JPH07217443A - ４サイクルレシプロエンジン - Google Patents
４サイクルレシプロエンジンInfo
- Publication number
- JPH07217443A JPH07217443A JP3307594A JP3307594A JPH07217443A JP H07217443 A JPH07217443 A JP H07217443A JP 3307594 A JP3307594 A JP 3307594A JP 3307594 A JP3307594 A JP 3307594A JP H07217443 A JPH07217443 A JP H07217443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stroke
- piston
- expansion
- center
- planetary gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/32—Engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding main groups
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 図示仕事をより一層向上することができるよ
うに改良された４サイクルレシプロエンジンの提供。 【構成】 吸入・圧縮・膨張・排気の４行程を繰り返す
ピストン１１の運動をクランク軸の回転運動に変換する
ことによって動力を発生する４サイクルレシプロエンジ
ンの構成を、クランクケース７に形成された軸受にジャ
ーナル部２が枢支されたクランクアーム４と、該クラン
クアームの遊端に枢着された遊星歯車５と、該遊星歯車
の中心から偏心した位置に大端部が連結され、かつピス
トンに小端部が連結されたコンロッド９と、遊星歯車が
転動自在に噛合するべく、前記軸受を中心としてクラン
クケースに形成された内歯歯車１０とを有するものとす
る。
うに改良された４サイクルレシプロエンジンの提供。 【構成】 吸入・圧縮・膨張・排気の４行程を繰り返す
ピストン１１の運動をクランク軸の回転運動に変換する
ことによって動力を発生する４サイクルレシプロエンジ
ンの構成を、クランクケース７に形成された軸受にジャ
ーナル部２が枢支されたクランクアーム４と、該クラン
クアームの遊端に枢着された遊星歯車５と、該遊星歯車
の中心から偏心した位置に大端部が連結され、かつピス
トンに小端部が連結されたコンロッド９と、遊星歯車が
転動自在に噛合するべく、前記軸受を中心としてクラン
クケースに形成された内歯歯車１０とを有するものとす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、吸入・圧縮・膨張・排
気の４行程を繰り返すピストンの運動をクランク軸の回
転運動に変換することによって動力を発生する４サイク
ルレシプロエンジンに関するものである。
気の４行程を繰り返すピストンの運動をクランク軸の回
転運動に変換することによって動力を発生する４サイク
ルレシプロエンジンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】吸入・圧縮・膨張・排気の４行程を繰り
返す４サイクルレシプロエンジンに於ては、周知のよう
に、実際にパワーを発生する行程は膨張（燃焼）行程の
みであり、他の３行程は、全てエネルギ的にはマイナス
行程である。特に、吸入・圧縮行程に於ては、エンジン
がポンプとして作用するために多大なエネルギ損失を伴
い、また排気行程に於ても、排気抵抗を抑制するために
シリンダ内に燃焼圧が残っている状態で排気弁を開き始
める必要があるなど、エネルギ効率の低下を免れ得ない
要素がある。
返す４サイクルレシプロエンジンに於ては、周知のよう
に、実際にパワーを発生する行程は膨張（燃焼）行程の
みであり、他の３行程は、全てエネルギ的にはマイナス
行程である。特に、吸入・圧縮行程に於ては、エンジン
がポンプとして作用するために多大なエネルギ損失を伴
い、また排気行程に於ても、排気抵抗を抑制するために
シリンダ内に燃焼圧が残っている状態で排気弁を開き始
める必要があるなど、エネルギ効率の低下を免れ得ない
要素がある。
【０００３】ところで、図１２に示すシリンダの内圧Ｐ
と容積Ｖとの関係を表す指圧線図に於て、ａ→ｂの区間
が吸入行程を、ｂ→ａ′の区間が圧縮行程を、ａ′→
ｂ′の区間が膨張行程を、ｂ′→ａの区間が排気行程
を、それぞれ示している。そして１サイクルあたりのエ
ンジンの仕事量Ｗtは、圧縮・膨張行程で囲まれる部分
の面積Ｗ1から、吸入・排気行程で囲まれる部分の面積
Ｗ2を引いた値、即ち、 Ｗt＝Ｗ1−Ｗ2 が図示仕事と呼ばれて１つの目安にされており、この値
をできるだけ大きくすることが、エンジン効率の向上に
つながる。
と容積Ｖとの関係を表す指圧線図に於て、ａ→ｂの区間
