JP2010232391A - 電気回路装置 - Google Patents

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卓也 香川
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久視 臼井
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Abstract

【課題】各発熱部品において他の発熱部品で発生した熱の影響を低減する。
【解決手段】電気回路の回路部品として、発熱量の異なる複数の発熱部品2(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)が用いられている。各発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)は、ケース3に収納されている。複数の伝熱板4つまり第1〜3の伝熱板41〜43は、それぞれ分離してケース3の外側に露出するように配置され、発熱部品で発生した熱が伝達される。このとき、発熱量の異なる発熱部品で発生した熱は、異なる伝熱板(第1〜3の伝熱板41〜43)に伝達されるように分けられる。第1〜3の伝熱板41〜43は、それぞれ発熱部品で発生した熱を放熱部に伝達する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定機能を有する電気回路を含む電気回路装置に関する。
一般的に、電気回路装置には、所定機能を有する電気回路の回路部品として、発熱する部品(以下「発熱部品」という)が多数用いられている。発熱部品としては、トランスやコイル、スイッチング素子、ダイオードなどがある。このような電気回路装置では、発熱部品で発生した熱によって、発熱部品の温度が上昇する。
近年、電気回路装置の小型化が要求され、これに伴い、発熱部品の小型化が要求されている。このため、発熱部品の放熱面積が小さくなり、発熱部品の温度が上昇するという問題が顕著になっている。
上記の問題を解決する一例として、従来、ケース内のすべての発熱部品で発生した熱が1枚の伝熱板に伝達される電気回路装置が知られている。1枚の伝熱板は、ケースの外側に設けられた放熱板に接触している。各発熱部品で発生した熱は、同一の伝熱板を介して放熱板に伝達され、放熱板から放熱される。
また、上記の問題を解決する他の例として、ケースの内壁から突出して設けられた放熱部とケース内の発熱部品との間に熱伝導性の高い放熱シートが挟持された電気回路装置が知られている(例えば特許文献1参照)。発熱部品で発生した熱は、放熱シートおよび放熱部を介してケースの外側へ放熱される。
特開2002−217574号公報
ところで、ケース内に発熱部品が複数ある場合、各発熱部品は、他の発熱部品と発熱量が異なっているため、他の発熱部品との間で温度差が生じる。
従来の電気回路装置は、複数の発熱部品で発生した熱がすべて1枚の伝熱板に伝達されるため、ある発熱部品が他の発熱部品に影響を及ぼしてしまうという問題があった。発熱量が大きいということは、温度が高いということを意味するので、従来の電気回路装置では、高温の発熱部品で発生した熱が伝熱板を介して低温の発熱部品に伝達されてしまう。
本発明は上記の点に鑑みて為され、その目的は、各発熱部品において他の発熱部品で発生した熱の影響を低減することができる電気回路装置を提供することにある。
請求項1の発明は、それぞれ電気回路の回路部品であって少なくとも2以上の間で発熱量の異なる複数の発熱部品と、前記複数の発熱部品が収納されるケースと、それぞれ前記ケースの外側に露出し少なくとも1つの発熱部品で発生した熱が伝達される複数の伝熱板とを備え、前記複数の発熱部品は、発熱量の異なる発熱部品で発生した熱が、異なる伝熱板に伝達するように、前記ケース内に配置され、前記複数の伝熱板は、それぞれ分離して配置され、それぞれ発熱部品で発生した熱を放熱手段に伝達することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記放熱手段は、それぞれ異なる伝熱板に面接触する複数の放熱板であり、前記複数の伝熱板は、前記複数の放熱板との接触面の位置が厚み方向で異なることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記複数の伝熱板は、すべての接触面の法線方向を水平方向とし、当該法線方向において前記複数の放熱板を前記ケースの一方側に空隙を介して対向させるように、配置されることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記複数の放熱板のうち前記ケースから最も遠くに配置された放熱板は、当該ケースが収納される金属筐体部の少なくとも一部であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記複数の放熱板のうち前記ケースから最も遠くに配置された放熱板は、当該ケースが収納される金属筐体部に接触することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4または5の発明において、前記空隙に、当該空隙を介して対向する放熱板の両方に接触する金属部材が設けられることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項3ないし6のいずれか1項の発明において、前記空隙を介して対向する放熱板は、端部で互いに接触することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項の発明において、前記ケースは、異なる伝熱板に熱が伝達される発熱部品がそれぞれ収納される複数の収納部に当該ケースの内部空間を分割する仕切壁を有し、前記複数の収納部は、合成樹脂で個別に封止されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、発熱部品で発生した熱を、それぞれ異なる伝熱板を介して放熱手段に伝達することによって、発熱部品で発生した熱の伝達を分離することができるので、各発熱部品において他の発熱部品で発生した熱の影響を低減することができる。