JP2010236519A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ハンガ部および吸気系部品の配置の自由度を高めることができる内燃機関を提供することを課題とする。
【解決手段】エンジン34は、車体側へ取り付けられるハンガ部125を上部に有しクランク軸56を収容するクランク室63と、カム軸ホルダに支持されカム軸67を収容する動弁室66と、クランク室63から動弁室66の間に設けられカム軸67を駆動する動弁機構74と、この動弁機構に、クランク軸56に取り付けたカム駆動プーリ77と、カム軸67に取り付けたカム従動プーリ76とに巻き掛けた歯付きベルト78とを備え、クランク室63と動弁室66との間に、動力伝達室83を設け、この動力伝達室83に、歯付きベルト78が収容されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の改良に関する。
吸気弁と排気弁とを駆動する動弁機構を有する内燃機関が従来技術として知られている(例えば、特許文献1(図2、図7)参照。)。
特許文献1の図2において、エンジンE(符号は、同公報のものを流用する。要素名は一部変更した。以下同じ。)は、クランク軸31と一体に設けられている駆動スプロケット46と、吸気弁と排気弁とを駆動するカム軸と一体に設けられている従動スプロケット47と、駆動スプロケット46と従動スプロケット47の間に巻き掛けられているタイミングチェーン45と、を備えている。
特許文献1の図7において、車体側に設けたピボット軸15に取り付けられるハンガ部がエンジン本体25の上部に設けられ、タイミングチェーン45を付勢するチェーンテンショナ−がエンジン本体25の内側に設けられ、チェーンテンショナーを付勢するテンショナーリフター52がエンジンブロック32の外側の壁に設けられている。
ところで、エンジンブロック32の外側の壁に設けられているテンショナーリフター52の近傍に、エンジンEのハンガ部および吸気系部品が配置されているため、ハンガ部および吸気系部品の配置に制約があった。
特開2002−201953号公報
本発明は、ハンガ部および吸気系部品の配置の自由度を高めることができる内燃機関を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、クランク軸を収容するクランク室上部にハンガ部を設け、このハンガ部を左右一対のリンクプレートを介して揺動可能に車体側へ取り付けたユニットスイング式内燃機関であって、このクランク室から水平に延び吸気通路を上部に有しているシリンダヘッドと、このシリンダヘッドに取り付けられカム軸を収容する動弁室と、クランク室から動弁室にわたって設けられクランク軸の駆動力によりカム軸を駆動する動弁機構と、が備えられ、この動弁機構に、クランク軸に取り付けた駆動部材と、カム軸に取り付けた従動部材と巻き掛けた動力伝達部材とを設けることで、クランク軸の駆動力をカム軸に伝達するようにし、クランク室と動弁室との間に、動力伝達室を設け、この動力伝達室に、動力伝達部材が収容され、動力伝達部材は、歯付きベルトとし、ハンガ部は吸気通路の側方に配置し、動力伝達室の上方で、ハンガ部とシリンダヘッドの間で、かつ左右のリンクプレートの間に空間を設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、左右一対のリンクプレートを連結する連結部材を空間内に配設したことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、吸気通路を構成するスロットルボディはハンガ部の後方に位置し、左右一対のリンクプレートと車体を接続する車体側取付部の下方に位置するようにハンガ部を空間に向かって延出させることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、車体側で、且つ、内燃機関の上方に、ヘルメットなどを収納するラゲッジスペースを設け、このラゲッジスペースを空間に位置するように左右一対のリンクプレートの間に延出したことを特徴とする。
請求項5に係る発明では、空間で、且つ、左右一対のリンクプレートの間に、吸気通路に設けられる補機類を配設したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、動力伝達室に、動力伝達部材としての歯付きベルトが収容され、この歯付きベルトは、駆動部材に形成した駆動溝と従動部材に形成した従動溝とに巻き掛けられて回転するようにした。駆動溝と従動溝とに巻き掛けられている動力伝達部材を歯付きベルトとしたので、チェーンテンショナーおよびこのチェーンテンショナーを付勢するテンショナーリフターは不要になる。
