JP2010242686A - エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑で高価なクランクシャフトを用いることなく、ピストンの往復動を効率的に回転運動に変換することのできる新規なエンジンを提供する。
【解決手段】シリンダ10と、このシリンダ10内を往復動するピストン11と、ピン12を介して上記ピストン11に一端部が揺動自在に連結された連結手段と、この連結手段の他端部に接続されて出力軸1に回転動を与える変換手段とを有するエンジンであって、従来のクランク手段に代わる往復−回転変換機構として、出力軸1に固定された小径の外歯歯車(2)と、その周囲で偏心運動する大径の内歯歯車(3)を組み合わせ、この内歯歯車(3)が安定して偏心運動できるギヤ構造(4,5)を付与することにより、クランクシャフトの回転変換機能を代替させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、従来の往復式内燃機関におけるクランクシャフトを廃し、ピストンの往復運動をギヤを用いて回転運動に変換するレシプロ式エンジンに関するものである。
従来、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の往復式内燃機関(レシプロエンジン)においては、シリンダ内を摺動するピストンの往復運動を、コネクティングロッド(コンロッド)を介してクランクシャフトの回転運動に変換し、燃料の爆発によるエネルギーを回転力として取り出している。
このクランクシャフトを用いたピストンの往復動の回転運動への変換(クランク手段)は、クランクシャフトが重く高価なだけでなく、滑らかな回転を得るためのバランスウェイトやバランスウェブ等を設ける必要があり、エンジンスペースや変換効率の点からも、これに代わる変換機構が種々検討されている。
例えば、エンジン出力軸の周りに配置したカムの周囲に、このカムのカム面に沿って上下動するピストンを配設したカム式エンジン(特許文献1,2)や、出力軸の周りに配置されて偏心運動する回転盤により、この回転盤の周囲に星形に配設されたピストンを往復動させるエンジン(特許文献3)が提案されている。
また、偏心カム溝を有するビスカス円盤をエンジン出力軸と同心状に固定し、コネクティングロッドの大端部をこの偏心カム溝に係合したエンジン(特許文献4)や、コネクティングロッドの端部を、十字軸受や球面軸受に繋がる揺動部材で支持したエンジン(特許文献5,6)等も検討されている。
さらに、ピストンの往復動を歯車機構(ギヤ)を用いて回転動に変換する構造(変換手段)として、例えば、リング状の内歯歯車の内周を噛合しながら転動する小歯車に、ピストンに繋がるコネクティングロッドの大端部を軸支したエンジン(特許文献7,8)や、エンジン出力軸の周りに配置された小歯車と、この小歯車の周りを噛合しながら偏心するリング状の内歯歯車(大歯車)により、円盤状の受転体の周りに配設された円環状の円枢体に偏心して軸支されたピストンを往復動させるエンジン(特許文献9)が提案されている。
そして、他にも、エンジンの出力軸に嵌合された一方のギヤと、距離を開けて配置された他方のギヤの間に掛け渡されたチェーンに、コネクティングロッドの大端部を支持させたエンジン(特許文献10)や、平歯車に噛合して互いに逆回転する2つの間欠歯車により、ピストンの往復動を出力軸の回転動に変換するエンジン(特許文献11)、あるいは、エンジン出力軸に固着された大歯車(間欠歯)の回転により、この出力軸周りの接線方向に配置されたシリンダ内のピストンを往復動させるエンジン(特許文献12)等が提案されている。
なお、その他にも、クランクシャフトおよびピストンを用いない内燃機関として、繭型のロータハウジングと三角形のロータからなるロータリエンジンが実用化されているのは、良く知られている。
特開平8−4553号公報 特開2008−25491号公報 特開2000−303852号公報 特開平3−185221号公報 特開平3−149319号公報 特開平4−255501号公報 実開昭60−118344号公報 実開平4−119333号公報 特開平6−307256号公報 特開昭63−97831号公報 特開平10−103441号公報 特開2001−227355号公報
