JP2008135289A - 二次電池およびその製造方法 - Google Patents

二次電池およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008135289A
JP2008135289A JP2006320590A JP2006320590A JP2008135289A JP 2008135289 A JP2008135289 A JP 2008135289A JP 2006320590 A JP2006320590 A JP 2006320590A JP 2006320590 A JP2006320590 A JP 2006320590A JP 2008135289 A JP2008135289 A JP 2008135289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
battery
electrode
active material
secondary battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006320590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5401756B2 (ja
Inventor
Osamu Shimamura
修 嶋村
Hajime Sato
一 佐藤
Kenji Hosaka
賢司 保坂
Hideaki Horie
英明 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006320590A priority Critical patent/JP5401756B2/ja
Publication of JP2008135289A publication Critical patent/JP2008135289A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5401756B2 publication Critical patent/JP5401756B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】リチウムイオン二次電池において、初回充放電時に発生したガスを外部に抜けやすくし、充放電特性や電池寿命等の電池性能の劣化を防止する手段を提供する。
【解決手段】電極およびセパレータが積層されてなり、前記電極と前記セパレータとの間に接着材料が配置される、少なくとも1つの単電池層を有する二次電池であって、前記接着材料が熱硬化性樹脂を含むことを特徴とする、二次電池である。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次電池およびその製造方法に関する。
二次電池の中でも、高い理論エネルギーを有するリチウムイオン二次電池が車両のモータ駆動用電源として注目を集めている。
リチウムイオン二次電池は、一般に、バインダを用いて正極活物質等を正極集電体の両面に塗布した正極と、バインダを用いて負極活物質等を負極集電体の両面に塗布した負極とが、電解質層を介して接続され、電池ケースに収納される構成を有している(例えば、特許文献1を参照)。
このリチウムイオン二次電池の初回充放電時には、電池要素からガスが発生することが知られている。このガスは、パッケージする際に内部に入り込んだ空気や、負極の細孔内に吸着していた空気、または負極表面に被膜が形成される際の電解液の分解などにより発生したものと考えられている。
このようなガスをそのままにしておくと、電極の活物質の剥離等が起こり、充放電特性や電池寿命等の特性が低下する原因となる。このため、初回充放電後に一旦電池ケースの封を開け、発生したガスを電池ケースの外部へ逃がす必要があった(例えば、特許文献2を参照)。
特開2003−7345号公報 特開2003−157810号公報
比較的小型のリチウムイオン二次電池の場合、電極の面積もそれほど大きくないため、初回充電後、一旦電池ケースの封を開けるのみでも発生したガスを電池ケースの外部に逃がすことができる。
しかしながら、近年、電池性能を向上させる観点から、リチウムイオン二次電池は大型化する傾向にある。このため、電池ケースの封を開けるのみでは、初回充放電時に発生したガスを充分に電池ケースの外部に逃がすことができない場合がある。つまり、電池の大型化に伴い、発生したガスが電池要素の中心部に残留し、外部に逃げない場合がある。その結果、そのガスの存在により電池要素における電極活物質や電解質の剥離が発生し、電池性能が低下するという問題があった。また、ガス発生および電極の体積変化により、電極−セパレータ間に不均一を生じ、電流分布のばらつきや内部抵抗の上昇によって電池の寿命が低下する可能性がある。
特に、ポリマー電池の場合、ポリマー電解質が電極表面を完全に覆ってしまうため、電極端部から遠い部分では、積層時に混入したガスや、初期充電時に発生したガスが電極−ポリマー電解質界面に残留する可能性があるため、ガス抜き工程を必要とする。ガス抜き工程の際に、ガスが抜けるに伴い電極−ポリマー電解質界面を破壊するため、熱可塑性のポリマー電解質を用いてガス抜き後に熱プレスするなどして再度、電極−ポリマー電解質界面を形成する必要がある。
そこで、本発明の目的は、リチウムイオン二次電池において、初回充放電時に発生したガスのガス抜き工程時に、電極間の広がりおよび界面の破壊を起こさずにガスを抜くことができ、電極−セパレータ間の界面の不均一を抑制できる、二次電池を提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った。そしてその際に、電極とセパレータとを接着する少量の熱硬化性樹脂を用いることによって、ガス抜き工程の際にガスが抜ける流路を確保することができ、電極間の広がりおよび界面の破壊を起こさずにガスを抜くことができることを見出した。 すなわち本発明は、電極およびセパレータが積層されてなり、前記電極と前記セパレータとの間に接着材料が配置される、少なくとも1つの単電池層を有する二次電池であって、前記接着材料が熱硬化性樹脂であることを特徴とする、二次電池である。
本発明の二次電池によれば、ガス抜きを容易にすることができ、初回充電時に発生するガスによる性能劣化を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明を適用した実施形態1における二次電池の断面図である。
実施形態1のラミネート電池10は、正極集電体11aの両面中央に正極活物質層12が形成された正極と、負極集電体11bの両面中央に負極活物質層13が形成された負極とが、セパレータ14を挟んで交互に複数積層された構造を持つ。正極集電体11aの正極活物質層12と負極集電体11bの負極活物質層13との間にセパレータ14を挟んで単電池層15が構成される。セパレータ14は、両極活物質の接触に伴う短絡防止や電解質を保持して導電性を確保する役割を担っている。電解質層17は、これらの空隙部分に電解質を充填したものである。
