JP2010234625A - 露光装置および製版装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファイバカップルド露光光源を利用したマルチビーム露光系において、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームによって生じる発熱を抑えることができる露光装置および製版装置を提供する。
【解決手段】露光装置は、露光ヘッドから射出される光ビームにより記録媒体を走査露光して、記録媒体の表面に画像を彫刻する。露光ヘッドは、光ビームを射出する光源と、前記光源から射出される光ビームを前記記録媒体の表面又は表面近傍に結像する露光レンズと、露光レンズよりも光ビームの進行方向の上流側または下流側、もしくは、露光レンズの内部の少なくとも一箇所に、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの光路中に配設され、記録媒体の表面への画像の彫刻に影響を及ぼさないように、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの方向を変換する方向変換部材とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、光ビームにより記録媒体を走査露光して、記録媒体の表面に所望の画像を彫刻する露光装置、および、この露光装置を用いて記録媒体上に画像を彫刻する製版装置に関するものである。
外周面に記録プレート(記録媒体)が装着されたドラムを主走査方向に回転させると共に、露光装置を用いて、記録プレートに彫刻(記録)すべき画像の画像データに応じたレーザビームを主走査方向と直交する副走査方向に走査させることにより、レーザビームで記録プレートを2次元的に走査露光し、製版するための2次元画像を記録プレートに彫刻(記録)する製版装置が知られている。
ところで、例えば、上記の記録プレートとしてフレキソ版を彫刻するためには、版上で数百W以上の照射パワーが必要となる。これを実現するために、高コストなCOレーザやファイバレーザに代えて、低コストな高出力ファイバカップルドLD(レーザダイオード)光源(以下、FC−LD光源という)を使用し、各々FC−LD光源に接続された複数の光ファイバを配列して構成されたマルチビーム露光系が提案されている。
ここで、例えば、10WクラスのFC−LD光源を使用する場合には、コア径がφ105μm程度の光ファイバを使用する必要がある。しかし、各々の光ファイバの先端から射出される、コア径がφ105μm程度のレーザビームを版上に絞る(結像させる)と集光角度(結像開口数)が大きくなり、露光レンズの高コスト化(収差補正のため)や精密彫刻の焦点深度が浅くなるという問題が生じる。
通常、これを避けるために、露光系内に開口部材を入れて不要な光をける(遮光する)ことが行われる。例えば、図12に示すように、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に開口部材35を配置したり、図13に示すように、結像レンズ34の枠体36を開口部材として代用したりして、所定の開口数よりも高い開口数のレーザビームを遮光する。しかし、この場合には、開口部材35や結像レンズ34の枠体36において、けられによる大量の発熱が生じるという問題が発生する。
従来、露光装置に関連する様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、レーザビームの発生源として、複数個の直接変調可能なダイオードポンピング式のファイバレーザを有し、ファイバレーザの出力端子が複数のトラックに並列配置されており、かつファイバレーザの出力端子から出射するレーザ照射線が、複数のトラックで互いに並列的に1つの被加工面に的中するように纏められたレーザ照射源が開示されている。
また、特許文献2には、複数の光射出部の配列方向が集光レンズの偏芯方向に直交又は略直交する方向となるように光射出手段及び集光レンズの配置状態を予め設定しておき、光射出手段及び集光レンズを一体的に回転させて、予め定められた走査方向に対する複数の光射出部の配列方向の傾斜角度を切り替えることにより複数の光射出部から射出した光による露光面における解像度を切り替える露光装置が開示されている。
特許文献3には、レーザビームで記録材料を走査することにより、記録材料の表面を彫刻して印刷版を製版する印刷版の製版装置であって、第1のビーム径を有するレーザビームを使用し、第1の画素ピッチで記録材料を照射して、第1の深度まで彫刻を行った後、第2のビーム径を有するレーザビームを使用し、第2の画素ピッチで記録材料を照射して第2の深度まで彫刻を行うものが開示されている。
特表2002−524263号公報 特開2004−233660号公報 特開2006−95931号公報
