JP2010237800A - 利用支援プログラム、該装置、及び該方法 - Google Patents

利用支援プログラム、該装置、及び該方法 Download PDF

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Abstract

【課題】受診者の病名及び検査の依頼項目等を蓄積しておき、その蓄積情報に基づいて、病名に対する検査項目の入力の支援をする医療支援プログラム、該装置、及び該方法を提供する。
【解決手段】利用者による検査オーダの入力に関する支援処理をコンピュータに実行させる医療支援プログラムは、病名を取得する第一の取得処理と、過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得する第二の取得処理と、前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示する提示処理と、を、コンピュータに実行させることにより、上記課題の解決を図る。
【選択図】図1

Description

本明細書で述べる実施態様は、医療支援のための技術に関する。
電子カルテシステムにおいて、例えば、病名と当該病名に対応して検査すべき項目を定義しておき、この定義に基づいて検査すべき項目を表示することで、医師の検査オーダ入力の支援を行う技術がある。
一般的に病院における検体検査のシステムは、医師からの依頼に基づいて、分析装置を用いて受診者より採取した血液等(検体)を分析し、その分析データをシステム上のデータベースに蓄積していく構造である。
特開平5−282384号公報 特開2000−123098号公報 特開2008−117177号公報
病名と検査項目との対応付けについては、正解となる組合せが存在するわけではないため、医師が経験に基づいて設定する必要がある。しかしながら、適切な組合せを確実に設定できる保証はない。また、適切な組合せは、医学の進歩や検査機器の進歩等により時々刻々と変化していくものであるため、これらを随時反映させることは困難である。
したがって、医師が検査オーダを発行する際に、適切な検査オーダが漏れなく発行されているか否かをチェックすることは困難であった。
そこで、受診者の病名及び検査の依頼項目等を蓄積しておき、その蓄積情報に基づいて、病名に対する検査項目の入力の支援をする医療支援プログラムを提供する。
本実施形態に係る、利用者による検査オーダの入力に関する支援処理をコンピュータに実行させる医療支援プログラムであって、病名を取得する第一の取得処理と、過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得する第二の取得処理と、前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示する提示処理と、を、コンピュータに実行させることができる。
また、本実施形態に係る、利用者による検査オーダの入力に関する支援処理を行う医療支援装置は、病名を取得する第一の取得手段と、過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得する第二の取得手段と、前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示する提示手段と、を備えている。
また、本実施形態に係る、コンピュータにより行われる、利用者による検査オーダの入力に関する支援をする医療支援方法において、前記コンピュータは、病名を取得し、過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得し、前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示することができる。
本実施形態に係るプログラムによれば、受診者の病名及び検査の依頼項目等を蓄積しておき、その蓄積情報に基づいて、病名に対する検査項目の入力の支援をすることができる。
本実施形態の全体の概要を示す。 本実施形態におけるチェックマスタ作成についてのシステム構成を示す。 本実施形態におけるデータベースの一例を示す。 本実施形態におけるチェックマスタ作成処理のフロー(その1)を示す。 本実施形態におけるチェックマスタ作成処理のフロー(その2)を示す。 本実施形態におけるチェックマスタ作成処理のフロー(その3)を示す。 本実施形態(実施例1)における検査システム端末12aの機能構成概念図を示す。 本実施形態(実施例1)における検査依頼時での検査項目の検索する画面例を示す。 本実施形態(実施例1)における検査依頼時での検査項目の検索のフローを示す。 本実施形態(実施例1)における検査依頼項目を登録する画面例を示す。 本実施形態(実施例1)における選択した検査依頼項目を登録する際に実行される検査項目チェック処理フロー(その1)を示す。 本実施形態(実施例1)における選択した検査依頼項目を登録する際に実行される検査項目チェック処理フロー(その2)を示す。 本実施形態(実施例2)における電子カルテシステム10及び検査システム12bの機能構成概念図を示す。 本実施形態(実施例2)における検査依頼時での検査項目の検索のフローを示す。 本実施形態(実施例2)における選択した検査依頼項目を登録する際に実行される検査項目チェック処理フロー(その1)を示す。 本実施形態(実施例2)における選択した検査依頼項目を登録する際に実行される検査項目チェック処理フロー(その2)を示す。
本実施形態では、受診者の病名や投与薬剤と検査結果(基準値を外れた項目と結果)を蓄積することで、あるAという病名の受診者にはX,YZといった検査の結果が高い値を示す傾向にある、ということが分かるので、その検査項目が依頼から抜けていた場合に注意を促す。
