JP5921210B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子写真方式を採用するプリンタや複写機等の画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を採用する画像形成装置は、一様に帯電させた感光体に、画像情報に対応したレーザ光を照射することで静電潜像を形成する。そして、この静電潜像に現像手段により現像剤を供給して顕像化し、更に感光体から記録材へ像を転写することで、記録材上に画像を形成している。感光体の帯電装置としては、帯電ローラを感光体表面に接触させ、該接触帯電部材に電圧を印加して感光体表面の帯電を行う接触帯電方式が広く採用されている。
帯電ローラに印加する帯電バイアス電圧は直流電圧のみでも良いが、所望の感光体上暗電位Vdに相当する直流電圧Vdcに、直流電圧印加時放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧(Vpp)をもつ交流電圧を重畳したバイアス電圧が用いられる場合が多い。この帯電方法は、感光体上を均一帯電するのに優れており、感光体上の局所的な電位ムラが解消される。
ピーク間電圧が小さいと帯電不良が発生してしまう。一方、ピーク間電圧を大きくしすぎると、感光体表面の荒れが大きくなって画像上に縦スジが発生してしまう。そのため、帯電不良が発生しない程度の必要最小のピーク間電圧を印加するのが好ましい。特許文献1に記載の方法は、電源回路の低コスト化とより適した帯電バイアス印加を両立できる、優れた方法である。この方法は、ピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を印加して、感光体に流れる交流電流をそれぞれ検知して、基準電流以上かつ最も小さい電流値となるピーク間電圧に応じて画像形成時の帯電バイアスを決定するものである。さらに、特許文献2のように画像形成時の帯電バイアスを決定する制御を、電源投入時の初期回転中に行うものもある。初期回転とは、電源投入をした後に、感光体を回転させながら画像形成の準備動作を行うことを指す。これにより画像形成中で行う必要がなくなる分、画像出力までの時間を短縮することができる。
特許第3902974号公報 特許第3903019号公報
しかしながら、上述した特許文献2のように電源投入時の初期回転で画像形成時の帯電バイアスを決定する場合、かつ、電源投入時の初期回転と画像形成時とで感光体の駆動速度が異なる場合に課題が生じる。例として画像形成時よりも電源投入時の初期回転の駆動速度が遅い場合ついて述べる。このときの課題は、駆動速度が遅い場合(電源投入時の初期回転)に決めた帯電バイアスを、駆動速度が速い場合(画像形成時)にそのまま適用できないことである。これは、交流電圧を重畳したバイアスを印加する帯電方式では、駆動速度が速いほど印加する交流電圧の周波数を大きくし、単位時間に流れる電流量を一定にして帯電が良好に行われるようにしている。帯電バイアスの周波数が変わることによって、電気回路の特性上、交流電圧波形が多少変わってしまう場合があるため、交流電流値も変わってしまう。よって駆動速度が遅い場合に決めた帯電バイアスが、駆動速度が速い場合の適正な帯電バイアスではない可能性が生じてしまう。
この課題を解決するために、帯電バイアスを決定する制御を、初期回転では行わず、画像形成をする直前に行う方法もあるが、その分時間がかかって画像出力までの時間が遅れてしまう。
したがって本発明の目的は、非画像形成時と画像形成時とで像担持体の駆動速度が異なる場合でも、画像出力までの時間をできるだけ低下させることなく、帯電装置に適切な電圧印加を可能にする画像形成装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、
記録材に画像を形成する画像形成装置において、
像担持体と、
前記像担持体に接触する帯電装置と、
ピーク間電圧を異ならせた複数の交流電圧を出力可能であって、前記帯電装置に交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を印加する電源と、
前記像担持体を第一の速度と、前記第一の速度よりも速い第二の速度とで回転させることができる制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、
前記画像形成装置が画像を形成していない非画像形成時に前記像担持体を前記第一の速度で回転させつつ、前記電源によって前記帯電装置にピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を印加して前記像担持体に流れるそれぞれの交流電流値を検出する第一制御を行い、
画像形成時に前記像担持体を第二の速度で回転させる場合には、画像形成が始まる前に前記像担持体を前記第二の速度で回転させつつ、前記第一制御に基づいて決定される交流電圧を前記帯電装置に印加する第二制御を行うものであって、
第一の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第一の閾値電流として、前記第一制御で検出された交流電流値が前記第一の閾値電流以上で、かつ最小の電流値となった時の交流電圧をVpp(m)としたとき、前記制御手段は、前記第二制御において、Vpp(m)のピーク間電圧よりも小さいにピーク間電圧の交流電圧を最初に前記帯電装置に印加して前記像担持体に流れる交流電流値を検出し、検出された交流電流値に基づいて画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定することを特徴とする。
