JP2010231969A - 固体二次電池、固体二次電池の製造方法 - Google Patents

固体二次電池、固体二次電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高出力で大容量な固体二次電池及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の固体二次電池1は、一対の導電層102,108の間に固体電解質層105を挟持してなる第1単位電池層Aと、一対の導電層112,118の間に固体電解質層115を挟持してなる第2単位電池層Bと、を接着剤を介して基板120上に複数積層し、第1単位電池層Aと第2単位電池層Bの正極側の導電層102,112同士を第1導電部材122で接続し、負極側の導電層108,118同士を第2導電部材123で接続してなることを特徴とする。
【選択図】図9

Description

本発明は、固体二次電池、固体二次電池の製造方法に関するものである。
携帯電話機やモバイルコンピューター等の電源として、繰り返し充電が可能な二次電池の開発が進められている。このような二次電池の中には、有機電解液を用いたものが知られているが、有機電解液を用いた二次電池は、副反応が多く、また、液漏れや発火の危険性があり、安全面への配慮が必要とされていた。
脱電解液化の試みとして、固体電解質を用いた二次電池(固体二次電池)が報告されている(例えば、特許文献1,2)。例えば、固体電解質を用いたリチウムイオン二次電池の場合、電池反応によって電解質中を移動するイオンがリチウムイオンだけになるので、副反応が殆どなく、可燃性の有機溶液を含まず、さらに、液封止構造が必要ないので、小型・薄型化が可能となる。
特開2006−277997号公報 特開2006−216336号公報
しかしながら、特許文献1の固体二次電池のように、固体電解質粉を電極活物質粉とともに圧粉成形する方法では、固体電解質粉と電極活物質粉との界面や固体電解質粉同士の界面で界面接触が不十分となり、高い電池出力が得られいという問題があった。また、充放電サイクルに伴う体積変化によって界面接触が不安定になり、サイクル寿命が劣化するという問題もあった。
一方、特許文献2の固体二次電池のように、スパッタリングなどの気相薄膜堆積法を用いて正極薄膜と固体電解質薄膜と負極薄膜とを順次積層するものも報告されている。このように薄膜を積層する方法では、電極と固体電解質との界面接触が良好であり、且つ、活物質層や固体電解質層の厚さを小さくすることができるので、高い電池出力と良好なサイクル寿命特性が得られる。
しかしながら、この方法では、各層の膜厚が小さくなるので、単位面積当たりの活物質層の総厚が小さくなり、容量の大きな二次電池を提供することができなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、高出力で大容量な固体二次電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の固体二次電池は、一対の導電層の間に固体電解質層を挟持してなる単位電池層を接着剤を介して基板上に複数積層し、複数の前記単位電池層の正極側の導電層同士を第1導電部材で接続し、負極側の導電層同士を第2導電部材で接続してなることを特徴とする。
この構成によれば、複数の単位電池層によって一つの固体二次電池を形成しているため、各単位電池層の固体電解質層を薄膜化しても、固体二次電池全体としては、高出力、大容量なものとなる。
本発明の固体二次電池においては、前記基板はプラスチックフィルムからなり、前記基板と前記単位電池層とは接着剤を介して接着されていることが望ましい。
この構成によれば、フレキシブルな固体二次電池を提供することができる。
本発明の固体二次電池の製造方法は、一対の導電層の間に固体電解質層を挟持してなる単位電池層を複数有する固体二次電池の製造方法であって、第1基板上に第1分離層を形成する第1工程と、前記第1分離層上に第1固体電解質層を含む第1単位電池層を形成する第2工程と、第2基板上に第2固体電解質層を含む第2単位電池層を形成する第3工程と、前記第1単位電池層の上面と前記第2単位電池層の上面とを接着剤で接着する第4工程と、前記第1分離層に光を照射し、前記第1分離層の層内又は前記第1分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、前記第1基板と前記第1単位電池層とを分離する第5工程と、前記第1単位電池層と前記第2単位電池層の正極側の導電層同士を第1導電部材で接続し、負極側の導電層同士を第2導電部材で接続する第6工程と、を有することを特徴とする。
