JP2013252160A - 臨床情報表示装置および臨床情報表示方法並びに臨床情報表示プログラム - Google Patents

臨床情報表示装置および臨床情報表示方法並びに臨床情報表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示対象患者の疾患に応じて表示対象患者の臨床情報から重要な臨床情報のみを適切かつ容易に抽出して表示する。
【解決手段】(1)治療結果サマリ、(2)治療検討用サマリ、(3)治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つからなるサマリ関連情報から、疾患および臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報が含まれる度合いを臨床情報項目別に算出して項目情報とし、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、疾患に重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成し、表示対象疾患と表示対象疾患に対応する表示フィルタに基づいて、表示対象となる患者の臨床情報を表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、患者の複数の臨床情報のうちその患者に想定される疾患の診断に必要な重要な臨床情報を表示するための臨床情報表示装置および臨床情報表示装置の動作方法並びに臨床情報表示プログラムに関するものである。
近年、医療分野においては、診察が行われる際に臨床情報を表示して、病名の診断や治療方針などを決定するための参考情報として利用されている。
臨床情報には様々な種類の項目(臨床情報項目)があり、実際の医療現場では、患者に特定の疾患が疑われるときには、その特定の疾患の診断に重要と考えられている臨床情報項目(重要臨床情報項目)の臨床情報を抽出し、抽出された臨床情報に基づいて診断を行っている。しかし、近来の医療技術の進展に伴い臨床情報項目の多様化が進むにつれて、1人の患者について多数の臨床情報が存在する事例も多く、対象となる患者に対して必要な重要臨床情報を検出して表示することはユーザの大きな負担となっている。このため、患者の臨床情報の中から患者の疾患に対応する重要臨床情報を自動的に検出して表示する技術が期待されている。
このような問題を解決するために、特許文献1は、疾患に応じて、疾病情報データベースの中から正常範囲を外れる臨床情報項目などの診療上必要とされる臨床情報項目を検索して表示する技術を開示している。
また、特許文献2は、所定の患者の多数の医用画像から必要な医用画像を選択する労力を低減するために、所定の患者の読影レポート作成時の画像の参照頻度、表示回数、挿入頻度などの操作履歴に基づいて優先度を設定し、優先度に応じて所定の患者の医用画像を表示する技術を提案している。
また、特許文献3は、新規患者データが入力されると、比較対象となる複数の患者の各事例データの臨床情報と新規患者データの臨床情報との類似度を求め、その類似度が最大である疾患と、類似度算出に用いられた影響が最大である新規患者データ中の臨床情報とを一緒に表示する技術を提案している。
特開平8−263562号公報 特開2006−271541号公報 特開2004−288047号公報
しかしながら、引用文献1の手法によれば重要臨床情報項目を設定する知識と労力が必要である。また、想定される疾患に対する重要臨床情報について予め知見のないユーザには、疾患に応じた重要臨床情報を設定することは難しい。
また、引用文献2の手法によれば、所定の患者の臨床情報に対する操作履歴のみを対象として表示すべき臨床情報を決定している。診断の効率化のためには、所定の患者だけでなく同じ疾患を有する複数の患者の間で表示すべき臨床情報を共有できることが好ましいが、この操作履歴に含まれる臨床情報には、所定の患者の特有の事情によって選択された臨床情報と疾患に対応する重要臨床情報の両方が混ざっているため、所定の患者について表示された臨床情報を所定の患者以外の患者の重要臨床情報としてそのまま転用することは適切でないと考えられる。
また、引用文献3の手法では、新規患者に想定される疾患およびその疾患に対応する重要臨床情報とは無関係に、新規患者に想定される疾患とは関連の少ない臨床情報にも基づいて新規患者の臨床情報と事例データの臨床情報が類似する疾患を推定している。このため、新規患者に想定される疾患とは関連の少ない臨床情報が事例データの臨床情報に類似している場合に、疾患を誤推定してしまう恐れがあり、この場合には、新規患者に想定される疾患とは無関係の臨床情報が表示されてしまう可能性がある。
上記の事情から、診断上重要とされる重要臨床情報を容易かつ適切に設定できる技術が求められる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、過去の症例の臨床情報項目の中から、各疾患の診断に必要な重要な臨床情報項目を自動的に決定する臨床情報表示装置および臨床情報表示装置の動作方法並びに臨床情報表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る臨床情報表示装置は、複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者の想定される疾患および患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つをサマリ関連情報として取得し、取得した複数の患者のサマリ関連情報から疾患および臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得するサマリ抽出情報取得部と、サマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる度合いを臨床情報項目別に算出して項目情報とする項目情報算出部と、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、疾患にその疾患に対応する重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成する表示フィルタ作成部と、表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した表示対象疾患に対応する表示フィルタに基づいて、表示対象となる患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させる表示制御部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係る臨床情報表示方法は、サマリ抽出情報取得部と、項目情報算出部と、表示フィルタ作成部と、表示制御部とを備えた臨床情報表示装置における臨床情報表示方法であって、複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者の想定される疾患および患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つをサマリ関連情報として取得し、取得した複数の患者のサマリ関連情報から疾患および臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得し、サマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる度合いを臨床情報項目別に算出して項目情報とし、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、疾患にその疾患に対応する重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成し、表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した表示対象疾患に対応する表示フィルタに基づいて、表示対象となる患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させることを特徴とするものである。