が吸入行程を、ｂ→ａ′の区間が圧縮行程を、ａ′→
ｂ′の区間が膨張行程を、ｂ′→ａの区間が排気行程
を、それぞれ示している。そして１サイクルあたりのエ
ンジンの仕事量Ｗtは、圧縮・膨張行程で囲まれる部分
の面積Ｗ1から、吸入・排気行程で囲まれる部分の面積
Ｗ2を引いた値、即ち、 Ｗt＝Ｗ1−Ｗ2 が図示仕事と呼ばれて１つの目安にされており、この値
をできるだけ大きくすることが、エンジン効率の向上に
つながる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の４サ
イクルレシプロエンジンは、吸入・圧縮行程と膨張・排
気行程のピストンストロークが同一であるため、図示仕
事を高めるには、シリンダ内圧を高める（圧縮比の増
大）か、或いはシリンダ容積を大きくする（ボワアッ
プ）以外に方法が無く、特にスロットル弁開度が低い低
負荷領域は、吸入負圧が増大すると共に吸入空気量が低
下するため、図示仕事を高めることがきわめて困難であ
った。
イクルレシプロエンジンは、吸入・圧縮行程と膨張・排
気行程のピストンストロークが同一であるため、図示仕
事を高めるには、シリンダ内圧を高める（圧縮比の増
大）か、或いはシリンダ容積を大きくする（ボワアッ
プ）以外に方法が無く、特にスロットル弁開度が低い低
負荷領域は、吸入負圧が増大すると共に吸入空気量が低
下するため、図示仕事を高めることがきわめて困難であ
った。
【０００５】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
図示仕事をより一層高めることができるように改良され
た４サイクルレシプロエンジンを提供することにある。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
図示仕事をより一層高めることができるように改良され
た４サイクルレシプロエンジンを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、吸入・圧縮・膨張・排気の４行程を繰り返
すピストンの運動をクランク軸の回転運動に変換するこ
とによって動力を発生する４サイクルレシプロエンジン
の構成を、クランクケースに形成された軸受にジャーナ
ル部が枢支されたクランクアームと、該クランクアーム
の遊端に枢着された遊星歯車と、該遊星歯車の中心から
偏心した位置に大端部が連結され、かつ前記ピストンに
小端部が連結されたコンロッドと、前記遊星歯車が転動
自在に噛合するべく、前記軸受を中心としてクランクケ
ースに形成された内歯歯車とを有するものとすることに
よって達成される。
明によれば、吸入・圧縮・膨張・排気の４行程を繰り返
すピストンの運動をクランク軸の回転運動に変換するこ
とによって動力を発生する４サイクルレシプロエンジン
の構成を、クランクケースに形成された軸受にジャーナ
ル部が枢支されたクランクアームと、該クランクアーム
の遊端に枢着された遊星歯車と、該遊星歯車の中心から
偏心した位置に大端部が連結され、かつ前記ピストンに
小端部が連結されたコンロッドと、前記遊星歯車が転動
自在に噛合するべく、前記軸受を中心としてクランクケ
ースに形成された内歯歯車とを有するものとすることに
よって達成される。
【０００７】
【作用】このような構成によれば、遊星歯車の転動に伴
って遊星歯車の中心から偏心した位置に連結されたコン
ロッドの大端部の位置が変化するので、吸入・圧縮行程
のピストンストロークに比して膨張・排気行程のピスト
ンストロークを大きくすることができる。従って、指圧
線図上の圧縮・膨張行程で囲まれる部分の面積と吸入・
排気行程で囲まれる部分の面積との相対差が、このスト
ロークの差分だけ増大することとなり、図示仕事が増大
される。
って遊星歯車の中心から偏心した位置に連結されたコン
ロッドの大端部の位置が変化するので、吸入・圧縮行程
のピストンストロークに比して膨張・排気行程のピスト
ンストロークを大きくすることができる。従って、指圧
線図上の圧縮・膨張行程で囲まれる部分の面積と吸入・
排気行程で囲まれる部分の面積との相対差が、このスト
ロークの差分だけ増大することとなり、図示仕事が増大
される。
【０００８】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【０００９】図１及び図２は、本発明に基づき構成され
た４サイクルレシプロエンジンの概略構成を示してい
る。このエンジンのクランク１は、それぞれがジャーナ
ル部２とウェート部３とを有する一対のクランクアーム
４と、各クランクアーム４の遊端にその中心軸５ａが枢
着された一対の遊星歯車５と、各遊星歯車５の中心から
偏心した位置で一対の遊星歯車５同士を接続するように
設けられたクランクピン６とからなっており、クランク
ケース７に設けられた軸受８にジャーナル部２が支持さ
れ、クランクピン６とコンロッド９の大端部とが相対回
転自在に相互連結されている。
