JP2010241674A - 多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉 - Google Patents

多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉 Download PDF

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Abstract

【課題】高温加熱時に炉心管が自重により座屈変形するのを抑制できる多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉を提供する。
【解決手段】炉体2の中心部を貫通していて内部に多孔質ガラス母材4を収容する炉心管3と、前記炉体2内で前記炉心管3の周囲に配置されて前記炉心管3内の前記多孔質ガラス母材4を加熱する発熱体5とを備えた多孔質ガラス母材4の脱水焼結用加熱炉1において、前記炉心管3の外周には該炉心管3の自重をその長手方向に分割負担する炉心管自重分割負担手段13が設けられており、前記炉心管自重分割負担手段13が、前記炉心管3の外周にその長手方向に所定間隔で突設された複数の鍔部14と、前記炉心管3の外周で前記各鍔部3を支える第1の自重受け手段11と、前記第1の自重受け手段11の自重を負担する第2の自重受け手段12と、で構成されていることを特徴とする多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉1。
【選択図】図1

Description

本発明は、多孔質ガラス母材を脱水および焼結し、透明ガラス化するための多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉に関するものである。
多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉1は、図8に示すように、炉体2の中心部を貫通していて内部に支持棒10で支持された多孔質ガラス母材4を収容する石英ガラス等よりなる炉心管3と、炉体2内で炉心管3の周囲に配置されて炉心管3内の多孔質ガラス母材4を加熱する発熱体5と、炉心管3と発熱体5との間で炉心管3の外周を包囲するように配置されたマッフル管6と、発熱体5の外側で炉体2の内壁に沿って配置された断熱材7とを主体として構成されている。炉心管3の下部にはガス供給口8が設けられ、ガス供給口8からは不活性ガス等の多孔質ガラス母材4を脱水および焼結するのに必要なガスが供給される。一方、炉心管3の上部にはガス排気管9が設けられ、ガス供給口8から供給されたガスが排出される。炉体2内には、ArやNガス等の不活性ガスが供給されるようになっている。
このような脱水焼結用加熱炉を用いた多孔質ガラス母材の脱水および焼結は、発熱体に対して多孔質ガラス母材を上下方向に相対的に動かすことにより行われ、たとえば、固定された発熱体に対して多孔質ガラス母材を上下方向に動かすか、逆に多孔質ガラス母材を固定して、複数個の発熱体の各発熱体への通電を切り換えて各発熱体がそれぞれ作る加熱ゾーンを上下方向に動かすことにより行われる。
近年、光ファイバの需要に伴い、光ファイバ用の多孔質ガラス母材の大型化と長尺化が進み、これを脱水焼結してガラス化するための大型の加熱炉が必要になってきている。しかしながら、加熱炉の大型化に伴い炉心管も大型化され、石英ガラス等よりなる炉心管が加熱により自重で座屈変形してしまう問題が生じた。
そこで、炉心管の外周に鍔部を設け、各鍔部の上下にマッフル管を配置することで、炉心管の自重をその長手方向に分割負担し、炉心管の座屈変形を防止する方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2000−226217号公報
しかしながら、近年、さらなる脱水焼結加熱炉の大型化によって、上記の方法を用いても炉心管の座屈変形を防止できなくなっているという問題がある。
本発明は、前述した課題を解決するためにされたものであって、大型の炉心管を用いた場合においても高温加熱時に炉心管が自重により座屈変形するのを抑制できる多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、炉体の中心部を貫通していて内部の多孔質ガラス母材を収容する炉心管と、前記炉体内で前記炉心管の周囲に配置されて前記炉心管内の前記多孔質ガラス母材を加熱する発熱体とを備えた多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉において、前記炉心管の外周には該炉心管の自重をその長手方向に分割負担する炉心管自重分割負担手段が設けられており、前記炉心管自重分割負担手段が、前記炉心管の外周にその長手方向に所定間隔で突設された複数の鍔部と、前記炉心管の外周で前記各鍔部を支える第1の自重受け手段と、前記第1の自重受け手段の自重を負担する第2の自重受け手段と、で構成されていることを特徴とする。
前記第1の自重受け手段が、上下に隣接する前記各鍔部の間で前記炉心管の外周にそれぞれ介在されて上側の前記鍔部に作用する前記炉心管の自重を負担するマッフル管により構成され、前記第2の自重受け手段が、上下に隣接する前記マッフル管の間で前記炉心管の前記各鍔部の外周にそれぞれ介在されて上側の前記マッフル管に作用する前記マッフル管の自重を負担するマッフル管受けで構成されていることを特徴とする。
前記脱水焼結用加熱炉を昇温する前は、前記第1の自重受け手段により前記炉心管の自重が負担されず、前記脱水焼結用加熱炉を昇温し、前記炉心管が加熱により伸びたときに前記第1の自重受け手段により前記炉心管の自重が負担されるように前記第1の自重受け手段が配置されていることを特徴とする。
本発明に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉では、大型の炉心管を用いた場合においても高温加熱時に炉心管が自重により座屈変形するのを抑制することができる。