本発明にかかる臨床情報表示プログラムは、コンピュータを、複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者の想定される疾患および患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つをサマリ関連情報として取得し、取得した複数の患者のサマリ関連情報から疾患および臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得するサマリ抽出情報取得部と、サマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる度合いを臨床情報項目別に算出して項目情報とする項目情報算出部と、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、疾患にその疾患に対応する重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成する表示フィルタ作成部と、表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した表示対象疾患に対応する表示フィルタに基づいて、表示対象となる患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させる表示制御部として機能させることを特徴とするものである。
上記「治療結果サマリ」とは、患者ごとに、患者の疾患とこの患者の疾患に対する治療内容などの臨床情報を総括して説明する要約情報であれば何でもよく、代表的には、退院サマリが挙げられる。一般的に、退院サマリには、入院から退院までの経過・治療内容が要約され、最終診断名と転帰などが記載されている。
上記「治療検討用サマリ」とは、患者ごとに、患者に想定される疾患とこの患者の想定される疾患に対する治療内容等の臨床情報を総括して説明する要約情報であれば何でもよく、代表的には、患者の想定疾患及び臨床情報を医師らで共有し、その診断や治療方針を検討するためのカンファレンスに用いるためのカンファレンス用サマリが挙げられる。一般的にカンファレンス用サマリには、想定される患者の疾患および経過、治療内容などが記載されている。
「治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴」または「治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴」とは、治療結果サマリまたは治療検討用サマリを作成するためにユーザによりキーボードやポインティングデバイスやタッチパネルなどの入力装置を用いて行われた操作およびこの操作に伴って処理装置内で実施される所定の処理の履歴であり、例えば、電子カルテ、治療内容、各種検査結果のファイル(電子カルテ等のファイル)の開閉のための操作、電子カルテ等のファイルに記載された情報を選択する操作、電子カルテ等のファイルからコピーした情報を治療結果サマリまたは治療検討用サマリに挿入する操作、診断名およびその他経過情報などの入力操作などからなる。また、治療結果サマリまたは治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴は、治療結果サマリまたは治療検討用サマリを新規作成するときの操作履歴だけでなく、一旦作成された治療結果サマリまたは治療検討用サマリを追って編集するときの操作履歴も含む。また、治療結果サマリまたは治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴は、治療結果サマリまたは治療検討用サマリを新規作成するときの操作履歴の全てでなく操作履歴の一部であってもよい。
「臨床情報」とは、診断のために取得した患者に関する情報をいい、患者に対して施された検査や患者の申告などより得られる情報である。また、「臨床情報」は、診断のために取得した患者についての情報であればいかなる情報であってもよく、血圧、脈拍、年齢、性別、体重、体温、呼吸数などの患者基本情報、主訴、生活歴、既往歴、家族歴、各種検査結果データ、各種画像所見および画像特徴量、投薬・治療実施内容、治療結果、遺伝子情報、重症度などを含んでもよい。
また、臨床情報項目は、臨床情報の種類を表す項目であり、臨床情報の種類を種々の方法により分類したものであってよい。例えば、患者基本情報に関して血圧、脈拍、年齢、性別、体重、体温、呼吸数などを臨床情報項目とすることができ、血液検査に関して検査項目、画像検査に関してモダリティの種類、投薬情報に関して薬剤の種類などを臨床情報項目とすることができる。
さらに、「項目情報」は、疾患ごとに各臨床情報が含まれる度合いを臨床情報項目別に表すものであればよく、例えば、疾患ごとにサマリ関連情報に臨床情報が含まれる頻度を項目情報として用いることができる。
なお、上記「表示対象となる患者」は、「複数の患者」に含まれる患者であってもよく、「複数の患者」に含まれない患者であってもよい。
上記本発明にかかる臨床情報表示装置において、表示制御部に表示された表示対象患者の臨床情報に基づいて、表示から非表示に変更された臨床情報項目または非表示から表示に変更された臨床情報項目を変更情報として取得する変更情報取得部と、表示対象疾患および表示対象疾患に対応する変更情報に基づいて、表示フィルタの重要臨床情報項目を変更する表示フィルタ変更部とをさらに備えることが好ましい。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、表示制御部に表示された表示対象患者の臨床情報に基づいて、表示から非表示に変更された臨床情報項目または非表示から表示に変更された臨床情報項目を変更情報として取得する変更情報取得部をさらに備え、項目情報算出部が、さらに表示対象疾患および表示対象疾患に対応する変更情報にも基づいて疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる度合いを算出して項目情報を算出することが好ましい。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、項目情報算出部が、治療結果サマリを作成するための一連の操作履歴および/または治療検討用サマリを作成するための一連の操作履歴のうち、臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリに挿入する操作および臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリから削除する操作を用いて項目情報を算出するものであることが好ましい。
「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリに挿入する操作」は、臨床情報を選択して治療結果サマリに挿入する操作であれば、任意の操作方法であってよい。例えば、「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリに挿入する操作」は必ずしも挿入する操作そのものを含む必要はなく、臨床情報をマウスなどのポインティングデバイスで選択する操作のみによりサマリに選択された挿入する入力アプリケーションを用いている場合には、臨床情報をマウスなどのポインティングデバイスで選択する操作が「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリに挿入する操作」に相当する。
「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリから削除する操作」は、臨床情報を選択して治療結果サマリに削除する操作であれば、任意の操作方法であってよい。例えば、「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリから削除する操作」は必ずしも削除する操作そのものを含む必要はなく、臨床情報をマウスなどのポインティングデバイスで選択する操作のみによりサマリから選択された臨床情報を削除する入力アプリケーションを用いている場合には、臨床情報をマウスなどのポインティングデバイスで選択する操作が「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリから削除する操作」に相当する。
また、項目情報を算出する際には、「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリに挿入する操作」によりサマリ関連情報に臨床情報が含まれる度合いを増加させ、「臨床情報を選択して治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリから削除する操作」によりサマリ関連情報に臨床情報が含まれる度合いを減少させることが好ましい。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、項目情報は、サマリ抽出情報に臨床情報が含まれる頻度を疾患ごとに表した情報であり、表示フィルタ作成部が、項目情報に基づいて、サマリ抽出情報に臨床情報が含まれる頻度が所定のしきい値より大きい臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定することが好ましい。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、表示フィルタ作成部が、サマリ抽出情報に基づいて、所定の疾患に該当する場合に臨床情報項目を含む条件付き確率を、所定の疾患に該当しない場合に臨床情報項目を含む条件付き確率で除算した尤度比に基づいて所定の疾患の重要臨床情報項目をさらに決定してもよい。