本発明によれば、非画像形成時の像担持体の駆動速度が画像形成時より遅い場合においても、できるだけ画像出力までの時間を低下させることなく、帯電装置に適切な電圧印加が可能となる画像形成装置を提供することができる。
実施例1の画像形成装置の概略図である。 実施例1の画像形成装置の動作工程図である。 (a)は帯電バイアス電源回路のブロック概略図、(b)は印加可能なピーク間電圧と、出力可能な直流電圧との関係を示した相関図である。 実施例1の電圧−電流特性及び帯電不良が発生しなくなる基準電流値を模式的に示した図である。 実施例1の電源投入時〜画像形成終了までに行う帯電バイアス決定シーケンスを示したフローチャートである。 実施例1の帯電バイアス決定シーケンスにおける、帯電バイアス選択の様子を表した図である。 実施例2の電源投入時〜画像形成終了までに行う帯電バイアス決定シーケンスを示したフローチャートである。
(実施例1)
(画像形成装置の概要)
図1は本実施例における画像形成装置100の断面模式図を示したものである。この装置100は転写式電子写真プロセスを用いた、プロセスカートリッジ着脱方式のレーザプリンタである。即ち、ホスト装置200からエンジンコントローラ(制御手段)101に入力する電気的な画像情報に基づいてシート状の記録材Pに画像を形成して出力することができる。コントローラ101は装置100の動作を統括的に制御しており、ホスト装置200や操作部102からのプリント指令に応じて所定の画像形成シーケンスに従って装置100の画像形成動作を実行する。本実施例の装置100は、後述するように、電源投入時の初期回転と画像形成時とで駆動速度が異なり、画像形成時の駆動速度の方が速くなっている。これにより、電源投入時の初期回転における駆動モーター音などの稼働音を抑えることができる。ホスト装置200はコントローラ101にインターフェイスを介して接続されたパソコン、イメージリーダー、ファクシミリ装置などである。
Cはプロセスカートリッジであり、装置本体100A内のカートリッジ装着機構部(不図示)に対して取り外し可能に装着されている。本実施例におけるカートリッジCは、カートリッジ枠体6に対して、像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下、ドラムと記す)1と、それに作用するプロセス手段を所定の配置関係をもって組付けたものである。プロセス手段としては、接触帯電装置2、現像装置4、クリーニング装置5を備えている。接触帯電装置2は回転するドラム1に接触してドラム表面を所定の極性・電位に一様に帯電する接触帯電手段であり、本実施例ではドラム1の回転に従動して回転する帯電ローラを用いている。現像装置4はドラムに形成された静電潜像を現像剤(トナー)により現像剤像(トナー像)として現像する現像手段であり、現像剤を担持してドラム1との対向部(現像部)に搬送してドラムの静電潜像を現像する現像ローラ(現像剤担持体)4aを有する。また、現像装置4は、現像剤(不図示)を収容した現像剤収容部4b、現像剤収容部4bの現像剤を攪拌しながら現像ローラ4aに供給する攪拌部材4c、現像ローラ4aに担持された現像剤の層厚を規制する現像ブレード4dなどを有している。クリーニング装置5は記録材Pに対するトナー像転写後のドラム1の表面から転写残トナーや紙粉等の付着残留物を除去してドラム面を清掃するクリーニング手段である。本実施例では、クリーニング部材としてクリーニングブレード5aを用いたブレードクリーニング装置である。ブレード5aによりドラム面から掻き落された転写残トナー等は廃トナー収容部5bに収容される。カートリッジCは装置本体100Aに対して所定に装着されている状態において、カートリッジ側駆動入力部(不図示)に装置本体側駆動出力部(不図示)が結合している。また、カートリッジ側バイアス入力部(不図示)に装置本体側バイアス出力部(不図示)が結合している。これにより、装置100は画像形成動作が可能となる。
コントローラ101は、プリント開始信号の入力に基づいて、駆動源(メインモータ)Mを起動してドラム1を所定の駆動速度にて矢印の時計方向に回転駆動(ドラム駆動−ON)する。そして、所定の制御タイミングにて、後述する帯電バイアス電源回路A(図3の(a))から帯電ローラ2に対して所定の帯電バイアスを印加する。これにより、ドラム1の表面が所定の極性・電位(暗部電位Vd)に一様に帯電される。また、コントローラ101は、所定の制御タイミングにて、ドラム1の帯電面に対して露光装置(露光手段)3による画像露光Lを行う。本実施例における露光装置3はレーザスキャナである。この装置は3、画像情報に基づいて変調されたレーザ光Lをドラム1に表面に照射(主走査露光)して照射部分の電荷を除去し、照射部分の明部電位Vlと暗部電位Vdとの静電コントラストによりドラム面に静電潜像を形成する。そして、その静電潜像が現像装置4によりトナー像として現像される。