本発明の目的は、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームによって生じる発熱を抑えることができる露光装置および製版装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、露光ヘッドから射出される光ビームにより記録媒体を走査露光して、前記記録媒体の表面に画像を彫刻する露光装置であって、
前記露光ヘッドは、
光ビームを射出する光源と、
前記光源から射出される光ビームを前記記録媒体の表面又は表面近傍に結像する露光レンズと、
前記露光レンズよりも前記光ビームの進行方向の上流側または下流側、もしくは、前記露光レンズの内部の少なくとも一箇所に、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの光路中に配設され、前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームが前記記録媒体の表面への画像の彫刻に影響を及ぼさないように、当該所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの方向を変換する方向変換部材とを備えることを特徴とする露光装置を提供するものである。
ここで、前記方向変換部材は、前記光ビームの進行方向に前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームを屈折して方向を変換する屈折素子であることが好ましい。
また、前記屈折素子は、凹面を光ビームの進行方向の上流側に向けて配置された平凹レンズであり、該平凹レンズの中央部に、前記所定の開口数に対応した径の開口部が形成されていることが好ましい。
また、前記平凹レンズは、前記光ビームの進行方向に対して所定の角度で傾斜されていることが好ましい。
また、前記屈折素子は、凸面を光ビームの進行方向の上流側に向けて配置された平凸レンズであり、該平凸レンズの中央部に、前記所定の開口数に対応した径の開口部が形成されていることが好ましい。
また、前記方向変換部材は、前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームを回折して方向を変換する回折素子であることが好ましい。
また、前記回折素子は、ゾーンプレート、ホログラフィックレンズ、キノフォースレンズ、およびバイナリ光学素子のうちの1つであることが好ましい。
また、前記方向変換部材は、前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームを所定の角度で反射して方向を変換する反射部材であることが好ましい。
さらに、前記反射部材によって反射された光ビームを吸収する光吸収部材を備えていることが好ましい。
さらに、前記光吸収部材を冷却する冷却部材を備えていることが好ましい。
また、前記反射部材は前記露光レンズのレンズ鏡筒の内部に配置され、前記光吸収部材は前記露光レンズのレンズ鏡筒の外部に配置されていることが好ましい。
また、前記露光レンズのレンズ鏡筒の側壁には、前記反射部材によって反射された光ビームの射出口が形成され、該反射部材によって反射された光ビームは、前記光ビームの射出口を介して前記光吸収部材に入射されることが好ましい。
また、前記光ビームの射出口は、ARコート付きの平面ガラスによって形成されていることが好ましい。
また、前記平面ガラスには、熱放射を遮断するコーティングが施されていることが好ましい。
また、前記光ビームの射出口は、前記反射部材によって反射された光ビームを集光して前記光吸収部材に入射するレンズによって形成されていることが好ましい。
また、前記レンズには、熱放射を遮断するコーティングが施されていることが好ましい。
また、前記光ビームの射出口には、エアカーテンが設けられていることが好ましい。
また、前記光源は、各々光ビームを射出する複数の光ファイバ端部が配列された、少なくとも1つの光ファイバ端部群であり、
前記露光レンズは、前記少なくとも1つの光ファイバ端部群から射出される複数の光ビームを前記記録媒体の表面又は表面近傍に結像することが好ましい。
また、本発明は、光ビームによって画像が彫刻される記録媒体が装着され、該記録媒体が主走査方向に移動するように回転駆動されるドラムと、上記のいずれかに記載の露光装置とを備え、
前記ドラムを主走査方向に回転すると共に、前記露光ヘッドから記録媒体に彫刻すべき画像の画像データに応じた光ビームを射出しつつ、該露光ヘッドを所定ピッチで主走査方向と直交する副走査方向に走査して、前記画像データに応じた画像を記録媒体に彫刻することを特徴とする製版装置を提供する。
本発明によれば、方向変換部材を用いて、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの角度を変えることにより、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームによる発熱を大幅に低減することができる。
