JP2004240723A - 情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置の正面からHDD等のユニットの交換が容易に行え、かつ側面からCPUボードの交換も容易に行える。また、机と一体的に使用でき、かつワゴンとしての移動も可能にする。
【解決手段】CPUボードと、記憶ユニット、及び電源部を有するパソコンにおいて、ユニットを水平状態にして、装置の前面側に縦に重ねるようにして配置し、かつ、前面側より抜き差し可能とし、背面側で、ボード面を縦方向にして配置するボード配置機構を有する。ボードより外部に導出するためのケーブルを接続するコネクタ部は、このボードより上側で、ケーブルへ接続される側の向きを上向きにしてコネクタ部を配置する。また、ユニット配置機構及びボード配置機構は複数のパソコンに相当するボード及びユニットの組みを実装することができ、更に下部にはキャスタのような移動機構を備えたワゴン型の筐体構造とすることができる。
【選択図】 図5
【解決手段】CPUボードと、記憶ユニット、及び電源部を有するパソコンにおいて、ユニットを水平状態にして、装置の前面側に縦に重ねるようにして配置し、かつ、前面側より抜き差し可能とし、背面側で、ボード面を縦方向にして配置するボード配置機構を有する。ボードより外部に導出するためのケーブルを接続するコネクタ部は、このボードより上側で、ケーブルへ接続される側の向きを上向きにしてコネクタ部を配置する。また、ユニット配置機構及びボード配置機構は複数のパソコンに相当するボード及びユニットの組みを実装することができ、更に下部にはキャスタのような移動機構を備えたワゴン型の筐体構造とすることができる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置に係り、特にオフィスで机と一体的に使用できるパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンと言う。)の外形構造及び内部の実装配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスや家庭でパソコンを使用する場合、一般にパソコンの本体部を机上に設置して使用している。しかし机上はパソコンの本体部によって占有されるため、ワークスペースは大幅に小さくなると言うのが実情である。
【0003】
この問題に対処するために、例えば特開平11−216023号公報(特許文献1)には、机の袖箱内に、パソコンを構成するのに必要な部品及び各種装置等を直接組み込むことが出来る収納箱を予め設けることにより、机の使用性や外観を損ねることなくパソコンを机に効率よく組み込む、旨の技術が開示されている。この技術は、また、収納箱を机の袖箱の前方に引き出すことにより、収納箱上方の開口からパソコンを構成する各種装置のメンテナンスや増設作業等を容易に行うことも考慮している。
【0004】
更にまた、特開平2001−109540号公報(特許文献2)には、天板の下面の引出しが配置される位置に、パソコン本体を取付けるようにして、机の外観を損なわず、CDやFDの出し入れも容易に行える机が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−216023号公報(2−4頁、図2)
【特許文献2】
特開平2001−109540号公報(5−8頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の技術によれば、机上のスペース効率は向上するが、接続ケーブルの処置が面倒であり、種々の問題があることが分かった。即ち、モニタ、マウス、キーボードなどの収納箱から外部へ接続ケーブルを抜き差しするためには、収納箱を引き出さないと抜き差しが行えないため、外部接続ケーブルに引き出す長さ分のケーブル余長が必要になり、かつその余長の処理のための余分なスペースが必要になる。機能追加等で外部接続ケーブルを追加した場合、屈曲した余長処理部(ケーブルベア等)に配線しなければならず、作業が非常にやりずらい構造である。
【0007】
また、パソコンを構成する構成部品や、HDDユニットのような主要なデバイスの保守や交換作業も容易ではない。即ち、HDD、CD−ROM等を交換する時、デバイスを固定するブラケットも工具を使ってはずさなければならず、交換作業が容易でない。また、机の開口部から外部接続ケーブルを外すとしても、CPUボードやサウンドボードは、机の背面の向きに実装されているため、コネクタを目視で確認できず、抜き差しの作業もやりずらい。
【0008】
更に、パソコン本体収納箱及び引き出し部は机に固定されており、単独では移動できない構造である。このため、ユーザが自由にパソコン本体部を据える場所を選べず、設置場所や使用目的にあわせたレイアウト変更に対応できないと言う問題がある。
【0009】
また、特許文献2の技術によれば、保守や部品交換の際の作業性に問題がある。例えば、パソコン本体を収納するケースとマウス、キーボード、モニタ等とを接続するケーブルの抜き差しを机の背面から行わなければならず、作業がしずらい。また、FDD、CD−ROM等を交換する時、工具を使ってこれらを外さなければならず、交換作業が容易でない。
またパソコンの機能拡張に関しても配慮に欠ける点がある。例えば、拡張ボード、マザーボード等を後付けするため、中継基板で水平実装としているが、拡張ボードが1枚しか実装できないため、機能追加や拡張性に乏しい。また、マザーボードを交換する時、拡張ボード等マザーボード以外をはずさなければならず、交換が容易ではない。
【0010】
本発明の目的は、装置の正面からHDD等のユニットの交換が容易に行え、かつ側面からCPUボード等のボードの交換が容易に行えるパソコンを提供することにある。
本発明の目的は、机のワークスペースを確保でき、机と一体的に使用できるワゴン式のパソコンを提供することにある。
本発明の他の目的は、パソコン本体部を収納し、移動可能としたワゴン式の構造を備えたパソコンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報処理を行うCPUを含む部品を搭載した少なくとも1つのボードと、HDDデバイスのような情報の記憶をする少なくとも1つのユニット、及び電源部を有する、好ましくはパソコンのような情報処理装置において、ボード面を縦方向にして配置するボード配置機構を備える。
ボードは主にCPUを搭載したCPUボードとオプションボードを含み、このボード配置機構は、ボードを装置の側面側より横方向に抜き差し可能な配置であって、これらのボードを夫々独立して交換可能にする実装機構を備える。
上記ユニットを配置するためのユニット配置機構を備え、ユニットは夫々水平状態で、装置の前面側に重ねるようにして配置される。これらのユニットは、好ましくは夫々トレイに搭載され、装置の前面側より抜き差ししてユニット配置機構に装着される。
【0012】
