JP2010233294A - 車両用電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンデンサとリアクトルとを電気的に接続する接続経路を良好に冷却することができ、しかもコンパクト且つ容易に構成することを可能にする。
【解決手段】車両用電力変換装置10は、スイッチングモジュール41とLCユニット52とを筐体50に収容する。LCユニット52は、リアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32を、枠部材56内に熱伝導性絶縁部材58に埋設して一体化する。リアクトル42と一次側コンデンサ30との間には、前記リアクトル42から前記一次側コンデンサ30への熱伝達を遮断するための遮熱部材60が配設される。リアクトル42と一次側コンデンサ30とは、バスバー44を介して電気的に接続されるとともに、前記バスバー44は、熱伝導性絶縁部材58に設けられた一体化連結部62に配設される。
【選択図】図3

Description

本発明は、電力源から供給される電力を変換するとともに、前記電力を駆動用モータに供給するための車両用電力変換装置に関する。
例えば、駆動用モータにより走行する自動車として、燃料電池自動車、エンジン(内燃機関)を組み込むハイブリッド自動車、及び電気自動車等が知られている。この種の自動車では、電力変換装置が用いられており、前記電力変換装置は、一般的に電力源であるバッテリと、前記バッテリからの直流電力を降圧又は昇圧するDC/DCコンバータと、前記DC/DCコンバータからの直流電力を交流に変換するインバータと、前記インバータからの交流電力によって回転駆動される駆動用モータとを備えている。
電力変換装置は、車載用として小型化が望まれており、例えば、特許文献1に開示されている電力変換ユニットが知られている。この電力交換ユニットは、直流電源からの直流電力が入力され、該入力された直流電力を異なる電圧値の直流電力に変換して出力するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータからの直流電力が入力され、該入力された直流電力を交流に変換して出力するインバータと、DC/DCコンバータの入力側に設けられた第1のコンデンサと、インバータの入力側に設けられた第2のコンデンサとを備えるとともに、第2のコンデンサとが共通のパッケージ内に収容されている。
具体的には、図8に示すように、フィルタ用コンデンサC1、平滑用コンデンサC2、スナバ用コンデンサC3、DC/DCコンバータ(リアクトルL、パワートランジスタQ1、Q2)、インバータ(パワートランジスタQ11〜Q16)及びインバータ(パワートランジスタQ21〜Q26)は、共通の筐体1内に収容されてモジュール化されている。筐体1には、冷却液等の冷媒が流される冷媒流路2が形成されている。
フィルタ用コンデンサC1と平滑用コンデンサC2とスナバ用コンデンサC3とは、共通のコンデンサパッケージ3内に収容されている。コンデンサパッケージ3内では、フィルタ用コンデンサC1と平滑用コンデンサC2との間には、伝熱抑制スリット(空気層)が配置されており、耐熱温度の高い前記フィルタ用コンデンサC1から耐熱温度の低い前記平滑用コンデンサC2に伝わる熱が抑制される、としている。
特開2009−044920号公報
しかしながら、上記特許文献1では、フィルタ用コンデンサC1、平滑用コンデンサC2及びスナバ用コンデンサC3が、コンデンサパッケージ3内にポッティング樹脂により覆われているものの、このコンデンサパッケージ3とリアクトルLとは、相当に離間した位置に配置されている。
リアクトルLとフィルタ用コンデンサC1とは、図示しないが、バスバーにより電気的に接続されており、このバスバーが長尺化してしまう。これにより、ノイズが発生し易いとともに、大電流が流れることによって、前記バスバーが高温になるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、コンデンサとリアクトルとを電気的に接続する接続経路を良好に冷却することができ、しかもコンパクト且つ容易に構成することが可能な車両用電力変換装置を提供することを目的とする。
本発明は、電力源から供給される電力を変換するとともに、前記電力を駆動用モータに供給するための車両用電力変換装置に関するものである。
車両用電力変換装置は、スイッチングモジュールと、前記スイッチングモジュールから出力された電圧を平滑化するコンデンサと、前記コンデンサに隣接して配置されるリアクトルと、前記コンデンサ及び前記リアクトルを埋設する熱伝導性絶縁部材と、前記コンデンサと前記リアクトルとの間に配設され、前記熱伝導性絶縁部材を介して前記リアクトルから前記コンデンサに熱が伝導されることを遮断する遮熱部材と、前記熱伝導性絶縁部材の内部に設けられ、前記遮熱部材を挟んで前記コンデンサ側の前記熱伝導性絶縁部材と前記リアクトル側の前記熱伝導性絶縁部材とを一体化する一体化連結部と、前記一体化連結部に配設され、前記コンデンサと前記リアクトルとを電気的に接続する接続経路とを備えている。
