JP2008171199A - 電子機器の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、コンピュータ等の電子機器において、HDDユニット及び二次電池の前面保守が可能で、且つ、冷却ファンを必要としない冷却効率を高めた電子機器の冷却構造を提供することを目的とする。
【解決手段】筐体と、筐体の最上部に水平に設けられるCPU基板6と、筐体後面の外側に固定され、発熱素子15からの熱を放熱する第1のヒートシンク3と、第1のヒートシンクに発熱素子の熱を熱輸送するヒートレーンプレート5と、筐体の最下部に設けられる電源基板7、CPU基板5と電源基板7との空間を分割する仕切り板17と、筐体の前面から着脱可能に設けられるHDDユニット12と、HDDユニットからの熱を放熱する第2のヒートシンク4と、HDDユニットの熱を熱輸送するHDDトレイとを備えたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器の内部に配設された複数の発熱部を冷却するための電子機器の冷却構造に関する。
近年、産業用コンピュータの市場においては、高性能化・多機能化の要求とともに、小型化・薄型化・軽量化の要求も高まってきている。
一般に、コンピュータに搭載されるCPUは、動作クロックの高速化と高集積化が進むと、CPU自身の動作時の発熱量も増大し、さらに、ハードディスクドライブユニット(以後、HDDユニットと言う)などCPUの周辺機器の発熱量も増大する傾向にあり、それらが機器全体の発熱量を上昇させている。
発熱量の増加は、搭載される電子部品の故障・寿命に直接影響を及ぼすため、いかに効果的に冷却を行なうかが電子機器の信頼性向上に重要である。
特に、小型コンピュータにおいては、機器内部の空間が狭いためより効率の高い放熱手段が求められるため、冷却ファンを使用した方式や、冷却ファンとヒートパイプを組み合わせた冷却方式が採用されている。
しかしながら、これら従来の冷却手段は、いずれもヒートパイプの放熱部がパソコン筐体内部に配設されたファンに連絡された構成になっている。
したがって、この冷却手段ではパソコン内部に熱が蓄積され、他の部品への悪影響するため、パソコン筐体に内装されCPU等の発熱部と、該発熱部の熱が断熱され該パソコン筐体と一体的に設けられた放熱部とをヒートパイプで連絡し、CPU等の発熱部品から発せられた熱を効率よくパソコン筐体外部へ放熱させて、パソコン内部に熱が蓄積されることを防止できるパソコン冷却装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、コンピュータの記憶装置として使用されるHDDユニットは、自身が発熱部品であるとともに、外部からの振動・衝撃に対して非常に弱い部品である。
そこでHDDユニットについては、放熱機構以外に、振動・衝撃から保護するための緩衝機構を備えるとともに、着脱自在な構造であることが要求されている。
このようなHDDユニットについての信頼性を確保するための緩衝構造としては、従来、HDDユニットを装着し、電子機器の筐体の側壁の1面に固定される片持ち梁のユニットホルダと、ユニットホルダの重心位置を鉛直方向で支持する支持部とを備え、このユニットホルダ内にHDDユニットを着脱自在に装着するようにした電子機器がある(例えば、特許文献2参照。)。
また、一般的に、産業用コンピュータには、CPU、HDDユニットなどの発熱体以外に、これらに供給する電源を内装するので電源の発熱体からの発熱もある。
特開2003−209385号公報(図1、第1頁) 特願2006−134548号公報(図1、第1頁)
従来のコンピュータ等の電子機器内の発熱部には、CPUに搭載されるCPU、HDDユニット、及びこれらに供給する電源の発熱体がある。
これらの放熱には、冷却ファンを使用した冷却方式の場合、冷却ファンを機器内部に組み込む必要があるため、デスクトップ型コンピュータのように機器内のスペースに余裕がある場合には適用が容易であるが、小型コンピュータのようにスペースが限られている場合は組み込みが困難な問題がある。