この方法によれば、複数の単位電池層によって一つの固体二次電池を形成しているため、各単位電池層の固体電解質層を薄膜化しても、固体二次電池全体としては、高出力、大容量なものとなる。
また、分離層を用いて基板上に単位電池層を転写しているため、通常の固体二次電池作製プロセスで基板上に複数の単位電池層を形成する場合に比べて、低い温度で単位電池層を積層することができる。例えば、基板上に第1単位電池層を形成した後、その上に通常の固体二次電池作製プロセスで第2単位電池層を形成しようとすると、第1単位電池層には、第2単位電池層を形成するための高温の熱処理が加わることになる。そのため、例えば、リチウムのように高温の熱処理を加えることができない材料を第1単位電池層に用いることができず、材料選択が大幅に制限されてしまう。
一方、本発明の固体二次電池の製造方法では、第1単位電池層に加わる熱処理は、第2単位電池層を転写するときの接着剤の硬化処理や、分離層に剥離を生じさせるための光照射処理に付随するもののみとなるため、固体二次電池作製プロセスで第2単位電池層を第1単位電池層上に直接形成する場合に比べて、格段に低い温度となる。そのため、第1単位電池層に用いる材料選択の幅が広がり、熱処理による劣化も少なくなることとなり、非常に信頼性に優れた固体二次電池が提供される。
本発明の固体二次電池の製造方法においては、前記第2基板は第2分離層を有し、前記第3工程において前記第2単位電池層は前記第2分離層上に形成され、前記第5工程と前記第6工程との間に、前記第2基板、前記第2単位電池層及び前記第1単位電池層が接着された状態でこれらを2分割する第7工程と、前記2分割された各々の前記第1単位電池層の上面同士を接着する第8工程と、前記第2基板のどちらか一方の前記第2分離層に光を照射し、前記第2分離層の層内又は前記第2分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、前記どちらか一方の前記第2基板を分離する第9工程と、を有することが望ましい。
この方法によれば、4層以上の単位電池層を有する固体二次電池を容易に作製することができる。
固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の製造方法の一例を示す工程図である。 固体二次電池の平面図である。 固体二次電池の他の構成例を説明する断面図である。 固体二次電池の更に他の構成例を説明する断面図である。
図1〜図10は、本発明の固体二次電池の製造方法の第1実施形態を示す工程図である。本実施形態の固体二次電池の製造方法は、第1基板上に第1分離層を形成する工程と、第1分離層上に第1固体電解質層を含む第1単位電池層を形成する工程と、第2基板上に第2分離層を形成する工程と、第2分離層上に第2固体電解質層を含む第2単位電池層を形成する工程と、第1単位電池層と第2単位電池層とを接着剤で接着する工程と、第1基板を介して第1分離層に光を照射し、第1分離層の層内又は第1分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第1単位電池層を第1基板から第2基板に転写する工程と、第2基板上に積層された第1単位電池層及び第2単位電池層と第3基板とを接着剤で接着する工程と、第2基板を介して第2分離層に光を照射し、第2分離層の層内又は第2分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第1単位電池層及び第2単位電池層を第2基板から第3基板に転写する工程と、第3基板上に積層された第1単位電池層と第2単位電池層の正極側の導電層同士を第1導電部材で接続し、負極側の導電層同士を第2導電部材で接続する工程と、を備えている。
まず、図1に示すように、第1基板100上に第1分離層101を形成する。第1基板100としては、例えば、石英ガラス基板が用いられ、第1分離層101としては、例えば、a−Si膜が用いられるが、これに限定されない。
第1分離層101は、後述の光照射工程によって、第1分離層101の層内又は第1分離層101と接する他の層との境界面で剥離を生じさせるものである。第1基板100の側から第1分離層101に対して光を照射するので、第1基板100は光を十分に透過するものであることが望ましい。具体的には、第1基板100は光を10%以上透過するものが好ましく、50%以上透過するものがより好ましい。
