JP2019220225A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回路ユニットが発熱体の影響を受けないようにすることができる電子機器を提供する。【解決手段】 第1の筐体9が第1のAC−DC変換アダプタ12aと第2のAC−DC変換アダプタ12bとの間に位置するように第1の筐体9と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとが所定の方向に並べて配置され、且つ、第1の筐体9がシャーシ20に所定の断熱部材25を介して配置され、且つ、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bがシャーシ20に接触するように配置されている。従って、コンピュータユニット11が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bによる熱の影響を受けないようにすることができる。【選択図】 図3

Description

この発明は、AC−DC変換アダプタなどの発熱体を備えたパーソナルコンピュータなどの電子機器に関する。
例えば、電子機器においては、特許文献1に記載されているように、筐体内に、発熱体であるACアダプタを収容するアダプタ収容部と、ファンを収容する金属製のファンケーシングとが設けられた構成のものが知られている。
特開2014−174979号公報
この種の電子機器は、ファンケーシングに受熱部をアダプタ収容部に向けて延長させて設け、このアダプタ収容部にACアダプタを収容した際に、ACアダプタがファンケーシングから延長された受熱部に接触することにより、ACアダプタの熱を受熱部によってファンケーシングに導くように構成されている。
しかしながら、このような電子機器では、ACアダプタの熱を受熱部によってファンケーシングに導いて、ファンケーシング内のファンによって放熱することができても、筐体内の回路ユニットがACアダプタの熱による影響を受け易いという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、回路ユニットが発熱体の影響を受けないようにすることができる電子機器を提供することである。
この発明は、第1の発熱体を介して電源が供給される第1の回路ユニットと、第2の発熱体を介して電源が供給されるとともに第1の筐体に覆われた第2の回路ユニットと、少なくとも前記第1の発熱体と前記第2の発熱体と前記第1の筐体とを収納する第2の筐体と、を備え、
前記第1の筐体が前記第1の発熱体と前記第2の発熱体との間に位置するように前記第1の筐体と前記第1の発熱体と前記第2の発熱体とが所定の方向に並べて配置され、且つ、前記第1の筐体が所定の熱伝導路上に所定の断熱部材を介して配置され、且つ、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体とが前記熱伝導路に接触するように配置されていることを特徴とする電子機器である。
この発明によれば、回路ユニットが発熱体による熱の影響を受けないようにすることができる。
この発明を適用した電子機器の一実施形態を示した正面図である。 図1に示された電子機器のA−A矢視における断面図である。 図2に示された電子機器のB−B矢視における要部を示した拡大断面図である。 図3に示された電子機器の要部におけるA部を示した拡大断面図である。
以下、図1〜図4を参照して、この発明を適用した電子機器の一実施形態について説明する。
この電子機器は、図1および図2に示すように、パーソナルコンピュータなどのデータ処理装置であり、ディスプレイユニット1と、このディスプレイユニット1の背面に取り付けられてディスプレイユニット1を支持する支持部材2と、を備えている。
ディスプレイユニット1は、図1および図2に示すように、入力表示パネル3と、この入力表示パネル3の背面にこれを覆って設けられたユニットカバー4と、を備えている。入力表示パネル3は、表示パネルと、この表示パネルの前面に配置された透明なタッチ入力パネル(いずれも図示せず)と、これらが組み込まれるパネルケース3aと、を備え、タッチ入力パネルの前面が露出された状態でパネルケース3aの背面にユニットカバー4が取り付けられるように構成されている。
この場合、表示パネルは、図示しないが、液晶表示パネルやEL(エレクトロ・ルミネッセンス)表示パネル、またはプラズマ表示パネルなどの平面型の表示パネルであり、電気光学的に情報を表示するように構成されている。透明なタッチ入力パネルは、タッチ操作によって表示パネルに表示された表示を切り替えたり、情報を入力したりするように構成されている。
これにより、ディスプレイユニット1は、図1および図2に示すように、入力表示パネル3の背面にユニットカバー4が取り付けられた状態で、入力表示パネル3の表示パネルに表示された情報を見ながら、入力表示パネル3の透明なタッチ入力パネルをタッチ操作することにより、表示パネルの表示が切り替わったり、情報が入力されたりするように構成されている。
一方、支持部材2は、図1および図2に示すように、台座部5とアーム部6とヒンジ部7と取付部8とを備えている。台座部5は、後述する第2の筺体10を備え、全体がほぼ台形の箱状に形成されている。この台座部5は、図1における左右方向の長さがディスプレイユニット1の左右方向の長さよりも短く形成されている。この台座部5の前面には、操作部5aが設けられている。
アーム部6は、図1および図2に示すように、台座部5の後端部から台座部5の前側上方に向けて傾斜した状態で、台座部5の後端部に起立して設けられている。このアーム部6は、図1における左右方向の長さが台座部5の左右方向の長さと同じ長さで、台座部5と同様、ディスプレイユニット1の左右方向の長さよりも短く形成されている。
ヒンジ部7は、図2に示すように、アーム部6の先端上部に取り付けられたヒンジ固定部7aと、このヒンジ固定部7aに回転可能に取り付けられたヒンジ回転部7bと、このヒンジ回転部7bの一部を露出させた状態でヒンジ固定部7aおよびヒンジ回転部7bを覆うヒンジカバー7cと、を備えている。
この場合、ヒンジカバー7cは、図2に示すように、ほぼ円筒状に形成され、その長さがアーム部6の左右方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。ヒンジ回転部7bは、ヒンジカバー7c内の両側に配置され、この状態でヒンジ固定部7aに対して所定の負荷をもって回転するように構成されている。