ドラム1に形成されたトナー像は、転写装置(転写手段)としての転写ローラ7によって記録材Pに転写される。記録材Pは、給紙部8に積載して収納されている。給紙ローラ9が所定の制御タイミングで駆動されることで、給紙部8の記録材Pが一枚分離給送されてシートパス10を通ってレジストローラ11に至る。そして、その記録材Pは、ローラ11によりドラム1上のトナー像と同期をとってドラム1とローラ7との圧接部である転写ニップ部Nに導入されて挟持搬送される。ローラ7には記録材Pがニップ部Nを挟持搬送されている間、転写バイアス電源回路(不図示)からトナーの帯電極性とは逆極性で所定電位のDC電圧である転写バイアスが摺動接点を介して印加される。これにより、ドラム1上のトナー像が記録材P上に順次に静電転写される。ニップ部Nを出た記録材Pはドラム1から分離されて定着装置(定着手段)12へ搬送される。また、記録材分離後のドラム1は表面に残ったトナー・紙粉等の残留物がクリーニング装置5によって除去されて清掃され、繰り返して画像形成に供される。定着装置12に搬送された記録材Pは、定着ローラ12aと加圧ローラ12bとの圧接部である定着ニップ部で加熱、加圧を受けて、未定着トナー像が固着像として定着される。トナー像定着後の記録材Paは画像形成物(プリント、コピー)として排出ローラ13により装置本体外部の排紙トレイ14に排出される。
<装置100の動作工程>
図2に、コントローラ101が行う上記装置100の動作工程図を示した。
1)初期回転動作装置100の始動動作である。装置100のメイン電源スイッチのONにより、装置100のメインモータMを起動させてドラム1を駆動させる。ドラム駆動時に、所要のプロセス機器の準備動作を実行する。なお、このときのメインモータMの駆動速度は100mm/secに設定してある。
2)レディ状態:所定の初期回転動作終了後、メインモータMの駆動を停止させて、プリントジョブ信号が入力されるまで装置100をレディ(待機)状態に保持する。
3)前回転動作:プリントジョブ信号(画像信号)の入力に基づいて、メインモータMを再駆動させて、画像形成前の準備回転動作を実行する。より実際的は、a:装置100がプリントジョブ信号を受信、b:フォーマッタで画像を展開、c:前回転動作開始、という順序になる。
4)画像形成動作:所定の前回転工程が終了すると、引き続いて前記の画像形成プロセスが実行されて、画像形成済みの記録材が出力される。
5)後回転動作:最後の画像形成済みの記録材が出力された後もメインモータを引き続き所定の時間駆動させる。これにより所要のプロセス機器のプリントジョブ後の終了動作を実行する。
6)レディ状態:所定の後回転動作終了後、メインモータMの駆動が停止し、次のプリントジョブ信号が入力されるまで画像形成装置をレディ状態に保持する。
1)が、初期回転時である。3)が、準備回転時である。
上記において、1)、2)、3)、5)、6)が、非画像形成時にあたる。また3)、4)、5)は連続した動作のため駆動速度は同じであり、本実施例では100mm/secおよび200mm/secの両方での駆動が可能になっている。画像形成時にどの駆動速度を選択するかは、ホスト装置200あるいは操作部102で行うことができる。コントローラ101は入力された選択信号に対応した駆動速度にて画像形成を実行する。コントローラ101は入力された選択信号に対応した駆動速度にて画像形成を実行する。通常時はプリント出力を早くするため200mm/secを選択されるが、厚紙や高グロス紙を使用する場合は100mm/secを選択して、定着性を上げている。
(帯電バイアス印加方法)
本実施例の帯電バイアス印加方法について説明する。図3の(a)は帯電ローラ2に対して帯電バイアスを印加する帯電バイアス電源回路(高圧電源回路)Aの概略のブロック回路図である。回路Aは、1つの電圧昇圧手段たる昇圧トランスT1を備える。昇圧トランスT1は、n(n≧3)段階の異なるピーク間電圧Vpp−(1)、・・・、Vpp−(n)(但しVpp−(1)<・・・<Vpp−(n))を出力可能となっている。そして、これらのピーク間電圧を備える交流電圧と、直流電圧Vdcとの重畳バイアス電圧を帯電バイアスとして印加することが可能である。本実施例の回路Aは、コントローラ101により制御される交流発振出力部21から4種類のピーク間電圧Vpp(Vpp−(1)<Vpp−(2)<Vpp−(3)<Vpp−(4))を出力できるようにしている。交流発振出力部21から出力された出力電圧は、増幅回路22で増幅される。そして、オペアンプ・抵抗・コンデンサなどからなる正弦電圧変換回路23で正弦変換された後、コンデンサC1を介して直流成分をゼロにカットされ、電圧昇圧手段たる昇圧トランスT1に入力される。トランスT1に入力された電圧は、トランスの巻き数に応じた正弦電圧に昇圧される。
他方、コンデンサC2には、前記の昇圧された正弦電圧が整流回路D1で整流された後、ピークチャージされる。これによって、ある一定の直流電圧Vdc1が発生する。さらに、コントローラ101により制御される直流発振出力部24からは、印字濃度になどによって決まる出力電圧が出力され、整流回路25で整流された後、一定電圧VaとしてオペアンプIC1のマイナス入力端子に入力される。また、同時にオペアンプIC1のプラス入力端子にはトランスT1の一方の端子電圧を抵抗R1と抵抗R2で分圧された電圧Vbが入力され、両者(VaとVb)の値が等しくなるようにトランジスタQ1を駆動する。これによって、抵抗R1と抵抗R2には電流が流れ電圧降下が生じ、直流電圧Vdc2が発生する。以上に説明した直流電圧Vdc1、Vdc2を足し合わせて所望の直流電圧Vdc(Vdc1+Vdc2)が得られる。この直流電圧Vdcが、トランスT1の2次側で前述した交流電圧(正弦電圧)と重畳された振動電圧が帯電バイアスとして帯電ローラ2に印加される。ここで説明した方式では、電圧昇圧手段であるトランスT1は1つで済むので、帯電バイアス電源回路Aのコストダウンが図れる。