例えば、発熱量の異なる2つの発熱部品の間に温度差が発生し、一方の発熱部品が他方の発熱部品よりも高温であったとしても、それぞれの発熱部品で発生した熱が別々の伝熱板を介して放熱手段に伝達されるため、一方の発熱部品で発生した熱が他方の発熱部品に伝達するのを防止することができる。
請求項2の発明によれば、放熱手段が複数の放熱板であることによって、放熱手段を複雑な形状(フィン構造)に加工する必要がないため、放熱手段のコストを低減させることができる。
請求項3の発明によれば、隣接する放熱板の間を離隔することによって、隣接する放熱板が重なっている場合に比べて各放熱板の放熱面積を広げることができ、さらに、空隙での煙突効果を利用した放熱を行うことができるので、放熱効率を高めることができる。
請求項4の発明によれば、ケースから最も遠くに配置された放熱板を金属筐体部で兼用することによって、放熱板を1枚減らすことができるので、部品点数を削減することができる。また、請求項4の発明によれば、空隙での煙突効果を利用した放熱を行いつつ、発熱部品で発生した熱を、表面積の広い金属筐体部を通して外部に放熱することができるので、放熱効率を高めることができる。
請求項5の発明によれば、ケースから最も遠くに配置された放熱板を、表面積の広い金属筐体部に接触させることによって、空隙での煙突効果を利用した放熱を行いつつ、ケースから最も遠くに配置された放熱板に伝達された熱を金属筐体部に伝達し、金属筐体部から外部に放熱することができるので、放熱効率を高めることができる。
請求項6の発明によれば、空隙を介して対向する放熱板の両方に接触する金属部材が設けられることによって、ケースから最も遠くに配置された放熱板以外の放熱板に伝達された熱も、金属部材を介して金属筐体部に伝達し、金属筐体部から外部に放熱することができるので、放熱効率をさらに高めることができる。
請求項7の発明によれば、空隙を介して対向する2枚の放熱板が端部で互いに接触することによって、伝熱板が取り付けられていない位置で、一方の放熱板から他方の放熱板への熱の伝達を行うことができる。
請求項8の発明によれば、仕切壁によって分割された各収納部が合成樹脂で個別に封止されることによって、収納部ごとに、発熱部品で発生した熱を伝熱板に直接伝達させるだけではなく、合成樹脂を介して伝熱板に伝達させることができるので、放熱効率をさらに高めることができる。また、請求項8の発明によれば、ケースに仕切壁が設けられることによって、ある収納部に収納されている発熱部品と他の収納部に収納されている発熱部品との間で、合成樹脂を介した熱の伝達を防止することができる。
実施形態1に係る電気回路装置であって、(a)が外観斜視図、(b)が分解斜視図である。 同上に係る電気回路装置の外観斜視図である。 同上に係る電気回路装置であって、(a)が、放熱板が取り付けられる前の分解斜視図、(b)が、放熱板が取り付けられた後の外観図である。 同上に係る電気回路装置に放熱板が取り付けられた後であって、(a)が正面図、(b)が側面図、(c)がA−A断面図、(d)がB−B断面図、(e)がC−C断面図である。 実施形態2に係る電気回路装置に放熱板が取り付けられた後の外観斜視図である。 実施形態3に係る電気回路装置に放熱板が取り付けられる前の分解斜視図である。 実施形態4に係る電気回路装置に放熱板が取り付けられる前の分解斜視図である。 実施形態5に係る電気回路装置であって、(a)が、放熱板が取り付けられる前の分解斜視図、(b)が、放熱板が取り付けられた後の外観斜視図、(c)が、放熱板が取り付けられた後の側面図である。 実施形態6に係る電気回路装置に放熱板が取り付けられた後の外観斜視図である。 実施形態7に係る電気回路装置であって、(a)が外観斜視図、(b)が分解斜視図である。
(実施形態1)
まず、実施形態1に係る電気回路装置の構成について説明する。図1に示す電気回路装置1は、電源からの入力を所望の電力に変換して出力側の負荷へ供給するパワーモジュールである。電気回路装置1は、電気回路の回路部品である複数の発熱部品2と、複数の発熱部品2が収納されるケース3と、複数の発熱部品2で発生した熱を放熱部5(図3参照)に伝達する複数の伝熱板4とを備えている。なお、電気回路の回路部品として、複数の発熱部品2以外の部品もあるが、図1では省略する。
複数の発熱部品2は、トランス20およびチョークコイル21、ならびに半導体素子である複数(図示例では4個)のスイッチング素子(例えばMOSFETなど)22や複数(図示例では2個)のダイオード23である。各発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)は、それぞれ発熱量の異なる素子である。ここで、発熱量が多いということは、温度が高いということを意味する。一般的に、トランス20やチョークコイル21は、半導体素子(スイッチング素子22、ダイオード23)に比べて、発熱量が多く、温度が上昇しやすい。なお、複数の発熱部品2は、上記に列挙した種類の回路部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)に限定されず、発熱する他の種類の回路部品であってもよい。
