JP2010235198A - 液体容器へのレジスト液充填方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この液体容器1は、内部が中空で上方に開口部24を有する外装容器20と、この開口部24を介して外装容器20内に収容可能な、注出入口11付の包装袋10とを備える。包装袋10の袋部12は、シート状の第一の面と第二の面からなり、その上辺15に注出入口11が接合されている。上辺15はヒートシールによってリブ部を形成しているので袋部12の形状を維持しやすく、上辺15が下方に垂れ下がることがない。このため、事前の気体封入工程なしでもレジスト液の充填率が高くなる。
【選択図】図1
Description
以下、本発明の一例である実施形態について図面を参照しながら説明する。図1(a)は本実施形態に係る液体容器1のレジスト液注入後の平面図であり、図1(b)は側断面図である。
外装容器20は、図1に示すように、底面21と、側壁22と、中央が隆起した天板23とで構成され、天板23の略中央部分に開口部24が形成されたスチール製容器が好ましく用いられる。後述する包装袋10の注出入口11の開口側にフランジ部112が形成され、一方、開口部24の内壁には図示しない段差が設けられており、このフランジ部112が段差に係止することにより、注出入口11が開口部24に支持されている。包装袋10を外装容器20に収納し、包装袋10に接合された注出入口11を外装容器20の開口部24で支持した後に、包装袋10は好ましくはレジスト液などの内容物の注出入を行なうことができる。
次に、袋部12の折り込みによって生じる舌片部の形成につき、図3から図5を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る包装袋10の、舌片部13b、14bの形状を説明する部分断面斜視図であり、図4は包装袋10に舌片部13b、14bが形成された後の状態を示す平面図であり、図5は、更に包装袋を蛇腹折した後に略中央部にて半折した状態を示す斜視図である。
図5は本発明の好ましい態様であり、包装袋10に舌片部13b、14bが形成された図3、4の状態から更に、包装袋10を、側辺16と平行でかつ所定の間隔Wで形成される複数の蛇腹折線16a、16b、16c、16d・・・に沿って山折りと谷折りを交互に行なった状態である。これにより、袋部12が更にコンパクトに折り畳まれ、結果として包装袋10は幅Wの短冊状に折り畳まれる。この幅Wは外装容器の開口部24の口径に近く、好ましくは口径の60%以上300%以下である。これにより、開口部24への挿入をスムースに行なうことができる。なお、図5に示すように長手方向の略中央部Cにて半折してもよい。これにより、更に開口部24への挿入をスムースに行なうことができる。
図6(a)、(b)は、包装袋10を外装容器20に収容する過程を説明する斜視図である。本発明の液体容器1は、図6(a)に示すように、外装容器20の開口部24から外装容器20の内部に挿入する。具体的には、上記の蛇腹折りの状態、好ましくは更に半折した図5の状態で挿入する。すなわち、蛇腹折りのみの状態であれば、幅Wのまま下辺17側から外装容器20の開口部24から挿入し、略中央部Cにて半折した状態であれば、幅Wのまま略中央部Cから外装容器20の開口部24から挿入する。
図1に戻り、上記の液体容器1にレジスト液を充填する工程を説明する。好ましくは上記のような挿入方法で包装袋10を外装容器20内に装着し、この状態で、所定の方法、例えば継手などを介してレジスト液を注出入口11から実質的に密封状態で導入する。本発明においては、このとき事前に例えば窒素や空気などの気体封入を行なう必要がない。
図2に示すように、上記のフィルムを用いた包装袋10の第一の面13と、第一の面13と略同一の形状の第二の面14との間に、上辺15の略中央部に注出入口11(高密度ポリエチレン)を挟んで上辺15は幅25mmでヒートシールにより接合し、他の辺は幅6mmでヒートシールにより接合して四方シール袋を得た。次に、図3、4に示すように第一の面13を上辺15から30mm(ヒートシール部122の下縁から5mm)離間した位置を基線13a、として、長さL=100mmの舌片部を形成して下辺側に折り曲げた。