図1は、本実施形態の全体の概要を示す。まず、受診者について検査を行う(S1)。その検査結果により病名がつけられた後、その病名がついた受診者の検査データを電子化個人病名データベース(以下、データベースを「DB」と称する。以下、電子化個人病名DBを個人病名DBと称する)11、オーダDB16、検査結果DB17に蓄積する(S2)。
検査システム12では、個人病名DB11、オーダDB16、検査結果DB17に蓄積されたデータに基づいて、病名による検査結果の傾向分析を行い、チェックマスタ18を自動生成する(S3)。すなわち、その蓄積された検査データの中から、異常値を示した検査項目についての検査結果を抽出し、どのような検査項目に異常値がついているかの傾向(上位X番目までの検査項目)をチェックマスタ18として自動生成する。また、異常が見られない項目でも、検査頻度の高い検査項目を蓄積し、頻用項目としてチェックマスタ18を生成する。
生成されたチェックマスタ18を用いて、病名に対する項目の異常率(依頼されている中での異常値を示す割合)、及び依頼率(同一病名の受診者の検査全体の中でどれくらい検査依頼があるかを示す割合)を導き出す。
例えば“肝炎”という病名の場合、GOTやGPT(GOTとGPTは、肝臓の働きを調べる肝機能検査の中で最も一般的な検査)が高値を示し、尿検査などでは異常を示さないので、「肝炎−GOT−異常率(80%)−依頼率(95%)」、「肝炎−GPT−異常率(75%)−依頼率(80%)」、「肝炎−尿Ph−異常率(5%)−依頼率(6%)」といったマスタを生成してもよい。
その後、ドクターが受診者を診察し、検査室に診察した受診者の検査依頼を、ドクターのコンピュータ(以下、PCという)3を用いて行う(S4)。その検査依頼は、検査システムへ送信される。
検査システム12は、ドクターからの検査依頼を受付けた場合、チェックマスタ2とドクターからの検査依頼とを比較して、その検査依頼の検査項目に過不足がないかをチェックする。その比較の結果、検査項目に過不足がある場合、検査システム12は、ドクターのPC3にその旨の警告を表示する(S5)。
また、例えば、検査システム12は、病名が“肝炎の疑い”である受診者の検査をする旨の検査依頼を受けた場合、ドクターからの検査依頼とチェックマスタ18とを比較する。その比較の結果、検査依頼にGOTやGPTの検査がない場合、検査システム12は、ドクターのPC3にその旨の注意を促す表示をする。
PC3のディスプレイに表示されたメッセージを見た、ドクターはすぐに検査項目の追加ができ、受診者待ち時間増加を抑制することができる。
図2は、本実施形態におけるチェックマスタ作成についてのシステム構成を示す。電子カルテシステム10は、電子化された受診者のカルテを総合的に管理するシステムであり、個人病名DB11を有する。個人病名DB11には、電子カルテシステム10で管理されている受診者の病名等が登録されている。
検査システム12は、受診者の検査結果について登録・管理するシステムである。検査システム12は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、大容量記憶装置、通信インターフェース等を有するコンピュータである。電子カルテシステム10も、同様に、CPU、RAM、ROM、大容量記憶装置、通信インターフェース等を有するコンピュータである。
検査システム12は、病名と検査結果を蓄積・解析してチェックマスタ18を生成する。また、検査システム12は、生成したチェックマスタ18に基づいて、病名に対して異常率・依頼率の高い項目上位X(X:任意の整数)項目と依頼率・異常率の低い項目上位Y(Y:任意の整数)項目を管理することもできる。
検査システム12は、チェックマスタ作成部13、オーダDB16、検査結果DB17、チェックマスタ18、依頼機会DB19を有する。オーダDB16には、ドクターからの検査依頼に関する情報が格納されている。検査結果DB17には、検査依頼に基づいて行った検査の結果に関する情報が格納されている。
チェックマスタ作成部13は、検査情報参照部14、カルテ情報参照部15を有する。カルテ情報参照部15は、個人病名DB11に受診者の病名が登録されているかを検索する。検査情報参照部14は、オーダDB16及び検査結果DB17から、チェックマスタ18及び依頼機会DB19を生成するために必要な情報を抽出する。
図3は、本実施形態におけるデータベースの一例を示す。本実施形態では、(a)オーダDB16、(b)個人病名DB11、(c)依頼機会DB19、(d)検査結果DB17、(e)チェックマスタ18を用いる。
オーダDB16は、[オーダNo.]、[採取日]、[受診者ID]、[科コード]、[病棟コード]、[Dr.コード]のデータ項目を含む。[オーダNo.]は、検査依頼毎に付与される識別情報である。[採取日]は例えば、検査対象となる受診者の血液等の体組織を採取した日である。[受診者ID]は、受診者を識別するコードである。[科コード]は、受診者の診療科を識別するコードである。[病棟コード]は、受診者の所属する病棟を識別するコードである。[Dr.コード]は、当該オーダNo.の検査を依頼した医師を識別するコードである。以下では、オーダDB16の各レコードをオーダレコードという。
個人病名DB11は、[受診者ID]、[発症日]、[病名コード]、[病名]、[転帰日]のデータ項目を含む。[発症日]は、受診者の病気が発症した日である。[病名コード]は、病名を識別するコードである。[病名]は、病名コードに対応する病名である。[転帰日]は、受診者の病気の転帰日である。以下では、個人病名DB11の各レコードを個人病名レコードという。