トランス20およびチョークコイル21は、磁性コア(磁性材料)および巻線(コイル状の導線)を有する。トランス20およびチョークコイル21は通電すると発熱し、外側平面から外部へ放熱する。
スイッチング素子22およびダイオード23は、プリント基板である回路基板24にそれぞれ実装されている。各回路基板24には、他の回路装置と接続するための複数の端子25が設けられている。
ケース3は、合成樹脂成型品であり、四角形の底面部30と、底面部30の各辺に設けられた4つの側面部31〜34とを一体に備えている。底面部30には、4つの矩形孔300〜303が形成されている。また、底面部30には、2つの矩形孔300,301の周囲から外側(図1の下側)に突出して設けられた2つの枠体35,36が、底面部30と一体に設けられている。
複数の伝熱板4は、それぞれ分離して配置される第1〜3の伝熱板41〜43である。第1〜3の伝熱板41〜43には、発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)が、直接または回路基板24を介して接触する。このとき、発熱量が異なる発熱部品は、異なる伝熱板(第1〜3の伝熱板41〜43)に直接または回路基板24を介して接触するように分けられる。
第1の伝熱板41は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料など熱伝導性および電気絶縁性の高い材料によって板状に形成され、2つの矩形孔410,411が形成されている。第1の伝熱板41は、ケース3の外側に露出するように、例えば接着剤などを用いて、ケース3の底面部30の外側に取り付けられる。ケース3の外側に取り付けられた第1の伝熱板41には、矩形孔302,303を介して回路基板24(スイッチング素子22およびダイオード23)が接触する。スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、回路基板24および第1の伝熱板41を介して放熱部5(図3参照)に伝達される。また、第1の伝熱板41は、電気絶縁性を有しているので、放熱部5からスイッチング素子22またはダイオード23に電流が流れるのを防止する。
第2の伝熱板42は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料など熱伝導性および電気絶縁性の高い材料によって、ケース3の枠体35の外形と同じ大きさの板状に形成されている。第2の伝熱板42は、ケース3の外側に露出するように、例えば接着剤などを用いて、枠体35の先端側(図1の下端側)に取り付けられる。枠体35に取り付けられた第2の伝熱板42は、開口面350を塞ぐ(図2参照)。ケース3の外側に取り付けられた第2の伝熱板42には、矩形孔300を介してトランス20が接触する。トランス20で発生した熱は、第2の伝熱板42を介して放熱部5(図3参照)に伝達される。また、第2の伝熱板42は、電気絶縁性を有しているので、放熱部5側からトランス20に電流が流れるのを防止する。
第3の伝熱板43は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料など熱伝導性および電気絶縁性の高い材料によって、ケース3の枠体36の外形と同じ大きさの板状に形成されている。第3の伝熱板43は、ケース3の外側に露出するように、例えば接着剤などを用いて、枠体36の先端側(図1の下端側)に取り付けられる。枠体36に取り付けられた第3の伝熱板43は、枠体36の開口面360を塞ぐ(図2参照)。ケース3の外側に取り付けられた第3の伝熱板43には、矩形孔301を介してチョークコイル21が接触する。チョークコイル21で発生した熱は、第3の伝熱板43を介して放熱部5(図3参照)に伝達する。また、第3の伝熱板43は、電気絶縁性を有しているので、放熱部5側からチョークコイル21に電流が流れるのを防止する。
第1の伝熱板41と第2,3の伝熱板42,43では、図2に示すように、第1の放熱板51(図3参照)との接触面412の位置と、第2の放熱板52(図3参照)との接触面420,430の位置とが、厚み方向(図2のZ軸方向)で異なっている。接触面412と接触面420,430は、段違いに位置する。つまり、第1の伝熱板41と第2,3の伝熱板42,43は、同一平面上には配置されず、異なる平面上に配置されている。
第1〜3の伝熱板41〜43がケース3に取り付けられ、各発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)がいずれかの伝熱板(第1〜3の伝熱板41〜43)に直接または回路基板24を介して接触するようにケース3に収納された後、ケース3の内部空間37(図1参照)は、図3(a)に示すように、合成樹脂38で充填されて封止される。合成樹脂38としては、シリコン系樹脂またはエポキシ系樹脂が用いられる。
上述した構成の電気回路装置1には、放熱機能を有する放熱部5が取り付けられる。本実施形態の放熱部5は、第1の伝熱板41に面接触する第1の放熱板51、および第2,3の伝熱板42,43に面接触する第2の放熱板52である。第1の放熱板51は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料などによって長方形の板状に形成されている。平面部510には、それぞれケース3の枠体35,36が貫通できるような大きさの2つの矩形孔511,512が形成されている。第2の放熱板52は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料などによって長方形の板状に形成されている。放熱部5は、本発明の放熱手段に相当する。
