JP4474121B2 - 露光装置 - Google Patents

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には、露光装置に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などの被処理体を露光するのに使用される露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて半導体メモリや論理回路などの微細な半導体素子を製造する際に、レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置が従来から使用されている。
【0003】
近年の電子機器の小型化及び薄型化の要請から、電子機器に搭載される半導体素子の微細化への要求はますます高くなってきており、露光装置には、ウェハ面上での最小線幅(即ち、解像度)が0.2μm以下又は0.1μm以下という非常に高い光学性能が要求されている。
【0004】
また、近年の半導体産業は、より高付加価値な、多種多様なパターンが混在するシステムチップに生産が移行しつつあり、レチクルにも複数種類のパターンが必要である。レチクルパターンは、近接した周期的なライン・アンド・スペース(L&S)パターン、近接及び周期的な(即ち、ホール径と同レベルの間隔で並べた)コンタクトホール列、近接せずに孤立した孤立コンタクトホール、その他の孤立パターン等を含むが、高解像度でパターンを転写するには、パターンの種類に応じて最適な露光条件を選択する必要がある。
【0005】
そこで、様々な特性を有するパターンの露光工程に対応するために、投影光学系の開口数(NA)や、照明条件であるコヒーレンシーσ(照明光学系の開口数NA/投影光学系の開口数NA)、若しくは照明領域内のσ分布を変更(所謂、変形照明(斜入射照明、多重極照明、Off−Axis照明などと呼ばれる場合もある。))し、それぞれの露光工程において最適な露光条件に設定することができる露光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−299321号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、投影光学系のNAや、照明光学系のNA及び形状をそれぞれ独立に変更すると、照明光学系からの照明光束が投影光学系のNAよりも大きくなってしまう場合がある。照明光学系からの光束が投影光学系のNAよりも大きくなった場合、投影光学系において照明光束がけられ、結像性能の劣化や照度ムラを引き起こすなどの悪影響を招いてしまう。特に、超解像技術(RET:Resolution Enhanced Tecnology)の一つとして近年多用されている変形照明の場合は、σ値が大きいためにこのようなことが十分に考えられる。
【0008】
特許文献1が提案する露光装置では、照明絞りを通過した照明光束のうち、レチクルを通過した0次回折光全てが投影光学系のNAに入りきらないような設定を行った場合には、エラー又は露光動作を禁止する手段を設けている。しかし、特許文献1においては、オペレーターが設定時にこれらを考慮しなければならないため煩雑である。
【0009】
また、軸上及び軸外のテレセン性を補正するために軸外のテレセンを変更した場合には、σ分布の外形が偏心することにより、同様に、投影光学系において照明光束がけられる可能性があると共に、結像性能の劣化を招く。従って、σ分布をたとえ偏心させたとしても、照明光(0次回折光)が投影光学系のNAに入るようにすることも重要なファクターである。
【0010】
そこで、本発明は、照明光束がけられることを防止し、優れた結像性能を有する露光装置を提供することを例示的目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面としての露光装置は、光源からの光束でレチクルを照明する照明光学系と、該レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを有する露光装置であって、前記照明光学系は、前記光束から2次光源を形成するための複数の光学素子を備える多光源形成手段と、前記2次光源が形成される位置若しくはその近傍に配置され、開口径を可変とする可変絞りとを有し、前記投影光学系は、前記可変絞りと光学的に略共役な位置に配置され、該投影光学系の開口数を可変とする開口絞りを有し、前記開口絞りの開口径を制御すると共に、σ=1に相当する前記複数の光学要素の数をxとしたときに、σ=(x−1)/x以下となるように前記可変絞りの開口径を制御する制御部を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の別の側面としての照明装置は、光源からの光束で被照明面を照明する照明装置であって、前記光束から2次光源を形成する多光源形成手段と、前記多光源形成手段からの光束を前記被照明面に導く、少なくとも2群以上の光学系を持つ集光光学系を有し、該集光光学系は、その焦点距離及び後側主点位置を略一定としつつ、前側主点位置を変更可能であることを特徴とする。
【0014】
本発明の更に別の側面としての照明装置は、光源からの光束で被照明面を照明する照明装置であって、前記光束を多光源形成手段に導くとともに、該多光源形成手段により形成された2次光源の大きさを調整するズーム光学系と、該多光源形成手段からの光束を前記被照明面に導く、少なくとも2つ以上の光学素子で構成される集光光学系とを有し、前記集光光学系を構成する前記光学素子の間隔の調整に応じて、前記ズーム光学系により前記2次光源の大きさを調整することを特徴とする。
