回路84は、接続ライン90、帯電ワイヤ29aおよびグリッド29bを介して流れるグリッド電流Igに応じたグリッドフィードバック信号S2を生成する。ここで、グリッド電流検出回路84は、例えば2つの分圧抵抗84aおよび分圧抵抗84bによって構成される。グリッド電流検出回路84は、その分圧比に応じて、グリッドフィードバック信号S2であるグリッド電圧Vgを検出する。CPU61は、グリッド電圧Vgを分圧抵抗84bの抵抗値によって除算して、グリッド電流Igを検出し、グリッド電流Igに基づいて、PWM信号S1のデューティ比を決定する。
3.帯電電圧制限値の可変制御
次に、本発明に係る帯電電圧の制限値の可変制御について説明する。
3−1.基本制御
まず図3および図4を参照して、制限値の可変制御に係る基本概念を説明する。図3は、基本制御の各処理を示すフローチャートであり、図4は、基本制御に係るタイムチャートである。なお、図3の各処理は、プリンタ1が印字指令を受け、印字を開始するために帯電電圧Vchgを発生させる際に、メモリ100に格納された所定の処理プログラムにしたがって、CPU61によって実行される。
図3のステップS110において、CPU61は、まず、帯電制限(リミッター)電圧Vmtを起動時の値(起動時制限値)Vmt1に設定する。CPU61は、図4に示されるように、起動時制限値Vmt1を、起動開始時(図4の時刻t0)から所定時間K1経過後における制限値Vmtである、安定時制限値Vmt2よりも低い値に設定する。なお、ここで「起動時」は、起動開始時からの所定時間を意味し、ここでは、起動開始時から所定時間K1である。
その際、CPU61は、起動時制限値Vmt1を、起動時に電圧制限回路50の制限が作動した際に生成される帯電電圧Vchgのピーク値Vpが安定時制限値Vmt2以下となる値に設定する。なお、この条件を満たす起動時制限値Vmt1は、事前に実験等によって決定され、メモリ100等に格納されている。また、安定時制限値Vmt2は、通常の帯電電圧Vchgの制限値Vmtであり、帯電電圧Vchgの安定時において帯電器29の異常放電を防止できる値に設定されている。
次いで、ステップS120において、CPU61は、PWM信号S1を帯電電圧印加回路62に供給して、帯電電圧印加回路62を起動させ、帯電電圧Vchgを発生さる(図4の時刻t0に相当)。そして、CPU61は、起動開始時刻t0から所定時間K1、あるいはグリッド電流Ig(帯電電圧Vchg)が安定するまで待機する(ステップS130)。なお、図4には、所定時間K1の間、待機する場合が示される。
次いで、所定時間K1が経過した時(時刻t2)、あるいは帯電電圧Vchgが安定した時(例えば、図4の時刻t3)に、CPU61は、帯電電圧Vchgの制限値Vmtを、起動時制限値Vmt1から安定時制限値Vmt2に設定変更する。制限値Vmtの設定変更は、ここでは、図4に示されるように、電圧制限回路50の基準電圧Vthを、起動時の基準電圧Vth1から安定時の基準電圧Vth2に変更することによって行われる。
なお、ここで、「帯電電圧Vchgが安定した時」、すなわち、帯電電圧Vchgが安定したかどうかは、例えば、グリッド電流Ig、またはPWM信号S1のデューティ比が所定範囲に収まったかどうかをモニタすることで確認される。あるいは、帯電電圧Vchgを検出し、検出値が所定範囲に収まったかどうかによって確認される。帯電電圧Vchgを検出する方法としては、例えば、分圧抵抗によって直接検出方法、または、トランス75の一次側に補助巻線を設けて、間接的に検出方法がある。
このように、本実施形態においては、帯電電圧印加回路62(昇圧・平滑整流回路72)の起動時における帯電電圧Vchgの制限値Vmt1が、安定時における制限値Vmt2よりも低く設定される。そのため、昇圧・平滑整流回路72の起動時において、帯電電圧Vchgが、図4の時刻t1において制限値Vmt1に達して、帯電電圧Vchgのピーク値Vpが、電圧制限回路50の遅延等に起因して制限値Vmt1を超えることがあったとしても、帯電電圧Vchgは、図4に示すように、安定時における制限値Vmt2、すなわち、従来の制限値Vmtを超えることはない。そのため、昇圧・平滑整流回路72の起動時における帯電器29の異常放電の発生を抑制することができる。
