JP2010243545A - プロジェクターの光変調素子位置調整方法およびプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】2つの光変調素子ユニットにより射出される各画像光が所望とする画素ずらし状態となるような光変調素子位置調整を容易かつ高精度に行う。
【解決手段】第1光変調素子ユニット400においては、第1〜第3色光のうちのある1つの色光用の光変調素子の各画素に対して、他の2つの色光用の2つの光変調素子の各画素が所定の画素ずれ状態となるように位置調整し、第2光変調素子ユニット600においては、前記2つの色光用の2つの光変調素子の各画素に対して前記1つの色光用の光変調素子の各画素が所定の画素ずれ状態となるように位置調整しておく。そして、第1光変調素子ユニットの特定の光変調素子からの色光を第1画像光として射出させるとともに、第2光変調素子ユニットの特定の光変調素子から色光を第2画像光として射出させて、その合成光が所定の色となるように第1光変調素子ユニットと第2光変調素子ユニットとを位置調整する。
【選択図】図2
【解決手段】第1光変調素子ユニット400においては、第1〜第3色光のうちのある1つの色光用の光変調素子の各画素に対して、他の2つの色光用の2つの光変調素子の各画素が所定の画素ずれ状態となるように位置調整し、第2光変調素子ユニット600においては、前記2つの色光用の2つの光変調素子の各画素に対して前記1つの色光用の光変調素子の各画素が所定の画素ずれ状態となるように位置調整しておく。そして、第1光変調素子ユニットの特定の光変調素子からの色光を第1画像光として射出させるとともに、第2光変調素子ユニットの特定の光変調素子から色光を第2画像光として射出させて、その合成光が所定の色となるように第1光変調素子ユニットと第2光変調素子ユニットとを位置調整する。
【選択図】図2
Description
本発明は、プロジェクターの光変調素子位置調整方法およびプロジェクターに関する。
2台のプロジェクターの各光変調素子のそれぞれ対応する画素が一致するように2台のプロジェクターの位置を調整して、各プロジェクターから同一画像を同一スクリーンに投射する投射方法が知られている(以下では「スタック投射」という)。このようなスタック投射により投射された画像光は輝度がほぼ2倍となり、スクリーン上に投射される画像光は非常に明るいものとなる。また、より高解像度の画像とするために、2台のプロジェクターの光変調素子のそれぞれ対応する画素をそれぞれ斜め方向に1/2画素ずつずらした状態として、各プロジェクターから同一画像を投射させることも行われている(画素ずらしによる投射という)。
しかしながら、上記のようなスタック投射や画素ずらし投射を行うためには、2台のプロジェクターの位置を高精度に調整する必要があり、熟練者でないと適切な調整が行えないのが一般的である。特に画素ずらし投射を行う場合には、所望とする画素ずらしの状態を設定する際の位置の基準や目標の設定が難しいため、その調整はより困難なものとなる。
一方、1台のプロジェクターで2つの光変調素子ユニット(第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットという)を有するプロジェクターが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたプロジェクターは、光源から射出される第1偏光成分(P偏光成分とする)の光を第1光変調素子ユニットに与えるとともに、光源から射出される第2偏光成分(S偏光成分とする)の光を第2光変調素子ユニットに与えることによって、第1光変調素子ユニットからは第1画像光が射出され、第2光変調素子ユニットからは第2画像光が射出されるようになっている。そして、これら第1画像光及び第2画像光は、偏光合成光学系で合成されて1つの投射光学系でスクリーンに投射されるようになっている。なお、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットは、RGBそれぞれの光変調素子と、これらRGB各光変調素子から出力されるRGB各色光を合成する合成光学系とが一体化された構造を有するものであるとする。
特許文献1に開示されているプロジェクターによれば、1台のプロジェクターに2つの光変調素子ユニット(第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニット)が存在するので、第1光変調素子ユニットにおけるRGBそれぞれの光変調素子(液晶パネル)のそれぞれ対応する画素が一致するように高精度に位置調整するとともに、第2光変調素子ユニットにおいても、RGBそれぞれの光変調素子(液晶パネル)のそれぞれ対応する画素が一致するように高精度に位置調整しておき、さらに、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの位置調整を高精度に位置調整すれば、第1光変調素子ユニットから出力される第1画像光と、第2光変調素子ユニットから出力される第2画像光とを所望とする画素ずらし状態で表示させることも可能であると考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示されているプロジェクターにおいて、第1光変調素子ユニットから出力される第1画像光と、第2光変調素子ユニットから出力される第2画像光とをスクリーン上において、例えば、斜め方向に1/2画素ずれるような画素ずらし状態を設定しようとした場合、プロジェクターの組み立て時において、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの位置調整を高精度に行う必要がある。前述したように、画素ずらし投射を行う場合には、所望とする画素ずらしの状態を設定する際の位置の基準や目標の設定が難しいため、その調整はより困難なものとなり、プロジェクターの生産性が悪くなるという問題がある。
そこで本発明は、2つの光変調素子ユニットにより射出される各画像光を、所望とする画素ずらしの状態に設定するための光変調素子の位置調整を容易にかつ高精度に行うことができるようにしたプロジェクターの光変調素子の位置調整方法およびプロジェクターを提供することを目的とする。
(1)本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法は、第1偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第1画像光を射出する第1合成光学系とを備えた第1光変調素子ユニットと、第2偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第2画像光を射出する第2合成光学系とを備えた第2光変調素子ユニットと、前記第1光変調素子ユニットから射出される第1画像光と前記第2光変調素子ユニットから射出される第2画像光とを合成して合成光を射出する偏光合成光学系とを有するプロジェクターの光変調素子位置調整方法であって、前記第1色光、第2色光および第3色光のうちのある1つの色光を第1グループとし、他の2つの色光を第2グループとして、前記第1光変調素子ユニットにおける前記3つの光変調素子のうちの前記第2グループの色光に対応する2つの光変調素子のそれぞれ対応する画素が一致し、かつ、前記第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子の各画素に対して、前記第2グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子の各画素が、所定方向に所定量ずれた状態となるように位置調整を行う第1光変調素子位置調整工程と、前記第1光変調素子位置調整工程において前記第2グループとした2つの色光を第3グループとし、