しかしながら、上記レシプロエンジンにおける、クランクシャフトを使用せずピストンの往復動を回転運動に変換する従来の試み(変換手段)は、種々の問題から、ロータリエンジンを除いて実用化の域に達しておらず、普及していないのが現状である。また、現在の自動車市場においては、より軽量かつコンパクトで、省燃費のエンジンが求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、複雑で高価なクランクシャフトを用いることなく、ピストンの往復動を効率的に回転運動に変換することのできる新規なエンジンの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、シリンダと、このシリンダ内を往復動するピストンと、ピンを介して上記ピストンに一端部が揺動自在に連結された連結手段と、この連結手段の他端部に接続されて出力軸に回転動を与える変換手段とを有するエンジンであって、上記変換手段として、上記出力軸に嵌合固定されたピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛合してその周りを偏心しながら周回する内歯リングギヤと、この内歯リングギヤの内側に配置され、上記ピニオンギヤに噛合しつつ該ピニオンギヤの周りを公転する第1プラネタリギアと、この第1プラネタリギアと上記内歯リングギヤとの間に配置され、これら第1プラネタリギアと内歯リングギヤに噛合しつつ上記ピニオンギヤを中心とする軌道上を公転する第2プラネタリギアと、一端側が上記出力軸に回転自在に嵌合され、他端側が上記各プラネタリギアを所定の間隔で軸支する支持部材とを備え、上記内歯リングギヤの外周面あるいは端面に設けられた接続部に、上記連結手段の他端部が接続されているエンジンを第1の要旨とする。
また、同じ目的を達成するために、本発明は、シリンダと、このシリンダ内を往復動するピストンと、ピンを介して上記ピストンに一端部が揺動自在に連結された連結手段と、この連結手段の他端部に接続されて出力軸に回転動を与える変換手段とを有するエンジンであって、上記変換手段として、上記出力軸に嵌合固定されたピニオンギヤと、上記出力軸の軸方向に幅広のリング状で、かつ、その内周面に上記ピニオンギヤに噛合する内歯が形成され、その外周面における軸方向両端部の領域に外歯がそれぞれ形成され、この外周面における軸方向中央部の領域に上記連結手段との接続部が形成されて、上記ピニオンギヤに噛合して該ピニオンギヤの周りを偏心しながら周回する内外歯リングギヤと、この内外歯リングギヤの各外歯に噛合しつつ該内外歯リングギヤの周りを公転する2つのガイドギヤと、一端側が上記出力軸に回転自在に嵌合され、他端側が上記各ガイドギヤを内外歯リングギヤの外歯に噛合した状態でそれぞれ軸支する支持部材とを備え、上記内外歯リングギヤの外周面に設けられた接続部に、上記連結手段の他端部が接続されているエンジンを第2の要旨とする。
すなわち、本発明者は、前記課題を解決するために鋭意研究を重ね、その結果、クランク手段に代わる往復−回転変換機構として、出力軸に固定された小径の外歯歯車と、その周囲で偏心運動する大径の内歯歯車を組み合わせ、この内歯歯車の偏心運動を安定して支持できるギヤ構造を付与することにより、クランクシャフトの回転変換機能を代替できることを見出し、本発明に到達した。
本発明は、以上のような知見にもとづきなされたものであり、本発明のエンジンは、ピストンの往復動に起因する連結手段の上下動が、リングギヤの偏心運動に変換され、このリングギヤの偏心運動が、出力軸に固定されたピニオンギヤに伝達されることにより、燃料の爆発によるエネルギーを回転力として効率良く取り出すことができる。また、重く高価なクランクシャフトを用いないため、エンジンの軽量化およびコストダウンを達成することができる。
また、本発明において、そのなかでも、上記連結手段が、上記リングギヤの接続部を延設して該リングギヤと一体に形成され、その接続部の先端部に、上記ピストンが連結されているものは、エンジンの部品点数を減らすことができ、好適である。しかも、上記連結手段がリングギヤと一体になっているエンジンは、従来のクランクシャフトとコネクティングロッドの接続点(クランクピン)のように、ピストンの往復動による力を一点で受けることなく、応力を分散することができるという利点を有する。