シリンダの外側の壁に取り付けられているテンショナーリフターが不要になれば、左右一対のリンクプレートを含むハンガ部および吸気系部品の配置の自由度を高めることができる。また、空間を補機類などの配置スペースとすることができる。
請求項2に係る発明では、空間内に左右一対のリンクプレートを連結する連結部材を配設したので、空間を有効に使用することができる。
請求項3に係る発明では、スロットルボディはハンガ部の後方に位置する。この場合に、スロットルボディの配置は、ハンガ部の位置で決定されるので、ハンガ部が前方に配置可能になれば、スロットルボディについても前方に配置することが可能になり、空間を有効に活用することができる。
請求項4に係る発明では、内燃機関の上方に、ラゲッジスペースを設け、このラゲッジスペースを空間に位置するように左右一対のリンクプレートの間に延出したので、空間を有効に活用することが可能になる。
請求項5に係る発明では、空間で、且つ、左右一対のリンクプレートの間に、吸気通路に設けられる補機類を配設したので、空間を有効に活用することが可能になる。
本発明に係る内燃機関が搭載されているスクータ型自動二輪車の右側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の4部拡大図である。 本発明に係る内燃機関の実施例図および比較例図である。 図3の別実施例図である。 図3のさらなる別実施例図である。 図3の改造図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中および実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1において、スクータ型自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11にスイング可能に設けられているパワーユニット12とで構成される、いわゆる、ユニットスイング型の車両である。
車体フレーム11は、フロントフレーム13と、センタフレーム14と、リヤフレーム15とに3分割されている。
フロントフレーム13は、操向ハンドル21を操向可能に支持するヘッドパイプ22と、このヘッドパイプ22から下方に延びているダウンフレーム23と、このダウンフレーム23に後方に向け延設されており、乗員の足置きとしてのステップフロア24と、を一体化した部材である。
センタフレーム14は、フロントフレーム13の後端部から斜め上方に延びている部材であり、側面にパワーユニット12を揺動自在に支持するピボット軸165が取り付けられ、上面にヘルメットケース27が配置され、このヘルメットケース27の上面に開閉可能に乗員シート28が取り付けられている。
リヤフレーム15は管部材から構成され、平面視で環状を呈し、環状部の内側に燃料タンク31が配置されている。
操向ハンドル21に、フロントフォーク32が連結され、このフロントフォーク32の下端部に、前輪33が回転自在に取り付けられている。
パワーユニット12は、水冷式の単気筒4サイクルエンジン34(以下、「エンジン34」と云う。)を含み、右側面にラジエータ36を備え、後端部に駆動輪としての後輪37が取り付けられ、その後部上面がリヤクッション38を介してセンタフレーム14の後端部に連結されている。
図中、42はヘッドライト、43はメータユニット、44はフロントカウル、45はリヤカウル、46はフロントフェンダである。
図2において、パワーユニット12は、内燃機関としてのエンジン34と、このエンジン34の後方に延びている無段変速機51とから構成されている。
エンジン34は、エンジンブロック53と、このエンジンブロック53の後部左側に後方に延びている変速機ケース54とを備え、エンジンブロック53に収容されるクランク軸56の駆動力は、変速機ケース54の後端部に設けた後輪車軸61に伝達され、後輪車軸61に取り付けた後輪37が駆動される。
エンジンブロック53は、クランク軸56を収納するクランク室63を形成するクランクケース64と、このクランク室63から水平方向前方に延びておりシリンダヘッド部69と結合されるシリンダブロック65と、このシリンダブロック65を覆うシリンダヘッド69と、このシリンダヘッド69を覆うヘッドカバー68と、を備え、シリンダブロック65とヘッドカバー68との間に、カム軸67を収容する動弁室66が形成されている。
エンジンブロック53に開けたシリンダボア71に摺動自在に配置されるピストン72は、コンロッド73を介してクランク軸56に連結されている。
