JP3679736B2 - 露光装置、露光方法、デバイス製造方法、並びに、デバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、露光装置に関し、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などのデバイスを製造するのに使用される露光装置及び方法、デバイス製造方法、及び、前記被処理体から製造されるデバイスに関する。本発明は、例えば、フォトリソグラフィ工程において、被処理体を比較的高い開口数を有する投影光学系を使用して投影露光する投影露光装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】
フォトリソグラフィ技術を用いてデバイスを製造する際に、マスク又はレチクル(本出願ではこれらの用語を交換可能に使用する)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置が従来から使用されている。投影光学系は回路パターンからの回折光をウェハ等の上に干渉させて結像させる。
【0003】
投影露光装置は、例えば、ステップアンドリピート方式やステップアンドスキャン方式を使用して被処理体を露光する。ステップアンドリピート方式の露光装置は、ステッパーとも呼ばれ、ウェハのショットの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットを露光領域に移動する露光法を使用する。ステップアンドスキャン方式の露光装置は、スキャナーとも呼ばれ、マスクに対してウェハを連続的にスキャンしてマスクパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次のショットの露光領域に移動する露光法を使用する。
【0004】
投影露光装置の解像度Rは、光源の波長λと投影光学系の開口数(NA)を用いて次式で与えられる。
【0005】
【数1】
【0006】
近年のデバイスの高集積化に対応して、転写されるパターンの微細化、即ち、高解像度化が益々要求されている。高解像力を得るためには、上式からNAを上げること、及び、波長を短くすることが有効であることが理解される。このため、近年の光源は、従来の超高圧水銀ランプからより波長の短いKrFエキシマレーザー(波長約248nm)やArFエキシマレーザー(波長約193nm)に移行しつつある。また、光源にKrFエキシマレーザーを使用するステッパーの投影光学系のNAは0.65であり、光源にKrF及びArFエキシマレーザーを使用するスキャナーの投影光学系のNAは0.68乃至0.7である。更には、近い将来、光源にはF2エキシマレーザー(波長約157nm)を実用化し、NAは0.8乃至0.85の投影光学系を搭載したスキャナーの開発が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、高解像度を得ようとして投影光学系のNAを大きくすると、ウェハに転写されるパターンの寸法がショットによっては数十nmも変わるなど、かえって所望の解像度が得られなくなるという問題が発生する。本発明者はその原因を鋭意検討した結果、かかる問題がフレアー光に起因することを発見した。ここで、フレアー光とは、一般に、所望の回折光以外の光であって様々な場所で多重反射を繰り返してウェハに到達する光をいう。
【0008】
マスクパターンを経た回折光には、所望のパターンの結像に寄与しない2次、3次等の高次の回折光が含まれる。高次の回折光は、投影光学系の内部のレンズ周辺面(コバとも呼ばれる)、鏡筒内面の金属表面などで反射し、次いで、ウェハの表面と投影光学系の最終面で反射してウェハの非露光領域(即ち、現在露光されている領域以外の領域)に到達するフレアー光となる場合がある。また、露光に使用される0次、±1次回折光もウェハの表面と投影光学系の最終面で反射してフレアー光になる場合もある。
【0009】
本発明者は、投影光学系のNAが約0.7以下と比較的低ければウェハ面及び投影光学系の最終面における反射率は共に低いためにフレアー光の影響を無視できるが、投影光学系のNAが約0.7以上と比較的大きくなるとウェハ面及び投影光学系の最終面における反射率が共に高くなってフレアー光の影響を無視できない程度に増大させることを発見した。例えば、ウェハに複数のショットを隣接露光する場合には、一つのショットが被るフレアー光量が増幅する。この結果、転写されるパターン寸法がショットによって数十nmも変わり、所望の解像度が得られなくなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、投影光学系のNAを約0.7以上と高くした場合に所望の解像度を得ることができる(投影)露光装置、露光方法、デバイス製造方法、並びに、デバイスを提供することを例示的目的とする。
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、マスクのパターンを被処理体に投影する該被処理体側の開口数が0.7以上である投影光学系と、前記投影光学系と前記被処理体との間に設けられた遮光手段とを有し、前記遮光手段の開口の大きさは、前記被処理体に入射する光のうち前記開口数が0.7以上に相当する光のみが前記被処理体及び前記投影光学系の最も前記被処理体側の面で反射して前記被処理体に再び入射するのを防止するように設定されることを特徴とする。
【0014】
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、前記露光された被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とする。上述の露光装置の作用と同様の作用を奏するデバイス製造方法の請求項は、中間及び最終結果物であるデバイス自体にもその効力が及ぶ。また、かかるデバイスは、例えば、LSIやVLSIなどの半導体チップ、CCD、LCD、磁気センサー、薄膜磁気ヘッドなどを含む。
