JP2010238966A - 半導体チップ、半導体パッケージ、パワーモジュール、及び半導体パッケージの製造方法 - Google Patents

半導体チップ、半導体パッケージ、パワーモジュール、及び半導体パッケージの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 チップサイズを縮小でき、かつ、エレクトロマイグレーションによるデバイスの破損を防止可能な半導体チップ、半導体パッケージ、及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 GaN系半導体基板10の同一層に複数の電極を配置した半導体チップ1において、ソース電極としての各端子S1,S2,S3と、ドレイン電極としての各端子D1,D2,D3とを交互に配列し、端子S1,S2,S3に、端子D1,D2,D3から突出する第1突出部11,12,13を設ける。同様に端子D1,D2,D3に、第1突出部とは反対の方向へ端子S1,S2,S3から突出する第2突出部14,15,16を設ける。また、半導体チップ1を外部電極と導通させるパッケージ2において、リードフレーム21は各第1突出部11,12,13に、リードフレーム22は各第2突出部14,15,16に、それぞれ接着層25を介して接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、GaN系半導体デバイスのチップ及びパッケージの構造等に関する。
近年、Si基板上にバッファ層を介してGaN層を積層したGaN系半導体デバイスが開発されている。一般に、GaN系半導体デバイスは各電極端子を同一層に配した横形デバイスであり、例えばトランジスタであれば、ソース、ドレイン、及びゲートの各電極が同一層に設けられる。
従来のGaN系半導体デバイス500では、図15に示すような一対の櫛形電極501,502の櫛歯を咬み合わせて配設し、櫛歯の付け根となるパッドの部分に、リードフレームをワイヤボンディングしていた。ゲート電極は、簡略化のため、パッド部分のみを図示しているが、実際はソース・ドレイン電極の各櫛歯間にゲート電極が存在している。
しかしながら、上述の櫛形電極501,502の電極パッド部は、ワイヤボンディングするために大きくする必要があり、アクティブエリアと電極パッド部が同程度の大きさになってしまう。そのため、チップコストが上昇するという問題があった。また、チップサイズが大きいため、パッケージサイズも大きくなっていた。また、上述の半導体デバイス500は、ワイヤのインダクタンス成分により、スイッチング時に発生するサージ電圧が大きく、安全動作領域を狭める原因となっていた。更に、図15のような横型デバイスでは、櫛形電極中を横方向に電流が流れるため、櫛歯の先端からパッド部に行くに従って、電流密度が高くなり、特に櫛形電極501,502の櫛歯の付け根の部位でエレクトロマイグレーションが発生しやすく、半導体デバイス500の破損の原因となっていた。
一方、特許文献1では、互いに離間した細長いソース電極とドレイン電極とを交互に半導体チップ上に配設するとともに、各電極の形状に合わせた櫛歯を有するリードフレームを用いて、電極とリードフレームとを直接接続した半導体パッケージ等が開示されている。
特表2008−533722号公報
しかしながら、通常、半導体チップに設けられる櫛形電極の各櫛歯の大きさは、幅5〜10μm程度、長さ1〜2mm程度であり、銅等で生成されるリードフレームを、この程度の寸法で特許文献1に記載の櫛形のリードフレームのような形状に加工するのは現実的に困難であった。また、仮に加工できたとしても、折れ曲がったり、反ったりしやすく、チップの電極とリードフレームとをずれないように位置合わせすることは非常に困難であり、実現は難しいと考えられる。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、チップサイズを縮小でき、かつ、エレクトロマイグレーションによるデバイスの破損を防止可能な半導体チップ、半導体パッケージ、パワーモジュール、及び半導体パッケージの製造方法を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するために第1の発明は、複数の端子をGaN系半導体基板の同一面に備え、前記複数の端子には、第1電極に接続される第1端子と、第2電極に接続される第2端子と、を交互に配列してなる端子列が含まれ、前記第1端子の各々は、前記配列の方向に対して直交する方向の一方向へ前記第2端子よりも突出した第1突出部を有し、前記第2端子の各々は、前記一方向の反対方向へ前記第1端子よりも突出した第2突出部を有していることを特徴とする半導体チップである。
また、前記第1突出部の各々を相互に接続する第1連結部と、前記第2突出部の各々を相互に接続する第2連結部と、を備え、前記第1及び第2連結部は、その長手方向に渡って前記第1または第2突出部の各々に接続されている。また、第1及び第2連結部の長手方向に対して直交する方向の連結部の幅は、大きくとも前記端子の配列方向の幅程度とすることが好ましい。また、前記端子の配列方向の幅以下、例えば、1〜2μm程度とすることもできる。
当該半導体チップは、前記第1端子としてのソース電極と、前記第2端子としてのドレイン電極と、前記第1及び第2端子の間に設けられた少なくとも1つのゲート電極と、を備えるトランジスタであることが望ましい。
なお、当該半導体チップにおいて、ゲート電極は、GaN系半導体基板の前記第1及び第2端子の形成面と同一面側に設けられる。また、第1及び第2端子とゲート電極の高さ方向の位置関係については、通常は、GaN系半導体基板のGaN系半導体層に、直接第1端子と第2端子を設けるが、これらの端子及び電極がGaN系半導体層に掘り込まれる場合も含み、少なくとも各端子及び電極の高さ方向位置を共有した構造である必要がある。このような構造とすることにより、接着層を介して端子等とリードフレームとを良好に接着することができる。
ここで、GaN系半導体基板とは、サファイア、Si、SiC、GaN基板などの基板上に、半導体層と格子整合させるためのバッファ層を設け、さらにその上にGaN系半導体を積層した構造を有するエピウエハをいう。