「尤度比に基づいて」さらに重要臨床情報項目を決定するとは、例えば、表示フィルタ作成部が、尤度比がしきい値以上である臨床情報項目を重要臨床情報項目とすることが考えられる。このしきい値は、尤度比の値に基づいて、疾患に対する臨床情報項目の関連の深さ(疾患である場合に臨床情報項目を含む確からしさ)がある程度大きいものと評価できる数値であれば任意に設定でき、例えば、1.5以上の値とすることが好適であり、より好ましくは2以上の値とすることが好適である。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、臨床情報が薬剤を表す投薬情報を含み、サマリ関連情報抽出部が、同一種類の薬剤に分類される複数の薬剤を1つの薬剤として、疾患ごとに投薬情報を対応付けてサマリ抽出情報を算出することが好ましい。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、表示フィルタにおいて重要臨床情報項目が複数の表示段階をさらに対応付けられており、表示制御部が表示段階に応じて表示対象患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報の表示態様を異ならせることが好ましい。
「表示段階に応じて表示対象患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報の表示態様を異ならせる」とは、表示段階に応じて表示対象患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報の表示態様を異ならせる種々の方法を適用できる。例えば、2段階の表示レベルを各重要臨床情報項目に設定し、表示レベルが大きい重要臨床情報項目に対応する臨床情報を詳細表示し、表示段階の値が小さい重要臨床情報項目に対応する臨床情報を簡易表示にすることが考えられる。また、例えば、表示段階に応じて、重要臨床情報項目に対応する臨床情報の色や大きさなどを異ならせて臨床情報の識別表示を行ってもよい。
また、本発明にかかる臨床情報表示装置において、項目情報算出部が、同一種類の疾患に分類される複数の疾患を1つの疾患として、疾患ごとに項目情報を算出することが好ましい。
本発明によれば、複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者の想定される疾患および患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つをサマリ関連情報として取得し、取得したサマリ関連情報から疾患および臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得し、サマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる度合いを臨床情報項目別に算出して項目情報とし、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、疾患にその疾患に対応する重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成し、表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した表示対象疾患に対応する表示フィルタに基づいて、表示対象となる患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させている。治療結果サマリおよび治療検討用サマリには、患者の疾患またはその疾患の判断や治療方針の決定のために重要な情報であるとユーザが判断した臨床情報が要約されているため、疾患の診断または治療に関連しない臨床情報が含まれることが少なく、疾患の診断や治療方針の決定に重要と考えられる臨床情報のみが記載されている可能性が高い。このため、治療結果サマリおよび治療検討用サマリおよびこれらを作成するための一連の操作履歴に基づいて、疾患ごとに重要な臨床情報項目を決定することにより、疾患の診断や治療方針の決定に関連しない臨床情報を重要な臨床情報と誤って決定することが低減できる。従って、重要な臨床情報とそれ以外の臨床情報を適切に判断して重要臨床項目を決定した表示フィルタを作成することができ、この表示フィルタを用いることにより、ユーザが表示対象患者の重要臨床情報を検索、編集する労力を低減し、精度良く容易に重要臨床情報のみを表示できる。また、不必要な臨床情報の表示を低減して表示対象患者の臨床情報を表示することにより、医師らが重要な臨床情報を容易に把握でき効率よく診断を進めることができる。
本発明の実施形態における臨床情報表示装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図 本発明の実施形態におけるサマリ関連情報作成方法の一例を示す図 本発明の実施形態における表示フィルタ作成の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態における臨床情報表示の流れを示すフローチャート 本発明の実施形態の変形例における表示フィルタ作成の流れを示すフローチャート
本発明の臨床情報表示装置の形態について、図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態による臨床情報表示装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図であり、第1の実施形態における臨床情報表示装置の機能ブロック図である。
図1に示したように、医療情報システム10は、医療情報管理サーバ3、電子カルテ保管サーバ4、診療科端末2、検査室端末5、および画像診断システム6がネットワーク7を介して通信可能に接続されて構成されている。
電子カルテ保管サーバ4は、電子カルテが格納された電子カルテデータベースを備え、ネットワーク7を介して医療情報管理サーバ3、診療科端末2、検査室端末5、画像診断システム6と通信可能に接続された構成となっている。
本実施形態における臨床情報表示装置1は、ネットワーク7を介して接続された医療情報管理サーバ3、および診療科端末2により構成される。医療情報管理サーバ3、および診療科端末2の各コンピュータは、CD−ROM等の記録媒体からインストールされたプログラムによって制御されて、本実施形態の臨床情報表示装置1として機能する。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
医療情報管理サーバ3は、サマリ関連情報データベース3Aを備えたコンピュータである。また、医療情報管理サーバ3には、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアの他、本実施形態にかかる臨床情報表示処理を実現するための臨床情報表示アプリケーションソフトウェアがインストールされ、医療情報管理サーバ3は、後述のサマリ関連情報を取得し、取得したサマリ関連情報から疾患およびその臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得するサマリ抽出情報取得部31と、サマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる頻度を臨床情報項目別に算出して項目情報とする項目情報算出部32と、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、疾患にその疾患に対応する重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成する表示フィルタ作成部33として機能する。
診療科端末2は、診療科の医師などが患者の臨床情報の閲覧や検査オーダの入力などに利用するコンピュータであり、一般的なディスプレイである表示装置24と、キーボード及びマウスからなる入力装置23とを備えている。さらに、診療科端末2は、各診療科で実施された検査結果や作成された電子カルテの情報に基づいて後述の退院サマリおよびカンファレンス用サマリを作成するためにも利用され、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアと、退院サマリおよびカンファレンス用サマリを入力するためのアプリケーションソフトウェアとがそれぞれインストールされている。