【0015】
本発明の他の目的及び更なる特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の露光装置1について説明する。ここで、図1は、本発明の露光装置1の概略断面図である。図1に示すように、露光装置1は、照明装置10と、マスク20と、マスクステージ25と、(ウェハ面側の)開口数が0.7以上である投影光学系30と、プレート40と、ステージ45と、フレアー光を遮蔽する遮蔽板50と、遮蔽板50の開口及び駆動を制御する制御装置60とを有する。本実施形態の露光装置1は、ステップアンドスキャン方式でマスク20に形成された回路パターンをプレート40に露光する投影露光装置であるが、本発明はステップアンドリピート方式その他の露光方式を適用することができる。
【0017】
照明装置10は転写用の回路パターンが形成されたマスク20を照明し、光源部12と照明光学系14とを有する。
【0018】
光源部12は、例えば、光源としてレーザーを使用する。レーザーは、ArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、F2エキシマレーザーなどを使用することができる。但し、レーザーの種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、YAGレーザーを使用してもよいし、そのレーザーの個数も限定されない。光源部12にレーザーが使用される場合、レーザー光源からの平行光束を所望のビーム形状に整形する光束整形光学系、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部12に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
【0019】
照明光学系14は、マスク20を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、ライトインテグレータ、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、ハエの目レンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。照明光学系14は、軸上光、軸外光を問わず使用することができる。ライトインテグレータは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレータ等を含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。なお、本実施形態の照明光学系14は、後述するように、プレート40上の転写領域の寸法を変更するためのマスキングブレードやスキャンブレードを有する。
【0020】
マスク20は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、マスクステージ25に支持及び駆動される。マスク20から発せられた回折光は投影光学系30を通りプレート40上に投影される。プレート40は、被処理体でありレジストが塗布されている。マスク20とプレート40とは共役の関係にある。本実施形態の露光装置1はスキャナーであるため、マスク20とプレート40を走査することによりマスク20のパターンをプレート40上に転写する。なお、ステッパーであれば、マスク20とプレート40を静止させた状態で露光を行う。
【0021】
マスクステージ25は、マスク20を支持して図示しない移動機構に接続されている。マスクステージ25及び投影光学系30は、例えば、床等に載置されたベースフレームにダンパ等を介して支持されるステージ鏡筒定盤上に設けられる。マスクステージ25は、当業界周知のいかなる構成をも適用できる。図示しない移動機構はリニアモータなどで構成され、XY方向にマスクステージ25を駆動することでマスク20を移動することができる。露光装置1は、マスク20とプレート40を図示しない制御機構によって同期した状態で走査する。
【0022】
投影光学系30は、(プレート40面側の)NAが約0.7以上に設定され、数式1を参照して上述したように高解像度を図っている。投影光学系30は、マスク20を通過してマスク20上に形成された回路パターンを反映する回折光をプレート40上に結像するための開口絞り32を有する。投影光学系30は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。一般に、投影露光装置は、一般に、0<σ<1のパーシャルコヒーレント照明を使用する。コヒーレンシーσは投影光学系のマスク側の開口数(NA)に対する照明光学系のマスク側のNAである。
【0023】
開口絞り32は、投影光学系30の略瞳位置に設けられる。開口絞り32は、投影光学系30における露光領域内の光軸上及び軸外で同じNAの光束だけを像面に到達させる。開口絞り32は、マスク20上の回路パターンから発せられた0次及び/又は±1次回折光を通過してこれらがプレート40上で干渉することを可能にする。但し、所望のパターンの結像には関与しない高次(2次、3次など)の回折光が投影光学系30の鏡筒内面を反射などして開口絞り32を通過して後述するフレアー光を発生させる場合もある。開口絞り32は、マスク20上の回路パターンから発せられた回折光が投影光学系30のコバなどで反射され、更に投影光学系30の鏡筒内面で反射されて生じたフレアー光を遮断しプレート40に到達しないようにする機能も有する。本実施形態の開口絞り32の開口は、図示しない駆動機構により後述する制御装置60によって可変可能に構成される。なお、開口絞り32の開口形状は円形であり、円形開口の大きさを可変にできる構造から成るものとする。