当該半導体チップは、前記第1端子としてのアノード電極と、前記第2端子としてのカソード電極と、を備えるダイオードであることが望ましい。
当該半導体チップは、前記第1端子としてのソース電極と、前記第2端子としてのドレイン電極と、前記第1及び第2端子の間に設けられた少なくとも1つのゲート電極と、を備えるトランジスタ部と、前記第1端子としてのアノード電極と、前記第2端子としてのカソード電極と、を備えるダイオード部と、を備えることが望ましい。第1及び第2端子とゲート電極の高さ方向の位置関係については、上述の説明と同様である。
第2の発明は、第1の発明の半導体チップを、外部電極と導通させる半導体パッケージであって、前記第1電極としての第1リードフレームと、前記第2電極としての第2リードフレームと、を少なくとも備え、前記第1リードフレームは前記第1突出部の各々に対し、接着層を介して接続され、前記第2リードフレームは前記第2突出部の各々に対し、接着層を介して接続されていることを特徴とする半導体パッケージである。
前記第1リードフレームは、ソース電極としての前記第1端子に接続され、前記第2リードフレームは、ドレイン電極として前記第2端子に接続され、更に、前記半導体チップに設けられた少なくとも1つのゲート電極に、それぞれ接着層を介して接続される第3のリードフレームを備えることとしてもよい。
また、前記第1リードフレームは、アノード電極としての前記第1端子に接続され、前記第2リードフレームは、カソード電極としての前記第2端子に接続されることが望ましい。
第3の発明は、第1の発明の半導体チップ(トランジスタまたはダイオード)に設けられる各第1突出部及び各第2突出部が、それぞれ同列となるように併設されたパワーモジュールであって、前記トランジスタのソース電極及び前記ダイオードのアノード電極に設けられた各第1突出部の各々に、接着層を介して接続する第1リードフレームと、前記トランジスタのドレイン電極及び前記ダイオードのカソード電極に設けられた各第2突出部の各々に、接着層を介して接続する第2リードフレームと、前記トランジスタに設けられる少なくとも1つのゲート電極に、接着層を介して接続する少なくとも1つの第3リードフレームと、を備えることを特徴とするパワーモジュールである。
第4の発明は、第1の発明の半導体チップ(トランジスタまたはダイオード)に設けられる各第1突出部及び各第2突出部がそれぞれ同列となるように、前記トランジスタと前記ダイオードとを交互に配列した半導体チップが2段備えられたパワーモジュールを、外部電極と導通させる半導体パッケージであって、1段目の前記トランジスタのソース電極及び前記ダイオードのアノード電極に設けられた各第1突出部の各々に、接着層を介して接続する第1リードフレームと、2段目の前記トランジスタのドレイン電極及び前記ダイオードのカソード電極に設けられた各第2突出部の各々に、接着層を介して接続する第2リードフレームと、1段目及び2段目の各トランジスタに設けられる少なくとも1つのゲート電極に、接着層を介して接続する少なくとも1つの第3リードフレームと、1段目の前記トランジスタのドレイン電極及び前記ダイオードのカソード電極に設けられた各第2突出部の各々に、接着層を介して接続するとともに、2段目の前記トランジスタのソース電極及び前記ダイオードのアノード電極に設けられた各第1突出部の各々に、接着層を介して接続する第4リードフレームと、を備えることを特徴とするパワーモジュールである。
また、第2、第3、及び第4の発明の半導体パッケージまたはパワーモジュールにおいて、前記GaN系半導体基板の、端子が形成される面と反対の面に接続され、外部に露出する放熱板を更に備えることが望ましい。
第5の発明は、第1の発明の半導体チップに配設された複数の端子の上面に接着層を接着する第1の工程と、前記接着層を、前記端子上に接着された部分を残して除去する第2の工程と、前記半導体チップの第1突出部上に接着された前記接着層の上に第1リードフレームを接着するとともに、前記半導体チップの第2突出部上に接着された前記接着層の上に第2リードフレームを接着する第3の工程と、を含むことを特徴とする半導体パッケージの製造方法である。
また、前記接着層は、シリコン層、アルミ、タングステンを含むことが望ましい。
本発明によれば、チップサイズを縮小し、かつ、エレクトロマイグレーションによるデバイスの破損を防止可能な半導体チップ、半導体パッケージ、パワーモジュール及び半導体パッケージの製造方法を提供できる。
第1の実施の形態の半導体チップ1の平面図 半導体パッケージ2の平面図 半導体チップ1に接着層25であるSi基板251を接着したものを、図1の矢印A方向から見た図 接着層25(Si)をエッチングした後の半導体チップ1を、図1の矢印A方向から見た図 Si層をエッチングした後の半導体チップ1の平面図 Si層上に半田が塗布された半導体チップ1の平面図 半導体チップ1Dを示す概略横面図 第2の実施の形態の半導体チップ19の平面図 第3の実施の形態の半導体チップ3の平面図 半導体チップ3のパッケージ4の平面図 (A)第4の実施の形態のパワーモジュール60のパッケージ6の平面図、(B)パワーモジュール60の電子回路図、(C)パワーモジュール66のパッケージ65 (A)第5の実施の形態のパワーモジュール70のパッケージ7の平面図、(B)パワーモジュール70の電子回路図 (A)第6の実施の形態のパワーモジュール80のパッケージ8の平面図、(B)パワーモジュール80の電子回路図 第7の実施の形態における半導体パッケージ100を、図1の矢印B方向から見た模式図 従来の半導体デバイス500における櫛形電極501,502を説明する図
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る半導体チップ、半導体パッケージ、パワーモジュール、及び半導体パッケージの製造方法の好適な実施形態として、Si基板上にバッファ層を介してGaN層を結晶成長させたGaN系半導体デバイスについて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図6を参照して、第1の実施の形態の半導体チップ1、半導体パッケージ2、及び半導体パッケージ2の製造方法について説明する。