ここで、最も大きなピーク間電圧となるVpp−(4)に関しては、あらゆる場合においてドラム1の帯電不良の発生しないピーク間電圧としておく必要がある。一般には、ドラム1の電荷輸送層の膜厚が厚い状態である使用初期、かつ電流が流れにくくなる低温環境において、帯電ローラ2や印加ピーク間電圧のばらつきを考慮しても帯電不良を引き起こさないようなピーク間電圧をVpp−(4)として用いる必要がある。一方、画像形成装置の使用によりドラム1の電荷輸送層の膜厚が減少してくると大きな電流が流れるようになる。そのため、他のVpp−(1)、Vpp−(2)及びVpp−(3)では、Vpp−(4)よりも低いピーク間電圧としている。そして、ドラム1の電荷輸送層の膜厚が減少してきた場合に、Vpp−(2)やVpp−(1)等に切り替えることにより、ドラム1に大きな電流が流れつづけることがないようにしている。
さらに、本方式では、電圧昇圧手段であるトランスT1を用いて直流電圧Vdc1を作製しているので、直流電圧Vdc1はピーク間電圧Vppに対して従属の関係にある。つまり、所望の直流電圧Vdcを得るためには、トランスT1によってコンデンサC2に一定水準の電荷をチャージさせる必要がある。図3の(b)は、横軸に交流電圧のピーク間電圧を取り、縦軸に所定のピーク間電圧を印加することでコンデンサC2をチャージした場合に得られる最大の直流電圧Vdcの値をとったものである。図3の(b)に示されるように、例えば、所望の直流電圧がVdc’だった場合は、交流電圧のピーク間電圧Vppは2×|Vdc’|以上必要である。所望の直流電圧Vdcを得るためには、ピーク間電圧Vppは、2×|Vdc|以上でなければならない。ピーク間電圧Vppが、2×|Vdc|よりも小さい領域では、コンデンサC2は十分にチャージしきれないため所望の直流電圧Vdcを得ることができない。そのため、ドラム上電位(ドラム表面電位、暗部電位)Vdを所望の値に帯電させることができなくなり、良好な画像を得ることができない。
他方、コンデンサC2の静電容量を大きくすれば電荷チャージ量を多くして直流電圧Vdcを大きくとれる方向だが、コンデンサC2に電荷がチャージされる時間が長くなり、帯電波形が安定化するのに要する時間が長くなる。そのため、コンデンサC2の電荷のチャージが不十分の場合、ドラム上電位Vdにムラが生じる場合がある。
ゆえに、本例においては、ピーク間電圧Vppの出力できる範囲の最小値Vpp−(1)が、所望の直流電圧Vdcに対してVpp−(1)≧2×|Vdc|なる関係が成り立つように設定している。最もピーク間電圧の値が小さいVpp−(1)は、重畳される直流電圧Vdcに対し、Vpp−(n)=2×|Vdc|なる関係を満たすことで、電源回路の低コスト化を図れる画像形成装置とすることができる。
(帯電バイアス制御方法)
帯電バイアスの制御方法について図3(a)のブロック概略図を用いて説明する。回路Aは帯電ローラ2に対する帯電バイアス印加時にドラム1に流れる交流電流Iacを検知する交流電流検知回路(帯電交流電流検知手段)26を有する。
コントローラ101は第一制御として、メイン電源投入時の前多回転時の一部で、帯電ローラ2に対して回路Aによりn(n≧4)段階のピーク間電圧を順次に印加する。その時にドラム1に流れる帯電交流電流Iacを回路26で検出する。検出されたIacの中で必要最小電流以上であり、なおかつ最も小さな値を検出したピーク間電圧をVpp(m)としてメモリに記憶させる。
そして、コントローラ101は第二制御として、画像形成前の準備回転動作の少なくとも一部で、メモリに記憶されたピーク間電圧Vpp(m)と同じか、記憶されたピーク間電圧よりも一つ小さいピーク間電圧Vpp(m−1)を印加する。そして、その際の交流電流を検出し必要最小電流以上か判断する。
ここで、第一制御、第二制御で印加するピーク間電圧は、すべて帯電ローラ1周の時間印加し、平均処理したものIacとする。これは、帯電ローラ回転方向の抵抗ムラにより帯電ローラ周期でIacがばらつくためで、このばらつきを消すために平均化している。よって平均化するのに必要な時間は帯電ローラ1周分以上が望ましい。(これ以上の時間ならドラム1周分などにしても良い。)
次に、実際の帯電バイアス制御方法を説明する。本実施例の装置100においては、電源投入時の前多回転時のドラム駆動速度が100mm/secで、通常の画像形成時のドラム駆動速度が200mm/secの場合の例で説明する。前多回転時のドラム駆動速度を通常の画像形成時より遅くすることで、前多回転時の駆動モーター音などの稼働音を抑えることができる。ここで、前多回転時や厚紙での画像形成時に用いる遅いスピードをVx1(100mm/sec)、通常の画像形成時に使用する速いスピードをVx2(200mm/sec)とする。(Vx1が第一の速度、Vx2が第二の速度であり、Vx1<Vx2である)
それぞれの駆動速度Vx1、Vx2によって、帯電バイアスの周波数を変えており、それぞれf1、f2(f1<f2)とする。本実施例では、f1=750Hz、f2=1500Hzである。駆動速度が遅いときでも速いときの帯電周波数f2を用いることは可能であるが、一般に帯電周波数を高くするとドラム表面の磨耗が激しくなるため、ここで示したように駆動速度に応じて帯電周波数を変更する場合が多い。
ここで、前記ブロック概略図のところで説明した、必要最小電流の設定方法について説明する。図4は、画像形成装置の出荷前にあらかじめ測定された電圧−電流特性である。所定のピーク間電圧(Vpp)を備える交流電圧を帯電ローラ2に印加した時に、ドラム1に流れる交流電流(Iac)との関係を示した図である。さらに、帯電不良が起こらない電流と画像の対応を取っておくことにより、帯電不良が発生しないような基準の電流値(図中でのIac−x)を定めることができる。本実施例では、このようにして定めた基準電流(閾値電流)を元に帯電バイアスの制御を行っている。また、電圧−電流特性で線形性から外れる図のΔIcにあたる部分の電流は、放電による電流(以下、放電電流と記す)と考えられ、帯電性と強い相関が見られることが知られている。基準電流はΔIcが所定以上得られるような交流電流値(画像不良が発生しないような交流電流値)として設定される。