また、冷却ファンを使用する場合には、機器の大型化だけでなく、騒音の発生の問題や、寿命品であるファンの交換を可能とする構造とするための実装上の制約が発生する。
特許文献1に開示されたパソコンの冷却装置においては、パソコン筐体に内装されCPU等の発熱部と、この発熱部の熱が断熱され、パソコン筐体と一体的に設けられた放熱部とを、ヒートパイプで連絡し、パソコン筐体内の熱がこもらないようにしているものの、HDDユニットの着脱や、二次電池の交換などの保守性、また、CPUと一体での冷却効果を高めるための構造は開示されていない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、CPU、HDDユニット、これらの電源部を備える複数の発熱部を有するコンピュータ等の電子機器において、HDDユニット及び二次電池の前面保守が可能で、且つ、冷却ファンを必要としない冷却効率を高めた電子機器の冷却構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による電子機器の冷却構造は、筐体内にCPU基板と、HDDユニットと、これらの電源部とを備える電子機器の冷却構造であって、前記筐体と、前記筐体の最上部に水平に設けられ、CPU等の発熱素子を筐体の上面と対向して設けられるCPU基板と、前記筐体後面の外側に固定され、前記発熱素子からの熱を放熱する第1のヒートシンクと、前記CPU基板の発熱素子に面接触して、前記第1のヒートシンクに前記発熱素子の熱を熱輸送するヒートレーンプレートと、前記筐体の最下部に設けられる電源部と、前記CPU基板と前記電源部との空間を分割する仕切り板と、前記筐体の前面から着脱可能に設けられる前記HDDユニットと、前記筐体後面の外側に固定され、前記HDDユニットからの熱を放熱する第2のヒートシンクと、前記仕切り板上に固定され、前記HDDユニットの外フレームと面接触して、当該HDDユニットを前記筐体前面から着脱可能に収納し、前記第2のヒートシンクに当該HDDユニットの熱を熱輸送するHDDトレイとを備え、複数の発熱体の放熱空間及び放熱経路を分離して、冷却ファンを用いない放熱構造としたことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明による電子機器の冷却構造は、筐体内にCPU基板と、HDDユニットと、これらの電源部とを備える電子機器の冷却構造であって、前記筐体と、CPU等の発熱素子を前記筐体の一方の側面に対向して備えるCPU基板と、他方の側面近傍に設けられる電源部と、前記筐体後面の外側に固定され、前記発熱素子からの熱を放熱する第1のヒートシンクと、前記CPU基板の発熱素子に面接触して、前記第1のヒートシンクに前記発熱素子の熱を熱輸送するヒートレーンプレートと、前記CPU基板と前記電源部との空間を分割する仕切り板と、前記筐体の前面から着脱可能に設けられる前記HDDユニットと前記筐体後面の外側に固定され、前記HDDユニットからの熱を放熱する第2のヒートシンクと、前記仕切り板上に固定され、前記HDDユニットの外フレームと面接触して、当該HDDユニットを前記筐体前面から着脱可能に収納し、前記第2のヒートシンクに、当該HDDユニットの熱を熱輸送するHDDトレイとを備え、複数の発熱体の放熱空間と放熱経路を分離して、冷却ファンを用いない放熱構造としたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、複数の発熱部の放熱空間及び放熱経路を分離して、高発熱部の熱が低発熱部の放熱に影響を与えない様にして、夫々を異なるヒートシンクから放熱するとともに、HDDユニット及び二次電池を筐体前面で着脱可能としたので、複数の発熱部を有するコンピュータ等の電子機器において、HDDユニット及び二次電池の前面保守が可能で、且つ、冷却ファンを必要としない冷却効率を高めた電子機器の冷却構造を提供することが出来る。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明による複数の発熱部を有する電子機器の冷却構造の構成を示す外観斜視図である。ここで、冷却を要する発熱部は、筐体に実装される発熱部で最も高温度となるCPU基板6、これに準じて高温度となるHDDユニット12及び電源基板7からなり、そして、夫々の主たる発熱部は、夫々CPU15、HDD25,パワートランジスタ等の電源部発熱部品26である。