図1は、第1の実施の形態の半導体チップ1の平面図である。
図1に示すように、半導体チップ1は、上面にソース電極としての複数の端子S1,S2,S3と、ドレイン電極としての複数の端子D1,D2,D3と、ゲート電極としての端子G1と、がそれぞれ離間して配設されたトランジスタである。
なお、図1では説明の簡略化のために、ソース電極とドレイン電極とは、それぞれ端子を3つとした例を挙げているが、端子数はこれに限定されるものではない。また、図1では省略されているが、端子S1,S2,S3と、端子D1,D2,D3との間には、ゲート電極G1に接続される配線が施されている(図3参照)。
ソース電極としての各端子S1,S2,S3と、ドレイン電極としての各端子D1,D2,D3とは、交互に配列されている。また、端子S1,S2,S3は、端子の配列の方向に対して直交する方向の一方向へ、それぞれ隣設する端子D1,D2,D3から突出する第1突出部11,12,13を有している。同様に、端子D1,D2,D3は、上述の一方向とは反対の方向へ、それぞれ隣設する端子S1,S2,S3から突出する第2突出部14,15,16を有している。
すなわち、図1に示すように、端子S1は、隣設する端子D1から突出した第1突出部11を有し、端子S2は、隣設する端子D1,D2から突出した第1突出部12を有し、端子S3は、隣設する端子D2,D3から突出した第1突出部13を有する。
同様に、端子D1は、隣設する端子S1,S2から突出した第2突出部14を有し、端子D2は、隣設する端子S2,S3から突出した第2突出部15を有し、端子D3は、隣設する端子S3から突出した第2突出部16を有する。
第1及び第2突出部11〜16の突出幅は、素子の最大定格電圧を確保できる距離よりは大きくなければならないが、コストを下げるためには小さいほどよい。例えば、数〜数百μm程度であることが好ましい。
次に、図2を参照して、半導体パッケージ2について説明する。
図2は、半導体パッケージ2の透視平面図である。
図2に示すように、半導体パッケージ2は、半導体チップ1を外部電極に導通させるパッケージであり、ソース電極の各々(端子S1,S2,S3)に接続するリードフレーム21と、ドレイン電極の各々(端子D1,D2,D3)に接続するリードフレーム22と、ゲート電極(端子G1)に接続するリードフレーム23と、を有する。
各リードフレーム21、22、23は、同一厚さであり、その平面形状は、接続される端子の配置や形状に応じたものとすればよい。例えば、図2に示すような矩形である。
なお、図2では説明のために、リードフレーム21,22,23及び樹脂モールド28を透明にしている。
リードフレーム21は、半導体チップ1のソース電極S1,S2,S3上に接着される接着層25を介して、ソース電極S1,S2,S3の各第1突出部11,12,13に接続される。
リードフレーム22は、半導体チップ1のドレイン電極D1,D2,D3上に接着される接着層25を介して、ドレイン電極S1,S2,S3の第2突出部14,15,16に接続される。
リードフレーム23は、半導体チップ1のゲート電極G1に、接着層25を介して接続される。
接着層25は、各リードフレームと各端子とを電気的にも接続する導電性の接着層であり、金属、半導体等からなる。具体的には、例えば低抵抗なシリコン(Si)、アルミ、タングステン等が挙げられるが、これに限定されるものではなく、リードフレーム21、22、23と各端子とを導通するものであればどのような材質のものを用いてよい。また、接着層25には、接着層25の一面を端子に接着する半田やナノ粒子ペースト、接着層25の他面とリードフレームとを接着する半田やナノ粒子ペースト、Siと半田やナノ粒子ペーストが接合しやすいように成膜されたSi上の電極層等も含まれる。
接着層25にSiを用いた場合には、各端子S1,S2,S3,D1,D2,D3,G1上にのみ半田やナノ粒子ペーストを形成し、Si基板をGaN系ウェハに貼り合わせる。次に、フォトリソグラフィの手法を用いて各端子S1,S2,S3,D1,D2,D3,G1上にのみSiが形成されるように他の部分をエッチングする。次に各リードフレーム21,22,23と端子とを加熱接着させることが可能である。
また、接着層25の厚さは、例えば、10〜数100μm程度であることが好ましい。
接着層25は導電性であるため、端子を流れる電流は接着層25へも流れ、その結果、接着層25の厚さだけ単位面積が増大し、電極の電流密度の低減に寄与する。
次に、図3〜図6を参照して、半導体パッケージ2の製造方法について説明する。
図3は、図1に示す半導体ウェハ1に接着層25であるSi基板251を接着したものを、図1の矢印A方向から見た図である。この段階における半導体ウェハ1に1Aの符号を付している。
まず、図1のような配列に端子が形成されたウエハの端子形成層に、Si基板251が貼り合わせられる。このSi基板251は、例えばAuSn等の図示しない半田を用いて、各端子と加熱接着される。
次に、ウエハ1AのSi基板251上面にフォトレジストが塗布され、全ての端子S1,S2,S3,D1,D2,D3,G1の部位がマスクされた後、露光され、端子S1,S2,S3,D1,D2,D3,G1を除く部分のSiがエッチングにより除去される。
ここで、Si基板251は、数100μm程度の厚さを持ち、ソース、ドレインの各端子間の距離は、定格電圧にもよるが20μm程度である。高アスペクト比のエッチングが必要になるため、フォトマスクの設計はエッチング時のマスクの後退を考慮した設計が必要である。MEMS(Micro−Electro−Mechanical Systems)深堀技術であるボッシュ法等を利用してもよい。
図4は、Si基板251をエッチングした後のウエハ1Bを図1の矢印A方向から見た図であり、図5は、Si基板251をエッチングした後の半導体チップ1Bの平面図である。