依頼機会DB19は、[病名コード]、[依頼機会]のデータ項目を含む。[依頼機会]は、[病名コード]で特定される病名の検査依頼の件数である。以下では、依頼機会DB19の各レコードを依頼機会レコードという。
検査結果DB17は、[オーダNo]、[検査コード]、[検査名称]、[結果]、[HL]のデータ項目を含む。[検査コード]は、検査を識別するコードである。[検査名称]は、検査の名称である。[結果]は、検査結果の数値である。[HL]は、検査者により、検査結果の数値が高すぎる場合には[H]が設定され、検査結果の数値が低すぎる場合には[L]が設定される。以下では、検査結果DB17の各レコードを検査結果レコードという。
チェックマスタ18は、[病名コード]、[病名]、[検査コード]、[依頼回数]、[異常値回数]、[正常値回数]のデータ項目を含む。[依頼回数]は、検査コードで特定される検査について依頼された回数である。[異常値回数]は、[依頼回数]で示される回数のうちに含まれる異常値を計測した回数である。[正常値回数]は、[依頼回数]で示される回数のうちに含まれる正常値を計測した回数である。以下では、チェックマスタ18の各レコードをチェックマスタレコードという。
図4(図4A、図4B、及び図4C)は、本実施形態におけるチェックマスタ作成処理のフローを示す。図3のDBを参照しながら、図4のフローを説明する。
チェックマスタ作成部13は、オーダDB16から、予め設定された期間に依頼された検査または予め設定された期間に行われた検査の結果が登録されたオーダレコードを検索する(S11)。例えば、チェックマスタ作成部13は、オーダDB16から所定の期間内に含まれる[採取日]を含むオーダレコードを検索する。
S11の検索の結果、k(k≧0)個のオーダレコードが抽出される。k=0のとき、すなわち検索条件にするオーダレコードがない場合には(S12で「No」)、チェックマスタ作成処理が終了する。
k>0の場合(S12で「Yes」)、オーダレコード毎に以下の処理を行う、まず、チェックマスタ作成部13は、その抽出されたオーダレコードのうち第i(iの初期値=1)番目のレコードに含まれる[受診者ID]をキーとして、個人病名DB11からその[受診者ID]と一致する個人病名レコードを検索する(S14)。
S14の検索の結果、チェックマスタ作成部13は、その検索された個人病名レコードに、[病名コード]及び[病名]が登録されているかを判定する(S15)。検索された個人病名レコードに、[病名コード]及び[病名]が登録されていない場合(S15で「No」)、チェックマスタ作成部13は、S11で検索されたオーダレコードのうち第i+1番目のレコードを読み込み、S12以降の処理を行う(S16)。
S14で検索された個人病名レコードに、[病名コード]及び[病名]が登録されている場合(S15で「Yes」)、チェックマスタ作成部13は、依頼機会DB19において、その病名コードに対応する[依頼機会]の値をインクリメントする(S17)。
次に、チェックマスタ作成部13は、カレントのオーダレコードの[オーダNo.]をキーにして、検査結果DBを検索する(S18)。検査結果DB17に結果がある場合(S19で「Yes」)、すなわちキーとした[オーダNo.]を有する検査結果レコードがある場合、S20へ進む。
検査結果DB17に結果がない場合(S19で「No」)、すなわちキーとした[オーダNo.]を有する検査結果レコードがない場合、チェックマスタ作成部13は、S11で検索されたオーダレコードのうち第i+1番目のレコードを読み込み、S12以降の処理を行う(S16)。
チェックマスタ作成部13は、チェックマスタ18において、S14の検索にて得られた個人病名レコードの[病名コード]及びS18の検索にて得られた検査結果レコードの[検査コード]と同一の、[病名コード]及び[検査コード]を有するチェックマスタレコードがあるかを判定する(S20)。
S20において、S14の検索にて得られた個人病名レコードの[病名コード]及びS18の検索にて得られた検査結果レコードの[検査コード]と同一の、[病名コード]及び[検査コード]を有するチェックマスタレコードがある場合(S20で「Yes」)、チェックマスタ作成部13は、その同一の[病名コード]及び[検査コード]を有する各チェックマスタレコードの[依頼回数]をインクリメントする(S22)。
それから、チェックマスタ作成部13は、検査結果DB17の[HL]の値がNULLの場合(S23で「No」)、その同一の[病名コード]及び[検査コード]を有する各チェックマスタレコードの[正常値回数]をインクリメントする(S24)。
または、チェックマスタ作成部13は、検査結果DB17の[HL]の値がNULL以外の場合(S23で「Yes」)、その同一の[病名コード]及び[検査コード]を有する各チェックマスタレコードの[異常値回数]をインクリメントする(S25)。
S24またはS25の処理が完了すると、チェックマスタ作成部13は、S11で検索されたオーダレコードのうち第i+1番目レコードについてS12以降の処理を行う(S26)。
S20において、S14の検索にて得られた個人病名レコードの[病名コード]及びS18の検索にて得られた検査結果レコードの[検査コード]と同一の、[病名コード]及び[検査コード]を有するチェックマスタレコードがない場合(S20で「No」)、チェックマスタ作成部13は、チェックマスタ18に新しいチェックマスタレコードを追加する。さらに、チェックマスタ作成部13は、その追加したチェックマスタレコードにその[病名コード]、[病名]、[検査コード]、及び[検査名称]を登録する(S21)。
それから、チェックマスタ作成部13は、その追加したチェックマスタレコードの[依頼回数]を初期化して「1」とする(S27)。