また、診療科端末2は、本実施形態にかかる臨床情報表示処理を実現するための臨床情報表示アプリケーションソフトウェアが組み込まれ、表示対象患者の疾患(表示対象疾患)および表示対象患者の臨床情報を取得する表示対象情報取得部21と、表示対象疾患に対応する表示フィルタに基づいて、表示対象患者の重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させる表示制御部22と、サマリ関連情報を作成するサマリ関連情報作成部25と、表示制御部に表示された表示対象患者の臨床情報に基づいて、表示から非表示に変更された臨床情報項目または非表示から表示に変更された臨床情報項目を変更情報として取得する変更情報取得部27と、変更情報に基づいて、表示フィルタの重要臨床情報項目を変更する表示フィルタ変更部28として機能する。また、サマリ関連情報作成部25は、退院サマリを作成する際に退院サマリ作成のための一連の操作履歴を取得するための履歴取得部26を備えている。
検査室端末5は、各診療科と離れた検査室におかれ、各診療科端末2から入力された検査オーダにしたがって検査室で実施された検査結果の情報を入力するために利用するコンピュータであり、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアに加え検査オーダの閲覧および検査結果の入力を行なうためのソフトウェアが組み込まれている。各検査室で行なわれた検査結果の情報は、検査室端末5から検査オーダや患者IDと関連づけて入力される。ここでは、電子カルテ保管サーバ4が検査結果情報の管理サーバとしても機能しており、入力された検査結果の情報は電子カルテ保管サーバ4に備えられた検査結果データベースに記憶される。
画像診断システム6は、公知のコンピュータシステムであり、ここでは、画像診断医用ワークステーション(不図示)と、CT、MRI等のモダリティ(不図示)と、CT、MRI等のモダリティでの撮影によって得られた画像データが格納された画像データベースを備えた画像管理サーバ61と、撮影で得られた画像の読影結果を含む読影レポートが格納された読影レポートデータベースを備えた読影レポートサーバ62とがネットワーク7を介して通信可能に接続された構成となっている。画像診断医用ワークステーションは、種々の画像解析処理ソフトウェアがインストールされ、診断目的・対象に応じて、種々の画像解析処理を実行することが可能なように構成されている。
本実施形態にかかる臨床情報表示処理は、サマリ関連情報を作成する段階(サマリ関連情報作成段階)と、表示フィルタを作成する段階(表示フィルタ作成段階)と、表示対象患者の臨床情報を表示する段階(表示段階)の3つの段階に区分することができる。以下に、上記3つの段階において本臨床情報表示装置1の各機能ブロックに実行される各処理を段階ごとに順に説明する。
<サマリ関連情報作成段階>
本実施形態において、サマリ関連情報作成部25は、ユーザの入力操作に基づいて退院サマリおよびカンファレンス用サマリを作成し、サマリ関連情報としてサマリ関連情報データベース3Aに記憶する。また、サマリ関連情報作成部25に備えられた履歴取得部26は、退院サマリまたはカンファレンス用サマリが新規に作成される際に、退院サマリまたはカンファレンス用サマリを作成するための一連の操作履歴をそれぞれ取得してサマリ関連情報としてサマリ関連情報データベース3Aに記憶する。
サマリ関連情報データベース3Aには、診療科端末2で作成されたサマリ関連情報や他の医療情報システムで作成されて本医療情報システム10にコピーされた多数のサマリ関連情報が記憶されている。これらの多数のサマリ関連情報は、退院サマリ(治療結果サマリ)、カンファレンス用サマリ(治療検討用サマリ)、退院サマリを作成するための一連の操作履歴またはカンファレンス用サマリを作成するための一連の操作履歴のいずれかを表す情報である。また、同じ患者の同じ疾患について退院サマリ等を表すサマリ関連情報とその退院サマリ等を作成するための一連の操作履歴を表すサマリ関連情報の両方が存在する場合には、内容が重複するサマリ関連情報を用いないように、退院サマリ等を作成するための一連の操作履歴のみを用いて、後述のフィルタ作成段階に含まれるサマリ抽出情報算出処理や項目情報算出処理などの各処理を実施するものとする。
図2に退院サマリ作成方法の一例を示す図である。図2の退院サマリSに示されるように、ここでいう退院サマリSは、疾患と、入院から退院までの経過・治療内容を表す臨床情報が要約されたものである。また、カンファレンス用サマリは、医師らの医療関係者が診断対象患者の想定される疾患や臨床情報を参照して診断対象患者の事例に関する情報を共有し、診断対象患者の事例に関する情報や治療方針などを検討するためのカンファレンスのために、診断対象患者ごとに、患者に想定される疾患とこの患者の想定される疾患に対する治療内容が総括されたものであり、患者に想定される疾患とその患者に対する経過・治療内容を表す臨床情報が要約されたものである。
図2を用いて、ユーザがある患者について退院サマリSを作成する流れの例を説明する。まず、ユーザは、退院サマリ作成用のアプリケーションを起動し、退院サマリ入力ウィンドウSiを表示装置24に表示する。そして、ユーザは、退院サマリSを作成する対象患者の電子カルテ、および、バイタルデータT1(患者の基本的な情報を表す基本データ)、血液検査データT2、投薬情報T3などの臨床情報データをそれぞれ電子カルテサーバ等から検索して診療科端末2にロードし、表示装置24に表示する。次いで、退院サマリ入力ウィンドウSiに設けられた患者、主訴、現病歴、経過、診断に関する各欄に、表示された臨床情報データを参照しながらキーボードやマウスで必要な情報を記入する。
図2においては、バイタルデータ、血液検査データ、投薬情報について、ユーザが図中太枠部分の情報を、入力装置23を操作してそれぞれ選択すると、サマリ関連情報作成部25がユーザの選択操作を受け付けて、選択された太枠内の臨床情報に対応する臨床情報項目を特定し、選択された臨床情報及びこの臨床情報項目に対応する臨床情報項目を退院サマリ入力ウィンドウSiに挿入する。また、患者、主訴、現病歴、経過、診断の各欄について、ユーザがマウスを用いて電子カルテから各欄に記載すべき事項をそれぞれ選択して退院サマリ入力ウィンドウの上記各欄へ適宜挿入する操作(コピーアンドペースト操作)を繰り返すと、サマリ関連情報作成部25はこの選択して挿入する操作を受け付けて退院サマリ入力ウィンドウの患者、主訴、現病歴、経過、診断の各欄に選択された事項をそれぞれ挿入する。
ユーザが退院サマリ入力ウィンドウSiの各欄の入力を完了してユーザが退院サマリ作成用のアプリケーションを終了すると、サマリ関連情報作成部25は、作成された退院サマリを、医療情報管理サーバ3を介してサマリ関連情報データベース3Aに記憶する。
また、本実施形態では、履歴取得部26は、退院サマリ作成用(またはカンファレンス用サマリ作成用)のアプリケーションが一度起動してから終了するまでの操作履歴を、「一連の」操作履歴として取得してサマリ関連情報としてサマリ関連情報データベース3Aに記憶する。具体的には、履歴取得部26は、退院サマリ作成用(またはカンファレンス用サマリ作成用)のアプリケーションが起動すると、退院サマリまたはカンファレンス用サマリ(以下、退院サマリまたはカンファレンス用サマリを退院サマリ等と記す。)の作成が開始されたと判断して入力装置23からの操作履歴の記憶を開始し、退院サマリ作成用(またはカンファレンス用サマリ作成用)のアプリケーションが終了すると、退院サマリ等の作成が終了したと判断して入力装置23からの操作履歴の記憶を終了する。また、履歴取得部26は、退院サマリ等を新規作成するときだけでなく、退院サマリ等を編集する際にも、退院サマリ作成用(またはカンファレンス用サマリ作成用)のアプリケーションの起動と終了に応じて操作履歴を取得する。なお、履歴取得部26により取得された履歴は、サマリ関連情報としてネットワークを介して医療情報管理サーバ3によってサマリ関連情報データベース3Aにそれぞれ記憶される。
履歴取得部26は、例えば、図2に示す退院サマリ作成の際に、一連の操作履歴として、(i)電子カルテ、および、バイタルデータT1、血液検査データT2、投薬情報T3などの臨床情報データを選択して表示させる操作履歴、(ii)バイタルデータ、血液検査データ、投薬情報について、ユーザが図3中太枠部分の臨床情報をそれぞれ選択し、選択された臨床情報とその臨床情報に対応する臨床情報項目が退院サマリ入力ウィンドウSiに挿入される操作履歴、(iii)患者、主訴、現病歴、経過、診断の各欄について、ユーザがマウスを用いて電子カルテから各欄に記載すべき事項をそれぞれ選択して退院サマリ入力ウィンドウの上記各欄へ適宜挿入する操作履歴を時系列に取得し、取得した一連の操作履歴を医療情報管理サーバ3を介してサマリ関連情報データベース3Aに記憶する。なお、上記のように、一連の操作履歴は、操作そのものだけでなく、操作に伴って診療科端末2が実施する一連の処理も含む。
<表示フィルタ作成段階>
図3に表示フィルタ作成段階の処理の流れを表すフローチャートを示す。図3に従って、表示フィルタ作成段階の処理の流れを説明する。
まず、サマリ抽出情報取得部31は、サマリ関連情報データベース3Aに記憶された複数の患者について、サマリ関連情報を取得する(ST01)。