前記第1光変調素子位置調整工程において前記第1グループとした1つの色光を第4グループとして、前記第2光変調素子ユニットにおける前記3つの光変調素子のうちの前記第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子のそれぞれ対応する画素が一致し、かつ、前記第3グループの2つの色光に対応する2つ光変調素子の各画素に対して、前記第4グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子の各画素が、所定方向に所定量ずれた状態となるように位置調整を行う第2光変調素子位置調整工程と、前記第1光変調素子ユニットにおける前記の3つの光変調素子のうちの特定の光変調素子からの色光を第1画像光として射出させるとともに、前記第2光変調素子ユニットの3つの光変調素子のうちの特定の光変調素子から色光を第2画像光として射出させるステップと、前記第1画像光および第2画像光を前記偏光合成光学系で合成した合成光の色が所定の色となるように前記第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットを位置調整するステップとを有する光変調素子ユニット位置調整工程とを有することを特徴とする。
このように、本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法は、3つの色光を2つのグループにグループ分けし、第1光変調素子ユニットにおいては、ある1つの色光を第1グループ、他の2つの色光を第2グループとする。一方、第2光変調素子ユニットにおいては、前記第2グループとした2つの色光を第3グループ、前記第1グループとした1つの色光を第4グループとする。そして、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットのそれぞれにおいては、2つの色光に対応する2つの光変調素子は、それぞれ対
応する画素が一致し、かつ、それぞれ対応する画素が、所定方向に所定量ずれた状態(理想的な画素ずらし状態)となるように位置調整しておく。
応する画素が一致し、かつ、それぞれ対応する画素が、所定方向に所定量ずれた状態(理想的な画素ずらし状態)となるように位置調整しておく。
このように、第1光変調素子ユニット及び第2光変調素子ユニットのそれぞれにおいて、各光変調素子が理想的な画素ずれ状態となるように予め位置調整しておくことにより、あとは、第1光変調素子ユニットと第2光変調素子ユニットとの位置を調整するだけで、第1光変調素子ユニットから射出される第1画像光と第2光変調素子ユニットから射出される第2画像を、理想的な画素ずらし状態で表示させることがきる。また、第1光変調素子ユニット及び第2光変調素子ユニットの位置調整を行う際は、第1画像光および第2画像光を偏光合成光学系で合成した合成光の色が所定の色となるように、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットを位置調整すればよいので、位置調整を行う際の目標が定まるため、位置調整を容易にかつ高精度に行うことができる。
(2)本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法においては、前記第1光変調素子位置調整工程および前記第2光変調素子位置調整工程は、前記第1光変調素子ユニットおよび前記第2光変調素子ユニットを前記プロジェクターに組み込む前の工程として行われ、前記光変調素子ユニット位置調整工程は、前記第1光変調素子ユニットおよび前記第2光変調素子ユニットを前記プロジェクターに組み込んだ状態で行われることが好ましい。
このように、第1光変調素子位置調整工程および前記第2光変調素子位置調整工程は、当該第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットをプロジェクターに組み込む前の工程として予め行っておくことにより、プロジェクターの組み立てを容易なものとすることができる。なお、第1光変調素子位置調整工程および第2光変調素子位置調整工程は、専用の位置調整装置を用いて行う。このような専用の光変調素子位置調整装置は、市販のプロジェクターに比べて投射レンズなどの光学系は高性能なものを用いることができるため、高精度な位置調整が可能となり、かつ、比較的容易に位置調整を行うことができる。
(3)本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法においては、前記特定の光変調素子は、前記第1光変調素子ユニットにおいては、前記第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子であり、前記第2光変調素子ユニットにおいては、前記第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子であることが好ましい。
これにより、偏光合成光学系からは、第1光変調素子ユニットから射出されるある1つの色光と、第2光変調素子ユニットから射出される他の2つの色光とを合成した合成光が射出されるので、その合成光の色により位置調整の度合いを適切に判断することができる。
(4)本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法においては、前記特定の光変調素子は、前記第1光変調素子ユニットにおいては、前記第2グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子であり、前記第2光変調素子ユニットにおいては、前記第4グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子であることが好ましい。
この場合は、偏光合成光学系からは、第1光変調素子ユニットから射出されるある2つの色光と、第2光変調素子ユニットから射出される他の1つの色光とを合成した合成光が射出されるので、その合成光の色により位置調整の度合いを適切に判断することができる。
(5)本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法においては、前記所定方向に
所定量ずれた状態となるように位置調整を行う際の前記所定方向は、斜め方向あって、所定量は、1/2画素であることが好ましい。
所定量ずれた状態となるように位置調整を行う際の前記所定方向は、斜め方向あって、所定量は、1/2画素であることが好ましい。
これにより、スクリーン上に表示される画像をほぼ2倍の解像度を有した画像とすることができる。
(6)本発明のプロジェクターの光変調素子位置調整方法においては、前記第1〜第3色光は、赤色、緑色および青色であって、前記第1光変調素子ユニットにおける前記第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子は、前記緑色光に対応する光変調素子であり、前記第2グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子は、赤色光に対応する光変調素子および青色光に対応する光変調素子であり、前記第2光変調素子ユニットにおける前記第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子は、赤色光に対応する光変調素子および青色光に対応する光変調素子であり、前記第4グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子は、前記緑色光に対応する光変調素子であることが好ましい。