取付部8は、図2に示すように、ほぼ四角形状の金属板からなり、ヒンジ部7のヒンジ回転部7bに取り付けられ、このヒンジ回転部7bと共に上下方向に回転するように構成されている。この取付部8は、その左右方向の長さがアーム部6の左右方向の長さとほぼ同じ長さで、ディスプレイユニット1の左右方向の長さよりも短い長さで形成されている。
また、この取付部8は、図2に示すように、その上下方向の長さが左右方向の長さよりも短い長さで、ディスプレイユニット1の上下方向の長さよりも短い長さで形成されている。このため、この取付部8は、ディスプレイユニット1の背面、つまり金属製のパネルケース3aのほぼ中央部分に位置する箇所に取り付けられるように構成されている。
これにより、支持部材2は、図1および図2に示すように、取付部8がディスプレイユニット1の背面に取り付けられて、アーム部6がディスプレイユニット1を台座部5の前側上方に起立させて支持し、この状態でディスプレイユニット1がヒンジ部7を中心に前後方向に回転するように構成されている。
ところで、支持部材2の台座部5は、図1〜図4に示すように、合成樹脂製の第2の筺体10を備えている。この第2の筺体10の内部には、第1の筺体9と、この第1の筺体9で覆われたコンピュータユニット11と、第1、第2の発熱体である第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bと、第1の筺体9内に設けられた放熱ファン13と、が設けられている。コンピュータユニット11は、データ処理装置の回路全般を制御して駆動するものであり、第1の筺体9で覆われた状態で、第2の筺体10内に、その左右方向の両側部を除いて、ほぼ全域に配置されている。
第1、第2の発熱体である第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bは、図3および図4に示すように、第2の筺体10内におけるコンピュータユニット11の左右方向における両側に配置されている。すなわち、第1のAC−DC変換アダプタ12aは、ディスプレイユニット1に電源を供給するためのものであり、コンピュータユニット11の右側に配置されている。第2のAC−DC変換アダプタ12bは、コンピュータユニット11に電源を供給するためのものであり、コンピュータユニット11の左側に配置されている。
この場合、コンピュータユニット11と第1のAC−DC変換アダプタ12aとの間には、第1のAC−DC変換アダプタ12aとコンピュータユニット11との間で熱を遮断するための合成樹脂製の第1の仕切部材14aが設けられている。また、コンピュータユニット11と第2のAC−DC変換アダプタ12bとの間には、第2のAC−DC変換アダプタ12bとコンピュータユニット11との間で熱を遮断するための合成樹脂製の第2の仕切部材14bが設けられている。
これら第1、第2の仕切部材14a、14bは、図3および図4に示すように、左右が異なる構成であるほかは、同じ構成になている。すなわち、第1の仕切部材14aは、コンピュータユニット11の第1の筺体9と第1のAC−DC変換アダプタ12aとの間にほぼ垂直に配置される仕切本体部15と、この仕切本体部15の上端部に設けられてコンピュータユニット11と第1のAC−DC変換アダプタ12aとの各上方に配置される上側仕切部16と、で構成されている。
この第1の仕切部材14aの仕切本体部15には、図3および図4に示すように、コンピュータユニット11と第1のAC−DC変換アダプタ12aとの間で熱を遮断する熱遮断部17が設けられている。すなわち、仕切本体部15は、コンピュータユニット11の側面に第1の筺体9を介して対応する回路仕切部15aと、第1のAC−DC変換アダプタ12aの側面に対応するアダプタ仕切部15bと、回路仕切部15aおよびアダプタ仕切部15bの各下端部間に設けられた下部仕切部15cと、を備え、回路仕切部15aとアダプタ仕切部15bとの間が上方に開放された構成になっている。
これにより、仕切本体部15は、図3および図4に示すように、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた空間が、熱遮断部17として形成されている。すなわち、この熱遮断部17は、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた空間が空気層として形成され、この空気層によってコンピュータユニット11と第1のAC−DC変換アダプタ12aとの間で熱を遮断するように構成されている。
同様に、第2の仕切部材14bは、図3に示すように、コンピュータユニット11の第1の筺体9と第2のAC−DC変換アダプタ12bとの間にほぼ垂直に配置される仕切本体部15と、この仕切本体部15の上端部に設けられてコンピュータユニット11と第2のAC−DC変換アダプタ12bとの各上方に配置される上側仕切部16と、で構成されている。
この第2の仕切部材14bの仕切本体部15にも、図3に示すように、コンピュータユニット11と第2のAC−DC変換アダプタ12bとの間で熱を遮断する熱遮断部17が設けられている。すなわち、この仕切本体部15も、コンピュータユニット11の側面に第1の筺体9を介して対応する回路仕切部15aと、第2のAC−DC変換アダプタ12bの側面に対応するアダプタ仕切部15bと、回路仕切部15aおよびアダプタ仕切部15bの各下端部間に設けられた下部仕切部15cと、を備え、回路仕切部15aとアダプタ仕切部15bとの間が上方に開放された構成になっている。
この場合にも、仕切本体部15は、図3に示すように、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた空間が、熱遮断部17として形成されている。すなわち、この熱遮断部17も、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた空間が空気層として形成され、この空気層によってコンピュータユニット11と第2のAC−DC変換アダプタ12bとの間で熱を遮断するように構成されている。