次いで、サマリ抽出情報取得部31は、取得したサマリ関連情報から疾患および臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得する(ST02)。
サマリ抽出情報取得部31は、取得したサマリ関連情報を自然言語処理解析して、予め登録された疾患または臨床情報項目がサマリ関連情報に含まれるか否かを判別して、疾患と臨床情報項目を抽出する。そして、サマリ関連情報ごとに、疾患(ここでは疾患コード)と臨床情報項目とサマリ関連情報に臨床情報項目が含まれる回数を対応付けたサマリ抽出情報を抽出する。
例えば、図2に示した退院サマリ作成の操作履歴から、以下の表1のようなサマリ抽出情報が算出される。なお、サマリ抽出情報取得部31は、同一分類に属する複数の薬剤を1つの薬剤として臨床情報項目がサマリ関連情報に含まれる回数を集計する。図2に示したようにサマリ関連情報に臨床情報項目として薬剤A1が含まれていた場合、サマリ抽出情報取得部31は、薬剤A1を、薬剤A1が属する薬剤の種類である抗菌剤に置換して、臨床情報項目がサマリ関連情報に含まれる回数を集計する。なお、本実施形態におけるサマリ抽出情報取得部31は、新規にサマリ関連情報が登録された際に登録されたサマリ関連情報についてサマリ抽出情報を抽出する。
なお、サマリ抽出情報取得部31は、退院サマリ(またはカンファレンス用サマリ)作成のための一連の操作履歴からサマリ抽出情報を算出する場合、一連の操作履歴に、特定の臨床情報を選択して挿入する操作を判別し、選択されて退院サマリ等に挿入された臨床情報項目は回数を1加算して回数を集計する。また、一連の操作履歴に、特定の臨床情報を選択して削除する操作を判別し、選択されて退院サマリ等から削除された臨床情報項目は回数を1減算して回数を集計する。退院サマリ等の作成段階で退院サマリ等から削除された臨床情報は、疾患の診断のために重要ではないと判断された可能性があるため、疾患の診断のために重要ではないと判断された臨床情報項目が後続の処理で重要臨床情報項目と判断されてしまうのを防ぐためである。
項目情報算出部32は、サマリ抽出情報に基づいて、疾患ごとに各臨床情報が含まれる頻度を臨床情報項目別に算出して項目情報とする(ST03)。この項目情報算出処理は、予め設定された所定の間隔で定期的に実施されるものとする。
項目情報算出部32は、サマリ抽出情報を集計して、所定の疾患についてサマリ抽出情報に各臨床情報項目が含まれる回数を、所定の疾患に対して存在するサマリ抽出情報の数で除算することにより、所定の疾患について各臨床情報項目が含まれる頻度を算出する。表2は、サマリ抽出情報を集計して得られた、各疾患に対して存在するサマリ抽出情報の数を示す。なお、サマリ抽出情報は、1つのサマリ関連情報に対して1つ対応するサマリ抽出情報が抽出されているものとする。表3および表4は、サマリ抽出情報に基づいて疾患(肺炎または肺がん)ごとにその疾患について各臨床情報項目が含まれる頻度を対応付けた項目情報の例を示す。
また、項目情報算出部32は、表2、3および表4に示すように、同一種類の疾患に分類される複数の疾患を1つの疾患として、この1つの疾患ごとに項目情報を算出する。例えば、項目情報算出部32は、表1に示すようにサマリ抽出情報に含まれる疾患が細菌性肺炎であっても、細菌性肺炎は肺炎に分類されるものであるため、細菌性肺炎を肺炎に置き換えてサマリ抽出情報に含まれる臨床情報項目の頻度の算出を行う。
表示フィルタ作成部33は、算出された項目情報が所定の条件を満たす臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定する(ST04)。
表示フィルタ作成部33は、下記(条件1)および(条件2)の少なくとも一方を満たす場合に、所定の臨床情報に対応する臨床情報項目を重要臨床項目として決定する。
(条件1)所定の疾患である場合に所定の臨床情報項目を含む頻度が第1しきい値(=60%)以上である。
(条件2)下記条件式(A)により定義される尤度比が第2しきい値(=2)以上である。
[所定の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報を含む条件付き確率]/[所定の疾患以外の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報を含む条件付き確率]…(A)
表示フィルタ作成部33は、表3および表4に示す項目情報に基づいて、条件1を満たす臨床情報項目を重要臨床項目とする。表3および表4に示す例では、条件1に基づいて決定された重要臨床情報項目を太字で示している。
また、表示フィルタ作成部33は、条件2に基づいて、所定の臨床情報項目について条件式(A)によって定義される尤度比(評価値)が第2しきい値(=2)以上である場合に、所定の臨床情報項目を重要臨床項目とする。
以下に、条件2に基づく重要臨床情報項目の決定方法に基づいて、具体例を用いて説明する。項目情報算出部32は、表3および4に示すような項目情報を算出する際に、表5に示すように全部のサマリ抽出情報において各臨床情報項目がそれぞれ何回含まれるか集計する。
上記表4および5に示す例を用いて、疾患(肺がん)と臨床情報項目(ホルモン剤)、および、疾患(肺がん)と臨床情報項目(体温)について、上記条件式(A)により算出される尤度比の具体的な算出方法を説明する。
<例1:肺がんとホルモン剤>
上記表4および表5に基づくと、上記条件式(A)の分子に定義される[所定の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報履歴を含む条件付き確率]は、[肺がんである場合にサマリ抽出情報がホルモン剤を含む条件付き確率]=(疾患が肺がんであってサマリ抽出情報がホルモン剤を含む回数(=206))/(疾患が肺がんであるサマリ抽出情報の数(=1218))として算出できる。
また、上記条件式(A)の分母に定義される[所定の疾患以外の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報を含む条件付き確率]は[肺がん以外の疾患である場合にサマリ抽出情報がホルモン剤を含む条件付き確率]=(全てのサマリ抽出情報におけるホルモン剤を含む回数(=308)−疾患が肺がんであってサマリ抽出情報がホルモン剤を含む回数(=206))/(全サマリ抽出情報の数(=2537)-(疾患が肺がんであるサマリ抽出情報の数(=1218))として算出できる。これらを用いて上記尤度比を算出すると以下のようになる。
[肺がんである場合にサマリ抽出情報がホルモン剤を含む確率]/[肺がん以外の疾患である場合にサマリ抽出情報がホルモン剤を含む確率]=
(206/1218)/((308-206)/(2537-1218)=2.2
<例2:肺がんと体温(BT)>
同様に、肺がんと体温BTについても条件式(A)によって尤度比を算出すると以下のようになる。
[肺がんである場合にサマリ抽出情報が体温BTを含む確率]/[肺がん以外の疾患である場合にサマリ抽出情報が体温BTを含む確率]=
(1218/1218)/((2480-1218)/(2537-1218)= 1.0
同様に、表2〜5に基づいて、条件式(A)により定義される尤度比は、肺炎および肺がんについて表6および表7に示すようにそれぞれ算出できる。表6に肺炎と各臨床情報項目について条件式(A)に基づいて算出した尤度比を示し、表7に肺がんと各臨床情報項目について条件式(A)に基づいて算出した尤度比を示す。表6および7において、尤度比が第2しきい値(=2)以上であり、重要臨床情報項目として決定された臨床情報項目を太字で示す。
ここで、表7において、疾患(肺がん)と臨床情報項目(ホルモン剤)について算出した上記尤度比と、疾患(肺がん)と臨床情報項目(体温)について算出した尤度比を比較する。疾患(肺がん)と臨床情報項目(ホルモン剤)について算出した上記尤度比は、肺がんである場合にサマリ抽出情報がホルモン剤を含む確率が、肺がん以外の疾患である場合にサマリ抽出情報がホルモン剤を含む確率の2.19倍となっている。このことから、ホルモン剤という臨床情報項目は肺癌という疾患に対して特に注目されている臨床情報項目であると推定できる。頻度が少なくても特定の疾患でのみサマリ関連情報に含まれる臨床情報項目はその特定の疾患とっては重要なものであると考えられるため、上記尤度比は所定の疾患に対して重要であると推定される臨床情報項目を好適に推定でき、疾患に特有の重要な臨床情報項目を好適に重要臨床項目として決定できる。
一方、疾患(肺がん)と臨床情報項目(体温)について算出した上記尤度比は、肺がんである場合にサマリ抽出情報がBT(体温)を含む確率が、肺がん以外の疾患である場合にサマリ抽出情報がBT(体温)を含む確率の1.0倍である。つまり、肺がん以外の疾患である場合に、体温をサマリ抽出情報に含む確率と肺がんである場合に体温をサマリ抽出情報に含む確率は同等であって、BTという臨床情報項目が肺がんという疾患に対して他の疾患よりも特別に注目されているわけではないと考えられる。