好ましい例では、ボード配置機構とユニット配置機構の間にはコネクタ接続ブロックが介在し、両者間の電気的接続を行う。
夫々のユニットのトレイがコネクタ接続ブロックの対応するコネクタに接続される際のトレイの挿入状態を示す表示機構を有する。
また、ボードより外部に導出するためのケーブルを接続するコネクタ部をボードより上側の位置で、その接続される側の向きを上向きに配置して実装したコネクタ機構を有する。これによってパソコンの上面から簡単にケーブルの抜き差しが行える。
好ましい例におけるパソコンの実装構造では、上記ユニット配置機構及びボード配置機構は複数のパソコンに相当するボード及びユニットの組みを実装する機構を備える。また、パソコンの筐体はその下部に移動機構を備えるワゴン型の筐体構造を成している。ワゴンの高さは、共同して使用される机の天板の下に収納される高さであることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施例による机と共同して使用されるワゴン収納式のパソコンの一例を示す。
【0014】
ワゴン7は机と共同して一体的に使用されるキャビネットであり、その中にはパソコン本体を構成する主要部品が実装して収容されている。その筐体の下部にはキャスタ13が設けられる。図示の例において、ワゴン7にはパソコン2台相当分の部品やユニット群が収容されている。尚、パソコン本体を構成する主要部品を収容するワゴン7の実装構造の詳細は図5以降を参照して後述する。
【0015】
図1の例ではワゴン7は机の中央に配置されており、図2の例では机の右側に配置されている。机は天板1と脚16を備え、机の天板1の上には、キーボード4、モニタ5、マウス6が置かれ、ユーザの使用に供される。
机の天板1には、モニタ5用のケーブルを案内する開口穴20が開けられ、その穴はカバー21の着脱により開閉される。天板1の開口穴20を通してワゴン7の上面部に設けられたコネクタパネル接続部2にケーブルが接続される。このように天板1の上側からケーブルの抜き差しが容易に行える。
【0016】
キーボード4及びマウス6は赤外線通信機能を備えており、天板1の前方にはキーボード4やマウス6と通信を行う送受光部3が配置される。
図2に示す例では、机上の左側に2組のモニタ5やキーボード4等が配置され、ワゴン7を右側に配置している。そのため、天板1の右側のカバー21を通してケーブル14がワゴン7内のコネクタパネル部2と接続される。
【0017】
この様に、パソコンの主要な部品をワゴン型のキャビネット筐体に収納して、キャスタ13等の移動機構を設けることにより、レイアウト変更等のユーザの使用環境に合せて自由に移動させることができる。ワゴンとしてパソコン本体を移動できるので、机の利用形態に合せてワークスペースを有効に利用できる。
また、パソコン2台相当分の部品を収納しているので、従来のようにパソコン毎に本体を設置する場合に比べ、スペース効率が良くなる。勿論、実装する部品のボリュームはパソコン2台分に限らず、3台以上複数台分の部品を実装しても良い。
【0018】
次に図3及び図4を参照して、パソコン本体を収納するワゴン筐体の外観構成について説明する。図3はワゴン7の側面カバー40を開放させた様子を示す図であり、図4は正面カバー48を開放させた様子を示す図である。
【0019】
ワゴン7の前面カバー48には、電源スイッチ部8、電源ランプ部9、HDD動作確認ランプ部10、CD−ROM、FD等のデバイスユニット収納部11が設けられている。
例えばパソコンの保守時には、筐体を開放して内部をチェックする必要があるが、このような場合、ワゴン7を机から引出して、側面カバー40又は正面カバー48を開放する。この実施例においては、またケーブル14との接続用のコネクタ部2は筐体の上面に向けて配置しているので、コネクタパネル部カバー42を開けて、ケーブルの着脱を行う。
【0020】
図3のように、側面カバー40は4角に設けられたつまみネジ41を緩めることにより、取り外すことができる。側面カバー40を開放すると、内部のスロットに縦方向に実装されているCPUボード49等のボードは、横方向(矢印)に引き抜き可能な構造に配置されている。これにより、CPUボードの保守や交換等が可能である。
【0021】
また、正面カバー48は、左右にスライドさせ取り外すことができる。正面カバー48のスライド機構それ自体は常套的なものでよく、例えば正面カバー48の上部と下部に案内用の凹凸のレール部を設け、それに対向する筐体側の上下部にはそれを受けるレール部を設けるなどのスライド機構であって良い。正面カバー48を開放した場合、ワゴンの筐体内には、1台目パソコンのCD−ROM、FDドライブ44、2台目パソコンのDVD−ROM、FDドライブ45、1台目パソコンのHDD46、2台目パソコンのHDD47、電源スイッチ部8が実装されている。これらのデバイスユニット50は矢印方向に取り出して、保守或いは交換できる。
尚、この実施例では、側面カバー40及び正面カバー48は、夫々右側及び正面ではなく、左側及び背面にあってもよい。
【0022】
本実施例によれば、パソコンの保守時、ワゴンを机から引き出すことができるため、机の下に潜ったりしなくてもよく、広い場所に移動して保守ができ、作業性が良い。また、モニタ等に接続しているケーブルを机の天板に設けた開口部から容易に外せる。また、ワゴンの筐体内の構成では、比較的交換頻度の高いデバイスユニットを正面から操作できるように実装している。また側面カバーを工具無しで取り外すことができるので、作業性が良い。CPUボードやオプションスロット部ボード等のボードの交換が容易にできるなどの効果がある。
【0023】
次に図5を参照して、ワゴン7内のパソコン本体の内部構成、及び部品の実装配置の例について説明する。図5の左側がパソコン装置の正面である。
この実施例では、ワゴン型パソコンにおける主要部品及びデバイスユニットの実装配置の特徴について説明するものである。
【0024】
ワゴン7内にはパソコン2台相当分の構成部品が実装される。装置の正面側には、上から複数のデバイスユニットが夫々配置、実装される。上から1台目用CD−ROMドライブ441、2台目用DVD−ROMドライブ451、1台目用FDD部442、2台目用FDD部452、1台目用HDD部461及び462、2台目用HDD471及び472が配置される。これらのユニットは専用のトレイに搭載され、容易に交換可能となっている。
【0025】
電源スイッチ部8、コネクタパネル部2、スロット基板固定部324、スロット基板固定用バックボード基板308、及び筐体の下部に配置されたUPS・バッテリ部315、電源部316は、2台分のパソコンで共通に使用される。コネクタパネル部2は上を向いており、カバー42を外すと、上側からケーブル14を接続可能である。
【0026】