これにより、光変調素子ユニット位置調整工程を行う際に、偏光合成光学系から射出される合成光が白色(W)となるように、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットを位置調整すればよいので、第1光変調素子ユニットと第2光変調素子ユニットを位置調整する際の位置調整の目標が明確になり、位置調整を容易にかつ高精度に行うことができる。すなわち、第1光変調素子ユニットにおいて第1グループの1つの色光(緑色光)に対応する光変調素子を駆動させた場合には、第1光変調素子ユニットからは緑色光が射出され、第2光変調素子ユニットにおいて第3グループの2つの色光(赤色光及び青色光)に対応する2つの光変調素子を駆動させた場合には、第2光変調素子ユニットからは赤色光及び青色光が射出されるので、偏光合成光学系から射出される合成光は白色(W)となる。なお、第1光変調素子ユニットにおいて第2グループの2つの色光(赤色光及び青色光)に対応する2つの光変調素子を駆動させ、第2光変調素子ユニットにおいて第4グループの1つの色光(緑色光)に対応する1つの光変調素子を駆動させた場合も同様である。
(7)本発明のプロジェクターは、第1偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第1画像光を射出する第1合成光学系とを備えた第1光変調素子ユニットと、第2偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第2画像光を射出する第2合成光学系とを備えた第2光変調素子ユニットと、前記第1光変調素子ユニットから射出される第1画像光と前記第2光変調素子ユニットから射出される第2画像光とを合成して合成光を射出する偏光合成光学系とを有するプロジェクターであって、前記第1光変調素子ユニットの前記3つの光変調素子は、前記請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法における前記第1光変調素子位置調整工程によって位置調整されており、前記第2光変調素子ユニットの前記3つの光変調素子は、前記請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法における前記第2光変調素子位置調整工程によって位置調整されており、前記第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットは、前記請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法における前記光変調素子ユニット位置調整工程によって位置調整されていることを特徴とする。
本発明のプロジェクターによれば、理想的な画素ずらし状態で画像の投射を行うことができるので、高解像度の画像表示が可能となる。また、第1光変調素子ユニットと第2光変調素子ユニットとの位置調整を、容易にかつ高精度に行えるので、仮に、経時変化などにより、第1光変調素子ユニットと第2光変調素子ユニットとの位置関係にずれが生じた
場合であっても、位置の再調整を容易に行うことができる。
場合であっても、位置の再調整を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は実施形態に係るプロジェクターPJの光学系の構成を示す図である。実施形態に係るプロジェクターPJは、図1に示すように、第1色光(赤色光とする)、第2色光(緑色光とする)および第3色光(青色光とする)を含む光を射出する光源100と、インテグレーター光学系200と、偏光分離光学系としての偏光分離ミラー300と、第1画像光を射出する第1光変調素子ユニット400と、偏光分離ミラー300によって分離された第1偏光成分(p偏光とする)を第1光変調素子ユニット400に導く第1導光光学系500と、第2画像光を射出する第2光変調素子ユニット600と、偏光分離ミラー300によって分離された第2偏光成分(s偏光とする)を第2光変調素子ユニット600に導く第2導光光学系700と、偏光合成光学系としての偏光合成プリズム800と、偏光合成プリズム800で合成された画像光をスクリーンSCRに拡大して投射する投射光学系900とを備える。
図1は実施形態に係るプロジェクターPJの光学系の構成を示す図である。実施形態に係るプロジェクターPJは、図1に示すように、第1色光(赤色光とする)、第2色光(緑色光とする)および第3色光(青色光とする)を含む光を射出する光源100と、インテグレーター光学系200と、偏光分離光学系としての偏光分離ミラー300と、第1画像光を射出する第1光変調素子ユニット400と、偏光分離ミラー300によって分離された第1偏光成分(p偏光とする)を第1光変調素子ユニット400に導く第1導光光学系500と、第2画像光を射出する第2光変調素子ユニット600と、偏光分離ミラー300によって分離された第2偏光成分(s偏光とする)を第2光変調素子ユニット600に導く第2導光光学系700と、偏光合成光学系としての偏光合成プリズム800と、偏光合成プリズム800で合成された画像光をスクリーンSCRに拡大して投射する投射光学系900とを備える。
第1光変調素子ユニット400は、赤色光用の光変調素子410Rと、緑色光用の光変調素子410Gと、青色光用の光変調素子410Bと、これら各光変調素子410R、410G、410Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光および青色光を合成する第1色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム420とを有している。なお、各光変調素子410R,410G,410Bと、クロスダイクロイックプリズム420とは一体化された構造となっており、パネルオンプリズム(POP)とも呼ばれている。
また、光変調素子410R,410G,410Bのそれぞれは、液晶パネル411R,411G,411Bと、液晶パネル411R,411G,411Bの入射側に配置される入射側偏光板と、液晶パネルの射出側に配置される射出側偏光板とを有する。なお、入射側偏光板および射出側偏光板の符号は省略されている。
このように構成された第1光変調素子ユニット400からは、第1偏光成分(p偏光)を有する第1画像光が射出される。
このように構成された第1光変調素子ユニット400からは、第1偏光成分(p偏光)を有する第1画像光が射出される。
第1導光光学系500は、偏光分離ミラー300を通過したp偏光の赤色光(R)、緑色光(G)および青色光(B)のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)および青色光(B)を通過させるダイクロイックミラー510と、ダイクロイックミラー510を通過した緑色光(G)および青色光(B)のうち、緑色光を反射させ、青色光を通過させるダイクロイックミラー520と、ダイクロイックミラー520を通過した青色光(B)を反射させる反射ミラー530と、反射ミラー530の入射側に設けられるレンズ540と、反射ミラー530の射出側に設けられるレンズ550と、レンズ550を通過する青色光を光変調素子410Bに導く反射ミラー560と、ダイクロイックミラー510で反射された赤色光を光変調素子410Rに導く反射ミラー570とを有している。
一方、第2光変調素子ユニット600は、赤色光用の光変調素子610Rと、緑色光用の光変調素子610Gと、青色光用の光変調素子610Bと、これら各光変調素子610
R、610G、610Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光および青色光を合成する第2色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム620とを有している。なお、第1光変調素子ユニット400と同様、各光変調素子610R,610G,610Bと、クロスダイクロイックプリズム620とは、一体化された構造となっている。