【0024】
図2は露光装置1の投影光学系30及びプレート40近傍に設けられた遮蔽板50の部分拡大断面図である。シールガラス34は、投影光学系30の最終面(即ちプレート40面側)に設けられる平面透過部材である。シールガラス34は、投影光学系30の収差を調整してこれを改善したり、投影光学系30をステージ空間と隔離(パージ)したりするのに効果的である。具体的な収差調整については、シールガラス34の厚さで球面収差を抑える、入射光に対するシールガラス34の傾きで非点収差を抑える、二枚のシールガラス34を用いて相互の傾きを微量変化させてコマ収差を抑える等がある。例えば、投影光学系30の図示しない投影レンズに存在する残存収差を、2枚シールガラス34の厚みを残存する球面収差を相殺する値になるまで加工した上で、2枚のシールガラスを同一方向に傾けることにより残存する非点収差を相殺し、最後に2枚シールガラスの相対傾きを変化させることによりコマ収差を相殺する等である。
【0025】
例えば、波長約157nmのF2エキシマレーザーを光源部12に用いた露光装置1においては、空気中の157nmの光の吸収減衰が著しいため、投影光学系30内だけではなくステージ空間等、全ての光路となる空間で吸収減衰の少ないN2又はHeなどのガスを充填させる必要が生じる。更に、エキシマレーザーを光源部12に用いた場合は、光エネルギーが強いため、露光の際に極微量のレジストが昇華し、投影光学系30の最終面(即ちプレート40面側)に堆積する可能性がある。このようなレジスト昇華による堆積量が極少量であれば、投影光学系30の透過率及び反射率に影響を及ぼすことはないが、徐々にデポが蓄積してデポ量が増加した場合には透過率及び反射率に影響を及ぼす。透過率の変化は露光領域の照度ムラを、反射率の変化はフレアー光の増加を引き起こす。投影光学系30の最終面(即ちプレート40面側)に配置されるシールガラス34を交換可能にしておくことによって堆積量による悪影響を防止することができる。
【0026】
図10に投影光学系30の最終面の反射防止特性を示す。同図は、横軸にプレート40に入射する露光光の入射角度として投影光学系30のNAを、縦軸に投影光学系30の最終面での反射率を採用している。図10は、それぞれ振動方向が入射光と法線方向を含む平面内に存在するP偏光の反射特性、振動方向が入射光と法線方向を含む平面内に垂直な平面内に存在するS偏光の反射特性、及び、P偏光とS偏光の平均の反射特性を示す。
【0027】
投影光学系30の最終面に塗布される反射防止コートは多層膜の構成を採用するため、図9を参照して後述されるプレート40(ウェハ)面の反射防止特性よりも遙かに反射防止効果が得られる。反射防止コートはNAが大きくなってもP偏光及びS偏光の反射率が共に低くなるように設計されているが、NA=0.5を超えると少しずつP偏光及びS偏光の反射率は共に増加する。そして、両者の平均反射率は、NA=0.7付近では約2%に到達し、NA=0.85付近では5%を超えて反射防止効果がかなり低下することが理解される。
【0028】
プレート40は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板その他の被処理体を広く含む。プレート40にはフォトレジストが塗布されている。フォトレジスト塗布工程は、前処理と、密着性向上剤塗布処理と、フォトレジスト塗布処理と、プリベーク処理とを含む。前処理は洗浄、乾燥などを含む。密着性向上剤塗布処理は、フォトレジストと下地との密着性を高めるための表面改質(即ち、界面活性剤塗布による疎水性化)処理であり、HMDS(Hexamethyl−disilazane)などの有機膜をコート又は蒸気処理する。プリベークはベーキング(焼成)工程であるが現像後のそれよりもソフトであり、溶剤を除去する。
【0029】
プレート40の基板からの反射を抑えるために、基板上に反射防止層を塗布した上にレジスト層を塗布する。反射防止層を設けることによって入射角度が垂直(即ち、投影光学系30のNA=0)近傍ではP偏光及びS偏光の反射率を共に(従って、両者の平均の反射率も)10%以下に抑えることができる。反射防止層がない場合は、レジスト膜厚によって反射率が数%乃至40%くらいの範囲で反射するものである。
【0030】
このように基板に反射防止層を設けてその上にレジストを設けたプレート40の反射率特性を図9に示す。同図は、横軸にウェハに入射する露光光の入射角度として投影光学系のNAを、縦軸にウェハ面上の反射率を採用し、図10と同様に、P偏光、S偏光及び両者の平均の反射特性を示す。
【0031】
図9を参照するに、NA=0.3を超えたあたりからP偏光の反射率が低下し始め、NA=0.85付近ではほぼ0%にまで低下する。これに対してS偏光の反射率はNA=0.6付近までは徐々に反射率が増えながらも10%以下に収まっているが、NA=0.6を少し超えたあたりから急速に反射率が増加し、NA=0.85付近では約30%に到達する。このため、P偏光とS偏光の平均の反射率は、NA=0.6乃至0.7付近ではNA=0のそれよりも若干低くなるが、NA=0.7を少し超えたあたり(約7%)から急速に反射率が増加し、NA=0.85付近では約15%に到達する。なお、図9に示す反射特性は、反射防止層、レジストの厚みなどにより多少反射が増加し始める入射角度が異なるが、この点は議論の大勢には影響しない。
【0032】