本例の場合は、それぞれの駆動速度Vx1、Vx2毎に、先に説明したように帯電不良が発生しない電流値以上となるような基準の交流電流値Iac−x1(第一の閾値電流)、Iac−x2(第二の閾値電流)を定める。基準の電流値Iac−xは、ドラムの駆動速度に応じて変わる。Vx1はVx2の半分であるので、Iac−x1はIac−x2の半分の値になる。しかし、上述したように周波数もf1はf2の半分に設定されている。よって交流電流値Iacも周波数分小さくなるので、Iac−x1を得るためのVppと、Iac−x2を得るためのVppは駆動速度では大きく変わらない。しかし交流発振回路の特性上、周波数が変わることで出力される波形が多少異なるので、所望の基準電流Iac−xを得るためのピーク間電圧Vppは、駆動速度で全く同じ値を取るわけではない。また画像形成装置の使用環境や、カートリッジ使用度合いによる負荷変動などによっても交流電圧出力波形は多少変わる。よって最適な帯電Vppを使用するには、画像形成直前に基準電流以上になる制御を行い、画像形成中の帯電バイアスを決定するのが望ましい。
次に画像形成時に使用する帯電バイアス決定まで制御を図5のフローチャートを用いて説明する。
メイン電源ONに伴い、レディ状態になるまでの準備動作である前多回転動作を開始する(S1)。このときの駆動速度はVx1である。そして、最も低い電圧であるVpp−(1)から印加していき、その時に流れる交流電流Iac(1)を測定する(S2)。同様に、Vpp−(2)、Vpp−(3)、Vpp−(4)を印加し、それぞれ交流電流Iac(2)、Iac(3)、Iac(4)を得る(S4、S6、S8)。それぞれのIac(1)、Iac(2)、Iac(3)、Iac(4)を、ドラムの駆動速度Vx1時の基準電流値Iac−x1と比較する(S3、S5、S7)。そして、Iac(n)≧Iac−x1(n=1、2、3、4)、を満たす最小のVpp−(n)をVpp−(m)に決定して、メモリに記憶する(S11、S12、S13、S9)。例えば、Vpp−(3)の時に、Iac(3)≧Iac−x1となった場合(n=3の場合)は、Vpp−(m)をVpp−(3)に決定する(m=3)。なお、図5のフローチャートでは、Vpp−(1)から順に印加していき、Iac(n)≧Iac−x1が得られた段階で、交流電圧の印加を終了してVpp−(m)の決定を行っているがこれに限られるものではない。例えば、Vpp−(1)、Vpp−(2)、Vpp−(3)、Vpp−(4)を必ずすべて印加するような構成にしてもよい。
図6に印加電圧と検知された電流値により選択される適正な帯電バイアス値について説明する。この場合はVpp−(3)印加時のIac(3)が基準電流値Iac−x1を上回りかつ最小となるため、Vpp−(3)を画像形成動作時の交流電圧として選択することになる。
次に、その直後に画像形成動作を行う際の第二制御のシーケンスについて説明する。プリントジョブ信号の受信に伴い、画像形成前の前回転(準備回転)動作を開始する(S11)。このときの駆動速度はVx1、Vx2どちらでもよいが、今回は通常の画像形成時の速度であるVx2について説明する。Vx1の場合でも基準電流値がIac−x1になるだけで、それ以外は第二制御と同様の制御(これを第三制御と呼ぶ)を行う。
最初にVpp−(m−1)を印加し、その時に流れる交流電流Iac(m−1)を測定する(S12)。そして基準電流値Iac−x2と比較し(S13)、Iac(m−1)≧Iac−x2であればVpp−(m−2)を印加する(S14)。その時検知された交流電流Iac(m−2)と基準電流値Iac−x2と比較し(S16)、Iac(m−2)≧Iac−x2であれば画像形成時に印加する帯電バイアスをVpp−(m−2)に決定する(S21)。Iac(m−2)<Iac−x2であれば帯電バイアスをVpp−(m−1)に決定する(S20)。また、S13でIac(m−1)<Iac−x2であればVpp−(m)を印加する(S15)。その時検知された交流電流Iac(m)と基準電流値Iac−x2と比較し(S17)、Iac(m)≧Iac−x2であれば画像形成時に印加する帯電バイアスをVpp−(m)に決定する(S19)。Iac(m)<Iac−x2であれば帯電バイアスをVpp−(m+1)に決定する(S18)。そして上述のようにして決定された各帯電バイアス値を用いて、画像形成を行い(S22)、印字を終了してレディ状態に戻る(S23)。
以上のような制御で画像形成に用いる帯電バイアスを決定することにより、前回転中にすべてのVppを印加するときと比べて印加するVppの数が減るので、その分、画像出力までの時間を短縮することができる。これは比較的時間に余裕のある前多回転中に第一制御を行うことで、画像形成時に必要なピーク間電圧の予想をすることができるためである。即ち、ドラム駆動速度Vx1の時の第一制御の際に得られる交流電流値Iacから、Vx1において画像形成をする際に必要なピーク間電圧Vpp−(m)が解る。そして、Vx2において画像形成をする際に必要なピーク間電圧もVpp−(m)に近い値であろうと予想ができる。そして、第二制御においては、Vpp−(m)を起点として、Vpp−(m)のピーク間電圧以下でも所望の電流値Iac−x2を得られるかどうかを検討するようにしている。上記の実施例では、第二制御の最初にVpp−(m−1)を印加して第二の閾値電流以上を得られるか、第二の閾値電流未満となるかを判断している。そして、交流電流値が第二の閾値電流以上で、かつ、最小の電流値を検出した時の交流電圧に基づいて画像形成時の交流電圧を決定するのである。このように、第二制御において、帯電ローラに印加される交流電圧のピーク間電圧を、第一制御によって得られる交流電流値によって変更するようにすることで、第二制御の際にはすべてのVppを印加する必要がなくなるのである。