本発明に係る露光装置を備える製版装置の一実施形態を示す概略構成図(斜視図)である。 露光装置のファイバアレイ部及び光ファイバを示す斜視図である。 露光装置のファイバアレイ部の露光部を示す模式図である。 露光ヘッドの主要部と射出されたレーザビームとを示した模式図である。 光ファイバ端部の配置位置と走査線とを説明するため説明図である。 製版装置の制御系の構成を示すブロック図である。 露光装置によって画像記録を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。 方向変換部材の配置とレーザビームとの関係を示した模式図である。 (A)〜(C)は、方向変換部材として屈折素子を使用した場合のレーザビームの光路を示した模式図である。 (A)〜(C)は、方向変換部材としてフレネルゾーンプレートを使用した場合のレーザビームの光路を示した模式図である。 方向変換部材として反射部材を使用した場合のレーザビームの光路を示した模式図である。 従来の露光装置の露光系の構成を示した模式図である。 従来の露光装置の露光系の構成を示した模式図である。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明の露光装置および製版装置を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明に係る露光装置(レーザ記録装置)10を備える製版装置11の構成について説明する。
図1に示す本実施形態の露光装置10を備える製版装置11は、外周面に記録プレートF(記録媒体)が装着されたドラム50を主走査方向に回転させると共に、記録プレートFに彫刻(記録)すべき画像の画像データに応じた複数のレーザビーム(光ビーム)を同時に射出しつつ、所定ピッチで露光ヘッド30を主走査方向と直交する副走査方向に走査させることにより、2次元画像を記録プレートに高速に彫刻(記録)する。
図1に示すように、製版装置11は、レーザビームによって画像が彫刻(記録)される記録プレートFが装着され、且つ記録プレートFが主走査方向に移動するように図1矢印R方向に回転駆動されるドラム50と、露光装置10と、を含んで構成されている。また、露光装置10は、複数のレーザビームを生成する光源ユニット20と、光源ユニット20で生成された複数のレーザビームを記録プレートFに露光する露光ヘッド30と、露光ヘッド30を副走査方向に沿って移動させる露光ヘッド移動部40と、を含んで構成されている。
なお、ドラム50の回転方向Rが主走査方向とされ、矢印Sで示すドラム50の軸方向(長手方向)に沿って露光ヘッド30が移動する方向(詳細は後述する)が副走査方向とされる。
光源ユニット20には、各々光ファイバ22A、22Bの一端部が個別にカップリングされたブロードエリア半導体レーザ(FC−LD光源)によって構成された各32個の半導体レーザ21A,21B(合計64個)と、半導体レーザ21A,21Bが表面に配置された光源基板24A,24Bと、光源基板24A,24Bの一端部に垂直に取り付けられると共にSC型光コネクタ25A、25Bのアダプタが複数(半導体レーザ21A,21Bと同数)設けられたアダプタ基板23A,23Bと、光源基板24A,24Bの他端部に水平に取り付けられると共に記録プレートFに彫刻(記録)する画像の画像データに応じて半導体レーザ21A,21Bを駆動するLDドライバー回路26(図6を参照)が設けられたLDドライバー基板27A,27Bと、が備えられている。
各光ファイバ22A,22Bの他端部には各々SC型光コネクタ25A、25Bが設けられており(図2参照)、SC型光コネクタ25A、25Bはアダプタ基板23A,23Bに接続されている。したがって、各半導体レーザ21A,21Bから射出されたレーザビームは、それぞれ光ファイバ22A、22Bによってアダプタ基板23A,23Bに接続されているSC型光コネクタ25A、25Bに伝送される。
また、LDドライバー基板27A,27Bに設けられているLDドライバー回路26における半導体レーザ21A,21Bの駆動用信号の出力端子は、半導体レーザ21A,21Bに個別に接続されており、各半導体レーザ21A,21BはLDドライバー回路26によって各々個別に駆動が制御される。
一方、露光ヘッド30には、複数の半導体レーザ21A,21Bから射出された各レーザビームを取り纏めて射出するファイバアレイ部300(図2参照)が備えられている。このファイバアレイ部300には、各々アダプタ基板23A,23Bに接続されたSC型光コネクタ25A,25Bに接続された複数の光ファイバ70A,70Bによって、各半導体レーザ21A,21Bから射出されたレーザビームが伝送される。
図3には、ファイバアレイ部300の露光部280(図2参照)を図1に示す矢印A方向に見た図が示されている。この図3に示すように、ファイバアレイ部300の露光部280は、2枚の基台302A、302Bを有している。基台302A,302Bには各々片面に半導体レーザ21A,21Bと同数、すなわち各々32個のV字溝282A,282Bが所定の間隔で隣接するように形成されている。そして、基台302A、302Bは、V字溝282A,282Bが対向するように配置されている。
