JP2008040116A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色むらを生じることなく、高品質かつ高解像で画像を表示できるとともに、簡単に組み立てできてコストダウンが図れる画像表示装置を提供する。
【解決手段】異なる色光で照明されて画像変調を行う複数の空間光変調素子6R,6G,6Bと、各空間光変調素子で画像変調された画像光を合成する色合成手段7と、色合成手段に入射する複数の画像光の少なくとも一色の偏光を他の色光の偏光と異なる偏光に変換する入射偏光制御手段10と、色合成手段で合成された画像光の光路を選択的にシフトする少なくとも一組の偏光変換素子21および複屈折板22を有する画素ずらし手段15とを備える画像表示装置において、画素ずらし手段の最初の組を構成する偏光変換素子21と複屈折板22との間に、画素ずらし手段と一体にユニット化されて配置され、偏光変換素子21を経た複数の画像光の偏光を揃えて複屈折板22に入射させる色選択性偏光変換手段25を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置に関するものであり、より詳しくは、複数の空間光変調素子により異なる色で画像変調された画像光を色合成手段により合成し、その合成された画像光の光路を画素ずらし手段により選択的にシフトして表示するようにした画像表示装置に関するものである。
従来の画像表示装置として、例えば、白色光源からの光を赤(R)色、緑(G)色および青(B)色に分光して、それぞれ空間光変調素子である液晶表示素子に照明光として入射させて画像変調し、これら画像変調されたR色,G色,B色の画像光を色合成手段である例えばダイクロイックプリズムで合成して、投影レンズを経てスクリーン上にカラー表示するようにした3板式画像表示装置が知られている。
このような3板式画像表示装置では、ダイクロイックプリズムのダイクロイック膜の入射角特性によって合成画像光に波長シフトが生じ、これにより表示画像に色むらが生じる場合がある。このような色むらは、照明光学系に白色光源からの照明光の照度分布を均一にするインテグレータ光学系を有すると、各液晶表示素子で変調された画像光が種々の入射角でダイクロイック膜に入射することになるため、特に発生し易くなる。
この問題を解決する方法として、ダイクロイック膜の偏光特性を利用し、G色の画像光はP偏光で入射させてダイクロイック膜を透過させ、R色およびB色の画像光はそれぞれS偏光で入射させてダイクロイック膜で反射させることにより、R色,G色,B色の画像光を合成することが知られている。
また、従来の画像表示装置として、空間光変調素子で画像変調された画像光の光路を画素ずらし手段により選択的にシフトして高解像度化を図ったものも種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、画素ずらし手段は、例えば図9に示すように、液晶パネル等の偏光変換素子110と水晶板等の複屈折板111とを有して構成され、図示しない空間光変調素子による画像変調に同期して、変調された画像光の直線偏光の方向を偏光変換素子110で選択的に90°回転させることにより、その直線偏光の方向に応じて複屈折板111により画像光の光路を、例えば空間光変調素子における水平走査の画素配列に対して、1/2画素ピッチ分シフトさせるようにしている。なお、偏光変換素子110と複屈折板111との組を複数組配列して、表示画素位置を水平走査方向、垂直走査方向、斜め方向等の異なる複数の方向に選択的に画素ずらしさせるようにしたものも知られている。
一方、上述した3板式画像表示装置と図9に示した画素ずらし手段とを組み合わせ、ダイクロイックプリズムで合成された画像光の光路を、画素ずらし手段により選択的にシフトして高解像度化を図った画像表示装置も知られている。
図10は、かかる画像表示装置の要部の構成を示すもので、R光を画像変調する液晶表示素子120Rと、G光を画像変調する液晶表示素子120Gと、B光を画像変調する液晶表示素子120Bと、これら液晶表示素子120R,120G,120Bでそれぞれ画像変調された画像光を合成するダイクロイックプリズム121と、合成された画像光の光路を選択的にシフトする画素ずらし手段122と、画素ずらし手段122を経た画像光を図示しないスクリーンに投影表示する投影レンズ123とを有している。なお、ここでは、画素ずらし手段122を、一組の偏光変換素子110と複屈折板111とで構成して、2点画素ずらしする場合を示している。
ところが、図10に示す画像表示装置において、ダイクロイックプリズム121のダイクロイック膜の入射角特性による色むらの発生を防止するために、液晶表示素子120GによるG色の画像光はP偏光で入射させてダイクロイック膜を透過させ、液晶表示素子120RによるR色の画像光および液晶表示素子120BによるB色の画像光はそれぞれS偏光で入射させてダイクロイック膜で反射させて、R色,G色,B色の画像光を合成し、その合成された画像光の光路を画素ずらし手段122で選択的にシフトしようとすると、画素ずらし手段122に入射するR色,G色,B色の画像光の直線偏光方向が揃っていないために、R色およびB色の画像光に対して、G色の画像光の表示位置がずれることになる。