図3、図4の端子S1,D1の間や、端子D1,S2の間に表されたゲート(G)は、ゲート電極G1から延びる配線であり、この配線上のSiはエッチングにより除去されている。
図4に示すように、エッチング後のウエハ1Bは、端子S1,S2,S3,D1,D2,D3,G1の上面にそれぞれSi層25A,25C,25E,25B,25D,25F,25Gを持つこととなる。
Si基板251のエッチング後、ウエハ1Bは個別の半導体チップ1,1,・・・に個片化される。次に、各Si層25A,25C,25E,25B,25D,25F,25Gの上面にリードフレーム21,22,23と接続するための半田やナノ粒子ペーストが塗布される。
図6は、上に半田やナノ粒子ペーストが塗布された半導体チップ1Cの平面図である。
図6に示すように、各Si層25A,25B,25C,25D,25E,25F,25Gの上面であって、各突出部11,12,13,14,15,16及びゲート電極G1上に、半田26A,26B,26C,26D,26E,26F,26Gが塗布される。
その後、リードフレーム21は、第1突出部11,12,13の上に加熱接着され、リードフレーム22は、第2突出部14,15,16の上に加熱接着され、リードフレーム21は、ゲート端子G1の上に加熱接着される。
ここで、各リードフレーム(例えばリードフレーム22)は、突出部(例えば第2突出部14,15,16)における端子端部寄りの位置(例えば端子D1,D2,D3の第2突出部側)で接続され、隣設する端子(例えば端子S1,S2,S3)との絶縁が図られている。
以上のようなプロセスで、リードフレーム21,22,23がそれぞれ半導体チップ1の端子に接続される。
図7は、リードフレーム22が半導体チップ1の第2突出部14,15,16に接続された段階での半導体チップ1Dを示す概略横面図である。図7は、半導体チップ1を図2の矢印A方向から見た図である。
図7に示すように、GaN系半導体基板10の端子S1,D1,S2,・・・の上に、接着層25が形成され、接着層25の上にリードフレーム22が接続される。なお、図7は、図2の矢印A側から見た図であるため、端子D1のみがリードフレーム22と接続されており、端子S1,S2は、リードフレーム22とは接続されていない。
その後、図7のようにリードフレーム2と接続された半導体チップ1は、樹脂モールドされ、半導体パッケージ2が完成される。なお、半導体パッケージ2において、リードフレーム21、22、23の外面(端子と接続した面の反対面)は、外部に露出しており、例えば回路基板上の端子等と接続可能となる。
以上説明したように、第1の実施の形態の半導体チップ1は、ソース電極、ドレイン電極、ゲート電極としての各端子を同一層に配設したトランジスタであり、ソース電極としての端子S1,S2,S3と、ドレイン電極としての端子D1,D2,D3とが、交互に配列されている。また、ソース電極としての端子S1,S2,S3は、それぞれ隣設する端子D1,D2,D3から突出する第1突出部11,12,13を有する。同様に、ドレイン電極としての端子D1,D2,D3は、それぞれ隣設する端子S1,S2,S3から突出する第2突出部14,15,16を有する。そして、端子S1,S2,S3の上にSi等から成る導電性の接着層25を形成し、この接着層25を介して、各第1突出部11,12,13とリードフレーム21とを接続する。同様に、端子D1,D2,D3の上に接着層25を形成し、この接着層25を介して、各第2突出部14,15,16とリードフレーム22とを接続する。
従って、ワイヤを使用せずに、半導体チップ1の電極と、パッケージ2のリードフレームとを接続するため、従来の櫛形電極に設けられていたワイヤボンディング用のパッドを設ける必要がなくなり、チップサイズやパッケージサイズを縮小できる。
また、ワイヤを使用しないので、インダクタンス成分が小さくなり、サージ電圧を小さくできる。
更に、各端子とリードフレームとの間に、導電性の接着層25が形成されるため、従来は端子にのみ流れていた電流は、接着層25にも流れ、よって、電流密度が大幅に低減でき、エレクトロマイグレーションによるデバイスの破損を防止できる。
(第2の実施の形態)
次に、図8を参照して、第2の実施の形態の半導体チップ19について説明する。
図8に示す半導体チップ19は、図1に示す半導体チップ1において、端子S1,S2,S3の第1突出部11,12,13の各々を相互に接続する連結部17と、端子D1,D2,D3の第2突出部14,15,16の各々を相互に接続する連結部18とを有する。
連結部17は、GaN層10上に端子S1,S2,S3を形成する際に、一体的に形成されるものであり、相互に離間した各端子S1,S2,S3を連結部17の長手方向に渡って接続する。
同様に、連結部18も、GaN層10上に端子D1,D2,D3を形成する際に、一体的に形成されるものであり、相互に離間した各端子D1,D2,D3を連結部18の長手方向に渡って接続する。
連結部17,18の長手方向と直交する方向の幅は、従来の櫛形電極に用いられるワイヤボンディング用のパッド部のような太さを確保する必要はなく、連結された各端子が導通可能な程度の細さで十分である。例えば、各端子の幅(端子列方向の幅)と同程度とすればよい。
このように、連結部17や連結部18を形成することにより、端子が電気的に接続されるため、ウェハ状態での電気的な検査が容易となる。また、リードフレームを接合する際の面積が増え、接合強度が高くなる。また、リードフレーム接合時のアライメントが多少ずれて、端のほうの櫛上の接着層とリードフレームが接触しないことがあっても正常に動作するというメリットがある。
(第3の実施の形態)
次に、図9及び図10を参照して、第3の実施の形態の半導体チップ3、及び半導体パッケージ4について説明する。
図9は、第3の実施の形態の半導体チップ3の平面図であり、図10はパッケージ4の平面図である。
第3の実施の形態の半導体チップ3は、第1の実施の形態の半導体チップ1におけるゲート電極G1をなくし、ソース電極S1,S2,S3に対応する端子をアノード電極A1,A2,A3、ドレイン電極D1,D2,D3に対応する端子をカソード電極C1,C2,C3としたものである。