そして、本発明において、そのなかでも、特に、上記リングギヤから延設された接続部のリングギヤ側基部が、このリングギヤの外周面の一部を円周方向に覆う弧状に形成されているものは、上記ピストンの往復動による応力を、広範囲にわたるリングギヤの外周面で分散して支持することができ、好ましい。
本発明の第1実施形態におけるエンジンの構造を模式的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが最も上にあがった状態を示す。 本発明の第1実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが下降途中の状態を示す。 本発明の第1実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが最も下にさがった状態を示す。 本発明の第1実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが上昇途中の状態を示す。 本発明の第1実施形態におけるエンジンの概略構成を示す出力軸方向の断面図である。 本発明の第1実施形態のエンジンにおけるピストンの往復動と、連結手段およびリングギヤの偏心運動との関係を模式的に表す図である。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが最も上にあがった状態を示す。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが下降途中の状態を示す。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが最も下にさがった状態を示す。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの動きを説明する概略構成図であり、ピストンが上昇途中の状態を示す。 本発明の第2実施形態におけるエンジンの概略構成を示す出力軸方向の断面図である。 本発明の第1実施形態のエンジンにおけるピストンの往復動と、連結手段およびリングギヤの偏心運動との関係を模式的に表す図である。
つぎに、本発明の実施の形態を、図面にもとづいて詳しく説明する。ただし、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態におけるエンジンの概略構成を示す斜視図である。また、図2〜図5は、本発明の第1実施形態におけるエンジンの構成を示す出力軸に直交する方向の断面図であり、図6は、図1および図2のエンジンの出力軸方向の断面図である。なお、これらの図では、エンジンの運転に必要な燃料噴射装置や吸排気弁の駆動装置等の給排気手段、空燃費制御や点火制御等を行なう制御手段、および、潤滑手段や冷却手段等の図示を省略している。
本実施形態におけるエンジンは、車両等に搭載されるレシプロエンジンであり、シリンダ10内に往復運動可能に配置されたピストン11が2往復(4ストローク)する間に、吸気工程−圧縮工程−(点火)−膨張工程−排気工程からなる一連の工程を行なう、いわゆる4サイクルエンジンである。
そして、このエンジンは、図2から図3,図4,図5の状態にかけて順次回転し、その回転がまた図2の状態から継続して繰り返される。したがって、図2はシリンダ10内のピストン11が最も上昇した状態(上死点)を表し、図4はシリンダ10内のピストン11が最も下降した状態(下死点)を表す。なお、図中の太線矢印は連結手段としての「内歯リングギヤ3の接続部3b」が動く方向を示し、白抜き矢印は各ギヤの動く方向を示す。また、図中の符号Rは、上記連結手段のリングギヤ3側基部の中央を示すものであるとともに、このリングギヤ3の偏心運動によるリングの変位量を代表する最大変位点である(以下同じ)。