た４サイクルレシプロエンジンの概略構成を示してい
る。このエンジンのクランク１は、それぞれがジャーナ
ル部２とウェート部３とを有する一対のクランクアーム
４と、各クランクアーム４の遊端にその中心軸５ａが枢
着された一対の遊星歯車５と、各遊星歯車５の中心から
偏心した位置で一対の遊星歯車５同士を接続するように
設けられたクランクピン６とからなっており、クランク
ケース７に設けられた軸受８にジャーナル部２が支持さ
れ、クランクピン６とコンロッド９の大端部とが相対回
転自在に相互連結されている。
【００１０】クランクケース７には、クランク１のジャ
ーナル部２を支持する軸受８を中心とする内歯歯車１０
が、コンロッド９を挟む位置に形成されており、これら
の各内歯歯車１０には、各遊星歯車５が、それぞれ転動
自在に噛合している。
ーナル部２を支持する軸受８を中心とする内歯歯車１０
が、コンロッド９を挟む位置に形成されており、これら
の各内歯歯車１０には、各遊星歯車５が、それぞれ転動
自在に噛合している。
【００１１】ピストン１１は、シリンダ１２に往復摺動
自在に嵌合している。そしてピストン１１とコンロッド
９の小端部とが、相対揺動自在に相互連結されている。
なお、図示されない動弁装置並びに点火装置に関して
は、一般の４サイクルレシプロエンジンと何等変わると
ころはないので、これらの部分の説明は省略する。
自在に嵌合している。そしてピストン１１とコンロッド
９の小端部とが、相対揺動自在に相互連結されている。
なお、図示されない動弁装置並びに点火装置に関して
は、一般の４サイクルレシプロエンジンと何等変わると
ころはないので、これらの部分の説明は省略する。
【００１２】次に本発明エンジンの作動要領について説
明する。内歯歯車１０と遊星歯車５とは、歯数比が３：
２に設定されており、内歯歯車１０を直線上に展開して
考えると、遊星歯車５は、内歯歯車１０上を２回公転す
る間に３回自転する。実際には、遊星歯車５の直径の２
／３倍の直径の内周円上に内歯歯車１０が形成されてい
るので、クランク１の回転方向（図１の矢印Ｗ）と遊星
歯車５の転動方向（図１の矢印Ｘ）とは互いに逆方向と
なり、クランクピン６が遊星歯車中心５ａの回りを３回
転する間に、相対的にクランク１が２回転するようにな
っている。また、ジャーナル部中心と遊星歯車中心間の
偏心量（Ａ）と、ジャーナル部中心とクランクピン中心
間の偏心量（Ｂ）との間には、所定の寸法差（Ｃ）があ
り（図２参照）、ピストン１１の往復運動に伴って、図
１に想像線で示す軌跡をクランクピン６の中心が描く。
これにより、ピストン１１が２往復する間に、コンロッ
ド９の大端部位置が左右にずれるだけで、その上死点の
高さ位置（ａ，ａ′）を変えることなく、下死点の高さ
位置のみを２つの位置（ｂ，ｂ′）に変化させる。な
お、上記寸法差（Ｃ）は、吸入下死点と膨張下死点間の
ストロークの１／２に相当しており、偏心量（Ａ）は、
上記寸法差（Ｃ）の２倍になるように設定してある。
明する。内歯歯車１０と遊星歯車５とは、歯数比が３：
２に設定されており、内歯歯車１０を直線上に展開して
考えると、遊星歯車５は、内歯歯車１０上を２回公転す
る間に３回自転する。実際には、遊星歯車５の直径の２
／３倍の直径の内周円上に内歯歯車１０が形成されてい
るので、クランク１の回転方向（図１の矢印Ｗ）と遊星
歯車５の転動方向（図１の矢印Ｘ）とは互いに逆方向と
なり、クランクピン６が遊星歯車中心５ａの回りを３回
転する間に、相対的にクランク１が２回転するようにな
っている。また、ジャーナル部中心と遊星歯車中心間の
偏心量（Ａ）と、ジャーナル部中心とクランクピン中心
間の偏心量（Ｂ）との間には、所定の寸法差（Ｃ）があ
り（図２参照）、ピストン１１の往復運動に伴って、図
１に想像線で示す軌跡をクランクピン６の中心が描く。
これにより、ピストン１１が２往復する間に、コンロッ
ド９の大端部位置が左右にずれるだけで、その上死点の
高さ位置（ａ，ａ′）を変えることなく、下死点の高さ
位置のみを２つの位置（ｂ，ｂ′）に変化させる。な
お、上記寸法差（Ｃ）は、吸入下死点と膨張下死点間の
ストロークの１／２に相当しており、偏心量（Ａ）は、
上記寸法差（Ｃ）の２倍になるように設定してある。
【００１３】この様子を、図３〜図１０を参照して更に
詳しく説明する。先ず、図３に示す上死点位置に於て、
遊星歯車中心５ａに対してクランクピン６は右方に位置
しており、この状態からジャーナル部２の時計回りの回
転により、ピストン１１が下降して吸入行程を開始する
と、遊星歯車５は、内歯歯車１０との噛合による反時計
回りの自転運動を伴いつつ、ジャーナル部２を中心とし
た公転運動を行う。ここで遊星歯車中心５ａに対してク
ランクピン６の中心が偏心しているので、クランクピン
６は、遊星歯車中心５ａ回りについて衛星運動を行うこ
ととなる。これにより、図４に示す吸入状態を経て吸入
下死点にピストン１１が達すると、図５に示すように、
遊星歯車中心５ａに対してクランクピン６が上方に位置