実施形態1では、正極活物質層12または負極活物質層13と、セパレータ14との界面の一部に接着材料18が配置される。前記接着材料18が配置されていない部分が、ガス抜き工程において、ガスが抜ける流路となる。そのため、最もエア混入が起こりやすい積層工程や、ガスが発生する初回充電工程におけるガス抜きが容易になり、さらに電極間の広がりおよび界面の破損を起こさずにガスを抜くことができる。
正極集電体11aおよび負極集電体11bは、それぞれ、ラミネート電池10の正極および負極と接続される。
(実施形態2)
図2は、本発明を適用した実施形態2における二次電池の断面図である。
実施形態2の双極型電池20は、両端部以外の集電体11の両面中央に正極活物質層12および負極活物質層13がそれぞれ形成されており、この集電体11の正極活物質層12と負極活物質層13との間にセパレータ14を挟んで単電池層15が構成され、この単電池層15が複数積層された構造を持つ。集電体11の片面に正極活物質層12が形成され、他方に負極活物質層13が形成されたものを双極型電極という。電解質層17は、これらの空隙部分に電解質を充填したものである。正極活物質層12または負極活物質層13とセパレータ14との界面の一部に接着材料18が配置される。本実施形態では、負極活物質層13と、セパレータ14との界面の一部に接着材料18が配置される。前記接着材料18が配置されていない部分が、ガス抜き工程において、ガスが抜ける流路となる。そのため、最もエア混入が起こりやすい積層工程や、ガスが発生する初回充電工程におけるガス抜きが容易になり、さらに電極間の広がりおよび界面の破損を起こさずにガスを抜くことができる。
電解質の漏れを防止するために、単電池層15の周囲にシール材19が配置される。なお、両端部にある集電体(端部集電体21a、21b)は、この双極型電池20全体の電極と接続される。
本発明においては、接着材料18として、加熱により化学的な反応を伴い硬化する熱硬化性樹脂を用いることを特徴とする。熱硬化性樹脂は、電解質に対して化学的に安定であるため、電池反応に影響を及ぼすことなく、電極とセパレータとを接着することができる。
熱硬化性樹脂としては、優れた接着効果を発揮することができるものであれば特に制限されないが、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、またはフェノール樹脂を用いることが好ましい。セパレータ14に担持される電解質は、後述するように、比較的接着力の弱いポリマーが用いられうるため、接着力の強い樹脂系の接着剤を組み合わせることによって、電極−電解質間の不均一を抑制することができる。
前記熱硬化性樹脂の硬化温度は、好ましくは200℃以下、より好ましくは、40〜120℃である。硬化温度200℃以下であれば、セパレータ14を収縮、溶解させずに、熱硬化性樹脂を硬化させることができる。
上記セパレータ14としては、接着材料の熱硬化温度で収縮や溶解が起こらないものであれば、特に制限されるべきものではなく、従来公知のものを用いることができる。例えば、上記電解質(特に電解液)を吸収保持ないし担持するポリマーからなる多孔性シートセパレータ、不織布セパレータなどを用いることができる。多孔性シートセパレータとしては、例えば、ポリオレフィン系微多孔質セパレータのようなポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、PP/PE/PPの3層構造をした積層体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリイミドなどが挙げられる。不織布セパレータの材質としては、例えば、綿、レーヨン、アセテート、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリイミド、またはアラミドなど従来公知のものを用いることができる。または、セルロース、セラミックからなるセパレータを用いてもよい。好ましくは、セパレータとしては、ポリイミド、PET、アラミド、セルロース、またはセラミックを用いることが好ましい。
セパレータ14の厚さは、好ましくは5〜50μmである。
電解質層17を形成する電解質としては、液体電解質またはポリマー電解質が用いられうる。ポリマー電解質としては、たとえば高分子ゲル電解質を用いることができる。
高分子ゲル電解質としては、イオン導伝性を有する固体高分子電解質に、通常リチウムイオン二次電池で用いられる電解液を含んだものである。
例えば、通常リチウムイオン二次電池で用いられる、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiTaF、LiAlCl、Li10Cl10等の無機酸陰イオン塩、LiCFSO、Li(CFSON、Li(CSON等の有機酸陰イオン塩の中から選ばれる、少なくとも1種類のリチウム塩(電解質塩)を含み、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)等の環状カーボネート類;ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート等の鎖状カーボネート類;テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジブトキシエタン等のエーテル類;γ−ブチロラクトン等のラクトン類;アセトニトリル等のニトリル類;プロピオン酸メチル等のエステル類;ジメチルホルムアミド等のアミド類;酢酸メチル、蟻酸メチルの中から選ばれる少なくともから1種類または2種以上を混合した、非プロトン性溶媒等の有機溶媒(可塑剤)を用いたものなどが使用できる。
次に、実施形態1および2における二次電池で用いた集電体11および活物質について説明する。
集電体11は、たとえばアルミ箔、銅箔、ステンレス(SUS)箔など、導電性の材料から構成される。集電体11の一般的な厚さは、8〜50μmである。ただし、この範囲を外れる厚さの集電体11を用いてもよい。集電体11の大きさは、電極の使用用途に応じて決定される。大型の電池に用いられる大型の電極を作製するのであれば、面積の大きな集電体11が用いられる。小型の電極を作製するのであれば、面積の小さな集電体11が用いられる。端部集電体21a、21bについても同様の材質、大きさ、厚さのものを用いることができる。
実施形態2のような双極型の二次電池20を作製する場合、活物質は、集電体11の一方の面に正極活物質層12、相対する面に負極活物質層13が形成される。実施形態1のような、双極型でない一般的なラミネート電池を作製する場合には、集電体11の両側の面に正極活物質層12を形成した正極と、集電体11の両方の面に負極活物質層13を形成した負極を用いる。これらの活物質は本願においては特に制限されないが、以下にその一例を示す。