すなわち半導体チップ3は、図9に示すように、上面にアノード電極としての複数の端子A1,A2,A3と、カソード電極としての複数の端子C1,C2,C3と、がそれぞれ離間して配設されたダイオードである。
なお、図9では説明の簡略化のために、アノード電極とカソード電極とは、それぞれ端子を3つとした例を挙げているが、端子数はこれに限定されるものではない。
図1に示す半導体チップ1と同様に、アノード電極としての各端子A1,A2,A3と、カソード電極としての各端子C1,C2,C3とは、交互に配列されている。また、端子A1,A2,A3は、それぞれ、端子の配列の方向に対して直交する方向の一方向へ、それぞれ隣設する端子C1,C2,C3から突出する第1突出部31,32,33を有している。同様に、端子C1,C2,C3は、上述の一方向とは反対の方向へ、それぞれ隣設する端子A1,A2,A3から突出する第2突出部34,35,36を有している。
次に、図10に示す半導体パッケージ4について説明する。
図10に示すように、半導体チップ3のパッケージ4は、半導体チップ3を外部電極に導通させるパッケージであり、アノード電極の各々(端子A1,A2,A3)に接続するリードフレーム41と、カソード電極の各々(端子C1,C2,C3)に接続するリードフレーム42と、を有する。
第1の実施の形態と同様に、各リードフレーム41、42は、同一厚さであり、その平面形状は、それぞれ接続される端子の配置や形状に応じたものである。例えば、図10に示すような矩形である。なお、図10では説明のために、リードフレーム21,22及び樹脂モールド48を透明にしている。
リードフレーム41は、半導体チップ3の端子A1,A2,A3上に接着される接着層45を介して、端子A1,A2,A3の突出部31,32,33に接続される。
リードフレーム42は、半導体チップ1の端子C1,C2,C3上に接着される接着層45を介して、端子C1,C2,C3の突出部34,35,36に接続される。
ここで、リードフレーム41、42は、第1の実施の形態のリードフレーム21、22と同様に、各端子上に形成される接着層45及び半田を介して各端子と接続される。
半導体パッケージ4は、第1の実施の形態の半導体パッケージ2と同様の方法で製造されるため、説明を省略する。
また、第3の実施の形態の半導体チップ3についても、第2の実施の形態の半導体チップ19(図8)と同様に、端子A1,A2,A3の第1突出部31,32,33の各々を相互に接続する連結部と、端子C1,C2,C3の第2突出部34,35,36の各々を相互に接続する連結部とを設けるようにしてもよい。
以上説明したような構成の、第3の実施の形態の半導体チップ3(ダイオード)、及び半導体パッケージ4によれば、第1の実施の形態の半導体チップ1(トランジスタ)、及び半導体パッケージ2と同様の効果を得られる。
(第4の実施の形態)
次に、図11を参照して、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、UPS(Uninterruptible Power Supply)、NC工作機、交流モータ制御用インバータ装置、直流モータ制御用電源装置、溶接機等に用いられるパワーモジュール6について説明する。
図11(A)は、第4の実施の形態のパワーモジュール6の平面図であり、図11(B)は、パワーモジュール6の電子回路図である。
図11(A)に示すパワーモジュール6は、図1に示す半導体チップ1(以下、トランジスタ1という)と、図9に示す半導体チップ3(以下、ダイオード3という)と、を併設して、パッケージされている。
パワーモジュール6は、トランジスタ1の端子列と、ダイオード3の端子列とが、同列となるように並べられている。その結果、トランジスタ1の第1突出部(11,12,13)とダイオード3の第1突出部(31,32,33)がそれぞれ一列に並び、その一列とは反対側にトランジスタ1の第2突出部(14,15,16)とダイオード3の各第2突出部(34,35,36)が、一列に並ぶこととなる。
パワーモジュール6は、リードフレーム61と、リードフレーム62と、リードフレーム63とを有する。なお、図11(A)では、端子とリードフレームとの接続位置を明確に示すため、各リードフレーム61,62を透明に表している。また、樹脂モールドは省略されている。
リードフレーム61は、トランジスタ1の端子S1,S2,S3に接着される接着層25とダイオード3の端子A1,A2,A3上に接着される接着層45を介して、各端子S1,S2,S3,A1,A2,A3の各突出部11,12,13,31,32,33(第1突出部)に接続される。
リードフレーム62は、トランジスタ1の端子D1,D2,D3上に接着される接着層25とダイオード3の端子C1,C2,C3上に接着される接着層45を介して、各端子D1,D2,D3,C1,C2,C3の各突出部14,15,16,34,35,36(第2突出部)に接続される。
リードフレーム63は、トランジスタ1のゲート端子G1に、接着層25を介して、接続される。
以上のように各端子が各リードフレームに接続されて、図11(B)の電子回路図にしめすパワーモジュール6が完成される。
なお、図11(A)では、トランジスタ1とダイオード3とは、それぞれ別のチップとしたが、これに限定されるものではなく、トランジスタ1とダイオード3とを同一のチップ内66に併設するようにしてもよい。
すなわち、図11(C)に示すパワーモジュール65のように、チップ66に、図11(A)と同様のトランジスタ部67と、図11(A)のダイオード3と同様のダイオード部68と、を併設する。
このパワーモジュール65も図11(A)と同様に、トランジスタ部67の端子列と、ダイオード部68の端子列とが、同列となるように並べられている。その結果、トランジスタ部67の第1突出部(11,12,13)とダイオード部68の第1突出部(31,32,33)がそれぞれ一列に並び、その一列とは反対側にトランジスタ部67の第2突出部(14,15,16)とダイオード部68の各第2突出部(34,35,36)が、一列に並ぶこととなる。