このエンジンのシリンダ10内には、円筒形状のシリンダボアが形成されており、その上部が燃焼室13となっている。この燃焼室13の上側(シリンダヘッド部)には、シリンダ10内の燃料−空気混合気体(混合気)に着火する点火プラグ14と、このシリンダ10内に混合気を供給する吸気ポート(吸気弁15)と、燃焼後の混合気を排気する排気ポート(排気弁16)が設けられている。そして、図中の符号1は出力軸、12はピストンピン、17は従来のクランクケースに相当するギヤケースである。
本実施形態におけるエンジンの特徴は、ピストン11の往復動を回転運動に変換する変換手段として、従来のようなクランクシャフト(クランク手段)を用いていない点である。本実施形態のエンジンは、この往復動−回転動変換手段として、出力軸1に嵌合された小径のピニオンギヤ2と、このピニオンギヤ2に噛合しながらその周りを周回する大径の内歯リングギヤ3と、この内歯リングギヤ3の上記ピニオンギヤ2周りの偏心運動を支持する第1プラネタリギア4および第2プラネタリギア5と、これら各プラネタリギア4,5を軸支する支持板6(支持部材)とからなる変換機構が形成されている。
ピニオンギヤ2は、外周面に所定形状の外歯が形成された外歯歯車であり、その内周の貫通穴は、上記出力軸1の外径と略同じ径に形成されている。そして、出力軸1の外周に嵌合された後、図示しないキー等により、この出力軸1に対して回転不能に固定されている。
内歯リングギヤ3は、図1のように、リング状の環状部3aと、この環状部3aの外周面から突出するように延設された三角板状(Δ形)の接続部3b(連結手段)から構成されている。この環状部3aの内周面には、上記ピニオンギヤ2の外歯と噛合する形状の内歯が形成されており、このピニオンギヤ2周りの偏心運動を可能にしている。
また、上記接続部3bは、ピストン11のピストンピン12にまで到達する形状に形成されており、その先端部3cに設けられた貫通孔に上記ピストンピン12を挿通させることによって、ピストン11の往復動(上下動)を支承している。なお、これら環状部3aと接続部3bとは、鋳造等により一体に形成されているため、この接続部3bの環状部3a側基部3dは、上記環状部3aの外周面の一部を覆う弧状となっている(図1および図2を参照)。
第1プラネタリギア4と第2プラネタリギア5とは、外周面に所定形状の外歯が形成された外歯歯車であり、その内周の貫通穴に、後述する支持板6に固定された棒状部材(ピン:符号6a,6b 図6参照)を挿通することによって、この支持板6に回転自在に軸支されている。なお、これらプラネタリギア4,5は、第1プラネタリギア4が上記ピニオンギヤ2と第2プラネタリギア5に噛合するように、第2プラネタリギア5が上記内歯リングギヤ3と第1プラネタリギアに噛合するように組み付けられており、上記ピニオンギヤ2の回転および上記内歯リングギヤ3のピニオンギヤ2周りの偏心運動に、同期(同調)して回転するように構成されている。
上記第1プラネタリギア4および第2プラネタリギア5を軸支する支持板6は、金属板等からなる略長方形状であり、その長手方向の一端側(固定側)には、上記出力軸1の外径より若干大きな径の穴が形成され、その他端側(回転側)には、先に述べた第1,第2プラネタリギア4,5を軸支する各ピン6a,6bを所定の間隔で固定するための小穴が二つ設けられている。そして、上記一端側の穴が上記出力軸1に挿通され、この出力軸1に対して回転自在に嵌合されることにより、上記第1プラネタリギア4および第2プラネタリギア5のピニオンギヤ2(出力軸1)周りの公転と、これら各プラネタリギア4,5の上記内歯リングギヤ3の偏心運動に同期した回転とを、同時に可能にしている。
つぎに、上記構成のエンジンの動作について説明する。
このエンジンでは、ピストン11がシリンダ10内を下降することで、吸気ポート(吸気弁15)等を介して燃焼室13内に混合気が吸入される(吸気行程:図2→図3→図4)。そして、このピストン11が吸気行程下死点(図4)を経て、シリンダ10内を上昇することで混合気が圧縮される(圧縮行程:図4→図5→図2)。
ピストン11が圧縮行程上死点(図2)付近に近づくと、点火プラグ14により混合気に点火され、この混合気が燃焼して、その燃焼圧力によりピストン11を下降させる(膨張行程:再び図2→図3→図4)。燃焼後の混合気は、ピストン11が膨張行程下死点(図4)を経て、吸気行程上死点(図2)に向かって再び上昇することで、排気ポート(排気弁16)等を介して排気ガスとして大気中へ放出される(排気行程:再び図4→図5→図2)。