正極活物質としては、例えば、LiMnなどのLi−Mn系複合酸化物やLiNiOなどのLi−Ni系複合酸化物が挙げられる。場合によっては、2種以上の正極活物質が併用されてもよい。一方、負極活物質としては、結晶性炭素材や非結晶炭素材等の炭素材料が挙げられる。具体的には、天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛系炭素材料、カーボンブラック、活性炭、カーボンファイバー、コークス、ソフトカーボン、ハードカーボン等が挙げられる。
活物質層には、必要であれば、その他の物質が含まれてもよい。例えば、バインダ、導電助剤、リチウム塩(支持電解質)、イオン伝導性ポリマー等が含まれうる。また、活物質層中に含まれるイオン伝導性ポリマーを重合させるための重合開始剤が含まれてもよい。バインダとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ゴム系バインダ等が挙げられる。
導電助剤とは、電極における活物質層の導電性を向上させるために配合される添加物をいう。導電助剤としては、例えば、グラファイトなどのカーボン粉末が挙げられる。
リチウム塩(支持電解質)としては、LiBETI(リチウムビス(パーフルオロエチレンスルホニルイミド);Li(CSON)、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiCFSO等が挙げられる。
イオン伝導性ポリマーとしては、たとえば、ポリエチレンオキシド(PEO)系およびポリプロピレンオキシド(PPO)系のポリマーが挙げられる。ここで、イオン伝導性ポリマーは、本発明の電極が採用される電池の電解質層17において電解質として用いられるイオン伝導性ポリマーと同じであってもよく、異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。
重合開始剤は、イオン伝導性ポリマーの架橋性基に作用して、架橋反応を進行させるために配合される。開始剤として作用させるための外的要因に応じて、光重合開始剤、熱重合開始剤などに分類される。重合開始剤としては、例えば、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)やベンジルジメチルケタール(BDK)等が挙げられる。
活物質層中に含まれる成分の配合比は、特に限定されない。配合比は、電極の活物質層についての公知の知見を適宜参照することにより、調整されうる。
活物質層の大きさも特に制限されない。活物質層が大きいほど本発明の効果は顕著に現れることから、活物質層の大きさ(面積)は、好ましくは50cm以上、より好ましくは600cm以上、特に好ましくは1200cm以上である。活物質層の厚さも特に制限されないが、一般に正極活物質層、負極活物質層の厚さは、それぞれ、好ましくは、10〜200μm、および10〜200μmである。
(製造方法)
本発明の二次電池の製造方法は、電極の表面に熱硬化性樹脂を含む接着材料18を塗布する段階と、前記電極とセパレータ14とを順次積層して電池構造体を組み上げる段階と、前記電池構造体の全体を加熱して前記熱硬化性樹脂を硬化させる段階と、前記電池構造体に初回充電を行う段階と、を含む。
すなわち、本発明の二次電池は、電極の正極活物質層12または負極活物質層13の表面の一部に、接着材料18を塗布し、接着材料18を塗布した電極およびセパレータ14を交互に積層して形成されうる。図3は、本発明を適用した実施形態1および実施形態2における、接着材料を塗布した電極を示す斜視図である。
実施形態1および実施形態2における、接着材料を塗布した電極30は、集電体11上に形成された活物質層31の表面に、間隔をあけてストライプ状に接着材料18が塗布されている。
本実施形態では、電極30は、活物質層31上における接着材料18の塗布部分が、少なくとも活物質層31の中央部から端まで連続して複数設けられている。この隣接する塗布部分同士の隙間となる未塗布部分32が、後述するように初回充電時に発生するガスを逃がすための通り道となる。
ここで、接着材料18の塗布面積は、少なくとも未塗布部分32に初回充電時に発生したガスが通る程度であればよい。好ましくは、接着材料18の塗布面積は、電極面積(電極の活物質層の面積)に対して50%以下であり、より好ましくは20%以下である。これは、二次電池としてできあがったときにその性能を最大限に引き出すためには、塗布部分が少なく、電極と電解質が密着していることが望まれるためである。接着材料18は、リチウムイオンを伝導できないため、活物質層の面積に占める割合が高すぎると、電極反応面積が減少してしまうため、電池容量が低下するおそれがある。また、初回充電時に発生したガスの流路を確保し、電極の活物質層とセパレータ14とを均一に接着させるために、接着材料18の塗布面積は、電極面積(電極の活物質層の面積)に対して好ましくは1%以上であり、より好ましくは10%以上である。
塗布部分の間隔は、特に制限されないが、接着材料18をストライプ状に塗布する場合、好ましくは5μm〜2cm、より好ましくは10μm〜1cmである。また、塗布部分の線幅は、好ましくは1μm〜1cm、より好ましくは2μm〜5000μmである。また、塗布部分の厚さは、ガスの流路を確保できる高さであれば、特に制限されないが、好ましくは0.1μm〜100μm、より好ましくは1〜10μmである。ここで、塗布面積、塗布部分の線幅および厚さは、接着材料を塗布した段階における値であり、最終的に電池に組み込まれ、接着材料を硬化させた後の値は、それぞれ、ほとんど変化しない。
図3では、接着材料18の塗布部分と未塗布部分32をストライプ状に形成した例を示したが、このような塗布パターンに限定されるものではなく、例えば、活物質層31の表面に、接着材料18を多数の点状や多数の島状に形成したものであってもよい。ただし、未塗布部分が電極30の活物質層31の表面の内部から外側にかけて一部でもつながっている必要がある。接着材料18を点状に塗布する場合、接着材料18を配置する間隔は、好ましくは1μm〜2cm、より好ましくは10μm〜1cmである。また、塗布部分の点の大きさは、好ましくは0.1μm〜10mm、より好ましくは1〜5000μmであり、厚さは、好ましくは0.1〜100μm、より好ましくは0.1〜5μmである。
接着材料18の塗布は、例えば、ディスペンサーを用いる方法、スプレー法、インクジェット法などの方法が採用されうる。
続いて、正極活物質層12または負極活物質層13の表面に接着材料18を塗布された電極30と、セパレータ14とを重ねて電極、セパレータ14の順に交互に積層させることにより、電池構造体に組み立てられる。
図4に、双極型二次電池を例に、組み上げられた電池構造体について説明する。
この双極型二次電池は、正極活物質層12、負極活物質13およびその間のセパレータ14、電解質層17によって一つの単電池層15が成り立っている。
単電池層15の周囲には、集電体11間で、単電池層15の周囲を取り囲むように絶縁材35が設けられている。この絶縁材35はプレス工程後、集電体11の周囲に密着させて単電池層15同士が液漏れによって短絡しないようにするものである。