また、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15の回路仕切部15aとコンピュータユニット11の第1の筺体9との間には、図3および図4に示すように、第1のクッション材18a、18bが配置されている。この第1のクッション材18a、18bは、シリコーンゴムなどの耐熱性を有する弾性材料で形成されている。これにより、コンピュータユニット11は、第1の筺体9を介して第1のクッション材18a、18bに弾力的に接触することにより、仕切本体部15に直接接触しないように構成されている。
また、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15のアダプタ仕切部15bと第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの間には、図3および図4に示すように、第2のクッション材19a、19bが配置されている。この第2のクッション材19a、19bは、第1のクッション材18a、18bと同様、シリコーンゴムなどの耐熱性を有する弾性材料で形成されている。これにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bは、第2のクッション材19a、19bに弾力的に接触することにより、仕切本体部15に直接接触しないように構成されている。
このため、コンピュータユニット11と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとは、図3および図4に示すように、各仕切本体部15の熱遮断部17によって断熱されると共に、第1、第2のクッション材18a、18b、19a、19bによっても断熱されている。これにより、コンピュータユニット11と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとは、各仕切本体部15と第1、第2のクッション材18a、18b、19a、19bとによって、発熱体である第1、第2のAC−DC変換アダプタ12の熱がコンピュータユニット11に伝わらないように構成されている。
また、第2の筺体10の底部には、図3および図4に示すように、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を伝導して放熱するための熱伝導路であるシャーシ20が、第2の筺体10の下部におけるほぼ全域に亘って設けられている。このシャーシ20は、鉄、アルミニウム、銅などの熱伝導性の高い金属で形成された金属板であり、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を伝導して放熱するように構成されている。
この場合、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとシャーシ20との間には、図3および図4に示すように、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱をシャーシ20に伝達するための第1の熱伝導部材21a、21bがそれぞれ設けられている。この第1の熱伝導部材21a、21bは、熱伝導性の高いシートであり、その上面が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12の下面に接触し、第1の熱伝導部材21a、21bの下面がシャーシ20の上面に接触した状態で、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとシャーシ20との間に配置されている。
また、シャーシ20の上面には、図3および図4に示すように、補助放熱部材22a、22bがコンピュータユニット11の両側面に対して反対側に位置する第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの各側面に対向した状態で、ビス22cによってそれぞれ取り付けられている。この補助放熱部材22a、22bは、シャーシ20と同様、鉄、アルミニウム、銅などの熱伝導性の高い金属で形成された金属板であり、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を放熱すると共にシャーシ20に伝導するように構成されている。
この場合、補助放熱部材22a、22bと第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの間には、図3および図4に示すように、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱を補助放熱部材22a、22bに伝達するための第2の熱伝導部材23a、23bがそれぞれ設けられている。この第2の熱伝導部材23a、23bは、第1の熱伝導部材21a、21bと同様、熱伝導性の高いシートであり、その一側面が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの側面に接触し、他側面が補助放熱部材22a、22bに接触した状態で、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bと補助放熱部材22a、22bとの間に配置されている。
また、補助放熱部材22a、22bが対向する第2の筺体10の両側に位置する各側面部には、図3および図4に示すように、多数の放熱孔24がそれぞれ設けられている。これら多数の放熱孔24は、補助放熱部材22a、22bに伝導された第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱、およびシャーシ20に伝導された第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱を第2の筺体10の外部に放熱するように構成されている。
一方、コンピュータユニット11とシャーシ20との間には、図3および図4に示すように、クッション性を有する断熱部材25が設けられている。この断熱部材25は、シリコーンゴムなどの耐熱性および断熱性を有する弾性材料で形成され、コンピュータユニット11の下面とシャーシ20の上面との間に配置されている。