図9及び図10から理解されるように、投影光学系30のNAが約0.7以下の場合には、プレート40(ウェハ)面における反射率、及び、投影光学系30の(プレート40側の)最終面の反射率は比較的低い。投影光学系30のNAが約0.7以下の場合にフレアー光による悪影響が小さいのはこれに起因するためと思われる。しかし、NA=0.7を超えたあたりからは、プレート40面における反射率及び投影光学系30の最終面の反射率は共に約6%及び約2%を超えて比較的高くなる。かかる反射率の増大は、投影光学系のNAを(約0.7から約0.85まで)高くする今後の傾向から、フレアー光による悪影響を無視できないものにすることが予想される。
【0033】
ステージ45は、プレート40を支持して、図示しない移動機構に接続されている。ステージ45は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられる。ステージ45は、当業界で周知のいかなる構成をも適応することができる。図示しない移動機構はリニアモータなどで構成され、XY方向にステージ45を駆動することでプレート40を移動することができる。上述したように、本実施形態の露光装置1はプレート40とマスク20を図示しない制御機構によって同期した状態で走査する。
【0034】
遮蔽板50は、投影光学系30(のシールガラス34)とプレート40との間に設けられる。なお、プレート40にはその表面を多点測定して露光を行うショットの傾きと高さを制御す斜入射式のフォーカス検出系が構成されるため、遮蔽板50をなるべくプレート40の表面近傍に設けてフォーカス検出系の動作を妨げないことが好ましい。遮蔽板50は、プレート40が露光されることを可能にすると共にプレート40の現在露光されている領域の外部を遮蔽する。即ち、遮蔽板50は、所望のパターンの結像に必要な露光光がプレート40に到達することは妨げないが、所望のパターンの結像に不要な光(即ち、フレアー光)がプレート40に到達することを防止する。現在露光されている領域とは、例えば、スキャナーであればスリット状の走査領域となり、ステッパーであれば1ショットの露光領域が現在露光されている露光領域になるであろう。
【0035】
遮蔽板50はプレート40にフレアー光が到達することを防止することを目的としており、後述するように、フレアー光はある露光領域に対して一定の範囲を有している。従って、遮蔽板50が遮蔽する範囲は、プレート40上の、現在露光されている領域の外部にある全領域(即ち、プレート40の全面)でなくてもよく、フレアー光が広がる範囲、若しくは、その範囲の中で特に光強度が高い範囲に限定されてもよい。もっとも、フレアー光は、後述する図4に示すように、現在露光されている領域40eにも及ぶ場合があり(領域40e1など)、遮蔽板50はフレアー光がプレート40に到達することを完全に防止することは必ずしも必要ではなく、到達率を減少させれば足りる。
【0036】
また、遮蔽板50は、投影光学系30のNAが変化した場合に発生した場合に生じ得る全てのフレアー光を防止しなくてもよい。即ち、フレアー光による解像力の悪化は投影光学系30のNAが0.7以上の場合に大きくなるため、投影光学系30のNAが0.7以上の場合のフレアー光がプレート40に到達することを主に防止するように構成してもよい。かかる構成によれば、投影光学系30のNAが0.8に設定された場合に遮蔽板50が遮蔽するフレアー光は投影光学系30のNAが0.7以上0.8以下の場合にプレート40に発生するフレアー光となる。
【0037】
以下、図2乃至図4を参照してフレアー光が広がる範囲について説明する。まず図2を参照するに、シールガラス34の左上から大きな入射角度で入射してシールガラス34内で右方向に屈折した後でプレート40の中央に向かう光aと、シールガラス34の右上から大きな入射角度で入射してシールガラス34内で左方向に屈折した後でプレート40の中央に向かう光bについて考える。光a及びbは、例えば、マスク20から発せられた回折光の±1次回折光であり、後述するように、プレート40に到達してマスク20に形成されたパターンを領域40aにおいて感光(パターン転写)する。
【0038】
プレート40の領域40aに到達した光aの一部は、プレート40の表面で右上方向に反射されて(光a1)、次いで、シールガラス34の下面34bで反射されてフレアー光a2として再びプレート40に向かう。一方、光a1の一部はシールガラス34内部に屈折してシールガラス34の上面34aで反射され(光a3)、次いで、シールガラス34の下面34bで屈折してフレアー光a4として再びプレート40に向かう。更に、投影光学系30内の図示しないレンズ表面で反射されてプレート40に戻ってくるフレアー光の説明は省略する。同様に、プレートの領域40aに到達した光bの一部は、フレアー光b2及びb4としてプレート40に向かう。なお、図2における原理は、マスク20から発せられた回折光の高次の回折光においてもおなじである。
【0039】
このように、プレート40上でフレアー光が発生する範囲は、現在露光されている領域40aの外部である領域40c及び40dであることが理解される。このため、遮蔽板50は、例えば、領域40c及び40dを含むように構成されればよい。本実施形態の遮蔽板50は、例えば、ステンレスやアルミニウム等の光を反射する材料から構成され、領域40c及び40dに到達したフレアー光を周囲の空間に発散させる。
【0040】
図2より、プレート40の領域40bを遮蔽しなくても領域40bにおいてプレート40はフレアー光の影響は受けないことが理解される。従って、遮蔽板50は、プレート40の領域40aの外部の全領域を必ずしも遮蔽しなくてもよい。領域40aはスキャナーであれば走査領域となり、ステッパーであれば1ショットの露光領域になる。
【0041】