すなわち、図10に示す画像表示装置においては、画素ずらし手段122の偏光変換素子110に対して、G色の画像光はP偏光で入射し、R色およびB色の画像光はS偏光で入射するため、例えば図11(a)に示すように、偏光変換素子110により入射直線偏光の方向を変更することなく、R色,G色,B色の画像光を複屈折板111に入射させた場合には、R色およびB色の画像光の光路は画素ずらしを受けず、G色の画像光の光路のみが画素ずらしを受けることになる。逆に、図11(b)に示すように、偏光変換素子110により入射直線偏光の方向を90°回転させて、G色の画像光をS偏光で、R色およびB色の画像光をP偏光で複屈折板111に入射させた場合には、R色およびB色の画像光の光路は画素ずらしを受け、G色の画像光の光路のみが画素ずらしを受けないことになる。このため、R色およびB色の画像表示位置に対して、G色の画像表示位置がずれて、高解像度化が図れないとともに、表示画像の品質を低下させることになる。
このような問題を解決する方法として、ダイクロイックプリズムと画素ずらし手段との間に、積層型位相差板からなる色選択性偏光面回転手段を配置し、これにより例えばP偏光のG光の偏光面を回転させてS偏光に変換し、R光およびB光に対しては偏光面を回転させることなく、S偏光のままとして、画素ずらし手段に入射する各色の画像光の偏光方向をS偏光に揃えるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2813041号公報 特開2003−207747号公報
ところで、上記特許文献1に開示されているような画素ずらし手段は、画素ずらし手段特有の特性を管理して組み立てることから、ユニット化することが一般的である。
このため、上記特許文献2に開示の画像表示装置のように、色選択性偏光面回転手段である積層型位相差板を、単に、ダイクロイックプリズムと画素ずらし手段との間に配置する構成の場合には、画像表示装置の組み立てに際して、画素ずらし手段と積層型位相差板とを別々に組み付けることになる。
また、積層型位相差板が外部に露出することになるため、その組み付けにあたっては、買い入れの積層型位相差板に予め反射防止コーテング等の処理を施したり、表面を清掃して付着したゴミを除去したりする工程が必要となる。このため、組み立てが面倒となって、コストアップを招くことが懸念される。
さらに、積層型位相差板が、PS変換の立ち上がりおよび立ち下がりである偏光変換の過渡領域、すなわち、図12に示すように、B光の長波長領域とG光の短波長領域、およびG光の長波長領域とR光の短波長領域において、P偏光成分とS偏光成分とが混在する偏光変換特性を有する場合には、画素ずらしによって混色が生じることになる。
すなわち、R光とG光との間、およびG光とB光との境界部分にP偏光成分とS偏光成分とが混在するオーバラップが存在すると、P偏光がS偏光に切り替わる過程領域のR色の短波長領域(RP1)において、本来S偏光であるR光にP偏光要素を含む色光が存在し、G光の長波長嶺域(GS1)では、本来S偏光に変換すべきG光にP偏光要素を含む色光が存在することになる。同様に、G光の短波長嶺域(GP2)では本来S偏光に変換すべきG光にP偏光を含む色光が存在し、B光の長波長領域(GS2)では、本来S偏光であるべきB光にP偏光要素が存在することになる。このため、このようなPS偏光が混在する状態で画素ずらしを行うと、混色が発生して、表示画質が損なわれることが懸念される。
なお、上記の問題は、色合成手段として偏光ビームスプリッタを用いる場合にも、同様に生じるものである。
本発明の主たる目的は、色むらを生じることなく、高品質かつ高解像で画像を表示できるとともに、簡単に組み立てできてコストダウンが図れる画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る画像表示装置の発明は、異なる色光で照明されて画像変調を行う複数の空間光変調素子と、上記各空間光変調素子で画像変調された画像光を合成する色合成手段と、上記色合成手段に入射する複数の画像光の少なくとも一色の偏光を他の色光の偏光と異なる偏光に変換する入射偏光制御手段と、上記色合成手段で合成された画像光の光路を選択的にシフトする少なくとも一組の偏光変換素子および複屈折板を有する画素ずらし手段とを備える画像表示装置において、
上記画素ずらし手段の最初の組を構成する上記偏光変換素子と上記複屈折板との間に、上記画素ずらし手段と一体にユニット化されて配置され、上記偏光変換素子を経た上記複数の画像光の偏光を揃えて上記複屈折板に入射させる色選択性偏光変換手段を有することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、
上記色合成手段は、ダイクロイックプリズムを有することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、
上記色合成手段は、偏光ビームスプリッタを有することを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