基台302Aの各V字溝282Aには、光ファイバ70Aの他端部の光ファイバ端部71Aが1本ずつ嵌め込まれている。同様に基台302Bの各V字溝282Bに各光ファイバ70Bの他端部の光ファイバ端部71Bが1本ずつ嵌め込まれている。したがって、ファイバアレイ部300の露光部280から、各半導体レーザ21A,21Bから射出された複数、本実施形態では64本(32本×2)のレーザビームが同時に射出される。
すなわち、本実施形態のファイバアレイ部300は、複数(本実施形態では32本×2=合計64個)の光ファイバ端部71A、71Bが所定方向に沿った直線状に配置されて構成された光ファイバ端部群301A,301Bが、上記所定方向と直交する方向に平行に2列設けられて構成されている。
そして、図1及び図3に示すように、本実施形態に係る露光装置10では、以上のように構成されたファイバアレイ部300(露光ヘッド30)が、上記所定方向が副走査方向に対して傾斜された状態とされている。また、図3と図5とに示すように、ファイバアレイ部300を主走査方向に見たときに、副走査方向に光ファイバ端部群301Aと光ファイバ端部群301Bとが重ならないで並ぶように配設されている。
図1に示すように、露光ヘッド30には、ファイバアレイ部300側より、コリメータレンズ32、方向変換部材33、及び結像レンズ34が、順番に並んで配列されている。ここで、コリメータレンズ32と結像レンズ34は本発明の露光レンズ(結像手段)を構成する。
露光ヘッド移動部40には、長手方向が副走査方向に沿うように配置されたボールネジ41及び2本のレール42が備えられており、ボールネジ41を回転駆動する副走査モータ43(図6も参照)を作動させることによってボールネジ41上に配置された露光ヘッド30をレール42に案内された状態で副走査方向に移動させることができ、これによって副走査がなされる。また、ドラム50は主走査モータ51を作動させることによって、図1の矢印R方向に回転させることができ、これによって主走査がなされる。
なお、本実施形態では、レーザビームを高出力とするために、コア径の比較的大きな多モード光ファイバを光ファイバ22A,22Bに適用している。具体的には、本実施形態においては、光ファイバ22A,22Bのコア径がφ105μmとされている。また、半導体レーザ21A,21Bは最大出力が10.0wのもの(6398−L4)を使用している。
図4に示すように、コリメータレンズ32及び結像レンズ34で構成される露光レンズによって、レーザビームは記録プレートFの露光面(表面)FA又は露光面近傍に結像される(方向変換部材33は図4では図示略)。なお、結像位置(集光位置)Pは、デフォーカスによるビームスポットのボケによる細線再現性等の劣化を考慮して、記録プレートの表面近傍にあることが望ましい。また、本実施形態においては、結像倍率は0.33とされている。よって、スポット径は、光ファイバ端部71A,Bにおけるコア径がφ105μm(R1)の光ファイバ70A,B(光ファイバ端部群301A,B)から射出されたレーザビームLA,Bはφ35μmとされている。
また、図5に模式的に示すように、光ファイバ端部群301Aと光ファイバ端部群301Bとを主走査方向に見たときに、光ファイバ端部71A,71Bの間隔、すなわち走査線Kの間隔が10.58μm(解像度2400dpi)とされている。そして、光ファイバ端部群301Aの端部の光ファイバ端部71ATの次に光ファイバ端部群301Bの端部の光ファイバ端部71BTが並ぶ構成とされている(図3も参照)。なお。図5では判りやすくするため、光ファイバ端部71A,71Bの数を実際よりも少なく図示している。
次に、本発明の特徴部分である方向変換部材33について説明する。
方向変換部材33は、所定の結像開口数(つまり、露光レンズの結像開口数)または結像角度(以下、NAという)よりも高いNAのレーザビームが記録プレートFの表面への画像の彫刻に影響を及ぼさないように、つまり、光照射によって記録プレートFの彫刻が始まる単位面積当たりの照射閾値エネルギーより下になるように、所定のNAよりも高いNAのレーザビームの方向を変換する。本実施形態の方向変換部材33は、図8に示すように、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に配設されている(図1も参照)。
ここで、方向変換部材33は、上記機能を実現するものであれば何ら制限されないが、屈折素子(平凹レンズ、平凸レンズ等)、回折素子(ゾーンプレート、ホログラフィックレンズ、キノフォームレンズ、バイナリ光学素子等)、反射部材(ミラー等)等を例示することができる。
以下、方向変換部材33として、屈折素子33aを使用した場合を説明する。
図9(A)〜(C)は、方向変換部材として屈折素子を使用した場合のレーザビームの光路を示した模式図である。同図(A)〜(C)は、所定のNAよりも高いNAのレーザビームの角度を変えて、それぞれ、記録プレートFの版内部に集光した場合、記録プレートFの露光面FAに集光した場合、集光位置をレーザビームLの進行方向と直交する方向にずらして記録プレートFの版内部に集光した場合を示す。
