JP2003182745A - スタンディングパウチ - Google Patents

スタンディングパウチ

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JP2003182745A
JP2003182745A JP2001384237A JP2001384237A JP2003182745A JP 2003182745 A JP2003182745 A JP 2003182745A JP 2001384237 A JP2001384237 A JP 2001384237A JP 2001384237 A JP2001384237 A JP 2001384237A JP 2003182745 A JP2003182745 A JP 2003182745A
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JP
Japan
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standing pouch
folded
bottom tape
edge
pouch
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JP2001384237A
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English (en)
Inventor
Morihiro Sugiyama
守広 杉山
Kenji Sakae
賢治 栄
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】落下試験に耐えられる内容量が1000mlか
ら3000ml程度の大容量のスタンディングパウチを
提供すること。 【解決手段】2つ折された底テープ(11)と表裏二枚
の本体フィルム(12、13)の両端縁を側部シール
(15、16)し下部端縁を底部シール(17)してな
るスタンディングパウチにおいて、底テープの2つ折り
された折り込み部分(b)と、折り込み部分と折り込み
部分の側部シール端縁より10mm内方に入った地点
(a)とに囲まれた領域に、底テープの両端縁に設ける
パンチ穴(14)の占める割合を12.5%以上とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャンプー、リン
ス、食器洗い用洗剤などのプラスチック成形容器への詰
め替え容器として使用されているスタンディングパウチ
に関するもので、特に大容量においても破袋しにくいよ
うに落下強度を向上させたスタンディングパウチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シャンプー、リンス、食器洗い用
洗剤などの液体を、ポンプで適量排出して使用するポン
プ式プラスチック成形容器が多用されている。そして、
近年では、資源の節約からポンプ式プラスチック成形容
器の内容物がなくなっても容器を廃棄することなく、詰
め替え専用の包装袋に充填されている内容物を空になっ
たポンプ式プラスチック成形容器に詰め替えて、該ポン
プ式プラスチック成形容器を何回も再使用することが行
われている。
【0003】この詰め替え用の液体を収納する包装袋と
して、軟包装フィルムからなるスタンディングパウチが
使用されているが、内容量が600ミリリットル程度以
下、また、スタンディングパウチの横幅は150mmが
主流となっている。そして、内容量によってスタンディ
ングパウチの高さ、横幅、底テープの折り込み高さは多
様であるが、いずれの場合でも表フィルムと裏フィルム
を熱融着させている底テープの端縁に設けられるパンチ
穴と呼ばれる部分の1個所の面積は80mm2 以下であ
る。
【0004】しかしこのようなスタンディングパウチを
内容量が1000ミリリットル以上の大容量の場合に適
用すると、例えば、水道水を定量充填して1mの高さか
らコンクリート床に10回落下させるなどの定められた
落下試験において破袋が発生し、液漏れする可能性があ
ることがわかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、詰め替え容
器として使用する内容量が1000ml以上のスタンデ
ィングパウチに関する上述のような問題点を解決するた
めになされたもので、落下試験に耐えられる内容量が1
000mlから3000ml程度までのスタンディング
パウチを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、2つ折りされた底テープと表裏二枚の本体フィルム
の両端縁を側部シールし、下部端縁を底部シールしてな
るスタンディンパウチにおいて、底テープの2つ折りさ
れた折り込み部分(b)が40〜80mmであり、前記
折り込み部分(b)と、折り込み部分の側部シール端縁
より10mm内方に入った地点(a)とに囲まれた領域
に、表裏二枚の本体フィルムを熱融着させるために底テ