例えば、投影光学系30のNAを0.7、シールガラス34の下面34bからプレート40までの距離を15mmとすると、領域40aの中心からフレアー光a2及びb2がプレート40に到達した位置までの水平距離は±24.9mmとなり、シートガラス34の厚さを5mmとすると、領域40aの中心からフレアー光a4及びb4がプレート40に到達した位置までの水平距離は±約35mmとなる。従って、遮光されるべき領域40cの範囲を−約23mmから−約37mm、40dの範囲を+約23mmから+約37mmに設定してもよい。
【0042】
図2は、露光装置1のプレート40近傍に設けられた遮蔽板50の断面図であるために光a及びbに分けて説明したが、プレート40上の反射点一点から生じるフレアー光はプレート40上で直径が60乃至70mmの輪帯状に現れる。かかる様子を上から見た場合、図3及び図4のようになる。
【0043】
図3は、プレート40を上から見た模式的な部分平面図である。同図はプレート40上における転写領域40aとフレアー光F1が広がる範囲の関係を示す。本実施形態の露光装置1は、縦22mm×横5mmの矩形スリット領域40aを走査露光する。即ち、領域40aは走査領域である。一方、同図に示す3つの円(又は輪帯)は、(図2に示すa2及びb2に相当する)フレアー光F1のプレート40上での位置を示す。なお、ここでは説明を簡単にするため転写領域40aの上端中央点X、中心点Y、及び、下端中央点Zの3点から発生するフレアー光のみを示す。各フレアー光を表す円は上から順に点X、YおよびZを中心とする円である。図3から、輪帯状のフレアー光F1は転写領域40aに対して直径が大きいことが理解される。
【0044】
図4は、露光装置1が図3に示す矩形スリット領域40aがスリット幅方向に1ショット分のスキャン露光を行った場合のフレアー光F2を示す模式的な部分平面図である。矩形状の転写領域40eは1ショットのスキャン露光領域を示し、その大きさは縦22mm×横35mmである。領域40eの外側に主として形成された多数の円(又は輪帯)は、(図2に示すa2及びb2に相当する)フレアー光F2のプレート40上での位置を示す。図4に示すように、フレアー光F2は、転写領域40eの内側よりも周辺外側に多く発生し、その部分を露光する場合に転写されるマスク20に形成されたパターン寸法が十数nmも変わる可能性がある。
【0045】
図3に示すフレアー光F1が存在する範囲からプレート40遮蔽するために、遮蔽板50は、例えば、図5に示す絞り形状を有する。ここで、図5は遮蔽板50の例示的な平面図である。例示的に、図5に示す遮蔽板50の外形は図3に示す外側点線矩形42と相似で、その寸法は矩形42の寸法と同一か多少大きい。別の例では、遮蔽板50の外形は矩形42よりも大きい任意の形状を有する。もっとも上述したように遮蔽板50はプレート40をフレアー光から完全に遮蔽する必要はないので遮蔽板50の外形は矩形42と一部又は全部が小さくてもよい。
【0046】
図5に示す遮蔽板50は、六角形状の開口52を有する。開口52は図3に示す内側点線六角形41と相似であり、その寸法は六角形41の寸法と同一か多少大きいことが好ましい。なお、図3において、領域40aは、点X及びZをそれぞれ中心とする円により形成された猫目領域43内に存在するから開口52の形状も領域40aを包含して領域40aよりも大きくて領域43よりもちいさい領域であれば任意の形状(円、矩形、楕円等)を採ることができる。また、本実施例の開口52は、周知の可変絞り機構などを使用して可変可能に構成されている。
【0047】
実際に遮蔽板50を配置する場合であってプレート40の前面を覆わない場合には、領域41及び42の寸法を知る必要がある。領域41及び42に関するデータは、例えば、投影光学系30のNA、シートガラス34の厚さ及び屈折特性、シートガラス34とプレート40との間隔、遮蔽板50とプレート40との間隔等を含むパラメータからシミュレーション結果により得ることができる。上述したように、本発明者によるシミュレーション結果からプレート40上の反射点一点から生じるフレアー光は当該点を中心とする直径約60乃至約70mmの円状(又は輪帯状)に現れることを発見した。これにより、領域42の縦辺と点Yとの距離は、例えば、約35mm以上に設定すればよいことが理解される。
【0048】
図4に示すフレアー光F2が存在する範囲からプレート40を遮光するために、遮蔽板50は、例えば、図5に示す構造を有してプレート40と同期して移動してもよいが、開口52が領域40eと同一又は多少大きい矩形状であり、外形が図4に示す矩形領域44と同一又は多少大きい矩形状である遮光板に構成されてもよい。この場合の遮蔽板50の開口及び外形の形状がこれに限定されないことは上述と同様である。また、遮蔽板50の寸法と配置も同様である。
【0049】
上述したように遮蔽板50は様々な形状を有することができるが、複数の同一又は異なる形状及び寸法の部材から構成されてもよい。例えば、遮蔽板50は、図6に示すように、縦方向に分離した2枚の同一の遮蔽板53及び54からなる遮蔽板50Aに置換されてもよい。ここで、図6は遮蔽板50Aの概略平面図である。また、遮蔽板50は、図7に示すように、横方向に分離した2枚の同一の遮蔽板56及び57からなる遮蔽板50Bに置換されてもよい。ここで、図7は遮蔽板50Bの概略平面図である。図6に示す遮蔽板50Aは、図3に示すフレアー光F1を表す3つの円を上下部分からプレート40を遮蔽する。図7に示す遮蔽板50Bは、図3に示すフレアー光F1を表す3つの円を左右部分からプレート40を遮蔽する。なお、特に断らない限り、遮蔽板50は、遮蔽板50A、50B等を総括する。
【0050】
遮蔽板53及び54はそれぞれ、例えば、縦30mm×横60mmの寸法を有して両者の間隔55は約30mmに設定されている。また、遮蔽板56及び57はそれぞれ、例えば、縦70mm×横15mmの寸法を有して両者の間隔58は約30mmに設定される。これらの寸法及び間隔は、上述のように、フレアー光F1が存在する範囲をシミュレーションによって求め、その範囲の中でどれだけの範囲を遮蔽するかを決定することによって決定される。