また帯電不良画像の発生の無い範囲で最小のVppを用いる事もできるので、ドラム表面の過剰な摩耗を防ぐ事ができ、長期間に渡って画像不良の発生しにくい画像形成装置を提供することができる。
また本実施例のように、第一制御で4段階、第二制御で2段階のVpp印加というような、第一制御でできるだけ多くのVppを印加し、第二制御ではVpp印加を極力減らすことで、本件構成の効果がより多く表れる。これは、前回転中に多くVpp印加してしまうと、それだけ画像出力が遅れてしまう。よって第二制御でのVpp印加数は必要最小限に抑えたい。それには比較的時間の余裕がある前多回転中に、帯電バイアスに関する情報を入手するのが望ましいためである。
(実施例2)
本実施例の特徴は、前回転中に行う第二制御で印加するVppが、実施例1では2種類だったのが、1種類のみになったことである。前多回転中の制御は実施例1と同様である。これによりさらに前回転の時間を短縮することができ、画像出力までの時間を短縮することができる。
本実施例2で用いる構成は、特記がない限り実施例1で記載した構成と同等である。
画像形成時に使用する帯電バイアス決定までの制御を、図7のフローチャートを用いて説明する。S31〜S41までの制御は、実施例1のS1〜S11と対応しており、動作は同じなので説明を省略する。また実施例2でも実施例1と同様に、画像形成時の駆動速度はVx1、Vx2どちらでもよいが、今回は通常の画像形成時の速度であるVx2について説明する。Vx1の場合でも基準電流値がIac−x1になるだけで、同様の制御を行う。
前多回転動作開始後にVpp−(m)を印加し、その時に流れる交流電流Iac(m)を測定する(S42)。そして基準電流値Iac−x2と比較し(S43)、Iac(m)≧Iac−x2であれば画像形成時の帯電バイアスをVpp−(m)に決定する(S45)。Iac(m)<Iac−x2であれば画像形成時に印加する帯電バイアスをVpp−(m+1)に決定する(S44)。その後、画像形成動作を行い(S46)、印字を終了する(S47)。
ここでIac(m)<Iac−x2のときは、Vpp−(m)のピーク間電圧以上のピーク間電圧を有するVpp−(m+1)を画像形成時の交流電圧に決定した。これ以外にも、Iac(m)<Iac−x2のときは、一律に最もピーク間電圧の大きい交流電圧であるVpp−(4)を画像形成時の交流電圧に決定してもよい。Vpp−(4)は、どのような場合でも帯電不良画像が発生しないように設定されたピーク間電圧であるからである。ただし、ピーク間電圧が大きいほどドラムの寿命に悪影響があるという問題もある。
本件構成により、前回転中に印加するVppが1種類でも、帯電不良画像の発生の無い画像形成装置を提供することができる。実施例1に比較して前回転中に印加されるVppが1種類であるので、所望のピーク間電圧を得る精度については実施例1に対しては実施例2の方が悪い。しかしながら、前回転中に印加するVppが1種類で済むので、前回転にかかる時間を極力増やさない構成をとることができる。
1 像担持体
2 接触帯電手段
26 帯電交流電流検知手段
100 画像形成装置
T1 電圧昇圧手段
A 帯電バイアス電源回路

Claims (19)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体に接触する帯電装置と、
    ピーク間電圧を異ならせた複数の交流電圧を出力可能であって、前記帯電装置に交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を印加する電源と、
    前記像担持体を第一の速度と、前記第一の速度よりも速い第二の速度とで回転させることができる制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記画像形成装置が画像を形成していない非画像形成時に前記像担持体を前記第一の速度で回転させつつ、前記電源によって前記帯電装置にピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を印加して前記像担持体に流れるそれぞれの交流電流値を検出する第一制御を行い、
    画像形成時に前記像担持体を第二の速度で回転させる場合には、画像形成が始まる前に前記像担持体を前記第二の速度で回転させつつ、前記第一制御に基づいて決定される交流電圧を前記帯電装置に印加する第二制御を行うものであって、
    第一の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第一の閾値電流として、前記第一制御で検出された交流電流値が前記第一の閾値電流以上で、かつ最小の電流値となった時の交流電圧をVpp(m)としたとき、前記制御手段は、前記第二制御において、Vpp(m)のピーク間電圧よりも小さいにピーク間電圧の交流電圧を最初に前記帯電装置に印加して前記像担持体に流れる交流電流値を検出し、検出された交流電流値に基づいて画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記電源が出力可能な複数の交流電圧のうち、前記Vpp(m)よりもピーク間電圧が一段階低い交流電圧をVpp(m−1)とすると、前記第二制御で前記帯電装置に最初に印加される交流電圧は、Vpp(m−1)であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記前記第一制御において、前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を順次大きくしていき、検出された交流電流値が前記第一の閾値電流以上となった時点で前記ピーク間電圧を大きくするのをやめることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第二の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、