ープの両端縁に設けるパンチ穴の占める割合を12.5
%以上としたことを特徴とする、スタンディングパウチ
である。
【0007】このように請求項1記載の発明によれば、
底テープの2つ折りされた折り込み部分(b)が40〜
80mmであり、前記折り込み部分(b)と、折り込み
部分の側部シール端縁より10mm内方に入った地点
(a)とに囲まれた領域に、表裏二枚の本体フィルムを
熱融着させるために底テープの端縁に設けるパンチ穴の
占める割合を12.5%以上としたので、1000ml
以上の大容量であっても落下試験に耐えられる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
発明において、前記パンチ穴が、端縁辺と平行な辺を持
つ略台形状であることを特徴とする、スタンディングパ
ウチである。
【0009】このように請求項2記載の発明によれば、
パンチ穴が端縁辺と平行な辺を持つ略台形状であるの
で、折り込み部分が幅広になっても、つっぱり効果が働
き、半円状パンチ穴よりもパウチに自立性が出る。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、前記スタンディングパウチの横幅
が150mm以上であるとを特徴とする、スタンディン
グパウチである。
【0011】このように請求項3記載の発明によれば、
スタンディングパウチの横幅が150mm以上あるの
で、1000ml以上の内容量を充填した際も自立性に
安定感がある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のスタンディングパウチを
一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。本発明の
スタンディングパウチは、例えば、図1、図2に示すよ
うに、2つ折りされた底テープ(11)と表裏二枚の本
体フィルム(12、13)の両端縁を側部シール(1
5、16)し、下部端縁を底部シール(17)してなる
スタンディンパウチであり、底テープの2つ折りされた
折り込み部分(b)が40〜80mmであり、前記折り
込み部分(b)と、折り込み部分の側部シール端縁より
10mm内方に入った地点(a)とに囲まれた領域に、
表裏二枚の本体フィルムを熱融着させるために底テープ
の両端縁に設けるパンチ穴(14)の占める割合(パン
チ穴面積率)を12.5%以上としたものである。
【0013】底テープ(11)や表裏二枚の本体フィル
ム(12、13)としては、二軸延伸ナイロンフィルム
(ONy)/線状低密度ポリエチレン(L−LDP
E)、ONy/アルミニウム箔(Al)/L−LDP
E、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)/
Al/L−LDPE、PET/Al/ONy/L−LD
PE等の一般的に公知の複合フィルムが使用できるが、
ヒートシール適性、耐内容物性、開封性等を総合的に考
慮して決定すれば良い。
【0014】底テープ(11)の折り込み部分(b)
と、折り込み部分内で、端縁より10mm入った地点
(a)とに囲まれた領域内で、底テープの端縁に設ける
パンチ穴(14)の占める割合(パンチ穴面積率)を1
2.5%以上とすることに本発明の特徴がある。
【0015】パンチ穴面積率を12.5%以上とするこ
とで、内容量が1000ml以上のスタンディングパウ
チを落下させてもパンチ穴周囲からの破袋が発生しない
ようにすることができた。
【0016】パンチ穴(14)の形状は、図3、図4に
示すような半円形状でも良いが、パンチ穴が複数個並ん
だ場合、落下させた際パンチ穴とパンチ穴の間で折れ曲
がり易く、図1に示すような台形状を一つ設ける方が自
立性が高い。
【0017】底テープの2つ折りされた折り込み部分を
40mm未満にすると底テープの折り込み部分と本体フ
ィルムの側部シールとの交点部分に負荷がかかり、破袋
し易くなるという不都合を生じ、また、折り込み幅を8
1mm以上にすると内容量とパウチ高さのバランスが悪
くなって、パウチに安定感がなくなり自立性が悪くな
る。
【0018】スタンディングパウチを形成させるには、
一般的に公知の製袋機等を用いて、シーラント層が外側
にくるようにして2つ折りした底テープ(11)を間に
挟むようにして表裏二枚の本体フィルム(12、13)
をシーラント層同士を相対向させ、底部シール、2本の
側部シールを行い、所望の大きさのスタンディングパウ
チ(10)とする(図1、図2参照)。
【0019】なお、底テープの縦方向の端縁に表裏二枚
の本体フィルムを熱融着させるためのパンチ穴(14)
を設け、そのパンチ穴は、底テープの折り込み幅と折り
込み幅方向と直角方向に10mm内側に入った地点とに
囲まれた領域の12.5%以上を占めるように設定して
おくことはいうまでもない。
【0020】スタンディングパウチ(10)の天部を開
口し、液体シャンプー等の内容物を充填後、天部を密封
シールすることにより内容物が充填されたスタンディン