舌片部を形成せず、蛇腹折りのみ行なって折り畳んだ以外は実施例1と同様に外装容器に挿入した。
図8に示すような包装袋500を用い、高密度ポリエチレンからなる注出入口を、一方の面の略中央から辺501寄りに開けた穴に通して底部装着リングの部分でヒートシールすることにより取り付けた以外は実施例1と同様の材質、構成で比較例1の包装袋を得た。この包装袋を、実施例1と同様に折って外装容器に挿入した。
実施例1の包装袋に、9psiの圧力を50秒の条件で窒素充填を行なった。その後、レジスト液を充填し、許容充填量(純水を容器口部の高さまで(溢れる寸前)充填し、その時の充填量を重量計で測定)を測定した。その結果、許容充填量は46kgであった。次に、同じく実施例1の包装袋に、窒素充填を行なわずに直接レジスト液の充填を行った。その結果、許容充填量は40kgであり、窒素充填工程を行なった場合(100%)に比べて87%の充填率が得られた。この結果から、窒素充填工程なしでも充分な充填率が得られることがわかる。
実施例2の包装袋に、9psiの圧力を50秒の条件で窒素充填を行なった。その後、レジスト液を充填し、許容充填量を測定した。その結果、許容充填量は44kgであった。次に、同じく実施例2の包装袋に、窒素充填を行なわずに直接レジスト液の充填を行った。その結果、許容充填量は35kgであり、窒素充填工程を行なった場合(100%)に比べて80%の充填率が得られた。この結果から、窒素充填工程なしでも充分な充填率が得られることがわかる。
比較例1の包装袋に、9psiの圧力を50秒の条件で窒素充填を行なった。その後、レジスト液を充填し、許容充填量を測定した。その結果、許容充填量は43kgであった。次に、同じく比較例1の包装袋に、窒素充填を行なわずに直接レジスト液の充填を行った。その結果、許容充填量は20kgであり、窒素充填工程を行なった場合(100%)に比べて47%の充填率が得られた。この結果から、事前の窒素充填工程なしでは充分な充填率が得られず、レジスト液の直接充填が困難であることがわかる。
実施例1の充填後の液体容器からレジスト液を汲み出しチューブで抜き取り、この状態で窒素充填を行なわずに直接レジスト液の再充填を行った。その結果、許容充填量は40kgであり、レジスト回収容器としても充分使用できることがわかる。これに対して、比較例1で同様の試験を行なったところ、許容充填量は18kgと少なく、レジスト回収容器として使用するには回収可能量が不足であった。
10 包装袋
11 注出入口
12 袋部
13 第一の面
14 第二の面
13a、14a 基線
13b、14b 舌片部
13c、14c 舌片頂部
130 第一領域
140 第二領域
15 上辺
16 側辺
16a、16b、16c、16d 蛇腹折線
17 下辺
20 外装容器
24 開口部
Claims (4)
- 内部が中空の外装容器と、該外装容器の内側に収容された包装袋と、を備える液体容器へのレジスト液充填方法であって、
前記包装袋は袋部と注出入口とを備え、
前記外装容器は、前記注出入口が係合可能な開口部を上方に備え、
前記包装袋の袋部は、前記収容前の初期状態において略平面形状であり、少なくとも2枚以上のフィルムの外周辺の一部又は全部にヒートシール部を形成して袋体とすると共に、前記袋部の上辺の略中央部において前記ヒートシール部のシール面間に前記注出入口が接合されており、
前記外装容器内に前記包装袋を装着した状態で、前記包装袋内にあらかじめ気体を導入することなくレジスト液を充填する液体容器へのレジスト液充填方法。 - 前記レジスト液の充填後に、残余のヘッドスペースに気体を充填する請求項1記載の液体容器へのレジスト液供給方法。
- 前記液体容器が、レジスト液を注出した後の注出後液体容器であり、前記レジスト液の充填が使用済レジスト液の回収である請求項1又は2に記載の液体容器へのレジスト液充填方法。
- 前記初期状態から、前記袋部のそれぞれの面を、前記上辺近傍の前記上辺と平行な線を基線として、所定の長さを弛ませて舌片部を延出した後に、前記基線から前記舌片部を下辺側又は上辺側に折り返し、
この折り返し状態を維持したまま、前記袋部を、前記開口部を介して前記外装容器の内側へ収容してなる請求項1又は2に記載の液体容器へのレジスト液充填方法。
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