本発明の電子機器の冷却構造は、例えば、小型コンピュータであって、その箱型の筐体は、熱伝導率の大きいアルミ板で成形されるベースシャーシ8、その天井カバー2、正面パネル10、正面扉13、ヒートシンクカバー1など筐体に実装されるユニットを固定する金具やネジなどの機械部品等で構成される。
以後、筐体を構成するこれらの要素については、その他の構成要素との関係を説明する上で、適宜重複して記載する。
そして、この筐体には、底面板と側面板と背面板とが一体となったベースシャーシ8の内部に、CPUや周辺LSI、メモリ、各種インタフェースが実装されたCPU基板6と、ACインレット11から供給されたAC電源をDC電源に変換し、CPU基板6へと供給する電源基板7と、HDDを搭載し正面からの着脱が可能なHDDユニット12と、HDDユニット12を収納するHDDトレイ16と、CPU基板6と電源基板7との放熱空間を分割し、この上にHDDトレイ16を固定する仕切り板17と、停電時や電源異常時に電源バックアップを行うとともに正面からの着脱が可能な二次電池9から成る。
また、CPUから発生した熱を効率よく伝達するためのヒートレーンプレート5と、その伝達された熱を筐体の外部で放熱するためのCPU放熱用ヒートシンク(第1のヒートシンク)3と、同じくHDDの熱を筐体の外部で放熱するためのHDD放熱用ヒートシンク(第2のヒートシンク)4とから成る。
また、CPU基板6に直接触れることができないように保護するための天井カバー2、同じく正面から機器内部に直接触れることができないように保護するための正面パネル10、CPU放熱用ヒートシンク3及びHDD放熱用ヒートシンク4を直接触れることが出来ないように保護するためのヒートシンクカバー1、さらに、HDDユニット12及び二次電池9を交換する際に正面パネル10を外すことなく容易に交換可能とするための正面扉12などの筐体構成要素から成る。
次ぎに、この電子機器の冷却構造の詳細について図2及び図3を参照して説明する。
図2(a)は、本発明の電子機器の正面から見た透視図である。本発明の小型コンピュータは、ベースシャーシ8の底面側に電源基板7を水平に固定し、上部の天井カバー2側にCPU基板6を水平に固定し、両基板の中間に階段状のベース仕切り板17を設けることで夫々の基板の空間Aと空間Bとを分離する。
ベース仕切り板7で分割された空間Aは、さらに、CPU基板6自身で分割される空間A1と、CPU基板6とベース仕切り板7との間の空間A2とに分割される。
ここで、筐体の平面寸法にほぼ等しいCPU基板6は、CPU15が天井カバー2側と対向する方向でベースシャーシ8に取り付けられ、CPU15とヒートレーンプレート5は、ヒートレーンプレート固定ブロック14でCPU基板6上に固定される。
また、ベース仕切り板17の上面側には、HDDユニット12を収納するためのHDDトレイ16が固定され、このHDDトレイ16にはHDDユニット12の周囲6面すべが面接触するようにゴム等の弾性体から成る防振シート18が貼り付けられる。
HDDユニット12の周囲6面とは、詳細には、筐体背面のベースシャーシ8部、ベース仕切り板17、及びHDDトレイ固定金具19との間の6面を言う。
このような構成とすることで、CPU基板6、HDDユニット12、及び電源基板7について、筐体内での放熱空間を分離し、さらに、重力方向の最上部に最も高温度のなるCPU基板6を配置して、CPU基板6からの発熱がHDDユニット12及び電源基板7に伝熱されにくいようにする。
また、このような冷却構造であれば、図2(b)に示すように、CPU放熱用ヒートシンク3が上部になるように、図2(a)を右に90度回転して各ユニットを垂直に取り付けた状態で使用することも可能としておく。
次ぎに、図3(a)は、本発明の電子機器を側面から見た透視図で、図3(b)は、上部から見たその平面図である。先ず、CPU15の放熱構造について説明する。
