JP2010229014A - セメント用自己収縮低減剤及びセメント組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、自己収縮低減効果に優れるセメント用自己収縮低減剤を提供することにある。
【解決手段】 下記一般化学式(1)で表されるオキシアルキレン化合物(A)を必須成分として含有することを特徴とするセメント用自己収縮低減剤。
RO−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
[式(1)中、Rは炭素数8〜14のアルキル基を表す。EOはオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を表し、[(EO)m/(PO)n]全体としてはエチレンオキシドとプロピレンオキシドの単独付加、またはこれらを併用する場合はブロック状もしくはランダム状の付加を表し、そのブロック付加の順序は問わない。nはエチレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜10の数であり、mはプロピレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜5の数であり、但しnとmの合計量は1〜10の数である。]
【選択図】なし

Description

本発明はセメント用自己収縮低減剤及びこれを用いたセメント組成物に関する。
セメント硬化体の収縮は、硬化体にひび割れを生じさせる大きな要因となる。特にコンクリートのひび割れは美観を損なうだけではなく、鉄骨腐食の促進や、水密性の低下を招くことから、建築物の長期耐久性を向上させるためになるべく低減することが望まれる。
「JIS A0203コンクリート用語」で解説されているように、セメント硬化体の収縮は、セメント水和反応の進行によってコンクリート、モルタルおよびペーストの体積が減少することにより収縮する自己収縮と、硬化したコンクリート又はモルタルが乾燥により収縮する乾燥収縮の2つに大きく分けられる。
一般の低層建築等に用いられる汎用一般のコンクリートは水セメント比が高いことから、トータル収縮量のほとんどが乾燥収縮によるものとなる。そのため従来から低層建築用の乾燥収縮低減剤については多数の提案がなされている。
特開昭56−37259号公報 特公昭62−10947号公報
ところで、近年は、高層建築の需要の高まりから、コンクリートの高強度化が進められている。セメント硬化体の強度自体は水セメント比を下げることにより大きくすることができるが、その反面、自己収縮量が増加する。
セメント硬化体の自己収縮は、水和反応で水が消費されることにより硬化体内部が乾燥状態になることが原因と考えられ、自己収縮低減に対しても従来からの乾燥収縮低減剤の適用が提案されている。
しかしながら、従来の乾燥収縮低減剤では自己収縮低減効果は十分でなかった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、自己収縮低減効果に優れるセメント用自己収縮低減剤を提供することにある。
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、下記一般化学式(1)で表されるオキシアルキレン化合物(A)を必須成分として含有することを特徴とするセメント用自己収縮低減剤;およびこのセメント用自己収縮低減剤、セメント、水およびび骨材を含有するセメント組成物である。
RO−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
[式(1)中、Rは炭素数8〜14のアルキル基を表す。EOはオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を表し、[(EO)m/(PO)n]全体としてはエチレンオキシドとプロピレンオキシドの単独、またはブロック状もしくはランダム状の付加を表し、そのブロック付加の順序は問わない。nはエチレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜10の数であり、mはプロピレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜5の数であり、但しnとmの合計量は1〜10の数である。]