チェックマスタ作成部13は、検査結果DB17の[HL]の値がNULLの場合(S28で「No」)、その追加したチェックマスタレコードの[異常値回数]=0、[正常値回数]=1とする(S29)。
または、チェックマスタ作成部13は、検査結果DB17の[HL]の値がNULL以外の場合(S28で「Yes」)、その追加したチェックマスタレコードの[異常値回数]=1、[正常値回数]=0とする(S30)。
S29またはS30の処理が完了すると、チェックマスタ作成部13は、S11で検索されたオーダレコードのうち第i+1番目のレコードを読み込み、S12以降の処理を行う(S31)。このように、図4のフローを繰り返すことにより、チェックマスタ18が作成される。
次に、生成したチェックマスタ18の使用について説明する。チェックマスタ18の利用形態の実施例1としては、例えば、検査システム12において、検査システム12内の端末から検査項目の検索指示があった場合に、入力された病名に関連する検査項目を取得するためにチェックマスタ18を用いることができる。または、検査システム12内の端末から検査依頼指示があった場合に、依頼された検査項目に過不足がないかをチェックするために、チェックマスタ18を用いることができる。
また、チェックマスタ18の利用形態の実施例2としては、例えば、電子カルテシステム10において、電子カルテシステム10内の端末から検査項目の検索指示があった場合に、検査システム12側において、入力された病名に関連する検査項目を取得するためにチェックマスタ18を用いることができる。または、電子カルテシステム10内の端末から検査依頼指示があった場合に、検査システム12側において、依頼された検査項目に過不足がないかをチェックするために、チェックマスタ18を用いることができる。
以下では、実施例1及び実施例2について詳述する。
(実施例1)
本実施形態では、チェックマスタを保有するシステム内の端末を用いて、チェックマスタを利用する一例を説明する。
図5は、本実施形態(実施例1)における検査システム端末12aの機能構成概念図を示す。依頼入力参照部51が動作すると、図6に示すように、検査依頼画面71が画面表示部54に表示される。検査依頼画面71において検索ボタン74を押下すると、病名別頻出依頼項目参照部52が動作し、チェックマスタ18に基づく検査項目選択画面76が画面表示部54に表示される。また、検査依頼画面71において登録ボタン75を押下すると、病名別頻出依頼項目確認部53が動作し、チェックマスタ18に基づく検査項目確認画面81が画面表示部54に表示される。
図6は、本実施形態(実施例1)における検査依頼時での検査項目の検索する画面例を示す。例えば診察室等で、医師が検査システム端末12aを用いて、所定の受診者について検査依頼をする場合、依頼入力参照部53が動作すると、検査依頼画面71が画面表示部54に表示される。
検査依頼画面71には、受診者ID、診療科コード、病棟コードの表示欄、及び検査依頼の対象となる依頼項目欄72がある。ここでは、依頼項目欄72にまだ何も表示されていないとする。さらに、検査依頼画面71には、病名入力欄73、検索ボタン74、登録ボタン75が設けられている。
医師は、検査依頼時に、受診者IDで特定される受診者の疑い病名を病名入力欄73に入力し、検索ボタン74を押下する。すると、検査項目選択画面76がポップアップ表示される。
検査項目選択画面76には、病名入力欄73に入力された病名に関する検査項目一覧が表示される。例えば、検査項目選択画面76には、符号78で示すように依頼回数の多い上位3つの検査項目が表示され、符号79で示すように異常値回数の多い上位2つの検査項目が表示されている。医師は、表示された各検査項目の横にあるチェックボックスをマウスポインタでチェックすることにより、検査を依頼したい検査項目を選択し、終了ボタン77を押下する。
すると、検査項目選択画面76が閉じて、検査項目選択画面76で選択した検査項目が検査依頼画面71の依頼項目欄72に反映される。なお、依頼項目欄72には、直接検査依頼を入力することもできるので、検索しなくても、通常の検査依頼を行うこともできる。
図7は、本実施形態(実施例1)における検査依頼時での検査項目の検索のフローを示す。図6の検査依頼画面71において、受診者IDで識別される受診者の疑い病名を病名入力欄73に入力し、検索ボタン74を押下する。すると、病名別頻出依頼項目参照部52は、その受診者IDをキーとして個人病名DB11を検索する(S41)。
検索の結果、個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されていない場合(S42で「No」)には、検索処理は終了する(S49)。個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されている場合(S42で「Yes」)には、病名別頻出依頼項目参照部52は、病名入力欄73に入力された病名が、その検索された個人病名レコードの個人病名レコードの[病名]に登録されているかを検索する(S43)。病名入力欄73に入力された病名がその個人病名レコードの[病名]に登録されていない場合(S43で「No」)、検索処理は終了する(S49)。
病名入力欄73に入力された病名が登録されている個人病名レコードが検索された場合(S43で「Yes」)、病名別頻出依頼項目参照部52は、検査項目選択画面76を起動させ、その検索された病名を、検査項目選択画面76に表示させる(S44)。
病名別頻出依頼項目参照部52は、チェックマスタ18から、病名入力欄73に入力された病名と一致する[病名]を有するチェックマスタレコードを抽出する(S45)。