ヒートレーンプレート5はL字型に折り曲げられており、熱伝導率の大きい銅またはアルミ等で成形されたCPU放熱用ヒートシンク固定金具24でベースシャーシ8の図示しない背面板及びCPU放熱用ヒートシンク3とに固定され、図3(b)の矢印実線で示すように、CPU15の熱はCPU放熱用ヒートシンク3に熱輸送されて放熱される。
ヒートレーンプレート5は、市販されているアルミ押出材の多孔扁平管をヒートレーンプレート化した熱輸送板で、作動液にはブタンなどが使用される。
一方、HDDユニット12とCPU基板6とは、HDDケーブル20中継基板21を介して電気的に接続される。
また、HDDユニット12とHDDトレイ16とは、HDDユニット12を筐体背面方向に挿入し、HDDユニット伝熱板22とHDDトレイ受熱板23とを傾斜面で面接触させた状態で固定され、さらに、HDDトレイ16はHDD放熱用ヒートシンク4に面接触して固定され、HDDユニット12の熱は、HDDトレイ16を介して熱輸送され、図3(b)矢印実線に示すように、HDD放熱用ヒートシンク4から放熱される。
ここで、ベースシャーシ8の図示しない背面は、HDDトレイ16を通す部分が開口してあり、上下・左右・前後方向ともにある程度動くことが可能な構造としておく。
また、HDDユニット12と電源バックアップ用の二次電池9は、正面扉13を空けて交換が可能な構造としておく。
次ぎに、このように構成された電子機器の冷却構造の作用について、図4乃至図6を参照して説明する。先ず、図4を参照して、CPU15の冷却構造について説明する。
CPU15の熱は、矢印太線に示すように、熱伝導率の大きい銅またはアルミ等で成形されたヒートプレーン固定ブロック14に伝熱され、さらに、ヒートレーンプレーン固定ブロック14と面接触されたヒートレーンプレート5に伝熱され、次ぎにヒートレーンプレート5からこれ一体で成形されるCPU放熱用ヒートシンク固定金具24を介してCPU放熱用ヒートシンク3に熱輸送され、CPU放熱用ヒートシンク3から大気に放熱される。
この時、CPU放熱用ヒートシンク固定金具24は、ベースシャーシ8の背面とは熱伝導率の低い絶縁体で高熱抵抗の絶縁体で固定される。ベースシャーシ8の背面には、CPU放熱用ヒートシンク24からの輻射熱が筐体内に入らないように樹脂等の絶縁板を張っても良い。
次ぎに、図5を参照して、HDD25の冷却構造について説明する。HHD25の熱は、熱伝導率の大きいアルミケースなどで成形されるHDDユニット12に伝熱され、次ぎに、HDDユニット12のケースからHDDユニット12と一体で固定される熱伝導率の大きいアルミ板などで成形されるHDDユニット伝熱板22へ伝熱される。
そして、HDDユニット伝熱板22と面接触するHDDトレイ受熱板23に伝熱され、次ぎに、HDDトレイ16と一体で成形されるHDDトレイ受熱板23を一体で取り付け、HDDユニット12の底部とも面接触するHDDトレイ16に伝熱され、さらに、HDDトレイ16と筐体の外で背面板の外側で固定されるHDD用ヒートシンク4に伝熱され、HDD用ヒートシンク4から大気中に放熱される。
この時、CPU放熱用ヒートシンク4の底面には、CPU放熱用ヒートシンク4からの輻射熱が筐体内に入らないように樹脂等の絶縁板を張っても良い。
次ぎに、図6を参照して、電源基板7に実装されるパワートランジスタ等の電源発熱部品26の冷却構造について説明する。電源発熱部品26の熱は、密着して設けられる電源発熱部品用放熱板27から放熱される。また、この電源発熱部品用放熱板27は、対面するベースシャーシ8と面接触させるとともに、このベースシャーシ8をパンチングして大気が流れ易い状態にしておく。
このように構成された、電子機器の冷却構造によれば、CPU基板6と電源基板7を筐体の上下に分離して配置するとともに、CPU基板6と電源基板7の中間にHDDユニット12を配置し、夫々の熱の分離と中間の空間のスペースを有効活用することで機器の小型化を測ることが出来る。
また、交流直流の変換回路を電源基板7上に備えることで、ノートパソコン等で使用されるような外付けのACアダプタを不要とすることも出来る。