R、610G、610Bでそれぞれ変調された赤色光、緑色光および青色光を合成する第2色合成光学系としてのクロスダイクロイックプリズム620とを有している。なお、第1光変調素子ユニット400と同様、各光変調素子610R,610G,610Bと、クロスダイクロイックプリズム620とは、一体化された構造となっている。
また、光変調素子610R,610G,610Bのそれぞれは、液晶パネル611R,611G,611Bと、液晶パネル611R,611G,611Bの入射側に配置される入射側偏光板と、液晶パネルの射出側に配置される射出側偏光板とを有する。なお、入射側偏光板および射出側偏光板の符号は省略されている。
このように構成された第2光変調素子ユニット600からは、第2偏光成分(s偏光)を有する第2画像光が射出される。
このように構成された第2光変調素子ユニット600からは、第2偏光成分(s偏光)を有する第2画像光が射出される。
第2導光光学系700は、偏光分離ミラー300を通過したs偏光の赤色光(R)、緑色光(G)および青色光(B)のうち、赤色光(R)を反射させ、緑色光(G)および青色光(B)を通過させるダイクロイックミラー710と、ダイクロイックミラー710を通過した緑色光(G)および青色光(B)のうち、緑色光を反射させ、青色光を通過させるダイクロイックミラー720と、ダイクロイックミラー720を通過した青色光(B)を反射させる反射ミラー730と、反射ミラー730の入射側に設けられるレンズ740と、反射ミラー740の射出側に設けられるレンズ750と、レンズ750を通過する青色光を光変調素子610Bに導く反射ミラー760と、ダイクロイックミラー710で反射された赤色光を光変調素子610Rに導く反射ミラー770とを有する。なお、反射ミラー770は、第1導光光学系500の反射ミラー570と兼用となっている。
偏光合成プリズム800は、第1光変調素子ユニット400から射出されたp偏光の第1画像光と、第2光変調素子ユニット600から射出されたs偏光の第2画像光とを合成して投射光学系900に射出する。そして、偏光合成プリズム800から射出された合成画像は、投射光学系900によって拡大されて、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
ところで、上記したような第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600の2つの光変調素子ユニットを有するプロジェクターPJは、第1光変調素子ユニット400の各光変調素子と第2光変調素子ユニット600の各光変調素子のそれぞれ対応する画素を高精度に一致させた状態とすることにより、高輝度な大画面画像をスクリーンSCRに表示可能であることは勿論、第1光変調素子ユニット400の各光変調素子と第2光変調素子ユニット600の各光変調素子のそれぞれ対応する画素を斜め方向に1/2画素だけ画素ずらし(斜め画素ずらしという)して投射を行うことにより、より高解像度の画像を表示することができる。
このような斜め画素ずらしによる投射を可能とするには、第1光変調素子ユニット400の各光変調素子と第2光変調素子ユニット600の各光変調素子のそれぞれ対応する画素が高精度に斜め方向に1/2画素ずれた状態となるように、高精度な位置調整を行う必要がある
実施形態に係るプロジェクターPJの光変調素子位置調整方法においては、第1光変調素子ユニット400の3つの光変調素子410R,410G,410Bの位置調整を行うための第1光変調素子位置調整工程、第2光変調素子ユニット600の3つの光変調素子610R,610G,610Bの位置調整を行うための第2変調素子位置調整工程、第1光変調素子位置調整工程の終了した第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子位置調整工程の終了した第2光変調素子ユニット600との位置調整を行う光変調素子ユニット位置調整工程とを順次行う。
第1光変調素子位置調整工程および第2光変調素子位置調整工程は、専用の位置調整装置(光変調素子位置調整装置という)を用いて行う。なお、これら第1光変調素子位置調整工程および第2光変調素子位置調整工程は、第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600をプロジェクターに組み込む前の工程として行われる。
一方、第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600との位置調整を行う光変調素子ユニット位置調整工程は、第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600をプロジェクターPJに組み込む際に、当該プロジェクターPJの画像投射機能を用いて行われる。
第1光変調素子位置調整工程および第2光変調素子位置調整工程を行うための光変調素子位置調整装置(図示せず)は、光源と、該光源からのRGBそれぞれの光を各光変調素子に導くための導光光学系(例えば、図1における第1導光光学系500参照)と、投射レンズと、位置調整用のパターン画像データを発生するパターン画像データ発生装置などを有している。このような光変調素子位置調整装置に用いられる光学系などは、製品となるプロジェクターPJに用いられる光学系よりも高性能なものが用いられ、特に、投射レンズは、より高性能なものが用いられるのが一般的である。
このような光変調素子位置調整装置を用いて第1光変調素子ユニット400の各光変調素子410R,410G,410Bの位置調整を行うとともに、第2光変調素子ユニット600におけるRGBの各光変調素子610R,610G,610Bの位置調整を行う。この光変調素子の位置調整は、次のようにして行う。
まず、位置調整対象となる光変調素子ユニット(第1光変調素子ユニット400とする)を光変調素子位置調整装置の導光光学系と投射レンズとの間の所定位置に設置する。そして、光源を駆動させるとともに、パターン画像データ発生装置から出力されるパターン画像データによって光変調素子410R,410G,410Bを個々に駆動させる。
これにより、各光変調素子410R,410G,410Bからはパターン画像データに基づく色光が出力され、これら各色光はクロスダイクロイックプリズム420から射出されて投射レンズによって拡大されてスクリーンに投射される。このようなパターン画像の投射を行う過程で、基準となる光変調素子(第1光変調素子ユニット400においては光変調素子410Gとする)に対して、光変調素子410Rおよび光変調素子410Bが斜め方向に1/2画素ずれるような位置調整を行う。このような位置調整は、上記したように、光変調素子位置調整装置の投射レンズなどが高性能であるため、高精度にしかも比較的容易に行うことができる。第2光変調素子ユニット600における光変調素子位置調整も同様に行うことができる。なお、位置調整の詳細については後述する。
図2は第1光変調素子位置調整工程および第2光変調素子位置調整工程により位置調整された光変調素子の位置関係を模式的に示す図である。図2(a)は第1光変調素子位置調整工程により位置調整された光変調素子410R,410G,410Bの位置関係を模式的に示す図であり、図2(b)は第2変調素子位置調整工程において位置調整された光変調素子610R,610G,610Bの位置関係を模式的に示す図である。
第1光変調素子位置調整工程について説明する。まず、RGBの3つの色光を2つのグループにグループ分けする。すなわち、RGBの3つの色光のうちのある1つの色光(Gとする)を第1グループとし、他の2つの色光(R,Bとする)を第2グループとする。そして、第2グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子410R,410Bのそれぞれ対応する画素が一致するように当該2つの光変調素子410R,410Bの位置調