上記のように、尤度比は[所定の疾患以外の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報項目を含む条件付き確率]に対して、[所定の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報項目を含む条件付き確率]がどの程度大きいかを表しているため、この尤度比が大きい臨床情報項目はその疾患に特に関連が大きい臨床情報項目であると推定できる。このため、尤度比を臨床情報項目の重要度の評価値として用い、尤度比が所定のしきい値より大きいものを重要臨床情報項目とすることにより、所定の疾患に対して特に関連が大きいと予想される臨床情報項目を容易に判別することができる。上記尤度比に対するしきい値(第2しきい値)は、尤度比の値に基づいて、疾患に対する臨床情報項目の関連の深さ(臨床情報項目である場合にその疾患に該当する確からしさ)がある程度大きいものと評価できる数値であれば任意に設定でき、例えば、1.5以上であることが好ましく、さらに望ましくは2以上の値であることが好ましい。
なお、計算の簡略化のために、上記尤度比の算出の際に、疾患数が全体に比べて小さく、[所定の疾患以外の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報を含む条件付き確率]が[疾患全体数に対する所定の臨床情報を含む確率]と同じ程度と見なせる場合には、[所定の疾患以外の疾患である場合にサマリ抽出情報が所定の臨床情報を含む条件付き確率]に換えて[疾患全体数に対する所定の臨床情報を含む確率]を用いて尤度比を算出してもよい。
ここでは、表示フィルタ作成部33は、尤度比が2以上の臨床情報項目を、重要臨床情報項目として決定する。表6および7の太字で示された臨床情報項目が、条件2に基づいて抽出された重要臨床情報項目である。
そして、表示フィルタ作成部33は、表示フィルタ作成部33は、条件1により抽出された重要臨床項目と条件2により抽出された重要臨床項目を疾患に対応付けて、疾患にその疾患に対応する重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成する(ST05)。下記表8および表9に、作成された表示フィルタの例を示す。表8が肺炎に対応する表示フィルタであり、表9が肺がんに対応する表示フィルタである。
<表示段階>
図4は、表示段階における処理の流れを表すフローチャートである。ここでは、診療科端末2から診療科の医師が、表示対象患者の想定される疾患を元に表示対象患者の重要臨床情報を抽出して表示して診断に利用する場合を例に、図4を用いて、表示段階における処理の流れを説明する。
まず、表示対象情報取得部21は入力装置23により医師の入力を受け付けて、表示対象患者の患者IDや表示対象患者の想定される疾患を取得し、表示対象患者の臨床情報である電子カルテや検査結果を診療科端末2のメモリにロードする(ST11)。
次いで、表示制御部22は、表示対象患者の疾患に対応する表示フィルタを取得する(ST12)。そして、表示フィルタに登録された重要臨床情報項目を取得し、重要臨床情報項目に対応する表示対象患者の臨床情報を、メモリにロードされた表示対象患者の臨床情報から抽出する(ST13)。表示制御部22は、臨床情報の表示位置や表示方法を予め設定した所定の表示オプションに従って抽出された表示対象患者の臨床情報を表示装置24に表示する(ST14)。
次に、変更情報取得部27は、表示された表示対象患者の臨床情報に対するユーザの入力装置による操作履歴を受け付けて、操作履歴に表示された臨床情報を表示から非表示にするまたは非表示から表示にする操作がない場合には処理を終了する(ST15のN)。一方、操作履歴から表示された臨床情報を表示から非表示にするまたは非表示から表示にする操作がある場合に(ST15のY)は、かかる操作に基づいて、操作を行われた臨床情報項目にその臨床情報項目が表示から非表示に変更されたのか、または非表示から表示に変更されたのかを対応付けて変更情報としてサマリ関連情報データベース3Aに記憶する(ST16)。
表示フィルタ変更部28は、サマリ関連情報データベース3Aに記憶された変更情報に基づいて、操作を行われた臨床情報項目が表示から非表示に変更された場合は、表示フィルタからその臨床情報項目を削除する。そして、操作を行われた臨床情報項目が非表示から表示に変更された場合は、表示フィルタにその臨床情報項目を重要臨床情報項目として追加する。そして、変更した表示フィルタをサマリ関連情報データベース3Aに記憶して処理を終了する(ST17)。
上記本実施形態によれば、複数の症例の臨床情報のうち、サマリ関連情報のみに基づいて重要臨床情報項目の決定を行っている。治療結果サマリおよび治療検討用サマリには、患者の疾患およびその疾患の判断のために重要な情報であるとユーザが判断した臨床情報が要約されていると考えられるため、疾患の診断に関連しない臨床情報が含まれることが少なく、疾患の診断に重要と考えられる臨床情報のみが記載されている可能性が高い。このため、治療結果サマリおよび治療検討用サマリおよびこれらを作成するための一連の操作履歴に基づいて、疾患ごとに重要な臨床情報項目を決定することにより、疾患の診断に関連しない臨床情報を重要な臨床情報と誤って決定することが低減できる。従って、重要な臨床情報とそれ以外の臨床情報を適切に判断して重要臨床項目を決定した表示フィルタを作成することができ、この表示フィルタを用いることにより、ユーザが表示対象患者の重要臨床情報を検索、編集する労力を低減し、精度良く容易に重要臨床情報のみを表示できる。また、医師などの医学診断の専門的な知識を持つユーザでなくても容易に、表示対象患者の重要な臨床情報を検索して表示することができる。また、不必要な臨床情報の表示を低減して表示対象患者の臨床情報を表示することにより、医師らが重要な臨床情報を容易に把握でき効率よく診断を進めることができる。
また、特許文献2に記載された手法によれば、操作履歴に含まれる患者特有の事情によって選択された臨床情報と疾患に対応する重要臨床情報を区別することができないが、本本実施形態によれば、複数の患者のサマリ関連情報を用いているため、患者一人の特有な事情によって重要臨床情報が決定されることが少ない。このため、1人の患者についての履歴のみに基づいて表示するための臨床情報を決定するよりも、精度よく重要臨床情報項目を判別することができる。
また、上記実施形態によれば、表示対象患者の臨床情報のうち、重要臨床情報項目に対応する臨床情報のみが表示されるため、不必要な情報が煩雑に表示されて表示画面が見にくくなることを低減し、医師らの表示対象患者の臨床情報を把握しやすく、診断効率の向上を支援することができる。この効果をさらに高めるために、表示フィルタ作成部33が、各重要臨床情報項目に対して表示段階を設定するための表示レベルを設け、表示制御部22が、設定された表示レベルに応じて表示態様を異ならせてもよい。表示段階の設定方法は、任意の種々の方法で設定可能である。また、表示態様を異ならせる方法は、表示段階に応じて重要臨床情報項目を識別可能に表示する方法であればいかなる方法でも適用可能である。
一例として、上記実施形態において、表示フィルタを、疾患に重要臨床情報項目とその重要臨床情報項目の決定に用いた評価値(頻度または上記尤度比)を対応付けたものすることができる。そして、表示制御部22が、重要臨床情報に対応付けられた頻度が第3しきい値(80%)以上の重要臨床情報を詳細表示し、かかる頻度が第3しきい値(80%)未満の重要臨床情報を簡易表示してもよい。そして、表示制御部22が、重要臨床情報に対応付けられた尤度比が第4しきい値(3.0)以上の重要臨床情報を詳細表示し、かかる尤度比が第4しきい値(3.0)未満の重要臨床情報を簡易表示してもよい。この場合には、表示レベルを別途設定して表示フィルタに対応付ける必要がなく、医師らは頻度(または尤度比)が特に大きい重要臨床情報項目を容易に把握できる。なお、簡易表示された重要臨床項目は、クリックする操作によって詳細表示に切り替え可能であることが好ましい。
なお、サマリ関連情報が治療結果サマリ等を作成するための一連の操作履歴である場合には、サマリ抽出情報取得部31が、治療結果サマリ等を作成するための一連の操作履歴のうち、臨床情報を選択して治療結果サマリ等に挿入する操作および臨床情報を選択して治療結果サマリ等から削除する操作を用いてサマリ抽出情報を算出するものであることが好ましい。サマリ関連情報が治療結果サマリ等を作成するための一連の操作履歴である場合には、一連の操作はユーザが治療結果サマリ等を作成するために操作対象の臨床データが診断や治療に関連して重要か否かを判断して行っているものであると考えられるため、診断または治療上必要な情報を精度良く抽出できる。特に、臨床情報を選択して治療結果サマリ等に挿入する操作および臨床情報を選択して治療結果サマリ等から削除する操作は、ユーザが操作対象の臨床情報が重要か否かを判断して操作していると推定される操作であるため、臨床情報を選択して治療結果サマリ等に挿入する操作および臨床情報を選択して治療結果サマリ等から削除する操作に基づいてサマリ抽出情報を取得して重要臨床情報項目を決定した場合には、ユーザが重要であると判断して操作していると推定される操作を好適に特定でき、診断上必要な情報をより精度良く抽出してユーザに提示することができる。