第1分離層101がa−Siから構成されている場合は、エキシマレーザーなどを光源とする紫外光を光として用いることができるが、そのような場合は、第1基板100を構成する材料として、紫外光を十分に透過する材料、例えば、ガラスあるいは石英ガラスを用いることが好ましい。
第1の基板10の厚さは特に限定されないが、基板の機械的強度と光の透過量との兼ね合いから、0.1〜5.0 mm程度であることが好ましく、0.5〜1.5 mmであることがより好ましい場合がある。なお、第1基板100の光の透過率が十分高い場合には、その厚さは、前記上限値を超えるものであっても良い。また、光を均一に第1分離層101に照射するためには、第1基板100の厚さは、均一であることが好ましい。第1基板100の上に形成される第1分離層101と第1単位電池層のうちいずれかを形成する際に、高温処理を必要とする場合は、第1基板100が十分な耐熱性を有することが好ましい。具体的には、第1分離層101と第1単位電池層とを形成する際の最高温度をTmaxとしたときに、歪み点がTmax以上の材料で構成されていることが望ましい。
第1分離層101に用いる材料としては、例えば、以下のA〜Fに記載された材料を用いることができる。
A.アモルフアスシリコン(a−Si)
アモルフアスシリコン中には、水素が含有されていて良い。この場合、水素の含有量は、1at%以上程度であるのが好ましく、2〜20 at%程度であるのがより好ましい。このように、水素が所定量含有されていると、光の照射によって水素が放出され、第1の分離層20に内圧が発生し、それが剥離を促す力となる。アモルフアスシリコン中の水素の含有量は、成膜条件、例えばCVDにおけるガス圧、ガス雰囲気、ガス流量、温度、基板温度、あるいはプラズマ生成の際の投入パワー等の条件を適宜設定することにより調整することができる。
B・酸化ケイ素又はケイ酸化合物、酸化チタンまたはチタン酸化合物、酸化ランタンまたはランタン酸化合物等の各種酸化物セラミックス、誘電体、強誘電体あるいは半導体
酸化ケイ素としては、SiO、SiO2、Si302が挙げられ、ケイ酸化合物としては、例えばK2SiO3、Li2SiO3、CaSiO3、ZrSiO4、Na2SiO3が挙げられる。酸化チタンとしては、TiO、Ti203、TiO2が挙げられ、チタン酸化合物としては、例えば、BaTiO4、BaTiO3、Ba2Ti9020、BaTi5011、CaTiO3、SrTiO3、PbTiO3、MgTiO3、ZrTiO2、SnTiO4、A12TiO5、FeTiO3が挙げられる。酸化ジルコニウムとしては、ZrO2が挙げられ、ジルコン酸化合物としては、例えばBaZrO3、ZrSiO4、PbZrO3、MgZrO3、K2ZrO3が挙げられる。
C・PZT [Pb(Zr,Ti)O3]]、PLZT[(Pb,La)(Zr,Ti)O3]]、PLLZT、PBT等のセラミックスあるいは誘電体(強誘電体)
D.窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化チタン等の窒化物セラミックス
E.有機高分子材料
有機高分子材料としては、高分子の主鎖上に、一CH−、−CO−(ケトン)、−CONH−(アミド)、−NH一(アミノ)、−COO−(エステル)、−N=N−(アゾ)、−CH=N−(イミド)を有するものが挙げられる。また、光吸収量を向上させるためにベンゼンやナフタレンなどの芳香族炭化水素が組み込まれた有機高分子も利用することができる。このような有機高分子材料の具体例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフイン、ポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリフェニレンサルフアイド(PPS)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエステルテレフタレート(PET)、エポキシ樹脂がある。
F.金属
金属としては、例えば、Al、Li、Ti、Mn、In、Sn、Y、La、Ce、Nd、Pr、Gd、Smまたはこれらのうち少なくとも1種を含む合金が挙げられる。また、これらの金属をアモルファスシリコン膜上に積層した多層膜を第1分離層101として用いることもできる。
第1分離層101の厚さは、第1分離層の組成や材質、積層構造、形成方法等の諸条件により異なるが、通常は、1nm〜20μm程度であることが好ましく、10nm〜2μm程度であるのがより好ましく、40nm〜1μm程度であることがさらに好ましい。