クランク軸56の駆動力によりカム軸67を駆動する動弁機構74は、図示せぬ吸排気弁と、こられの吸排気弁を駆動するカム軸67と、このカム軸67を支持するカム軸ホルダ75と、カム軸67に取り付けた従動部材としてのカム従動プーリ76と、クランク軸56に取り付けた駆動部材としてのカム駆動プーリ77と、このカム駆動プーリ77とカム従動プーリ76とに巻き掛けた動力伝達部材としての歯付きベルト78と、を備え、クランク室63から動弁室66にわたって動力伝達室83が設けられ、この動力伝達室83に、動力伝達部材(歯付きベルト78)が収容されている。
そして、クランク軸56に取り付けた駆動部材(カム駆動プーリ77)と、従動部材(カム従動プーリ76)とに巻き掛けた動力伝達部材(歯付きベルト78)で、クランク軸56の駆動力をカム軸67に伝達するようにした。
クランク軸56であって、クランク軸56と一体化したカム駆動プーリ77の外方に、図示せぬオイルポンプを駆動する駆動ギヤ135が設けられ、この駆動ギヤ135の外方で、クランク軸56の一端に、発電機87が設けられている。
発電機87は、ロータ88とステータ89とからなる。この発電機87の外方にクランク軸56と一体で回転する冷却はね91が設けられ、この冷却はね91の外方で、エンジンブロック53に取り付けられエア排出口92を有するシュラウド93が設けられ、このシュラウド93に、ラジエータ36の冷却コア94が設けられ、この冷却コア94の外方に、冷却コア94を覆うラジエータカバー95が設けられている。発電機87とラジエータカバーの間に配置した冷却はね91によって、エアは、ラジエータカバー95から導入され、冷却コア94を通過してこの冷却コア94を冷却し、エア排出口92から排出される。
クランク軸56に、後輪に駆動力を伝達する無段変速機51が連結されている。
変速機ケース54に収容されている無段変速機51は、クランク軸56の他端に取り付けた駆動プーリ101と、ドライブ軸103の他端に取り付けた従動プーリ102と、前記駆動プーリ101と従動プーリ102の間に巻き掛けられているVベルト104と、から構成されている。
駆動プーリ101は、クランク軸56に固定された固定側プーリ半体106と、この固定側プーリ半体106の軸方向に移動可能に設けた可動側プーリ半体107とを備え、可動側プーリ半体107は、クランク軸56の回転速度の増加に伴って、半径方向外方に移動する遠心錘108によって、固定側プーリ半体106に接近する方向に付勢される。
従動プーリ102は、ドライブ軸103に固定された固定側プーリ半体116と、この固定側プーリ半体106の軸方向に移動可能に設けた可動側プーリ半体117とを備え、可動側プーリ半体117は、スプリング118で固定側プーリ半体116に向け付勢される。
ドライブ軸103の後方に、中間軸121が配置され、この中間軸121の後方に後輪車軸61が、各々、ドライブ軸103に平行に配置され、ドライブ軸103、中間軸121および後輪車軸61の間に、減速ギヤ列122が設けられている。
図1〜図3において、パワーユニット12に備えられている内燃機関としてのエンジン34は、シリンダボア71側の軸線が車体フレーム11の前後に略水平になるように車体フレーム11に懸架されている。
エンジン34は、エンジンブロック53の上部に、ユニットスイング式エンジンの支持部としてのハンガ部125を設け、このハンガ部125に貫通ボルト26を貫通させ、この貫通ボルト26の左右端部に左右一対のリンクプレート163L、163Rを取り付け、これらのリンクプレート163L、163Rの上端部の左右端部に、車体フレーム11側に備えるピボット軸165を左右で各々支持させることで、車体フレーム11に揺動可能にした、いわゆる、ユニットスイング式内燃機関である。
ハンガ部125は、吸気通路132の側方に配置し、動力伝達室83の上方で、ハンガ部125とシリンダヘッド69の間で、かつ左右一対のリンクプレート163L、163Rの間に、空間170が形成されている。
左右一対のリンクプレート163L、163Rの間は、連結部材164で連結されており、この連結部材164は、空間170内で吸気通路132とシリンダブロック65の間に配置されるので、空間170内に左右一対のリンクプレート163L、163Rを連結する連結部材164を配設することができる。
図中、126はマウントゴム126である。車体側へ取り付けられるハンガ部125は、クランク軸56を収容するクランク室63の上部に設けられている。
エンジンブロック53を構成するシリンダブロック65は、上部に吸気通路132を有している。
また、クランク軸56の下方に、図示せぬオイルポンプを駆動するロータ軸133が設けられ、このロータ軸133に従動ギヤ134が固着され、この従動ギヤ134は、クランク軸56に設けた従動プーリ102に連接した駆動ギヤ135によって駆動される。