それから、病名別頻出依頼項目参照部52は、その抽出したチェックマスタレコードを[依頼回数]でソートし、上位n(n:任意の整数)項目の[検査名称]を検査項目選択画面76に表示させる(S46)。
それから、病名別頻出依頼項目参照部52は、その抽出したチェックマスタレコードを[異常値回数]でソートし、上位m(m:任意の整数)項目の[検査名称]を検査項目選択画面76に表示させる(S47)。このようにして、検査項目選択画面76の表示処理が終了する(S48)。
図8は、本実施形態(実施例1)における検査依頼項目を登録する画面例を示す。図6において検査項目を選択した後に、または、依頼項目欄72に検査項目を直接入力した後、登録ボタン75を押下すると、検査項目に過不足がないか検査項目チェック処理が実行された後、検査依頼が検査システムに送られる。以下では、チェック処理について詳述する。
検査項目チェック処理では、依頼項目欄72とチェックマスタとが比較される。その比較の結果、検査項目に過不足がある場合、検査項目確認画面81がポップアップ表示されて、過不足の検査項目についてワーニング表示(強調表示)する。
図8では、強調表示の一例として検査項目に下線が引かれている。符号83で示す領域に表示されている検査項目のうち下線が引かれている検査項目がチェックマスタに対して不足している検査項目を示す。また、符号84で示す領域に表示されている検査項目がチェックマスタに対して過多の検査項目を示す。
検査項目確認画面81は、検査項目選択画面76と同様に、検査項目を選択できるので、必要に応じて検査項目を選択し、OKボタン82を押下する。OKボタン82を押下すると、その選択された検査項目についての検査依頼内容が検査システム12の所定のDBに登録され、その依頼情報がオーダDB16に登録される。
また、上記の比較の結果、検査項目に過不足がない場合、その選択された検査項目についての検査依頼内容が検査システム12の所定のDBに登録され、その依頼情報がオーダDB16に登録される。
図9(図9A及び図9B)は、本実施形態(実施例1)における選択した検査依頼項目を登録する際に実行される検査項目チェック処理フローを示す。図6の操作の後、または、図8の検査依頼画面71に検査依頼項目を直接入力した後に、登録ボタン75を押下する(S51)。すると、病名別頻出依頼項目確認部53は、その受診者IDをキーとして個人病名DB11を検索する(S52)。
検索の結果、個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されていない場合(S53で「No」)には、本処理は終了する(S59)。個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されている場合(S53で「Yes」)には、病名別頻出依頼項目確認部53は、病名入力欄73に入力された病名が、その検索された個人病名レコードの個人病名レコードの[病名]に登録されているかを検索する(S54)。病名入力欄73に入力された病名がその個人病名レコードの[病名]に登録されていない場合(S54で「No」)、本処理は終了する(S59)。
病名入力欄73に入力された病名が登録されている個人病名レコードが検索された場合(S54で「Yes」)、病名別頻出依頼項目確認部53は、検査項目選択画面76を起動させ、その検索された病名を、検査項目選択画面76に表示させる(S55)。
病名別頻出依頼項目確認部53は、チェックマスタ18から、病名入力欄73に入力された病名と一致する[病名]を有するチェックマスタレコードを抽出する(S56)。
それから、病名別頻出依頼項目確認部53は、その抽出したチェックマスタレコードを[依頼回数]でソートし、上位n(n:任意の整数)項目の[検査名称]を強調表示(例えば、赤色表示、点滅表示、太字表示、下線表示等)で検査項目選択画面76に表示させる(S57)。
それから、病名別頻出依頼項目確認部53は、その抽出したチェックマスタレコードを[異常値回数]でソートし、上位m(m:任意の整数)項目の[検査名称]を強調表示(例えば、赤色表示、点滅表示、太字表示、下線表示等)で検査項目選択画面76に表示させる(S58)。
以下では、表示された依頼項目毎に処理を行う。なお、依頼項目がなければ(S60で「No」)、本処理は終了する(S65)。
まず、病名別頻出依頼項目確認部53は、検査項目確認画面81に表示された検査項目のうち最上段の依頼項目(以下では、チェックマスタと照合する依頼項目を「チェック対象依頼項目」という)がチェックマスタ18に登録されているかを判定する(S61)。すなわち、病名別頻出依頼項目確認部53は、チェック対象依頼項目の検査名称と一致する[検査名称]がチェックマスタ18に存在するか検索する。S61において、チェック対象依頼項目がチェックマスタに登録されている場合(S61で「Yes」)、病名別頻出依頼項目確認部53は、検査項目確認画面81に表示された検査名称の横にあるチェックボックスをチェックし、強調表示を通常表示に変更する(S63)。
S61において、チェック対象依頼項目がチェックマスタ18に登録されていない場合(S61で「No」)、すなわち、チェック対象依頼項目が、チェックマスタ18に登録されていない検査項目である場合、病名別頻出依頼項目確認部53は、検査項目確認画面81の「その他」のエリアにその依頼項目を強調表示(例えば、赤色表示、点滅表示、太字表示、下線表示等)で表示して、その横にあるチェックボックスをチェックする(S62)。
