JP2010235183A - ボトル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筒状の口部、肩部および胴部と、有底筒状の底部14と、が合成樹脂材料で一体に形成され、底部は、中央部に配置されるとともにボトル軸が直交する中央壁部15と、該中央壁部の外周縁と胴部とを連結する連結周壁部16と、を備え、連結周壁部には、ボトル軸O回りに沿うボトル周方向に間隔をあけて複数の縦凹条部17が形成されるとともに、該連結周壁部においてボトル周方向で隣り合う縦凹条部同士の間に位置する脚部18に、中央壁部よりもボトル軸方向の外側に向けて突出する接地突部19が備えられ、底部の内面に、中央壁部と連結周壁部とを連結する補強壁部21が突設されるボトル10を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明に係るボトルは、筒状の口部、肩部および胴部と、有底筒状の底部と、が合成樹脂材料で一体に形成され、前記底部は、中央部に配置されるとともにボトル軸が直交する中央壁部と、該中央壁部の外周縁と胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、前記連結周壁部には、ボトル軸回りに沿うボトル周方向に間隔をあけて複数の縦凹条部が形成されるとともに、該連結周壁部においてボトル周方向で隣り合う縦凹条部同士の間に位置する脚部に、前記中央壁部よりもボトル軸方向の外側に向けて突出する接地突部が備えられたボトルであって、前記底部の内面に、前記中央壁部と前記連結周壁部とを連結する補強壁部が突設されていることを特徴とする。
また、前記一対の縦凹条部が、ボトル軸をボトル径方向で挟んで互いに反対に位置しているので、補強壁部をボトル径方向に直線状に延在させることが可能となり、簡素な構成で中央壁部を全域にわたって偏り少なく補強することができる。
図1に示すように、ボトル10は、筒状の口部11、肩部12および胴部13と、有底筒状の底部14と、が合成樹脂材料で一体に形成されている。このボトル10は、例えば二軸延伸ブロー成形により形成されたものである。また、前記合成樹脂材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート等を採用することができる。
なお、図示の例では、これらの口部11、肩部12、胴部13および底部14は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向に沿った口部11側を上側、底部14側を下側いう。また、ボトル軸Oに直交する方向を単にボトル径方向といい、ボトル軸O回りに沿う方向をボトル周方向という。
また、図1〜図3に示すように、底部14は、中央部に配置されるとともにボトル軸Oが直交する中央壁部15と、該中央壁部15の外周縁と胴部13とを連結する連結周壁部16と、を備えている。図2に示すように、図示の例では、中央壁部15は、底部14の平面視において円形状に形成されるとともに、ボトル軸Oと同軸に配置されている。
また、図1〜図3に示すように、脚部18は、縦凹条部17よりも下側およびボトル径方向の外側の双方に膨出されており、その下端部が前記接地突部19となっている。また、図1および図2に示すように、脚部18において、接地突部19と胴部13とを連結するとともにボトル径方向の外側を向く壁部である脚側壁部20は、口部11、肩部12および胴部13において最も外径が大きい最外部分の外周面とボトル径方向の位置が一致もしくは前記最外部分の外周面よりもボトル径方向の内側に位置している。
図2に示すように、図示の例では、補強壁部21は、ボトル径方向に沿うように前記平面視直線状に延在している。また、補強壁部21は、前記一対の縦凹条部17それぞれにおけるボトル周方向の中央部分同士を互いに連結し、かつボトル径方向に沿って底部14の全域にわたって延在している。このように補強壁部21が形成されることで、底部14において、補強壁部21を挟んだ一方側部分14aの形状と他方側部分14bの形状とが同一形状になる。
また、補強壁部21が、一対の縦凹条部17同士を連結するように設けられていることから、例えば補強壁部21が1つの縦凹条部17と中央壁部15とを連結する場合に比べて、中央壁部15に加えられる力を、補強壁部21を介して連結周壁部16のなかでより広い部分にわたって伝達させることが可能となり、補強壁部21による中央壁部15の補強をより一層強固にすることができる。
本実施形態では、底部14において、補強壁部21を挟んだ一方側部分14aの形状と他方側部分14bの形状とが同一形状になっているので、中央壁部15のうちの前記一方側に位置する部分および前記他方側に位置する部分、それぞれの部分における補強壁部21による補強を、各部分においてボトル周方向で対応する位置で同程度のものとすることができる。これにより、補強壁部21によって中央壁部15を全域にわたって偏り少なく補強することができる。
さらに、単に補強壁部21を底部14の平面視において直線状に延在させるだけで、補強壁部21によって前述のように効果的に中央壁部15を補強することができることから、補強壁部21の総量を抑えつつ中央壁部15の変形を抑制することが可能となる。
例えば、前記実施形態では、補強壁部21は、中央壁部15と縦凹条部17とを連結しているものとしたが、これに限られるものではなく、中央壁部15と脚部18とを連結しても良い。なおこの場合、脚部18における接地突部19および脚側壁部20と中央壁部15とを連結することが好ましい。
さらに、前記平面視直線状に延在している場合であっても、ボトル径方向に沿っていなくても良い。さらにまた、補強壁部21は、底部14の全域にわたって延在しているものしたが、これに限られるものでない。
また、前記実施形態では、縦凹条部17および脚部18は、それぞれ偶数個ずつ形成されているものとしたが、これに限られるものではなく、例えばそれぞれ奇数個ずつ形成されていても良い。
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
15 中央壁部
16 連結周壁部
17 縦凹条部
18 脚部
19 接地突部
21 補強壁部
O ボトル軸
Claims (2)
- 筒状の口部、肩部および胴部と、有底筒状の底部と、が合成樹脂材料で一体に形成され、
前記底部は、中央部に配置されるとともにボトル軸が直交する中央壁部と、該中央壁部の外周縁と胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、
前記連結周壁部には、ボトル軸回りに沿うボトル周方向に間隔をあけて複数の縦凹条部が形成されるとともに、該連結周壁部においてボトル周方向で隣り合う縦凹条部同士の間に位置する脚部に、前記中央壁部よりもボトル軸方向の外側に向けて突出する接地突部が備えられたボトルであって、
前記底部の内面に、前記中央壁部と前記連結周壁部とを連結する補強壁部が突設されていることを特徴とするボトル。 - 請求項1記載のボトルであって、
前記縦凹条部および前記脚部は、それぞれ偶数個ずつ形成され、
前記補強壁部は、ボトル軸をボトル径方向で挟んで互いに反対に位置する一対の縦凹条部同士を連結していることを特徴とするボトル。
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-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009087444A patent/JP5581000B2/ja active Active
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