上記複数の空間光変調素子は、赤色光、緑色光および青色光を画像変調する3つの空間光変調素子からなり、
上記色合成手段には、上記緑色光をP偏光として、上記赤色光および上記青色光はそれぞれS偏光として入射させることを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
上記複数の空間光変調素子は、緑色光を画像変調する空間光変調素子と、赤色光と青色光とを選択的に画像変調する空間光変調素子との2つからなり、
上記色合成手段には、上記緑色光をP偏光として、上記赤色光および上記青色光はそれぞれS偏光として入射させることを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
上記複数の空間光変調素子は、それぞれ透過型の空間光変調素子からなることを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
上記複数の空間光変調素子は、それぞれ反射型の空間光変調素子からなることを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
上記色選択性偏光変換手段は、当該色選択性偏光変換手段で偏光変換しない上記他の色光とオーバラップしない波長領域の光を偏光変換する偏光変換特性を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、画素ずらし手段を構成する最初の偏光変換素子と複屈折板との間に、画素ずらし手段と一体にユニット化して、偏光変換素子を経た複数の画像光の偏光を揃えて複屈折板に入射させる色選択性偏光変換手段を配置したので、色むらを生じることなく、高品質かつ高解像で画像を表示できるとともに、簡単に組み立てでき、コストダウンを図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る画像表示装置の実施の形態について説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。本実施の形態は、空間光変調素子として、例えば透過型の液晶表示素子からなる透過型のものを3板用い、色合成手段としてダイクロイックプリズムを用いたものである。図1において、水銀放電ランプ等の白色光源1から出射される照明光は、インテグレータ光学系2を経てダイクロイックミラー3に入射させ、ここでR光を透過、他の波長の光を反射させて、R光を分離する。
ダイクロイックミラー3で分離されたR光は、反射ミラー4および5を経てR用の空間光変調素子6Rに照明光として入射させ、ここで画像変調して色合成手段であるダイクロイックプリズム7に入射させる。
一方、ダイクロイックミラー3で反射された光は、ダイクロイックミラー8に入射させ、ここでB光を透過、G光を反射させて、B光とG光とを分離する。ダイクロイックミラー8で分離されたB光は、反射ミラー9を経てB用の空間光変調素子6Bに照明光として入射させ、ここで画像変調してダイクロイックプリズム7に入射させる。
また、ダイクロイックミラー8で分離されたG光は、入射偏光制御手段である1/2波長板10で偏光面を90°回転させた後、反射ミラー11を経てG用の空間光変調素子6Gに照明光として入射させ、ここで画像変調してダイクロイックプリズム7に入射させる。
なお、インテグレータ光学系2は、公知のもので、空間光変調素子6R,6G,6Bへの照明光の照度分布をほぼ均一にするためのインテグレータロッドやフライアイレンズ等の光学系と、出射光を所定の直線偏光とするためのPS変換素子とを有して構成する。
ダイクロイックプリズム7では、空間光変調素子6Rで画像変調されたR光および空間光変調素子6Bで画像変調されたB光をそれぞれ反射させ、空間光変調素子6Gで画像変調されたG光は透過させることにより、R光、G光およびB光の画像を合成して出射させる。
本実施の形態では、インテグレータ光学系2からの出射光をS偏光とし、空間光変調素子6Rおよび6Bに対しては、それぞれS偏光のR光およびB光で照明して、それぞれ画像変調された画像光をS偏光でダイクロイックプリズム7に入射させ、空間光変調素子6Gに対しては、1/2波長板10で照明光の偏光面を90°回転させることによりP偏光のG光で照明して、画像変調された画像光をP偏光でダイクロイックプリズム7に入射させる。これにより、ダイクロイックプリズム7のダイクロイック膜7aの入射角特性によって合成画像光に波長シフトが生じて、表示画像に色むらが生じるのを防止するようにしている。
ダイクロイックプリズム7から出射される合成された画像光は、画素ずらし手段15により、空間光変調素子6R,6G,6Bによる画像変調に同期して光路をシフトし、この画素ずらし手段15を経た画像光を投影レンズ16により、図示しないスクリーンに投影表示する。
本実施の形態では、画素ずらし手段15を、一組の偏光変換素子21と複屈折板22とを有する2点画素ずらし構成とする。また、偏光変換素子21と複屈折板22との間には、色選択性偏光変換手段である積層型位相差板25を配置し、この積層型位相差板25によりG光の偏光面を90°回転せるようにして、偏光変換素子21を経たR,G,Bの画像光の偏光を揃えて複屈折板22に入射させるようにする。