また、上記実施形態のように、サマリ抽出情報を取得する際に、「臨床情報を選択して治療結果サマリ等に挿入する操作」によりサマリ関連情報に臨床情報が含まれる回数を増加させ、「臨床情報を選択して治療結果サマリ等から削除する操作」によりサマリ関連情報に臨床情報が含まれる回数を増加させないまたは回数を減少させることが好ましい。治療結果サマリ等の作成段階で治療結果サマリ等から削除された臨床情報は、疾患の診断のために重要ではないと判断された可能性があるため、疾患の診断のために重要ではないと判断された臨床情報項目が後続の処理で重要臨床情報項目と判断されてしまうのを防ぐためである。
また、上記実施形態では、同じ分類の複数の疾患を1つの疾患として扱ってサマリ抽出情報や項目情報を算出している。このため、個々の疾患についてはサマリ関連情報数が少ない場合であっても、同一分類に属する複数の疾患は、重要臨床情報項目が共通する可能性が高いと考えられるため、同一分類に含まれる他の疾患のサマリ関連情報等を有効に活用することにより好適に重要臨床情報項目を決定することができる。また、多種多様に存在する疾患名に個々に表示フィルタを作成すると、対応する疾患についてのサマリ関連情報の収集負担が増してしまうことを抑制できる。また、疾患の分類単位で重要臨床情報項目を決定しているため、同じ表示フィルタを同一分類に属する複数の疾患に対して広く適用することができ、実用的である。なお、同じ分類とは、疾患をその発生原因や症状等により区分される種類で分類したものであってもよく、疾患の重症度によってさらに分類したものであってもよい。
また、上記実施形態では、臨床情報が薬剤を表す投薬情報を含み、サマリ抽出情報取得部31が、同一種類の薬剤に分類される複数の薬剤を1つの薬剤として、疾患ごとに投薬情報を対応付けてサマリ抽出情報を算出している。このため、個々の薬剤についてはサマリ関連情報数が少ない場合であっても、同一分類に属する複数の薬剤は、治療目的や効果などが類似する可能性が高いと考えられるため、同一分類に含まれる他の薬剤の臨床情報を有効に活用することにより好適に重要臨床情報項目を決定することができる。なお、薬剤の分類には、薬剤の治療効果や薬剤に含まれる主な成分により区分される分類を用いることが好ましい。
また、上記実施形態では、条件式(A)で定義された尤度比を評価値として用いて重要臨床項目を算出している。頻度が少なくても特定の疾患でのみサマリ関連情報に含まれる臨床情報項目は重要なものであると考えられるため、上記尤度比は所定の疾患に対して重要であると推定される臨床情報項目を好適に推定でき、疾患に特有の重要な臨床情報項目を好適に重要臨床項目として決定した表示フィルタを作成できる。
また、重要臨床情報項目を算出するために上記尤度比を用いているため、所定の疾患に該当する場合に重要臨床情報項目を含む確率だけでなく、所定の疾患に該当しない場合に重要臨床情報項目を含む確率の両方を反映して決定することができ、所定の疾患に該当する確率のみに基づいて重要臨床項目を決定する場合よりも正確に重要臨床情報項目を決定することができる。また、予め記憶された患者のサマリ関連情報の数が少ない場合であっても、所定の疾患に該当しない場合に重要臨床情報項目を含む確率を用いることにより比較的精度よく重要臨床情報項目を決定することができる。
また、上記実施形態では、変更情報に基づいて表示フィルタを変更している。変更情報に示される、重要臨床情報を表示から非表示にする操作または重要臨床情報を非表示から表示にする操作は、ユーザによる重要臨床項目の判別に基づいて自動的に抽出した重要臨床項目を修正する操作であると考えられるため、ユーザによる重要臨床項目の修正を好適にフィードバックして表示フィルタを修正することにより、表示フィルタがさらに適切に重要臨床項目が決定されたものとなり、適切な重要臨床情報の表示が可能になる。
また、同様に、ユーザによる重要臨床項目の修正を好適にフィードバックして適切な重要臨床情報項目を決定するために、上記実施形態における臨床情報表示装置1の変形例として、表示フィルタ変更部28を省略した構成とし、変更情報取得部27が変更情報を取得した場合に、その変更情報を用いて項目情報算出部32が、さらに表示対象疾患および表示対象疾患に対応する変更情報にも基づいて疾患ごとに各臨床情報項目が含まれる度合いを算出して項目情報を算出するようにしてもよい。図5に、この臨床情報表示装置1の変形例の表示フィルタ作成段階の処理の流れを示す。上記実施形態と共通する処理については重複説明を避けるため省略する。
図5に示すように、サマリ抽出情報取得部31は、図3に示す先述のST01と同様の処理を行ってサマリ関連情報を取得する(ST21)。そして、サマリ抽出情報取得部31は、ST02と同様の処理を行ってサマリ関連情報に基づいて臨床情報項目がサマリ抽出情報に含まれる回数を集計する(ST22)。
次に、項目情報算出部32は、臨床情報項目にその臨床情報項目が表示から非表示に変更されたのか、または非表示から表示に変更されたのかを対応付けた変更情報をサマリ関連情報データベース3Aから取得する(ST23)。
そして、項目情報算出部32は、サマリ抽出情報と変更情報の両方に基づいて、臨床情報項目がサマリ抽出情報に含まれる回数と臨床情報項目が変更情報に含まれる回数を合計する。この際に、表示から非表示に変更された臨床情報項目は、変更情報に含まれる回数をマイナス1として計算し、非表示から表示に変更された臨床情報項目は、変更情報に含まれる回数をプラス1として計算する。そして、項目情報算出部32は、疾患ごとに各臨床情報が含まれる頻度を臨床情報項目別に算出して項目情報とする(ST24)。
次いで、表示フィルタ作成部33は、ST04と同様の処理を行って重要臨床情報項目を決定し(ST25)、ST05と同様の処理を行って表示フィルタを作成する(ST26)。なお、表示段階の処理と、サマリ関連情報作成段階の処理は上記実施形態と同様であるため説明を省略する。また、上記ST23に示す変更情報取得処理は、ST21に示すサマリ関連情報取得処理およびST22に示すサマリ抽出情報取得処理に先立って行ってもよく、平行して行ってもよい。
なお、上記実施形態において、項目情報算出処理および表示フィルタ作成処理は、所定の時間に定期的に行うよう設定されているものとするが、各端末からの症例追加要求に応じて任意のタイミングでも行うことができるものとする。また、上記実施形態に限定されず、表示フィルタ作成段階において、サマリ関連情報抽出処理、項目情報算出処理、表示フィルタ作成処理は、連続して行う必要はなく、それぞれの処理を任意の間隔をおいて行ってよい。
上記実施形態において、臨床情報表示装置1を、変更情報取得部27、表示フィルタ変更部28を省略した構成としてもよい。また、上記実施形態において臨床情報表示装置1を、履歴取得部26を省略した構成とし、サマリ関連情報が診断用サマリまたは治療検討用サマリのみからなるものであってもよい。また、サマリ関連情報作成部25をネットワーク7に接続された別の端末によって構成してもよい。
なお、本実施形態に限定されず、臨床情報表示装置の構成要素の一部または全部は、1台のワークステーションにより構成されたものであってもよく、ネットワークを介して接続された一台以上のワークステーション、サーバ、記憶装置によって構成されたものであってもよい。なお、各機器は、CD−ROM等の記録媒体からインストールされた本明細書の臨床情報表示を行うプログラムによって制御される。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
また、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で任意に変形および応用が可能である。
1 臨床情報表示装置
2 診療科端末
3 診療情報管理サーバ
3A 診療情報データベース
21 表示対象情報取得部
22 表示制御部
23 表示装置
24 入力装置
25 サマリ関連情報作成部
26 履歴取得部
27 変更情報取得部
28 フィルタ変更部
31 サマリ抽出情報取得部
32 項目情報算出部
33 表示フィルタ作成部

Claims (11)