病名別頻出依頼項目確認部53は、検査項目確認画面81に表示された検査項目の次の依頼項目を読み込む(S64)。このとき、その取得対象の依頼項目があれば(S60で「Yes」)、病名別頻出依頼項目確認部53は、その依頼項目をチェック対象依頼項目としてS61〜S64の処理を行う。取得対象の依頼項目がなければ、本フローは終了する(S65)。
(実施例2)
本実施形態では、チェックマスタを保有するシステムの外部の端末を用いて、チェックマスタを利用する一例を説明する。
図10は、本実施形態(実施例2)における電子カルテシステム10及び検査システム12bの機能構成概念図を示す。電子カルテシステム10と検査システム12bとは、所定のネットワークで接続されている。このネットワークは、例えば、専用通信回線、LAN(Local Area Network)、Internet等の有線または無線による通信回線である。
電子カルテシステム10において、依頼入力参照部91が動作すると、図6または図8と同様に、検査依頼画面71が画面表示部92に表示される。検査依頼画面71において病名の入力を行って検索ボタン74を押下すると、病名を基にチェックマスタ18に登録されている検査コードの情報を検査システム12bに問い合わせる。また、登録ボタン75を押下すると、検査項目に過不足がないか検査項目チェック処理が実行された後、検査依頼が検査システムに送られる。
検査システム12bでは、電子カルテシステム10より問い合わせがあった場合または検査項目チェック指示が通知された場合、その問い合わせ情報又は検査項目チェック指示に基づいて、依頼入力参照部51が病名別頻出依頼項目参照部52または病名別頻出依頼項目確認部53を動作させる。病名別頻出依頼項目参照部52または病名別頻出依頼項目確認部53は、チェックマスタ18を検索し、通信サービス93を介して電子カルテシステム10側に返す。
電子カルテシステム10では、その応答データを基に、チェックマスタ18の内容が画面表示部92に表示される。
図11は、本実施形態(実施例2)における検査依頼時での検査項目の検索のフローを示す。電子カルテシステム10の画面表示部92には、図6と同様に、検査依頼画面71が表示されている。
まずは、電子カルテシステム10の検査依頼画面71上で受診者IDを入力し、受診者IDをキーとして検査システム12bに問い合わせる(S71)。具体的には、検査依頼画面71において、受診者IDで特定される受診者の疑い病名を病名入力欄73に入力し、検索ボタン74を押下する。すると、依頼入力参照部91は、入力された受診者IDと、病名入力欄73に入力された病名と、検索指示情報とを、通信サービス93を介して検査システム12bへ送信する。
検査システム12bは、受診者IDと、病名入力欄73に入力された病名と、検索指示情報とを受信すると、依頼入力参照部53へ転送する。依頼入力参照部53は、その依頼指示情報に基づいて、受診者IDと、病名入力欄73に入力された病名とを病名別頻出依頼項目参照部52へ送る。
病名別頻出依頼項目参照部52は、その受診者IDをキーとして個人病名DB11を検索する(S72)。検索の結果、個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されていない場合(S73で「No」)には、検索処理は終了する(S81)。
個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されている場合(S73で「Yes」)には、病名別頻出依頼項目参照部52は、病名入力欄73に入力された病名が、その検索された個人病名レコードの個人病名レコードの[病名]に登録されているかを検索する(S74)。病名入力欄73に入力された病名がその個人病名レコードの[病名]に登録されていない場合(S74で「No」)、検索処理は終了する(S81)。
病名入力欄73に入力された病名が登録されている個人病名レコードが検索された場合(S74で「Yes」)、病名別頻出依頼項目参照部52は、電子カルテシステム10側の画面表示部92に検査項目選択画面76を表示させるように、依頼入力参照部91に指示を行う。それから、病名別頻出依頼項目参照部52は、その検索された病名を、検査項目選択画面76に表示させるように依頼入力参照部91に指示を行う(S75)。
病名別頻出依頼項目参照部52は、チェックマスタ18から、病名入力欄73に入力された病名と一致する[病名]を有するチェックマスタレコードを抽出する(S76)。その抽出したチェックマスタレコード情報を電子カルテシステム10へ返す(S77)。
依頼入力参照部91は、その抽出したチェックマスタレコード情報を受信すると、その抽出したチェックマスタレコードを[依頼回数]でソートし、上位n(n:任意の整数)項目の[検査名称]を検査項目選択画面76に表示させる(S78)。
それから、依頼入力参照部91は、その取得したチェックマスタレコードを[異常値回数]でソートし、上位m(m:任意の整数)項目の[検査名称]を検査項目選択画面76に表示させる(S79)。このようにして、検査項目選択画面76の表示処理が終了する(S80)。
図12(図12A、図12B)は、本実施形態における選択した検査依頼項目を登録する際に実行される検査項目チェック処理フローを示す。画面表示部92上において、図6において検査項目を選択した後に、または、依頼項目欄72に検査項目を直接入力した後、登録ボタン75を押下すると、検査項目に過不足がないか検査項目チェック処理が実行された後、検査依頼が検査システムに送られる。以下では、チェック処理について詳述する。
図6で説明した操作の後、または、図8の検査依頼画面71に検査依頼項目を直接入力した後に、登録ボタン75を押下する(S91)。これにより、依頼入力参照部91は、受診者IDをキーとして検査システムに問い合わせる(S92)。具体的には、依頼入力参照部91は、入力された受診者IDと、病名入力欄73に入力された病名と、登録チェック指示情報とを、通信サービス93を介して検査システム12bへ送信する。