本発明のセメント用自己収縮低減剤は、セメント硬化体の自己収縮低減効果に優れるため、該自己収縮低減剤を用いたモルタル及びコンクリートの自己収縮由来のひび割れ発生を抑制することができる。
また、分子量分布の広いオキシアルキレン化合物は、高起泡性となりやすいエチレンオキシド高付加モル成分の含有率が高くなることから、オキシアルキレン化合物などを添加した際に一般にモルタルまたはコンクリートの空気量が増大しやすく、その結果、モルタルまたはコンクリートの流動性が低下する傾向がある。しかし、分子量分布を制御したオキシアルキレン化合物(A)は、モルタルまたはコンクリートの流動性に与える悪影響を抑制できることから、無添加時とほぼ同等の作業性を維持することができる。
本発明のセメント用自己収縮低減剤は下記一般化学式(1)で表されるオキシアルキレン化合物からなる。
RO−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
[式(1)中、Rは炭素数8〜14のアルキル基を表す。EOはオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を表し、[(EO)m/(PO)n]全体としてはエチレンオキシドとプロピレンオキシドの単独、またはブロック状もしくはランダム状の付加を表し、そのブロック付加の順序は問わない。nはエチレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜10の数であり、mはプロピレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜5の数であり、但しnとmの合計量は1〜10の数である。]
一般式(1)におけるRは、炭素数8〜14のアルキル基であり、具体的には、直鎖または分岐のオクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、トリデシル基、ペンタデシル基及びデトラデシル基等が挙げられる。
これらのうち、自己収縮低減効果の観点から、分岐のアルキル基が好ましく、具体的にはイソオクチル基、2−オクチル基、4−メチル−4−ヘプチル基、2−エチル−1−ヘキシル基、イソノニル基、2−ノニル基、3,5,5−トリメチル−1−ヘキシル基、イソデシル基、2−デシル基、イソウンデシル基、2−ウンデシル基、2−ラウリル基、イソラウリル基、2−トリデシル基、イソトリデシル基、2−テトラデシル基、イソテトラデシル基が挙げられる。
より好ましいのは炭素数8〜12の分岐アルキル基であり、具体的にはイソオクチル基、2−オクチル基、4−メチル−4−ヘプチル基、2−エチル−1−ヘキシル基、イソノニル基、2−ノニル基、3,5,5−トリメチル−1−ヘキシル基、イソデシル、2−デシル基、特に好ましいのは炭素数8〜10の分岐アルキル基であり、最も好ましいのは、2−エチル−1−ヘキシル基とイソデシル基である。
一般式(1)におけるEOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を表す。
[(EO)m/(PO)n]全体としては、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの単独付加、またはエチレンオキシドとプロピレンオキシドを併用する場合はブロック状もしくはランダム状の付加を表し、そのブロック付加の順序は問わない。
nはエチレンオキシドの平均付加モル数を表し、通常1〜10、好ましくは2〜5の数である。この範囲であると自己収縮低減効果が良好になる上、モルタルおよびコンクリートとしたときの空気量の調整が容易である点で好ましい。
mはプロピレンオキシドの平均付加モル数を表し通常0〜5、好ましくは0〜3の数である。 この範囲であると自己収縮低減効果が良好になる上、モルタルおよびコンクリートとしたときの空気量の調整が容易である点で好ましい。
但し、nとmの合計は、1〜10の数がであり、好ましくは2〜8の数、さらに好ましくは3〜7の数である。この範囲であると収縮低減効果がさらに良好となる。
また、オキシエチレン基(EO)の含有率を表すn/(n+m)は、後に説明するHLBを好ましい範囲に調整するために、0.5〜1.0が好ましく、さらに好ましくは0.7〜1.0、最も好ましくは0.9〜1.0である。