1台目のCPUボード491、及び2台目CPUボード492は夫々CPUやメモリが搭載されており、これらのボード491,492(纏めて49と示す)はシャーシ311に案内されて、スロット基板固定用バックボード308に差し込む構造となっている。CPUボード49はそれらのシャーシがつまみネジ319により筐体フレームに固定される。バックボード308は、図5の奥側(パソコンの正面から見ると左側側面)にあってCPUボードと直交している。CPUボード49やオプションボードに対応する位置に夫々コネクタを備える。CPUボード49の交換時は、ネジ319を取り外し、ボード49を手前に(パソコン装置の正面から見ると図3の右側に)引き抜くだけで取り外すことができる。実装搭載はその逆の手順で行う。
【0027】
1台目パソコンのオプションスロット321、及び2台目パソコンのオプションスロット322もCPUボード49と同様に、ネジ319を操作して交換できる。
中央境界部に配置されたコネクタ接続ブロック300は、FD、HDD、CD−ROM等のデバイスユニットと、CPUボード491,492とのケーブル312とを結合する部分である。HDD等のトレイを差し込んだ時に、それらのトレイとコネクタとが結合される様にコネクタを配置し、支持している。
【0028】
CPUボード等の冷却について説明するに、筐体の背部である筐体スリット323から空気を吸い込み、ファン317の回転により筐体下部のスリット318を通して空気を吐き出す。電源部316は、電源部スリット320より空気を吸い込み、ファン325の回転により、筐体スリット318を通して空気を吐き出す。破線(矢印x)の様な空気の流れにより、CPU等の部品を効果的に冷却する。
【0029】
本実施例によれば、CPUボードも他のオプションスロットのボードと同様に、筐体の側面から夫々単独で抜き差しできる。また、格別な工具無しで、誰でもが交換作業を簡単、容易に行える。従来のパソコンでは、例えば、サウンドボード等のオプションスロットは差し込み式となっており、CPUボード等を交換する時には、オプションスロットをCPUボードに差す構造のため、全てのボードを抜く必要があったが、本実施例によれば、CPUボードを単体で交換する場合に、他のオプションスロットを外すことなく交換できる。
【0030】
また本実施例によれば、CPUボード49やオプションスロットのボードを縦向きに配置し、かつ接続コネクタ部2を上向きに配置して実装しているので、従来のパソコンで問題となるモニター等の外部接続ケーブル用コネクタが背面に配置され、抜き差しの作業性の悪さが改善できる。即ち、机の上部開口部20からパソコンのコネクタパネル接続部2が見えるので(尚、図はワゴン7のカバー42を外した状態を示す)、接続する相手のコネクタの視認性もよくなり、上部より外部接続ケーブルを容易に接続できる。また、パソコン本体を収納する筐体7と、マウス、キーボード、モニタ等とを接続するケーブルの抜き差しを上面から容易にできる。また、マザーボード単体を交換する場合、マザーボード以外を外さずに、拡張ボード等の交換ができる。
【0031】
尚、HDDや、CD−ROM等のデバイスユニットは、1台目、2台目専用という使い方以外に、デバイスの共有化、及びネットワークでの接続を行うことで1台目、2台目共通に使用しても良い。
【0032】
次に図6を参照して、HDDトレイの構造例の特徴について説明する。図6で(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【0033】
本実施例においては、種々のデバイスユニット44〜47をパソコン装置の前面に配しており、正面カバー48を開放して、これらのユニットを前面から引き出したり、挿入したりして、保守、交換できる構成としている。
【0034】
保守、交換頻度の比較的高いHDDユニット例えばHDD461の構造を例に揚げて説明するに、ユニットのトレイ100は3.5インチの標準規格のHDD105が搭載できる様なトレイ構造となっている。
【0035】
HDD用トレイ100において、HDD固定ブラケット108がHDD105を包囲するように中央にHDD105を配置し、4個の金属製のつまみネジ102により固定される。HDD105の保守や交換は、つまみネジ102を緩めてHDD105を取り外して行う。つまみネジ102の位置は、3.5インチ又は2.5インチ標準のHDDの取り付け穴位置になっている。HDD105の電気的接続は、背後に設けたHDD電源コネクタ103及びHDDインターフェースコネクタ106を介して行う。トレイ100の正面にある2個の金属製つまみネジ107は、トレイを押し込んだ後、トレイを固定するために使用する。HDD105の電源コネクタの抜き差しは、接合状態が堅いために、強固な取っ手101を設けることで、トレイの引き抜き及び差込み易くしている。トレイを差し込んだときに、HDD電源コネクタ103、HDDインターフェースコネクタ106が筺体側のコネクタと接続しやすい様にガイドピン104が設けられている。
【0036】
上記の例はHDDユニットを例にして説明したが、他のユニットの構造にこれを適用することは容易であろう。このように、FDD、HDD,CD−ROM等のデバイスユニットを交換する時に、工具を使わず、交換作業が容易に行える。
【0037】
次に図7を参照して、HDD交換用トレイ100をワゴンの筐体に組み込む場合の例について説明する。(A)は上面図、(B)は右右面図、(C)は装着時の状態図である。
【0038】
トレイ100を受ける筐体側には、筐体部ベース121及びその奥にコネクタ接続部120が配置されている。ベース121の先端部にはトレイを固定するための固定機構部23が設けられ、トレイ100側のネジ107と係合して固定する。またトレイを正しく位置合せさせるために、トレイ100のガイドピン104と係合する位置にガイドピン受け部122が設けられる。
【0039】
しかしてHDD交換用トレイ100を筺体部ベース121に差し込むと、トレイのガイドピン104が、ガイドピン受け部122に係合し、挿入されたHDDのコネクタがコネクタ接合部120に接続される。この状態でトレイ正面にある2個のつまみネジ107を、固定機構部23に押し込んでネジ止めする。
【0040】
このようにして、パソコン装置の正面からトレイの抜き差しによって、かつガイドピンの案内によって、HDD等のデバイスユニットと筐体側の接合が容易かつ確実に行える。
尚、上記実施例では部品点数を少なくし、少しでも安く実現するためにHDD、CD−ROMドライブ等に搭載されているI/Fコネクタ、電源コネクタをそのままトレイの接続部に使用しているが、電源部のコネクタの抜き差しが硬いため、トレイ上で抜き差しし易いコネクタに変える構造にしてもよい。
【0041】
図7に示すトレイの挿入機構において、ネジ107の固定機構部23の係合関係は、更に、トレイの挿入状態の不十分さを表示する特徴的な機構と関係するように配慮されている。即ち、トレイを挿入して行っても、接続コネクタは最奥にあるので、その接合状態を目視で確認できない。場合によっては、HDD側と筐体側のコネクタどうしの接合が不十分な場合もあり、このような不十分な状態を機構的に表示して確認しようとするものである。