3−2.グリッド電流による起動時制限値の設定
次に、グリッド電流Ig(帯電ワイヤ19aの汚れ度合い)による上記起動時制限値Vmt1を設定する処理に関して、図5のフローチャートを参照して説明する。なお、本処理も、図3の処理と同様に、印字指示に応じて、メモリ100に格納された所定の処理プログラムにしたがって、CPU61によって実行される。
CPU61は、本処理において、PWM信号S1のデューティ比を一定値に固定する固定モードによる昇圧・平滑整流回路72の起動時において、電流検出回路84によるグリッド電流検出値Igが第1閾値Ith1以上の場合の起動時制限値Vmt1を、グリッド電流検出値Igが第1閾値Ith1未満の場合の起動時制限値Vmt1より大きい値に設定する。さらに、CPU61は、電流検出値Igが第1閾値Ith1より小さい第2閾値Ith2未満である場合、昇圧・平滑整流回路72の動作を停止させる。
すなわち、帯電器29の使用時間に応じて帯電ワイヤ19aの汚れが進むと、グリッド電流Igが流れる電気経路の抵抗値が増加する。そのため、グリッド電流Igを定電流制御して帯電電圧Vchgを生成する場合、帯電ワイヤ19aの汚れ度合いが高くなるにつれて電気経路の抵抗値が増加し、グリッド電流Igが減少する。減少したグリッド電流Igを所定の電流に維持するためには、帯電電圧Vchgを増加させる必要がある。そのため、帯電ワイヤ19aの汚れが大きいほど、帯電電圧Vchgの起動時にオーバーシュートが生じ易くなる。
そこで、本実施形態においては、帯電ワイヤ19aの汚れ度合いに応じて、すなわち、所定の帯電電圧Vchgを帯電器29に印加した際のグリッド電流Igの大きさによって、起動時制限値Vmt1の設定が決定される。
CPU61は、まず、図5のステップS210において、PWM信号S1のデューティ比を一定値に固定して帯電電圧Vchgを発生させ、所定の帯電電圧Vchgを帯電器29に印加し、グリッド電流Igが安定するまで待機する(ステップS215)。次いで、CPU61は、グリッド電流Igをグリッド電流検出回路84の検出信号S2から読み取る(ステップS220)。
次いで、ステップS230において、CPU61は、グリッド電流Igが第1閾値Ith1より小さい第2閾値Ith2未満かどうか判定する。電流検出値Igが第2閾値Ith2未満である場合、すなわち、帯電ワイヤ19aの汚れがひどい場合、上記したように、帯電電圧Vchgの発生を停止し、(ステップS232)、昇圧・平滑整流回路72の動作を停止させる。そして、CPU61は、昇圧・平滑整流回路72の停止後、帯電ワイヤ19aの清掃を通知するための通知信号S3を生成し、通知信号S3を、例えば、プリンタ1の前側に設けられた表示装置10(図1参照)に提供し、表示装置10に清掃情報を表示させる。それによって、より確実に、異常放電発生前にユーザに帯電ワイヤ29aの清掃を促し、異常放電の発生を抑制できる。なお、通知信号S3の生成および通知信号S3の表示装置10への提供は任意である。
一方、ステップS230において、グリッド電流Igが第2閾値Ith2以上であると判定された場合、CPU61は、ステップS240において、グリッド電流Igが第2閾値Ith2以上で第1閾値Ith1より小さいかどうかを判定する。
ステップS240において「Yes」判定した場合、すなわち、グリッド電流Igが第2閾値Ith2以上で第1閾値Ith1より小さい場合は、CPU61は、帯電電圧Vchgの制限値Vmtを、上記起動時制限値Vmt1に設定する(ステップS242)。すなわち、ここでは、グリッド電流Igの値から、帯電ワイヤ19aがやや汚れており、グリッド電流Igを増加させるために、帯電電圧Vchgの起動時にオーバーシュートが生じる可能性があると判断されて、帯電電圧Vchgの制限値Vmtが下げられる。
そして、ステップS244からS248において、上記ステップS120からS140までと同様の処理が行われる。次いで、帯電電圧Vchgが安定すると、CPU61は、印字動作を開始し(ステップS270)、所定の印字処理が終了すると所定動作に係る制御を終了する(ステップS280)。
