JP6808437B2 - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、高電圧を生成する電源装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用する画像形成装置には、高電圧を生成する高圧電源装置が備えられており、記録材などに画像形成を行う画像形成プロセスには欠かせない存在となっている。高圧電源装置としては、高電圧を印加する装置に応じて、例えば、帯電装置用の帯電高圧電源、現像装置用の現像高圧電源、転写装置用の転写高圧電源、定着装置用の定着高圧電源等、各種モジュール化された電源装置が存在する。また、例えば、転写高圧電源装置では、同じ出力端子から正極性と負極性の2つの極性の直流電圧を出力可能な回路を備えている。
図5は、電子写真方式による画像形成部の概略構成を説明する模式図である。図5において、転写高圧電源11は、第一の極性である正極性の直流電圧と第二の極性である負極性の直流電圧を生成し、転写ローラ10に印加する。正極性の直流電圧は、画像形成時に感光ドラム1上(感光ドラム上)に形成されたトナー像を記録媒体9に転写するために転写ローラ10に印加される。負極性の直流電圧は、転写ローラ10上に付着したトナー7を感光ドラム1に戻すことで、転写ローラ10のクリーニングを行うために転写ローラ10に印加される。
転写高圧電源11の回路は、例えば特許文献1に示すような構成の回路が用いられている。図6は、転写高圧電源11の回路構成を示すブロック図である、駆動回路102は、正電圧用のトランス103を駆動する回路であり、CPU101からのパルス信号CLK1の入力に応じて、トランス103の二次側に高電圧の直流電圧を生成させる。駆動回路112は、負電圧用のトランス113を駆動する回路であり、CPU101からのパルス信号CLK2の入力によりトランス113の二次側には、高電圧の直流電圧を生成させる。電圧供給回路120には、CPU101から信号TRPWMが入力され、信号TRPWMのDUTY設定値に応じた電圧を、トランス103とトランス113の一次側へ出力し、トランス103及びトランス113の二次側の出力電圧を変える。図6の矢印Ia、Ibはコンデンサ105の放電経路を示し、矢印Iaはブリーダ抵抗106を介した放電経路を、矢印Ibは負荷抵抗111、ブリーダ抵抗116を介した放電経路を示している。正電圧の出力電圧(転写電圧)が立ち下がる時間は、コンデンサ105の静電容量と、矢印Iaと矢印Ibの放電経路上にある回路内抵抗の定数や負荷抵抗値により決定される。
図7は、図6で説明した転写高圧電源11の回路の信号波形や電圧波形を示すタイミングチャートである。時刻taにおいて、CPU101は信号TRPWMのDUTY設定値M1を所定の目標電圧に対応するDUTY設定値M2に変更した信号TRPWMを電圧供給回路120に出力する。すると、電圧供給回路120からの正電圧用のトランス103に印加される出力電圧が下がり始める(図7(d))。これにより、出力端子110に出力される正電圧の出力電圧も時刻taから下がり始め、時刻tbでDUTY設定値M2に対応した目標電圧まで下がり、出力電圧の立ち下がりが完了する。期間T2は、出力端子110に出力される出力電圧が、DUTY設定値がM1からM2に変更された場合の出力電圧の立ち下がりに要する時間であり、図6における矢印Iaと矢印Ibの放電経路でコンデンサ105の電圧が立ち下がる時間に対応している。なお、図5〜図7の詳細な説明については後述する。
特開2006−330458号公報
しかしながら、上述した従来方式の制御では次のような課題がある。図5の転写ローラ10と感光ドラム1との当接部である転写ニップ部において記録媒体9を挟持(接触)していない期間では、転写高圧電源11は、出力端子110から出力される出力電圧を下げている。例えば先行する記録媒体9の後端が転写ニップ部を通過し、後続の記録媒体9の先端が転写ニップ部に到達するまでの期間は、転写高圧電源11は、正電圧の転写電圧の電圧を低下させて、低い正電圧を出力している。感光ドラム1の表面は帯電ローラ2によって負電位に帯電されているため、高い正電位(正電圧)の転写電圧が転写ローラ10に印加されると、その影響で感光ドラム1の表面電位が正電位方向に変化してしまう。そのため、後続の記録媒体9の画像形成が行われる前に、帯電ローラ2によって感光ドラム1の表面電位を所定の負電位に下げないと、所定の負電位に下がっていない部分にはトナーが付着してしまう。その結果、記録媒体9の搬送方向の先端領域において画像不良(いわゆる転写メモリ)が発生してしまう。近年、画像形成装置の生産性向上に伴って、記録媒体9の搬送間隔が短くなっており、記録媒体9の紙間で帯電ローラ2が感光ドラム1へ帯電電圧を印加可能な期間(時間)が短くなってきている。そのため、正電位の転写電圧による感光ドラム1への影響を少なくし、転写メモリの発生を防止するためには、先行する記録媒体9の後端が転写ニップ部を通過した後に、正電位の転写電圧を速やかに低下させることが課題となっている。