【0042】
以下、図8に示すトレイ100の固定機構部23の詳細を参照して、その機構について説明する。
(A)はトレイの挿入前の状態を示し、(B)は完全に挿入した状態を示し、(C)は挿入不十分な状態を示す。また上側は上面図、下側は正面図である。
【0043】
筐体側の固定機構部23において、筐体板235と236の間にはブラケット231が固定されている。特にネジ232によって筐体板235とブラケット231の間には板バネ233が固定される。板バネ233は山型を成した特徴的な形状であり、この山部をトレイ100固定用のネジ107の先端が矢印y方向に押して、その山の高さを変える様にしている。板バネ233の先端部には色付けされたマーク234が施されている。板バネ233の先端がz方向に移動されると、それに伴いマーク234も移動する。また、筐体板109と236には共通の穴25が設けられており、この穴5を通してマーク234の状態が見える。この機構はトレイの挿入状態の確認機構として機能する。
【0044】
トレイ100が図7(C)の状態のように位置つけされ、トレイ100のカバー板109に係合しているつまみネジ107を締め付けて筐体カバー板109と筐体板236とを固定する。
トレイの挿入状態の確認機構は、つまみネジ107の挿入の度合いによって、機構23内部の板バネ233が押されるので、板バネ上のマーク234はネジ107の挿入状態に応じて動く。このマーク234の状態を筺体正面部のトレイの左右に設けた穴25から確認することによって、ネジ107の挿入状態を把握できる。25´はマークの状態を示している。
例えば(A)に示す状態は、マーク234が見えないので、挿入不十分。(C)の状態はマーク234が半分見えるので、半挿入の状態。この状態では未だネジ107を挿入する必要がある。(B)の状態はマーク234が完全に見えるので、完全挿入状態として確認できる。この機構によってトレイの挿入不十分は状態を確認できる。
【0045】
図9はCD−ROM交換用トレイの構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)、(D)は正面図である。
【0046】
CD−ROM交換用トレイ441は、CD−ROM固定ブラケット206を反してCD−ROM201を4個の金属製のつまみネジ202により固定される。ネジ202の位置は、5インチベイ標準のCD−ROMドライブ等の取り付け穴位置になっている。CD−ROMを交換する時は、4個のネジ202を緩めてCD−ROMドライブを交換する。CD−ROMの接続は、CD−ROM電源コネクタ部203、CD−ROMインターフェースコネクタ部205により接続される。トレイを押し込んだ後、トレイ正面の2個の金属製つまみネジ200を締め付けてトレイを固定する。CD−ROMの電源コネクタの抜き差しは堅いため、トレイ前面の取手取り付け部209に引っ掛け構造の取っ手208を設けることで、引き抜き及び差込み易くする。トレイを差し込んだときに、CD―ROM電源コネクタ203、CD−ROMインターフェースコネクタ205が筺体側コネクタと接続しやすい様にガイドピン204が設けられている。
【0047】
尚、本発明は上記した実施例に限定されず種々変形して実施し得る。例えば、上記実施例では、2台分のパソコンを構成する部品をワゴン型の筐体に収容した例であるが、3台以上のパソコンの部品を収容しても良い。この場合、CPUボードやオプションスロットを実装するバックボードと、モニター等を接続するコネクタパネル、電源等を専用に設計し、HDD用トレイ等を必要な台数分増やす構成となる。勿論、1台のパソコン分だけの実装でもよい。
また、上記実施例では、パソコン収納部のカバーを右側面で説明したが、カバーは左右や、背面に配置してもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、装置の正面からHDD等の記憶ユニットの交換が容易に行え、また部品を搭載したボードの交換も装置の側面から容易に行える。
また、机のキャビネット型ワゴンにパソコン本体を収容して構成しているため、机と共同して使用でき、かつ移動機構によりワゴンの移動もでき、パソコンの使用環境に合せて容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による机と共同して使用されるワゴン収納式のパソコンの構成例を示す外観斜視図。
【図2】図1に示す構成例において、ワゴンの配置を変えた例を示す外観斜視図。
【図3】図1に示す構成例において、ワゴンの側面カバーを開放させた様子を示す図。
【図4】図1に示すワゴン型のパソコンの正面カバーを外した様子を示す図。
【図5】ワゴン型パソコン本体の内部構成と部品の実装配置例を示す側面図。
【図6】図1に示すワゴン型パソコンのHDD交換用トレイの構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【図7】HDD交換用トレイをワゴンの筐体に組み込む構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右右面図、(C)は装着時の状態図である。
【図8】HDD交換用トレイの固定機構部の詳細を示す図であり、(A)はトレイの挿入前の状態、(B)は完全に挿入した状態、(C)は挿入不十分な状態を示す。
【図9】CD−ROM交換用トレイの構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【符号の説明】
1 天板 2 コネクタパネル接続部 21 カバー
3 送受光部 4 キーボード 5 モニタ
6 マウス 7 ワゴン 8 電源スイッチ部
9 電源ランプ部 10 HDD動作確認ランプ部
11 デバイスユニット収納部
13 キャスタ 14 ケーブル 40 側面カバー
48 正面カバー 49 CPUボード
100 トレイ 23 固定機構部 25 確認穴
105 HDD 43 電源スイッチ部
44 1台目パソコンのCD−ROM、FDドライブ
45 2台目パソコンのDVD−ROM、FDドライブ
46 1台目パソコンのHDD 47 2台目パソコンのHDD
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置に係り、特にオフィスで机と一体的に使用できるパーソナルコンピュータ(以下、単にパソコンと言う。)の外形構造及び内部の実装配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスや家庭でパソコンを使用する場合、一般にパソコンの本体部を机上に設置して使用している。しかし机上はパソコンの本体部によって占有されるため、ワークスペースは大幅に小さくなると言うのが実情である。
【0003】