第1の伝熱板41の接触面412の位置と第2,3の伝熱板42,43の接触面420,430の位置とが厚み方向(図2のZ軸方向)で異なっているため、電気回路装置1に取り付けられた第1の放熱板51と第2の放熱板52は、図3(b)に示すように、ほぼ平行に配置される。
第1〜3の伝熱板41〜43は、接触面412,420,430の法線方向をすべて水平方向(図3(b)のZ軸方向)とし、法線方向において、第1の放熱板51と第2の放熱板52をケース3の一方側に空隙53を介して対向させるように、配置されている。空隙53が少なくとも重力方向(図3(b)のY軸方向)に開いているため、下方から上方への大気の流れを発生させることが可能である。
図4(a)に示すように第1の放熱板51の中心に電気回路装置1が取り付けられると、図4(b)に示すように、第1の伝熱板41は第1の放熱板51に接触し、第2の伝熱板42および第3の伝熱板43は第2の放熱板52に接触している。また、図4(c)に示すように、チョークコイル21が第3の伝熱板43に接触し、ダイオード23が回路基板24を介して第1の伝熱板41に接触している。さらに、図4(e)に示すように、トランス20が第2の伝熱板42に接触し、スイッチング素子22が回路基板24を介して第1の伝熱板41に接触している。なお、図4(d)に示すようにスイッチング素子22およびダイオード23が配置されていない位置では、ケース3の底面部30と第1の放熱板51によって第1の伝熱板41が挟持されている。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。トランス20で発生した熱は、第2の伝熱板42を介して第2の放熱板52に伝達され、第2の放熱板52で放熱される。トランス20で発生した熱は、他の発熱部品(チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)とは独立した伝熱経路で第2の放熱板52まで伝達される。これにより、トランス20で発生した熱が他の発熱部品に伝達されることはない。
チョークコイル21で発生した熱は、第3の伝熱板43を介して第2の放熱板52に伝達され、第2の放熱板52で放熱される。チョークコイル21で発生した熱は、他の発熱部品(トランス20、スイッチング素子22、ダイオード23)とは独立した伝熱経路で第2の放熱板52まで伝達される。これにより、チョークコイル21で発生した熱が他の発熱部品に伝達されることはない。
スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、第1の伝熱板41を介して第1の放熱板51に伝達され、第1の放熱板51で放熱される。スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、他の発熱部品(トランス20、チョークコイル21)とは独立した伝熱経路で第1の放熱板51まで伝達される。これにより、スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱が他の発熱部品に伝達されることはない。
図3(b)に示す第1,2の放熱板51,52では、煙突効果を利用した放熱が行われる。重力方向(図3(b)のY軸方向)が開放された空隙53に滞在する大気は、第1,2の放熱板51,52の放熱によって暖められて温度が高くなっていく。温度が高くなった大気は、密度が低くなるため、空隙53の上方へ上昇していく。このとき、空隙53の下部に負圧が働き、空隙53の下方から温度の低い大気が流入する。新しく空隙53に流入した大気も、第1,2の放熱板51,52の放熱によって暖められて、空隙53の上方へ上昇していく。空隙53では、暖められて高温になった大気が停滞することなく空隙53の上方へ上昇し、低温の新しい大気が流入してくるので、放熱部5の放熱効率を高めることができる。
以上、本実施形態によれば、発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)で発生した熱を、それぞれ第1〜第3の伝熱板41〜43を介して放熱部5に伝達することによって、発熱部品で発生した熱の伝達を分離することができるので、各発熱部品において他の発熱部品で発生した熱の影響を低減することができる。例えば、発熱量の異なるトランス20とスイッチング素子22との間に温度差が発生し、トランス20がスイッチング素子22よりも高温であったとしても、トランス20とスイッチング素子22が別々の伝熱板(第1の伝熱板41、第2の伝熱板42)を介して放熱部5に伝達されるため、トランス20で発生した熱がスイッチング素子22に伝達するのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、放熱部5が複数の放熱板(第1の放熱板51、第2の放熱板52)であることによって、放熱部5を複雑な形状(フィン構造)に加工する必要がないため、放熱部5のコストを低減させることができる。
さらに、本実施形態によれば、隣接する第1,2の放熱板51,52の間を離隔することによって、第1,2の放熱板51,52が重なっている場合に比べて第1,2の放熱板51,52の放熱面積を広げることができ、さらに、空隙53での煙突効果を利用した放熱を行うことができるので、放熱効率を高めることができる。