上述した従来方式の転写高圧電源では、コンデンサ105に蓄積された電荷を、図6に示す矢印Iaと矢印Ibの放電電流経路を介して放電させることで、正電位の転写電圧(出力電圧)を立ち下げている。そのため、矢印Iaの放電経路に設けられたコンデンサ105の静電容量とブリーダ抵抗106の抵抗値を小さくすることで、立ち下げ時間を早めることが可能である。ところが、これにより、出力電圧におけるリップルの増加や最大出力電圧の低下などの影響が出るため、記録媒体9への良好な転写を行うためには、コンデンサ105の静電容量とブリーダ抵抗106の抵抗値を安易に小さくすることはできない。また、矢印Ibの放電経路上にある負荷抵抗111の抵抗値は、転写ローラ10の個体差や耐久条件、使用環境によりばらつきが生じるものであり、小さくすることはできない。その結果、画像不良を生じる転写メモリを防止するのに必要な期間内で正電位の転写電圧を低下させることができないため、後続の記録媒体9の先端領域で画像不良(転写メモリ)が発生してしまうという課題があった。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、新たな回路を追加することなく、転写高圧電源の正電位の出力電圧を速やかに低下させることを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)第一の極性の電圧を生成し、出力する第一の電圧生成手段と、出力端が前記第一の電圧生成手段の出力端と接続され、前記第一の極性とは異なる第二の極性の電圧を生成し、出力する第二の電圧生成手段と、前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段による電圧生成及び生成する電圧値を制御する制御手段と、を備え、負荷に前記第一の極性又は前記第二の極性の電圧を供給する電源装置であって、前記制御手段は、前記第一の電圧生成手段から前記負荷に供給する前記第一の極性の電圧を、前記第一の極性の所定の目標電圧まで低下させるときには、所定の期間、前記第二の電圧生成手段を駆動することを特徴とする電源装置。
(2)記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、前記(1)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、新たな回路を追加することなく、転写高圧電源の正電位の出力電圧を速やかに低下させることができる。
実施例1、2の画像形成装置の構成を示す断面図 実施例1、2の転写高圧電源の回路構成を示すブロック図 実施例1の正電位の転写電圧を低下させる制御のタイミングチャート 実施例2のパルス信号CLK2の出力期間を算出するフローチャート 従来例の画像形成部の概略構成を示す模式図 従来例の転写高圧電源の回路構成を示すブロック図 従来例の正電位の転写電圧を低下させる制御のタイミングチャート
[画像形成プロセスの概要]
まず、後述する実施例との比較のために、画像形成部の概要や転写高圧電源の回路動作について、図を参照して説明する。図5は電子写真方式による画像形成を行う画像形成部の概略構成を説明する模式図である。図5において、感光ドラム1は、印刷動作中には駆動部(不図示)により図中、矢印Aの方向(時計回り方向)に回転動作を行う。帯電高圧電源3(破線枠部)は、交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を帯電ローラ2に印加する。そして、帯電ローラ2によって、感光ドラム1の表面は、所定の電位に帯電される。帯電高圧電源3で交流電圧を重畳しているのは、感光ドラム1の表面電位を均一化するためである。レーザビームドライバ(不図示)により画像信号に応じて射出されるレーザビーム4は、帯電ローラ2によって帯電された感光ドラム1の表面に照射される。感光ドラム1の表面は、レーザビーム4が照射されると表面電荷が減衰し、画像信号に応じた静電潜像が形成される。