また、遮熱部材は、熱伝導性絶縁部材の露出表面から内部に離間する端部を有し、一体化連結部は、前記露出表面と前記端部との間に形成されることが好ましい。
さらに、遮熱部材は、熱伝導性絶縁部材の内部に開口される孔部を有し、一体化連結部は、前記孔部に充填される前記熱伝導性絶縁部材に形成されることが好ましい。
さらにまた、車両用電力変換装置は、スイッチングモジュール、コンデンサ及びリアクトルを収納する筐体を備え、前記筐体の端部には、ヒートシンクが設けられることが好ましい。
また、筐体の端部には、スイッチングモジュールが設けられるとともに、前記端部側から離間する方向に沿ってリアクトル及びコンデンサの順に配置されることが好ましい。
さらに、コンデンサは、スイッチングモジュールの入力側コンデンサ及び出力側コンデンサを有し、前記入力側コンデンサと前記出力側コンデンサのマイナス端子は、熱伝導性絶縁部材の内部で共通化されることが好ましい。
さらにまた、車両用電力変換装置は、スイッチングモジュールより低電圧側に、リアクトル及びコンデンサを設けることが好ましい。
本発明によれば、コンデンサとリアクトルとの間に、前記リアクトルから前記コンデンサへの熱伝導を遮断する遮熱部材が配設されている。このため、コンデンサとリアクトルとを隣接させて配置しても、前記コンデンサが熱により影響されることがない。従って、車両用電力変換装置のコンパクト化が図られるとともに、コンデンサとリアクトルとを電気的に接続する接続経路は、可及的に短尺化される。これにより、接続経路は、ノイズの発生や高温化が抑制され、コンデンサに影響を与えることがない。
さらに、接続経路は、熱伝導性絶縁部材の内部に設けられる一体化連結部に配設されている。このため、簡単な構成で、接続経路を良好に冷却することができ、コンデンサが熱影響を受けることを確実に阻止することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る車両用電力変換装置が適用される車載用駆動システムの概略構成図である。 前記電力変換装置の概略平面説明図である。 前記電力変換装置の概略正面説明図である。 前記電力変換装置を構成するLCユニットの断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用電力変換装置を構成するLCユニットの断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用電力変換装置を構成するLCユニットの断面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る車両用電力変換装置の概略平面説明図である。 特許文献1に開示されている電力変換ユニットの説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る車両用電力変換装置10が適用される車載用駆動システム12は、燃料電池(電力源)14と、電力源である蓄電装置(以下、バッテリという)16と、前記燃料電池14とバッテリ16とを給電回路18上で接続可能なDC/DCコンバータ20とを備える。
燃料電池14及びDC/DCコンバータ20は、給電回路18を構成するバスライン22a、22bを介してインバータ24に接続可能であり、前記インバータ24を通じて車両走行用の駆動用モータ26に電流(電力)が供給される。
燃料電池14は、図示しないが、固体高分子電解質膜の両側をアノード側電極とカソード側電極とで挟み込んだ電解質膜・電極構造体を、セパレータで挟持した発電セルを備え、複数の発電セルが積層(スタック)されている。
DC/DCコンバータ20は、それぞれ平滑用の一次側コンデンサ(入力側コンデンサ)30及び二次側コンデンサ(出力側コンデンサ)32を設ける。二次側コンデンサ32は、電力線33a、33bを介してバスライン22a、22bに接続される。
DC/DCコンバータ20は、IGBT等のスイッチング素子からなる上アーム素子34と下アーム素子36とからなるアームとして構成される。各アーム素子34、36は、それぞれ逆方向に並列にダイオード38、40(逆並列ダイオード)が接続されてスイッチングモジュール41を構成する。
DC/DCコンバータ20により1次側電圧と2次側電圧との間で電圧を変換する際に、エネルギを放出及び蓄積(電流を変圧)する1個のリアクトル42が、アームの中点とバッテリ16との間に挿入される。リアクトル42と一次側コンデンサ30とは、バスバー(接続経路)44を介して接続される。
上アーム素子34は、ゲートの駆動信号(駆動電圧)VHのハイレベルによりオンにされ、下アーム素子36は、ゲートの駆動信号(駆動電圧)VLのハイレベルによりオンにされる。