このため、この断熱部材25は、図3および図4に示すように、コンピュータユニット11がシャーシ20に接触することなく、シャーシ20の上面からコンピュータユニット11を浮かせた状態で配置させるように構成されている。これにより、断熱部材25は、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱がシャーシ20に伝達されて伝導されても、シャーシ20の熱がコンピュータユニット11に直接伝わらないように構成されている。
ところで、第1の筺体9内の放熱ファン13は、図2に示すように、気流を発生させるためのものであり、コンピュータユニット11の前側上部(図2では左側上部)に配置され、第1の筺体9の外部に気流を発生させるように構成されている。すなわち、この放熱ファン13は、第1の筐体9の外部に発生させる気流の向きが、所定の方向に対して直交する向き、つまりコンピュータユニット11を覆う第1の筐体9と第1のAC−DC変換アダプタ12aと第2のAC−DC変換アダプタ12bとの配列方向に対して直交する向きとなるように配置されている。
この場合、第2の筐体10には、図2に示すように、放熱ファン13が発生させる気流の流路を確保するための吸気口26と排気口29とが、所定の方向に対して直交する方向、つまりコンピュータユニット11を覆う第1の筐体9と第1のAC−DC変換アダプタ12aと第2のAC−DC変換アダプタ12bとの配列方向に対して直交する方向に貫通するように設けられている。すなわち、吸気口26は、第2の筺体10の前面に設けられている。排気口29は、第2の筺体10の背面に設けられている。
これにより、放熱ファン13は、図2に示すように、第2の筺体10の前面に設けられた吸気口26から第2の筺体10の外部の空気を第2の筺体10の内部に取り込み、この取り込んだ空気で第2の筺体10の内部を冷却し、この冷却した空気を第2の筺体10の背面に設けられた排気口29から第2の筺体10の外部に排気するように構成されている。
また、この放熱ファン13は、図2に示すように、第1の筺体9内の空気を第1、第2のダクト27、28によって第2の筺体10の背面の排気口29に送るように構成されている。この場合、第1のダクト27は、放熱ファン13の後部(図2では右側)に設けられ、放熱ファン13で送風された空気を第1の筺体10の背面側に導くように構成されている。第2のダクト28は、第1のダクト27の後部(図2では右側)に設けられ、第1のダクト27から送り出された空気を第1の筺体9の背面側に送って、第2筺体10の排気口29から排気させるように構成されている。
次に、このような電子機器の作用について説明する。
この電子機器を使用する場合には、まず、支持部材2のヒンジ部7を中心にディスプレイユニット1を上下方向に回転させてディスプレイユニット1の向きを調整する。これにより、ディスプレイユニット1における入力表示パネル3の表示パネルに表示された情報を見やすくすると共に、入力表示パネル3のタッチ入力パネルをタッチ操作し易くする。
この状態では、ディスプレイユニット1における入力表示パネル3の表示パネルに表示された情報を見ながら、入力表示パネル3の透明なタッチ入力パネルをタッチ操作することにより、入力表示パネル3の表示パネルの表示を切り替えたり、情報を入力したりして、使用することができる。
このように電子機器を使用している場合には、支持部材2の台座部5における第2の筺体10内に設けられたコンピュータユニット11と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとが発熱する。この場合、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発熱した熱は、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15に設けられた熱遮断部17によって、コンピュータユニット11に伝わることなく遮断される。
すなわち、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15は、コンピュータユニット11を覆う第1筺体9の両側面に対応する各回路仕切部15aと、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの各側面に対応する各アダプタ仕切部15bと、各回路仕切部15aおよび各アダプタ仕切部15bの各下端部同士をそれぞれ連結する各下部仕切部15cとで構成されている。これにより、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15は、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた各空間が、それぞれ熱遮断部17として形成されている。
このように第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15にそれぞれ形成された各熱遮断部17は、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた各空間がそれぞれ空気層を形成していることにより、この空気層である熱遮断部17によって第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱がコンピュータユニット11に伝わらないように遮断される。
この場合、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15の回路仕切部15aとコンピュータユニット11との間には、第1のクッション材18a、18bがそれぞれ配置されているので、コンピュータユニット11が第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15に直接接触することがない。
また、第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15のアダプタ仕切部15bと第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの間には、第2のクッション材19a、19bがそれぞれ配置されているので、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bが第1、第2の仕切部材14a、14bの各仕切本体部15に直接接触することがない。