また、上述のように各発熱部品の伝熱経路を複数に分離することによって、電気回路装置1がモジュール構造を保ちながら、発熱部品の発熱量に最適な放熱部5を設計することができる。
なお、電気回路装置1と放熱部5とを合わせて、放熱機能付き電気回路装置とする。放熱機能付き電気回路装置は、電気回路装置1と放熱部5とを備えることになる。以下に記載のすべての実施形態においても同様である。
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1に係る電気回路装置1および放熱部5の取付の一例である。本実施形態は、図5に示すように、第2の放熱板52が金属板6に面接触している。つまり、本実施形態は、複数の放熱板(第1の放熱板51、第2の放熱板52)のうちケース3から最も遠くに配置された第2の放熱板52が、金属板6に接触している。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
金属板6は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料など熱伝導性を有する材料であり、電気回路装置1(ケース3を含む)および放熱部5を収納する金属筐体部の一部である。金属板6は、第1,2の放熱板51,52に比べて表面積が大きい。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。なお、スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱については、実施形態1と同様である。また、本実施形態においても、空隙53での煙突効果を利用した放熱は行われている。
トランス20で発生した熱は、第2の伝熱板42(図1参照)を介して第2の放熱板52に伝達され、第2の放熱板52で放熱される。さらに、本実施形態では、第2の放熱板52に伝達された熱は、第2の放熱板52で放熱されるだけではなく、一部が、金属板6つまり金属筐体部に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
チョークコイル21で発生した熱は、第3の伝熱板43(図1参照)を介して第2の放熱板52に伝達され、第2の放熱板52で放熱される。さらに、本実施形態では、第2の放熱板52に伝達された熱は、第2の放熱板52で放熱されるだけではなく、一部が、金属板6つまり金属筐体部に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
以上、本実施形態によれば、ケース3から最も遠くに配置された第2の放熱板52を、表面積の広い金属板6に接触させることによって、空隙53での煙突効果を利用した放熱を行いつつ、ケース3から最も遠くに配置された第2の放熱板52に伝達された熱を金属板6に伝達し、金属板6(金属筐体部)から外部に放熱することができるので、放熱効率を高めることができる。
(実施形態3)
実施形態3では、図6に示すように、第1の放熱板51と第2の放熱板52の間に形成されている空隙53に、第1の放熱板51および第2の放熱板52の両方に接触する金属部材7が設けられている。なお、実施形態2と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
金属部材7は、例えばアルミニウムまたはアルミニウムを主成分とする材料などによって形成された細長い金属板である。細長い金属部材7は、長手方向を第1,2の放熱板51,52の長手方向(図6のY軸方向)に合わせて、第1,2の放熱板51,52の短手方向(図6のX軸方向)の中心に取り付けられる。
金属部材7が取り付けられた第1,2の放熱板51,52は、電気回路装置1とともに、実施形態2と同様に金属板6(図5参照)に取り付けられ、使用時に、長手方向が重力方向になる。つまり、金属部材7は、使用時において、長手方向が重力方向になる。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。なお、トランス20およびチョークコイル21で発生した熱については、実施形態2と同様である。また、本実施形態においても、空隙53での煙突効果を利用した放熱は行われている。
スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、第1の伝熱板41を介して第1の放熱板51に伝達され、第1の放熱板51で放熱される。本実施形態では、第1の放熱板51に伝達された熱は、第1の放熱板51で放熱されるだけではなく、一部が、金属部材7を介して第2の放熱板52に伝達され、さらに金属板6(図5参照)つまり金属筐体部に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
以上、本実施形態によれば、空隙53を介して対向する第1,2の放熱板51,52の両方に接触する金属部材7が設けられることによって、ケース3から最も遠くに配置された第2の放熱板52以外の伝熱板(第1の放熱板51)に伝達された熱も、金属部材7を介して金属板6に伝達し、金属板6(金属筐体部)から外部に放熱することができるので、放熱効率をさらに高めることができる。
(実施形態4)