    前記制御手段は、前記第二制御においてピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を前記電源によって前記帯電装置に印加し、前記第二制御において検出される交流電流値が前記第二の閾値電流以上で、かつ、最小の電流値を検出した時の交流電圧に基づいて、画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第二の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、前記第二制御で前記帯電装置に最初に交流電圧が印加されたとき、検出される交流電流値が前記第二の閾値電流より小さかった場合、前記制御手段は、前記第二制御で前記帯電装置に二回目に印加される交流電圧のピーク間電圧を、前記第二制御で前記帯電装置に最初に印加された交流電圧のピーク間電圧よりも大きくすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第二の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、前記第二制御で前記帯電装置に最初に交流電圧が印加されたとき、検出される交流電流値が前記第二の閾値電流より大きくなった場合、前記制御手段は、前記第二制御で前記帯電装置に二回目に印加される交流電圧のピーク間電圧を、前記第二制御で前記帯電装置に最初に印加された交流電圧のピーク間電圧よりも小さくすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第二の速度においてあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、前記制御手段は、前記第二制御において前記帯電装置にピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を前記電源によって前記帯電装置に印加するものであって、前記第二制御で検出される交流電流値のすべてが前記第二の閾値電流を越えなかった場合には、第二制御で前記帯電装置に印加した最も高いピーク間電圧よりさらに大きなピーク間電圧をもつ交流電圧を画像形成時に前記帯電装置に印加することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第二の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、
    前記制御手段は、前記第二制御において一つの交流電圧を前記電源によって前記帯電装置に印加し、
    前記第二制御で検出される交流電流値が前記第二の閾値電流以上の場合は、前記第二制御において印加した交流電圧を画像形成時にも前記帯電装置に印加し、
    前記第二制御で検出される交流電流値が前記第二の閾値電流未満の場合は、前記第二制御において前記帯電装置に印加した交流電圧のピーク間電圧よりも大きいピーク間電圧を有する交流電圧を画像形成時に前記帯電装置に印加することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体に接触する帯電装置と、
    ピーク間電圧を異ならせた複数の交流電圧を出力可能であって、前記帯電装置に交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を印加する電源と、
    前記像担持体を第一の速度と、前記第一の速度よりも速い第二の速度とで回転させることができる制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記画像形成装置が画像を形成していない非画像形成時に前記像担持体を前記第一の速度で回転させつつ、前記電源によって前記帯電装置にピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を印加して前記像担持体に流れるそれぞれの交流電流値を検出する第一制御を行い、
    画像形成時に前記像担持体を第二の速度で回転させる場合には、画像形成が始まる前に前記像担持体を前記第二の速度で回転させつつ、前記第一制御に基づいて決定される交流電圧を前記帯電装置に印加する第二制御を行うものであって、
    前記制御手段は、前記第二制御において、前記像担持体に流れる交流電流値を検出し、検出された交流電流値に基づいて画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定し、
    前記第二の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、前記第二制御で前記帯電装置に最初に交流電圧が印加されたとき、検出される交流電流値が前記第二の閾値電流より大きくなった場合、前記制御手段は、前記第二制御で前記帯電装置に二回目に印加される交流電圧のピーク間電圧を、前記第二制御で前記帯電装置に最初に印加された交流電圧のピーク間電圧よりも小さくすることを特徴とする画像形成装置。