このため、これら第1のクッション材18a、18bと第2のクッション材19a、19bとによっても、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱がコンピュータユニット11に伝わらないように遮断される。
一方、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱のうち、一部の熱は、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの下部とシャーシ20との間にそれぞれ配置された第1の熱伝導部材21a、21bによって、シャーシ20に伝達され、この伝達された熱がシャーシ20全体に伝導されて放熱される。また、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱の他の一部は、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの側面とこれに対向する補助放熱部材22a、22bとの間にそれぞれ配置された第2の熱伝導部材23a、23bによって、補助放熱部材22a、22bに伝達される。
この補助放熱部材22a、22bに伝達された第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱は、補助放熱部材22a、22bで放熱されると共に、この補助放熱部材22a、22bによってシャーシ20に伝達される。このため、補助放熱部材22a、22bで放熱された熱、およびシャーシ20に伝達された熱の一部は、第2の筺体10の左右両側に位置する各側面部にそれぞれ設けられた放熱孔24から第2の筺体10の外部に放熱される。
この場合、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱の一部は、シャーシ20で伝導されるが、コンピュータユニット11を覆う第1の筺体9とシャーシ20との間に設けられたクッション性を有する断熱部材25によって、シャーシ20で伝導された熱がコンピュータユニット11に伝わらないように遮断される。すなわと、コンピュータユニット11を覆う第1の筺体9は、断熱部材25によってシャーシ20に接触することがなく、シャーシ20の上面から浮いた状態で配置されているので、シャーシ20の熱がコンピュータユニット11に直接伝わることがない。
また、このように電子機器を使用している場合には、放熱ファン13が回転して、第1の筺体9の外部に気流を発生させ、第1の筺体9内の熱および第2の筺体10内の熱を第2の筺体10の外部に排出させることにより、コンピュータユニット11および、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bを冷却する。すなわち、この放熱ファン13は、第2の筺体10の前面に設けられた吸気口26から第2の筺体10の外部の空気を第2の筺体10の内部に取り込み、この取り込んだ空気で第2の筺体10の内部を冷却する。
また、このときには、放熱ファン13で送風された空気が第1のダクト27を経て第2のダクト28に導かれ、この第2のダクト28に導かれた空気が第2の筺体10の背面に設けられた排気口29から第2の筺体10の外部に排出される。これにより、第1の筺体9と第2の筺体10との各内部が放熱ファン13によって冷却される。
このように、この電子機器によれば、第1のAC−DC変換アダプタ12aを介して電源が供給されるディスプレイユニット1と、第2のAC−DC変換アダプタ12bを介して電源が供給されるとともに第1の筐体9に覆われたコンピュータユニット11と、少なくとも第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bと第1の筐体9とを収納する第2の筐体10と、を備え、第1の筐体9が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12b間に位置するように、第1の筐体9と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとが所定の方向に並べて配置され、且つ、第1の筐体9が所定の熱伝導路であるシャーシ20上に所定の断熱部材25を介して配置され、且つ、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bがシャーシ20に接触するように配置されていることにより、コンピュータユニット11が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bによる熱の影響を受けないようにすることができる。
また、この電子機器では、第1の筐体9の内部に配置されるとともに気流を発生させる放熱ファン13を備え、第1の筐体9は、放熱ファン13が第1の筐体9の外部に発生させる気流の向きを、所定の方向に対して直交する向き、つまり第1の筐体9と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの配列方向に対して直交する向きとなるように配置されていることにより、コンピュータユニット11および第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を放熱ファン13によって効率良く確実に放熱させることができる。
この場合、第2の筐体10は、放熱ファン13が発生させる気流の流路を確保するための吸気口26と排気口29とが、所定の方向に対して直交する方向、つまり第1の筐体9と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの配列方向に対して直交する方向に貫通するよう設けられていることにより、第2の筺体10の外部の空気を吸気口26から第2の筺体10の内部に取り込み、第2の筺体10内の空気を排気口29から第2の筺体10の外部に排出する際に、第2の筺体10内の空気を効率良く流通させることができ、これによりコンピュータユニット11および第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を確実に放熱させることができる。
また、第1の筺体9の内部には、放熱ファン13によって第1の筺体9内の空気が送り込まれる第1のダクト27と、この第1のダクト27から送り出された空気を第1の筺体9の背面側に送る第2のダクト28とが設けられているので、第1の筺体9内の熱を放熱ファン13によって第1のダクト27を経て第2のダクト28に導き、この導かれた熱を第2の筺体10の排気口29から第2の筺体10の外部に排出することができ、これにより第1の筺体9の内部を確実にかつ良好に冷却することができる。