検査システム12bは、受診者IDと、病名入力欄73に入力された病名と、登録チェック指示情報とを受信すると、依頼入力参照部53へ転送する。依頼入力参照部53は、その登録チェック指示情報に基づいて、受診者IDと、病名入力欄73に入力された病名とを病名別頻出依頼項目確認部53へ送る。
病名別頻出依頼項目確認部53は、その受診者IDをキーとして個人病名DB11を検索する(S93)。検索の結果、個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されていない場合(S94で「No」)には、検索処理は終了する(S101)。
個人病名DB11にその受診者IDを有する個人病名レコードが登録されている場合(S94で「Yes」)には、病名別頻出依頼項目参照部52は、病名入力欄73に入力された病名が、その検索された個人病名レコードの個人病名レコードの[病名]に登録されているかを検索する(S95)。病名入力欄73に入力された病名がその個人病名レコードの[病名]に登録されていない場合(S95で「No」)、検索処理は終了する(S101)。
病名入力欄73に入力された病名が登録されている個人病名レコードが検索された場合(S95で「Yes」)、病名別頻出依頼項目参照部52は、電子カルテシステム10側の画面表示部92に検査項目選択画面76を表示させるように、依頼入力参照部91に指示を行う。それから、病名別頻出依頼項目参照部52は、その検索された病名を、検査項目選択画面76に表示させるように依頼入力参照部91に指示を行う(S96)。
病名別頻出依頼項目参照部52は、チェックマスタ18から、病名入力欄73に入力された病名と一致する[病名]を有するチェックマスタレコードを抽出する(S97)。その抽出したチェックマスタレコード情報を電子カルテシステム10へ返す(S98)。
依頼入力参照部91は、その抽出したチェックマスタレコード情報を受信すると、その抽出したチェックマスタレコードを[依頼回数]でソートし、上位n(n:任意の整数)項目の[検査名称]を強調表示(例えば、赤色表示、点滅表示、太字表示、下線表示等)で検査項目選択画面76に表示させる(S99)。
それから、依頼入力参照部91は、その取得したチェックマスタレコードを[異常値回数]でソートし、上位m(m:任意の整数)項目の[検査名称]を強調表示(例えば、赤色表示、点滅表示、太字表示、下線表示等)で検査項目選択画面76に表示させる(S100)。その後は、図9BのS60〜S65の処理を行う。
なお、病名別頻出依頼項目参照部52または病名別頻出依頼項目確認部53は、チェックマスタDB18より取得した[依頼回数]及び[異常値回数]と、依頼機会DB19より取得した[依頼機会]より、依頼率(=依頼回数/依頼機会)または異常率(=異常回数/依頼回数)を算出してもよい。この場合、例えば、依頼率80%以上もしくは異常率が80%以上の検査項目を測定が必要と思われる検査項目とすることができる。
また例えば、依頼率20%以下もしくは異常率20%以下の検査項目を不必要と思われる検査項目とすることもできる。
このように、本実施形態に係る利用者による検査オーダの入力に関する支援処理をコンピュータに実行させる医療支援プログラムは、検査システムを始め、医療機関の所定のコンピュータの記憶装置にインストールされている。そして、そのコンピュータが、記憶装置から本実施形態に係るプログラムを読み出し、その読み出されたプログラムに基づいて、以下の第一の取得処理、第二の取得、提示処理を実行する。なお、当該プログラムはコンピュータ読み出し可能可搬型記憶媒体に格納されていてもよい。
第一の取得処理は、病名を取得することができる。第一の取得処理は、例えば少なくとも検査依頼画面71に入力された任意の病名を取得することができる。
第二の取得処理は、過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得することができる。第二の取得処理は、例えばS45、S56,またはS97で示すように、少なくとも病名、該病名に関係する検査項目、該検査項目で示される検査が行われた回数である依頼回数、及び該検査項目で示される検査の結果が異常値を示した回数である異常値回数が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報から、前記取得した病名に対応する検査項目、依頼回数及び異常値回数を取得することができる。病名検査項目関連情報は、例えば、チェックマスタ18であり、さらには、個人病名DB11、オーダDB16、検査結果DB17、依頼機会DB19を含んでもよい。
提示処理は、記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示することができる。提示処理は、例えばS46〜S47、S57〜S58,またはS99〜S100で示すように、前記依頼回数または前記異常値回数に基づいて、前記取得した検査項目を検査項目候補として提示することができる。
これにより、受診者の病名及び検査の依頼項目等を蓄積しておき、その蓄積情報に基づいて、病名に対する検査項目の入力の支援をすることができる。
また、前記提示処理は、前記取得した検査項目のうち、前記依頼回数の多い上位n(n:任意の整数)個の検査項目、または前記異常値回数の多い上位m(m:任意の整数)個の検査項目を検査項目候補として提示することができる。
これにより、依頼回数の多い検査項目、または異常値回数の多い検査項目を優先的に表示させることができるので、医者に対して、任意に入力された病名について検査頻度の高い検査項目または異常値を検知しやすいを提示することができる。