一方、ステップS240において「No」判定した場合、すなわち、グリッド電流Igが第1閾値Ith1以上であると判定した場合は、帯電電圧Vchgの制限値Vmtを起動時制限値Vmt1に設定変更することなく、始動時から通常の安定時制限値Vmt2において、帯電電圧Vchgの生成を起動させ、待機する(ステップS250、ステップS260)。これは、グリッド電流Igが所定量(第1閾値Ith1)以上流れており、すなわち、帯電ワイヤ19aの汚れが少なく、帯電電圧Vchgの起動時にオーバーシュートが生じる可能性が少ないと判断され、帯電電圧Vchgの制限値Vmtを下げる必要がないと判断されるためである。
以下、同様に、CPU61は、印字動作を開始し(ステップS270)、所定の印字処理が終了すると所定動作に係る制御が終了する(ステップS280)。
4.実施形態1の効果
上記したように、昇圧・平滑整流回路72の起動時における帯電電圧Vchgの制限値Vmt1が、安定時における制限値Vmt2よりも低く設定される。その際、起動時制限値Vmt1は、起動時に電圧制限回路50の制限が作動した際に生成される帯電電圧Vchgのピーク値Vpが安定時制限値Vmt2以下となる値に設定されている。そのため、昇圧・平滑整流回路72の起動時に、帯電電圧Vchgが安定時制限値Vmt2を超えることは、確実に防止され、帯電器29の異常放電の発生が確実に抑制される。
また、グリッド電流Igを検出して帯電ワイヤ19aの汚れ度合に応じて、起動時制限値Vmt1の設定が決定される。そのため、ワイヤ汚れの度合がひどく異常放電が起こり易い場合は、通常時Vmt2よりも小さい起動時制限値Vmt1に設定され、好適に異常放電の発生が抑制される。
<実施形態2>
5.制限値到達の検知処理
次に、本発明の実施形態2に係る、「制限値到達の検知処理」について説明する。すなわち、起動時に帯電電圧Vchgが上記起動時制限値Vmt1に到達したことを検知する処理について、図6から図8を参照して説明する。実施形態2では、特に、帯電電圧Vchgの立上げが段階的行われる場合に適用される。
図6は本処理を示すフローチャートである。図7は、通常の帯電電圧Vchgの立上げ時の、PWM信号S1のデューティ比とグリッド電流Igとの時間推移を示す説明図であり、図8は、帯電電圧Vchgの立上げ時に、電圧制限回路50が帯電電圧Vchgのリミッタ動作を行った場合のPWM信号S1のデューティ比とグリッド電流Igとの時間推移を示す説明図である。なお、実施形態2を実施するハード構成は実施形態1と同一であるため、その説明を省略する。
この処理で、CPU61は、昇圧・平滑整流回路72の起動時において、グリッド電流Igを段階的に増加させるようにPWM信号S1のデューティ比を段階的に設定変更する。そして、デューティ比の設定変更に応じたグリッド電流Igの検出値の増加量ΔIgが所定量未満となった場合、昇圧・平滑整流回路72を停止させる。すなわち、グリッド電流Igの検出値の増加量ΔIgが所定量未満となった場合、デューティ比の段階的な増加にもかかわらず、グリッド電流Igが増加しないことによって、CPU61は、帯電電圧Vchgが制限値Vmtに達し電圧制限回路50が帯電電圧Vchgのリミッタ動作を行ったこと、を検知する。ここで、増加量ΔIgは、例えば、10μA〜30μAとされる。
なお、本処理も、図3の処理と同様に、印字指示に応じて、メモリ100に格納された所定の処理プログラムにしたがって、CPU61によって実行される。
CPU61は、まず、図6のステップS310において、PWM信号S1の初期Duty1を設定し帯電電圧Vchgを起動する。次いで帯電電圧Vchgが安定するまで所定時間、待機し(ステップS315)、ステップS320において、グリッド電流Igが所定値Ig1を超えたかどうか判定する。ステップS320において、グリッド電流Igが所定値Ig1を超えていないと判定した場合は、ステップS325に移行して、デューティ比(PWM−Duty)を「ゼロ」に設定して、帯電電圧Vchgの出力を停止させる。これは、帯電電圧Vchgの立上りの初期段階において昇圧・平滑整流回路72の動作が正常でないと判断したためである。