第1分離層101の形成方法は、膜組成や膜厚等の諸条件に応じて適宜選択することができる。例えば、CVD(MOCVD、減圧CVD、ECR−CVD、プラズマCVDを含む)、蒸着、分子線蒸着(MB)、スパッタリング、イオンプレーティング、PVD等の各種気相成長法、電気メッキ、浸漬メッキ、ディッピング、無電解メッキ等の各種メッキ法、ラングミュア・ブロジェット(LB)法、スピンコート、スプレーコート、ロールコート等の塗布法、各種印刷法、転写法、インクジェット法、粉末ジェット法、及び、上記の方法うちから選択された2つ以上の方法を組み合わせて形成することもできる。
例えば、第1分離層20の組成がアモルフアスシリコン(a−Si)の場合には、CVD法、特に減圧CVD法やプラズマCVD法により成膜するのが好ましい。また、第1の分離層20をゾルゲル法によるセラミックスで構成する場合や、有機高分子材料で構成する場合には、塗布法、特にスピンコート法により成膜することが好ましい。
次に、図2に示すように、第1分離層101上に第1正極配線層(導電層)102を形成し、第1正極配線層102上に、第1正極集電体層(導電層)103として、プラチナ膜を蒸着法やスパッタ法等で形成する。
第1正極配線層102と第1正極集電体層103は、導電性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼材等を金属箔、電解箔、圧延箔、エンボス加工品、発泡シート等に加工したものを用いることができる。第1正極集電体層103の厚みは、特に制約はないが、通常5〜30μmである。
次に、図3に示すように、第1正極集電体層103上に、第1正極活物質層104として、LiMn膜をゾルゲル法で形成する。
ゾルゲル溶液は、酢酸リチウム、酢酸マンガンをリチウムとマンガンの物質費が1:2となるように混合したものをメタノールに10wt%溶解したものを用いる。
第1正極活物質層104の材料は、特に制限はなく、公知のものが使用できる。例えば、リチウム電池用の正極を形成する場合には、LiMn等のLi−Mn系複合酸化物、LiCoO等のLi−Co系複合酸化物、LiNiO等のLi−Ni系複合酸化物が挙げられる。これらの正極活物質は1種単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。第1正極活物質層104の厚みは、100nm〜1μmであることが望ましい。
続いて、第1正極活物質層104上に、第1固体電解質層105として、SiO・P膜を形成する。
第1固体電解質の材料としては、例えば、高純度科学研究所社製のSOG(Spin On Glass)材料を用い、スピンコート法で塗布した後、500℃で焼成して、SiO・P膜を形成することができる。塗布方法は、スピンコート法の他に、インクジェット法、スクリーン印刷法、ナノインプリント法等の各種印刷法を用いることができる。第1固体電解質層105の厚みは10nm〜500nmであることが望ましい。
第1固体電解質層105は、LiS−B系無機材料、LiS−SiS系無機材料、LiS−P系無機材料LiS−GeS−P系無機材料、LiI−LiS−P系無機材料、LiI−LiS−SiS系無機材料、LiBr−LiS−SiS系無機材料、LiI−LiS−B系無機材料、LiBH系無機材料、LiPO−LiS−SiS系無機材料、LISICON系無機材料、Li14Zn(GeO系無機材料、LiS−SiS−LiSiO系無機材料、Li1.3−Al0.3−Ti1.7−(PO系無機材料、thio−LISICON系無機材料、Li3.4−V0.4−Ge0.6系無機材料、La0.51−Li0.34−TiO2.94系無機材料、LiO−B−LiCl系無機材料、LiO−Nb系無機材料、NASICON系無機材料、SiO・P系無機材料、LiO−SiO系無機材料、SiO・P系無機材料、SiO系無機材料の一種もしくは2種以上の混合物、化合物から選ぶことができる。また、必要に応じて、これらの材料にアルミナなどの微粒子を0.01%以上10%以下の量で添加することができる。
なお、第1固体電解質層105は、粉体の圧縮形成やホットプレス形成によって形成することもできる。また、ゾルゲル溶液を用いたゾルゲル法や、微粒子分散溶液を塗布して焼成する方法により形成することも可能である。或いは、CVD法やスパッタ法等の気相成膜法を用いて形成することも可能である。
次に、図4に示すように、第1正極活物質層105の形成されていない部分に、第1絶縁層106として、酸化シリコン膜をスパッタ法により形成する。
第1絶縁層106は、第1正極配線層102と、後述する第1負極配線層108とが短絡しないようにするためのものである。第1絶縁層106としては、酸化シリコン、ポリシロキサン、ポリシラザン等の無機酸化物膜を用いることが望ましい。