また、この電子機器では、第2の筺体10に第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱を伝導して放熱するための熱伝導路である熱伝導性の高いシャーシ20が設けられていることにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱をシャーシ20に伝えることができると共に、このシャーシ20に伝わった熱をシャーシ20で伝導することができるので、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱をシャーシ20全体で良好に放熱させることができる。
この場合、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとシャーシ20との間には、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱をシャーシ20に伝達する第1の熱伝導部材21a、21bが設けられていることにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を、第1の熱伝導部材21a、21bによってシャーシ20に確実にかつ良好に伝達することができ、これにより第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱をシャーシ20によって良好に伝導して放熱させることができる。
また、この電子機器では、シャーシ20に設けられ、コンピュータユニット11と反対側に位置する第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの側面に対向して配置され、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱を放熱すると共に、シャーシ20に伝達する熱伝導性の高い補助放熱部材22a、22bを備えていることにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発熱した熱を補助放熱部材22a、22bで放熱することができると共に、この補助放熱部材22a、22bによってシャーシ20に伝達することができる。
この場合、補助放熱部材22a、22bと第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの間に配置され、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱を補助放熱部材22a、22bに伝達する第2の熱伝導部材23a、23bを備えていることにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を、第2の熱伝導部材23a、23bによって補助放熱部材22a、22bに確実にかつ良好に伝達することができ、これにより第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を補助放熱部材22a、22bによって良好に放熱させることができると共に、シャーシ20に伝達することができる。
また、補助放熱部材22a、22bが対向する第2の筺体10の両側に位置する各側面部には、多数の放熱孔24が設けられていることにより、補助放熱部材22a、22bに伝導された第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱、およびシャーシ20に伝導された第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱を、多数の放熱孔24から第2の筺体10の外部に良好に放熱することができる。
また、この電子機器では、コンピュータユニット11とシャーシ20との間に設けられ、コンピュータユニット11とシャーシ20との間で熱を遮断するクッション性を有する断熱部材25を備えていることにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの熱がシャーシ20に伝達されて導かれても、断熱部材25によってシャーシ20の熱がコンピュータユニット11に伝わらないように、シャーシ20の熱を確実にかつ良好に遮断することができる。
すなわち、断熱部材25は、シリコーンゴムなどの耐熱性および断熱性を有する弾性材料で形成され、コンピュータユニット11の下面とシャーシ20の上面との間に配置されていることにより、コンピュータユニット11がシャーシ20に接触することがなく、断熱部材25によってコンピュータユニット11をシャーシ20の上面から浮かせた状態で配置することができ、これによりシャーシ20の熱がコンピュータユニット11に直接伝わらないようにすることができる。
さらに、この電子機器では、コンピュータユニット11を覆う第1の筐体9と第1のAC−DC変換アダプタ12aとの間に設けられた第1の仕切部材14aと、第1の筐体9と第2のAC−DC変換アダプタ12bとの間に設けられた第2の仕切部材14bと、を備えていることにより、第1、第2の仕切部材14a、14bによって第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとコンピュータユニット11との間で熱を遮断することができ、これによってもコンピュータユニット11が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bによる熱の影響を受けないようにすることができる。
この場合、第1、第2の仕切部材14a、14bは、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとコンピュータユニット11との間に位置する仕切本体部15を備え、この仕切本体部15が、コンピュータユニット11の側面に対応する回路仕切部15aと、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bの側面に対応するアダプタ仕切部15bと、回路仕切部15aおよびアダプタ仕切部15bの各下端部を連結する下部仕切部15cとで構成されていることにより、これら回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた空間を、熱遮断部17として形成することができるので、簡単な構造で、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとコンピュータユニット11との間で熱を遮断することができる。