【0015】
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とする。
【0016】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面として露光装置について説明する。なお、各図において同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。ここで、図1は、本発明の一側面としての露光装置1の例示的一形態を示す概略構成図である。
【0018】
露光装置1は、図1に示すように、照明装置100と、レチクル200と、投影光学系300と、プレート400と、制御部500とを有する。
【0019】
露光装置1は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式でレチクル200に形成された回路パターンをプレート400に露光する投影露光装置である。
【0020】
照明装置100は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル200を照明し、光源部110と、照明光学系120とを有する。
【0021】
光源部110は、例えば、光源としては、波長約193nmのArFエキシマレーザー、波長約248nmのKrFエキシマレーザーなどを使用することができるが、光源の種類はエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約153nmのFレーザーを使用してもよいし、その光源の個数も限定されない。また、光源部110にレーザーが使用される場合、コヒーレントなレーザー光束をインコヒーレント化するインコヒーレント化光学系を使用することが好ましい。また、光源部110に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
【0022】
照明光学系120は、レチクル200を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含む。本実施形態の照明光学系120は、光束均一化手段121と、光束形状変更手段122と、ズーム光学系(結像光学系)123a乃至123cと、ハエの目レンズ124と、可変絞り125と、集光光学系126と、マスキングブレード127と、結像光学系128a及び128bから構成される。なお、照明光学系120の詳細な説明については後述する。
【0023】
レチクル200は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル200から発せられた回折光は、投影光学系300を通りプレート400上に投影される。レチクル200とプレート400は、光学的に共役の関係にある。本実施態様の露光装置1はステップ・アンド・スキャン方式である(「ステッパー」とも呼ばれる。)ため、レチクル200とプレート400を縮小倍率比の速度比でスキャンすることによりレチクル200のパターンをプレート400上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル200とプレート400を静止させた状態で露光が行われる。
【0024】
投影光学系300は、レチクル200上のパターンを反映する光をプレート400上に投影する光学系である。投影光学系300は、開口絞り310を有し、任意の開口数(NA)に設定することができる。開口絞り310は、プレート400における結像光線のNAを規定する開口径を可変とし、必要に応じてNAを変えるべく、かかる開口径が変更される。なお、本実施形態において、σは、ハエの目レンズ124が形成する複数の光源の開口絞り310の位置での像の大きさと開口絞り310の開口径の比率とも言える。
【0025】
投影光学系300は、本実施形態では、複数のレンズ素子320a及び320bのみからなる光学系であるが、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)、複数のレンズ素子と少なくとも一枚のキノフォームなどの回折光学素子とを有する光学系、全ミラー型の光学系等を使用することができる。投影光学系300の色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。
【0026】
プレート400は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板やその他の被処理体を広く含む。プレート400には、フォトレジストが塗布されている。
【0027】
プレートステージ450は、プレート400を支持する。プレートステージ450は、当業界で周知のいかなる構成をも適用することができるので、ここでは詳しい構造及び動作の説明は省略する。例えば、プレートステージ450は、リニアモーターを利用してXY方向にプレート400を移動することができる。レチクル200とプレート400は、例えば、同期走査され、プレートステージ450と図示しないレチクルステージの位置は、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。プレートステージ450は、例えば、ダンパを介して床等の上に支持されるステージ定盤上に設けられ、図示しないレチクルステージ及び投影光学系300は、例えば、床等に載置されたベースフレーム上にダンパを介して支持される図示しない鏡筒定盤上に設けられる。