次に、図5に示すように、第1固体電解質層105上に、第1負極活物質層107として、リチウム膜を形成し、更に、第1負極活物質層107上に、第1負極集電体層(導電層)及び第1負極配線層(導電層)108として、アルミニウム膜を蒸着法により形成する。
第1負極活物質層107の材料は、特に制限はなく、公知のものが使用できる。例えば、リチウム電池用の負極を形成する場合には、リチウム、チタン等の金属、及びその合金;天然黒鉛、人造黒鉛、カーボンブラック、活性炭、カーボンファイバー、コークス、ソフトカーボン、ハードカーボン、グラファイト等の炭素材;等が挙げられる。これらの負極活物質は1種単独で、或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。第1負極活物質層107の厚みは、100nm〜1μmであることが望ましい。
なお、第1負極活物質層107は、粉体の圧縮形成やホットプレス形成によって形成することもできる。また、ゾルゲル溶液を用いたゾルゲル法や、微粒子分散溶液を塗布して焼成する方法により形成することも可能である。或いは、CVD法やスパッタ法等の気相成膜法を用いて形成することも可能である。
第1負極集電体層及び第1負極配線層108は、導電性を有する材料であれば特に制限されない。例えば、アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼材等を金属箔、電解箔、圧延箔、エンボス加工品、発泡シート等に加工したものを用いることができる。
以上により、第1分離層101上には、第1正極配線層102、第1正極集電体層103、第1正極活物質層104、第1固体電解質層105、第1絶縁層106、第1負極活物質層107、第1負極集電体層、第1負極配線層108を積層してなる第1単位電池層Aが形成される。
なお、第1正極配線層102、第1正極集電体層103、第1正極活物質層104、第1固体電解質層105、第1絶縁層106、第1負極活物質層107、第1負極集電体層、第1負極配線層108の積層順序は、図5のものに限定されず、これを逆の積層順序で形成しても構わない。この場合、第1分離層101上には、第1負極集電体層108、第1負極活物質層、第1絶縁層106、第1固体電解質層105、第1正極活物質層104、第1正極集電体層103、第1正極配線層102の順に積層されることになる。
次に、図6に示すように、第2基板110上に第2分離層111を形成し、第2分離層111上に、第2正極配線層112、第2正極集電体層113、第2正極活物質層114、第2固体電解質層115、第2絶縁層116、第2負極活物質層117、第2負極集電体層及び第2負極配線層118を含む第2単位電池層Bを形成する。
第2単位電池層Bの形成方法は、第1単位電池層Aと同じものとすることができる。
続いて、第1単位電池層Aと第2単位電池層Bとの間に接着剤109を配置し、接着剤109を硬化して両者を接着する。
接着剤109としては、反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤等の光硬化型接着剤、嫌気硬化型接着剤等の各種硬化型接着剤を用いることができる。特に、工程のタクトタイム低減の観点からは光硬化性接着剤を用いることが好ましい。上記の光硬化性材料としては、例えば、エポキシ系、アクリレート系、シリコーン系の光硬化性材料を用いることができる。接着剤109を最終的の除去する必要がある場合は、接着剤109は溶媒に可溶であることが好ましく、特に水溶性であることが好ましい。以上のような条件を満たす材料として、例えば、スリーボンド3046(商品名)を用いることができる。
次に、図7に示すように、第1基板100を介して第1分離層101に光L1を照射し、第1分離層101の層内又は第1分離層101と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第1単位電池層Aを第1基板100から第2基板110に転写する。
第1分離層101における剥離を誘起する光L1としては、第1分離層101の性質に応じて、X線、紫外線、可視光、赤外線(熱線)、ミリ波、マイクロ波、電子線、放射線(α波、β波、γ波)など、種々の波長の光あるいは電磁波を用いることができる。照射面積あるいは照射領域を制御する必要がある場合は、指向性に優れた、これらの波長の光あるいは電磁波を発振するレーザーを用いることが好ましい。レーザーとしては、例えば、各種気体レーザー、ガラスレーザー、半導体レーザーが挙げられるが、より具体的には、例えば、エキシマレーザー、Nd−YAGレーザー、Arレーザー、Krレーザー、COレーザー、COレーザー、及びHe−Neレーザーが挙げられる。