実施の形態の第1例に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉の断面図である。 実施の形態の第1例に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉の炉心管自重分割負担手段の構成を示す模式図である。 実施の形態の第1例に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉における短尺マッフル管の断面図である。 (a)、(b)、(c)は、実施の形態の第1例に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉における炉心管が加熱により変形する過程を模式的に表した断面図である。 (a)、(b)、(c)は、実施の形態の第1例に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉における炉心管の一番下に設けられる鍔部近傍において、炉心管が加熱により変形する過程を模式的に表した断面図である。 実施の形態の第2例に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉の断面図である。 実施の形態の第3例における炉心管の一番下以外に設けられる鍔部近傍の断面図である。 従来の多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉について説明する。
図1および図2は本発明に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉における実施の形態の第1例を示したもので、図1は該脱水焼結用加熱炉の縦断面図、図2は該脱水焼結用加熱炉で用いられる炉心管自重分割負担手段の構成を示す模式図である。
図1に示す多孔質ガラス母材4の脱水焼結用加熱炉1において、石英製の炉心管3の外周に、該炉心管3の自重をその長手方向に分割負担する炉心管自重分割負担手段13が設けられている。
この炉心管自重分割負担手段13は、炉心管3の中間部の外周にその長手方向に所定間隔で設けられた石英製の複数の鍔部14と、炉心管3の各外周で各鍔部14を支える第1の自重受け手段11と、第1の自重受け手段11を支える第2の自重受け手段12とで構成されている。
第1の自重受け手段11は、上下に隣接する各鍔部14の間で炉心管3の外周にそれぞれ介在されて上側の鍔部14に作用する炉心管3の自重を負担する短尺マッフル管11により構成されている。
第2の自重受け手段12は、上下に隣接する短尺マッフル管11の間で炉心管3の各鍔部14の外周にそれぞれ介在されて上側の短尺マッフル管11に作用する短尺マッフル管11の自重を負担するマッフル管受け12で構成されている。
図2に示すこれらの短尺マッフル管11は、その装着を容易にするために長手方向に沿って割り部15が設けられて2つ割り構造になっている。また、短尺マッフル管11は図3に示すように上下端に薄肉部19が設けられており、内径は一定であるが、外径は上下端で小さくなっている。短尺マッフル管11は、炭素繊維強化炭素等により構成されている。
また、マッフル管受け12は、リング形状であり、短尺マッフル管11の薄肉部19に嵌め込むようにして配置される。このようにすることで、短尺マッフル管11とマッフル管受け12が安定して固定され、組み付けが容易となる。マッフル管受け12は、短尺マッフル管11と同様に炭素繊維強化炭素等により構成されている。
次に、本発明の実施の形態の第1例に係る脱水焼結用加熱炉が加熱により変形する過程について図4を用いて説明する。図4(a)、(b)、(c)は炉心管3が加熱されることにより変形する様子を示したものである。図4(a)は、炉心管3が昇温される前の状態を示し、図4(b)は、昇温後数本の多孔質ガラス母材を脱水焼結した後の炉心管3の状態を示し、図4(c)は、図4(b)から、さらに数本の多孔質ガラス母材を脱水焼結した後の炉心管3の状態を示している。
図4(a)に示す状態では、上下に隣接する各鍔部14の間に介在されている各々の短尺マッフル管11は鍔部14の上面に接するか、短尺マッフル管11と鍔部14の上面との間に隙間D1が形成されるように配置され、鍔部14の下面と短尺マッフル管11との間には隙間D2が設けられている。
図4(b)に示す状態では、炉心管3が加熱されることにより炉心管3の自重により伸び、隙間D1は大きくなり、隙間D2は小さくなる。
図4(c)に示す状態では、さらに炉心管3が伸び、隙間D1はさらに大きくなる。一方、隙間D2はさらに小さくなり、鍔部14の下面が短尺マッフル管11に接する。
次に、炉心管3の一番下に設けられる鍔部14の近傍において、炉心管3が変形する過程について図5を用いて説明する。図5(a)、(b)、(c)は炉心管3が加熱されることにより炉心管3の一番下に設けられる炉心管自重分割負担手段13が変形する様子を示したものである。図5(a)は、炉心管3が昇温される前の状態を示し、図5(b)は、昇温後数本の多孔質ガラス母材を脱水焼結した後の炉心管3の状態を示し、図5(c)は、図5(b)から、さらに数本の多孔質ガラス母材を脱水焼結した後の炉心管3の状態を示している。
図5(a)に示す状態では、炉心管3の一番下に設けられた鍔部14の上に備えられた短尺マッフル管11は鍔部14の上面に接するか、短尺マッフル管11と鍔部14の上面との間にD1が形成されるように配置され、鍔部14の下面と断熱材7との間に隙間D2が設けられている。
図5(b)に示す状態では、炉心管3が加熱されることにより炉心管3の自重により伸び、隙間D1は大きくなり、隙間D2は小さくなる。
図5(c)に示す状態では、さらに炉心管3が伸び、隙間D1はさらに大きくなる。一方、隙間D2はさらに小さくなり、鍔部14の下面が断熱材7に接する。
これにより、炉心管3の自重の一部は断熱材7を介して強固に固定された炉体2に直接に負担される。