本発明のオキシアルキレン化合物(A)において、さらに、分子量分布の指標である重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が「下記の関係式(2)を満たすことにより、高起泡性となりやすいエチレンオキシド高付加モル成分の含有率を抑制できる。したがってモルタルまたはコンクリートに添加したときも空気量を増大させないことからモルタルまたはコンクリートの流動性を阻害することなく無添加時とほぼ同等の作業性を維持することができる。
なお本発明のMwとMnはゲルパーミエーションクロマトグラフによりそれぞれの分子量を測定する。
Mw/Mn≦1.520×e(-0.030×N) (2)
ここで、Nは、化学式(1)中のRのアルキル基の炭素数を表す。
なお、関係式(2)が成立するのは一般式(1)におけるRの炭素数 Nが8〜14の場合に限定される。
重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が関係式(2)を満足するような分子量分布が狭いオキシアルキレン化合物は、米国特許第4,112,231号明細書や特開2001−11489号公報 に示された過ハロゲン酸(塩)、硫酸塩、燐酸塩、硝酸塩など分子量分布を狭くする効果の高い触媒の存在下で、脂肪族系アルコールとアルキレンオキサイドの付加反応を行うことで得られる。
また、分子量分布を持つオキシアルキレン化合物を蒸留することにより得られる低分子のオキシアルキレン化合物および低分子のオキシアルキレン化合物を取り除いた残査を用いることも分子量分布を狭くする方法として有効である。尚、分子量分布を持つオキシアルキレン化合物は、先に挙げた分子量物を狭くする効果の高い触媒を用いても良いし、分子量分布が広くなる水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ触媒を用いてもよい。
本発明のセメント用自己収縮低減剤は、アルキル基の種類が異なるオキシアルキレン化合物を用いてもよい。アルキル基の異なるオキシアルキレン化合物はの場合は、アルキル基の異なるオキシアルキレン化合物を上記の方法に基づき別々に合成した後、個々の成分を配合して得てもよいし、アルキル基の異なる脂肪族系アルコールの混合物にアルキレンオキサイドを付加することにより得てよい。
上述のように、セメント硬化体の自己収縮は水和反応前後の容量減少により起こる。普通セメントは水と接触約10時間後に発熱ピークを示すが、この発熱によりセメント硬化体内部と外部とでは40℃程度の温度差ができる。この温度差により硬化体内部の水分が外部に移動することが自己収縮が起こる要因にもなっており、枯渇した水分を補えれば自己収縮も低減できると考えられる。しかしながらセメントの水和反応が進行すると、硬化体内部が緻密化するため硬化体内部への水の供給は困難になる。
本発明のセメント用自己収縮低減剤を添加したセメント硬化体は硬化体内部に水が浸透しやすくなることから、硬化体の周辺部に移動した水分が、内部が冷えた後、再び内部に戻ることにより自己収縮が低減されると考えられる。従って、硬化体を水中で養生したり硬化体に水を散布すれば自己収縮低減効果は更に高まる。
本発明者らは、上記のセメント用自己収縮低減剤を添加したセメント硬化体内部への水の浸透しやすさの尺度として、セメント用自己収縮低減剤水溶液のモルタルに対する接触角が使用できることを見出した。
モルタルに対するセメント用自己収縮低減剤の5%水溶液の接触角は小さい方が好ましく、具体的には10°以下であることが好ましく、更に好ましくは5°以下である。
上記及び以下において、特に規定しない限り、%は重量%を表す。
本発明において、接触角は「JIS R5201:1997の付属書2セメントの試験方法−強さの試験」に記載されされている強さ試験用の供試体作成法に基づいて作成したモルタル供試体(成形後28日以上経過したもの)に対する自己収縮低減剤の5%水溶液の接触角(25℃、2秒後)を、全自動接触角計(協和界面化学株式会社製:DM700)を用いて測定される。
本発明のセメント用自己収縮低減剤が水溶液の接触角や表面張力を低下させる効果を発現するには、セメント用自己収縮低減剤が水溶性であることが好ましい。従って、自己収縮低減剤のHLBは、8.0〜15.0が好ましく、さらに好ましくは8.0〜13.0、特に好ましくは9.0〜12.0である。