ここで、画素ずらし手段15は、偏光変換素子21および複屈折板22を保持部材31に一体に保持してユニット化して構成する。また、積層型位相差板25は、偏光変換素子21および複屈折板22とともに保持部材31に保持して、画素ずらし手段15と一体にユニット化する。なお、積層型位相差板25は、例えば「カラーセレクト」(商品名;米国カラーリンク社製)を用いることができる。
本実施の形態において、画素ずらし手段15を構成する偏光変換素子21が、例えば液晶パネルからなる場合には、偏光変換素子21に所要の電圧を印加すると(ON状態)、偏光変換素子21は、入射光の偏光状態を維持したまま透過させ、偏光変換素子21への電圧を遮断すると(OFF状態)、偏光変換素子21は、入射光の偏光面を90°回転させて透過させる。
したがって、偏光変換素子21のON状態では、図2(a)に概略図を示すように、ダイクロイックプリズム7で合成された画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けることなく、すなわちG光はP偏光で、R光およびB光はS偏光で積層型位相差板25に入射することになるので、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてP偏光からS偏光に変換される。これにより、ダイクロイックプリズム7で合成されたR,G,Bの各画像光は、S偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は、例えば光路シフトを受けることなく複屈折板22を透過することになる。
また、偏光変換素子21のOFF状態では、図2(b)に概略図を示すように、ダイクロイックプリズム7で合成された画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けるので、G光はS偏光で、R光およびB光はP偏光で積層型位相差板25に入射し、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてS偏光からP偏光に変換される。したがって、この場合には、ダイクロイックプリズム7で合成されたR,G,Bの各画像光は、P偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は光路シフトを受けて複屈折板22を透過することになる。
このように、本実施の形態によれば、ダイクロイックプリズム7に対して、R光およびB光の変調画像はS偏光で入射させ、G光の変調画像はP偏光で入射させて合成画像光を得、その合成画像光の偏光を積層型位相差板25で揃えて画素ずらしを行うようにしたので、ダイクロイックプリズム7における入射角特性による色むらの発生を防止して、高品質かつ高解像で画像を表示することができる。しかも、画素ずらし手段15を構成する偏光変換素子21および複屈折板22を保持部材31に一体に保持して画素ずらし手段15をユニット化するとともに、合成画像光の偏光を揃える積層型位相差板25を、偏光変換素子21と複屈折板22との間に位置させて保持部材31に保持することにより、画素ずらし手段15と一体にユニット化したので、特に偏光変換素子21と積層型位相差板25と複屈折板22とを同程度の屈折率の接着剤で固定でき、積層型位相差板25に反射防止コーティング等の処理を施したり、清掃したりすることなく、簡単に組み立てでき、コストダウンを図ることができる。
(第2実施の形態)
図3は、本発明の第2実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。本実施の形態は、空間光変調素子として、例えば反射型の液晶表示素子や、DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)からなる反射型のものを3板用い、色合成手段としてダイクロイックプリズムを用いたものである。
図3において、白色光源41から出射される照明光は、インテグレータ光学系42を経てP偏光で出射させてダイクロイックミラー43に入射させ、ここでR光を反射、他の波長の光を透過させて、R光を分離する。
ダイクロイックミラー43で分離されたR光は、偏光ビームスプリッタ44に入射させて、その多層膜44aを透過させ、この偏光ビームスプリッタ44から出射されるR光をR用の空間光変調素子45Rに照明光として入射させて、空間光変調素子45Rにより画像変調する。この空間光変調素子45Rにより画像変調されたR光は、空間光変調素子45Rが反射型であることから、その偏光がS偏光に変換されるので、偏光ビームスプリッタ44の多層膜44aで反射させて色合成手段であるダイクロイックプリズム46に入射させる。
一方、ダイクロイックミラー43を透過した光は、反射ミラー47を経てダイクロイックミラー48に入射させ、ここでB光を透過、G光を反射させて、B光とG光とを分離する。ダイクロイックミラー48で分離されたB光は、偏光ビームスプリッタ49に入射させて、その多層膜49aを透過させ、この偏光ビームスプリッタ49から出射されるB光をB用の空間光変調素子45Bに照明光として入射させて、空間光変調素子45Bにより画像変調するとともにS偏光に変換し、この空間光変調素子45Bで画像変調されたS偏光のB光を、偏光ビームスプリッタ49の多層膜49aで反射させてダイクロイックプリズム46に入射させる。