まず、同図(A)に示す屈折素子33aは、円形状の平凹レンズの中央部に、所定のNAに対応した径の円形開口部(レンズのない領域)82を形成して、ドーナツ状の平凹レンズ(レンズのある領域)80aとしたものである。屈折素子33aは、平凹レンズ80aの凹面をレーザビームLの進行方向の上流側に向けて、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に配設されている。
所定のNA以下のレーザビームは、屈折素子33aの開口部82を通過して結像レンズ34に入射され、結像レンズ34により記録プレートFの露光面FA近傍に結像される。一方、所定のNAよりも高いNAのレーザビームは、平凹レンズ80aによりビーム径が広くなる方向に屈折され、さらに、結像レンズ34により記録プレートFの版内部に集光される。
同図(B)に示す屈折素子33aは、円形状の平凸レンズの中央部に、所定のNAに対応した径の円形開口部(レンズのない領域)82を形成し、ドーナツ状の平凸レンズ(レンズのある領域)80bとしたものである。屈折素子33aは、平凸レンズ80bの凸面をレーザビームLの進行方向の上流側に向けて、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に配設されている。
所定のNA以下のレーザビームの作用は同図(A)の場合と同じである。一方、所定のNAよりも高いNAのレーザビームは、平凸レンズ80bによりビーム径が狭くなる方向に屈折され、さらに、結像レンズ34により記録プレートFの露光面FAに集光される。
同図(C)に示す屈折素子33aは、同図(A)に示す屈折素子33aと同じ構成および作用のものであるが、平凹レンズ80aの凹面がレーザビームLの進行方向に対して所定の角度で傾斜されている点で同図(A)の場合とは異なっている。
所定のNA以下のレーザビームの作用は同図(A)の場合と同じである。また、所定のNAよりも高いNAのレーザビームの作用も同図(A)の場合と同様であるが、所定のNAよりも高いNAのレーザビームは、平凹レンズ80aの傾斜角度に応じて、その進行方向と直交する方向にずれた状態で、結像レンズ34により記録プレートFの版内部に集光される。
上記のように、屈折素子33aを用いて、所定のNAよりも高いNAのレーザビームを屈折して角度を変えることにより、彫刻に影響を与えない程度に版上でぼかすことができ、照射パワーを低減することができる。また、開口部材を使用していないので、所定のNAよりも高いNAのレーザビームが開口部材によってけられて(遮光されて)発熱することはなく、照射パワーも弱いので発熱を大幅に低減することができる。
続いて、方向変換部材33として、フレネルゾーンプレート33bを使用した場合を説明する。
図10(A)〜(C)は、方向変換部材としてフレネルゾーンプレートを使用した場合のレーザビームの光路を示した模式図である。同図(A)〜(C)は、図9(A)〜(C)と同じように、所定のNAよりも高いNAのレーザビームの角度を変えて、それぞれ、記録プレートFの版内部に集光した場合、記録プレートFの露光面FAに集光した場合、集光位置をレーザビームLの進行方向と直交する方向にずらして記録プレートFの版内部に集光した場合を示す。
まず、図10(A)に示すフレネルゾーンプレート33bは、基台84の上に形成された円形状の平凹フレネルレンズ(平凹レンズの凹面がフレネルレンズとなるように分割したもの)の中央部に、所定のNAに対応した径の円形開口部(フレネルゾーンのない領域)88を形成し、ドーナツ状の平凹フレネルレンズ(フレネルゾーンのある領域)86aとしたものである。フレネルゾーンプレート33bは、平凹フレネルレンズ86aの凹面をレーザビームLの進行方向の上流側に向けて、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に配設されている。
同図(B)に示すフレネルゾーンプレート33bは、基台84の上に形成された円形状の平凸フレネルレンズ(平凸レンズの凸面がフレネルレンズとなるように分割したもの)の中央部に、所定のNAに対応した径の円形開口部(フレネルゾーンのない領域)88を形成し、ドーナツ状の平凸フレネルレンズ(フレネルゾーンのある領域)86bとしたものである。フレネルゾーンプレート33bは、平凸フレネルレンズ86bの凸面をレーザビームLの進行方向の上流側に向けて、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に配設されている。
同図(C)に示すフレネルゾーンプレート33bは、基台84の上に形成された円形状の平凹ライン型フレネルレンズ(一方向に延在する凹面を分割して並列配置したもの)の中央部に、所定のNAに対応した径の円形開口部(フレネルゾーンのない領域)88を形成し、ドーナツ状の平凹ライン型フレネルレンズ(フレネルゾーンのある領域)86cとしたものである。フレネルゾーンプレート33bは、平凹ライン型フレネルレンズ86cの凹面をレーザビームLの進行方向の上流側に向けて、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間に配設されている。