図11(C)に示すパワーモジュール65も、図11(A)の半導体パッケージ6と同様のリードフレーム61、リードフレーム62、リードフレーム63によって、外部電極と導通されることとなる。トランジスタとダイオードがワンチップであるため、トランジスタとダイオード間の角度ずれがなく、リードフレームの接続が容易である。
パワーモジュール6は、第1の実施の形態の半導体パッケージ1と同様の方法で製造されるため、説明を省略する。
また、第4の実施の形態についても、第2の実施の形態の半導体チップ19(図8)と同様に、端子S1,S2,S3の第1突出部11,12,13の各々を相互に接続する連結部、端子D1,D2,D3の第2突出部14,15,16の各々を相互に接続する連結部、端子A1,A2,A3の第1突出部31,32,33の各々を相互に接続する連結部、及び端子C1,C2,C3の第2突出部34,35,36の各々を相互に接続する連結部を設けるようにしてもよい。
以上説明したような第4の実施の形態のパワーモジュール6によれば、第1の実施の形態の半導体チップ1(トランジスタ)、及び半導体パッケージ2と同様の効果を得られる。
(第5の実施の形態)
次に、図12を参照して、第5の実施の形態のパワーモジュール7について説明する。
図12(A)は、第5の実施の形態のパワーモジュール7の平面図であり、図12(B)は、パワーモジュール7の電子回路図である。
図12(A)に示すパワーモジュール7は、図1に示す半導体チップ1(トランジスタ)と、図9に示す半導体チップ3(ダイオード)と、を併設して、2段に配置したパッケージである。
各段の端子配置は、第4の実施の形態の図11(A)のパワーモジュール6と同様に、トランジスタ1の端子列と、ダイオード3の端子列とが、同列になるように位置合わせされて並べられている。その結果、トランジスタ1とダイオード3の各第1突出部(11,12,13,31,32,33)がそれぞれ一列に並び、その列とは反対側にトランジスタ1とダイオード3の各第2突出部(14,15,16,34,35,36)が、一列に並ぶこととなる。
また、1段目のトランジスタ1及びダイオード3の各第2突出部(14,15,16,34,35,36)と、2段目のトランジスタ1及びダイオード3の各第1突出部(11,12,13,31,32,33)とが、が対向するように設けられている。
パワーモジュール7は、外部電極に導通する電極として、リードフレーム71と、リードフレーム72と、リードフレーム73a,73bとを有する。なお、図12(A)では、説明のために各リードフレームを透明に表している。また、樹脂モールドは省略されている。
リードフレーム71は、1段目のトランジスタ1の端子S1,S2,S3とダイオード3の端子A1,A2,A3とに接続される。リードフレーム71は、各端子に接着される接着層25、45を介して、各端子S1,S2,S3,A1,A2,A3の各突出部11,12,13,31,32,33(第1突出部)に接続される。
リードフレーム72は、2段目のトランジスタ1の端子D1,D2,D3とダイオード3の端子C1,C2,C3とに接続される。リードフレーム72は、各端子に接着される接着層25、45を介して、各端子D1,D2,D3,C1,C2,C3の各突出部14,15,16,34,35,36(第2突出部)に接続される。
リードフレーム73aは、1段目のトランジスタ1のゲート端子G1に、接着層25を介して、接続され、リードフレーム73bは、2段目のトランジスタ1のゲート端子G1に、接着層25を介して、接続される。
リードフレーム74は、1段目のトランジスタ1の端子D1,D2,D3とダイオード3の端子C1,C2,C3と、2段目のトランジスタ1の端子S1,S2,S3とダイオード3の端子A1,A2,A3とに接続される。リードフレーム74は、各端子に接着される接着層25、45を介して、1段目の突出部14,15,16,34,35,36(第2突出部)に接続されるとともに、2段目の突出部11,12,13,31,32,33(第1突出部)に接続される。
半導体パッケージ7は、第1の実施の形態の半導体パッケージ1と同様の方法で製造されるため、説明を省略する。
以上説明したような構成の、第5の実施の形態のパワーモジュールを外部電極に導通する半導体パッケージ7によれば、第1の実施の形態の半導体チップ1(トランジスタ)、及び半導体パッケージ2と同様の効果を得られる。
なお、図12(A)では、パワーモジュール70のトランジスタ1とダイオード3とは、それぞれ別のチップとしたが、これに限定されるものではなく、図11(C)に示すような、トランジスタ1とダイオード3とが同一のチップに併設されたものを2段備えて、パワーモジュール70とするようにしてもよい。また、2段分を1つのチップに併設して、パワーモジュール70とするようにしてもよい。
また、第5の実施の形態についても、第2の実施の形態の半導体チップ19(図8)と同様に、端子S1,S2,S3の第1突出部11,12,13の各々を相互に接続する連結部、端子D1,D2,D3の第2突出部14,15,16の各々を相互に接続する連結部、端子A1,A2,A3の第1突出部31,32,33の各々を相互に接続する連結部、及び端子C1,C2,C3の第2突出部34,35,36の各々を相互に接続する連結部を設けるようにしてもよい。
(第6の実施の形態)
次に、図13を参照して、第6の実施の形態のパワーモジュール80について説明する。
図13(A)は、第6の実施の形態のパワーモジュール80の平面図であり、図13(B)は、パワーモジュール80の電子回路図である。
図13(A)に示すパワーモジュール8は、図1に示す半導体チップ1(トランジスタ)と、図8に示す半導体チップ3(ダイオード)と、を交互に複数併設したものが2段備えられてパッケージされている。
各段には、トランジスタ1の端子列と、ダイオード3の端子列とが、同列になるように並べられている。その結果、トランジスタ1とダイオード3の各第1突出部がそれぞれ一列に並び、その列とは反対側にトランジスタ1とダイオード3の各第2突出部が、一列に並ぶこととなる。
また、1段目のトランジスタ1及びダイオード3の各第2突出部と、2段目のトランジスタ1及びダイオード3の各第1突出部とが、が対向するように設けられている。