以上のように、炉心管3の自重は短尺マッフル管11に分割負担される。また、短尺マッフル管11の自重はマッフル管受け12および短尺マッフル管11にて分割負担され炉心管3の鍔部14には負担されない。なお、炉心管3、短尺マッフル管11およびマッフル管受け12の自重は、最終的に断熱材7を介して強固に固定された炉体2に負担される。
このように、炉心管3の外周で各鍔部14を支える短尺マッフル管11と、短尺マッフル管11の自重を負担するマッフル管受け12を設けることで炉心管3の座屈変形を抑制することができる。
なお、炉心管3が昇温される前の隙間D2の大きさは、炉心管3が高温加熱することで自重により伸びる量を考慮して設定され、たとえば、20mm〜50mmである。
以上のように炉心管3の外周に、該炉心管3の自重をその長手方向に分割負担する炉心管自重分割負担手段13を設け、該炉心管自重分割負担手段13を、炉心管3の外周にその長手方向に所定間隔で設けられた複数の鍔部14と、炉心管3の外周で各鍔部14を支える第1の自重受け手段11と、炉心管3の各鍔部14の外周で第1の自重受け手段11を支える第2の自重受け手段12とで構成することにより、第1の自重受け手段11の自重を炉心管3で負担することがないため、高温加熱時に炉心管3が自重により座屈変形するのを抑制することができる。
特に、本例のように第1の自重受け手段11が、上下に隣接する各鍔部14の間で炉心管3の外周にそれぞれ介在されて上側の鍔部14に作用する炉心管3の自重を負担する短尺マッフル管11で構成され、第2の自重受け手段12が、上下に隣接する短尺マッフル管11の間で炉心管3の鍔部14の外周にそれぞれ介在されて短尺マッフル管11の自重を負担するマッフル管受け12で構成されていると、複数の短尺マッフル管11で炉心管3の自重を分割負担し、短尺マッフル管11が分割負担した自重をさらにマッフル管受け12で分割負担することにより、炉心管3にかかる負担を小さく抑えられる上、炉心管3の自重をその長手方向の複数箇所で容易に分割させることができる。
図6は本発明に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉における実施の形態の第2例を示したもので、該脱水焼結用加熱炉の縦断面図を示す模式図である。
図6に示す多孔質ガラス母材4の脱水焼結用加熱炉20においては、炉心管3の一番下に設けられる炉心管自重分割負担手段17が第1例と異なる形状である以外は、第1例と同様の構成である。なお、上述の脱水焼結用加熱炉と同一の符号を付したものは、上述の脱水焼結用加熱炉と同様の構成を有している。
炉心管3の一番下に設けられる炉心管自重分割負担手段17は、炉心管3に設けられた鍔部18と、鍔部18の上に位置する鍔部14を支える第1の自重受け手段11と、第1の自重受け手段11を支える第2の自重受け手段16とで構成されている。
鍔部18は、その断面がL字状をしており、炉心管3と鍔部18により、炉心管3の外周に上向きに凹部が形成されている。
第1の自重受け手段11は、第1例と同様であり、短尺マッフル管11により構成されている。
第2の自重受け手段16は、短尺マッフル管11に作用する短尺マッフル管11の自重を負担するマッフル管受け16で構成される。マッフル管受け16には、下向きに凹部が形成されており、この下向きの凹部は炉心管3の外周に形成される上向きの凹部に嵌め込むことができる形状を有している。
このようにすることで、最下部においても鍔部18とマッフル管受け16とが安定して固定され、組み付けが容易となる。
図7は本発明に係る多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉における実施の形態の第3例を示したもので、炉心管3一番下以外の鍔部近傍の断面図を示す模式図である。
炉心管3の一番下に設けられる炉心管自重分割負担手段24は、炉心管3に設けられた鍔部22と、鍔部22を支える第1の自重受け手段21と、第1の自重受け手段21を支える第2の自重受け手段23とで構成されている。炉心管3の鍔部22は、その断面がL字状をしており、炉心管3の外周に下向きに凹部が形成されている構成となっている。また、短尺マッフル管21は、上側が鍔部22に嵌合され、さらに、マッフル管受け23を嵌合するための薄肉部を有する形状をしており、下側がマッフル管受け23を嵌合するための薄肉部を有する形状をしている。
なお、図7は、炉心管3が昇温される前の状態を示しており、鍔部24の下面と短尺マッフル管21との間には、隙間が形成されているが、図7の構成においても、図4(a)〜(c)と同様に、炉心管3が加熱されることにより炉心管3の自重により伸び、鍔部22の下面が短尺マッフル管21に接する。
これにより、炉心管3のそれぞれの鍔部22に短尺マッフル管21が確実に嵌合されるとともに、炉心管3の自重の一部は短尺マッフル管21に負担され、炉心管3の座屈変形をより確実に抑制することができる。
なお、鍔部近傍の構成として、炉心管の一番下以外の鍔部近傍の構成を第3例とし、炉心管の一番下の鍔部近傍の構成を第1例として組み合わせてもよく、炉心管の一番下以外の鍔部近傍の構成を第3例とし、炉心管の一番下の鍔部近傍の構成を第2例として組み合わせてもよい。
以上のような炉心管の自重分割負担の方法は、たとえば35kg以上の大型の炉心管を用いた場合に特に有効である。また、本発明は、固定された発熱体に対して多孔質ガラス母材を上下方向に動かすことで脱水焼結を行う方法にも、多孔質ガラス母材を固定して、複数個の発熱体により加熱ゾーンを上下方向に動かすことで脱水焼結を行う方法にも適用することが可能であり、もちろん、これらを組み合わせた方法にも適用できる。
1、20 脱水焼結用加熱炉
2 炉体
3 炉心管
4 多孔質ガラス母材
5 発熱体
6 マッフル管
7 断熱材
8 ガス供給口
9 ガス排気管
10 支持棒
11 第1の自重受け手段、短尺マッフル管
12、16 第2の自重受け手段、マッフル管受け
13、17 炉心管自重分割負担手段
14、18 鍔部
15 割り部