【0051】
遮蔽板50A及び50Bは、遮蔽板53及び/又は遮蔽板54、並びに、遮蔽板56及び/又は遮蔽板57を図示しない駆動部(例えば、パルスモータ軸に接続された螺子)と接続することによって、間隔55及び間隔58を容易に可変に構成することができる。間隔55及び58は図5に示す開口52に相当するため開口と観念されてもよい。開口52を可変に構成することは当業界で周知の可変絞り機構その他の機構を使用することによって可能であるが、開口55及び58を可変に構成する機構の方がはるかに簡単であろう。
【0052】
間隔55及び58が可変に構成された遮蔽板50A及び50Bは、転写領域の寸法が可変に構成された場合に好ましい。即ち、本実施形態の露光装置1は、図3に示す矩形スリット領域40aを縦方向で可変に構成している。転写領域40aの縦方向寸法は、例えば、上述したようにマスキングブレードと呼ばれる開口幅を自動可変できる絞りを、照明光学系14内のマスク20面と光学的にほぼ共役な位置に設けることによって可変に構成することができる。また、本実施形態の露光装置1は、図4に示す矩形スリット領域40eを横方向で可変に構成している。1ショットのスキャン露光領域としての転写領域40eの横方向寸法は、矩形スリット領域40aのスキャン露光長を可変とするに加え、例えば、上述のマスキングブレードと類似したスキャンブレードと呼ばれる開口幅が自動可変できる絞りを、照明光学系14内のマスク20面と光学的にほぼ共役な位置に設けることによって可変に構成することができる。このように本実施形態の露光装置1は、これら二つの可変ブレードを用いることによって露光を行うショットの寸法に合わせて転写領域40a及び40eの寸法を設定することができる。
【0053】
遮蔽板50Aで遮蔽したいフレアー光は図3に示す矩形スリット領域40aに対してである為、転写領域40aの縦方向寸法をマスキングブレードで変化させた場合には、遮蔽板50Aは開口55を変更する必要がある。しかし、転写領域40eのスキャン方向の長さを変更した場合には、遮蔽板50Bは開口58を図3に示す矩形スリット領域40aに対して設定したままの状態とし、スキャンブレードの開口幅に合わせて変更する必要はないものである。
【0054】
遮蔽板50Bは開口58を変更する必要があるのは図3に示す矩形スリット領域40aのスリット幅方向の開口が可変に構成されている場合である。この場合は、スリット幅方向の開口の変化に合わせて遮蔽板50Bは開口58を変更するものとする。
【0055】
露光装置1がステッパーである場合でもスキャナーである場合でも遮蔽板50は投影光学系30に固定されるのが好ましい。なぜなら、そうでなければ遮蔽板50をステッパーではステップ&リピートに連動して独立に駆動させなくてはならず、さらにスキャナーにおいてはスキャン露光に同期して独立に駆動する機構が必要となるからである、実際にステージ上にこのような駆動遮蔽板を構成することはステージ重量がますだけでなく、発塵の点からも許容されるべき物ではない。但し、本発明はこれを妨げるものではない。遮蔽板50の移動には当業界で周知のいかなる技術をも適用することができるのでここでは詳しい説明は省略する。ここで「固定」とは、必ずしも遮蔽板50が投影光学系30を構成する鏡筒にネジ等で固定されていなくてもよい。例えば、遮蔽板50はステージ45をのせる本体系にネジ等で固定され、ステージ45の駆動に伴う反力を相殺するためステージ45をのせる本体系が揺れていたとしても、その揺れる量がフレアー光を遮蔽する際に影響のない量であれば、遮蔽板50が投影光学系30に対して相対的に動いているものであっても固定されている状態とみなす。
【0056】
図2に示す遮蔽板50は光を反射する材料から構成されているので、フレアー光a2及びa4、b2及びb4をその表面で周囲の空間に反射する。しかし、周囲の空間に構造物等があり、遮蔽板50の表面で反射したフレアー光a2等が再びプレート40に偏向する可能性もある。そこで、プレート40の周囲の空間に構造物等が多数ある場合には、遮蔽板50は図8に示すような遮蔽板50Cに置換されてもよい。ここで、図8は、図2に対応する遮蔽板50Cの拡大断面図である。
【0057】
遮蔽板50Cは、フレアー光a2等が好ましくはほぼ垂直に入射する面を有して、少なくとも当該面は光を吸収する材料から構成されてフレアー光a2等を吸収することができる。この結果、フレアー光a2等がプレート40に入射することを防止することができる。露光光に対して吸収特性をもたせるためには、例えば、入射面に反射防止コートを施したガラス用いればよい。ガラスとしては可視域に透過特性を持つカメラ用などの一般硝材などを用いれば300nm以下の波長の光に対してはほぼ完全に吸光特性を持つためその目的は達成されるものである。なお吸光特性を持つ物質で有ればガラス以外のものでもかまわないことはいうまでもない。図2に示す遮蔽板50の表面にF2エキシマレーザ、ArFエキシマレーザー及びKrFエキシマレーザーの各波長で吸収特性を有する酸化チタン等のコートを施しても同様の効果が得られる。フレアー光a2等に吸収面を略垂直に配置しているのは表面反射を最小にするためである。なお、遮蔽板50Cは、図示しない開口が可変でなくてもよいため構造物の一部(例えば、投影光学系30の鏡筒等)を遮蔽板50として兼用する構造としてもよい。
【0058】
制御装置60は、投影光学系30の開口絞り32及び遮蔽板50の図示しない駆動部に接続され、かかる駆動部を制御して、開口絞り32の開口及び遮蔽板50の開口52(55及び58)を、領域40a及び矩形スリット領域40aのスリット幅方向の開口に合わせて自動調節する。