グパウチとなる。
【0021】内容物が充填されたスタンディングパウチ
を開封するに際しては、開封予定箇所の周辺のシール部
に開封用のノッチを設けることで開封開始位置、開封方
向がわかり易くなる。その他、開封方向に沿ってミシン
目を設けること、半切れ線を設けること、開封方向に延
伸されたフィルムを用いることなど適宜の手段を用いる
ことにより、開封性が改善できる。
【0022】
【実施例】以下実施例により本発明のスタンディングパ
ウチをより詳細に説明する。 〈実施例1〉まず、本体フィルムおよび底テープとし
て、PET(12μm)/Al(7μm)/ONy(2
5μm)/L−LDPE(120μm)の層構成からな
る複合フィルムを準備した。
【0023】そして、準備した複合フィルムを用いて、
一般的に公知のスタンディングパウチ製袋機を使用し
て、全幅;220mm、全高;280mm、折り込み
幅;60mm、側部シール幅;6mm、パンチ穴の形状
および数;外側端縁長さ16mm,奥行き6mm,内側
端縁長さ10mmの略台形状、1個、(パンチ穴面積
率;13.0%)の実施例1のスタンディングパウチを
作製した(図1参照)。
【0024】〈比較例1〉パンチ穴の形状を半径7mm
の半円状、1個(パンチ穴面積率;12%)とした以外
は実施例1と同じ複合フィルムを使用し、実施例1と同
じ大きさの比較例1のスタンディングパウチを作製した
(図4参照)。
【0025】このようにして作製した実施例1種類、比
較例1種類、合計2種類のスタンディングパウチに内容
物である非食品系の粉体を2300ml充填し、天部を
密封シールした。この2種類の試料を下記の方法により
落下させ、底部シールや側部シールからの破袋の有無を
目視確認した。その結果を表1に示す。 落下試験方法 ‥ 1mの高さからコンクリート床に1
0回正立落下を行い、破袋の有無を目視により観察(n
=10)
【0026】
【表1】
【0027】このように、パンチ穴面積率が13.0%
で、パンチ穴の形状を台形状とした実施例1のスタンデ
ィングパウチは、パンチ穴面積率が12.0%で、形状
が半円形状の比較例1のスタンディングパウチに比較し
て落下強度に格段の差があることがわかった。
【0028】
【発明の効果】上記のように、本発明のスタンディング
パウチは、底テープの折り込み幅を40〜80mmと
し、折り込み幅と端縁から10mm内方に入った地点と
に囲まれた領域に、底テープの端縁に設けるパンチ穴の
占める割合を12.5%以上に設定してあるので、内容
量が1000ml以上の大容量のスタンディングパウチ
にしても、落下試験における耐衝撃性を向上させること
ができる。また、パンチ穴面積率が高いため、内容重量
に耐えられなくなり折れ曲がってしまう確率が低くな
り、自立性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタンディングパウチの一実施例を示
す、正面説明図である。
【図2】スタンディングパウチの本体フィルムと底テー
プの組み合わせのイメージ説明図である。
【図3】本発明のスタンディングパウチの別の実施例を
示す、正面説明図である。
【図4】従来のスタンディングパウチの一例を示す、正
面説明図である。
【符号の説明】
10‥‥スタンディングパウチ 11‥‥底テープ 12‥‥本体フィルム 13‥‥本体フィルム 14‥‥パンチ穴 15‥‥側部シール 16‥‥側部シール 17‥‥底部シール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つ折りされた底テープと表裏二枚の本体
    フィルムの両端縁を側部シールし、下部端縁を底部シー
    ルしてなるスタンディンパウチにおいて、 底テープの2つ折りされた折り込み部分(b)が40〜
    80mmであり、前記折り込み部分(b)と、折り込み
    部分の側部シール端縁より10mm内方に入った地点
    (a)とに囲まれた領域に、表裏二枚の本体フィルムを
    熱融着させるために底テープの両端縁に設けるパンチ穴
    の占める割合を12.5%以上としたことを特徴とす
    る、スタンディングパウチ。
  2. 【請求項2】前記パンチ穴が、端縁辺と平行な辺を持つ
    略台形状であることを特徴とする、請求項1記載のスタ
    ンディングパウチ。
  3. 【請求項3】前記スタンディングパウチの横幅が150
    mm以上であることを特徴とする、請求項1又は2記載
    のスタンディングパウチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021054429A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 大日本印刷株式会社 パウチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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