【0028】
制御部500は、図示しないCPU、メモリを有し、露光装置1の動作を制御する。制御部500は、照明装置100、図示しないレチクルステージ、投影光学系300、プレートステージ450と電気的に接続されている。制御部500は、投影光学系300の開口絞り310の位置でのハエの目レンズ124が形成する2次光源の像が、開口絞り310の開口径内に収まるように、照明光学系120の可変絞り125の開口径を制御する。制御部500は、例えば、ハエの目レンズ124のσ=1に相当する微小レンズの数をxとしたときに、σ=(x−1)/x以下となるように、照明光学系120の可変絞り125の開口径を制御する。なお、多光源形成手段としてのハエの目レンズ124は、一般的に、20個程度以上の光学要素(例えば、微小レンズ)から構成される場合が多く、制御部500は、照明光学系120のNAと投影光学系300のNAとの比率を、照明光学系120のNA/投影光学系300のNA≦0.95となるように制御する。なお、制御部500は、後述する調整機構600の機能を兼ねてもよい。
【0029】
以下、図2乃至図10を参照して、照明光学系120について説明する。エキシマレーザー等を有する光源部110から射出された光束は、光束均一化手段121により、所定面Aにて、ほぼ均一な光束分布に変更される。光束均一化手段121は、ハエの目レンズ、内面反射を用いた光学パイプ、回折格子等を少なくとも1つ、若しくは、これらを組み合わせた複数のオプティカルインテグレーターやリレー光学系、集光光学系、ミラー等から構成される。光束均一化手段121は、光源部110からの光束を所定面Aにおいて所望の大きさの均一な光束分布に変更している。なお、所定面Aには、光束分布をX、Y対称な分布に制限するために円形や八角形の絞りを配置してもよい。
【0030】
所定面Aの近傍には、円錐型光学素子122aや間隔変更可能な円錐型光学素子122b、図5(a)に示すような4重極開口絞り122c、図5(b)に示すような2重極開口絞り122dや図5(c)に示すような輪帯開口絞り122e等の適当な形状の絞り、図示しない平行平面板、四角錐型光学素子、屋根型光学素子、形状や径が可変の可変絞り、適当な透過率分布を持ったフィルター、又は、倍率を変更するための拡大/縮小ビームエキスパンダーなどの光束形状変更手段122が切り替えにより光軸上に配置されるように構成されている。また、これらの光束形状変更手段122の光軸上からの待避も可能にしている。これらの内複数を同時に光軸上に配置することも可能である。
【0031】
円錐型光学素子122aは、入射面が凹型の円錐状、射出面が凸型の円錐状の光学素子であり、光軸上に配置された場合に輪帯状の光束を形成する。
【0032】
円錐型光学素子122bは、入射面が凹型の円錐状、射出面が平面の光学素子OMと、入射面が平面、射出面が凸型の円錐状の光学素子OMから構成される。円錐型光学素子122bが光軸上に配置されている場合には、輪帯形状の光束が形成され、光学素子OMと光学素子OMの間隔を変えることにより、輪帯形状の光束(輪帯比)や大きさを変えることができる。円錐型光学素子122bをこのような構成とすることにより、より小さいスペースで効率的に輪帯形状の光束を形成することが可能となる。光学素子OM及びOMの円錐状の面の角度は、ほぼ同一角度になっている。同一角度にすることにより、光束形状変更手段122の射出光束の角度増加を抑え、後段の光学系での光束のけられを最小限にすることができる。後段の光学系に角度的な余裕がある場合には、必ずしも同一角度にする必要はなく、例えば、輪帯幅を小さくするために角度を変えてもよい。
【0033】
円錐型光学素子122bと同様に、入射型の光学素子の入射面を凹型の四角錐面、射出側の光学素子の射出面を凸型の四角錐面とした間隔可変の4重極変換素子や、同様に、三角屋根型の2重極変換素子を適用することも可能である。光束形状変更手段122は、このような適当な透過型の光学素子を使用することにより、中心部よりも周辺部の光量分布が大きくなるような適当な光束形状に変換することができる。
【0034】
図5(a)は、遮光部LTと4重極の円形開口からなる透過率1の透過部TMとを有する4重極開口絞り122cの概略平面図である。透過部TMは、それぞれ、±45度と±135度に配置されている。好ましくは、各透過部TMがもたらす照明光のσは等しい。レチクル200に描画されているパターンによっては、0、90,180,270度方向に配置される場合もあり、それぞれの大きさを変える場合もある。透過部TMの形状は、四角形その他の多角形、扇形の一部など種々の変更が可能である。図5(b)は、遮光部LTと2重極の円形開口からなる透過率1の透過部TMとを有する2重極開口絞り122dの概略平面図である。図5(c)は、遮光部LTと輪帯開口からなる透過率1の透過部TMとを有する輪帯開口絞り122eの概略平面図である。
【0035】
所定面A上に形成された円形状の光束、若しくは、光束形状変更手段122により所望の形状に変更された光束は、倍率可変のズーム光学系123a乃至123cにより倍率が変更され、多光源形成手段であるハエの目レンズ124の入射面に投影される。
【0036】