HDDユニット12はベース仕切り板17の上部に設置されるが、このベース仕切り板17はHDDユニット12の台座としての用途以外に、電源基板7から発生する熱がHDDユニット12に伝達されるのを防ぐとともに、ベースシャーシ8の強度を補強する補強板としての役割も果たすことができる。
また、機器内部の基板配置において、電子部品の中で最も発熱量の大きいCPU15を搭載したCPU基板6を最上段に配置するとともに、CPU15が上向きになるように取り付けることで、CPU基板6下方の機器内部の温度上昇に影響を与えないようにすることが出来る。
さらに、CPU15で発生した熱をL字型のヒートレーンプレート5を使用し、機器背面に位置するCPU放熱用ヒートシンク3へ効率的に伝達させることで放熱効果を高めている。
ここで、CPU15の上部に直接ヒートシンクを取り付けた場合には、その周辺温度がCPU自身や他の電子部品の影響で既に高い温度状態にあるために大きな放熱効果は得られないが、機器背面側の温度の低い場所にCPU放熱用ヒートシンク3を備えてヒートレーンプレートの熱輸送効率を高めることで、より効率の良い放熱効果を得ることが出来る。
一方、電子機器が小型コンピュータの場合には、振動・衝撃に弱いHDDユニット12を振動・衝撃から保護するため、HDDトレイ16の周囲6面に防振シート18を挿入するとともに、CPU基板6と中継基板21をHDDケーブル20で接続することで、HDDトレイ16に加わる上下・左右・前後方向からの衝撃を吸収することが出来る。
ここで、HDDユニット12側に緩衝機構を設けるのではなく、HDDトレイ16側に緩衝機構を設ける構造としているので、HDDユニット12自身の構造をシンプルにすることが出来る。
また、HDDユニット12から発生する熱は、HDDユニット伝熱板22およびHDDトレイ受熱板23を経由してHDD放熱用ヒートシンク4へと伝えている。したがって、CPU15同様、機器背面側の温度の低い場所で放熱させることでより高い放熱効果を得ることが出来る。
尚、HDDユニット12は、HDDトレイ16の内部で前後にスライドする構造としているので、正面扉13を外して着脱が容易に可能である。
さらに、停電時の電源バックアップ用に二次電池9を備えるが、ノートパソコン用の二次電池のように、停電期間中、バッテリ容量がなくなるまで常に電源供給を続ける方式ではなく、停電を検出したら即座にコンピュータ本体にシャットダウン処理を実行させ、そのシャットダウン期間中のみ電源バックアップを行う方式とすることで、バックアップ時間が短時間で済むため二次電池の容量を減らすようにすることも可能である。
したがって、二次電池9は、正面扉13を外せば簡単に着脱が可能な小型化が可能となる。
尚、本発明は上述したような各実施例に何ら限定されるものでなく、ヒートレーンプレート及びHDDトレイの形状は、発熱体の形状とその発熱量によって種々変形することも可能で、本主旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
本発明の電子機器の冷却構造の構成を示す外観斜視図。 本発明の電子機器の冷却構造の正面から見た透視図。 本発明の電子機器の側面から見た透視図、及び平面図。 CPUの放熱経路を説明する図。 HDDの放熱経路を説明する図。 電源発熱部品の放熱経路を説明する図。
符号の説明
1 ヒートシンクカバー
2 天井カバー
3 CPU放熱用ヒートシンク
4 HDD放熱用ヒートシンク
5 ヒートレーンプレート
6 CPU基板
7 電源基板
8 ベースシャーシ
9 二次電池
10 正面パネル
11 ACインレット
12 HDDユニット
13 正面扉
14 ヒートレーンプレート固定ブロック
15 CPU
16 HDDトレイ
17 仕切り板
18 防振シート
19 HDDトレイ固定金具
20 HDDケーブル
21 中継基板
22 HDDユニット伝熱板
23 HDDトレイ受熱板
24 CPU放熱用ヒートシンク固定金具
25 HDD
26 電源発熱部品
27 電源発熱部品用放熱板

Claims (8)

  1. 筐体内にCPU基板と、HDDユニットと、これらの電源部とを備える電子機器の冷却構造であって、
    前記筐体と、