この絶縁材35としては、電解液を通さず、熱により集電体11と融着するものが好ましい。たとえば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂/ポリアミド系樹脂/ポリオレフィン系樹脂の三層樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂(フッ素樹脂)、シリコーン樹脂、またはウレタン樹脂などを用いることができる。また、これら材料の二層構造や三層構造などのものであってもよい。
電池構造体を組み上げた時点で、セパレータ14と電極(正極活物質層12または負極活物質層13)とは接触している程度に保たれている。ここでセパレータ14と電極(正極活物質層12または負極活物質層13)とが接触している程度とは、正極活物質層12および負極活物質層13とセパレータ14とが、少なくともその一部で接触している状態である。したがって、正極活物質層12または負極活物質層13と、セパレータ14とが、接着材料18を介して接触さえしていればよい。
次いで、この電極構造体を加熱して、熱硬化性樹脂を硬化させる。加熱によって熱硬化性樹脂を硬化させることによって、電極とセパレータ14とを完全に接着させる。加熱の方法は特に制限されず、恒温槽、オーブン、ホットプレートなどの装置が用いられうる。加熱温度は、熱硬化性樹脂の硬化温度に応じて適宜選択されうるが、セパレータ14の収縮、溶解を防ぐため、加熱温度は200℃以下であることが好ましい。
このようにして組み上げられた電池構造体に初回充電を行う。初回充電自体は、通常の双極型電池を製造するときと同様であり、その双極型電池の規定充電量を充電すればよい。
この初回充電時に電池要素内において発生したガスは、接着材料18の未塗布部分が隙間となっているため、この隙間がガスの通り道となり外側に放出される。特に、未塗布部分は、電極の活物質層の中央部から外周まで連続して設けられているので、電池構造体として組み上げた際の内部の方で発生したガスを逃がすことができる。
つまり、接着材料18の未塗布部分があることで、初回充電時に単電池層15の内部において発生したガスであっても全て外部に抜くことができるのである。
その後は、いったん放電を行い、再度充放電を繰り返してもよいが、電池要素内部からのガス発生は主に初回充電時であることがわかっているため、ガス抜きの目的であるならば初回の1回の充放電だけでも十分である。
その後、電池構造体を、電池外装材(パッケージ)としてのラミネートフィルムに収納し、ラミネートフィルム25の周囲をシールする。このとき、ラミネートフィルム25の内部を減圧して真空パックとすることで、パッケージ内部の不要な空気を抜くことができる。
これにより二次電池が完成する。
完成した二次電池は、その後充電を行っても、初回充電時に発生するガス抜きが行われているため、初回充放電時に発生したガスが電池要素内に残留することによる電池要素の劣化が防止され、電池性能の向上が図れるようになる。
(実施形態3)
図5は実施形態3における単電池層15の断面図である。 実施形態3の単電池層の断面形状は、図5に示すように、電極30およびセパレータ14が積層されてなる、少なくとも1つの単電池層を有する二次電池であって、前記セパレータ14の一部が、他の部分の厚さに対して110〜200%の厚さを有する膜厚部14aであり、前記膜厚部14aにおいて、電極30とセパレータ14とが接着される。
二次電池において、特にゲル状の電解質を用いると、セパレータ14を積層した際に、セパレータ14に皺を生じやすい。この皺は、ゲル状の電解質とセパレータ14との間に大気がたまってしまうために生じると考えられ、電極間距離を不均一にさせるおそれがあるので、できるだけ取り除くことが好ましい。そのため、複数の膜厚部を有するセパレータ14を用い、前記膜厚部14aで電極30の正極活物質層12および負極活物質層13と接着させることで、電極間距離を均一にしたまま、大気の通り道となる部分を設けることができる。セパレータ14の全面で電極に接触する場合に比べて、部分的に点状で電極と接触する場合は、セパレータ14と電解質との間に存在する大気などを容易に排除することができる。さらに、電解質によってセパレータ14が膨潤した場合も、電極間距離を膨潤前の距離と変化させず、一定に保つことができる。
また、このような膜厚部14aを有するセパレータ14を用いることで、初回充電時に発生するガスを抜くための流路も確保される。特に、セパレータ14は電解質を保持することができるため、膜厚部14aにおいて正極活物質層12および負極活物質層13と接触させた場合もリチウムイオンの伝導が妨げられることがなく、したがって電池容量などの性能に影響しない利点がある。
上記セパレータ14の膜厚部は、他の部分の厚さに対して110〜200%の厚さであり、膜厚部の厚さが上記範囲であれば、容易に大気を除去することができ、電極反応の効率を低下させない。
上記セパレータ14の膜厚部の間隔は、セパレータの厚さに対して、好ましくは10〜100倍である。ここで、セパレータの厚さは、厚さ方向の最大値、すなわち膜厚部の厚さを意味する。セパレータの厚さは、好ましくは10〜50μmであるため、上記セパレータの膜厚部の間隔は、好ましくは100μm〜5000μmである。上記セパレータの膜厚部の間隔が上記範囲である場合、皺を生じさせにくくする効果が高くなる。
上述のような膜厚部14aを有するセパレータ14の面方向の形状は、特に制限されず、膜厚部14aが図3のようにストライプ状に形成された形状であってもよく、多数の点状や多数の島状に形成された形状であってもよい。
用いられうるセパレータの材質やポリマー電解質などは実施形態1と同様であるので説明を省略する。
上述のセパレータ14を、実施形態1、2と同様に、電極と交互に積層して二次電池として組み上げる。この際、セパレータの膜厚部で電極と接着されるように、電極の活物質層の表面の膜厚部と接触する部分にあらかじめ熱硬化性樹脂を含む接着材料を塗布しておき、電池を組み上げた後で熱を加えて前記熱硬化性樹脂を硬化させてもよい。
上述のようなセパレータ14を用いると、電極とセパレータ14との間に隙間が空いた状態となっているため、膜厚部を有するセパレータ14よってできた隙間が、大気の抜け道となり、電極と積層する際にセパレータに皺が生じにくくなる。また、初回充電時に発生したガスの通り道となって、ガス抜きが容易になる。
(実施形態4)
実施形態4では、上記の実施形態2の双極型電池20を複数個、並列および/または直列に接続して、組電池を構成する。図6は、本実施形態の組電池を示す斜視図である。
図6に示すように、組電池40は、上記の実施形態2の双極型電池20が複数個接続されることにより構成される。具体的には、各双極型電池20の正極タブ26および負極タブ27がバスバーを用いて接続されることにより、各双極型電池20が接続されている。組電池40の一の側面には、組電池40全体の電極として、電極ターミナル(42、43)が設けられている。