上記図10(A)〜(C)に示すフレネルゾーンプレート33bがレーザビームに与える作用および効果は、それぞれ、図9(A)〜(C)に示す屈折素子33aの場合と同様である。つまり、両者は、異なる手段により同様の機能を実現したものである。
続いて、方向変換部材33として、反射部材を使用した場合を説明する。
図11は、方向変換部材として反射部材を使用した場合のレーザビームの光路を示した模式図である。同図に示す例では、方向変換部材33として、所定のNA以下のレーザビームを通過(例えば、開口部)ないし透過(例えば、ガラス、レンズ等)し、所定のNAよりも高いNAのレーザビームを反射する部分反射部材(例えば、ミラー)90とともに、部分反射部材90によって反射されたレーザビームを吸収する光吸収部材92が配設されている。
部分反射部材90は、反射面をレーザビームLの進行方向の上流側に向けて、露光レンズのレンズ鏡筒94内のコリメータレンズ32と結像レンズ34との間に、レンズの光軸(レーザビームLの進行方向)に対して45°の角度で設置されている。つまり、コリメータレンズ32、部分反射部材90、及び結像レンズ34はこの順序でレンズ鏡筒94内に配置されている。レンズ鏡筒94の側壁には、ARコート付きの平面ガラスによってレーザビームの射出口96が形成されている。
光吸収部材92は、レンズ鏡筒94の外部に、部分反射部材90によって反射されたレーザビームLの進行方向に直交する角度で配置されている。また、光吸収部材92の裏面には、光吸収部材92を冷却する放熱フィン98が取り付けられている。
所定のNA以下のレーザビームは、部分反射部材90を通過ないし透過して結像レンズ34に入射され、結像レンズ34により記録プレートFの露光面FA近傍に結像される。一方、所定のNAよりも高いNAのレーザビームは、部分反射部材90により、その進行方向に対して90°の角度で反射され、レンズ鏡筒94の側壁に形成されたレーザビームの射出口96の平面ガラスを透過し、その外部に配置された放熱フィン98付きの光吸収部材92に入射され、吸収される。
上記の構成により、レーザビームがレンズ鏡筒94内部に溜まることを防止し、効率よく、所定のNAよりも高いNAのレーザビームによる発熱を光吸収部材92により吸収し、吸収したレーザビームによる熱を放熱フィン98により放熱することができる。
なお、部分反射部材90は、同様の機能を実現するものであれば、その構成は何ら限定されない。また、所定のNAよりも高いNAのレーザビームによる発熱を防止できるのであれば、部分反射部材90を45°以外の角度に配置してもよい。この場合、部分反射部材90の傾斜角度に応じて、光吸収部材92の配置箇所を適宜変更すればよい。また、部分反射部材90の形状をレンズ状にしてもよい。
また、レーザビームの射出口96において、平面ガラスの代わりに、レンズを用いてレーザビームを一箇所に集光する構成とすることにより、光吸収部材92の設置スペースを小さくすることができる。また、レーザビームの射出口96において、エアカーテンを用いて、放熱フィン98により放熱した熱が露光レンズ側へ伝わらないようにしてもよいし、さらに、熱放射を遮断するコーティングを平面ガラスやレンズに施してもよい。
また、放熱フィン98を使用して光吸収部材92を放熱する例を挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、水冷、空冷、ヒートパイプなど、どのような冷却手段(冷却部材)を用いて光吸収部材92を冷却してもよい。
なお、方向変換部材33は、露光レンズよりもレーザビームLの進行方向の上流側(本実施形態では、コリメータレンズ32よりも、レーザビームLの進行方向の上流側)または下流側(本実施形態では、結像レンズ34よりも、レーザビームLの進行方向の下流側)、もしくは、露光レンズの内部(本実施形態では、コリメータレンズ32と結像レンズ34との間)の少なくとも一箇所に、所定のNAよりも高いNAのレーザビームの光路中に配設することができる。
また、露光レンズの構成は、コリメータレンズ32と結像レンズ34に限定されず、必要に応じて必要なレンズを必要な枚数使用することができる。
次に、本実施形態に係る露光装置10を備える製版装置11(図1参照)の制御系の構成について説明する。
図6に示すように、露光装置10を備える製版装置11の制御系は、画像データに応じて各半導体レーザ21A,21Bを駆動するLDドライバー回路26と、主走査モータ51を駆動する主走査モータ駆動回路81と、副走査モータ43を駆動する副走査モータ駆動回路82と、主走査モータ駆動回路81及び副走査モータ駆動回路82を制御する制御回路80と、を備えている。制御回路80には、記録プレートFに彫刻(記録)する画像を示す画像データが供給される。