    前記筐体の最上部に水平に設けられ、CPU等の発熱素子を筐体の上面と対向して設けられるCPU基板と、
    前記筐体後面の外側に固定され、前記発熱素子からの熱を放熱する第1のヒートシンクと、
    前記CPU基板の発熱素子に面接触して、前記第1のヒートシンクに前記発熱素子の熱を熱輸送するヒートレーンプレートと、
    前記筐体の最下部に設けられる電源部と、
    前記CPU基板と前記電源部との空間を分割する仕切り板と、
    前記筐体の前面から着脱可能に設けられる前記HDDユニットと、
    前記筐体後面の外側に固定され、前記HDDユニットからの熱を放熱する第2のヒートシンクと、
    前記仕切り板上に固定され、前記HDDユニットの外フレームと面接触して、当該HDDユニットを前記筐体前面から着脱可能に収納し、前記第2のヒートシンクに当該HDDユニットの熱を熱輸送するHDDトレイと
    を備え、複数の発熱体の放熱空間及び放熱経路を分離して、冷却ファンを用いない放熱構造としたことを特徴とする電子機器の冷却構造。
  2. 前記筐体と、前記第1のヒートシンク及び前記第2のヒートシンクとの間に断熱体を供えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  3. 前記ヒートレーンプレートは、アルミ押出材の多孔扁平管をヒートレーンプレートとした熱輸送板であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  4. 前記HDDトレイの周囲の複数箇所に弾性体を貼り付けて前記仕切り板に固定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  5. 前記HDDユニットは、底面を前記HDDトレイに面接触させるとともに、前記HDDユニットの上面にはHDDユニット伝熱板を備え、前記HDDユニット伝熱板と対向する前記HDDトレイ面にはHDDユニット受熱板を備え、前記HDDユニット伝熱板と前記HDDユニット受熱板とが前記HDDユニットの挿入圧力で面接触するようにして、前記HDDユニットの熱を前記HDDトレイに熱輸送するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  6. 前記電源部は、前記筐体の最下部で水平に設けられる電源基板と、前記筐体の最下部前面に設けられ、前記電源基板で充電制御される二次電池とから成ることを特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却構造。
  7. 前記電源基板の発熱部品からの熱は前記筐体を介して放熱し、前記二次電池は前記筐体の下部前面に配置し、前記筐体前面から着脱可能としたことを特徴とする請求項6に記載の電子機器の冷却構造。
  8. 筐体内にCPU基板と、HDDユニットと、これらの電源部とを備える電子機器の冷却構造であって、
    前記筐体と、
    CPU等の発熱素子を前記筐体の一方の側面に対向して備えるCPU基板と、
    他方の側面近傍に設けられる電源部と、
    前記筐体後面の外側に固定され、前記発熱素子からの熱を放熱する第1のヒートシンクと、
    前記CPU基板の発熱素子に面接触して、前記第1のヒートシンクに前記発熱素子の熱を熱輸送するヒートレーンプレートと、
    前記CPU基板と前記電源部との空間を分割する仕切り板と、
    前記筐体の前面から着脱可能に設けられる前記HDDユニットと
    前記筐体後面の外側に固定され、前記HDDユニットからの熱を放熱する第2のヒートシンクと、
    前記仕切り板上に固定され、前記HDDユニットの外フレームと面接触して、当該HDDユニットを前記筐体前面から着脱可能に収納し、前記第2のヒートシンクに、当該HDDユニットの熱を熱輸送するHDDトレイと
    を備え、複数の発熱体の放熱空間と放熱経路を分離して、冷却ファンを用いない放熱構造としたことを特徴とする電子機器の冷却構造。
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