また、仕切本体部15に設けられた熱遮断部17は、回路仕切部15a、アダプタ仕切部15bおよび下部仕切部15cで囲われた空間が空気層として形成され、この空気層によって熱遮断部17が形成されていることにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとコンピュータユニット11との間でその両方の熱を確実に遮断することができる。このため、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱がコンピュータユニット11に伝わらないように、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を確実にかつ良好に遮断することができる。
この場合、仕切本体部15の回路仕切部15aとコンピュータユニット11との間には、第1のクッション材18a、18bが配置されているので、コンピュータユニット11を第1のクッション材18a、18bに弾力的に接触させることができる。このため、第1のクッション材18a、18bによってコンピュータユニット11を傷付けずに保護することができると共に、コンピュータユニット11が仕切本体部15に直接接触することがないので、これによってもコンピュータユニット11と仕切本体部15との間で熱を断熱することができる。
同様に、仕切本体部15のアダプタ仕切部15bと第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの間には、第2のクッション材19a、19bが配置されているので、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bを第2のクッション材19a、19bに弾力的に接触させることができる。このため、第2のクッション材19a、19bによって第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bを傷付けずに保護することができると共に、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bが仕切本体部15に直接接触することがないので、これによっても第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bと仕切本体部15との間で熱を断熱することができる。
これにより、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとコンピュータユニット11とは、仕切本体部15とコンピュータユニット11との間に配置された第1のクッション材18a、18bと、仕切本体部15と第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとの間に配置された第2のクッション材19a、19bとによっても、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bとコンピュータユニット11との間でその両方の熱を遮断することができるので、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱がコンピュータユニット11に伝わらないように、第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bで発生した熱を、より一層、確実にかつ良好に遮断することができる。
なお、上述した実施形態では、第2の筺体10の左右方向における両側の各側面部に放熱孔24を設けた場合について述べたが、この発明はこれに限らず、例えば第2の筺体10の上面部にも放熱孔を設けても良い。
また、上述した実施形態では、第1、第2の発熱体が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bである場合について述べたが、この発明は、必ずしも第1、第2の発熱体が第1、第2のAC−DC変換アダプタ12a、12bである必要はなく、例えば電源回路などの発熱する電子部品であれば、どのようなものであっても良い。
さらに、上述した実施形態では、パーソナルコンピュータなどのデータ処理装置である電子機器に適用した場合について述べたが、この発明はこれに限らず、発熱体を備えたものであれば、電子レジスタなどの各種の電子機器に広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、第1の発熱体を介して電源が供給される第1の回路ユニットと、第2の発熱体を介して電源が供給されるとともに第1の筐体に覆われた第2の回路ユニットと、少なくとも前記第1の発熱体と前記第2の発熱体と前記第1の筐体とを収納する第2の筐体と、を備え、
前記第1の筐体が前記第1の発熱体と前記第2の発熱体との間に位置するように前記第1の筐体と前記第1の発熱体と前記第2の発熱体とが所定の方向に並べて配置され、且つ、前記第1の筐体が所定の熱伝導路上に所定の断熱部材を介して配置され、且つ、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体とが前記熱伝導路に接触するように配置されていることを特徴とする電子機器である。
請求項2に記載の発明は、前記第1の筐体の内部に配置されるとともに気流を発生させるファンを備え、前記第1の筐体は、前記ファンが前記第1の筐体外に発生させる気流の向きが前記所定の方向に対して直交する向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器である。
請求項3に記載の発明は、前記第2の筐体は、前記ファンが発生させる気流の流路を確保するための吸気口と排気口とが、前記所定の方向に対して直交する方向に貫通するよう設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器である。