また、ダイクロイックミラー48で分離されたG光は、入射偏光制御手段である1/2波長板50で偏光面を90°回転してS偏光に変換した後、偏光ビームスプリッタ51に入射させて、その多層膜51aで反射させ、この偏光ビームスプリッタ51から出射されるG光をG用の空間光変調素子45Gに照明光として入射させて、空間光変調素子45Gにより画像変調するとともにP偏光に変換し、この空間光変調素子45Gで画像変調されたP偏光のG光を、偏光ビームスプリッタ51の多層膜51aを透過させてダイクロイックプリズム46に入射させる。
ダイクロイックプリズム46では、空間光変調素子45Rで画像変調されたS偏光のR光および空間光変調素子45Bで画像変調されたS偏光のB光をそれぞれ反射させ、空間光変調素子45Gで画像変調されたP偏光のG光は透過させることにより、R光、G光およびB光の画像を合成して出射させる。
ダイクロイックプリズム46から出射される合成された画像光は、第1実施の形態と同様に、一組の偏光変換素子21および複屈折板22を保持部材31に一体に保持してユニット化された2点画素ずらし構成の画素ずらし手段15と、偏光変換素子21と複屈折板22との間に配置されて画素ずらし手段15と一体にユニット化された積層型位相差板25により、空間光変調素子45R,45G,45Bによる変調画像光の偏光を揃えながら画像変調に同期して光路をシフトして、投影レンズ16により図示しないスクリーンに投影表示する。
本実施の形態においても、第1実施の形態と同様に、偏光変換素子21のON状態では、図4(a)に概略図を示すように、ダイクロイックプリズム46で合成された画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けることなく、すなわちG光はP偏光で、R光およびB光はS偏光で積層型位相差板25に入射することになるので、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてP偏光からS偏光に変換される。これにより、ダイクロイックプリズム46で合成されたR,G,Bの各画像光は、S偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は、例えば光路シフトを受けることなく複屈折板22を透過することになる。
また、偏光変換素子21のOFF状態では、図4(b)に概略図を示すように、ダイクロイックプリズム46で合成された画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けるので、G光はS偏光で、R光およびB光はP偏光で積層型位相差板25に入射し、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてS偏光からP偏光に変換される。したがって、この場合には、ダイクロイックプリズム46で合成されたR,G,Bの各画像光は、P偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は光路シフトを受けて複屈折板22を透過することになる。
したがって、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様に、ダイクロイックプリズム46における入射角特性による色むらの発生を防止して、高品質かつ高解像で画像を表示することができるとともに、積層型位相差板25は、画素ずらし手段15と一体にユニット化されているので、積層型位相差板25に反射防止コーテング等の処理を施したり、清掃したりすることなく、簡単に組み立てでき、コストダウンを図ることができる。
(第3実施の形態)
図5は、本発明の第3実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。本実施の形態は、空間光変調素子として、G用の透過型の空間光変調素子と、RB共用の透過型の空間光変調素子との2板を用い、色合成手段として偏光ビームスプリッタを用いたものである。
図5において、白色光源61から出射される照明光は、インテグレータ光学系62を経てS偏光で出射させてダイクロイックミラー63に入射させ、ここでG光を反射、他の波長の光を透過させて、G光を分離する。
ダイクロイックミラー63で分離されたG光は、入射偏光制御手段である1/2波長板64で偏光面を90°回転してP偏光に変換した後、G用の空間光変調素子65Gに入射させて画像変調し、その画像変調されたG光を色合成手段である偏光ビームスプリッタ66に入射させ、その多層膜66aを透過させて出射させる。