第1分離層101としてアモルファスシリコン膜を用いる場合には、光L1としては、エキシマレーザーなどを光源とする紫外光を用いることができる。アモルフアスシリコンは約320nm以下の波長域の光に対して強い吸収を示すため、光L1の波長としては、100nm〜350nmの波長域を用いることが望ましい。エキシマレーザーを光源とする高出力の紫外光を第1分離層101に対する照射に用いた場合、極めて短時間で第1分離層101における剥離現象を誘起することができる。そのため、第1単位電池層Aなどの隣接する層の温度上昇、劣化あるいは損傷などの第1分離層101に対する光照射により誘起される副次的な効果を低減することができる。なお、光L1のエネルギー密度は、10〜5000mJ/cm程度とするのが好ましく、100〜500mJ/cm程度とするのがより好ましい。また、照射時間は、1〜1000ナノ秒程度とするのが好ましく、10〜100ナノ秒程度とするのがより好ましい。
アモルファスシリコン膜中には、水素が含有されていることが望ましい。この場合、水素の含有量は、1at%以上程度であるのが好ましく、2〜20at%程度であるのがより好ましい。このように、水素が所定量含有されていると、光L1の照射によって水素が放出され、アモルファスシリコン膜に内圧が発生し、それが剥離を促す力となる。アモルファスシリコン膜中の水素の含有量は、成膜条件、例えばCVD法におけるガス圧、ガス雰囲気、ガス流量、温度、基板温度、あるいはプラズマ生成の際の投入パワー等の条件を適宜設定することにより調整することができる。
なお、第1分離層101に対する光照射を行った後、第1分離層101の一部または全部が第1単位電池層Aに付着することがある。この場合、例えば、洗浄、エッチング、アッシング、研磨等の方法またはこれらを組み合わせた処理を施すことにより第1単位電池層A上の付着物を除去することができる。
次に、図8に示すように、第2単位電池層Bと第3基板120との間に接着剤121を配置し、接着剤121を硬化して両者を接着する。
第3基板120としては、金属、セラミックス、石材、木材、紙材等の種々の材料を用いることができるが、特に、軽量性、可撓性、弾性などに優れた樹脂材料を用いることにより、製造される積層体にこれらの機械的性質を付与することができ、材料コスト、製造コストも低減できる。
接着剤121としては、接着剤109と同様に、反応硬化型接着剤、熱硬化型接着剤、紫外線硬化型接着剤等の光硬化型接着剤、嫌気硬化型接着剤等の各種硬化型接着剤を用いることができる。
続いて、第2基板110を介して第2分離層111に光L2を照射し、第2分離層111の層内又は第2分離層111と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第2基板上に積層された第1単位電池層A及び第2単位電池層Bを第2基板110から第3基板120に転写する。
光L2としては、光L1と同様に、エキシマレーザーなどを光源とする紫外光を用いることができる。
次に、図9及び図10に示すように、第1正極配線層102と第2正極配線層112とを第1導電部材122で電気的に接続し、第1負極配線層108と第2負極配線層118とを第2導電部材123で電気的に接続する。
第1正極配線層102と第2正極配線層112との接続は、例えば、両者の重なっている部分を穴あけ加工し、半田等の導電部材を貫通させて両者を接続することにより行われる。この際、穴あけ加工を容易にするため、第1正極配線層102と第2正極配線層112は、第1固体電解質層105や第2固体電解質層115の形成領域よりも広く形成される。第1負極配線層108と第2負極配線層118との接続も同様である。
次に、第1単位電池層Aと第2単位電池層Bを大気から遮断するための封止部材として、エポキシ樹脂等の樹脂膜を第3基板120の表面に形成し(図示略)、固体二次電池1を完成する。なお、封止手段としては、第1単位電池層Aと第2単位電池層Bの表面に封止樹脂を塗布し、ガラス基板等の封止基板を貼り付ける方法や、第1単位電池層Aと第2単位電池層Bを金属の缶に閉じ込める方法を用いても良い。
本実施形態の固体二次電池の製造方法によれば、複数の単位電池層によって一つの固体二次電池を形成しているため、各単位電池層の固体電解質層を薄膜化しても、固体二次電池全体としては、高出力、大容量なものとなる。また、複数の単位電池層A,Bが、プラスチックフィルムからなる第3基板120上に転写されているので、フレキシブルな固体二次電池を提供することができる。