パワーモジュール8は、外部電極に導通する電極として、リードフレーム81と、リードフレーム82と、リードフレーム83a〜83fと、リードフレーム84a,84b,84cを有する。なお、図13(A)では、説明のために各リードフレームを透明に表している。また、樹脂モールドは省略されている。また、トランジスタ1及びダイオード3の各端子の配列は、図11や図12と同一であるものとし、図13中の符号は省略している。
リードフレーム81は、1段目のモジュールの、各トランジスタ1のソース電極としての各端子S1,S2,S3と各ダイオード3のアノード電極としての各端子A1,A2,A3とに接続される。リードフレーム81は、各端子に接着される接着層25、45を介して、各端子の第1突出部に接続される。
リードフレーム82は、2段目のモジュールの、各トランジスタ1のドレイン電極としての各端子D1,D2,D3と各ダイオード3のカソード電極としての各端子C1,C2,C3とに接続される。リードフレーム82は、各端子に接着される接着層25、45を介して、2段目の各端子の第2突出部に接続される。
リードフレーム83a,83c,83eは、それぞれ、1段目のトランジスタ1のゲート電極に接着層25を介して接続される。リードフレーム83b,83d,83fは、2段目のトランジスタ1のゲート電極に、接着層25を介して接続される。
リードフレーム84a,84b,84cは、1段目のトランジスタ1の端子D1,D2,D3とダイオード3の端子C1,C2,C3と、2段目のトランジスタ1の端子S1,S2,S3とダイオード3の端子A1,A2,A3とに接続される。これらのリードフレーム84a,84b,84cは、各端子に接着される接着層25、45を介して、1段目の第2突出部に接続されるとともに、2段目の第1突出部に接続される。
第6の実施の形態におけるパワーモジュール8は、第1の実施の形態の半導体パッケージ1と同様の方法で製造されるため、説明を省略する。
以上説明したような構成の、第6の実施の形態のパワーモジュール8によれば、第1の実施の形態の半導体チップ1(トランジスタ)、及び半導体パッケージ2と同様の効果を得られる。
なお、図13(A)では、パワーモジュール8におけるトランジスタ1とダイオード3とは、それぞれ別のチップとしたが、これに限定されるものではなく、トランジスタ1とダイオード3とが交互に複数、同一のチップに併設し、2段備えて、パワーモジュール8とするようにしてもよい。また、2段分を1つのチップに併設し、パワーモジュール8とするようにしてもよい。
また、第6の実施の形態についても、第2の実施の形態の半導体チップ19(図8)と同様に、同列に配置された各端子を相互に接続する連結部を設けるようにしてもよい。
(第7の実施の形態)
次に、図14を参照して、第7の実施の形態の半導体パッケージ100について説明する。
図14は、第7の実施の形態の半導体パッケージ100を、図1の矢印Bに示す方向から見た概略横面図である。なお、樹脂モールドは省略されている。
図14に示す半導体パッケージ100は、図1に示す半導体チップ1の基板10の端子形成面とは反対の面に、銅等の金属からなる放熱板9を接続したものである。
放熱板9は、基板10と接続されるものであり、基板10と接する面の反対面は外部に露出している。
また、放熱板9は、熱伝導率の高い銅やアルミニウム等の金属からなる。なお、図14は、放熱板9と半導体チップ1との層の位置関係について説明するものであるため、各層の厚さを正確に表現したものではない。実際には、半導体チップの基板10の厚さが数百μmであるのに対して、放熱板9の厚さは数mm程度である。
また、図14では、放熱板を図1に示す半導体チップ1(トランジスタ)に接続した例を示しているが、これに限定されるものではなく、他にも、図9に示す半導体チップ3(ダイオード)や、図11、図12、図13に示すパワーモジュール6,7,8に接続されるものとしてもよい。
第7の実施の形態の半導体パッケージ100によれば、放熱板9によって、半導体チップ1の熱を効率よく外部に逃すことができるため、熱による半導体デバイスの破損を防止できる。
以上、本発明に係る半導体チップ、半導体パッケージ、パワーモジュール、及び半導体パッケージの製造方法の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
また、当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・・・・・・・半導体チップ(トランジスタ)
2・・・・・・・・・・・半導体チップ1のパッケージ
S1,S2,S3・・・・・端子(ソース電極)
D1,D2,D3・・・・・端子(ドレイン電極)
G1・・・・・・・・・・・端子(ゲート電極)
A1,A2,A3・・・・・端子(アノード電極)
C1,C2,C3・・・・・端子(カソード電極)
11、12、13・・・・・第1突出部
14、15、16・・・・・第2突出部
17、18・・・・・・・・連結部
21・・・・・・・・・・・リードフレーム
22・・・・・・・・・・・リードフレーム
23・・・・・・・・・・・リードフレーム
24・・・・・・・・・・・樹脂モールド
25・・・・・・・・・・・接着層
251・・・・・・・・・・Si基板
26A,26B,26C,26D,26E,26F,26G・・・半田
3・・・・・・・・・・・半導体チップ(ダイオード)
31,32,33・・・・・第1突出部
34,35,36・・・・・第2突出部
4・・・・・・・・・・・半導体チップ3のパッケージ
6,7,8・・・・パワーモジュール
9・・・・・・・・・・・放熱板
10・・・・・・・・・・・GaN系半導体基板

Claims (14)

  1. 複数の端子をGaN系半導体基板の同一面に備え、
    前記複数の端子には、第1電極に接続される第1端子と、第2電極に接続される第2端子と、を交互に配列してなる端子列が含まれ、
    前記第1端子の各々は、前記配列の方向に対して直交する方向の一方向へ前記第2端子よりも突出した第1突出部を有し、