ここでのHLBは、親水性と親油性のバランスを示す指標であって、例えば「乳化・可溶化の技術」〔昭和51年、工学図書(株)〕や「新界面活性剤入門」〔1996年、藤本武彦著〕132項と197〜199項に記載されている小田法による計算値として知られているものであり、グリフィン法による計算値ではない。
そして、HLBを導き出すための有機性値及び無機性値については「有機概念図―基礎と応用―」〔昭和59年、三共出版(株)〕や「新界面活性剤入門」〔1996年、藤本武彦著〕198項に記載の表の値を用いて算出できる。
本発明のセメント組成物は、本発明のセメント用自己収縮低減剤、セメント、水及び骨材を含有する。具体的には、これらの構成成分を含有するモルタル組成物及びコンクリート組成物が挙げられる。
セメントとしては、ポルトランドセメント(普通ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメント、超早強ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、低熱ポルトランドセメント及び耐硫酸塩ポルトラントセメント)及び混合セメント(高炉セメント、フライアッシュセメント、フライアッシュセメント等)が挙げられる。
骨材としては、細骨材と粗骨材とがある。細骨材としては、「JIS A5308:2003の付属書1(規定)レディ−ミクストコンクリート用骨材」に準拠する骨材等が使用でき、川砂、陸砂、山砂、海砂及び砕砂等が挙げられる。粗骨材としては、「JIS A5308:2003の付属書1(規定)レディーミクストコンクリート用骨材」に準拠する骨材等が使用でき、川砂利、陸砂利、山砂利及び砕石等が挙げられる。
水としては、海水、河川水、湖沼水、水道水、工業用水及び脱イオン水等が挙げられる。
本発明のセメント組成物は、更にフライアッシュ、高炉スラグ及びシリカフューム等の混和材や、減水剤(AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤及び流動化剤)、空気連行剤(AE剤)、膨張材、起泡剤(発泡剤)、消泡剤(抑泡剤及び破泡剤)、硬化促進剤(急結剤)、硬化遅延剤、防錆剤、増粘剤及びポリマーセメントコンクリート又はポリマーモルタル用のポリマーディスパージヨン等の混和剤並びにその他の混和剤等を含有することができる。
フライアッシュとしては「JIS A6201:2008コンクリート用フライアッシュ」に準拠するもの、高炉スラグとしては「JIS A6206:2008コンクリート用高炉スラグ微粉末」に準拠するもの、シリカフュームとしては「JIS A6207:2006コンクリート用シリカフューム」に準拠するもの等が挙げられる。
減水剤としては、リグニンスルホン酸塩(ナトリウム等のアルカリ金属塩及びカルシウム等のアルカリ土類金属塩等;以下の化合物の塩についても同様)、ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物塩(縮合度:5〜20)、メラミンホルマリン酸ホルマリン縮合物塩(縮合度:5〜20)、ポリカルボン酸塩(数平均分子量:5000〜6万)、アミノスルホン酸ホルマリン縮合物塩(縮合度:2〜20)及びポリオキシアルキレン基(例えばアルキレン基の炭素数が2及び/又は3のポリオキシアルキレン基)含有ポリカルボン酸塩(数平均分子量:1万〜60万)[例えば、コンクリート混和剤の開発技術、(株)シーエムシー、1995年発行に記載のもの]等が挙げられる。
AE剤としては、アルキル硫酸エステル塩(アルキル基の炭素数10〜14)、アルキルエーテル硫酸エステル塩(アルキル基の炭素数10〜14、アルキレン基の炭素数が2のポリオキシアルキレン基)及び樹脂酸塩等が挙げられる。
膨張材としては、カルシウムサルフォアルミネート及び生石灰(例えば、電気化学工業社製「デンカCSA」及び太平洋マテリアル社製「太平洋エクスパン」)等が挙げられる。
起泡剤としては、アルキル硫酸エステル塩(アルキル基の炭素数10〜14)、アルキルエーテル硫酸エステル塩(アルキル基の炭素数10〜14、アルキレン基の炭素数が2のポリオキシアルキレン基)、樹脂酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩及びタンパク系起泡剤等が挙げられる。
消泡剤としては、エステル系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、鉱物油系消泡剤、シリコーン系消泡剤及び粉末消泡剤[例えば、新・界面活性剤入門、三洋化成工業(株)、1981年発行に記載されたものやサンノプコ社製「SNディフォーマーPC」及び「SNディフォーマー14HP」]等が挙げられる。