実施形態4に係る放熱部5は、図7に示すように、空隙53を介して対向する第1の放熱板51および第2の放熱板52が端部で互いに接触する点で、実施形態2に係る放熱部5(図5参照)と相違する。なお、実施形態2と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の第1の放熱板51は、第1の伝熱板41に接触する平面部510と、平面部510の両端部に設けられた2つの突出片513,514とを一体に備えている。各突出片513,514は、平面部510の長手方向(図7のY軸方向)に沿った両端部から第2の放熱板52側(図7の下側)に突出して設けられている。第1の放熱板51は、板金を所定の大きさに切断し、2つの矩形孔511,512を形成し、その後、長手方向に沿った両端部に対して曲げ加工を行って突出片513,514を形成することによって、作成される。
第1の放熱板51および第2の放熱板52が電気回路装置1に取り付けられると、第2の放熱板52は、長手方向(図7のY軸方向)に沿った両端部が突出片513,514に接触する。つまり、第1の放熱板51と第2の放熱板52は、使用時において、重力方向に沿った端部で互いに接触する。突出片513,514によって端部で互いに接触する第1の放熱板51および第2の放熱板52は、電気回路装置1とともに、金属板6(図5参照)に取り付けられる。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。なお、トランス20およびチョークコイル21で発生した熱については、実施形態2と同様である。また、本実施形態においても、空隙53での煙突効果を利用した放熱は行われている。
スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、第1の伝熱板41を介して第1の放熱板51に伝達され、第1の放熱板51で放熱される。本実施形態では、第1の放熱板51に伝達された熱は、第1の放熱板51で放熱されるだけではなく、一部が、第1の放熱板51の突出片513,514を介して第2の放熱板52に伝達され、さらに金属板6(図5参照)つまり金属筐体部に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
以上、本実施形態によれば、空隙53を介して対向する第1,2の放熱板51,52が突出片513,514で互いに接触することによって、第1〜3の伝熱板41〜43が取り付けられていない位置で、第1の放熱板51から第2の放熱板52への熱の伝達を行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1の放熱板51を作成する際に、板金を曲げ加工することによって、突出片513,514を容易に形成することができる。
(実施形態5)
実施形態5に係る放熱部5は、図8に示すように、第1の放熱板51および第2の放熱板52の端部の形状が、実施形態4に係る放熱部5(図7参照)と異なっている。なお、実施形態4と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の第1の放熱板51は、第1の伝熱板41に接触する平面部510と、平面部510の両端部に設けられた突出片513,514と、突出片514の先端部に設けられた延設片515とを一体に備えている。各突出片513,514は、平面部510の長手方向(図8(a)のY軸方向)に沿った両端部から第2の放熱板52側(図8(a)の下側)に突出して設けられている。延設片515は、突出片514の先端部から外方に突出して設けられている。第1の放熱板51は、板金を所定の大きさに切断し、2つの矩形孔511,512を形成し、その後、長手方向に沿った両端部に対して曲げ加工を行って突出片513,514を形成し、さらに、突出片514の先端部に対して曲げ加工を行って延設片515を形成することによって、作成される。
本実施形態の第2の放熱板52は、第1の放熱板51の平面部510と対向する平面部520と、平面部520の端部に設けられた突出片521とを一体に備えている。突出片521は、平面部520の長手方向(図8(a)のY軸方向)に沿った一方の端部から第1の放熱板51側(図8(a)の上側)に突出して設けられている。第2の放熱板52は、板金を所定の大きさに切断し、その後、長手方向に沿った一方の端部に対して曲げ加工を行って突出片521を形成することによって、作成される。
第1の放熱板51および第2の放熱板52が電気回路装置1に取り付けられると、図8(b)(c)に示すように、突出片513と突出片521が重なり、延設片515が平面部520に接触する。つまり、第1の放熱板51と第2の放熱板52は、使用時において、重力方向に沿った両端部で互いに接触する。両端部で互いに接触する第1の放熱板51および第2の放熱板52は、電気回路装置1とともに、金属板6(図5参照)に取り付けられる。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。なお、トランス20およびチョークコイル21で発生した熱については、実施形態4と同様である。また、本実施形態においても、空隙53での煙突効果を利用した放熱は行われている。
スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、第1の伝熱板41を介して第1の放熱板51に伝達され、第1の放熱板51で放熱される。本実施形態では、図8(c)に示すように、第1の放熱板51に伝達された熱は、第1の放熱板51で放熱されるだけではなく、一部が、第1の放熱板51の突出片513,514,521および延設片515を介して第2の放熱板52に伝達され、さらに金属板6つまり金属筐体部に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