現像ローラ5と現像ブレード6との間には、負電位に帯電されたトナー7が蓄積されている。現像ローラ5に付着したトナー7は、現像ブレード6により付着量が均一化され、現像ローラ5と感光ドラム1との隙間部に運ばれる。現像高圧電源8(破線枠部)は、印刷動作中は交流電圧と直流電圧が重畳された電圧を現像ローラ5に印加する。現像高圧電源8からの現像ローラ5への電圧印加により、感光ドラム1と現像ローラ5との隙間部には電界が生じ、現像ローラ5の表面に付着したトナー7が、現像ローラ5から感光ドラム1へ飛翔する。ここで、感光ドラム1の表面においてレーザビーム4が照射されていない部分は負電位に帯電されており、表面電位VDは、現像高圧電源8の直流電圧Vdcより低くなるように設定されている。このため、トナー7に対して、直流的には現像ローラ5に押し戻す方向に力が作用することとなり、感光ドラム1の表面にトナー7は飛翔しない。一方、感光ドラム1表面のレーザビーム4が照射された部分は、表面の負電荷が減衰しているため、表面電位VLは、現像高圧電源8の直流電圧Vdcより高くなる。このため、レーザビーム4が照射された部分は、トナー7に対しては感光ドラム1に引き付ける力が作用することとなり、トナー7は感光ドラム1に飛翔することになる。このようにして、感光ドラム1の表面には、レーザビーム4により形成された静電潜像にトナー7が付着したトナー像が形成される。このとき、現像高圧電源8の直流電圧Vdcを可変して、感光ドラム1に飛翔するトナー量を増加又は減少させることで、画像濃度を制御することが可能となる。
記録媒体9は、図中、矢印Bの方向に搬送される。転写ローラ10は、感光ドラム1と対向するよう配置されている。転写高圧電源11は、正極性の直流電圧と負極性の直流電圧を転写ローラ10に印加することが可能である。正極性の直流電圧は、画像形成時に感光ドラム1上に形成されたトナー像を記録媒体9に転写するために転写ローラ10に印加される。画像形成を行うプリントジョブを実行する前には、適切な転写電圧を出力するために、ATVC(Auto Transfer Voltage Control)制御が行われる。ATVC制御では、転写ローラ10から感光ドラム1に所定の定電流を流し、そのときに印加された電圧値に基づいて転写ローラ10の電気抵抗が推測される。そして、実際の画像形成時に推測された電気抵抗に応じた適切な転写電圧が転写ローラ10に印加される。この制御により、使用環境や転写ローラ10の個体ばらつきによらず良好な転写を行うことができる。
負極性の直流電圧は、転写ローラ10上に付着したトナー7を感光ドラム1に戻すことにより、転写ローラ10のクリーニングを行うために転写ローラ10に印加される。トナー7は負極性であるため、同じ極性の直流電圧を転写ローラ10に印加することで、トナー7を感光ドラム1に戻すことができる。転写ローラ10にトナー7が付着する場合として、次のような場合がある。例えば、画像形成時の記録媒体9の紙間などにおいて、転写ローラ10が感光ドラム1に直接、接触したときに、感光ドラム1上にごく微量に付着したトナー(かぶり)が転写ローラ10に転移する場合がある。また、ユーザが、印刷領域よりも小さいサイズの記録媒体を指定して印刷を行ったときに、感光ドラム1上の記録媒体9からはみ出した部分のトナー像が転写ローラ10に転写されてしまう場合などがある。転写ローラ10のクリーニングは、プリントの準備動作時やプリンタの電源投入時、あるいはジャム処理後の準備動作時にも行われる。
[転写高圧電源]
転写高圧電源11の回路は、例えば特許文献1の図4に示すような構成の回路が用いられている。この回路構成について図を用いて説明する。図6は、転写高圧電源11の回路構成を示すブロック図であり、転写高圧電源11は第一の極性である正極性の電圧生成と、第二の極性である負極性の電圧生成を行う。第一の電圧生成手段である正極性の電圧生成部は、駆動回路102、トランス103、整流平滑回路を構成するダイオード104及びコンデンサ105から構成されている。同様に、第二の電圧生成手段である負極性の電圧生成部は、駆動回路112、トランス113、整流平滑回路を構成するダイオード114及びコンデンサ115から構成されている。また、正極性の電圧生成部の出力端と、負極性の電圧生成部の出力端は接続され、それぞれの電圧生成部で生成された電圧は出力端子110に出力される。CPU101は、パルス信号CLK1、CLK2の出力及び出力の停止、PWM信号である信号TRPWMの出力及び出力の停止、信号TRPWMのDUTY(デューティ)設定値の変更、電流検知信号TRCRNTの検知を行う。駆動回路102は、正電圧用のトランス103を駆動する回路であり、CPU101から入力されるパルス信号CLK1に応じて、正電圧用のトランス103の一次側に交流電圧を出力する。正電圧用のトランス103の二次側には、一次側の交流電圧を昇圧した高電圧の交流電圧が発生し、ダイオード104とコンデンサ105で構成される整流平滑回路で平滑され、直流電圧が生成される。抵抗106はブリーダ抵抗である。生成された正電圧の直流電圧は、出力端子保護抵抗107を介して出力端子110へ出力される。CPU101は、パルス信号CLK1の出力、又は出力停止を行うことで、正電圧の転写電圧の出力又は出力停止を行う。抵抗111は、例えば転写ローラ10等の負荷抵抗である。