DC/DCコンバータ20の1次側には、バッテリ16が電力線46a、46bを介して接続される。バッテリ16は、例えば、リチウムイオン2次電池又はキャパシタ等を利用することができる。
インバータ24は、直流/交流変換を行い、モータ電流を駆動用モータ26に供給する一方、回生動作に伴う交流/直流変換後のモータ電流を2次側からDC/DCコンバータ20を通じて1次側に供給する。回生電圧又は発電電圧である2次側電圧は、DC/DCコンバータ20により低電圧の1次側電圧に変換される。
図2及び図3に示すように、電力変換装置10は、筐体50を備え、この筐体50内には、スイッチングモジュール41とLCユニット52とが収容される。筐体50の端部(例えば、底部)50aには、ヒートシンク54が設けられるとともに、前記筐体50内には、前記端部50aの内面側にスイッチングモジュール41が配置される。ヒートシンク54内には、冷媒、例えば、冷却水が供給される。
LCユニット52は、一次側コンデンサ30、二次側コンデンサ32及びリアクトル42が、枠部材56内に熱伝導性絶縁部材58を介して一体的に埋設して構成される。熱伝導性絶縁部材58は、放熱性及び耐熱性に優れる樹脂、例えば、エポキシ系樹脂により構成される。
枠部材56内では、図3及び図4に示すように、この枠部材56の一端部56a側からリアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32の順に配置される。枠部材56の底部56bには、リアクトル42と一次側コンデンサ30との間に位置して、前記リアクトル42から前記一次側コンデンサ30への熱伝導を遮断するための遮熱部材60が設けられる。
遮熱部材60は、例えば、ウレタン等で構成される板状を有しており、熱伝導性絶縁部材58の露出表面58aから内部に距離Sだけ離間する端部60aを有する。露出表面58aと端部60aとの間には、バスバー44を熱伝導性絶縁部材58の内部に配置させるための一体化連結部62が形成される。
一体化連結部62は、図4に示すように、熱伝導性絶縁部材58の内部に設けられ、遮熱部材60を挟んで一次側コンデンサ30側の前記熱伝導性絶縁部材58とリアクトル42側の前記熱伝導性絶縁部材58とを一体化する。この一体化連結部62には、一次側コンデンサ30と42リアクトル42とを電気的に接続するバスバー44が配設される。
リアクトル42は、電力線46aに接続されるL端子42aと、スイッチングモジュール41の中点に接続されるL端子42bとを熱伝導性絶縁部材58から外部に露出する。
一次側コンデンサ30は、プラス端子30aとマイナス端子30bとを有し、前記プラス端子30aは、バスバー44を介してリアクトル42のL端子42aの途上に接続される。マイナス端子30bは、二次側コンデンサ32のマイナス端子32bが熱伝導性絶縁部材58の内部で結合されて共通化される。この共通化されたマイナス端子32bは、熱伝導性絶縁部材58の外部に露出して電力線33bに接続される。二次側コンデンサ32のプラス端子32aは、熱伝導性絶縁部材58から外部に露呈して電力線33aに接続される。
図3に示すように、筐体50の内部では、端部50a側から離間する方向に沿って、リアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32の順に配置される。
このように構成される駆動システム12の動作について、第1の実施形態に係る電力変換装置10との関連で、以下に説明する。
DC/DCコンバータ20では、下アーム素子36がオンされると、バッテリ16とリアクトル42と前記下アーム素子36とにより回路が形成される。このため、バッテリ16から流れる直流電流に応じて、リアクトル42にエネルギが蓄積される。この状態で、下アーム素子36をオフすると、リアクトル42に蓄積されたエネルギは、ダイオード38を介して二次側コンデンサ32に蓄積される。その際、二次側コンデンサ32の直流電圧は、バッテリ16の直流電圧よりも高く設定される。
そして、燃料電池14の出力電圧と、二次側コンデンサ32の直流電圧、すなわちDC/DCコンバータ20の二次側電圧とが、ほぼ同一に、あるいは、所定の電圧差範囲になった際、前記燃料電池14からインバータ24を介して駆動用モータ26に電流が供給される。
ところで、上記のDC/DCコンバータ20では、低電圧側である一次側に大電流が流れるため、リアクトル42が高温になるとともに、このリアクトル42と一次側コンデンサ30とを接続するバスバー44も高温になり易い。一方、一次側コンデンサ30は、熱の影響を受け易く、耐熱温度が予め設定されている。