この問題に対処するために、例えば特開平11−216023号公報(特許文献1)には、机の袖箱内に、パソコンを構成するのに必要な部品及び各種装置等を直接組み込むことが出来る収納箱を予め設けることにより、机の使用性や外観を損ねることなくパソコンを机に効率よく組み込む、旨の技術が開示されている。この技術は、また、収納箱を机の袖箱の前方に引き出すことにより、収納箱上方の開口からパソコンを構成する各種装置のメンテナンスや増設作業等を容易に行うことも考慮している。
【0004】
更にまた、特開平2001−109540号公報(特許文献2)には、天板の下面の引出しが配置される位置に、パソコン本体を取付けるようにして、机の外観を損なわず、CDやFDの出し入れも容易に行える机が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−216023号公報(2−4頁、図2)
【特許文献2】
特開平2001−109540号公報(5−8頁、図2)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の技術によれば、机上のスペース効率は向上するが、接続ケーブルの処置が面倒であり、種々の問題があることが分かった。即ち、モニタ、マウス、キーボードなどの収納箱から外部へ接続ケーブルを抜き差しするためには、収納箱を引き出さないと抜き差しが行えないため、外部接続ケーブルに引き出す長さ分のケーブル余長が必要になり、かつその余長の処理のための余分なスペースが必要になる。機能追加等で外部接続ケーブルを追加した場合、屈曲した余長処理部(ケーブルベア等)に配線しなければならず、作業が非常にやりずらい構造である。
【0007】
また、パソコンを構成する構成部品や、HDDユニットのような主要なデバイスの保守や交換作業も容易ではない。即ち、HDD、CD−ROM等を交換する時、デバイスを固定するブラケットも工具を使ってはずさなければならず、交換作業が容易でない。また、机の開口部から外部接続ケーブルを外すとしても、CPUボードやサウンドボードは、机の背面の向きに実装されているため、コネクタを目視で確認できず、抜き差しの作業もやりずらい。
【0008】
更に、パソコン本体収納箱及び引き出し部は机に固定されており、単独では移動できない構造である。このため、ユーザが自由にパソコン本体部を据える場所を選べず、設置場所や使用目的にあわせたレイアウト変更に対応できないと言う問題がある。
【0009】
また、特許文献2の技術によれば、保守や部品交換の際の作業性に問題がある。例えば、パソコン本体を収納するケースとマウス、キーボード、モニタ等とを接続するケーブルの抜き差しを机の背面から行わなければならず、作業がしずらい。また、FDD、CD−ROM等を交換する時、工具を使ってこれらを外さなければならず、交換作業が容易でない。
またパソコンの機能拡張に関しても配慮に欠ける点がある。例えば、拡張ボード、マザーボード等を後付けするため、中継基板で水平実装としているが、拡張ボードが1枚しか実装できないため、機能追加や拡張性に乏しい。また、マザーボードを交換する時、拡張ボード等マザーボード以外をはずさなければならず、交換が容易ではない。
【0010】
本発明の目的は、装置の正面からHDD等のユニットの交換が容易に行え、かつ側面からCPUボード等のボードの交換が容易に行えるパソコンを提供することにある。
本発明の目的は、机のワークスペースを確保でき、机と一体的に使用できるワゴン式のパソコンを提供することにある。
本発明の他の目的は、パソコン本体部を収納し、移動可能としたワゴン式の構造を備えたパソコンを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、情報処理を行うCPUを含む部品を搭載した少なくとも1つのボードと、HDDデバイスのような情報の記憶をする少なくとも1つのユニット、及び電源部を有する、好ましくはパソコンのような情報処理装置において、ボード面を縦方向にして配置するボード配置機構を備える。
ボードは主にCPUを搭載したCPUボードとオプションボードを含み、このボード配置機構は、ボードを装置の側面側より横方向に抜き差し可能な配置であって、これらのボードを夫々独立して交換可能にする実装機構を備える。
上記ユニットを配置するためのユニット配置機構を備え、ユニットは夫々水平状態で、装置の前面側に重ねるようにして配置される。これらのユニットは、好ましくは夫々トレイに搭載され、装置の前面側より抜き差ししてユニット配置機構に装着される。
【0012】
好ましい例では、ボード配置機構とユニット配置機構の間にはコネクタ接続ブロックが介在し、両者間の電気的接続を行う。
夫々のユニットのトレイがコネクタ接続ブロックの対応するコネクタに接続される際のトレイの挿入状態を示す表示機構を有する。
また、ボードより外部に導出するためのケーブルを接続するコネクタ部をボードより上側の位置で、その接続される側の向きを上向きに配置して実装したコネクタ機構を有する。これによってパソコンの上面から簡単にケーブルの抜き差しが行える。
好ましい例におけるパソコンの実装構造では、上記ユニット配置機構及びボード配置機構は複数のパソコンに相当するボード及びユニットの組みを実装する機構を備える。また、パソコンの筐体はその下部に移動機構を備えるワゴン型の筐体構造を成している。ワゴンの高さは、共同して使用される机の天板の下に収納される高さであることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施例による机と共同して使用されるワゴン収納式のパソコンの一例を示す。
【0014】
ワゴン7は机と共同して一体的に使用されるキャビネットであり、その中にはパソコン本体を構成する主要部品が実装して収容されている。その筐体の下部にはキャスタ13が設けられる。図示の例において、ワゴン7にはパソコン2台相当分の部品やユニット群が収容されている。尚、パソコン本体を構成する主要部品を収容するワゴン7の実装構造の詳細は図5以降を参照して後述する。
【0015】
図1の例ではワゴン7は机の中央に配置されており、図2の例では机の右側に配置されている。机は天板1と脚16を備え、机の天板1の上には、キーボード4、モニタ5、マウス6が置かれ、ユーザの使用に供される。
机の天板1には、モニタ5用のケーブルを案内する開口穴20が開けられ、その穴はカバー21の着脱により開閉される。天板1の開口穴20を通してワゴン7の上面部に設けられたコネクタパネル接続部2にケーブルが接続される。このように天板1の上側からケーブルの抜き差しが容易に行える。
【0016】
キーボード4及びマウス6は赤外線通信機能を備えており、天板1の前方にはキーボード4やマウス6と通信を行う送受光部3が配置される。
図2に示す例では、机上の左側に2組のモニタ5やキーボード4等が配置され、ワゴン7を右側に配置している。そのため、天板1の右側のカバー21を通してケーブル14がワゴン7内のコネクタパネル部2と接続される。
【0017】