組電池40を構成する複数個の双極型電池20を接続する際の接続方法は特に制限されず、従来公知の手法が適宜採用されうる。例えば、超音波溶接、スポット溶接などの溶接を用いる手法や、リベット、カシメなどを用いて固定する手法が採用されうる。かような接続方法によれば、組電池40の長期信頼性が向上しうる。
本実施形態の組電池40によれば、組電池40を構成する個々の双極型電池20が出力特性に優れることから、出力特性に優れる組電池が提供されうる。
なお、組電池40を構成する双極型電池20の接続は、複数個全て並列に接続してもよく、また、複数個全て直列に接続してもよく、さらに、直列接続と並列接続とを組み合わせてもよい。
(実施形態5)
実施形態5では、上記の実施形態2の双極型電池20、または実施形態4の組電池40をモータ駆動用電源として搭載して、輸送機関を構成する。双極型電池20または組電池40をモータ用電源として用いる輸送機関としては、例えば、ガソリンを用いない完全電気自動車、シリーズハイブリッド自動車やパラレルハイブリッド自動車などのハイブリッド自動車、および燃料電池自動車などの、車輪をモータによって駆動する自動車のほか、列車、二輪車、船舶、航空機などが挙げられる。
参考までに、図7に、組電池40を搭載する自動車50の概略図を示す。自動車50に搭載される組電池40は、上記で説明したような特性を有する。このため、組電池40を搭載する自動車50は出力特性に優れ、長期間にわたって使用した後であっても充分な出力を提供しうる。
以上のように、本発明の幾つかの好適な実施形態について示したが、本発明は、以上の実施形態に限られるものではなく、当業者によって種々の変更、省略、および追加が可能である。
本発明の効果を、以下の実施例および比較例を用いて説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施例に示す形態のみに制限されるわけではない。
<実施例1>
(電池の作製)
(1)外装
電池外装材として、最外層が表面保護用のPETフィルム、金属フィルム層がAl箔、熱融着絶縁フィルム層がポリプロピレンであるラミネートフィルムを準備した。
(2)端子リード
正極端子リードには厚さ150μm、幅40mm、長さ50mmのAl板を用い、負極端子リードには厚さ150μm、幅40mm、長さ50mmのNi板を用いた。
(3)セパレータ
さらに、セパレータとして、ポリプロピレン製で厚さが30μmのものを準備した。また、電解液として、LiPF電解質をエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との混合溶液に溶解したものを準備した。
(4)正極および負極
正極活物質として、LiMnを85質量%、導電助剤としてアセチレンブラックを5質量%、バインダとしてポリフッ化ビニリデン(PVdF)を10質量%、およびスラリー粘度調整溶媒としてNMPを塗布工程に最適な粘度となるまで添加し、正極活物質スラリーを作製した。正極用の集電体である約10μm厚さのアルミ箔の両面に前記正極活物質スラリーを塗布し、乾燥させて50μm厚さの正極活物質層(縦150mm×横100mm)を有する正極を形成した。
負極活物質として、非晶質系炭素を90質量%、バインダとしてPVdFを10質量%、およびスラリー粘度調整溶媒としてNMPを塗布工程に最適な粘度となるまで添加し、負極活物質スラリーを作製した。負極用の集電体である約10μm厚さの銅箔の両面に前記負極活物質スラリーを塗布し、乾燥させて40μm厚さの負極活物質層(縦155mm×横105mm)を有する負極を形成した。
電極とセパレータとを接着する材料として、1液性のエポキシ系接着剤(硬化温度60℃)を、負極の活物質層の表面に、電極面積の1%となるように、5μm厚さ、縦20mm、横25mm間隔で直径3mmの平面形状にディスペンサーを用いて塗布を行った。
(5)組み立て(図1参照)
正極および負極を、セパレータを介して、負極11枚、正極10枚をそれぞれ積層したものを、前記電池外装材であるラミネートフィルムの中に収納し、セパレータから正極集電体、負極集電体のそれぞれを対向する面から突出させ、Al製の正極端子リード、Ni製の負極端子リードを溶接し、外装のラミネートフィルムに挟み込み正極端子リード、負極端子リードをそれぞれ電池の対向する辺から突出させて、周縁部の3辺を加熱溶着し、電解液としてプロピレンカーボネート(PC)とエチレンカーボネート(EC)との等体積混合液にリチウム塩であるLiPFを1Mの濃度に溶解させたものを注液し全体を封止した。その後、80℃の恒温槽に30分間入れて接着剤を硬化させた。
(6)初充電
電池容量に対して0.2C相当の電流値で8時間充電を行った。
(7)ガス抜き
ラミネートの封止部の一箇所を開封し、初充電で発生したガスを、電池を減圧することで除去した。
(8)最終工程
(7)にて開封した箇所を加熱溶着して、幅100mm×長さ150mm×厚さ4mmのラミネート外装扁平型電池を作製した。
<実施例2>
前記段階(4)で、エポキシ系接着剤の塗布量が電極面積の5%になるように電極上に塗布を行ったこと以外は、実施例1と同様にしてラミネート外装扁平型電池を作製した。
<実施例3>
前記段階(4)で、エポキシ系接着剤の塗布量が電極面積の10%になるように電極上に塗布を行ったこと以外は、実施例1と同様にしてラミネート外装扁平型電池を作製した。
<実施例4>
前記段階(4)で、セパレータの表面の面積のおよそ10%に図5のような膜厚部を有するセパレータ(ポリプロピレン製、縦160mm×横110mm)を用い、膜厚部と接着材料の塗布部分が接触するように、エポキシ系接着剤を、塗布量が電極面積の1%になるように電極上に塗布を行ったこと以外は、実施例1と同様にしてラミネート外装扁平型電池を作製した。前記セパレータの膜厚部の厚さは45μmであり、他の部分の厚さは30μmであった。また、膜厚部は、ストライプ状の形状で存在するものを用いた。
<比較例>
前記段階(4)で、接着剤の塗布、および硬化を行わないこと以外は、実施例1と同様にしてラミネート外装扁平型電池を作製した。
<評価>
容量測定
4.2V定電流一定電圧充電を合計2時間行うことで満充電とし、その後1C相当の電流で2.5Vまで定電流放電したときの放電時間から放電容量を決定した。
耐久試験
実施例1〜4、比較例で製造したラミネート外装扁平型電池をそれぞれ、電圧範囲4.2V〜2.5V,電流値1Cの定電流で充放電を行い、1000サイクル目に上記条件で容量測定を行った。
各実施例と比較例で作製したラミネート外装扁平型電池についての評価結果を、比較例1の結果を100%とした相対値として、表1に示す。
Figure 2008135289
各実施例と比較例との比較から、電極とセパレータとの間に接着剤を塗布して、初回充電の際に発生するガスが抜ける流路を確保することによって、発生するガスによる充放電特性の劣化や耐久性の低下を抑えることができることがわかる。また、接着材料として熱硬化性樹脂を用いた場合は、熱可塑性ポリマーを用いた場合に比べて、少ない塗布面積で高い接着強度が得られることがわかる。