駆動回路112は、負電圧用のトランス113を駆動する回路であり、CPU101より入力されるパルス信号CLK2に応じて、負電圧用のトランス113の一次側に交流電圧を出力する。これにより、負電圧用のトランス113の二次側には、一次側の交流電圧を昇圧した高電圧の交流電圧が発生し、ダイオード114とコンデンサ115で構成される整流平滑回路により平滑され、直流電圧が生成される。抵抗116はブリーダ抵抗である。生成された負電圧の直流電圧は、ブリーダ抵抗106、出力端子保護抵抗107を介して、出力端子110へ出力される。CPU101は、パルス信号CLK2の出力、又は出力停止を行うことで、負電圧の転写電圧の出力又は出力停止を行う。
なお、トランス103、113は、スイッチング方式により低電圧を高電圧に昇圧する高圧トランスである。トランス103、113には、電磁トランスのほかに、例えば、圧電トランスや電磁トランスと整流のために設けられた高耐圧ダイオードと高耐圧コンデンサを内包する複合型トランスを用いてもよい。
PWM信号である信号TRPWMは、CPU101により、DUTY(デューティ)を0%〜100%に可変する信号である。電圧供給回路120は、トランス103及びトランス113により生成される電圧値を供給する(指示する)電圧供給手段である。即ち、電圧供給回路120は、CPU101からPWM信号である信号TRPWMが入力され、信号TRPWMに設定されたDUTY設定値に応じた電圧を、正電圧用のトランス103と負電圧用のトランス113の一次側へ出力する。電圧供給回路120が正電圧用のトランス103と負電圧用のトランス113に出力する電圧は、正電圧用のトランス103と負電圧用のトランス113を駆動するために用いられる。つまり、CPU101は、信号TRPWMのDUTY設定値を変更することにより、正電圧のトランス103の出力電圧及び負電圧のトランス113の出力電圧のレベルを変えることができる。
電流検知回路121は、負荷抵抗111に流れる電流を検知する回路である。電流検知回路121は、検知した負荷抵抗111に流れる電流に応じた電圧のアナログ信号である電流検知信号TRCRNTをCPU101のA/D変換ポートへ出力する。CPU101は、A/D変換ポートに入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換し、電流検知回路121により検知された電流値を取得する。なお、CPU101は、転写高圧電源11を制御する制御手段であるが、CPU101は、転写高圧電源11に設けられていてもよいし、後述する画像形成装置を制御する制御部(不図示)であってもよい。
図3の矢印Iaと矢印Ibは、それぞれコンデンサ105の放電経路を示している。矢印Iaはブリーダ抵抗106を介してコンデンサ105が放電する経路を示している。一方、矢印Ibは負荷抵抗111を通る放電経路を示している。即ち、矢印Ibで示される放電電流は、コンデンサ105から出力端子保護抵抗107、負荷抵抗111を介してグランドへと流れ、グランドに流れた放電電流は、グランドから電流検知回路121、ブリーダ抵抗116を介してコンデンサ105へと戻る。出力端子110の正電圧の転写電圧(出力電圧)は、コンデンサ105が矢印Iaと矢印Ibの放電経路で放電されることで立ち下がる。即ち、正電圧の転写電圧(出力電圧)が立ち下がる時間は、コンデンサ105の静電容量と、矢印Iaと矢印Ibの放電経路上にある回路内抵抗の定数や負荷抵抗値により決定される。なお、立ち下りとは、転写電圧が所定の電圧から略ゼロ電位まで低下することを意味する。
[転写高圧電源のタイミングチャート]
図7は、図6で説明した転写高圧電源11の信号波形や電圧波形を示すタイミングチャートである。図7は上から順に(a)〜(e)のグラフで構成されている。(a)は、CPU101から駆動回路102に出力されるパルス信号CLK1の波形を示し、(b)は、CPU101から駆動回路112に出力されるパルス信号CLK2の波形を示している。(c)は、CPU101が信号TRPWMに設定するDUTY(デューティ)設定値を示すグラフであり、時刻(タイミング)taでDUTY設定値がM1からM2(M2<M1)に変更されている。(d)は、CPU101から入力される信号TRPWMのDUTY設定値に応じて電圧供給回路120から正電圧用のトランス103、負電圧用のトランス113に出力される出力電圧を示すグラフである。(e)は、出力端子110に出力される出力電圧を示すグラフであり、正電圧の出力電圧が信号TRPWMのDUTY設定値M2に応じた所定の目標電圧へ低下させる様子を示している。なお、図7の横軸は時間、縦軸は(c)では設定値を、(c)を除く図では、電圧を示している。
また、図7上部に示す期間T1は、出力端子110から出力されている正電圧用のトランス103の正電圧の出力電圧を低下させる前の期間、期間T2は、トランス103の正電圧の出力電圧を低下させている期間を表している。更に、期間T3は、トランス103の正電圧の出力電圧を低下させた後の期間を表している。(a)に示すパルス信号CLK1は、期間T1、T2、T3の全期間において出力されており、一方、パルス信号CLK2は全期間において出力が停止されている。また、ta、tbは時刻(タイミング)を示す。