多光源形成手段としてのハエの目レンズ124は、入射した光束により、ハエの目レンズ124の射出面近傍に複数の光源像(2次光源)を形成する。複数の光源像が形成される面の近傍には、可変絞り125が配置されている。なお、複数の光源像が形成される面(ハエの目レンズを構成する微小レンズの後ろ側集光点面)は比較的光束のエネルギー密度が高いため、その面に対して若干デフォーカスした位置(−数mm乃至+数mmの範囲内の位置)に可変絞り125を配置する。ただし、可変絞り125が、そのエネルギー密度の高さに耐えうる場合には、複数の光源像が形成される面に一致させてその可変絞り125を配置しても良い。
【0037】
可変絞り125は、開口径を可変とし、後述するように、投影光学系300のNAに基づいて開口径が変更される。可変絞り125と開口絞り310は、光学的にほぼ共役な位置に配置されている。可変絞り125の射出面側において、ハエの目レンズ124により形成される多光源の形状(可変絞り125により制限されない多光源であり、以下、「2次光源」と称する。)の開口絞り310の位置での像が、プレート400面上の各点における照明光の形状(有効光源形状)となる。
【0038】
複数の光源像からの光束のうち、可変絞り125により制限されない光束が集光光学系126a及び126bによりマスキングブレード127が配置される面を効率よく照明する。マスキングブレード127は、結像光学系128a及び128bにレチクル200が配置される面と光学的に共役な位置に配置され、レチクル200面上における被照明領域を決定する。
【0039】
2次光源の投影光学系300の開口絞り310の位置での像の大きさが開口絞り310よりも大きい場合、換言すれば、照明光学系120を透過した光の直接光(レチクル200による0次回折光)が投影光学系300の開口絞り310でけられる(開口絞り310の遮光部に遮光される)場合、上述したように、結像性能の劣化や照度ムラを引き起こして半導体デバイス等を製造する上で悪影響を与えてしまう。
【0040】
そこで、本発明の露光装置1においては、制御部500により、設定された投影光学系300の開口数に対して、照明光学系120の可変絞り125を透過した光束のレチクル200による0次回折光が、投影光学系300の開口絞り310の開口径内に収まるように、投影光学系300の開口数に連動して照明光学系120の可変絞り125の開口径を制御している。換言すれば、制御部500は、レチクル200による0次回折光が投影光学系300の開口絞り310でけられない(開口絞り310の遮光部に遮光されない)ように、照明光学系120の開口数を制御している。
【0041】
図2は、図1に示すハエの目レンズ124の入射面の光量分布と射出面の光量分布との関係の一例を示す概略模式図である。但し、厳密には、図2は、ハエの目レンズ124の入射面での光量分布と、可変絞り125近傍に形成される2次光源の光量分布の関係を示したものである。
【0042】
図2において、Dはハエの目レンズ124の入射面での光量分布の一例であり、Eはそのときの2次光源の一例である。光源部110から射出された光束の光量分布は、ハエの目レンズ124を通過することにより、ハエの目レンズ124を構成する微小レンズに対応し、離散的な分布に変換される。かかる離散分布のピーク値を結んだピーク概形Eは、照明光学系120の可変絞り125の開口径内に関しては光量分布Dと略同一形状となり、実質的には、光量分布D及び可変絞り125の開口径により2次光源の形状が決まる。
【0043】
図3は、図1に示す露光装置1における照明光学系120の一例を示す要部拡大図である。図4は、図1に示す照明光学系120の可変絞り125における光束形状を示す概略断面図である。
【0044】
図3(a)は、光束形状変更手段122を光路中から待避又は所定面A近傍に円形の絞りや平行平面板を配置した場合であり、所謂、通常照明時にこのような構成となる。同図において、所定面Aでは、光束均一化手段121により略円形状の均一化された光束が形成されている。所定面A上では、光束均一化手段121により複数の角度からの光束が重なり合って均一な光量分布を形成しているため、光源部110にレーザーのような指向性が強い光源を用いた場合においてもある程度のNAを持った光束となる(図中矢印)。
【0045】
所定面Aの光量分布は、倍率可変のズーム光学系123a乃至123cにより、ハエの目レンズ124の入射面に所定の倍率で投影される。ハエの目レンズ124の入射面において、所定面Aの光量分布が収差なく結像した場合、光強度分布の輪郭がはっきりとしてしまう。この場合、被露光面であるプレート400上において照度ムラや有効光源の画面内不均一性が発生する。従って、所定面Aとハエの目レンズ124の入射面との結像関係は、ある程度収差がある状態(デフォーカスを含む)で結像していることが望ましい。但し、ハエの目レンズ124を構成するレンズ(微小レンズ)が多数あり、照度ムラ等への影響が小さい場合にはこの限りではない。通常、微小レンズ1個分程度以上のボケにすることが望ましい。図4(d)は、このような状態の光量分布Fの断面図を表している。
【0046】