また、分離層101,111を用いて第3基板120上に単位電池層A,Bを転写しているため、通常の固体二次電池作製プロセスで第3基板120上に複数の単位電池層A,Bを形成する場合に比べて、低い温度で単位電池層A,Bを積層することができる。例えば、第3基板120上に第1単位電池層Aを形成した後、その上に通常の固体二次電池作製プロセスで第2単位電池層Bを形成しようとすると、第1単位電池層Aには、第2単位電池層Bを形成するための高温の熱処理が加わることになる。そのため、例えば、リチウムのように高温の熱処理を加えることができない材料を第1単位電池層Aに用いることができず、材料選択が大幅に制限されてしまう。
一方、本実施形態の固体二次電池の製造方法では、第1単位電池層Aに加わる熱処理は、第2単位電池層Bを転写するときの接着剤109の硬化処理や、第1分離層101に剥離を生じさせるための光照射処理に付随するもののみとなるため、固体二次電池作製プロセスで第2単位電池層Bを直接第1単位電池層A上に形成する場合に比べて、格段に低い温度となる。そのため、第1単位電池層Aに用いる材料選択の幅が広がり、熱処理による劣化も少なくなることにより、非常に信頼性に優れた固体二次電池が提供される。
なお、本実施形態では、第1単位電池層Aと第2単位電池層Bを別々の基板に形成し、両者を接着剤で接着したが、一つの基板上に単位電池層を形成し、その基板を複数に分割して、分割した一の基板と他の基板の単位電池層同士を接着剤で接着しても良い。この場合、一の基板上の第1の領域には、図10に示した第1正極配線層102及び第1負極配線層108の形状の第1単位電池層Aを形成し、第1の領域と重ならない第2の領域には、図10に示した第2正極配線層112及び第2負極配線層118の形状を有する第2単位電池層Bを形成する。そして、第1の領域と第2の領域とを分割して、両者を接着剤で貼り合せる。このような方法を用いた場合、同一品質の複数の単位電池層を短時間で容易に作製することができ、固体二次電池の製造工程を大幅に簡略化することができる。
図11は、本発明の固体二次電池の第2実施形態の断面図である。本実施形態の固体二次電池2は、図9に示した固体二次電池1を接着剤126を介して2つ貼り合せたものである。
固体二次電池2を製造する場合には、まず、図1〜図7までの方法を用いて、第2基板110上に第1単位電池層Aと第2単位電池層Bとを形成する。また、同様の方法により、第4基板130上に第1単位電池層Aと第2単位電池層Bとを形成する。
そして、第2基板110上に形成された第1単位電池層A及び第2単位電池層Bと、第4基板130上に形成された第1単位電池層A及び第2単位電池層Bとの間に接着剤126を配置し、接着剤126を加熱硬化して両者を接着する。
続いて、第2基板130上を介して第2分離層111に光を照射し、第2分離層111の層内又は第2分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第2基板110上に積層された第1単位電池層A及び第2単位電池層Bを第2基板110から第4基板130に転写する。
そして、各単位電池層A,Bの正極配線層同士を第1導電部材124で接続し、負極配線層同士を第2導電部材125で接続する。そして、各単位電池層A,Bを大気から遮断するための封止膜として、エポキシ樹脂等の樹脂膜を第4基板130の表面に形成し(図示略)、固体二次電池2を完成する。
プラスチックフィルム基板等の可撓性の第5基板に単位電池層A,Bを形成する場合には、第4基板130の表面に予め分離層を形成し、第4基板上に積層された4つの単位電池層A,Bを第5基板に接着する。そして、第4基板130を介して分離層に光を照射し、分離層の層内又は分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第4基板130上に積層された4つの単位電池層A,Bを第4基板130から第5基板に転写する。
本実施形態の固体二次電池の製造方法によれば、4層以上の単位電池層を有する固体二次電池を容易に作製することができる。図11では、第4基板130上に単位電池層を4つ積層したが、同じような方法を用いて、図11の固体二次電池2を2つ、或いは4つ以上積層することにより、容易に多層の単位電池層を有する固体二次電池を作製することができる。
図12は、本発明の固体二次電池の第3実施形態の断面図である。本実施形態の固体二次電池3は、図5に示した構成の単位電池層A,Cを接着剤144を介して基板140上に5層積層したものである。