整を行う。
整を行う。
続いて、第2グループの2つの色光に対応する光変調素子410R,410Bの各画素が、第1グループの1つの色光に対応する光変調素子410Gの各画素に対して、斜め方向に1/2画素だけ位置ずれした状態となるように、第2グループの2つの色光に対応する光変調素子410R,410Bの位置調整を行う。そして、各光変調素子が相互に最適な位置関係となるように全体の微調整を行う。
このような位置調整を行うことにより、第1光変調素子ユニット400の光変調素子410R,410G,410Bの各画素は、図2(a)に示すような位置関係となる。図2(a)においては、各光変調素子410R,410G,410Bにおける各画素の位置の対応関係を示すために、各光変調素子410R,410G,410Bの各画素を同一平面上で重ねて示している。なお、図2(a)において、薄い色の灰色で示した四角の升目は、光変調素子410Gの各画素PGであり、濃い色の灰色で示した四角の升目は光変調素子410R,410Bの各画素PR,PBである。
図2(a)に示すように、光変調素子410Rおよび光変調素子410Bは、それぞれ対応する画素が高精度に一致するような位置関係となっており、このような位置関係となっている光変調素子410Rおよび光変調素子410Bは、光変調素子410Gに対して、斜め方向に1/2画素だけずれた位置に設定されている。なお、図2(a)に示されている各画素PGおよびPR,PBは、光変調素子(液晶パネル)における各画素の開口部のみが示されており、開口部の周囲の非開口部の部分は省略されている。これは、図2(b)おいても同様であり、また、後述する図3においても同様である。
このように、第1光変調素子ユニット400においては、光変調素子410Gの各画素を基準位置として、この基準位置に対して、光変調素子410Rおよび光変調素子410Bの各画素が斜め方向に1/2画素ずれるように位置調整されたものとなる。
なお、上記した第1光変調素子位置調整工程においては、まず、2つの光変調素子410R,410Bのそれぞれ対応する画素が一致するように当該2つの光変調素子410R,410Bの位置調整を行い、その後、これら光変調素子410R,410Bの各画素が、光変調素子410Gの各画素に対して、斜め方向に1/2画素ずれた状態となるように位置調整するといった位置調整手順としたが、これに限られるものではなく、光変調素子410Gの各画素を基準として、光変調素子410R,410Bの位置調整を各光変調素子410R,410Bごとに個々に行うようにしてもよい。
たとえば、光変調素子410Gの各画素に対して光変調素子410Rが斜め方向に1/2画素ずれた状態となるような位置調整を行い、続いて、光変調素子410Gの各画素に対して光変調素子410Bが斜め方向に1/2画素ずれた状態となるような位置調整を行い、最終的に図2(a)に示すような位置関係となるように全体を微調整するというような位置調整手順であってもよい。これは、第2光変調素子位置調整工程においても同様である。
次に、第2光変調素子位置調整工程について説明する。第2光変調素子位置調整工程においては、第1光変調素子位置調整工程において第2グループとした2つの色光(R,B)を、当該第2光変調素子位置調整工程においては第3グループとし、第1光変調素子位置調整工程において第1グループとした色光(G)を、当該第2光変調素子位置調整工程おいては第4グループとする。
そして、第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子610R,610Bの
それぞれ対応する画素が一致するように当該2つの光変調素子610R,610Bの位置調整を行う。続いて、第4グループの1つの色光に対応する光変調素子610Gの各画素が、第3グループの2つの色光に対応する2つ光変調素子610R,610Bの各画素に対して、斜め方向に1/2画素だけ位置ずれした状態となるように第2グループの1つの色光に対応する光変調素子610Gの位置調整を行う。
それぞれ対応する画素が一致するように当該2つの光変調素子610R,610Bの位置調整を行う。続いて、第4グループの1つの色光に対応する光変調素子610Gの各画素が、第3グループの2つの色光に対応する2つ光変調素子610R,610Bの各画素に対して、斜め方向に1/2画素だけ位置ずれした状態となるように第2グループの1つの色光に対応する光変調素子610Gの位置調整を行う。
このような位置調整を行うことにより、第2光変調素子ユニット600における光変調素子610R,610G,610Bは、図2(b)に示すような位置関係となる。図2(b)においても図2(a)と同様に、各光変調素子610R,610G,610Bの各画素の位置の対応関係を示すために、各光変調素子610R,610G,610Bの各画素を同一平面上で重ねて示している。なお、図2(b)において、濃い色の灰色で示した四角の升目は、光変調素子610R,610Bの各画素PR,PBあり、薄い色の灰色で示した四角の升目は光変調素子610Gの各画素PGである。
図2(b)に示すように、光変調素子610Rおよび光変調素子610Bは、それぞれ対応する画素が高精度に一致するような位置関係となっている。そして、このような位置関係となっている光変調素子610Rおよび光変調素子610Bに対して、光変調素子610Gが、斜め方向に1/2画素だけずれた位置に設定されている。
このように、第2光変調素子ユニット600においては、光変調素子610R,610Bの各画素を基準位置として、この基準位置に対して、光変調素子610Gの各画素が斜め方向に1/2画素ずれるような位置関係となるように位置調整されたものとなる。
次に、光変調素子ユニット位置調整工程について説明する。光変調素子ユニット位置調整工程は、第1光変調素子位置調整工程の終了した第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子位置調整工程の終了した第2光変調素子ユニット600との位置調整を行うものである。また、光変調素子ユニット位置調整工程は、前述したように、第1光変調素子位置調整工程の終了した第1光変調素子ユニット400と、第2光変調素子位置調整工程の終了した第2光変調素子ユニット600とを、製品となるプロジェクターPJに実際に組み込んだ状態で、当該プロジェクターPJの光源100、偏光分離ミラー300、第1導光光学系500及び第2導光光学系700、偏光合成プリズム800、投射光学系900などの画像投射機能を用いて行う。
すなわち、第1光変調素子ユニット400側においては、光変調素子410R,410G,410Bのうちの特定の光変調素子(第1グループの1の色光に対応する1つの光変調素子とする)からの色光を第1画像光として射出させるとともに、第2光変調素子ユニット600側においても光変調素子のうちの特定の光変調素子(第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子とする)から色光を第2画像光として射出させる。
具体的には、第1光変調素子ユニット400においては、パターン画像データによって特定の光変調素子を駆動させることにより、当該特定の光変調素子から、パターン画像データに対応する色光を第1画像光として射出させるとともに、第2光変調素子ユニット600側においても、パターン画像データによって特定の光変調素子を駆動させることにより、当該特定の光変調素子から、パターン画像データに対応する色光を第2画像光として射出させる。
これら第1画像光および第2画像光は、偏光合成プリズム800で合成されたのち、投射光学系900によってスクリーンSCRに投射される。このとき、スクリーンSCRに投射される画像(パターン画像)が所定の色となるように第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600を位置調整する。