  1. 複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および該患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者に想定される疾患および該患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)前記治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)前記治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つを前記サマリ関連情報として取得し、取得した前記複数の患者の前記サマリ関連情報から前記疾患および前記臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得するサマリ抽出情報取得部と、
    前記サマリ抽出情報に基づいて、前記疾患ごとに各前記臨床情報項目が含まれる度合いを前記臨床情報項目別に算出して項目情報とする項目情報算出部と、
    前記算出された項目情報が所定の条件を満たす前記臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、前記疾患に該疾患に対応する前記重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成する表示フィルタ作成部と、
    表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した該表示対象疾患に対応する前記表示フィルタに基づいて、前記表示対象となる患者の前記重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させる表示制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の臨床情報表示装置。
  2. 前記サマリ抽出情報部が、前記治療結果サマリを作成するための一連の操作履歴および/または前記治療検討用サマリを作成するための一連の操作履歴のうち、前記臨床情報を選択して前記治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリに挿入する操作および前記臨床情報を選択して前記治療結果サマリおよび/または治療検討用サマリから削除する操作を用いて前記サマリ抽出情報を算出するものであることを特徴とする請求項1記載の臨床情報表示装置。
  3. 前記項目情報は、前記サマリ抽出情報に前記臨床情報が含まれる頻度を前記疾患ごとに表した情報であり、
    前記表示フィルタ作成部が、前記項目情報に基づいて、前記サマリ抽出情報に前記臨床情報が含まれる頻度が所定のしきい値より大きい前記臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定することを特徴とする請求項1または2記載の臨床情報表示装置。
  4. 前記表示フィルタ作成部が、前記サマリ抽出情報に基づいて、所定の前記疾患に該当する場合に前記臨床情報項目を含む条件付き確率を、前記所定の疾患に該当しない場合に前記臨床情報項目を含む条件付き確率で除算した尤度比に基づいて前記所定の疾患の前記重要臨床情報項目をさらに決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の臨床情報表示装置。
  5. 前記表示制御部に表示された表示対象患者の臨床情報に基づいて、表示から非表示に変更された前記臨床情報項目または非表示から表示に変更された前記臨床情報項目を変更情報として取得する変更情報取得部と、
    前記表示対象疾患および該表示対象疾患に対応する前記変更情報に基づいて、前記表示フィルタの前記重要臨床情報項目を変更する表示フィルタ変更部とをさらに備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の臨床情報表示装置。
  6. 前記表示制御部に表示された表示対象患者の臨床情報に基づいて、表示から非表示に変更された前記臨床情報項目または非表示から表示に変更された前記臨床情報項目を変更情報として取得する変更情報取得部をさらに備え、
    前記項目情報算出部が、さらに前記表示対象疾患および該表示対象疾患に対応する前記変更情報にも基づいて前記疾患ごとに各前記臨床情報項目が含まれる度合いを算出して前記項目情報を算出することを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の臨床情報表示装置。
  7. 前記臨床情報が薬剤を表す投薬情報を含み、前記サマリ関連情報抽出部が、同一種類の薬剤に分類される複数の前記薬剤を1つの薬剤として、前記疾患ごとに前記投薬情報を対応付けて前記サマリ抽出情報を算出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の臨床情報表示装置。
  8. 前記表示フィルタにおいて前記重要臨床情報項目が複数の表示段階をさらに対応付けられており、前記表示制御部が前記表示段階に応じて前記表示対象患者の前記重要臨床情報項目に対応する前記臨床情報の表示態様を異ならせることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の臨床情報表示装置。
  9. 前記項目情報算出部が、同一種類の疾患に分類される複数の疾患を1つの疾患として、前記疾患ごとに前記項目情報を算出することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載の臨床情報表示装置。
  10. サマリ抽出情報取得部と、項目情報算出部と、表示フィルタ作成部と、表示制御部とを備えた臨床情報表示装置における臨床情報表示方法であって、
    複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および該患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者の想定される疾患および該患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)前記治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)前記治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つを前記サマリ関連情報として取得し、取得した前記複数の患者の前記サマリ関連情報から前記疾患および前記臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得し、
    前記サマリ抽出情報に基づいて、前記疾患ごとに各前記臨床情報項目が含まれる度合いを前記臨床情報項目別に算出して項目情報とし、
    前記算出された項目情報が所定の条件を満たす前記臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、前記疾患に該疾患に対応する前記重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成し、
    表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した該表示対象疾患に対応する前記表示フィルタに基づいて、前記表示対象となる患者の前記重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させることを特徴とする臨床情報表示方法。
  11. コンピュータを、
    複数の患者について、(1)診断結果または治療結果を示すために患者の疾患および該患者の臨床情報が要約された治療結果サマリ、(2)診断検討用または治療検討用に患者の想定される疾患および該患者の臨床情報が要約された治療検討用サマリ、(3)前記治療結果サマリ作成のための一連の操作履歴および(4)前記治療検討用サマリ作成のための一連の操作履歴のうち少なくとも1つを前記サマリ関連情報として取得し、取得した前記複数の患者の前記サマリ関連情報から前記疾患および前記臨床情報の種類を表す臨床情報項目を抽出して対応付けたサマリ抽出情報を取得するサマリ抽出情報取得部と、
    前記サマリ抽出情報に基づいて、前記疾患ごとに各前記臨床情報項目が含まれる度合いを前記臨床情報項目別に算出して項目情報とする項目情報算出部と、
    前記算出された項目情報が所定の条件を満たす前記臨床情報項目を重要臨床情報項目として決定し、前記疾患に該疾患に対応する前記重要臨床情報項目を対応付けた表示フィルタを作成する表示フィルタ作成部と、
    表示対象となる患者の疾患を表示対象疾患として取得し、取得した該表示対象疾患に対応する前記表示フィルタに基づいて、前記表示対象となる患者の前記重要臨床情報項目に対応する臨床情報を取得して表示装置に表示させる表示制御部として機能させることを特徴とする臨床情報表示プログラム。
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