本発明を適用した実施形態1におけるラミネート電池の概略を示す断面図である。 実施形態2における双極型電池の概略を示す断面図である。 接着材料の塗布パターンの例を示す斜視図である。 双極型電池を示す断面図である。 実施形態3におけるセパレータを用いた二次電池の概略を示す断面図である。 実施形態4における組電池を示す斜視図である。 実施形態4における組電池を搭載する実施形態5の自動車の概略図である。
符号の説明
10 ラミネート電池、
11 集電体、
11a 正極集電体、
11b 負極集電体、
12 正極活物質層、
13 負極活物質層、
14 セパレータ、
14a 膜厚部、
15 単電池層、
17 電解質層、
18 接着材料、
19 シール材、
20 双極型電池、
21a、21b 端部集電体
25 ラミネートフィルム、
26 正極タブ、
27 負極タブ、
30 電極、
31 活物質層、
32 未塗布部分、
35 絶縁材、
40 組電池、
42、43 電極タブ、
50 自動車。

Claims (10)

  1. 電極およびセパレータが積層されてなり、前記電極と前記セパレータとの間に接着材料が配置される、少なくとも1つの単電池層を有する二次電池であって、
    前記接着材料が熱硬化性樹脂を含むことを特徴とする、二次電池。
  2. 前記熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、およびフェノール樹脂からなる群から選択される1以上の樹脂であることを特徴とする、請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記熱硬化性樹脂の硬化温度が200℃以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載の二次電池。
  4. 前記セパレータを構成する材料が、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、アラミド、セルロース、およびセラミックからなる群から選択される1以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池。
  5. 前記接着材料が配置される面積が、前記電極の面積の50%以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の二次電池。
  6. 電極およびセパレータが積層されてなる、少なくとも1つの単電池層を有する二次電池であって、
    前記セパレータの一部が、他の部分の厚さに対して110〜200%の厚さを有する膜厚部であり、前記膜厚部と前記電極とが接着されることを特徴とする、二次電池。
  7. 前記膜厚部の間隔が、前記セパレータの厚さに対して10〜100倍であることを特徴とする、請求項6に記載の二次電池。
  8. 電極の表面に熱硬化性樹脂を含む接着材料を塗布する段階と、
    前記電極とセパレータとを順次積層して電池構造体を組み上げる段階と、
    前記電池構造体の全体を加熱して前記熱硬化性樹脂を硬化させる段階と、
    前記電池構造体に初回充電を行う段階と、
    を有することを特徴とする二次電池の製造方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池を複数用いた組電池。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電池、または請求項9に記載の組電池を搭載した車両。
JP2006320590A 2006-11-28 2006-11-28 二次電池 Active JP5401756B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006320590A JP5401756B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 二次電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006320590A JP5401756B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 二次電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008135289A true JP2008135289A (ja) 2008-06-12
JP5401756B2 JP5401756B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=39559995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006320590A Active JP5401756B2 (ja) 2006-11-28 2006-11-28 二次電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5401756B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010067435A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Sumitomo Chemical Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2010231969A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 固体二次電池、固体二次電池の製造方法
JP2013023615A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dic Corp 電池用電解液封止感熱接着シート
JP2013023614A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dic Corp 電池用電解液封止感熱接着シート
JP2013040271A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Dic Corp 感熱接着シート
US8865331B2 (en) 2010-06-16 2014-10-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery assembly
JP2015162337A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 日立マクセル株式会社 非水電解質二次電池及びその製造方法
JP2018055996A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日産自動車株式会社 二次電池