一方、ステップS320において、グリッド電流Igが所定値Ig1を超えていると判定した場合は、ステップS330において、図7および図8に示すように、デューティ比を初期Duty1より大きいDuty2に設定する。そして、帯電電圧Vchgが安定するまで所定時間、待機する(ステップS340)。
次いで、ステップS350において、グリッド電流Igが、所定値Ig1より大きい所定値Ig2を超えたかどうか判定する。ステップS350において、グリッド電流Igが所定値Ig2を超えていないと判定した場合は、ステップS325に移行して、デューティ比を「ゼロ」に設定して、帯電電圧Vchgの出力を停止させる。これは、帯電電圧Vchgの立上りの中期段階において昇圧・平滑整流回路72の動作が正常でないと判断したためである。
一方、ステップS350において、グリッド電流Igが所定値Ig2を超えていると判定した場合は、ステップS360において、図7および図8に示すように、デューティ比をDuty2より大きいDuty3に設定する。そして、帯電電圧Vchgが安定するまで所定時間、待機する(ステップS370)。
次いで、ステップS380において、グリッド電流Igが、所定値Ig3を超えたかどうか判定する。ステップS380において、グリッド電流Igが所定値Ig3を超えていないと判定した場合、すなわち、グリッド電流Igの増加量ΔIgが所定量未満となった場合は(図8参照)、ステップS325に移行して、デューティ比を「ゼロ」に設定して、帯電電圧Vchgの出力を停止させる。これは、帯電電圧Vchgの立上りの後期段階が正常でないと判断したためである。
ここで、帯電電圧Vchgの立上りの後期段階において、グリッド電流Igが正常に増加しないのは、帯電電圧Vchgが制限値Vmtに達し、電圧制限回路50による帯電電圧Vchgのリミッタ動作が行われたと判断される。そして、その要因が、例えば、帯電ワイヤ19aの汚れであるとして、上記ステップS234と同様に、帯電ワイヤ19aの清掃を通知するための通知信号S3が生成される。
一方、ステップS380において、グリッド電流Igが所定値Ig3を超えていると判定した場合は、ステップS390に移行して、図7に示すように、通常の制御モードへ移行する。
このように、実施形態2においては、デューティ比を増加させてグリッド電流Igを増加させる制御にかかわらず、グリッド電流Igの所定の増加が認められないことによって電圧制限回路50の電圧制限動作が行われたことが確認される。すなわち、電圧制限回路50の電圧制限動作を検出する機構を別途、設けなくても、昇圧・平滑整流回路72を停止させることができ、帯電器29の異常放電を好適に抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述および図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記各実施形態においては、グリッド電流Igの大きさによって、起動時制限値Vmt1を設定する際、起動時制限値Vmt1の大きさは一定である例を示したがこれに限られない。起動時制限値Vmt1の大きさはグリッド電流Igの大きさに応じて変更するようにしてもよい。その場合、グリッド電流Igが小さいほど、起動時制限値Vmt1の値を小さく設定することが、好ましい。
(2)上記各実施形態においては、帯電器29を画像形成用の電気的負荷とする例を示しが、これに限られない。例えば、転写ローラ30が電気的負荷とされても良い。
(3)上記各実施形態においては、グリッド電流Igを検出して帯電ワイヤ19aの汚れ度合に応じて、起動時制限値Vmt1の設定が決定される例を示したが、これに限られない。グリッド電流Igによらずに、昇圧・平滑整流回路72の起動時には、制限値Vmtを、常に、起動時制限値Vmt1とするようにしてもよい。
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
27…感光ドラム(感光体)
29…帯電器(電気的負荷)
29a…帯電ワイヤ
29b…グリッド
50…電圧制限回路
61…CPU(制御手段、電流検出手段)
72…昇圧平滑整流回路(電圧出力回路)
84…グリッド電流検出回路(電流検出手段)
Vchg…帯電電圧(駆動電圧)

Claims (9)