この時、上記ピストン11のシリンダ10内での往復運動は、内歯リングギヤ3の接続部3bを介して環状部3aに伝達され、該内歯リングギヤ3のピニオンギヤ2周りの偏心運動(周回)に変換される。また、この内歯リングギヤ3の偏心に起因するピニオンギヤ2の回転は、その内周に位置する出力軸1に伝達され、エンジンの出力として取り出すことができる。
また、ピストン11は、上記内歯リングギヤ3を含むギヤ機構(往復動−回転動変換手段)が慣性力によりさらに回転することで、この内歯リングギヤ3の回転に伴ってシリンダ10内を往復し続ける。そして、内歯リングギヤ3がピニオンギヤ2の周りを2周することでピストン11が2往復(4ストローク)し、この間に吸気行程,圧縮行程,膨張行程,排気行程からなる一連の4行程(4サイクル)が行なわれ、燃焼室13内で1回の点火爆発が行われる。
図7は、上述のような、本実施形態におけるピストン11の往復動と内歯リングギヤ3の偏心運動、および、内歯リングギヤ3の接続部3b(連結手段)の動きの関係を模式的に表した図である。
この図において、点P0〜P3は、ピストン11のピストンピン12の中心および連結手段(内歯リングギヤ3の接続部3b)の先端部3cを示す点であり、このピストン11の動き(上下動の軌跡)を表す。また、点R0〜R3は、上記連結手段(内歯リングギヤ3の接続部3b)の基部の中央および内歯リングギヤ3の最大変位点を示す点であり、この内歯リングギヤ3の偏心運動の軌跡を表す。また、点Oは、出力軸1およびピニオンギヤ2の回転中心を示す点であり、点A0〜A3および点B0〜B3はそれぞれ、第1プラネタリギア4および第2プラネタリギア5の自転中心を示す点であり、これらプラネタリギア4,5のピニオンギヤ2周りの公転軌道を表すものである。なお、P0,P1,P2,P3のような、各点符号の下付き添字0,1,2,3はそれぞれ、上記図2(上死点),図3,図4(下死点),図5の状態に相当する(以下も同様)。
この図から分かるように、連結手段として、上記リングギヤ接続部3bの先端部3cがピストン11のピストンピン12部位に連結されていることから、例えば、図2(上死点:R0)の状態で、燃焼室13内での混合気の燃焼による燃焼圧力をピストン11および接続部3bを介して受けた内歯リングギヤ3は、回転せずに図示右方への変位(偏心:R0→R1→R2)を始め、その変位にしたがってピニオンギヤ2および出力軸1に回転を与える。
また、図4(下死点:R3)の状態を経過した後は、同様に、上記リングギヤ接続部3bの先端部3cがピストン11のピストンピン12部位に連結されていることから、この内歯リングギヤ3は、該内歯リングギヤ3の偏心運動の慣性および各ギヤ2,4,5の回転の慣性力により、回転せずに図示左方への変位(偏心:R2→R3→R0)を始め、その変位にしたがって、上記リングギヤ接続部3bの先端部3cに連結されたピストン11を押し上げる。
このようにして、本実施形態におけるエンジンは、内歯リングギヤ3がピニオンギヤ2の周りを2周する間に、上記ピストン11が2往復(4ストローク)し、この間に吸気行程,圧縮行程,膨張行程,排気行程からなる一連の4行程(4サイクル)が行なわれる。なお、このエンジンは、上記内歯リングギヤ3の偏心運動によりピストン11の往復動をピニオンギヤ2の回転に変換していることから、従来のクランクシャフトを用いた変換手段(クランク手段)とその回転(偏心)半径が同じ場合、このクランク手段に比べ上記ピストン11のストローク(往復行程長)が半分になるという特徴を有する。
上記の構成により、本実施形態におけるエンジンは、複雑で高価なクランクシャフトを用いることなく、ピストン11の往復動を効率的に回転運動に変換することができる。また、重いクランクシャフトを用いないため、エンジンの軽量化およびコストダウンを達成することができる。
さらに、このエンジンは、従来のエンジンにおけるコネクティングロッド(コンロッド)が、内歯リングギヤ3の外周に三角板状(Δ形)の接続部3bとして一体に形成されているため、エンジンの部品点数を減らすことができるとともに、ピストン11の往復動に起因する力を、一点で受けることなく、応力を分散して支持することが可能になる。したがって、本実施形態におけるエンジンは、コストダウンとともに、その寿命を向上させることができる。