以上、本実施形態においても、実施形態4と同様に、空隙53を介して対向する第1,2の放熱板51,52が突出片513,514,520および延設片515で互いに接触することによって、第1〜3の伝熱板41〜43が取り付けられていない位置で、第1の放熱板51から第2の放熱板52への熱の伝達を行うことができる。
また、本実施形態によれば、第1,2の放熱板51,52を作成する際に、板金を曲げ加工することによって、突出片513,514,520および延設片515を容易に形成することができる。
(実施形態6)
実施形態6は、実施形態1に係る電気回路装置1の取付の一例である。本実施形態は、第2の伝熱板42(図1参照)に金属板6を直接接触させている。つまり、本実施形態は、ケース3から最も遠くに配置された放熱板(実施形態1の第2の放熱板52に相当)が金属筐体部の一部(金属板6)である。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の第1の放熱板51は、図9に示すように、第1の伝熱板41に接触する平面部510と、平面部510の両端部に設けられた2つの突出片513,514とを一体に備えている。各突出片513,514は、平面部510の長手方向(図9のY軸方向)に沿った両端部から突出して設けられている。第1の放熱板51は、金属板6に取り付けられると、突出片513,514が金属板6に接触する。第1の放熱板51は、板金を所定の大きさに切断し、2つの矩形孔511,512(図3参照)を形成し、その後、長手方向に沿った両端部に対して曲げ加工を行って突出片513,514を形成することによって、作成される。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。トランス20で発生した熱は、第2の伝熱板42(図1参照)を介して金属板6に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。チョークコイル21で発生した熱は、第3の伝熱板43(図1参照)を介して金属板6に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、それぞれ第1の伝熱板41を介して第1の放熱板51に伝達され、第1の放熱板51で放熱される。本実施形態では、第1の放熱板51に伝達された熱は、第1の放熱板51で放熱されるだけではなく、一部が、第1の放熱板51の突出片513,514を介して金属板6に伝達され、金属板6(金属筐体部)で放熱される。
以上、本実施形態によれば、ケース3から最も遠くに配置された放熱板(実施形態1の第2の放熱板52)を金属板6(金属筐体部)で兼用することによって、放熱板を1枚減らすことができるので、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態によれば、空隙53での煙突効果を利用した放熱を行いつつ、発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)で発生した熱を、表面積の広い金属板6(金属筐体部)を通して外部に放熱することができるので、放熱効率を高めることができる。
(実施形態7)
実施形態7に係る電気回路装置1は、図10に示すように、複数の発熱部品2(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)と複数の伝熱板4(第1〜3の伝熱板41〜43)とを実施形態1に係る電気回路装置1(図1参照)と同様に備え、ケース3が、内部空間を分割する仕切壁80を有している点で、実施形態1に係る電気回路装置1と相違する。なお、実施形態1と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
仕切壁80は、ケース3の内部空間を複数(図示例では4つ)の収納部81〜84に分割する。各収納部81〜84には、複数の発熱部品2(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)が分かれて収納されている。収納部81にはトランス20が収納され、収納部82にはチョークコイル21が収納されている。収納部83にはスイッチング素子22が収納され、収納部84にはダイオード23が収納されている。
各収納部81〜84は、第1〜3の伝熱板41〜43がケース3に取り付けられ、各発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)がいずれかの第1〜3の伝熱板41〜43に直接または回路基板24を介して接触するようにケース3に収納された後、合成樹脂85〜88がポッティングされ、合成樹脂85〜88で個別に充填されて封止される。合成樹脂85〜88としては、熱伝導性の高いシリコン系樹脂が用いられる。
次に、本実施形態に係る電気回路装置1の放熱について説明する。トランス20で発生した熱は、トランス20から第2の伝熱板42に直接伝達されるだけではなく、合成樹脂85を介して第2の伝熱板42に伝達される。第2の伝熱板42に伝達された熱は、第2の放熱板52に伝達され、第2の放熱板52で放熱される。トランス20で発生した熱は、仕切壁80によって他の収納部82〜84の合成樹脂86〜88には伝達されず、他の発熱部品(チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)とは独立した伝熱経路で第2の放熱板52まで伝達される。これにより、トランス20で発生した熱が他の発熱部品に伝達されることはない。