【0059】
図11及び図12を参照して、上述の自動調節について説明する。図11は、開口絞り32の開口及び遮蔽板50の開口52(55及び58)を、矩形スリット40aのスリット幅方向の開口寸法に合わせて自動調節する方法を説明するフローチャートである。
【0060】
ステップ101(呼び出し)では、露光装置1にジョブの呼び出しを行う。ステップ102(ローディング)では、ジョブに設定されたマスク20を露光装置1へローディングする。ステップ103(開口絞りの開口径の設定)では、ジョブに設定された投影光学系30のNAに従って開口絞り32の開口径を駆動する。ステップ104(マスキングブレード位置の設定)では、ジョブに設定されたマスキングブレード位置に従って照明光学系14内のマスキングブレードの開口を駆動する。
ステップ105(矩形スリット領域の開口を設定)では、ジョブに設定された矩形スリット領域40aのスリット幅の値に従って、スリット幅方向の開口を駆動する。ステップ106(遮蔽板の開口径を算出)では、105で設定された矩形スリット領域40aのスリット幅方向の開口に基づいて遮蔽板50の開口52(55及び58)径を算出する。ステップ107(遮蔽板の設定)では、ステップ106で算出された開口径に設定するように遮蔽板50の開口52(55及び58)径を駆動する。ステップ108(ジョブ開始)では、ステップ101乃至107で設定された露光装置1を用いてジョブを開始する。ステップ109(ウェハアライメント)では、ウェハ40のアライメントをとる。ステップ110(露光開始)では、第一ショットの露光を開始する。ステップ111(露光終了)では、最終ショットの露光を行い、ジョブが終了(ステップ112)する。
【0061】
図12は、遮蔽板の開口径算出(ステップ106)に関する詳細なフローチャートである。ステップ201(NAの読み込み)では、ジョブに設定された投影光学系30のNAを読み込む。ステップ202(NAの判定)では、設定された投影光学系30のNAが0.7以上(又は0.7未満)かどどうか判断する。設定された投影光学系30のNAが0.7未満と判断すれば、遮蔽板50の駆動は行わずにジョブが開始(ステップ108)される。設定された投影光学系30のNAが0.7以上と判断すれば(ステップ202)、ステップ203で、設定された投影光学系30のNA(例えば、0.8)の光束の光路を計算する(光路計算)。ステップ204では、ステップ203によって計算された光路及び矩形スリット領域40aのスリット幅方向の大きさ(この情報からマスキングブレードの開口が設定される)から遮蔽板50の開口幅を決定する(遮蔽板の開口幅決定)。
【0062】
なお、光路計算に必要な情報、例えば、プレート40と投影光学系30の最終レンズ面との距離などに関する情報は、予めコンソールの中に記憶されているものとする。更に、上述した例では、プレート40を露光するジョブの照明光学系14の有効光源の分布状態(照明光のσ値、輪帯照明及び4重極照明など)は考慮しなかった。換言すれば、有効光源分布は均一、且つ、σ値を1として光路計算を行っている。
【0063】
しかし、光路計算を行う場合には照明光学系14の有効光源の分布状態を考慮してもよい。更に、プレート40上に転写する回路パターンの情報(パターンの幅、ピッチ、縦横又は45度などのパターンの回転角度、ライン又はホールなどのパターン形状情報、位相シフタの有無、ハーフトーンマスクの場合は遮蔽部の透過率など)までも含めた上で、照明光の有効光源分布とマスク20上のパターンから生じる回折光を厳密に計算して、光路計算を行っても構わない。つまり、制御装置60は、フレアー光の発生する範囲に応じて遮蔽板50の開口52及び遮光領域を変化させ、プレート40をフレアー光から遮蔽することができる。
【0064】
制御装置60は図示しないメモリとセンサーなどを備えており、転写領域40a及び40eに応じて予めメモリに記録された遮蔽板50の最適な開口寸法に従って、遮蔽板50を駆動するための駆動部を制御する。また、センサーが遮蔽板50の開口50が所定の大きさになったことを検知すると制御装置60は駆動部による駆動を停止させる。遮蔽板50の最適な開口寸法は上述したようにシミュレーションによって得ることができる。また、シートガラス34とプレート40の距離が約10mmと短くなると、開口52の寸法が固定された遮蔽板50では転写領域40a及び40eへの露光光を遮蔽してしまうため、制御装置60はシートガラス34とプレート40との距離も考慮して遮蔽板50の開口52の寸法を制御することが好ましい。
【0065】
露光において、照明装置10の光源部12から発せられた光束は照明光学系14に入射し、照明光学系14はマスク20を均一に、例えば、ケーラー照明する。マスク20を通過した光束はNAが約0.7以上の投影光学系30の結像作用によって、プレート40上に所定倍率で縮小投影される。図2を参照するに、±1次回折光a及びbと0次回折光cがプレート40の領域で干渉してマスクパターンの像を転写する。投影光学系30のNAが約0.7以上と比較的大きいので、数式1よりプレート40上には高解像度でパターン像が転写される。
【0066】
かかる転写時に、遮蔽板50が、プレート40面と投影光学系30の最終面との間で反射したフレアー光からプレート40を遮蔽し、解像力が悪化することを防止する。
最初の露光前、各ショットの露光終了時、露光領域の大きさが照明光学系14によって変更される度に、制御装置60が遮蔽板50の開口52と開口絞り32の図示しない円形開口径(及び遮光領域)を変更する。これにより遮蔽板50はマスクパターンの結像に必要な露光光を遮断せずにフレアー光のみをプレート40に入射することを防止することができる。本実施形態では露光装置1はスキャナーで遮蔽板50は投影光学系30に固定されているからプレート40が遮蔽板50に対して移動することになる。