なお、本実施形態のエンジンにおける上記内歯リングギヤ3を含むギヤ機構(往復動−回転動変換手段)は、多気筒エンジン、特に直列形の多気筒エンジンの場合、クランクアームとクランクアームの間に必ずクランクピン部位を設けなければならない従来のクランクシャフトに比べ、出力軸(シャフト,ジャーナル)の軸方向長さを短く設計することができるという利点を有する。したがって、本実施形態におけるエンジンは、従来のエンジンに比べ、その出力軸方向長さを短縮し、コンパクトに構成することが可能である。
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。
図8〜図11は、本発明の第2実施形態におけるエンジンの構成を示す出力軸に直交する方向の断面図であり、図12は、図8のエンジンの出力軸方向の断面図である。なお、これらの図でも、第1実施形態同様、エンジンの運転に必要な燃料噴射装置や吸排気弁の駆動装置等の給排気手段、空燃費制御や点火制御等を行なう制御手段、および、潤滑手段や冷却手段等の図示を省略している。また、第1実施形態と同様の機能を有する構成部材には同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるエンジンも、車両等に搭載されるレシプロエンジンであり、シリンダ10内に往復運動可能に配置されたピストン11が2往復(4ストローク)する間に、吸気工程−圧縮工程−(点火)−膨張工程−排気工程からなる一連の工程を行なう、いわゆる4サイクルエンジンである。また、ピストン11の往復動を回転運動に変換する変換手段として、従来のようなクランクシャフト(クランク手段)を用いていない点も同様である。
本実施形態におけるエンジンには、第1実施形態におけるエンジンとは異なる、往復動−回転動変換手段が搭載されている。本実施形態のエンジンは、この変換手段として、出力軸1に嵌合された小径のピニオンギヤ2と、このピニオンギヤ2に噛合しながらその周りを周回する大径の内外歯リングギヤ7と、この内外歯リングギヤ7の上記ピニオンギヤ2周りの偏心運動を案内するガイドギア8,8と、これら各ガイドギヤ8,8を軸支する支持板9(支持部材)とからなる変換機構が形成されている。
内外歯リングギヤ7は、リング状の環状部7aと、この環状部7aの外周面から突出するように延設された三角板状(Δ形)の接続部7b(連結手段)から構成されており、その環状部7aの内周面には、第1実施形態における内歯リングギヤ3と同様、上記ピニオンギヤ2の外歯と噛合する形状の内歯が形成されており、このピニオンギヤ2周りの偏心運動を可能にしている(接続部7bの形状は、図1における接続部3bを参照)。
また、上記環状部7aの外周面における軸方向両側の端部7e,7eには、図12のように、各ガイドギヤ8,8と噛合する外歯がそれぞれ形成されているとともに、この外周面の軸方向中央部7fには、ピストン11のピストンピン12にまで到達する接続部7bが形成されており、その先端部7cに設けられた貫通孔に上記ピストンピン12を挿通させることによって、ピストン11の往復動(上下動)を支承している。なお、これら環状部7aと接続部7bとは、第1実施形態同様、鋳造等により一体に形成されているため、この接続部7bの環状部7a側基部7dは、上記環状部7aの外周面の一部を覆う弧状となっている。
上記ガイドギア8は、外周面に所定形状の外歯が形成された外歯歯車であり、その内周の貫通穴に、後述する支持板9に固定された棒状部材(ピン:符号9a 図12参照)を挿通することによって、これら各支持板9,9に回転自在に軸支されている。なお、これらガイドギヤ8,8は、上記内外歯リングギヤ7に噛合したままピニオンギヤ2の周りを公転するため、上記内外歯リングギヤ7の偏心にしたがって、図8→図9→図10→図11のようにその位置を変える。そのため、これらガイドギヤ8,8は、上記内外歯リングギヤ7の偏心運動を案内するとともに、この偏心運動(回転)のバランスをとるバランサの役割も奏する。