ここで、第1光変調素子ユニット400の第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子は、光変調素子410Gであり、第2光変調素子ユニット600の第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子は、光変調素子410R,410Bである。したがって、第1光変調素子ユニット400のクロスダイクロイックプリズム420からは、p偏光成分を有する緑色光(G)が第1画像光として出力され、第2光変調素子ユニット600のクロスダイクロイックプリズム620からは、s偏光成分を有する赤色(R)と青色(B)の色合成光が第2画像光として出力される。これら第1画像光と第2画像光は偏光合成プリズム800によって合成されて、その合成光は投射光学系900によってスクリーンに投射される。
このとき、偏光合成プリズム800から射出される光が白(W)となるように第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600を位置調整する。このように、偏光合成プリズム800から射出される光が白(W)となったときの第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600の位置が、これら第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600との理想的な位置関係であるといえる。このような位置調整を行うには、たとえば、第1光変調素子ユニット400を基準として、第2光変調素子ユニット600の位置を調整するようにしてもよく、また、それとは逆に、第2光変調素子ユニット600を基準として、第1光変調素子ユニット400の位置を調整するようにしてもよく、また、両者が理想的な位置となるように第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600の両方を位置調整するようにしてもよい。
図3は光変調素子ユニット位置調整工程により位置調整されたときの偏光合成プリズム800から射出される合成光を模式的に示す図である。図3に示すように、第1光変調素子ユニット400においては、光変調素子410Gから緑色光(G)を第1画像光として射出させ、第2光変調素子ユニット600においては、光変調素子410R,410Bから赤色光(R)および青色光(B)の合成光を第2画像光として射出させたときに、偏光合成プリズム800によって合成された合成光が白(W)となれば、第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600との位置関係は理想的な位置関係となる。
なお、図3において、白抜きの四角の升目が白(W)となった画素を表しており、これは、第1光変調素子ユニット400における光変調素子410Gの画素PGと第2光変調素子ユニット600における光変調素子610R,610Bの画素PR,PBに対応するものである。
このように、偏光合成プリズム800から射出される合成光が白(W)となれば、第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600は、高精度に位置調整された理想的な位置関係であるといえる。
すなわち、このような理想的な位置関係においては、図3に示すように、第1光変調素子ユニット400における光変調素子410Gと第2光変調素子ユニット600における光変調素子610R,610Bとは、それぞれ対応する画素が一致した状態であり、また、第1光変調素子ユニット400における光変調素子410R,410Bと第2光変調素子ユニット600における光変調素子610Gも、それぞれ対応する画素が一致した状態となる。そして、図3に示すように、光変調素子410G、光変調素子610R、光変調素子610Bの各画素と、光変調素子410R、光変調素子410B、光変調素子610Gの各画素とは、それぞれが斜め方向に1/2画素ずれた状態となる。
図3に示すように、実施形態1に係るプロジェクターの光変調素子位置調整方法によれば、従来行われていた第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの斜め画素
ずらしと同様の画素ずらしの状態を得ることができる。すなわち、従来行われている第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの画素ずらしは、第1光変調素子ユニット400において、RGBの光変調素子410R,410G,410Bのそれぞれ対応する画素を高精度に位置調整し、同じく、第2光変調素子ユニット600においてもRGBの光変調素子610R,610G,610Bのそれぞれ対応する画素を高精度に位置調整した状態で、第1光変調素子ユニット400の各光変調素子と第2光変調素子ユニット600の各光変調素子のそれぞれ対応する画素が1/2画素ずれるように設置するものである。実施形態に係るプロジェクターの光変調素子位置調整方法による位置調整を行った場合においても、図3に示すように、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの斜め画素ずらしと同様の画素ずらしの状態を得ることができる。
ずらしと同様の画素ずらしの状態を得ることができる。すなわち、従来行われている第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの画素ずらしは、第1光変調素子ユニット400において、RGBの光変調素子410R,410G,410Bのそれぞれ対応する画素を高精度に位置調整し、同じく、第2光変調素子ユニット600においてもRGBの光変調素子610R,610G,610Bのそれぞれ対応する画素を高精度に位置調整した状態で、第1光変調素子ユニット400の各光変調素子と第2光変調素子ユニット600の各光変調素子のそれぞれ対応する画素が1/2画素ずれるように設置するものである。実施形態に係るプロジェクターの光変調素子位置調整方法による位置調整を行った場合においても、図3に示すように、第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットの斜め画素ずらしと同様の画素ずらしの状態を得ることができる。
図4は実施形態に係るプロジェクターPJの機能ブロック図である。プロジェクターPJは、図4に示すように、表示すべき画像を入力する画像データ入力部11、ユーザの指示(位置調整のための指示を含む)や設定など各種のユーザインターフェース情報(I/F情報)の入力が可能なI/F情報入力部12、入力された画像データを一時的に保持するとともに位置調整を行うための位置調整用のパターン画像データなどが記憶されている画像データ記憶部13、各種の補正処理などを行うためのパラメータを記憶するパラメータ記憶部14、光源100(図1参照)を駆動する光源駆動部15、第1光変調素子ユニット400における各光変調素子410R,410G,410B(図1参照)をそれぞれ駆動する光変調素子駆動部16R,16G,16B、第2光変調素子ユニット600における各光変調素子610R,610G,610B(図1参照)をそれぞれ駆動する光変調素子駆動部17R,17G,17B、画像データ入力部11に入力された画像データおよびI/F情報入力部12に入力されたI/F情報などに基づく処理などプロジェクターPJを動作させるための全体的な制御を行う画像表示制御部18を有している。
なお、画像表示制御部18は、光変調素子ユニット位置調整工程を行う際に、第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600の特定の光変調素子を駆動させる制御も行う。たとえば、I/F情報入力部12から位置調整指示が入力されると、画像表示制御部18は、プロジェクターPJを位置調整モードに設定し、画像データ記憶部13から位置調整用のパターン画像データを読み出して、読み出したパターン画像データを所定の光変調素子駆動部に与えるといった制御も行う。