するため、下死点位置が高い位置をとる。
詳しく説明する。先ず、図３に示す上死点位置に於て、
遊星歯車中心５ａに対してクランクピン６は右方に位置
しており、この状態からジャーナル部２の時計回りの回
転により、ピストン１１が下降して吸入行程を開始する
と、遊星歯車５は、内歯歯車１０との噛合による反時計
回りの自転運動を伴いつつ、ジャーナル部２を中心とし
た公転運動を行う。ここで遊星歯車中心５ａに対してク
ランクピン６の中心が偏心しているので、クランクピン
６は、遊星歯車中心５ａ回りについて衛星運動を行うこ
ととなる。これにより、図４に示す吸入状態を経て吸入
下死点にピストン１１が達すると、図５に示すように、
遊星歯車中心５ａに対してクランクピン６が上方に位置
するため、下死点位置が高い位置をとる。
【００１４】次に図６に示すように、引き続きクランク
１が回転してピストン１１が上昇し、圧縮行程を開始す
る。そして図７に示す圧縮上死点に達した時は、クラン
クピン６が遊星歯車中心５ａに対して左方に位置してい
る。
１が回転してピストン１１が上昇し、圧縮行程を開始す
る。そして図７に示す圧縮上死点に達した時は、クラン
クピン６が遊星歯車中心５ａに対して左方に位置してい
る。
【００１５】燃焼室内で混合気が燃焼してピストン１１
が押し下げられる膨張行程を開始すると、クランク１は
時計回りの回転を継続し、図８に示す膨張状態を経て図
９に示す膨張下死点に達する。この膨張下死点では、遊
星歯車中心５ａに対してクランクピン６が下方に位置す
るため、下死点位置が低い位置をとる。
が押し下げられる膨張行程を開始すると、クランク１は
時計回りの回転を継続し、図８に示す膨張状態を経て図
９に示す膨張下死点に達する。この膨張下死点では、遊
星歯車中心５ａに対してクランクピン６が下方に位置す
るため、下死点位置が低い位置をとる。
【００１６】引き続きクランク１が回転し、ピストン１
１が上昇して図１０に示す排気行程を開始する。そして
図３に示す上死点位置に到達し、以上のサイクルが繰り
返し行われる。
１が上昇して図１０に示す排気行程を開始する。そして
図３に示す上死点位置に到達し、以上のサイクルが繰り
返し行われる。
【００１７】さて、前記したように、指圧線図に於て、
圧縮・膨張行程で囲まれる部分の面積Ｗ1から、吸入・
排気行程で囲まれる部分の面積Ｗ2を引いたものがエン
ジンの仕事量の目安となることが周知である。従って、
この図示仕事を高めるには、この差を大きくすれば良
い。
圧縮・膨張行程で囲まれる部分の面積Ｗ1から、吸入・
排気行程で囲まれる部分の面積Ｗ2を引いたものがエン
ジンの仕事量の目安となることが周知である。従って、
この図示仕事を高めるには、この差を大きくすれば良
い。
【００１８】本発明の構成によれば、図１１に示すよう
に、上死点位置（ａ，ａ′）を変えることなく、下死点
位置が交互に２つの位置（ｂ，ｂ′）をとるので、膨張
・排気時のピストンストローク（ピストン排除容積）
を、吸入・圧縮時のピストンストロークより大きくする
ことができる。これにより、圧縮・膨張行程で囲まれる
部分の面積Ｗ1と吸入・排気行程で囲まれる部分の面積
Ｗ2との相対差が、このストロークの差分だけ（斜線部
分）大きくなり、図示仕事が高まることなる。
に、上死点位置（ａ，ａ′）を変えることなく、下死点
位置が交互に２つの位置（ｂ，ｂ′）をとるので、膨張
・排気時のピストンストローク（ピストン排除容積）
を、吸入・圧縮時のピストンストロークより大きくする
ことができる。これにより、圧縮・膨張行程で囲まれる
部分の面積Ｗ1と吸入・排気行程で囲まれる部分の面積
Ｗ2との相対差が、このストロークの差分だけ（斜線部
分）大きくなり、図示仕事が高まることなる。
【００１９】
【発明の効果】このように本発明によれば、吸入・圧縮
行程のピストンストロークに比して膨張・排気行程のピ
ストンストロークを大きくすることができるので、指圧
線図上の圧縮・膨張行程で囲まれる部分の面積と吸入・
排気行程で囲まれる部分の面積との相対差を、このスト
ロークの差分だけ増大させることができる。従って、４
サイクルレシプロエンジンの図示仕事を増大する上に多
大な効果を奏することができる。
行程のピストンストロークに比して膨張・排気行程のピ
ストンストロークを大きくすることができるので、指圧
線図上の圧縮・膨張行程で囲まれる部分の面積と吸入・
排気行程で囲まれる部分の面積との相対差を、このスト
ロークの差分だけ増大させることができる。従って、４
サイクルレシプロエンジンの図示仕事を増大する上に多
大な効果を奏することができる。
【図１】本発明のエンジンのクランク軸方向から見た部
分的縦断面図。
分的縦断面図。
【図２】本発明のエンジンのクランク軸に平行する方向
から見た部分的縦断面図。
から見た部分的縦断面図。
【図３】本発明のエンジンの排気上死点を示す模式的な
作動説明図。
作動説明図。
【図４】本発明のエンジンの吸入途中を示す模式的な作
動説明図。
動説明図。