一方、ダイクロイックミラー63を透過した光は、ダイクロイックミラー67に入射させ、ここでR光を反射、B光を透過させて、R光とB光とを分離する。このダイクロイックミラー67で分離されたR光は、シャッタ68を経てダイクロイックミラー69で反射させた後、RB共用の空間光変調素子65RBに入射させる。また、ダイクロイックミラー67で分離されたBは、反射ミラー70、シャッタ71および反射ミラー72を経た後、ダイクロイックミラー69を透過させて空間光変調素子65RBに入射させる。
シャッタ68および71は、交互に開放および遮光するように制御し、これにより空間光変調素子65RBでR光およびB光を時分割で画像変調してS偏光で偏光ビームスプリッタ66に入射させる。
偏光ビームスプリッタ66は、P偏光を透過、S偏光を反射させるもので、空間光変調素子65Gで画像変調されたP偏光のG光は、偏光ビームスプリッタ66の多層膜66aを透過させ、空間光変調素子65RBで画像変調されたS偏光のR光またはB光は、多層膜66aで反射されることにより、G光とR光またはG光とB光とを画像合成して出射させる。
偏光ビームスプリッタ66から出射される合成されたR,GまたはB,Gの画像光は、上記実施の形態と同様に、一組の偏光変換素子21および複屈折板22を保持部材31に一体に保持してユニット化された2点画素ずらし構成の画素ずらし手段15と、偏光変換素子21と複屈折板22との間に配置されて画素ずらし手段15と一体にユニット化された積層型位相差板25により、空間光変調素子65RB,65Gによる変調画像光の偏光を揃えながら画像変調に同期して光路をシフトして、投影レンズ16により図示しないスクリーンに投影表示する。
本実施の形態によると、偏光変換素子21のON状態では、偏光ビームスプリッタ66で合成されたR,GまたはB,Gの画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けることなく、すなわちG光はP偏光で、R光またはB光はS偏光で積層型位相差板25に入射することになるので、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてP偏光からS偏光に変換される。したがって、偏光ビームスプリッタ64で合成されたR,GまたはB,Gの各画像光は、S偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は、例えば光路シフトを受けることなく複屈折板22を透過することになる。
また、偏光変換素子21のOFF状態では、偏光ビームスプリッタ66で合成されたR,GまたはB,Gの画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けるので、G光はS偏光で、R光またはB光はP偏光で積層型位相差板25に入射し、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてS偏光からP偏光に変換される。したがって、この場合には、偏光ビームスプリッタ66で合成されたR,GまたはB,Gの各画像光は、P偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は光路シフトを受けて複屈折板22を透過することになる。このように、画素ずらし手段15の偏光変換素子21のON、OFFに同期して、G光および時分割されるR光,B光を変調することにより解像度の高い画像を得ることができる。
したがって、本実施の形態によれば、偏光ビームスプリッタ66における入射角特性による色むらの発生を防止して、高品質かつ高解像で画像を表示することができるとともに、積層型位相差板25は、画素ずらし手段15と一体にユニット化されているので、積層型位相差板25に反射防止コーティング等の処理を施したり、清掃したりすることなく、簡単に組み立てでき、コストダウンを図ることができる。
(第4実施の形態)
図6は本発明の第4実施の形態に係る画像表示装置を説明するための図で、図6(a)は全体の概略構成図、図6(b)は図6(a)に示す回転色フィルタの一例の構成図である。本実施の形態は、空間光変調素子として、G用の反射型の空間光変調素子と、RB共用の反射型の空間光変調素子との2板を用い、色合成手段として偏光ビームスプリッタを用いたものである。
図6(a)において、白色光源81から出射される照明光は、インテグレータ光学系82を経てS偏光で出射させ、このS偏光の照明光を回転色フィルタ86および入射偏光制御手段である色選択性偏光変換素子83を経て色合成手段である偏光ビームスプリッタ84に入射させる。
回転色フィルタ86は、例えば図6(b)に平面図を示すように、円周を6等分した領域に、G光およびB光を透過する色フィルタGBと、G光およびR光を透過する色フィルタGRとを交互に設けて構成し、この回転色フィルタ86の回転によってGB光とGR光とを時分割で切り換える。色選択性偏光変換素子83は、ここではG光をP偏光に変換するもので、上記実施の形態で説明した積層型位相差板を用いることができる。
偏光ビームスプリッタ84は、P偏光を透過、S偏光を反射させるもので、この偏光ビームスプリッタ84に時分割で入射するGB光またはGR光の照明光のうち、色選択性偏光変換素子83でP偏光に変換されたG光は、多層膜84aを透過させてG用の反射型の空間光変調素子85Gに入射させて画像変調するとともにS偏光に変換し、この空間光変調素子85Gで画像変調されたS偏光のG光を、偏光ビームスプリッタ84の多層膜84aで反射させて出射させる。