具体的には、位置調整モードにおいては、画像表示制御部18は、第1光変調素子ユニット400の光変調素子410Gを駆動させ、第2光変調素子ユニット600の光変調素子610R,610Bを駆動させるような制御を行う。そして、画像データ記憶部13から位置調整用のパターン画像データを読み出してそれぞれ対応する光変調素子駆動部(この場合、光変調素子駆動部16G、17R,17B)に与える。
これにより、第1光変調素子ユニット400においては、光変調素子410Gが駆動され、第2光変調素子ユニット600においては、変調素子610R,610Bが駆動される。このため、第1光変調素子ユニット400のクロスダイクロイックプリズム420(図1参照)からは、パターン画像データに基づいて変調された緑色光(G)が第1画像光として出力され、第2光変調素子ユニット600のクロスダイクロイックプリズム620(図1参照)からは、パターン画像データに基づいて変調された赤色光(R)と青色光(B)の色合成光が第2画像光として出力される。これら第1画像光と第2画像光は偏光合成プリズム800によって合成されて、その合成光は投射光学系900(図1参照)によってスクリーンSCR(図1参照)に投射される。
これにより、位置調整用のパターン画像データに基づく画像をスクリーンSCRに投射させることができ、スクリーンSCR上において表示される画像(位置調整用のパターン
画像)が白(W)となるように第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600を位置調整すれば、第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600とを理想的な位置に設定することができる。
画像)が白(W)となるように第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600を位置調整すれば、第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600とを理想的な位置に設定することができる。
なお、図4においては、位置調整用のパターン画像データは、画像データ記憶部13に記憶させておいて、当該画像データ記憶部13から読み出すようにしたが、これに限られるものではなく、位置調整用の画像データを外部から画像データ入力部11に与えるようにしてもよい
なお、スクリーンSCR(図1参照)に投射された画像が白(W)となるように、第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600の位置調整を行う際、画像全体の領域ができるだけ均一な白となることが好ましい。すなわち、光学系などの影響によって、スクリーンSCRに投射された画像全体の領域の白の度合いにムラが生じる場合もあり得る。このような場合には、白の度合いが画像全体において、できるだけ均一化されるように、第1光変調素子ユニット400と第2光変調素子ユニット600とを位置調整することが好ましい。
このような位置調整は、スクリーンSCR上に投射された画像を作業者が目視することによって行うことも可能であるが、スクリーンSCRに投射された画像を撮像手段(図4においては図示せず)によって撮像して、その撮像画像データに基づいて行うことも可能である。この場合、スクリーンSCRに投射された画像全体の領域において、離散的な複数の位置をサンプリング位置として設定し、各サンプリング点において得られる画素値から、全体の画素値の誤差ができるだけ少なくなるように位置調整するといった方法を例示できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、下記(1)〜(6)に示すような変形実施も可能である。
(1)上記実施形態においては、光変調素子ユニット位置調整工程を行う際において、第1光変調素子ユニット400においては、第1グループの1つの色光に対応する光変調素子(光変調素子410G)を駆動させ、第2光変調素子ユニット600においては、第3グループの2つの色光に対応する光変調素子(光変調素子610R,610B)を駆動させるというようにしたが、これに限られるものではなく、第1光変調素子ユニット400においては、第2グループの2つの色光に対応する光変調素子(光変調素子410R,410B)を駆動させ、第2光変調素子ユニット600においては、第4グループの1つの色光に対応する光変調素子(光変調素子610G)を駆動させるというようにしてもよい。
(2)上記実施形態においては、光変調素子ユニット位置調整工程を行う際は、第1グループの1つの色光に対応する光変調素子(光変調素子410G)を駆動させ、第2光変調素子ユニット600においては、第3グループの2つの色光に対応する光変調素子(光変調素子610R,610B)を駆動させることによって、白(W)を射出させるようにしたが、第2光変調素子ユニット600における2つの光変調素子610R,610Bのうち、いすれかの光変調素子のみ(例えば、光変調素子610Rのみ)を駆動させるようにしてもよい。この場合、緑色光(G)と赤色光(R)を合成することによって得られる色に基づいて位置調整を行う。
(3)上記実施形態においては、RGBに対応する3つの色光を2つのグループにグループ分けする際、緑色光(G)を1つのグループとし、赤色光(R)と青色光(B)とを
1つのグループとするようなグループ分けを行った場合を例にとって説明したが、このようなグループの分け方に限られるものではなく、たとえば、緑色光(G)と青色光(B)とを1つのグループとし、赤色光(R)を1つのグループとするようにしてもよく、また、緑色光(G)と赤色光(R)とを1つのグループとし、青色光(B)を1つのグループとするようにしてもよい。
1つのグループとするようなグループ分けを行った場合を例にとって説明したが、このようなグループの分け方に限られるものではなく、たとえば、緑色光(G)と青色光(B)とを1つのグループとし、赤色光(R)を1つのグループとするようにしてもよく、また、緑色光(G)と赤色光(R)とを1つのグループとし、青色光(B)を1つのグループとするようにしてもよい。
(4)上記実施形態においては、第1光変調素子ユニット400及び第2光変調素子ユニット600のそれぞれ対応する画素が斜め方向に1/2画素ずれるように位置調整する場合を例示したが、画素ずらし方向および画素ずらし量は、これに限られるものではない。
(5)上記実施形態においては、1つの光源からの光を偏光分離光学系(偏光分離ミラー300)によってp偏光およびs偏光に分離して、これらp偏光およびs偏光をそれぞれ対応する画像形成ユニット(第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600)に与えるようにしたが、2つの光源を用いて、一方の光源からの光を偏光変換素子によってp偏光とし、他方の光源からの光を偏光変換素子によってs偏光として、それぞれ対応する光変調素子ユニット(第1光変調素子ユニット400および第2光変調素子ユニット600)に与えるようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、光源としては発光管を有するランプを用いた場合を例示したが、LED(発光ダイオード)などの固体光源を用いることもできる。