チョークコイル21で発生した熱は、チョークコイル21から第3の伝熱板43に直接伝達されるだけではなく、合成樹脂86を介して第3の伝熱板43に伝達される。第3の伝熱板43に伝達された熱は、第2の放熱板52に伝達され、第2の放熱板52で放熱される。チョークコイル21で発生した熱は、仕切壁80によって他の収納部81,83,84の合成樹脂85,87,88には伝達されず、他の発熱部品(トランス20、スイッチング素子22、ダイオード23)とは独立した伝熱経路で第2の放熱板52まで伝達される。これにより、チョークコイル21で発生した熱が他の発熱部品に伝達されることはない。
スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、スイッチング素子22およびダイオード23から第1の伝熱板41に直接伝達されるだけではなく、合成樹脂87,88を介して第1の伝熱板41に伝達される。第1の伝熱板41に伝達された熱は、第1の放熱板51に伝達され、第1の放熱板51で放熱される。スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱は、それぞれ仕切壁80によって他の収納部81,82の合成樹脂85,86には伝達されず、それぞれ他の発熱部品(トランス20、チョークコイル21)とは独立した伝熱経路で第1の放熱板51まで伝達される。これにより、スイッチング素子22およびダイオード23で発生した熱が他の発熱部品に伝達されることはない。
以上、本実施形態によれば、仕切壁80によって分割された各収納部81〜84が合成樹脂85〜88で個別に封止されることによって、収納部81〜84ごとに、発熱部品(トランス20、チョークコイル21、スイッチング素子22、ダイオード23)で発生した熱を伝熱板(第1〜3の伝熱板41〜43)に直接伝達させるだけではなく、合成樹脂85〜88を介して伝熱板(第1〜3の伝熱板41〜43)に伝達させることができるので、放熱効率をさらに高めることができる。
また、本実施形態によれば、ケース3に仕切壁80が設けられることによって、ある収納部81〜84に収納されている発熱部品と他の収納部81〜84に収納されている発熱部品との間で、合成樹脂85〜88を介した熱の伝達を防止することができる。
1 電気回路装置
2 複数の発熱部品
20 トランス
21 チョークコイル
22 スイッチング素子
23 ダイオード
3 ケース
4 複数の伝熱板
41 第1の伝熱板
412 接触面
42 第2の伝熱板
420 接触面
43 第3の伝熱板
430 接触面
5 放熱部(放熱手段)
51 第1の放熱板
52 第2の放熱板
53 空隙
6 金属板
7 金属部材
80 仕切壁
81〜84 収納部
85〜88 合成樹脂

Claims (8)

  1. それぞれ電気回路の回路部品であって少なくとも2以上の間で発熱量の異なる複数の発熱部品と、
    前記複数の発熱部品が収納されるケースと、
    それぞれ前記ケースの外側に露出し少なくとも1つの発熱部品で発生した熱が伝達される複数の伝熱板とを備え、
    前記複数の発熱部品は、発熱量の異なる発熱部品で発生した熱が、異なる伝熱板に伝達するように、前記ケース内に配置され、
    前記複数の伝熱板は、それぞれ分離して配置され、それぞれ発熱部品で発生した熱を放熱手段に伝達する
    ことを特徴とする電気回路装置。
  2. 前記放熱手段は、それぞれ異なる伝熱板に面接触する複数の放熱板であり、
    前記複数の伝熱板は、前記複数の放熱板との接触面の位置が厚み方向で異なる
    ことを特徴とする請求項1記載の電気回路装置。
  3. 前記複数の伝熱板は、すべての接触面の法線方向を水平方向とし、当該法線方向において前記複数の放熱板を前記ケースの一方側に空隙を介して対向させるように、配置されることを特徴とする請求項2記載の電気回路装置。
  4. 前記複数の放熱板のうち前記ケースから最も遠くに配置された放熱板は、当該ケースが収納される金属筐体部の少なくとも一部であることを特徴とする請求項3記載の電気回路装置。
  5. 前記複数の放熱板のうち前記ケースから最も遠くに配置された放熱板は、当該ケースが収納される金属筐体部に接触することを特徴とする請求項3記載の電気回路装置。
  6. 前記空隙に、当該空隙を介して対向する放熱板の両方に接触する金属部材が設けられることを特徴とする請求項4または5記載の電気回路装置。
  7. 前記空隙を介して対向する放熱板は、端部で互いに接触することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載の電気回路装置。
  8. 前記ケースは、異なる伝熱板に熱が伝達される発熱部品がそれぞれ収納される複数の収納部に当該ケースの内部空間を分割する仕切壁を有し、
    前記複数の収納部は、合成樹脂で個別に封止される
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電気回路装置。
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CN108513514A (zh) * 2018-06-05 2018-09-07 浙江天地人科技有限公司 一种充电装置
JP2019220225A (ja) * 2019-09-24 2019-12-26 カシオ計算機株式会社 電子機器

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