時刻taにおいて、CPU101はPWM信号である信号TRPWMのDUTY設定値M1を所定の目標電圧に対応するDUTY設定値M2に変更した信号TRPWMを電圧供給回路120に出力する。DUTY設定値M1に対応するトランス103で生成される電圧(所定の電圧)よりもDUTY設定値M2に対応する電圧のほうが低いため、電圧供給回路120からの正電圧用のトランス103に印加される出力電圧が下がり始める(図7(d))。その結果、出力端子110に出力される出力電圧も時刻taから下がり始め、時刻tbでDUTY設定値のM2に対応した目標電圧まで下がり、出力電圧の立ち下がりが完了する。期間T2は、出力端子110に出力される出力電圧がDUTY設定値がM1からM2に変更された場合の出力電圧の立ち下がりに要する時間であり、図6における矢印Iaと矢印Ibの放電経路でコンデンサ105の電圧が立ち下がる時間に対応している。
[画像形成装置の構成]
図1は、上述した図5の画像形成部の構成を備える画像形成装置64の構成を示す断面図である。プロセスカートリッジ50は、黒色のトナーを有し、感光ドラム1、帯電ローラ2、現像ローラ5を備えて、一体的に構成されている。感光ドラム1は、両端をプロセスカートリッジ50に回転自在に支持され、駆動伝達部(不図示)を介して駆動モータ(不図示)からの駆動が伝達され、図中、矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。レーザスキャナユニット63は、画像データに応じてレーザビーム4を感光ドラム1に照射する。帯電ローラ2、レーザビーム4、現像ローラ5、転写ローラ10の構成や画像形成プロセスについては図5で説明しているので、ここでの説明を省略する。
また、給紙カセットトレイ51には記録媒体9が積載されている。記録媒体9は、所定のタイミングで駆動モータ(不図示)及び駆動伝達部(不図示)により駆動される給紙ローラ52により、給紙カセットトレイ51から給送される。給送された記録媒体9は、分離パッド53の摩擦力により捌かれて、1枚の記録媒体9が搬送ローラ対54に搬送される。その後、記録媒体9は、搬送ローラ対54、レジストレーションローラ対55を通過して、感光ドラム1と転写ローラ10とが当接する転写位置(転写ニップ部)に搬送される。転写位置では、所定の電圧を印加された転写ローラ10により、感光ドラム1上のトナー像が記録媒体9に転写される。トナー像が転写された記録媒体9は定着ローラ対56に搬送され、記録媒体9上のトナー像を定着ローラ対56により加熱・加圧することにより、記録媒体9上に溶融固着される。そして、定着ローラ対56により搬送された記録媒体9は、排出ローラ対57、58、59を通過して、排出トレイ60上に排出される。給紙カセットトレイ51は着脱可能であり、随時、記録媒体9を補充することができる。また、開閉ドア61は、軸62を中心に回動可能であり、開閉ドア61が開かれた状態の開口部よりプロセスカートリッジ50を着脱することができる。
[転写高圧電源の構成]
図2は、本実施例の転写高圧電源の回路構成を示すブロック図である。回路構成及び回路動作については、上述した図6の回路構成及び回路動作と同様であり、同じ回路、同じ部品については同じ符号を使用することで、ここでの説明を省略する。図2では、図6と比べて、新たに矢印Icで示される電流経路を追加している。破線で示される矢印Icは、CPU101がパルス信号CLK2を駆動回路112に出力することにより、負電圧用のトランス113から出力される負電位の直流電圧が出力されたときの電流経路を示している。トランス113によりコンデンサ115に蓄積された電荷は、コンデンサ115から電流検知回路121を経由して、グランドへと流れる。グランドに流れた放電電流は、グランドから負荷抵抗111、出力端子保護抵抗107、ブリーダ抵抗106を介して、コンデンサ115へと戻る。本実施例では、正電位の転写電圧を低下させる際に、パルス信号CLK2を所定の期間、出力し負電圧の生成回路を動作させる。即ち、矢印Iaと矢印Ibにより示される放電経路に加え、矢印Icで示す放電経路に電流を流すことにより、出力端子110から出力される正電位の転写電圧を従来よりも速やかに低下させることが本実施例の特徴である。
[転写高圧電源のタイミングチャート]