【図５】本発明のエンジンの吸入下死点を示す模式的な
作動説明図。
作動説明図。
【図６】本発明のエンジンの圧縮途中を示す模式的な作
動説明図。
動説明図。
【図７】本発明のエンジンの圧縮上死点を示す模式的な
作動説明図。
作動説明図。
【図８】本発明のエンジンの膨張途中を示す模式的な作
動説明図。
動説明図。
【図９】本発明のエンジンの膨張下死点を示す模式的な
作動説明図。
作動説明図。
【図１０】本発明のエンジンの排気途中を示す模式的な
作動説明図。
作動説明図。
【図１１】本発明のエンジンの指圧線図。
【図１２】従来のエンジンの指圧線図。
１ クランク ２ ジャーナル部 ３ ウェート部 ４ クランクアーム ５ 遊星歯車 ５ａ 遊星歯車の中心 ６ クランクピン ７ クランクケース ８ 軸受 ９ コンロッド １０ 内歯歯車 １１ ピストン １２ シリンダ
Claims (1)
- 【請求項１】 吸入・圧縮・膨張・排気の４行程を繰り
返すピストンの運動をクランク軸の回転運動に変換する
ことによって動力を発生する４サイクルレシプロエンジ
ンであって、 クランクケースに形成された軸受にジャーナル部が枢支
されたクランクアームと、 該クランクアームの遊端に枢着された遊星歯車と、 該遊星歯車の中心から偏心した位置に大端部が連結さ
れ、かつ前記ピストンに小端部が連結されたコンロッド
と、 前記遊星歯車が転動自在に噛合するべく、前記クランク
ケースの軸受を中心としてクランクケースに形成された
内歯歯車とを有することを特徴とする４サイクルレシプ
ロエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3307594A JPH07217443A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | ４サイクルレシプロエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3307594A JPH07217443A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | ４サイクルレシプロエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07217443A true JPH07217443A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=12376605
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3307594A Pending JPH07217443A (ja) | 1994-02-04 | 1994-02-04 | ４サイクルレシプロエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07217443A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998026165A1 (fr) * | 1995-11-01 | 1998-06-18 | Longwell Japan Co., Ltd. | Ensemble entraine par une machine destine a une connexion directe dans un moteur a combustion interne |
| KR20010085035A (ko) * | 2001-07-24 | 2001-09-07 | 유병섭 | 배기량 및 압축비가 자유롭게 가변되는 왕복동식 엔진 |
| JP2010007495A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンのクランクシャフト構造 |
| JP2015214900A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | いすゞ自動車株式会社 | エンジン |
| JP2016075208A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | いすゞ自動車株式会社 | エンジン |
| JP2019027362A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 株式会社エッチ・ケー・エス | ４サイクルエンジン |
| CN113580008A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-11-02 | 上海新钐机床有限公司 | 一种往复运动装置及包括该往复运动装置的砂轮架 |
-
1994