【0067】
かかる動作により、露光装置1は、プレート40の全面を所望の解像度で露光することができ、高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
【0068】
次に、図13及び図14を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図13は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)ではデバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)ではシリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は前工程と呼ばれ、
マスクとウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0069】
図14は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウェハ上にイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0070】
本発明によれば、NAが0.7以上の投影光学系を搭載した露光装置においてウェハ表面で露光光が反射して発生するフレアー光を効果的に除去(遮蔽)することができる。また、周辺ショットへ広がるフレアー光を効果的に除去することが可能なため、ウェハに複数のショットを隣接露光していく際にショット内だけではなくショット間でも転写するパターンの寸法差をなくして高解像度を維持することができる。
【0071】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されずにその要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。例えば、本実施形態では投影光学系のNAの変化に従って発生するフレアー光を防止するように遮蔽板50の形状、寸法及び配置が決定されたが、プレート40の表面の反射率及び/又は投影光学系の最終面の反射率の変化に従って発生するフレアー光を防止するように遮蔽板50の形状、寸法及び配置が決定されてもよい。
【0072】
【発明の効果】
本発明の露光装置及び方法によれば、ウェハ上で反射された露光光によるフレアー光を簡易且つ効果的に除去することができ、高解像度を維持することができる。また、かかる露光装置を使用したデバイス製造方法は高品位なデバイスを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一側面としての露光装置の概略断面図である。
【図2】 図1に示す露光装置のプレート近傍の概略断面図である。
【図3】 図1に示す露光装置を使用した場合のフレアー光と転写領域との関係を示す概略平面図である。
【図4】 図1に示す露光装置を使用した場合のフレアー光と転写領域の関係を示す別の概略平面図である。
【図5】 図1に示す遮蔽板の一例を示す概略平面図である。
【図6】 図5に示す遮蔽板の変形例を示す概略平面図である。
【図7】 図5に示す遮蔽板の別の変形例を示す概略平面図である。
【図8】 本発明の実施例3における像面近傍の概略断面図である。
【図9】 露光光の入射角度に対する図1に示すプレートの表面の反射特性を示すグラフである。
【図10】 露光光の入射角度に対する投影光学系の最終面の反射特性を示すグラフである。
【図11】 本発明の露光装置が有する遮蔽板の開口の自動調節方法を説明するためのフローチャートである。
【図12】 図11に示すステップ106の詳細なフローチャートである。
【図13】 本発明の露光工程を有するデバイス製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図14】 図13に示すステップ4の詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
1 露光装置
20 マスク又はレチクル
30 投影光学系
40 ウェハ
45 ステージ
50、50A、50B 遮蔽板
52、55、58 開口
60 制御装置
Claims (4)
- マスクのパターンを被処理体に投影する該被処理体側の開口数が0.7以上である投影光学系と、
前記投影光学系と前記被処理体との間に設けられた遮光手段とを有し、
前記遮光手段の開口の大きさは、前記被処理体に入射する光のうち前記開口数が0.7以上に相当する光のみが前記被処理体及び前記投影光学系の最も前記被処理体側の面で反射して前記被処理体に再び入射するのを防止するように設定されることを特徴とする露光装置。 - 前記投影光学系は、最も前記被処理体側に透明な平行平面板を有することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 前記遮光手段は、前記被処理体及び前記投影光学系の最も前記被処理体側の面で反射した前記開口数が0.7以上に相当する光がほぼ垂直に入射する面を有することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
- 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
前記露光された被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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