図3は、図2で説明した本実施例の転写高圧電源11のパルス信号CLK1、CLK2、信号TRPWMのDUTY設定値、電圧供給回路120の出力電圧、出力端子110の出力電圧の信号波形や電圧波形を示すタイミングチャートである。図3のグラフは、出力端子110に出力される正電圧の出力電圧が所定の目標電圧に立ち下がる様子を示している。図3は、上から順に(a)〜(e)のグラフで構成されており、各グラフは上述した図7と同じ構成であるため、説明を省略する。なお、図3の横軸は時間、縦軸は図3(c)ではDUTY設定値を、図3(c)を除く図では、電圧を示している。また、図3上部に示す期間T1は、出力端子110に出力されている正電圧用のトランス103の正電圧の出力電圧を低下させる前の期間、期間T2は、トランス103の正電圧の出力電圧を低下させている期間を表している。更に、期間T3は、トランス103の正電圧の出力電圧を低下させた後の期間、期間T4は、CPU101からパルス信号CLK2が出力されている期間を表している。図3(a)に示すパルス信号CLK1は、期間T1、T3、及び期間T2の一部の期間(時刻tc〜時刻td)において出力されている。一方、パルス信号CLK2は、期間T2のうち、パルス信号CLK1が出力されている一部の期間(時刻tc〜時刻td)を除いて、出力されている。前述した図7の場合と比べ、本実施例では、パルス信号CLK2が期間T2において出力されている点が異なる。また、ta、tb、tc、tdは時刻(タイミング)を示す。
時刻taにおいて、CPU101は、駆動回路102へのパルス信号CLK1の出力を停止し(図3(a))、駆動回路112へのパルス信号CLK2の出力を開始する(図3(b))。これにより、正電圧用のトランス103による正電圧の生成が停止し、コンデンサ105に蓄積された電圧が放電経路Ia、Ibを介して放電される。一方、駆動回路112へのパルス信号CLK2が入力される(図3(b))ことにより、負電圧用のトランス113が駆動され、電圧供給回路120から出力される信号TRPWMのDUTY設定値であるM1(図3(c))に応じた負電圧が生成される。そして、生成された負電圧は、ブリーダ抵抗106、出力端子保護抵抗107を介して、出力端子110に出力され、これにより出力端子110の出力電圧が下がり始める(図3(e))。
続いて、時刻tbにおいて、CPU101は、信号TRPWMのDUTY設定値をM1から所定の目標電圧に対応するM2に変更して、電圧供給回路120に出力する(図3(c))。これにより、電圧供給回路120から正電圧用のトランス103、負電圧用のトランス113に出力される出力電圧が下がり始める(図3(d))。時刻tcで、電圧供給回路120の出力電圧がDUTY設定値M2に応じた出力電圧まで立ち下がると、CPU101は、駆動回路112へのパルス信号CLK2の出力を停止し、再び駆動回路102へのパルス信号CLK1の出力を開始する。
ここで、CPU101がパルス信号CLK2を出力している期間T4は、予め決められた所定の期間であり、時刻tcは、パルス信号CLK2の出力が開始される時刻taに基づいて、決定される。そして、時刻tbは、信号TRPWMのDUTY設定値がM1からM2に変更され、電圧供給回路120の出力電圧がM2に対応した出力電圧まで立ち下がる時間を考慮し、時刻tcからその立ち下がり時間分だけ手前のタイミングとなる。なお、DUTY設定値M1、M2が予め決められた値である場合には、電圧供給回路120の出力電圧がDUTY設定値M1に応じた電圧値からDUTY設定値M2に応じた出力電圧まで立ち下がる時間は、予め算出しておくことができる。したがって、期間T4、DUTY設定値M1、M2が予め決められた値である場合には、CPU101は、時刻taに基づいて、信号TRPWMのDUTY設定値がM1からM2に変更する時刻tbを決めることができる。
所定の期間T4が経過した時刻tcでは、CPU101は、再び駆動回路102へのパルス信号CLK1の出力を開始すると、時刻tdで出力端子110の出力電圧は所定の目標電圧で安定し、正電圧の出力電圧の立ち下がりが完了する。なお、正電圧の出力電圧を0V(0ボルト)へ低下させる場合は、図3においてDUTY設定値M2を0Vに対応するDUTY設定値とし、CPU101が時刻tcで出力しているパルス信号CLK1を出力しないようにすれば0Vに低下させることができる。以上のような制御を行うことにより、回路追加等によるコストアップをすることなく、正電圧の出力電圧の立ち下げを高速化することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、新たな回路を追加することなく、転写高圧電源の正電位の出力電圧を速やかに低下させることができる。特に、先行する記録媒体の後端が転写ニップ部を通過後、速やかに正電位の転写電圧を低下させることができるため、正電位の転写電圧の立ち下りが遅れることにより画像不良を生じる転写メモリの発生を防止することができる。そして、先行する記録媒体の後端が転写ニップ部を通過し、後続の記録媒体の先端が転写ニップ部に到達するまでの期間は、正電位の転写電圧の電圧を低い正電圧に保つことができる。