Claims (3)

  1. 炉体の中心部を貫通していて内部に多孔質ガラス母材を収容する炉心管と、前記炉体内で前記炉心管の周囲に配置されて前記炉心管内の前記多孔質ガラス母材を加熱する発熱体とを備えた多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉において、
    前記炉心管の外周には該炉心管の自重をその長手方向に分割負担する炉心管自重分割負担手段が設けられており、
    前記炉心管自重分割負担手段が、前記炉心管の外周にその長手方向に所定間隔で突設された複数の鍔部と、前記炉心管の外周で前記各鍔部を支える第1の自重受け手段と、前記第1の自重受け手段の自重を負担する第2の自重受け手段と、で構成されていることを特徴とする多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉。
  2. 前記第1の自重受け手段が、上下に隣接する前記各鍔部の間で前記炉心管の外周にそれぞれ介在されて上側の前記鍔部に作用する前記炉心管の自重を負担するマッフル管により構成され、前記第2の自重受け手段が、上下に隣接する前記マッフル管の間で前記炉心管の前記各鍔部の外周にそれぞれ介在されて上側の前記マッフル管に作用する前記マッフル管の自重を負担するマッフル管受けで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉。
  3. 前記脱水焼結用加熱炉を昇温する前は、前記第1の自重受け手段により前記炉心管の自重が負担されず、前記脱水焼結用加熱炉を昇温し、前記炉心管が加熱により伸びたときに前記第1の自重受け手段により前記炉心管の自重が負担されるように前記第1の自重受け手段が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の多孔質ガラス母材の脱水焼結用加熱炉。
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