    前記第2端子の各々は、前記一方向の反対方向へ前記第1端子よりも突出した第2突出部を有していることを特徴とする半導体チップ。
  2. 前記第1突出部の各々を相互に接続する第1連結部と、
    前記第2突出部の各々を相互に接続する第2連結部と、
    を備え、
    前記第1及び第2連結部は、長手方向に渡って前記第1または第2突出部の各々に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  3. 当該半導体チップは、
    前記第1端子としてのソース電極と、前記第2端子としてのドレイン電極と、前記第1及び第2端子の間に設けられた少なくとも1つのゲート電極と、を備えるトランジスタであることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  4. 当該半導体チップは、
    前記第1端子としてのアノード電極と、前記第2端子としてのカソード電極と、を備えるダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  5. 当該半導体チップは、
    前記第1端子としてのソース電極と、前記第2端子としてのドレイン電極と、前記第1及び第2端子の間に設けられた少なくとも1つのゲート電極と、を備えるトランジスタ部と、
    前記第1端子としてのアノード電極と、前記第2端子としてのカソード電極と、を備えるダイオード部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体チップ。
  6. 請求項1に記載の半導体チップを、外部電極と導通させる半導体パッケージであって、
    前記第1電極としての第1リードフレームと、
    前記第2電極としての第2リードフレームと、
    を少なくとも備え、
    前記第1リードフレームは前記第1突出部の各々に対し、接着層を介して接続され、
    前記第2リードフレームは前記第2突出部の各々に対し、接着層を介して接続されていることを特徴とする半導体パッケージ。
  7. 前記第1リードフレームは、ソース電極としての前記第1端子に接続され、
    前記第2リードフレームは、ドレイン電極として前記第2端子に接続され、
    更に、前記半導体チップに設けられた少なくとも1つのゲート電極に、それぞれ接着層を介して接続される第3のリードフレームを備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体パッケージ。
  8. 前記第1リードフレームは、アノード電極としての前記第1端子に接続され、
    前記第2リードフレームは、カソード電極としての前記第2端子に接続されることを特徴とする請求項6に記載の半導体パッケージ。
  9. 請求項3に記載のトランジスタ及び請求項4に記載のダイオードに設けられる各第1突出部及び各第2突出部が、それぞれ同列となるように併設されたパワーモジュール、または請求項5に記載の半導体チップを有するパワーモジュールであって、
    前記トランジスタのソース電極及び前記ダイオードのアノード電極に設けられた各第1突出部の各々に、接着層を介して接続する第1リードフレームと、
    前記トランジスタのドレイン電極及び前記ダイオードのカソード電極に設けられた各第2突出部の各々に、接着層を介して接続する第2リードフレームと、
    前記トランジスタに設けられる少なくとも1つのゲート電極に、接着層を介して接続する少なくとも1つの第3リードフレームと、
    を備えることを特徴とするパワーモジュール。
  10. 請求項3に記載のトランジスタ及び請求項4に記載のダイオードに設けられる各第1突出部及び各第2突出部がそれぞれ同列となるように、前記トランジスタと前記ダイオードとを交互に配列した半導体チップが2段備えられたパワーモジュール、または請求項5に記載の半導体チップが2段備えられたパワーモジュールであって、
    1段目の前記トランジスタのソース電極及び前記ダイオードのアノード電極に設けられた各第1突出部の各々に、接着層を介して接続する第1リードフレームと、
    2段目の前記トランジスタのドレイン電極及び前記ダイオードのカソード電極に設けられた各第2突出部の各々に、接着層を介して接続する第2リードフレームと、
    1段目及び2段目の各トランジスタに設けられる少なくとも1つのゲート電極に、接着層を介して接続する少なくとも1つの第3リードフレームと、
    1段目の前記トランジスタのドレイン電極及び前記ダイオードのカソード電極に設けられた各第2突出部の各々に、接着層を介して接続するとともに、2段目の前記トランジスタのソース電極及び前記ダイオードのアノード電極に設けられた各第1突出部の各々に、接着層を介して接続する第4リードフレームと、
    を備えることを特徴とするパワーモジュール。
  11. 前記GaN系半導体基板の、端子が形成される面と反対の面に接続され、外部に露出する放熱板を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体パッケージ。
  12. 前記GaN系半導体基板の、端子が形成される面と反対の面に接続され、外部に露出する放熱板を更に備えることを特徴とする請求項9または請求項10に記載のパワーモジュール。
  13. 請求項1に記載の半導体チップに配設された複数の端子の上面に接着層を接着する第1の工程と、
    前記接着層を、前記端子上に接着された部分を残して除去する第2の工程と、
    前記半導体チップの第1突出部上に接着された前記接着層の上に第1リードフレームを接着するとともに、前記半導体チップの第2突出部上に接着された前記接着層の上に第2リードフレームを接着する第3の工程と、
    を含むことを特徴とする半導体パッケージの製造方法。
  14. 前記接着層は、シリコン層、アルミ、タングステンを含むことを特徴とする請求項13に記載の半導体パッケージの製造方法。
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