実施例1では、負電圧を生成するトランス113の駆動回路112へのパルス信号CLK2の出力期間を予め決められた期間としていた。実施例2では、DUTY設定値M1、M2に応じて、パルス信号CLK2の出力期間を可変にする制御について説明する。なお、画像形成装置64の構成(図1)や画像形成部の構成(図5)、転写高圧電源11の回路構成(図2)、転写高圧電源11のタイミングチャート(図3)については、本実施例でも同様であり、ここでの説明は省略する。
[転写高圧電源の制御シーケンス]
本実施例は、実施例1の図3に示すパルス信号CLK2を出力している期間T4を、PWM信号である信号TRPWMのDUTY設定値を用いて決定することで、出力端子110からの出力電圧の立ち下がり時間を最適化することを特徴としている。なお、信号TRPWMのDUTY設定値M1、M2の変化幅と、出力端子110の出力転写電圧を低下させる際に必要な負電圧の転写電圧の出力期間とは線形性(線形関係)があるものとする。また、本実施例では、信号TRPWMにより設定されるDUTY設定値M1、M2は、CPU101に接続された記憶手段であるメモリ101aに予め格納されているものとする。
図4は、パルス信号CLK2の出力期間T4を算出する制御シーケンスを示すフローチャートで、出力期間T4を算出する際に起動され、CPU101により実行される。ステップ(以下、Sという)1では、CPU101は、メモリ101aより信号TRPWMのDUTY設定値M1、M2を読み出す。ここで、DUTY設定値M1は、正電圧の出力電圧を低下させる前の設定値であり、DUTY設定値M2は、正電圧の出力電圧を低下させる際の設定値である。S2では、CPU101は、S1で読み出したDUTY設定値M1、M2(M1>M2)に基づいて、DUTY設定値の変化幅ΔMを、ΔM=M1−M2により算出する。S3では、S2で算出したDUTY設定値の変化幅ΔMを用いて、パルス信号CLK2の出力期間X4を、X4=a×ΔM+bにより算出する。ここで、出力期間X4は、DUTY設定値の変化幅ΔMと線形関係を有し、ΔMの一次関数として表すことができる。なお、ΔMから出力期間X4を算出するための係数である係数a、bは、既知の値である。
S4では、CPU101は、X4の値が、X4<cであるか、c≦X4≦dであるか、d<X4であるかを判断する。なお、cは出力期間T4の最短の期間を示す値であり、dは出力期間T4の最長の期間を示す値である。最短の期間である期間cは、出力端子110からの出力電圧を目標電圧に低下させるための最短の期間であり、最長の期間である期間dは、出力端子110からの出力電圧が負電位まで立ち下がらない最長の時間である。期間c、dは予め、実験により求められているものとする。CPU101は、出力期間X4の値がX4<cであると判断した場合には処理をS5に進め、出力期間X4の値がc≦X4≦dであると判断した場合には処理をS6に進め、出力期間X4の値がd<X4であると判断した場合には処理をS7に進める。S5では、CPU101は、出力期間T4に期間cを設定し(T4=c)、処理を終了する。S6では、CPU101は、出力期間T4にS3で算出した出力期間X4を設定し(T4=X4)、処理を終了する。S7では、CPU101は、出力期間T4に期間dを設定し(T4=d)、処理を終了する。
以上説明したように信号TRPWMのDUTY設定値の変化幅、即ち正電圧の出力電圧の変化幅と、出力電圧の立ち下げ時に必要な負電圧の転写電圧の出力期間、即ちパルス信号CLK2の出力期間の間に線形関係がある場合は上述した制御を行うことができる。これにより、正電圧の転写電圧(出力電圧)の変化幅に応じた最適な正電圧の転写電圧の立ち下げを行うことができる。以上のような制御を行うことにより、回路追加等によるコストアップをすることなく、正電圧の出力電圧の立ち下げを高速化することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、新たな回路を追加することなく、転写高圧電源の正電位の出力電圧を速やかに低下させることができる。本実施例でも、先行する記録媒体の後端が転写ニップ部を通過後、速やかに正電位の転写電圧を低下させることができるため、正電位の転写電圧の立ち下りが遅れることにより画像不良を生じる転写メモリの発生を防止することができる。そして、負電位の転写電圧を出力する期間をDUTY設定の変化幅に応じて可変することができる。
101 CPU
103 トランス
113 トランス

Claims (13)

  1. 第一の極性の電圧を生成し、出力する第一の電圧生成手段と、
    出力端が前記第一の電圧生成手段の出力端と接続され、前記第一の極性とは異なる第二の極性の電圧を生成し、出力する第二の電圧生成手段と、
    前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段による電圧生成及び生成する電圧値を制御する制御手段と、
    を備え、負荷に前記第一の極性又は前記第二の極性の電圧を供給する電源装置であって、