この場合、第1の実施形態では、図4に示すように、枠部材56内に、リアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32が配置され、これらが熱伝導性絶縁部材58により一体的に埋設されている。そして、リアクトル42と一次側コンデンサ30との間には、前記リアクトル42から前記一次側コンデンサ30への熱伝導を遮断するための遮熱部材60が配設されている。
このため、リアクトル42と一次側コンデンサ30とを隣接して配置しても、前記一次側コンデンサ30が熱により影響されることがない。従って、LCユニット52の小型化により、電力変換装置10全体のコンパクト化が図られるとともに、リアクトル42と一次側コンデンサ30とを電気的に接続するバスバー44は、可及的に短尺化される。これにより、バスバー44は、ノイズの発生や高温化が抑制され、一次側コンデンサ30に影響を与えることを阻止することが可能になる。
さらに、熱伝導性絶縁部材58の内部には、遮熱部材60を挟んで一次側コンデンサ30側の前記熱伝導性絶縁部材58と、リアクトル42側の前記熱伝導性絶縁部材58とを一体化する一体化連結部62が設けられるとともに、前記一体化連結部62には、バスバー44が配設されている。このため、簡単な構成で、バスバー44を熱伝導性絶縁部材58(一体化連結部62)により良好に冷却することができ、一次側コンデンサ30が熱影響を受けることを確実に阻止することが可能になるという効果が得られる。
しかも、遮熱部材60の端部60aは、熱伝導性絶縁部材58の露出表面58aから内部に距離Sだけ離間している。従って、枠部材56に、リアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32を配置した状態で、熱伝導性絶縁部材58を一度、充填するだけで、埋設作業が遂行される。これにより、作業性が良好に向上するという利点がある。
さらにまた、電力変換装置10では、スイッチングモジュール41及びLCユニット52を収容する筐体50を備え、前記筐体50の端部50aには、ヒートシンク54が設けられている(図3参照)。このため、簡単な構成で、スイッチングモジュール41及びLCユニット52の冷却を行うことが可能になる。
その際、筐体50の端部50aには、スイッチングモジュール41が設けられるとともに、前記端部50aから離間する方向に沿って、高温になり易いリアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32の順に配置されている。これにより、高温に成り易い部品から良好に冷却することができ、冷却効率の向上が容易に図られる。
さらに、一次側コンデンサ30と二次側コンデンサ32とのマイナス端子30b、32bは、熱伝導性絶縁部材58の内部で共通化されて、単一のマイナス端子30bが前記熱伝導性絶縁部材58の外部に露出している。従って、外部に露出する端子数が削減され、組み立て工数が減少して作業性の向上が図られる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る車両用電力変換装置70を構成するLCユニット72の断面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る電力変換装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3及び第4の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
LCユニット72は、枠部材56の底部56bに、リアクトル42と一次側コンデンサ30との間に位置して遮熱部材74を設ける。遮熱部材74は、熱伝導性絶縁部材58の内部に開口される孔部76を有し、前記孔部76に充填される前記熱伝導性絶縁部材58に一体化連結部78が形成される。
孔部76は、リアクトル42から一次側コンデンサ30への熱影響の小さい箇所に設けられ、前記孔部76に充填される前記熱伝導性絶縁部材58にバスバー44が配設される。遮熱部材74の端部74aは、熱伝導性絶縁部材58の露出表面58aと同一位置又は前記露出表面58aから外部に突出する位置に設定されてもよい。
このように構成される第2の実施形態では、リアクトル42と一次側コンデンサ30とを、可及的に近接して配置することができるとともに、バスバー44を良好に冷却することが可能になる。このため、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、熱伝導性絶縁部材58の充填時には、遮熱部材74に形成されている孔部76を介して、単一の充填処理で、枠部材56内に前記熱伝導性絶縁部材58を充填することが可能になる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る車両用電力変換装置80を構成するLCユニット82の断面説明図である。