図2を参照して説明したように、ハエの目レンズ124での光量分布が実質的な2次光源(有効光源)の形状を決定する。図3(a)では、照明光学系120の可変絞り125に対して2次光源が十分に小さい状態となっている。σ値(分布を考慮した実効的なσ値)を変える場合には、図3(b)に示すように、倍率可変のズーム光学系123a乃至123cの倍率を変更する。本実施形態では、光学系123aと光学系123bとの間隔を変更することでσ値を変更しているが、倍率を変更できればよいので、必ずしもこの構成には限らない。望ましくは、倍率を変更した際に、射出側の光束のテレセン性がある程度保証された変倍光学系が好ましい(倍率変更によりハエの目レンズに入射する光線の角度が、ある一定量を超えないように)。ズーム光学系123a乃至123cの倍率可変範囲が小さい場合には、光束形状変更手段122としてビームエキスパンダー(拡大/縮小)や開口径の小さい絞りを配置することで対応してもよい。図4(e)は、σ値を大きくした場合を示しており、照明光学系120の可変絞り125の開口径よりも若干大きい光量分布Fが形成されている。この場合には、可変絞り125の開口径からはみ出した裾の部分が不要光としてカットされる。このような構成により、実効的なσ=0.1乃至0.9程度の通常照明の切り替えを行っている。
【0047】
露光装置1においては、設定する投影光学系300のNAに応じて、制御部500が照明光学系120の可変絞り125の開口径を自動的に変更している。可変絞り125の開口径は、制御部500を介して、そのメカニカルな大きさが投影光学系300の各NAに対してσ=0.95程度以下の固定値になるように設定される。なお、かかる固定値自体を変更することも可能である。
【0048】
図3(c)は、輪帯照明時の照明光学系120を示している。所定面Aに形成された円形の光量分布を円錐型光学素子122aや輪帯開口絞り122cにより輪帯状に変換し、その輪帯状の光量分布を適当な倍率でハエの目レンズ124の入射面に投影し、所謂、輪帯照明を行う。この場合も、照明光学系120の可変絞り125の開口径は、制御部500を介して、そのメカニカルな大きさがσ=0.95程度以下の固定値になるように投影光学系300に設定されたNAに対し連動して自動的に設定される。
【0049】
図4(a)は、輪帯照明時の照明光学系120の可変絞り125と2次光源(有効光源)との関係を示している。図4(a)を参照するに、可変絞り125の開口径内に輪帯状の光量分布Fが形成されている。図4(b)は、図4(a)に示す輪帯状の光量分布FのX方向の断面光量分布Fを示している。
【0050】
輪帯照明の場合は、通常、図4(b)に示すように、断面光量分布Fは、平坦な分布で定義される。しかしながら、効率よく平坦な断面光量分布Fを形成することは困難であり、効率をよくしようとした場合、図4(c)に示すように、平坦ではなく分布を持った断面光量分布Fの輪帯形状となる。なお、結像性能のシミュレーション等により、性能的には、図4(b)に示す断面光量分布Fとほぼ透過な断面光量分布Fが選択される。
【0051】
より微細なパターンを結像させる目的で輪帯照明が使用されることが多く、実効的な外σ(結像性能的に図4(b)に示すような平坦な断面光量分布Fに換算した場合の輪帯の外側の大きさ)が0.9程度のものが多用される。その場合、図4(c)に示すように、僅かではあるが、断面光量分布Fの外側の部分がσ=0.95以上となり、投影光学系300の開口絞り310の開口径外に光が照射されてしまう場合がある。従って、露光装置1は、制御部500を介して、照明光学系120の可変絞り125の開口径の大きさを投影光学系300のNAに連動してσ=0.95程度で制御し、その中で所望の輪帯照明と等価になるように光量分布が調整される。
【0052】
上述してきたように、本発明の露光装置1は、設定した投影光学系300のNAに対して自動的に照明光学系120のNAが変更され、オペレーターがより簡易に使用することができる。また、従来の露光装置では、照明光学系の絞り自体が有効光源を決定していたが、本発明の露光装置1では、照明光学系120の可変絞り125自体は補足的なものであり、実質的な有効光源はハエの目レンズ124より前段の光学系により形成している。従って、投影光学系300のNAに対して一意的に照明光学系120の可変絞り125の開口径を決定することが可能である。
【0053】
ここで、照明光学系120の可変絞り125の開口径をσ=1相当ではなく、σ=0.95相当以下にする理由について説明する。図6は、図1に示すハエの目レンズ124に入射する光と照明面Cとの関係を示す概略模式図である。なお、照明面Cとは、例えば、マスキングブレード127位置、レチクル200面、プレート400面など、被露光面と光学的に共役な面である。
【0054】
ハエの目レンズ124を構成する微小レンズMLのうち、中心に配置された微小レンズMLに入射した光線L、L及びLは、微小レンズMLにより1つの光源像SIを形成し、集光光学系126を介して、照明面Cをケーラー照明する。光源像SIは、可変絞り125の開口の中心に位置するため、光源像SIからの光線L’、L’及びL’が照明面Cの各像高C乃至Cにおける主光線となる。なお、図6には照明面Cにおいてテレセントリックである系を示しており、理解しやすいように、照明面Cにおける各像高C乃至Cでの有効光源がテレセントリックであるときに被露光面であるプレート400面において照明光がテレセントリックになるような系という前提で説明する。
【0055】
プレート400面でのテレセン性は、結像性能において重要なファクターであり、テレセン性がくずれると像が非対称に形成されてしまう。
【0056】