各単位電池層A,Cにおいて、正極配線層141、電池層142(正極集電体層、正極活物質層、固体電解質層、負極活物質層、負極集電体層)、負極配線層143の積層順序は、いずれも同じである。いずれの単位電池層においても、これらの層が基板側から順に積層されている。単位電池層同士の間に配置される接着剤144には、正極配線層141と負極配線層143とが短絡しないように、絶縁性接着剤が用いられている。
図12の固体二次電池3を製造する場合には、まず、図1〜図5までの工程を用いて第1基板100上に第1単位電池層Aを形成する。また、第1基板100とは異なる基板(図示略)上に、正極配線層、正極集電体層、正極活物質層、固体電解質層、負極活物質層、負極集電体層、負極配線層の積層順序が第1単位電池層Aとは異なる第2単位電池層Cを形成する。第2単位電池層Cでは、基板側から順に、負極配線層、負極集電体層、負極活物質層、固体電解質層、正極活物質層、正極集電体層、性極配線層が積層される。
次に、第1単位電池層Aと第2単位電池層Cとを接着剤144で接着し、第1基板100側から第1分離層101に光を照射し、第1分離層101の層内又は前記分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、第1単位電池層Aを第1基板100から他方の基板に転写する。そして、同様の工程を繰り返すことにより、最終的に、基板140上に5層の単位電池層A,Cを接着剤144を介して積層する。積層した5つの単位電池層A,Cでは、正極配線層同士を第1導電部材145で接続し、負極配線層同士が第2導電部材146で接続される。そして、必要に応じて、単位電池層A,Cを封止部材で封止し、固体二次電池3を完成する。
1,2,3…固体二次電池、100,110,120,130,140…基板、101,111…分離層、102,112…正極配線層、103,113…正極集電体層、104,114…正極活物質層、105,115…固体電解質層、107,117…負極活物質層、108,118…負極集電体層及び負極配線層、109,121,126,144…接着剤、122,123,124,125、145,146…導電部材、A,B,C…単位電池層、L1,L2…光

Claims (4)

  1. 一対の導電層の間に固体電解質層を挟持してなる単位電池層を接着剤を介して基板上に複数積層し、複数の前記単位電池層の正極側の導電層同士を第1導電部材で接続し、負極側の導電層同士を第2導電部材で接続してなることを特徴とする固体二次電池。
  2. 前記基板はプラスチックフィルムからなり、前記基板と前記単位電池層とは接着剤を介して接着されていることを特徴とする請求項1に記載の固体二次電池。
  3. 一対の導電層の間に固体電解質層を挟持してなる単位電池層を複数有する固体二次電池の製造方法であって、
    第1基板上に第1分離層を形成する第1工程と、
    前記第1分離層上に第1固体電解質層を含む第1単位電池層を形成する第2工程と、
    第2基板上に第2固体電解質層を含む第2単位電池層を形成する第3工程と、
    前記第1単位電池層の上面と前記第2単位電池層の上面とを接着剤で接着する第4工程と、
    前記第1分離層に光を照射し、前記第1分離層の層内又は前記第1分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、前記第1基板と前記第1単位電池層とを分離する第5工程と、
    前記第1単位電池層と前記第2単位電池層の正極側の導電層同士を第1導電部材で接続し、負極側の導電層同士を第2導電部材で接続する第6工程と、を有することを特徴とする固体二次電池の製造方法。
  4. 前記第2基板は第2分離層を有し、
    前記第3工程において前記第2単位電池層は前記第2分離層上に形成され、
    前記第5工程と前記第6工程との間に、
    前記第2基板、前記第2単位電池層及び前記第1単位電池層が接着された状態でこれらを2分割する第7工程と、
    前記2分割された各々の前記第1単位電池層の上面同士を接着する第8工程と、
    前記第2基板のどちらか一方の前記第2分離層に光を照射し、前記第2分離層の層内又は前記第2分離層と接する他の層との境界面で剥離を生じさせ、前記どちらか一方の前記第2基板を分離する第9工程と、を有することを特徴とする請求項3に記載の固体二次電池の製造方法。
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