また、偏光ビームスプリッタ84に時分割で入射するS偏光のR光またはB光は、多層膜84aで反射させてRB共用の反射型の空間光変調素子85RBにより画像変調するとともにP偏光に変換して、この空間光変調素子85RBで画像変調されたP偏光のR光またはB光を、偏光ビームスプリッタ84の多層膜84aを透過させることにより、空間光変調素子85Gで画像変調されたG光と合成して出射させる。
偏光ビームスプリッタ84から出射される合成されたR,GまたはB,Gの画像光は、上記実施の形態と同様に、一組の偏光変換素子21および複屈折板22を保持部材31に一体に保持してユニット化された2点画素ずらし構成の画素ずらし手段15と、偏光変換素子21と複屈折板22との間に配置されて画素ずらし手段15と一体にユニット化された積層型位相差板25により、空間光変調素子85RB,85Gによる変調画像光の偏光を揃えながら画像変調に同期して光路をシフトして、投影レンズ16により図示しないスクリーンに投影表示する。
本実施の形態によると、偏光変換素子21のON状態では、偏光ビームスプリッタ84で合成されたR,GまたはB,Gの画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けることなく、すなわちG光はS偏光で、R光またはB光はP偏光で積層型位相差板25に入射することになるので、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてS偏光からP偏光に変換される。これにより、偏光ビームスプリッタ84で合成されたR,GまたはB,Gの各画像光は、P偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は、例えば光路シフトを受けて複屈折板22を透過することになる。
また、偏光変換素子21のOFF状態では、偏光ビームスプリッタ84で合成されたR,GまたはB,Gの画像光は、偏光変換素子21で偏光面の回転を受けるので、G光はP偏光で、R光またはB光はS偏光で積層型位相差板25に入射し、積層型位相差板25でG光の偏光面のみが90°回転されてP偏光からS偏光に変換される。したがって、この場合には、偏光ビームスプリッタ84で合成されたR,GまたはB,Gの各画像光は、S偏光に揃った状態で複屈折板22に入射することになるので、各画像光は光路シフトを受けることなく複屈折板22を透過することになる。このように、画素ずらし手段15の偏光変換素子21のON、OFFに同期して、G光および時分割されるR光、B光を変調することにより、解像度の高い画像を得ることができる。
したがって、本実施の形態においても、第3実施の形態と同様に、偏光ビームスプリッタ84における入射角特性による色むらの発生を防止して、高品質かつ高解像で画像を表示することができるとともに、積層型位相差板25は、画素ずらし手段15と一体にユニット化されているので、積層型位相差板25に反射防止コーティング等の処理を施したり、清掃したりすることなく、簡単に組み立てでき、コストダウンを図ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、画素ずらし手段15は、一組の偏光変換素子21と複屈折板22とを有する2点画素ずらし構成に限らず、図7に示すように、二組の偏光変換素子21a,21bと複屈折板22a,22bとを保持部材31に一体に保持してユニット化した4点画素ずらし構成としたり、三組以上の偏光変換素子および複屈折板を保持部材に一体に保持してユニット化した6点以上の画素ずらし構成としたりすることもできる。このように、画素ずらし手段15を、複数組の偏光変換素子および複屈折板を有してユニット化して構成する場合には、図7に示すように、画素ずらし手段15の最初の組を構成する偏光変換素子21aと複屈折板22aとの間に、画素ずらし手段15と一体にユニット化して色選択性偏光変換手段91を配置すればよい。
また、照明光の光源は、白色光源に限らず、例えばR,G,Bの3色の光を発光するLED等の色光源を用いることもできる。さらに、画素ずらし手段と一体に設ける色選択性偏光変換手段は、G光の偏光を変換する場合に限らず、R光およびB光の偏光を変換するように構成することもできる。また、この色選択性偏光変換手段は、例えば図8に示すように、偏光変換する波長帯域の光と、偏光変換しない波長帯域の光とがオーバラップしない偏光変換特性を有するように構成することもできる。このようにすれば、B光の長波長領域とG光の短波長領域、およびG光の長波長領域とR光の短波長領域において、P偏光成分とS偏光成分とが混在することがないので、混色を生じることなく画素ずらしを行うことができ、より高画質で画像を表示することができる。なお、色選択性偏光変換手段の偏光変換特性を制御する代わりに、ダイクロイックプリズム、偏光ビームスプリッタ、ダイクロイックミラー等の光学素子に塗布するコーティングの反射あるいは透過特性を、R,G,Bの波長帯域がオーバラップしないように制御したり、またLED等の色光源を用いる場合には、R,G,Bの発光帯域がオーバラップしない狭帯域の色光源を用いたりすることで、同様の効果を得ることもできる。