硬化促進剤としては、多価アルコール(ペンタエリスリトール等)の分子内縮合物、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン及び塩化カルシウム等が挙げられる。
硬化遅延剤としては、糖類及びオキシカルボン酸塩等が挙げられる。
防錆剤としては、亜硝酸塩等が挙げられる。
増粘剤としては、ポリアクリルアミド及びセルロースエーテル等が挙げられる。
ポリマーセメントコンクリート又はポリマーモルタル用ポリマーディスパージヨンとしては、スチレンブタジエンゴムラテックス、エチレン酢酸ビニル及びポリアクリル酸エステルエマルション等が挙げられる。
その他の混和剤としては、公知のモルタル又はコンクリート用混和剤[例えば、コンクリート混和剤の開発技術、(株)シーエムシー、1995年発行に記載のもの]等が挙げられる。
セメント組成物における本発明のセメント用自己収縮低減剤の含有量(%)は、セメントの重量に基づいて、0.5〜20が好ましく、更に好ましくは1〜10、特に好ましくは1.5〜7.5 、最も好ましくは2〜5である。
前記混和材及び混和剤の含有量は、通常使用される範囲であればよい。
尚、減水剤を使用する場合、減水剤の使用量(%、有効成分換算)は、自己収縮低減剤の重量に基づいて、0.1〜100が好ましく、更に好ましくは2〜50、特に好ましくは3〜30、最も好ましくは5〜20である。
本発明のセメント用自己収縮低減剤の添加手段は、普通一般に行われているセメント用混和材料の場合と同様でよい。例えば、混練水に予め適量のセメント用自己収縮低減剤を混和した後、又は別々に他の原材料とともに一括して、ミキサーに投入してもよい。
本発明のセメント用自己収縮低減剤を添加混練したモルタル又はコンクリートの施工方法は従来の場合と同様でよいが、自己収縮低減の観点から、湿空養生、水中養生、散水養生及び加熱促進養生(蒸気養生及びオートクレーブ養生)等水分が十分供給される養生方法が好ましい。
以下、実施例により本発明を更に説明するが本発明はこれに限定されるものではない。
なお、以下において特記しない限り部は重量部を表す。
[製造例1] <自己収縮低減剤(a−1)の製造>
温度計、攪拌機を備えたSUS製オートクレーブに、2−エチルヘキサノール495部及び過塩素酸アルミニウム0.4部を仕込み、容器内を十分に窒素置換した後、密閉し、120℃に昇温した。 120℃で10時間かけてエチレンオキシド503部(アルコールに対して3モル)を反応した。さらに120℃で2時間熟成した後、25℃に冷却して、反応物にキョウワード600(協和化学工業株式会社製)を3部投入し、90℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により本発明の自己収縮低減剤(a−1)を得た。
[製造例2] <自己収縮低減剤(a−2)の製造>
製造例1 において、2−エチルヘキサノールをイソデシルアルコール544部、エチレンオキシドを454部(アルコールに対して3モル)に変える以外は同様にして、本発明の自己収縮低減剤(a−2)を得た。
[製造例3] <自己収縮低減剤(a−3)の製造>
製造例1において、2−エチルヘキサノールをイソテトラデシルアルコール548部、エチレンオキシドを450部(アルコールに対して4モル)に変える以外は同様にして、本発明の自己収縮低減剤(a−3)を得た。
[製造例4] <自己収縮低減剤(a−4)の製造>
温度計、攪拌機を備えたSUS製オートクレーブに、2−エチルヘキサノール405部と過塩素酸アルミニウム0.4部を仕込み、容器内を十分に窒素置換した後、密閉し、120℃に昇温した。 120℃で2時間かけてエチレンオキシド412部(アルコールに対して3モル)を滴下しながら反応し、次いで>プロピレンオキシド181部(アルコールに対して1モル)を8時間かけて滴下しながら反応させた。さらに120℃で2時間熟成した後、25℃に冷却して、反応物にキョウワード600(協和化学工業株式会社製)を3部投入し、90℃にて触媒を吸着処理後、ろ過により本発明の自己収縮低減剤(a−4)を得た。
[製造例5] <自己収縮低減剤(a−5)の製造>