また、前記病名検査項目関連情報には、さらに、前記病名に対する検査依頼の回数である依頼機会が含まれていてもよい。この場合、前記医療支援プログラムは、さらに、前記依頼機会に対する前記依頼回数の割合で示される依頼率または前記依頼機会に対する前記異常値回数の割合で示される異常率を算出する算出処理をコンピュータに実行させることができる。このとき、前記提示処理は、前記算出された依頼率が閾値以上の検査項目または異常率が閾値以上の検査項目を検査項目候補として提示することができる。
これにより、依頼率の多い検査項目、または異常率の多い検査項目を優先的に表示させることができるので、医者に対して、任意に入力された病名について検査頻度の高い検査項目または異常値を検知しやすいを提示することができる。
また、前記第一の取得処理は、さらに、任意の検査項目を取得することができる。この場合、前記医療支援プログラムは、さらに、前記第一の取得処理において取得した検査項目と、前記第二の取得処理において取得した検査項目とを照合する照合処理と、をコンピュータに実行させることができる。このとき、前記提示処理は、前記照合の結果、図8に示すように、不一致の検査項目を強調表示して提示することができる。
これにより、検査機関に依頼する検査項目の過不足を医者に対して提示できるので、検査項目が不足している場合には、医者はすぐに、検査項目を追加することができる。
本実施形態によれば、ドクターによる検査依頼の漏れのチェックや、余計な検査を減らすことができる。また、検査依頼の漏れによる、再依頼や再採血を減らすことで、業務の効率化や受診者負担減につながる。また余計な検査を減らすことで検査室コスト減につながる。
さらに、本実施形態に係るチェックマスタを利用することで、受診者から採取できる検体が少量の場合、優先的に必要な検査を導きだすことで、少量の採血・検査でより良い結果を得ることが出来る。
例えば、依頼率(依頼回数/依頼機会)80%以上もしくは異常率(異常回数/依頼回数)が80%以上の検査項目を測定が必要と思われる検査項目とすることができる。また例えば、依頼率20%以下もしくは異常率20%以下の検査項目を不必要と思われる検査項目とすることもできる。そして、例えば、夜間バッチ等により、そのような条件でチェック・抽出し、検査項目の妥当性を判断するようにしてもよい。
本実施形態に係るチェックマスタを使用することにより、受診者検体が少量の場合に、優先的に測定すべき検査項目を判断してもよい。また、検査システムに受診者病名や投与薬剤の情報と共に、依頼項目及び検査結果を蓄積し、解析を行うことで、受診者に対する検査の項目が妥当かどうかを判断することができる。
なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。
3 PC
10 電子カルテシステム
11 個人病名DB
12,12b 検査システム
12a 検査システム端末
13 チェックマスタ作成部
14 検査情報参照部
15 カルテ情報参照部
16 オーダDB
17 検査結果情報DB
18 チェックマスタ
19 依頼機会DB
51 依頼入力参照部
52 病名別頻出依頼項目参照部
53 病名別頻出依頼項目確認部
54 画面表示部
91 依頼入力参照部
92 画面表示部
93 通信サービス

Claims (4)

  1. 利用者による検査オーダの入力に関する支援処理をコンピュータに実行させる医療支援プログラムであって、
    病名を取得する第一の取得処理と、
    過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得する第二の取得処理と、
    前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示する提示処理と、
    を、コンピュータに実行させる医療支援プログラム。
  2. 前記第一の取得処理は、さらに、任意の検査項目を取得し、
    前記医療支援プログラムは、さらに、
    前記第一の取得処理において取得した検査項目と、前記第二の取得処理において取得した検査項目とを照合する照合処理と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記提示処理は、前記照合の結果、不一致の検査項目を強調表示して提示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療支援プログラム。
  3. 利用者による検査オーダの入力に関する支援処理を行う医療支援装置であって、
    病名を取得する第一の取得手段と、
    過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得する第二の取得手段と、
    前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とする医療支援装置。
  4. コンピュータにより行われる、利用者による検査オーダの入力に関する支援をする医療支援方法であって、
    前記コンピュータは、
    病名を取得し、
    過去に実施された検査に関し、病名、検査項目、及び検査結果が関係付けられて格納された病名検査項目関連情報を参照し、前記取得した病名に対応する検査項目及び該検査項目に対応する検査結果のうち異常値を示した検査結果の回数を取得し、
    前記取得された回数に基づいて、前記取得された検査項目を検査項目候補として提示する、
    ことを特徴とする医療支援方法。
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