前述したように、クランク室63から動弁室66にわたって、動力伝達室83が配置され、この動力伝達室83に、動弁室66に供給されたオイルの一部が流れ、歯付きベルト78には、クランク室63および動弁室66内の飛沫によるオイルを供給するようにした。歯付きベルト78は、動弁室66などからの飛沫によるオイルによって潤滑されるため、新たな手段を用いることなく、歯付きベルト78の温度上昇が抑制されるとともに摩耗を抑えることができる。歯付きベルト78の摩耗が抑えられるので、歯付きベルト78の耐久性を高めることができる。
図4において、歯付きベルト78は、その内周面141に側面視で台形状を呈する歯部142・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を有する。つまり、片面が歯付きのタイプを利用した。
歯付きベルト78は、片面が歯付きのタイプを利用したので、外周面に歯部をもつタイプの歯付きベルトに較べると、クランクケース64に戻るオイルの飛沫が付着した歯付きベルト78からオイルを容易に振り払うことができる。加えて、ベルト費用の上昇を抑えることができる。
図3を併せて参照して、歯付きベルト78は、駆動部材としてのカム駆動プーリ77に形成した駆動溝145とカム従動プーリ76に形成した従動溝146とに巻き掛けられて回転する。
歯付きベルトの内周面141に、ラック状を呈する内歯部142・・・が備えられ、カム駆動プーリ77とカム従動プーリ76とに、各々、内歯部142・・・と噛み合う外歯部147・・・、148・・・が備えられている。
カム駆動プーリ77とカム従動プーリ76とに、各々、外歯部147・・・、148・・・が備えられ、歯付きベルト78に内歯部142・・・が備えられているので、カム駆動プーリ77の回転に伴ってカム従動プーリ76が回転する。この場合に、カム駆動プーリ77とカム従動プーリ76との間にすべりは発生せず、カム駆動プーリ77とカム従動プーリ76の間の位相を一定に保つことができる。
以上に述べた内燃機関の作用を次に述べる。
図5(a)において、実施例が示されており、動力伝達室83に、動力伝達部材としての歯付きベルト78が収容され、この歯付きベルト78は、駆動部材に形成した駆動溝145と従動部材に形成した従動溝146とに巻き掛けられて回転するようにした。
図5(b)において、比較例が示されており、動力伝達室83Bに、動力伝達部材としてのカムチェーン151が収容され、このカムチェーン151は、駆動スプロケット152と従動スプロケット153とに巻き掛けられて回転するようにした。
チェーンテンショナー154は、その一端がブッシュ155を介してエンジンブロック53Bに支承され、他端は、自由端となっている。そして、チェーンテンショナー154の長手方向の中間に、カムチェーン側に付勢するリフタ156が配置されている。リフタ156は、例えば、弾性部材などチェーンテンショナー154を付勢する機能を有するため、構造上、エンジンブロックの側壁157から上方に突出して配置される。
テンショナーリフター156は、カムチェーンの長手方向略中央部に配置されている。エンジンのハンガ部125Bは、パワーユニット12Bの長手方向の重心位置に配置されている。カムチェーン151の長手方向略中央部とパワーユニット12Bの重心位置とが近接配置される場合には、リフタ156を配置する関係上、パワーユニットの上部に設けたハンガ部125Bの配置自由度に制約が生ずる可能性がある。
この点、本発明では、動力伝達室83に、歯付きベルト78が収容され、この歯付きベルト78は、駆動溝145と従動溝146とに巻き掛けられて回転するようにした。このため、従来例で示されているように、動力伝達部材としてのカムチェーン151に一定の張力を付加するチェーンテンショナー154およびこのチェーンテンショナー154を付勢するテンショナーリフターは不要になる。
エンジンブロック53Bを構成するシリンダブロックの外側の壁157Bに取り付けられているテンショナーリフター156が不要になれば、ハンガ部125のみならず、吸気系部品161の配置の自由度を高めることができる。つまり、歯付きベルトとすることで、ハンガ部125および吸気系部品としての、例えば、スロットルボディ161の配置の自由度を高めたエンジンとすることができる。
図6において、図3と大きく異なる点は、吸気通路132を構成するスロットルボディ161はハンガ部125Bの後方に位置し、左右一対のリンクプレート163BL、163BRと車体を接続する車体側取付部としてのピボット軸165の下方に位置するようにハンガ部125Bを空間170に向かって前方へ延出させた点にある。その他、大きく異なる点はない。