請求項4に記載の発明は、前記第2の筐体の少なくとも一部が前記熱伝導路として構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子機器である。
請求項5に記載の発明は、前記第1の発熱体または前記第2の発熱体はAC−DC変換アダプタとして構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電子機器である。
請求項6に記載の発明は、前記第1の筐体と前記第1の発熱体との間に設けられた第1の仕切部材と、前記第1の筐体と前記第2の発熱体との間に設けられた第2の仕切部材と、を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の電子機器である。
請求項7に記載の発明は、第1のAC−DC変換アダプタを介して電源が供給されるディスプレイユニットと、第2のAC−DC変換アダプタを介して電源が供給されるとともに第1の筐体に覆われたコンピュータユニットと、少なくとも前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタと前記第1の筐体とを収納する第2の筐体と、を備え、
前記第1の筐体が前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタとの間に位置するように前記第1の筐体と前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタとが所定の方向に並べて配置され、且つ、前記第1の筐体が所定の熱伝導路上に所定の断熱部材を介して配置され、且つ、前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタとが前記熱伝導路に接触するように配置されていることを特徴とする電子機器である。
1 ディスプレイユニット
2 支持部材
5 台座部
9 第1の筺体
10 第2の筺体
11 コンピュータユニット
12a 第1のAC―DC変換アダプタ
12b 第2のAC―DC変換アダプタ
13 放熱ファン
14a、14b 第1、第2の仕切部材
15 仕切本体部
15a 回路仕切部
15b アダプタ仕切部
15c 下部仕切部
17 熱遮断部
18a、18b 第1のクッション材
19a、19b 第2のクッション材
20 シャーシ
21a、21b 第1の熱伝導部材
22a、22b 補助放熱部材
23a、23b 第2の熱伝導部材
24 放熱孔
25 断熱部材
26 吸気口
27、28 第1、第2のダクト
29 排気口
この発明は、第1の発熱体と第2の発熱体との間に介在するように配置された回路ユニットと、
所定の一面を有するとともに、当該一面に前記第1の発熱体と前記第2の発熱体と前記回路ユニットとが所定の一方向に並ぶように配置された熱伝導部材と、
前記熱伝導部材に蓄えられた熱を当該熱伝導部材の前記一方向における両端から外部に放熱する放熱機構と、
を備えることを特徴とする電子機器である。

Claims (7)

  1. 第1の発熱体を介して電源が供給される第1の回路ユニットと、
    第2の発熱体を介して電源が供給されるとともに第1の筐体に覆われた第2の回路ユニットと、
    少なくとも前記第1の発熱体と前記第2の発熱体と前記第1の筐体とを収納する第2の筐体と、
    を備え、
    前記第1の筐体が前記第1の発熱体と前記第2の発熱体との間に位置するように前記第1の筐体と前記第1の発熱体と前記第2の発熱体とが所定の方向に並べて配置され、且つ、前記第1の筐体が所定の熱伝導路上に所定の断熱部材を介して配置され、且つ、前記第1の発熱体と前記第2の発熱体とが前記熱伝導路に接触するように配置されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の筐体の内部に配置されるとともに気流を発生させるファンを備え、
    前記第1の筐体は、前記ファンが前記第1の筐体外に発生させる気流の向きが前記所定の方向に対して直交する向きとなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第2の筐体は、前記ファンが発生させる気流の流路を確保するための吸気口と排気口とが、前記所定の方向に対して直交する方向に貫通するよう設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記第2の筐体の少なくとも一部が前記熱伝導路として構成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子機器。
  5. 前記第1の発熱体または前記第2の発熱体はAC−DC変換アダプタとして構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電子機器。
  6. 前記第1の筐体と前記第1の発熱体との間に設けられた第1の仕切部材と、
    前記第1の筐体と前記第2の発熱体との間に設けられた第2の仕切部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の電子機器。
  7. 第1のAC−DC変換アダプタを介して電源が供給されるディスプレイユニットと、
    第2のAC−DC変換アダプタを介して電源が供給されるとともに第1の筐体に覆われたコンピュータユニットと、
    少なくとも前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタと前記第1の筐体とを収納する第2の筐体と、
    を備え、
    前記第1の筐体が前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタとの間に位置するように前記第1の筐体と前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタとが所定の方向に並べて配置され、且つ、前記第1の筐体が所定の熱伝導路上に所定の断熱部材を介して配置され、且つ、前記第1のAC−DC変換アダプタと前記第2のAC−DC変換アダプタとが前記熱伝導路に接触するように配置されていることを特徴とする電子機器。
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