製造例1において、過塩素酸アルミニウムを水酸化ナトリウム1.0部に変える以外は同様にして、比較のための収縮低減剤(a−5)を得た。
[製造例6]<セメント減水剤(b−1)の製造>
撹拌装置、還流装置及び滴下装置を備えた反応容器に水2837部を仕込み、100℃に昇温した。その後、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート(平均付加モル数23)778部、メタクリル酸181部、2−メルカプトエタノール2部及び水639部の混合液(1)と、過硫酸アンモニウム16部と水342部の混合溶液(2)を各々2時間かけて、重合温度を100℃に保持しながら同時に連続滴下した。さらに、100℃に1時間保持し、40℃に冷却後、30%水酸化ナトリウム水溶液でpHを7に調整して減水剤(b−1)を得た。
[比較製造例1] <収縮低減剤(a’−1)の製造>
製造例4において、2−エチルヘキサノールを1−ブタノール266部、エチレンオキシドをエチレンオキシド316部(アルコールに対して2モル)、プロピレンオキシドを417部(アルコールに対して2モル)、過塩素酸アルミニウムを水酸化ナトリウム1.0部に変える以外は同様にして、比較のための収縮低減剤(a’−1)を得た。
[比較製造例2] <収縮低減剤(a’−2)の製造>
製造例1において、2−エチルヘキサノールを1−ステアリルアルコール433部、エチレンオキシドを565部(アルコールに対して8モル)に変える以外は同様にして、比較のための収縮低減剤(a’−2)を得た。
[比較製造例3] <収縮低減剤(a’−3)の製造>
温度計、攪拌機を備えたSUS製オートクレーブに、2−エチルヘキサノール180部と水酸化カリウム0.66部を仕込み、容器内を十分に窒素置換した後、密閉し、150℃に昇温した。
150℃で2時間かけてエチレンオキシド122部を反応し、150℃で1時間熟成した。次いで125℃で20時間かけてプロピレンオキシド644部を反応した。さらに125℃で15時間熟成した後、25℃に冷却し、比較のための収縮低減剤(a’−3)を得た。
ゲルパーミエーションクロマトグラフ(以下GPCと略記する。)による分子量の測定条件は次の通りである。
<GPCの測定条件>
機種 :HLC−8120(東ソー株式会社製)
カラムTSK gel SuperH4000TSK gel SuperH3000TSK gel SuperH2000(いずれも東ソー株式会社製)
カラム温度:40℃検出器:RI溶媒:テトラヒドロフラン流速:0.6ml/分試料濃度:0.25%注入量:10μl標準:ポリオキシエチレングリコール(東ソー株式会社製;TSK STANDARDPOLYETHYLENE OXIDE)
データ処理装置:SC−8020(東ソー株式会社製)
得られた自己収縮低減剤のMw/Mn比、一般式(2)の右辺のMw/Mn比の上限計算値、5%水溶液の表面張力と接触角の測定値、自己収縮低減剤のHLBの計算値をを表1に示す。
<自己収縮低減剤水溶液の表面張力>
表面張力計(協和界面科学株式会社製:DM700)を用いて、自己収縮低減剤の5%水溶液の表面張力を(25℃)測定した。
<自己収縮低減剤水溶液の接触角>
「JIS R5201:1997の付属書2セメントの試験方法−強さの試験」に記載されされている強さ試験用の供試体作成法に基づいて作成したモルタル供試体に対する自己収縮低減剤の5%水溶液の接触角(25℃、2秒後)を、全自動接触角計(協和界面化学科学株式会社製:DM700)を用いて測定した。
なお、2−エチルヘキサノールのエチレンオキサイド2モルプロピレンオキサイド8モル付加物(a’−3)は水に溶解しないため、5%水溶液の表面張力及び接触角は測定できなかった。
Figure 2010229014
実施例1〜6、および比較例1〜4
20℃に温調しておいたセメント、標準砂(「JIS A5201:1997の付属書2セメントの試験方法−強さの測定」に準拠した砂)及び練り水をセメント100重量部に対し、標準砂130重量部、 水30重量部(水/セメント比=0.3)となる配合にてモルタル評価を行った。
製造例6で製造した減水剤(B−1)、製造例1〜5で製造した自己収縮低減剤(a−1)〜(a−5)および比較製造例1〜3で製造した比較のための収縮低減剤(a’−1)〜(a’−3)は水の一部として取り扱い、表1の配合表に基づき混合・混練してモルタルを得た。
得られた自己収縮低減剤を添加したモルタルの長さ変化率とフロー値を以下の測定方法で測定した結果を表2に示す。