上記ガイドギヤ8を軸支する支持板9は、金属板等からなる略長方形状であり、その長手方向の一端側(固定側)には、上記出力軸1の外径より若干大きな径の穴が形成され、その他端側(回転側)には、先に述べたガイドギヤ8を軸支するピン9aを固定するための小穴が設けられている。そして、上記一端側の穴が上記出力軸1に挿通され、この出力軸1に対して回転自在に嵌合されることにより、上記内外歯リングギヤ7の偏心運動に同期した、上記ガイドギヤ8のピニオンギヤ2周りの公転を可能にしている。
上記構成のエンジンにおいても、内外歯リングギヤ7がピニオンギヤ2の周りを2周することでピストン11が2往復(4ストローク)し、この間に吸気行程,圧縮行程,膨張行程,排気行程からなる一連の4行程(4サイクル)が行なわれ、燃焼室13内で1回の点火爆発が行われる。
この時、上記ピストン11のシリンダ10内での往復運動は、内外歯リングギヤ7の接続部7bを介して環状部7aに伝達され、該内外歯リングギヤ7のピニオンギヤ2周りの偏心運動(周回)に変換される。そして、この内外歯リングギヤ7の偏心に起因するピニオンギヤ2の回転は、その内周に位置する出力軸1に伝達され、エンジンの出力として取り出すことができるとともに、上記ピストン11は、内外歯リングギヤ7を含むギヤ機構(往復動−回転動変換手段)が慣性力によりさらに回転することで、この内外歯リングギヤ7の回転に伴ってシリンダ10内を往復し続け、その運転を継続することができる。
図13は、上述のような、本実施形態におけるピストン11の往復動と内外歯リングギヤ7の偏心運動、および、内外歯リングギヤ7の接続部7b(連結手段)の動きの関係を模式的に表した図である。
前記第1実施形態における図6と同様、この図において、点P0〜P3は、ピストンピン12の中心および連結手段(接続部7b)の先端部7cを示す点であり、このピストン11の動き(上下動の軌跡)を表す。また、点R0〜R3は、上記連結手段(接続部7b)の基部の中央および内外歯リングギヤ7の最大変位点を示す点であり、この内外歯リングギヤ7の偏心運動の軌跡を表す。また、点Oは、出力軸1およびピニオンギヤ2の回転中心を示す点であり、点C0〜C3はガイドギヤ8の自転中心を示す点であり、このガイドギヤ8のピニオンギヤ2周りの公転軌道を表すものである。なお、各点符号の下付き添字0,1,2,3はそれぞれ、上記図8(上死点),図9,図10(下死点),図11の状態に相当する(以下も同様)。
この図においても、連結手段として、上記リングギヤ接続部7bの先端部7cがピストン11のピストンピン12部位に連結されていることから、例えば、図8(上死点:R0)の状態で、燃焼室13内での混合気の燃焼による燃焼圧力をピストン11および接続部7bを介して受けた内外歯リングギヤ7は、回転せずに図示右方への変位(偏心:R0→R1→R2)を始め、その変位にしたがってピニオンギヤ2および出力軸1に回転を与える。
また、図10(下死点:R3)の状態を経過した後は、同様に、上記リングギヤ接続部7bの先端部7cがピストン11のピストンピン12部位に連結されていることから、この内外歯リングギヤ7は、該内外歯リングギヤ7の偏心運動の慣性および各ギヤ2,8の回転の慣性力により、回転せずに図示左方への変位(偏心:R2→R3→R0)を始め、その変位にしたがって、上記リングギヤ接続部7bの先端部7cに連結されたピストン11を押し上げる。
このようにして、本実施形態におけるエンジンも、内外歯リングギヤ7がピニオンギヤ2の周りを2周する間に、上記ピストン11が2往復(4ストローク)し、この間に吸気行程,圧縮行程,膨張行程,排気行程からなる一連の4行程(4サイクル)が行なわれる。なお、このエンジンも、上記内外歯リングギヤ7の偏心運動によりピストン11の往復動をピニオンギヤ2の回転に変換していることから、従来のクランクシャフトを用いた変換手段(クランク手段)とその回転(偏心)半径が同じ場合、このクランク手段に比べ上記ピストン11のストローク(往復行程長)が半分になるという特徴を有する。
上記の構成によって、本実施形態におけるエンジンも、複雑で高価なクランクシャフトを用いることなく、ピストン11の往復動を効率的に回転運動に変換することができる。また、重いクランクシャフトを用いないため、エンジンの軽量化およびコストダウンを達成することができる。