スロットルボディ161はハンガ部125の後方に位置する。この場合に、スロットルボディ161の配置は、ハンガ部125の位置で決定されるので、ハンガ部125が前方に配置可能になれば、スロットルボディ161についても前方に配置することが可能になり、空間170を有効に活用することができる。
図7において、図3と大きく異なる点は、エンジン34の上方に、ラゲッジスペース167を設け、このラゲッジスペース167を空間170に位置するように左右一対のリンクプレート163L、163Rの間に延出した。具体的には、ラゲッジスペース167としてのヘルメットケース27Cの底部を空間170に位置するように左右一対のリンクプレート163L、163Rの間に延出したた点にあり、その他、大きく異なる点はない。
空間170に位置するようにヘルメットケース27Cの底部を左右一対のリンクプレート163L、163Rの間に延出したので、空間170を有効に活用することが可能になる。
図8において、図3と大きく異なる点は、空間170で、且つ、左右一対のリンクプレート163L、163Rの間に、吸気通路132に設けられる補機類としてのスロットルワイヤアクチュエータユニット168(スロットルバイワイヤ168)を配設した点にあり、その他、大きく異なる点はない。
空間170にスロットルワイヤアクチュエータユニット168を配設したので、空間170を有効に活用することが可能になる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
本発明は、車体側へ取り付けられるハンガ部を上部に有する内燃機関を備えているユニットスイング型の自動二輪車に好適である。
27…ヘルメットケース、34…内燃機関(エンジン)、56…クランク軸、63…クランク室、65…シリンダブロック、66…動弁室、67…カム軸、69…シリンダヘッド、74…動弁機構、75…カム軸ホルダ、76…従動部材(カム従動プーリ)、77…駆動部材(カム駆動プーリ)、78…動力伝達部材(歯付きベルト)、83…動力伝達室、125…ハンガ部、132…吸気通路、141…片面(内周面)、161…スロットルボディ、163L、163R…リンクプレート、164…連結部材、165…車体側取付部(ピボット軸)、167…ラゲッジスペース、168…補機類(スロットルワイヤアクチュエータユニット)、170…空間。

Claims (5)

  1. クランク軸を収容するクランク室上部にハンガ部を設け、このハンガ部を左右一対のリンクプレートを介して揺動可能に車体側へ取り付けたユニットスイング式内燃機関であって、このクランク室から水平に延び吸気通路を上部に有しているシリンダヘッドと、このシリンダヘッドに取り付けられカム軸を収容する動弁室と、前記クランク室から前記動弁室にわたって設けられ前記クランク軸の駆動力により前記カム軸を駆動する動弁機構と、が備えられ、この動弁機構に、前記クランク軸に取り付けた駆動部材と、前記カム軸に取り付けた従動部材と巻き掛けた動力伝達部材とを設けることで、前記クランク軸の駆動力を前記カム軸に伝達するようにし、前記クランク室と前記動弁室との間に、動力伝達室を設け、この動力伝達室に、前記動力伝達部材が収容され、前記動力伝達部材は、歯付きベルトとし、前記ハンガ部は前記吸気通路の側方に配置し、前記動力伝達室の上方で、前記ハンガ部と前記シリンダヘッドの間で、かつ左右一対のリンクプレートの間に空間を設けたことを特徴とするユニットスイング式内燃機関。
  2. 前記左右一対のリンクプレートを連結する連結部材を前記空間内に配設したことを特徴とすることを特徴とする請求項1記載のユニットスイング式内燃機関。
  3. 前記吸気通路を構成するスロットルボディは前記ハンガ部の後方に位置し、前記左右一対のリンクプレートと車体を接続する車体側取付部の下方に位置するように前記ハンガ部を前記空間に向かって延出させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニットスイング式内燃機関。
  4. 車体側で、且つ、前記内燃機関の上方に、ヘルメットなどを収納するラゲッジスペースを設け、このラゲッジスペースを前記空間に位置するように前記左右一対のリンクプレートの間に延出したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニットスイング式内燃機関。
  5. 前記空間で、且つ、前記左右一対のリンクプレートの間に、前記吸気通路に設けられる補機類を配設したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のユニットスイング式内燃機関。
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