この様に、パソコンの主要な部品をワゴン型のキャビネット筐体に収納して、キャスタ13等の移動機構を設けることにより、レイアウト変更等のユーザの使用環境に合せて自由に移動させることができる。ワゴンとしてパソコン本体を移動できるので、机の利用形態に合せてワークスペースを有効に利用できる。
また、パソコン2台相当分の部品を収納しているので、従来のようにパソコン毎に本体を設置する場合に比べ、スペース効率が良くなる。勿論、実装する部品のボリュームはパソコン2台分に限らず、3台以上複数台分の部品を実装しても良い。
【0018】
次に図3及び図4を参照して、パソコン本体を収納するワゴン筐体の外観構成について説明する。図3はワゴン7の側面カバー40を開放させた様子を示す図であり、図4は正面カバー48を開放させた様子を示す図である。
【0019】
ワゴン7の前面カバー48には、電源スイッチ部8、電源ランプ部9、HDD動作確認ランプ部10、CD−ROM、FD等のデバイスユニット収納部11が設けられている。
例えばパソコンの保守時には、筐体を開放して内部をチェックする必要があるが、このような場合、ワゴン7を机から引出して、側面カバー40又は正面カバー48を開放する。この実施例においては、またケーブル14との接続用のコネクタ部2は筐体の上面に向けて配置しているので、コネクタパネル部カバー42を開けて、ケーブルの着脱を行う。
【0020】
図3のように、側面カバー40は4角に設けられたつまみネジ41を緩めることにより、取り外すことができる。側面カバー40を開放すると、内部のスロットに縦方向に実装されているCPUボード49等のボードは、横方向(矢印)に引き抜き可能な構造に配置されている。これにより、CPUボードの保守や交換等が可能である。
【0021】
また、正面カバー48は、左右にスライドさせ取り外すことができる。正面カバー48のスライド機構それ自体は常套的なものでよく、例えば正面カバー48の上部と下部に案内用の凹凸のレール部を設け、それに対向する筐体側の上下部にはそれを受けるレール部を設けるなどのスライド機構であって良い。正面カバー48を開放した場合、ワゴンの筐体内には、1台目パソコンのCD−ROM、FDドライブ44、2台目パソコンのDVD−ROM、FDドライブ45、1台目パソコンのHDD46、2台目パソコンのHDD47、電源スイッチ部8が実装されている。これらのデバイスユニット50は矢印方向に取り出して、保守或いは交換できる。
尚、この実施例では、側面カバー40及び正面カバー48は、夫々右側及び正面ではなく、左側及び背面にあってもよい。
【0022】
本実施例によれば、パソコンの保守時、ワゴンを机から引き出すことができるため、机の下に潜ったりしなくてもよく、広い場所に移動して保守ができ、作業性が良い。また、モニタ等に接続しているケーブルを机の天板に設けた開口部から容易に外せる。また、ワゴンの筐体内の構成では、比較的交換頻度の高いデバイスユニットを正面から操作できるように実装している。また側面カバーを工具無しで取り外すことができるので、作業性が良い。CPUボードやオプションスロット部ボード等のボードの交換が容易にできるなどの効果がある。
【0023】
次に図5を参照して、ワゴン7内のパソコン本体の内部構成、及び部品の実装配置の例について説明する。図5の左側がパソコン装置の正面である。
この実施例では、ワゴン型パソコンにおける主要部品及びデバイスユニットの実装配置の特徴について説明するものである。
【0024】
ワゴン7内にはパソコン2台相当分の構成部品が実装される。装置の正面側には、上から複数のデバイスユニットが夫々配置、実装される。上から1台目用CD−ROMドライブ441、2台目用DVD−ROMドライブ451、1台目用FDD部442、2台目用FDD部452、1台目用HDD部461及び462、2台目用HDD471及び472が配置される。これらのユニットは専用のトレイに搭載され、容易に交換可能となっている。
【0025】
電源スイッチ部8、コネクタパネル部2、スロット基板固定部324、スロット基板固定用バックボード基板308、及び筐体の下部に配置されたUPS・バッテリ部315、電源部316は、2台分のパソコンで共通に使用される。コネクタパネル部2は上を向いており、カバー42を外すと、上側からケーブル14を接続可能である。
【0026】
1台目のCPUボード491、及び2台目CPUボード492は夫々CPUやメモリが搭載されており、これらのボード491,492(纏めて49と示す)はシャーシ311に案内されて、スロット基板固定用バックボード308に差し込む構造となっている。CPUボード49はそれらのシャーシがつまみネジ319により筐体フレームに固定される。バックボード308は、図5の奥側(パソコンの正面から見ると左側側面)にあってCPUボードと直交している。CPUボード49やオプションボードに対応する位置に夫々コネクタを備える。CPUボード49の交換時は、ネジ319を取り外し、ボード49を手前に(パソコン装置の正面から見ると図3の右側に)引き抜くだけで取り外すことができる。実装搭載はその逆の手順で行う。
【0027】
1台目パソコンのオプションスロット321、及び2台目パソコンのオプションスロット322もCPUボード49と同様に、ネジ319を操作して交換できる。
中央境界部に配置されたコネクタ接続ブロック300は、FD、HDD、CD−ROM等のデバイスユニットと、CPUボード491,492とのケーブル312とを結合する部分である。HDD等のトレイを差し込んだ時に、それらのトレイとコネクタとが結合される様にコネクタを配置し、支持している。
【0028】
CPUボード等の冷却について説明するに、筐体の背部である筐体スリット323から空気を吸い込み、ファン317の回転により筐体下部のスリット318を通して空気を吐き出す。電源部316は、電源部スリット320より空気を吸い込み、ファン325の回転により、筐体スリット318を通して空気を吐き出す。破線(矢印x)の様な空気の流れにより、CPU等の部品を効果的に冷却する。
【0029】
本実施例によれば、CPUボードも他のオプションスロットのボードと同様に、筐体の側面から夫々単独で抜き差しできる。また、格別な工具無しで、誰でもが交換作業を簡単、容易に行える。従来のパソコンでは、例えば、サウンドボード等のオプションスロットは差し込み式となっており、CPUボード等を交換する時には、オプションスロットをCPUボードに差す構造のため、全てのボードを抜く必要があったが、本実施例によれば、CPUボードを単体で交換する場合に、他のオプションスロットを外すことなく交換できる。
【0030】
また本実施例によれば、CPUボード49やオプションスロットのボードを縦向きに配置し、かつ接続コネクタ部2を上向きに配置して実装しているので、従来のパソコンで問題となるモニター等の外部接続ケーブル用コネクタが背面に配置され、抜き差しの作業性の悪さが改善できる。即ち、机の上部開口部20からパソコンのコネクタパネル接続部2が見えるので(尚、図はワゴン7のカバー42を外した状態を示す)、接続する相手のコネクタの視認性もよくなり、上部より外部接続ケーブルを容易に接続できる。また、パソコン本体を収納する筐体7と、マウス、キーボード、モニタ等とを接続するケーブルの抜き差しを上面から容易にできる。また、マザーボード単体を交換する場合、マザーボード以外を外さずに、拡張ボード等の交換ができる。