図7は、図1に示すハエの目レンズ124に図2に示すような光量分布Dの光を入射させた場合に照明面Cに形成される各像高の有効光源分布を示す概略模式図である。図7を参照するに、照明面Cの像高Cにおける有効光源分布Dは、その主光線がハエの目レンズ124に入射する光の光量分布Dの位置Pと相似でありテレセン性も保たれている。しかし、照明面Cの最外軸である像高Cにおける有効光源分布Dは、その主光線がハエの目レンズ124に入射する光の光量分布Dの位置Pに対応した分布となる。従って、照明面Cの像高Cにおいては、ハエの目レンズ124を構成する微小レンズMLの半ピッチ分テレセン性がずれた有効光源分布Dとなる。
【0057】
ハエの目レンズ124の入射面において、照明光学系120の可変絞り125の開口径よりも十分大きな領域を平坦な断面光量分布の光によって照明している場合も同様に微小レンズMLの半ピッチ分テレセン性がずれた有効光源分布となるが、半ピッチ分テレセン性がずれていても平坦な断面光量分布は維持されるため問題とはならない。換言すれば、ハエの目レンズ124の入射面において、照明光学系120の可変絞り125の開口径よりも小さな領域を平坦ではなく分布を持った断面光量分布の光によって照明した場合のみ問題となる。
【0058】
図8は、図1に示すハエの目レンズ124に図2に示すような光量分布Dの光を入射し、照明面Cに形成される各像高の有効光源分布のテレセン性を補正した場合を示す概略模式図である。図8を参照するに、照明面Cにおけるテレセン性を補正するために、照射面Cの最外軸である像高Cにおける主光線(可変絞り125の中心を通過する光線)の傾きを変更している。主光線を傾かせることで主光線自体はテレセン性を失うが、像高Cにおける有効光源分布D自体をテレセントリックに補正することができる。
【0059】
テレセン性の補正のために、集光光学系126は調整機構600を有している。調整機構600は、少なくとも2群以上の光学系から構成される集光光学系126の光学素子(例えば、レンズ)の間隔を変更する機能を有し、集光光学系126の焦点距離や集光光学系126の後ろ側主点位置をほとんど変えずに、集光光学系126の前側主点位置のみを変更する。換言すれば、投影光学系300の開口絞り310近傍に形成される照明光学系120の可変絞り125の像の位置を調整機構600により光軸方向に移動することにより、各像高における有効光源分布をテレセントリックに補正している。例えば、集光光学系126の前群を倍率が等倍ではないアフォーカルな光学系(平行光を入射した時に射出光がほぼ平行光で射出される光学系)とし、この前群の光軸方向の位置を変更するような構成をとることで、上記のような系を達成することができる。
【0060】
ハエの目レンズ124の入射面における光量分布によるテレセン性のずれは、光量分布によって様々であり、有効光源形状の変更と共に、調整機構600によって最適なテレセン性となるように集光光学系126の主点位置が変更される。集光光学系126の主点位置の変更と共に、集光光学系126の焦点距離自体が若干変わってしまう場合は、照明面Cにおける有効光源の大きさ自体も変化してしまうため、ズーム光学系123a乃至123cの倍率の微調整を行う。
【0061】
このように、集光光学系126及び調整機構600により、照明光学系120の可変絞り125の中心を通る光線の各像高C及びCでの傾きを変えた場合には、投影光学系300の開口絞り310位置での可変絞り125の像は、図9に示すように、中心の像高Cを通る光線の像はDAのように開口絞り310の開口の位置に形成され、最外軸である像高Cを通る光線の像はDAのように開口絞り310の開口の中心に対して偏心した位置に形成される。従って、投影光学系300の開口絞り310の開口径に対して像DAの径を1にした場合(可変絞り125によるメカニカルなσ=1の場合)は、像DAが開口絞り310の開口径外にはみ出してしまう。ここで、図9は、図1に示す投影光学系300の開口絞り310における照明光学系120の可変絞り125の像を示す概略模式図である。
【0062】
また、照明光学系120の可変絞り125と投影光学系300の開口絞り310の光学的位置の偏心や、それらの設定精度、及び、光学系126自体の収差による像高毎のσの大きさのばらつきや歪、光学系のコーティングムラやエラーによるテレセン調整しろ等も考える必要があり、像DAの径が開口絞り310の径の95%(可変絞り125の幾何的な形状によるσが0.95)程度を制限とすることが好ましい。ハエの目レンズ124の微小レンズが少ない場合や設定精度が悪い場合はより小さいσに設定することが望ましい。
【0063】
図10は、図1に示す露光装置1における照明光学系120の一例を示す要部拡大図である。同図は、照明光学系120の可変絞り125を補足的に用いるのではなく、有効光源分布自体を変える目的で可変絞り125を変更した例である。光束形状変更手段122(本実施形態では、円錐型光学素子122a)により所定の輪帯比(例えば、1/2輪帯)の光量分布に光束が形成される。所定の輪帯比を有する光束がズーム光学系123a乃至123cにより適当に倍率を変更され、ハエの目レンズ124の入射面に入射し、ハエの目レンズ124の射出面近傍に所定の輪帯比を有する2次光源が形成される。かかる多光源の光量分布の外側を可変絞り125の開口径を変更することにより適当に制限している。このように、ズーム光学系123a乃至123cの倍率と可変絞り125の開口径を変えることにより、光束形状変更手段122により形成される輪帯比に限らず、より大きな輪帯比(例えば、2/3輪帯、3/4輪帯等)の所望の大きさを有する有効光源を形成することができる。
【0064】