  10. 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
    像担持体と、
    前記像担持体に接触する帯電装置と、
    ピーク間電圧を異ならせた複数の交流電圧を出力可能であって、前記帯電装置に交流電圧と直流電圧を重畳した電圧を印加する電源と、
    前記像担持体を第一の速度と、前記第一の速度よりも速い第二の速度とで回転させることができる制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記画像形成装置が画像を形成していない非画像形成時に前記像担持体を前記第一の速度で回転させつつ、前記電源によって前記帯電装置にピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を印加して前記像担持体に流れるそれぞれの交流電流値を検出する第一制御を行い、
    画像形成時に前記像担持体を第二の速度で回転させる場合には、画像形成が始まる前に前記像担持体を前記第二の速度で回転させつつ、前記第一制御に基づいて決定される交流電圧を前記帯電装置に印加する第二制御を行うものであって、
    前記制御手段は、前記第二制御において、前記像担持体に流れる交流電流値を検出し、検出された交流電流値に基づいて画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定し、
    前記第二の速度においてあらかじめ決められた閾値電流を第二の閾値電流として、前記制御手段は、前記第二制御において前記帯電装置にピーク間電圧の異なる複数の交流電圧を前記電源によって前記帯電装置に印加するものであって、前記第二制御で検出される交流電流値のすべてが前記第二の閾値電流を越えなかった場合には、第二制御で前記帯電装置に印加した最も高いピーク間電圧よりさらに大きなピーク間電圧をもつ交流電圧を画像形成時に前記帯電装置に印加することを特徴とすることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、画像形成時における前記像担持体の速度として、前記第一の速度と前記第二の速度を選択できることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御手段は、前記記録材の種類に基づき、画像形成時における前記像担持体の速度を決定することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御手段は、画像形成時に前記像担持体を第一の速度で回転させる場合には、画像形成を指示する信号を受けてから画像形成が始まるまでの間に前記像担持体を前記第一の速度で回転させつつ、前記電源によって前記帯電装置に交流電圧を印加して前記像担持体に流れる交流電流値を検出し、検出された交流電流値に基づいて画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定する第三制御を行うものであって、前記第三制御において、前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧は、前記第一制御によって検出される交流電流値によって変更されることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御手段は、画像形成時に前記像担持体を第一の速度で回転させる場合には、前記第一の速度に対応してあらかじめ決められた閾値電流を第一の閾値電流として、前記第三制御で検出された交流電流値が前記第一の閾値電流以上で、かつ、最小の電流値を検出した時の交流電圧に基づいて、画像形成時に前記帯電装置に印加される交流電圧のピーク間電圧を決定することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二制御で前記帯電装置に印加される交流電圧の数は、前記第一制御で前記帯電装置に印加される交流電圧の数よりも少ないことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記第一制御で前記帯電装置に印加される交流電圧の周波数は、前記第二制御で前記帯電装置に印加される交流電圧の周波数よりも低いことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記帯電装置は、前記像担持体と接触して回転する帯電ローラであって、前記第一制御および前記第二制御で検知される交流電流値とは、前記帯電ローラが一周もしくは一周より多く回転する間に前記像担持体に流れた電流の平均値であることを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御手段は、前記画像形成装置の電源投入後、前記画像形成装置が待機状態となるまでの間に前記第一制御を行うことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  19. 前記制御手段は、画像形成を指示する信号を受けてから画像形成が始まるまでの間に前記第二制御を行うことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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