- 1994-02-04 JP JP3307594A patent/JPH07217443A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998026165A1 (fr) * | 1995-11-01 | 1998-06-18 | Longwell Japan Co., Ltd. | Ensemble entraine par une machine destine a une connexion directe dans un moteur a combustion interne |
| KR20010085035A (ko) * | 2001-07-24 | 2001-09-07 | 유병섭 | 배기량 및 압축비가 자유롭게 가변되는 왕복동식 엔진 |
| JP2010007495A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Fuji Heavy Ind Ltd | エンジンのクランクシャフト構造 |
| JP2015214900A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | いすゞ自動車株式会社 | エンジン |
| JP2016075208A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | いすゞ自動車株式会社 | エンジン |
| JP2019027362A (ja) * | 2017-07-31 | 2019-02-21 | 株式会社エッチ・ケー・エス | ４サイクルエンジン |
| CN113580008A (zh) * | 2021-08-20 | 2021-11-02 | 上海新钐机床有限公司 | 一种往复运动装置及包括该往复运动装置的砂轮架 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TW320679B (en) | Crank device and machine device | |
| CA2571015C (en) | Epitrochoidal crankshaft mechanism and method | |
| JP2918556B2 (ja) | クランク駆動装置 | |
| JP2000130101A (ja) | ４サイクル内燃エンジン | |
| JP2003343297A (ja) | エンジン | |
| US10316744B2 (en) | Hypocycloidal methods and designs for increasing efficiency in engines | |
| JP2009036030A (ja) | 高膨張比エンジンのクランクシャフト構造 | |
| JP2001522962A (ja) | ラジアルポンプ又はモーター | |
| JPH07217443A (ja) | ４サイクルレシプロエンジン | |
| KR20150032591A (ko) | 내연 엔진을 위한 가변 행정 메커니즘 | |
| US20030010312A1 (en) | Internal combustion four cycle rotary engine based on a rotary movement that can be used to make a compressor, a vacuum pump, a steam engine and a high pressure water motor | |
| US10370970B1 (en) | Engine crank and connecting rod mechanism | |
| KR19990081828A (ko) | 3 사이클 엔진 | |
| JP2571707Y2 (ja) | 爆発・排気行程が吸入・圧縮行程より長い４サイクルのピストン機関 | |
| US10947847B2 (en) | Engine crank and connecting rod mechanism | |
| JPH0678783B2 (ja) | クランク装置 | |
| JP4845989B2 (ja) | エンジン | |
| RU2053391C1 (ru) | Двигатель внутреннего сгорания с продленным тактом рабочего хода | |
| JP3425736B2 (ja) | クランク装置 | |
| JPH08178010A (ja) | 運動変換装置およびレシプロエンジン | |
| JPH10259735A (ja) | レシプロエンジンのクランク機構 | |
| JPH0626359A (ja) | 内燃機関 | |
| JPH09242501A (ja) | 同一シリンダー内に対称的に配置したピストンをもつ 燃焼装置（エンジン） | |
| JPH04119212A (ja) | ピストンクランク機構 | |
| WO2023068219A1 (ja) | クランク構造及び当該クランク構造を備えたレシプロエンジン |