【0031】
尚、HDDや、CD−ROM等のデバイスユニットは、1台目、2台目専用という使い方以外に、デバイスの共有化、及びネットワークでの接続を行うことで1台目、2台目共通に使用しても良い。
【0032】
次に図6を参照して、HDDトレイの構造例の特徴について説明する。図6で(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【0033】
本実施例においては、種々のデバイスユニット44〜47をパソコン装置の前面に配しており、正面カバー48を開放して、これらのユニットを前面から引き出したり、挿入したりして、保守、交換できる構成としている。
【0034】
保守、交換頻度の比較的高いHDDユニット例えばHDD461の構造を例に揚げて説明するに、ユニットのトレイ100は3.5インチの標準規格のHDD105が搭載できる様なトレイ構造となっている。
【0035】
HDD用トレイ100において、HDD固定ブラケット108がHDD105を包囲するように中央にHDD105を配置し、4個の金属製のつまみネジ102により固定される。HDD105の保守や交換は、つまみネジ102を緩めてHDD105を取り外して行う。つまみネジ102の位置は、3.5インチ又は2.5インチ標準のHDDの取り付け穴位置になっている。HDD105の電気的接続は、背後に設けたHDD電源コネクタ103及びHDDインターフェースコネクタ106を介して行う。トレイ100の正面にある2個の金属製つまみネジ107は、トレイを押し込んだ後、トレイを固定するために使用する。HDD105の電源コネクタの抜き差しは、接合状態が堅いために、強固な取っ手101を設けることで、トレイの引き抜き及び差込み易くしている。トレイを差し込んだときに、HDD電源コネクタ103、HDDインターフェースコネクタ106が筺体側のコネクタと接続しやすい様にガイドピン104が設けられている。
【0036】
上記の例はHDDユニットを例にして説明したが、他のユニットの構造にこれを適用することは容易であろう。このように、FDD、HDD,CD−ROM等のデバイスユニットを交換する時に、工具を使わず、交換作業が容易に行える。
【0037】
次に図7を参照して、HDD交換用トレイ100をワゴンの筐体に組み込む場合の例について説明する。(A)は上面図、(B)は右右面図、(C)は装着時の状態図である。
【0038】
トレイ100を受ける筐体側には、筐体部ベース121及びその奥にコネクタ接続部120が配置されている。ベース121の先端部にはトレイを固定するための固定機構部23が設けられ、トレイ100側のネジ107と係合して固定する。またトレイを正しく位置合せさせるために、トレイ100のガイドピン104と係合する位置にガイドピン受け部122が設けられる。
【0039】
しかしてHDD交換用トレイ100を筺体部ベース121に差し込むと、トレイのガイドピン104が、ガイドピン受け部122に係合し、挿入されたHDDのコネクタがコネクタ接合部120に接続される。この状態でトレイ正面にある2個のつまみネジ107を、固定機構部23に押し込んでネジ止めする。
【0040】
このようにして、パソコン装置の正面からトレイの抜き差しによって、かつガイドピンの案内によって、HDD等のデバイスユニットと筐体側の接合が容易かつ確実に行える。
尚、上記実施例では部品点数を少なくし、少しでも安く実現するためにHDD、CD−ROMドライブ等に搭載されているI/Fコネクタ、電源コネクタをそのままトレイの接続部に使用しているが、電源部のコネクタの抜き差しが硬いため、トレイ上で抜き差しし易いコネクタに変える構造にしてもよい。
【0041】
図7に示すトレイの挿入機構において、ネジ107の固定機構部23の係合関係は、更に、トレイの挿入状態の不十分さを表示する特徴的な機構と関係するように配慮されている。即ち、トレイを挿入して行っても、接続コネクタは最奥にあるので、その接合状態を目視で確認できない。場合によっては、HDD側と筐体側のコネクタどうしの接合が不十分な場合もあり、このような不十分な状態を機構的に表示して確認しようとするものである。
【0042】
以下、図8に示すトレイ100の固定機構部23の詳細を参照して、その機構について説明する。
(A)はトレイの挿入前の状態を示し、(B)は完全に挿入した状態を示し、(C)は挿入不十分な状態を示す。また上側は上面図、下側は正面図である。
【0043】
筐体側の固定機構部23において、筐体板235と236の間にはブラケット231が固定されている。特にネジ232によって筐体板235とブラケット231の間には板バネ233が固定される。板バネ233は山型を成した特徴的な形状であり、この山部をトレイ100固定用のネジ107の先端が矢印y方向に押して、その山の高さを変える様にしている。板バネ233の先端部には色付けされたマーク234が施されている。板バネ233の先端がz方向に移動されると、それに伴いマーク234も移動する。また、筐体板109と236には共通の穴25が設けられており、この穴5を通してマーク234の状態が見える。この機構はトレイの挿入状態の確認機構として機能する。
【0044】
トレイ100が図7(C)の状態のように位置つけされ、トレイ100のカバー板109に係合しているつまみネジ107を締め付けて筐体カバー板109と筐体板236とを固定する。
トレイの挿入状態の確認機構は、つまみネジ107の挿入の度合いによって、機構23内部の板バネ233が押されるので、板バネ上のマーク234はネジ107の挿入状態に応じて動く。このマーク234の状態を筺体正面部のトレイの左右に設けた穴25から確認することによって、ネジ107の挿入状態を把握できる。25´はマークの状態を示している。
例えば(A)に示す状態は、マーク234が見えないので、挿入不十分。(C)の状態はマーク234が半分見えるので、半挿入の状態。この状態では未だネジ107を挿入する必要がある。(B)の状態はマーク234が完全に見えるので、完全挿入状態として確認できる。この機構によってトレイの挿入不十分は状態を確認できる。
【0045】
図9はCD−ROM交換用トレイの構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)、(D)は正面図である。
【0046】