さらに、このエンジンは、従来のエンジンにおけるコネクティングロッド(コンロッド)が、内外歯リングギヤ7の外周に三角板状(Δ形)の接続部7bとして一体に形成されているため、エンジンの部品点数を減らすことができるとともに、ピストン11の往復動に起因する力を、一点で受けることなく、応力を分散して支持することが可能になる。したがって、本実施形態におけるエンジンは、コストダウンとともに、その寿命を向上させることができる。
なお、上記二つの実施形態においては、ピストン11と各リングギヤ3,7の間の連結手段として、これらリングギヤ3,7の外周面から延設された三角板状の接続部3b,7cを用いたが、これら接続部3b,7cに代えて、上記各リングギヤ3,7の外周面に、ピンを挿通することのできる穴を有する耳状凸部を設け、従来と同様の形状のコネクティングロッド(コンロッド)を用いて、この凸部の穴に挿通したピンと上記ピストンピン12とで連結してもよい。
また、上記実施形態では、4サイクルのレシプロエンジンの一気筒のみに関して例示したが、本発明は、4サイクルエンジン,2サイクルエンジン,ディーゼルエンジン等、ピストンの往復動を回転出力に変換するどのような形式の多気筒エンジンにも適用することができる。
本発明のエンジンは、車両用や農業機械用等、軽量かつコンパクトで低燃費が求められる機器に搭載されるエンジンに適する。
1 出力軸
2 ピニオンギヤ
3 内歯リングギヤ
4 第1プラネタリギア
5 第2プラネタリギア
6 支持板
10 シリンダ
11 ピストン

Claims (4)

  1. シリンダと、このシリンダ内を往復動するピストンと、ピンを介して上記ピストンに一端部が揺動自在に連結された連結手段と、この連結手段の他端部に接続されて出力軸に回転動を与える変換手段とを有するエンジンであって、上記変換手段として、上記出力軸に嵌合固定されたピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛合してその周りを偏心しながら周回する内歯リングギヤと、この内歯リングギヤの内側に配置され、上記ピニオンギヤに噛合しつつ該ピニオンギヤの周りを公転する第1プラネタリギアと、この第1プラネタリギアと上記内歯リングギヤとの間に配置され、これら第1プラネタリギアと内歯リングギヤに噛合しつつ上記ピニオンギヤを中心とする軌道上を公転する第2プラネタリギアと、一端側が上記出力軸に回転自在に嵌合され、他端側が上記各プラネタリギアを所定の間隔で軸支する支持部材とを備え、上記内歯リングギヤの外周面あるいは端面に設けられた接続部に、上記連結手段の他端部が接続されていることを特徴とするエンジン。
  2. シリンダと、このシリンダ内を往復動するピストンと、ピンを介して上記ピストンに一端部が揺動自在に連結された連結手段と、この連結手段の他端部に接続されて出力軸に回転動を与える変換手段とを有するエンジンであって、上記変換手段として、上記出力軸に嵌合固定されたピニオンギヤと、上記出力軸の軸方向に幅広のリング状で、かつ、その内周面に上記ピニオンギヤに噛合する内歯が形成され、その外周面における軸方向両端部の領域に外歯がそれぞれ形成され、この外周面における軸方向中央部の領域に上記連結手段との接続部が形成されて、上記ピニオンギヤに噛合して該ピニオンギヤの周りを偏心しながら周回する内外歯リングギヤと、この内外歯リングギヤの各外歯に噛合しつつ該内外歯リングギヤの周りを公転する2つのガイドギヤと、一端側が上記出力軸に回転自在に嵌合され、他端側が上記各ガイドギヤを内外歯リングギヤの外歯に噛合した状態でそれぞれ軸支する支持部材とを備え、上記内外歯リングギヤの外周面に設けられた接続部に、上記連結手段の他端部が接続されていることを特徴とするエンジン。
  3. 上記連結手段が、上記リングギヤの接続部を延設して該リングギヤと一体に形成され、その接続部の先端部に、上記ピストンが連結されている請求項1または2記載のエンジン。
  4. 上記リングギヤから延設された接続部のリングギヤ側基部が、このリングギヤの外周面の一部を円周方向に覆う弧状に形成されている請求項3記載のエンジン。
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