光束形状変更手段122として円錐型光学素子122bを用いた場合には、光学素子OMと光学素子OMの間隔を変えることにより、輪帯比を変更することができる。しかしながら、ハエの目レンズ124には光線の入射角の制限があり、入射する光線の角度がある角度を超えてしまうと、その光線は不要光となるだけではなく、有効光源の形状が崩れたり、照度ムラが発生したりする。従って、ハエの目レンズ124に入射する光線の角度は、ある角度以下でなくてはならない。
【0065】
光線の性質から、所定面Aにおける光線形状の半径をAr、所定面Aにおける光線のNAをAd、ハエの目レンズ124の入射面における光線の半径又は輪帯分布の幅をBr、ハエの目レンズ124の入射面における光線のNAをBdとすると、Ar×Ad≦Br×Bdとなるため、輪帯分布の幅Brが小さい場合には、ハエの目レンズ124の入射面における光線のNAが、ハエの目レンズ124の入射角度制限を超えてしまう場合がある。
【0066】
従って、円錐型光学素子122bのような光束形状変更手段122を用いた場合も自在に輪帯比を大きくすることはできない。そのため、光学素子OMと光学素子OMの間隔、ズーム光学系123a乃至123cの倍率を、上述したハエの目レンズ124への入射角度の制限を超えない範囲に設定すると共に、照明光学系120の可変絞り125の開口径を変更して外径を小さくすることにより、輪帯比を変更することが有効である。
【0067】
これは、輪帯照明のみに限らず、4重極状、若しくは、2重極状の照明に関しても適用可能である。光束形状変更手段122により中心部を周辺部より低い光量分布及び所望の大きさの光束に変換し、ハエの目レンズ124の射出面において形成された2次光源の光量分布の外径を照明光学系120の可変絞り125で制限することにより所望の形状の有効光源(変形照明)を形成する。かかる場合においても、設定された投影光学系300のNAに対して、照明光学系120の可変絞り125の幾何的なσが0.95以下となるように制御部500に制御される。
【0068】
以下、図11を参照して、露光装置1を用いた露光方法について説明する。図11は、本発明の一側面である露光方法1000を説明するためのフローチャートである。
【0069】
まず、オペレーターがプレート400に転写する回路パターン(即ち、必要な解像度)に応じて、投影光学系300のNAを設定する(ステップ1002)。オペレーターは投影光学系300のNAを任意に設定することが可能であり、制御部500は投影光学系300の開口絞り310の開口径を変更して投影光学系300のNAを設定されたNAにする。
【0070】
また、制御部500は、設定された投影光学系300のNAに対して最も適した照明光学系120のNAを算出する(ステップ1004)。設定された投影光学系300の開口数の径内にレチクル200のパターンからの0次回折光が収まるように、具体的には、照明光学系120のNA/投影光学系300のNA≦0.95となるように、照明光学系120のNAを算出する。
【0071】
次いで、照明光学系120のNAを、ステップ1004で算出したNAに変更する(ステップ1006)。即ち、照明光学系120の可変絞り125の開口径を変更して、投影光学系300のNAに対して最も適した照明光学系120のNAにする。
【0072】
そして、露光においては、光源部110から発せられた光束が、照明光学系120によりレチクル200を、例えば、ケーラー照明する。レチクル200を通過してレチクルパターンを反映する光は、投影光学系300によりウェハ400上に結像される。露光装置1は、照明光学系120のNAと投影光学系300のNAが最適に設定されているので、高いスループットで経済性よく性能に優れたデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。また、投影光学系300のNAを設定すると制御部500が自動的に照明光学系120のNAを変更するため、オペレーターは、従来に比べて、より簡易に露光装置1を運用することが可能である。
【0073】
次に、図12及び図13を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図12は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、それが出荷(ステップ7)される。
【0074】
図13は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
【0075】
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、本発明の露光装置では、多光源形成手段に光学パイプを用いてもよいし、多光源形成手段を構成する光学要素が反射作用を持つミラーであるハエの目ミラーを用いてもよい。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、照明光束がけられることを防止し、優れた結像性能を有する露光装置を提供することができる。
【0077】
また、本発明は、照明形状(有効光源形状)のテレセン性を補正した際にも、テレセン性以外の性能(効率等)の変化を最小限に抑え、優れた結像性能を有する露光装置を提供することができる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一側面としての露光装置の例示的一形態を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示すハエの目レンズの入射面の光量分布と射出面の光量分布との関係の一例を示す概略模式図である。