CD−ROM交換用トレイ441は、CD−ROM固定ブラケット206を反してCD−ROM201を4個の金属製のつまみネジ202により固定される。ネジ202の位置は、5インチベイ標準のCD−ROMドライブ等の取り付け穴位置になっている。CD−ROMを交換する時は、4個のネジ202を緩めてCD−ROMドライブを交換する。CD−ROMの接続は、CD−ROM電源コネクタ部203、CD−ROMインターフェースコネクタ部205により接続される。トレイを押し込んだ後、トレイ正面の2個の金属製つまみネジ200を締め付けてトレイを固定する。CD−ROMの電源コネクタの抜き差しは堅いため、トレイ前面の取手取り付け部209に引っ掛け構造の取っ手208を設けることで、引き抜き及び差込み易くする。トレイを差し込んだときに、CD―ROM電源コネクタ203、CD−ROMインターフェースコネクタ205が筺体側コネクタと接続しやすい様にガイドピン204が設けられている。
【0047】
尚、本発明は上記した実施例に限定されず種々変形して実施し得る。例えば、上記実施例では、2台分のパソコンを構成する部品をワゴン型の筐体に収容した例であるが、3台以上のパソコンの部品を収容しても良い。この場合、CPUボードやオプションスロットを実装するバックボードと、モニター等を接続するコネクタパネル、電源等を専用に設計し、HDD用トレイ等を必要な台数分増やす構成となる。勿論、1台のパソコン分だけの実装でもよい。
また、上記実施例では、パソコン収納部のカバーを右側面で説明したが、カバーは左右や、背面に配置してもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、装置の正面からHDD等の記憶ユニットの交換が容易に行え、また部品を搭載したボードの交換も装置の側面から容易に行える。
また、机のキャビネット型ワゴンにパソコン本体を収容して構成しているため、机と共同して使用でき、かつ移動機構によりワゴンの移動もでき、パソコンの使用環境に合せて容易に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による机と共同して使用されるワゴン収納式のパソコンの構成例を示す外観斜視図。
【図2】図1に示す構成例において、ワゴンの配置を変えた例を示す外観斜視図。
【図3】図1に示す構成例において、ワゴンの側面カバーを開放させた様子を示す図。
【図4】図1に示すワゴン型のパソコンの正面カバーを外した様子を示す図。
【図5】ワゴン型パソコン本体の内部構成と部品の実装配置例を示す側面図。
【図6】図1に示すワゴン型パソコンのHDD交換用トレイの構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【図7】HDD交換用トレイをワゴンの筐体に組み込む構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右右面図、(C)は装着時の状態図である。
【図8】HDD交換用トレイの固定機構部の詳細を示す図であり、(A)はトレイの挿入前の状態、(B)は完全に挿入した状態、(C)は挿入不十分な状態を示す。
【図9】CD−ROM交換用トレイの構造例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は右側面図、(C)は正面図である。
【符号の説明】
1 天板 2 コネクタパネル接続部 21 カバー
3 送受光部 4 キーボード 5 モニタ
6 マウス 7 ワゴン 8 電源スイッチ部
9 電源ランプ部 10 HDD動作確認ランプ部
11 デバイスユニット収納部
13 キャスタ 14 ケーブル 40 側面カバー
48 正面カバー 49 CPUボード
100 トレイ 23 固定機構部 25 確認穴
105 HDD 43 電源スイッチ部
44 1台目パソコンのCD−ROM、FDドライブ
45 2台目パソコンのDVD−ROM、FDドライブ
46 1台目パソコンのHDD 47 2台目パソコンのHDD
Claims (11)
- 情報処理を行うCPUを含む部品を搭載した少なくとも1つのボードと、情報の記憶をする少なくとも1つのユニット、及び電源部を有する情報処理装置において、該ボード面を縦方向にして配置するボード配置機構と、該ボードより外部に導出するためのケーブルを接続するコネクタ部を該ボードより上側にして、その接続される側の向きを上向きに配置して実装したコネクタ機構とを特徴とする情報処理装置の実装構造。
- 請求項1において、ボードは主にCPUを搭載したCPUボードとオプションボードを含み、該ボード配置機構は、ボードを装置の側面側より横方向に抜き差し可能に配置し、かつこれらのボードを夫々独立して着脱する実装機構を備えることを特徴とする情報処理装置の実装構造。
- 情報処理を行うCPUを含む部品を搭載した少なくとも1つのボードと、情報の記憶をする複数のユニット、及び電源部を有する情報処理装置において、該複数のユニットを夫々水平状態にして、装置の前面側に縦方向に重ねるようにして配置し、かつ、該ユニットは夫々トレイに搭載され、装置の前面側より抜き差しして装着するユニット配置機構と、該ユニット配置機構の背後に配置され、夫々のユニットと電気的に接続されるコネクタ接続ブロックを有することを特徴とする情報処理装置の実装構造。
- 請求項3において、夫々のユニットのトレイがコネクタ接続ブロックの対応するコネクタに接続される際のトレイの挿入状態を示す表示機構を有することを特徴とする情報処理装置の実装構造。
- 請求項1又は3において、該情報処理装置の筐体の下部にキャスタを備えることを特徴とする情報処理装置。
- 情報処理を行うCPUを含む部品を搭載した少なくとも1つのボードと、情報の記憶をするユニットを含む複数のユニット、及び電源部を有するパソコンにおいて、該ユニットを夫々水平状態にして、装置の前面側に重ねるようにして配置され、かつ、該ユニットは夫々トレイに搭載され、装置の前面側より抜き差しして装着するユニット配置機構と、該ユニット配置機構の背後にあって、該ボード面を縦方向にして配置するボード配置機構とを有することを特徴とするパソコンの実装構造。
- 請求項6において、該ボードより外部に導出するためのケーブルを接続するコネクタ部を該ボードより上側にして、その接続される側の向きを上向きに配置して実装するコネクタ機構を有することを特徴とするパソコンの実装構造。
- 請求項6又は7において、該ボード配置機構と該ユニット配置機構の間に介在し、該ユニット配置機構と該ボード配置機構の間に介在し、両者間の電気的接続を行うコネクタ接続ブロックを備えるパソコンの実装構造。
- 請求項7乃至8のいずれかの項記載のパソコンにおいて、前記ユニット配置機構及びボード配置機構は複数のパソコンに相当するボード及びユニットの組みを実装する機構を有することを特徴とするパソコンの実装構造。
- 請求項7乃至9のいずれかの項記載のパソコンにおいて、その下部に移動機構を備えるワゴンの筐体構造を有していることを特徴とするパソコン。
- 請求項10において、ワゴンの高さは、共同して使用される机の天板の下に収納される高さであることを特徴とするパソコン。
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