  1. 画像形成用の電気的負荷と、
    前記電気的負荷を駆動する駆動電圧を生成し、該駆動電圧を前記電気的負荷に対して出力する電圧出力回路と、
    前記駆動電圧の値を検出し、前記駆動電圧値が制限値以上となった場合に前記電圧出力回路による前記駆動電圧の生成を制限する電圧制限回路と、
    前記電圧出力回路の起動時における前記制限値である起動時制限値を、前記起動時から所定時間経過後における、あるいは前記駆動電圧が安定した時における、前記制限値である安定時制限値より低い値に設定する制御回路と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御回路は、前記起動時制限値を、前記起動時に前記電圧制限回路が作動した際に生成される前記印加電圧のピーク値が前記安定時制限値以下となる値に設定する、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
    感光体をさらに備え、
    前記電気的負荷は、帯電ワイヤおよびグリッドを有する帯電器であって、前記グリッドを介した放電によって前記感光体を帯電させる帯電器である、画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記グリッドに流れる電流を検出する電流検出回路をさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記電圧出力回路を制御する制御信号値を一定値に固定する固定モードによる電圧出力回路の起動時において、前記電流検出回路による電流検出値が第1閾値以上の場合の起動時制限値を、前記電流検出値が第1閾値未満の場合の起動時制限値より大きい値に設定する、画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置において、
    前記制御回路は、前記電流検出値が前記第1閾値より小さい第2閾値未満である場合、前記電圧出力回路を停止させる、画像形成装置。
  6. 帯電ワイヤおよびグリッドを有する帯電器と、
    前記帯電器を駆動する帯電電圧を生成し、該帯電電圧を前記帯電器に対して出力する電圧出力回路と、
    前記帯電電圧の値を検出し、前記帯電電圧値が制限値以上となった場合に前記電圧出力回路による前記帯電電圧の生成を制限する電圧制限回路と、
    前記グリッドに流れるグリッド電流を検出する電流検出回路と、
    前記グリッド電流の検出値が目標値となるように前記帯電電圧を制御するための制御信号を生成し、該制御信号を前記電圧出力回路に提供する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、
    前記電圧出力回路の起動時において、前記グリッド電流を段階的に増加させるように前記制御信号の値を段階的に設定変更し、
    前記制御信号値の設定変更に応じた前記グリッド電流の検出値の増加量が所定量未満となった場合、前記電圧出力回路を停止させる、画像形成装置。
  7. 請求項5または6に記載の画像形成装置において、
    前記制御回路は、前記電圧出力回路の停止後、前記帯電ワイヤの清掃を通知するための通知信号を生成する、画像形成装置。
  8. 帯電器を駆動する帯電電圧を生成し、該帯電電圧を前記帯電器に対して出力する電圧出力回路と、
    前記帯電電圧の値を検出し、前記帯電電圧値が制限値以上となった場合に前記電圧出力回路による前記帯電電圧の生成を制限する電圧制限回路と、
    前記電圧出力回路の起動時における前記制限値である起動時制限値を、前記起動時から所定時間経過後における、あるいは前記帯電電圧が安定した時における、前記制限値である安定時制限値より低い値に設定する制御回路と、
    を備えた帯電器用電源。
  9. 請求項8に記載の帯電器用電源において、
    前記制御回路は、前記起動時制限値を、前記起動時に前記電圧制限回路が作動した際に生成される前記印加電圧のピーク値が前記安定時制限値以下となる値に設定する、帯電器用電源。
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