LCユニット82では、枠部材56内にリアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32が、第1及び第2の実施形態とは異なる姿勢、実質的には、90°回転した姿勢(水平姿勢から垂直姿勢、又は、その逆)に配置される。
これにより、第3の実施形態では、リアクトル42、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32の向きを変更することができ、形状自由度が向上するとともに、レイアウト性の向上を図ることが可能になる。
さらに、一次側コンデンサ30及び二次側コンデンサ32では、ESL(等価直列インダクタンス)の低減構造を採用するために、配置の向きを柔軟に決定することができる。
図7は、本発明の第4の実施形態に係る車両用電力変換装置90の概略平面説明図である。
車両用電力変換装置90では、筐体50内に、DC/DCコンバータ20のスイッチングモジュール41と、LCユニット52と、インバータ24用のスイッチングモジュール92とが収容される。
これにより、第4の実施形態では、単一の筐体50内に、DC/DCコンバータ20及びインバータ24が収容されるため、電力変換装置90全体を一層小型化するとともに、配線作業の簡素化が図られるという効果が得られる。
本発明は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採用することができる。
10、70、80、90…電力変換装置
12…駆動システム 14…燃料電池
16…バッテリ 18…給電回路
20…DC/DCコンバータ 24…インバータ
26…駆動用モータ 30、32…コンデンサ
34…上アーム素子 36…下アーム素子
41、92…スイッチングモジュール 42…リアクトル
44…バスバー 50…筐体
52、72、82…LCユニット 54…ヒートシンク
56…枠部材 58…熱伝導性絶縁部材
58a…露出表面 60、74…遮熱部材
50a、60a、74a…端部 62、78…一体化連結部
76…孔部

Claims (7)

  1. 電力源から供給される電力を変換するとともに、前記電力を駆動用モータに供給するための車両用電力変換装置であって、
    スイッチングモジュールと、
    前記スイッチングモジュールから出力された電圧を平滑化するコンデンサと、
    前記コンデンサに隣接して配置されるリアクトルと、
    前記コンデンサ及び前記リアクトルを埋設する熱伝導性絶縁部材と、
    前記コンデンサと前記リアクトルとの間に配設され、前記熱伝導性絶縁部材を介して前記リアクトルから前記コンデンサに熱が伝導されることを遮断する遮熱部材と、
    前記熱伝導性絶縁部材の内部に設けられ、前記遮熱部材を挟んで前記コンデンサ側の前記熱伝導性絶縁部材と前記リアクトル側の前記熱伝導性絶縁部材とを一体化する一体化連結部と、
    前記一体化連結部に配設され、前記コンデンサと前記リアクトルとを電気的に接続する接続経路と、
    を備えることを特徴とする車両用電力変換装置。
  2. 請求項1記載の車両用電力変換装置において、前記遮熱部材は、前記熱伝導性絶縁部材の露出表面から内部に離間する端部を有し、
    前記一体化連結部は、前記露出表面と前記端部との間に形成されることを特徴とする車両用電力変換装置。
  3. 請求項1記載の車両用電力変換装置において、前記遮熱部材は、前記熱伝導性絶縁部材の内部に開口される孔部を有し、
    前記一体化連結部は、前記孔部に充填される前記熱伝導性絶縁部材に形成されることを特徴とする車両用電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置において、前記スイッチングモジュール、前記コンデンサ及び前記リアクトルを収納する筐体を備え、
    前記筐体の端部には、ヒートシンクが設けられることを特徴とする車両用電力変換装置。
  5. 請求項4記載の車両用電力変換装置において、前記筐体の前記端部には、前記スイッチングモジュールが設けられるとともに、
    前記端部側から離間する方向に沿って前記リアクトル及び前記コンデンサの順に配置されることを特徴とする車両用電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置において、前記コンデンサは、前記スイッチングモジュールの入力側コンデンサ及び出力側コンデンサを有し、
    前記入力側コンデンサと前記出力側コンデンサのマイナス端子は、前記熱伝導性絶縁部材の内部で共通化されることを特徴とする車両用電力変換装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用電力変換装置において、前記スイッチングモジュールより低電圧側に、前記リアクトル及び前記コンデンサを設けることを特徴とする車両用電力変換装置。
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