<長さ変化率の測定>
得られたモルタルを、4cm×4cm×16cmの型枠内に充填し、モルタルの両側にゲージプラグを埋め込んだ。1日間密封養生した後、モルタルを型枠から取り出し、全体をポリエチレンフィルムで覆った後、さらにアルミニウムフィルムで覆った供試体を温度20℃の雰囲気下に静置した。
7日目と28日目に、供試体の長さを「JIS A1129−3:2001モルタル及びコンクリートの長さ変化試験方法−第3部ダイヤルゲージ法」に準拠した方法で測定し、長さ変化率を計算した。
28日後の長さ変化率で、100×10ー6未満を◎ 、100×10ー6〜150×10ー6を○、 150×10ー6以上を×と判定した。
なお、比較例4で使用した(a’−3)は水に溶解しないため、モルタルに添加した場合も一部が経時でモルタル表層に浮き上がってしまい、セメント硬化物の外観に対する悪影響が懸念された。
<モルタルのフロー値の測定>
混練したモルタルのフロー値を「JIS R5201−1997−11.フロー試験」に準拠した方法で測定した。
フロー値は240mm以上を◎、240mm〜200mmを○、200mm未満を×で判定した。
Figure 2010229014
表2から、本発明のセメント用自己収縮低減剤を使用した場合、モルタルの自己収縮が著しく低減されることが分かる。さらに、モルタルの流動性の指標となるフロー値を大きく低下させないため、作業性の確保も容易である。
一方、収縮低減剤の炭素数が本出願の範囲外である(a’−1)、(a’−2)を用いた比較例2および3は、自己収縮低減効果がほとんど発揮されない。
プロピレンオキサイドの付加モル数が本発明の範囲外である(a’−3)を用いた比較例4は、モルタルに添加した場合も一部が経時でモルタル表層に浮き上がってしまい、セメント硬化物の外観に対する悪影響が懸念される。
本発明の自己収縮低減剤はセメントの自己収縮低減効果に優れ、特に近年問題が顕在化しつつある高強度コンクリートにおけるひび割れの発生を抑制することで、美観の低下、鉄骨腐食及び水密性低下の抑制が可能になり、建築物の長期耐久性を向上させることが可能になる。

Claims (7)

  1. 下記一般化学式(1)で表されるオキシアルキレン化合物(A)を必須成分として含有することを特徴とするセメント用自己収縮低減剤。
    RO−[(EO)m/(PO)n]−H (1)
    [式(1)中、Rは炭素数8〜14のアルキル基を表す。EOはオキシエチレン基を、POはオキシプロピレン基を表し、[(EO)m/(PO)n]全体としてはエチレンオキシドとプロピレンオキシドの単独付加、またはこれらを併用する場合はブロック状もしくはランダム状の付加を表し、そのブロック付加の順序は問わない。nはエチレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜10の数であり、mはプロピレンオキシドの平均付加モル数を表し0〜5の数であり、但しnとmの合計量は1〜10の数である。]
  2. 化学式(1)中のRが、炭素数8〜10の分岐のアルキル基である請求項1記載のセメント用自己収縮低減剤。
  3. 化学式(1)で表されるオキシアルキレン化合物(A)中のオキシエチレン基(EO)とオキシプロピレン基(PO)の合計量に対するオキシエチレン基の含有率n/(n+m)が0.5〜1.0である請求項1または2記載のセメント用自己収縮低減剤。
  4. 重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が下記関係式(2)を満たす請求項1〜3いずれか記載のセメント用自己収縮低減剤。
    Mw/Mn≦1.520×e(-0.030×N) (2)
    [関係式(2)中のNは、化学式(1)中のRのアルキル基の炭素数を表す。]
  5. 5重量%水溶液の25℃での表面張力が35mN/m以下であり、かつモルタルに対する5重量%水溶液の25℃での接触角が10°以下である請求項1〜4いずれか記載のセメント用自己収縮低減剤。
  6. HLBが8.0〜15.0である請求項1〜5いずれか記載のセメント用自己収縮低減剤。
  7. 請求項1〜6のいずれか記載のセメント用自己収縮低減剤、セメント、水およびび骨材を含有するセメント組成物。
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