【図3】 図1に示す露光装置における照明光学系の一例を示す要部拡大図である。
【図4】 図1に示す照明光学系の可変絞りにおける光束形状を示す概略断面図である。
【図5】 図1に示す光束形状変更手段を開口絞りとして構成した場合の概略平面図である。
【図6】 図1に示すハエの目レンズに入射する光と照明面との関係を示す概略模式図である。
【図7】 図1に示すハエの目レンズに図2に示すような光量分布の光を入射させた場合に照明面に形成される各像高の有効光源分布を示す概略模式図である。
【図8】 図1に示すハエの目レンズに図2に示すような光量分布の光を入射し、照明面に形成される各像高の有効光源分布のテレセン性を補正した場合を示す概略模式図である。
【図9】 図1に示す投影光学系の開口絞りにおける照明光学系の可変絞りの像を示す概略模式図である。
【図10】 図1に示す露光装置における照明光学系の一例を示す要部拡大図である。
【図11】 本発明の一側面である露光方法を説明するためのフローチャートである。
【図12】 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。
【図13】 図12に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
【符号の説明】
1 露光装置
100 照明装置
110 光源部
120 照明光学系
121 光束均一化手段
122 光束形状変更手段
123a乃至123c ズーム光学系
124 ハエの目レンズ
125 可変絞り
126 集光光学系
127 マスキングブレード
128a乃至128b 結像光学系
200 レチクル
300 投影光学系
310 開口絞り
400 プレート
500 制御部
600 調整機構

Claims (10)

  1. 光源からの光束でレチクルを照明する照明光学系と、該レチクルのパターンを被処理体に投影する投影光学系とを有する露光装置であって、
    前記照明光学系は、前記光束から2次光源を形成するための複数の光学素子を備える多光源形成手段と、前記2次光源が形成される位置若しくはその近傍に配置され、開口径を可変とする可変絞りとを有し、
    前記投影光学系は、前記可変絞りと光学的に略共役な位置に配置され、該投影光学系の開口数を可変とする開口絞りを有し、
    前記開口絞りの開口径を制御すると共に、σ=1に相当する前記複数の光学要素の数をxとしたときに、σ=(x−1)/x以下となるように前記可変絞りの開口径を制御する制御部を有することを特徴とする露光装置。
  2. 前記照明光学系は、前記光源からの光束を前記多光源形成手段に導くとともに、前記2次光源の大きさを調整するズーム光学系と、
    前記多光源形成手段からの光束を前記レチクルに導く、少なくとも2つ以上の光学素子で構成される集光光学系とを有し、
    前記集光光学系を構成する前記光学素子の間隔の調整に応じて、前記ズーム光学系により前記2次光源の大きさを調整することを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記光学素子の間隔の調整により、前記被処理体を露光する光のテレセン性を調整することを特徴とする請求項記載の露光装置。
  4. 前記集光光学系は、少なくとも2群以上の光学系を持ち、その焦点距離及び後側主点位置を略一定としつつ、前側主点位置を変更可能であることを特徴とする請求項記載の露光装置。
  5. 光源からの光束で被照明面を照明する照明装置であって、
    前記光束から2次光源を形成する多光源形成手段と、
    前記多光源形成手段からの光束を前記被照明面に導く、少なくとも2群以上の光学系を持つ集光光学系を有し、
    該集光光学系は、その焦点距離及び後側主点位置を略一定としつつ、前側主点位置を変更可能であることを特徴とする照明装置。
  6. 前記前側主点位置の調整により、前記被照明面を照明する光のテレセン性を調整することを特徴とする請求項記載の照明装置。
  7. 前記集光光学系は、前記2次光源が形成される位置と光学的に略共役な位置に形成される前記2次光源の像を光軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項記載の照明装置。
  8. 光源からの光束で被照明面を照明する照明装置であって、
    前記光束を多光源形成手段に導くとともに、該多光源形成手段により形成された2次光源の大きさを調整するズーム光学系と、
    該多光源形成手段からの光束を前記被照明面に導く、少なくとも2つ以上の光学素子で構成される集光光学系とを有し、
    前記集光光学系を構成する前記光学素子の間隔の調整に応じて、前記ズーム光学系により前記2次光源の大きさを調整することを特徴とする照明装置。
  9. 請求項乃至のうちいずれか一項記載の照明装置と、
    前記照明装置により照明されたレチクルのパターンを被処理体上に投影する投影光学系とを有することを特徴とする露光装置。
  10. 請求項1乃至及びのうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体に所定のプロセスを行うステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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