    前記制御手段は、前記第一の電圧生成手段から前記負荷に供給する前記第一の極性の電圧を、前記第一の極性の所定の目標電圧まで低下させるときには、所定の期間、前記第二の電圧生成手段を駆動することを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記所定の期間、前記第一の電圧生成手段の駆動を停止することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段と接続され、生成する電圧値に応じた電圧を供給する電圧供給手段を備え、
    前記電圧供給手段は、前記制御手段から前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段により生成する電圧値が指示されると、前記生成する電圧値に応じた電圧を前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段に供給し、
    前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段は、前記供給される電圧に応じた電圧を生成し、出力することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記負荷に供給する前記第一の極性の電圧を前記第一の極性の前記所定の目標電圧に低下させるため、前記電圧供給手段に前記第一の極性の前記所定の目標電圧を指示することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御手段は、前記所定の期間を終了するタイミングで、前記制御手段から前記第一の極性の前記所定の目標電圧を指示された前記電圧供給手段が前記第一の極性の前記所定の目標電圧に応じた電圧を前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段に供給するように、前記第一の極性の前記所定の目標電圧を指示することを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記所定の期間が経過すると、前記第二の電圧生成手段の駆動を停止し、前記第一の電圧生成手段を駆動することを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段は、それぞれ、
    一次側と二次側とを有するトランスと、
    前記制御手段から入力されるパルス信号に応じて前記トランスを駆動する駆動回路と、ダイオード及びコンデンサを有する整流平滑回路であって、前記電圧供給手段から供給される電圧に応じて前記トランスの二次側に生成される電圧を整流、平滑する前記整流平滑回路と、を有し、
    前記第一の電圧生成手段及び前記第二の電圧生成手段は、それぞれの前記コンデンサに蓄積された電圧を前記負荷に供給することを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載の電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記第一の電圧生成手段が生成し、出力する所定の電圧値と、前記第一の極性の前記所定の目標電圧との差に応じて、前記第二の電圧生成手段を駆動する前記所定の期間を可変することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電源装置。
  9. 前記第一の極性の前記所定の目標電圧は、0ボルトであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電源装置。
  10. 記録媒体に画像形成を行う画像形成部と、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記画像形成部は、記録媒体に転写するトナー像が形成される感光ドラムと、前記トナー像を記録媒体へ転写するための転写ローラと、を有し、
    前記電源装置は、前記感光ドラム上のトナー像を記録媒体に転写する際に、前記転写ローラに印加する転写電圧を出力することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第一の極性の電圧を前記第一の極性の前記所定の目標電圧まで低下させる期間は、先行する記録媒体の後端が前記転写ローラを通過し、後続の記録媒体の先端が前記転写ローラに到達するまでの期間であることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記画像形成部を制御する制御部を備え、
    前記制御手段は、前記制御部であることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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