次に、以上のように構成された露光装置10(図1参照)によって、記録プレートFに彫刻(記録)する工程について説明する。なお、図7は、露光装置10によって画像記録を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、記録プレートFに彫刻(記録)する画像の画像データを一時的に記憶する不図示の画像メモリから制御回路80に転送する(ステップ100)。制御回路80は、転送されてきた画像データ、及び記録画像の予め定められた解像度を示す解像度データ等に基づいて調整された信号を、LDドライバー回路26、主走査モータ駆動回路81、及び副走査モータ駆動回路82に供給する。
次に、主走査モータ駆動回路81は、制御回路80から供給された信号に基づいて上記解像度データに応じた回転速度でドラム50を図1矢印R方向に回転させるように主走査モータ51を制御する(ステップ102)。
副走査モータ駆動回路82は、上記解像度データに応じて副走査モータ43による露光ヘッド30の副走査方向に対する送り間隔を設定する(ステップ104)。
次いで、LDドライバー回路26は、画像データに応じて各半導体レーザ21A,21Bの駆動を制御する(ステップ106)。
各半導体レーザ21A,21Bから射出されたレーザビームは、光ファイバ22A,22B、SC型光コネクタ25A、25B、及び光ファイバ70A,70Bを介してファイバアレイ部300の光ファイバ端部71A,71Bから射出され、図1と図4に示すように、コリメータレンズ32によって略平行光束とされた後、方向変換部材33によって光量が制限され、結像レンズ34を介してドラム50上の記録プレートFの露光面FAの近傍に結像される(集光される)。
この場合、記録プレートFには、各半導体レーザ21から射出されたレーザビームLA,LBに応じてビームスポットが形成される。これらのビームスポットにより、露光ヘッド30が前述したステップ104で設定された送り間隔のピッチで副走査方向に送られると共に、前述したステップ102により開始されたドラム50の回転によって、解像度が解像度データによって示される解像度となる2次元画像が、記録プレートF上に彫刻(形成)される(ステップ108)。
記録プレートF上への2次元画像の彫刻(記録)が終了すると、主走査モータ駆動回路81は主走査モータ51の回転駆動を停止し(ステップ110)、その後に本処理を終了する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、露光光源は半導体レーザに限定されず、例えば、LED(発光ダイオード)などの他の光源を使用してもよい。つまり、レーザビームの代わりに各種光源から射出される光ビームを使用することができる。
また、光ファイバ端部群に含まれる光ファイバ端部の本数や配列形式は何ら限定されない。さらに、光ファイバ端部群は2つに限定されず、1つでもよいし、3つ以上の光ファイバ端部群を配列した構成であってもよい。
さらに、光ビームは複数(マルチビーム)に限定されず、単数(シングルビーム)でもよいし、光ファイバを使用した光源(FC−LD光源)を用いることも限定されず、光ファイバを使用しない光源にも適用可能である。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
10 露光装置(レーザ記録装置)
11 製版装置
20 光源ユニット
21A,21B 半導体レーザ
22A、22B 光ファイバ
23A,23B アダプタ基板
24A,24B 光源基板
25A、25B SC型光コネクタ
26 LDドライバー回路
27A,27B LDドライバー基板
30 露光ヘッド
32 コリメータレンズ
33 方向変換部材
33a 屈折素子
33b フレネルゾーンプレート
34 結像レンズ
35 開口部材
36 枠体
40 露光ヘッド移動部
41 ボールネジ
42 レール
43 副走査モータ
50 ドラム
51 主走査モータ
69 コア径縮径部
70A,70B 光ファイバ
71A、71B 光ファイバ端部
71AT、71BT 光ファイバ端部
80a 平凹レンズ
80b 平凸レンズ
82、88 開口部
84 基台
86a 平凹フレネルレンズ
86b 平凸フレネルレンズ
86c 平凹ライン型フレネルレンズ
90 部分反射部材(反射部材)
92 光吸収部材
94 レンズ鏡筒
96 レーザビームの射出口
98 放熱フィン
280 露光部
282A,282B V字溝
300 ファイバアレイ部
301A,301B 光ファイバ端部群
302A、302B 基台
F 記録プレート(記録媒体)
FA 記録プレートFの露光面(表面)
LA,LB レーザビーム
P 結像位置(集光位置)

Claims (19)

  1. 露光ヘッドから射出される光ビームにより記録媒体を走査露光して、前記記録媒体の表面に画像を彫刻する露光装置であって、
    前記露光ヘッドは、
    光ビームを射出する光源と、
    前記光源から射出される光ビームを前記記録媒体の表面又は表面近傍に結像する露光レンズと、