本発明の第1実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 第1実施の形態における画素ずらしの動作を説明するための図である。 本発明の第2実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 第2実施の形態における画素ずらしの動作を説明するための図である。 本発明の第3実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 同じく、第4実施の形態に係る画像表示装置を説明するための図である。 画素ずらし手段の変形例を示す図である。 色選択性偏光変換手段の偏光変換特性の一例を示す図である。 画素ずらし手段の基本的構成を示す図である。 従来の画像表示装置の要部の構成を示す図である。 図10の画像表示装置における画素ずらし動作を説明するための図である。 積層型位相差板の偏光変換特性を示す図である。
符号の説明
1 白色光源
2 インテグレータ光学系
3,8 ダイクロイックミラー
4,5,9,11 反射ミラー
6R,6G,6B 空間光変調素子
7 ダイクロイックプリズム
10 1/2波長板
15 画素ずらし手段
16 投影レンズ
21,21a,21b 偏光変換素子
22,22a,22b 複屈折板
25 積層型位相差板
31 保持部材
41 白色光源
42 インテグレータ光学系
43,48 ダイクロイックミラー
44,49,51 偏光ビームスプリッタ
44a,49a,51a 多層膜
45R,45G,45B 空間光変調素子
46 ダイクロイックプリズム
47 反射ミラー
50 1/2波長板
61 白色光源
62 インテグレータ光学系
63,67,69 ダイクロイックミラー
64 1/2波長板
65G,65RB 空間光変調素子
66 偏光ビームスプリッタ
66a 多層膜
66aを透過させて出射させる。
68,71 シャッタ
70,72 反射ミラー
81 白色光源
82 インテグレータ光学系
83 色選択性偏光変換素子
84 偏光ビームスプリッタ
84a 多層膜
85G,85RB 空間光変調素子
86 回転色フィルタ
91 色選択性偏光変換手段

Claims (8)

  1. 異なる色光で照明されて画像変調を行う複数の空間光変調素子と、上記各空間光変調素子で画像変調された画像光を合成する色合成手段と、上記色合成手段に入射する複数の画像光の少なくとも一色の偏光を他の色光の偏光と異なる偏光に変換する入射偏光制御手段と、上記色合成手段で合成された画像光の光路を選択的にシフトする少なくとも一組の偏光変換素子および複屈折板を有する画素ずらし手段とを備える画像表示装置において、
    上記画素ずらし手段の最初の組を構成する上記偏光変換素子と上記複屈折板との間に、上記画素ずらし手段と一体にユニット化されて配置され、上記偏光変換素子を経た上記複数の画像光の偏光を揃えて上記複屈折板に入射させる色選択性偏光変換手段を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 上記色合成手段は、ダイクロイックプリズムを有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 上記色合成手段は、偏光ビームスプリッタを有することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 上記複数の空間光変調素子は、赤色光、緑色光および青色光を画像変調する3つの空間光変調素子からなり、
    上記色合成手段には、上記緑色光をP偏光として、上記赤色光および上記青色光はそれぞれS偏光として入射させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  5. 上記複数の空間光変調素子は、緑色光を画像変調する空間光変調素子と、赤色光と青色光とを選択的に画像変調する空間光変調素子との2つからなり、
    上記色合成手段には、上記緑色光をP偏光として、上記赤色光および上記青色光はそれぞれS偏光として入射させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  6. 上記複数の空間光変調素子は、それぞれ透過型の空間光変調素子からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  7. 上記複数の空間光変調素子は、それぞれ反射型の空間光変調素子からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 上記色選択性偏光変換手段は、当該色選択性偏光変換手段で偏光変換しない上記他の色光とオーバラップしない波長領域の光を偏光変換する偏光変換特性を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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