100・・・光源、300・・・偏光分離ミラー(偏光分離光学系)、400・・・第1光変調素子ユニット、410R,410G,410B・・・光変調素子、411R,411G,411B・・・液晶パネル、420・・・クロスダイクロイックプリズム(第1色合成光学系)、500・・・第1導光光学系、600・・・第2光変調素子ユニット、610R,610G,610B・・・光変調素子、611R,611G,611B・・・液晶パネル、620・・・クロスダイクロイックプリズム(第2色合成光学系)、700・・・第2導光光学系、800・・・偏光合成プリズム(偏光合成光学系)、900・・・投射光学系
Claims (7)
- 第1偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第1画像光を射出する第1合成光学系とを備えた第1光変調素子ユニットと、第2偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第2画像光を射出する第2合成光学系とを備えた第2光変調素子ユニットと、前記第1光変調素子ユニットから射出される第1画像光と前記第2光変調素子ユニットから射出される第2画像光とを合成して合成光を射出する偏光合成光学系とを有するプロジェクターの光変調素子位置調整方法であって、
前記第1色光、第2色光および第3色光のうちのある1つの色光を第1グループとし、他の2つの色光を第2グループとして、前記第1光変調素子ユニットにおける前記3つの光変調素子のうちの前記第2グループの色光に対応する2つの光変調素子のそれぞれ対応する画素が一致し、かつ、前記第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子の各画素に対して、前記第2グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子の各画素が、所定方向に所定量ずれた状態となるように位置調整を行う第1光変調素子位置調整工程と、
前記第1光変調素子位置調整工程において前記第2グループとした2つの色光を第3グループとし、前記第1光変調素子位置調整工程において前記第1グループとした1つの色光を第4グループとして、前記第2光変調素子ユニットにおける前記3つの光変調素子のうちの前記第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子のそれぞれ対応する画素が一致し、かつ、前記第3グループの2つの色光に対応する2つ光変調素子の各画素に対して、前記第4グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子の各画素が、所定方向に所定量ずれた状態となるように位置調整を行う第2光変調素子位置調整工程と、
前記第1光変調素子ユニットにおける前記の3つの光変調素子のうちの特定の光変調素子からの色光を第1画像光として射出させるとともに、前記第2光変調素子ユニットの3つの光変調素子のうちの特定の光変調素子から色光を第2画像光として射出させるステップと、前記第1画像光および第2画像光を前記偏光合成光学系で合成した合成光の色が所定の色となるように前記第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットを位置調整するステップとを有する光変調素子ユニット位置調整工程と、
を有することを特徴とするプロジェクターの光変調素子位置調整方法。 - 請求項1に記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法において、
前記第1光変調素子位置調整工程および前記第2光変調素子位置調整工程は、前記第1光変調素子ユニットおよび前記第2光変調素子ユニットを前記プロジェクターに組み込む前の工程として行われ、
前記光変調素子ユニット位置調整工程は、前記第1光変調素子ユニットおよび前記第2光変調素子ユニットを前記プロジェクターに組み込んだ状態で行われることを特徴とするプロジェクターの光変調素子位置調整方法。 - 請求項1または2に記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法において、
前記特定の光変調素子は、前記第1光変調素子ユニットにおいては、前記第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子であり、前記第2光変調素子ユニットにおいては、前記第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子であることを特徴とするプロジェクターの光変調素子位置調整方法。 - 請求項1または2に記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法において、
前記特定の光変調素子は、前記第1光変調素子ユニットにおいては、前記第2グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子であり、前記第2光変調素子ユニットにおいて
は、前記第4グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子であることを特徴とするプロジェクターの光変調素子位置調整方法。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法において、
前記所定方向に所定量ずれた状態となるように位置調整を行う際の前記所定方向は、斜め方向であって、所定量は、1/2画素であることを特徴とするプロジェクターの光変調素子位置調整方法。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法において、
前記第1〜第3色光は、赤色、緑色および青色であって、
前記第1光変調素子ユニットにおける前記第1グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子は、前記緑色光に対応する光変調素子であり、前記第2グループの2つ色光に対応する2つの光変調素子は、赤色光に対応する光変調素子および青色光に対応する光変調素子であり、
前記第2光変調素子ユニットにおける前記第3グループの2つの色光に対応する2つの光変調素子は、赤色光に対応する光変調素子および青色光に対応する光変調素子であり、前記第4グループの1つの色光に対応する1つの光変調素子は、前記緑色光に対応する光変調素子である、
ことを特徴とするプロジェクターの光変調素子位置調整方法。 - 第1偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第1画像光を射出する第1合成光学系とを備えた第1光変調素子ユニットと、第2偏光成分を有する第1色光、第2色光および第3色光に対応する3つの光変調素子と当該3つの光変調素子によってそれぞれ変調されたそれぞれの色光を合成して第2画像光を射出する第2合成光学系とを備えた第2光変調素子ユニットと、前記第1光変調素子ユニットから射出される第1画像光と前記第2光変調素子ユニットから射出される第2画像光とを合成して合成光を射出する偏光合成光学系とを有するプロジェクターであって、
前記第1光変調素子ユニットの前記3つの光変調素子は、前記請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法における前記第1光変調素子位置調整工程によって位置調整されており、
前記第2光変調素子ユニットの前記3つの光変調素子は、前記請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法における前記第2光変調素子位置調整工程によって位置調整されており、
前記第1光変調素子ユニットおよび第2光変調素子ユニットは、前記請求項1〜6のいずれかに記載のプロジェクターの光変調素子位置調整方法における前記光変調素子ユニット位置調整工程によって位置調整されていることを特徴とするプロジェクター。
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