JP2018186020A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 株式会社豊田自動織機 二次電池
KR20190116589A (ko) * 2016-10-13 2019-10-15 프로로지움 테크놀로지 코., 엘티디. 배터리 구조체
JPWO2018134961A1 (ja) * 2017-01-20 2019-11-07 株式会社エンビジョンAescジャパン モノセルの製造方法
CN110828759A (zh) * 2018-08-08 2020-02-21 辉能科技股份有限公司 水平复合式电能供应结构
CN113646951A (zh) * 2019-03-28 2021-11-12 三菱化学株式会社 分隔构件和电池组
JP2022084168A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 電極積層体、電池、および電極積層体の製造方法
CN115775887A (zh) * 2022-12-05 2023-03-10 吉林大学 一种结构可设计的结构电池及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101879015B1 (ko) * 2014-10-15 2018-07-16 주식회사 엘지화학 가스 트랩이 억제된 전극조립체 및 그의 제조방법

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05151951A (ja) * 1991-11-26 1993-06-18 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解液電池
JPH0553126U (ja) * 1991-12-21 1993-07-13 古河電池株式会社 非水電解液電池
JPH06333550A (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 Toshiba Corp 非水電解液電池
WO1998048466A1 (en) * 1997-04-23 1998-10-29 Japan Storage Battery Co., Ltd. Electrode and battery
JPH10302843A (ja) * 1997-02-28 1998-11-13 Mitsubishi Electric Corp 電池用接着剤及びそれを用いた電池とその製造法
WO1999040645A1 (fr) * 1998-02-05 1999-08-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Batterie au lithium et son procede de fabrication
WO1999048164A1 (fr) * 1966-05-12 1999-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Accumulateur et son procede de fabrication
JP2002015773A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Mitsubishi Electric Corp 電池およびその製造方法
JP2002050404A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Mitsubishi Cable Ind Ltd シート状リチウム電池構造及びシート状リチウム電池の製造方法
WO2005022674A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Ube Industries, Ltd. 電池用セパレータ及びリチウム二次電池
JP2006131808A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Nitto Denko Corp 電池用セパレータのための反応性ポリマー担持多孔質フィルムとそれを用いた電池の製造方法
JP2006196199A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Nitto Denko Corp 電池用セパレータのための反応性ポリマー担持多孔質フィルムとそれを用いた電池の製造方法
JP2006202680A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Nissan Motor Co Ltd ポリマー電池
JP2006210089A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Nissan Motor Co Ltd 真性ポリマー電池用電極

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999048164A1 (fr) * 1966-05-12 1999-09-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Accumulateur et son procede de fabrication
JPH05151951A (ja) * 1991-11-26 1993-06-18 Sanyo Electric Co Ltd 非水電解液電池
JPH0553126U (ja) * 1991-12-21 1993-07-13 古河電池株式会社 非水電解液電池
JPH06333550A (ja) * 1993-05-19 1994-12-02 Toshiba Corp 非水電解液電池
JPH10302843A (ja) * 1997-02-28 1998-11-13 Mitsubishi Electric Corp 電池用接着剤及びそれを用いた電池とその製造法
WO1998048466A1 (en) * 1997-04-23 1998-10-29 Japan Storage Battery Co., Ltd. Electrode and battery
WO1999040645A1 (fr) * 1998-02-05 1999-08-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Batterie au lithium et son procede de fabrication
JP2002015773A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Mitsubishi Electric Corp 電池およびその製造方法
JP2002050404A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Mitsubishi Cable Ind Ltd シート状リチウム電池構造及びシート状リチウム電池の製造方法