    前記露光レンズよりも前記光ビームの進行方向の上流側または下流側、もしくは、前記露光レンズの内部の少なくとも一箇所に、所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの光路中に配設され、前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームが前記記録媒体の表面への画像の彫刻に影響を及ぼさないように、当該所定の開口数よりも高い開口数の光ビームの方向を変換する方向変換部材とを備えることを特徴とする露光装置。
  2. 前記方向変換部材は、前記光ビームの進行方向に前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームを屈折して方向を変換する屈折素子であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記屈折素子は、凹面を光ビームの進行方向の上流側に向けて配置された平凹レンズであり、該平凹レンズの中央部に、前記所定の開口数に対応した径の開口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  4. 前記平凹レンズは、前記光ビームの進行方向に対して所定の角度で傾斜されていることを特徴とする請求項3に記載の露光装置。
  5. 前記屈折素子は、凸面を光ビームの進行方向の上流側に向けて配置された平凸レンズであり、該平凸レンズの中央部に、前記所定の開口数に対応した径の開口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  6. 前記方向変換部材は、前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームを回折して方向を変換する回折素子であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  7. 前記回折素子は、ゾーンプレート、ホログラフィックレンズ、キノフォースレンズ、およびバイナリ光学素子のうちの1つであることを特徴とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 前記方向変換部材は、前記所定の開口数よりも高い開口数の光ビームを所定の角度で反射して方向を変換する反射部材であることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  9. さらに、前記反射部材によって反射された光ビームを吸収する光吸収部材を備えていることを特徴とする請求項8に記載の露光装置。
  10. さらに、前記光吸収部材を冷却する冷却部材を備えていることを特徴とする請求項9に記載の露光装置。
  11. 前記反射部材は前記露光レンズのレンズ鏡筒の内部に配置され、前記光吸収部材は前記露光レンズのレンズ鏡筒の外部に配置されていることを特徴とする請求項9または10に記載の露光装置。
  12. 前記露光レンズのレンズ鏡筒の側壁には、前記反射部材によって反射された光ビームの射出口が形成され、該反射部材によって反射された光ビームは、前記光ビームの射出口を介して前記光吸収部材に入射されることを特徴とする請求項11に記載の露光装置。
  13. 前記光ビームの射出口は、ARコート付きの平面ガラスによって形成されていることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  14. 前記平面ガラスには、熱放射を遮断するコーティングが施されていることを特徴とする請求項13に記載の露光装置。
  15. 前記光ビームの射出口は、前記反射部材によって反射された光ビームを集光して前記光吸収部材に入射するレンズによって形成されていることを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  16. 前記レンズには、熱放射を遮断するコーティングが施されていることを特徴とする請求項15に記載の露光装置。
  17. 前記光ビームの射出口には、エアカーテンが設けられていることを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の露光装置。
  18. 前記光源は、各々光ビームを射出する複数の光ファイバ端部が配列された、少なくとも1つの光ファイバ端部群であり、
    前記露光レンズは、前記少なくとも1つの光ファイバ端部群から射出される複数の光ビームを前記記録媒体の表面又は表面近傍に結像することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の露光装置。
  19. 光ビームによって画像が彫刻される記録媒体が装着され、該記録媒体が主走査方向に移動するように回転駆動されるドラムと、請求項1〜18のいずれかに記載の露光装置とを備え、
    前記ドラムを主走査方向に回転すると共に、前記露光ヘッドから記録媒体に彫刻すべき画像の画像データに応じた光ビームを射出しつつ、該露光ヘッドを所定ピッチで主走査方向と直交する副走査方向に走査して、前記画像データに応じた画像を記録媒体に彫刻することを特徴とする製版装置。
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