WO2005022674A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Ube Industries, Ltd. 電池用セパレータ及びリチウム二次電池
JP2006131808A (ja) * 2004-11-08 2006-05-25 Nitto Denko Corp 電池用セパレータのための反応性ポリマー担持多孔質フィルムとそれを用いた電池の製造方法
JP2006196199A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Nitto Denko Corp 電池用セパレータのための反応性ポリマー担持多孔質フィルムとそれを用いた電池の製造方法
JP2006202680A (ja) * 2005-01-24 2006-08-03 Nissan Motor Co Ltd ポリマー電池
JP2006210089A (ja) * 2005-01-27 2006-08-10 Nissan Motor Co Ltd 真性ポリマー電池用電極

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010067435A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Sumitomo Chemical Co Ltd 非水電解質二次電池
JP2010231969A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Seiko Epson Corp 固体二次電池、固体二次電池の製造方法
US8865331B2 (en) 2010-06-16 2014-10-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Secondary battery assembly
JP2013023615A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dic Corp 電池用電解液封止感熱接着シート
JP2013023614A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Dic Corp 電池用電解液封止感熱接着シート
JP2013040271A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Dic Corp 感熱接着シート
JP2015162337A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 日立マクセル株式会社 非水電解質二次電池及びその製造方法
JP2018055996A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 日産自動車株式会社 二次電池
KR102043355B1 (ko) 2016-10-13 2019-11-11 프로로지움 테크놀로지 코., 엘티디. 배터리 구조체
KR20190116589A (ko) * 2016-10-13 2019-10-15 프로로지움 테크놀로지 코., 엘티디. 배터리 구조체
JPWO2018134961A1 (ja) * 2017-01-20 2019-11-07 株式会社エンビジョンAescジャパン モノセルの製造方法
JP2018186020A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 株式会社豊田自動織機 二次電池
CN110828759A (zh) * 2018-08-08 2020-02-21 辉能科技股份有限公司 水平复合式电能供应结构
CN110828759B (zh) * 2018-08-08 2022-11-29 辉能科技股份有限公司 水平复合式电能供应结构
CN113646951A (zh) * 2019-03-28 2021-11-12 三菱化学株式会社 分隔构件和电池组
CN113646951B (zh) * 2019-03-28 2024-05-14 三菱化学株式会社 分隔构件和电池组
JP2022084168A (ja) * 2020-11-26 2022-06-07 プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 電極積層体、電池、および電極積層体の製造方法
CN115775887A (zh) * 2022-12-05 2023-03-10 吉林大学 一种结构可设计的结构电池及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5401756B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5401756B2 (ja) 二次電池
JP4155054B2 (ja) バイポーラ電池
JP5272494B2 (ja) 双極型二次電池
US8076021B2 (en) Bipolar battery
JP4734912B2 (ja) リチウムイオン電池およびその製造方法
JP4972862B2 (ja) 電池用電極の製造方法
JP5200367B2 (ja) 双極型電池用電極
JP5266618B2 (ja) バイポーラ電池
JP5526481B2 (ja) 二次電池およびその製造方法
JP4984448B2 (ja) 二次電池の製造方法
JP5070703B2 (ja) 双極型電池
JP2010073421A (ja) 双極型電極およびその製造方法
JP2008097940A (ja) 双極型二次電池
JP2007109636A (ja) 電池用電極
JP2007280687A (ja) 電池用電極
JP5392328B2 (ja) 固体電解質電池
JP4100188B2 (ja) バイポーラ電池
JP5023428B2 (ja) 固体電解質電池
JP2007026725A (ja) リチウムイオン二次電池
JP4956777B2 (ja) バイポーラ電池、組電池及びそれらの電池を搭載した車両
JP2005174844A (ja) バイポーラ電池
JP4635599B2 (ja) リチウムポリマー電池の製造およびそれにより得られた電池
JP2004247209A (ja) 積層型電池
JP2004220829A (ja) バイポーラ電池
JP2006179237A (ja) 電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130516

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5401756

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150