JP2010228817A - 易開封性包装袋の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のVノッチ等の如く、その切込みから不用意に(裂けて)開封したり、手などに怪我を負うことがなく、かつノッチ屑などが混入したりすることのない安全で衛生的な易開封性包装袋製造方法の提供にある。
【解決手段】最内層がシーラント層21で、表面基材23とでなり、方形状の表裏2枚の側面シート10の両側端縁シール部12と、上端縁シール部16と下端縁シール部14のシーラント層面同士がシールされ、さらに下端縁のシーラント層21面同士がシールされている四方シール袋において、前記両側端縁シール部12の開封すべき所定の位置に、複数本の一の字が縦に千鳥足状に配列されている多数配列のノッチ30が刻設されている易開封性包装袋1の製造方法としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、易開封性包装袋製造方法に関するものであり、さらに詳細には、三方シール袋や四方シール袋あるいは四方シールされた自立袋(スタンディングパウチ)の如き左右側端縁のシール部に易開封性のノッチが刻設されている易開封性包装袋製造方法に関するものである。
従来、三方シール袋や四方シール袋、あるいは四方シールされた自立袋(スタンディングパウチ)などを側端縁シール部から引き裂いて開封する際には、側端縁シール部の開封すべき所定の位置、例えば上端シール部より僅かに下の部分に相当する位置に刻設されたVノッチ、Uノッチ、六角ノッチ、Iノッチなどを起点とし、その部分を指で摘んで横方向に引き裂く方法で行われている。
特開2004−314985号公報 特開平10−119984号公報 登録実用新案第3058972号公報 特開2004−035060号公報
しかしながら、上記各種ノッチでは、これらノッチの切込み部から不用意に開封(裂ける)される危惧があり、さらにこの切込み部で手などに怪我をする懸念があり安全性に欠けるなどの問題点があった。さらにまた、製造中の上記各種ノッチの刻設で、そのノッチ屑による作業環境の汚染とともに、このノッチ屑が製品に混入したりする事故(特に食品類の包装袋では衛生性に欠けること)が発生することがあるので、異物混入検査において、上記包装袋が不良品となるなどの問題点があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、従来のVノッチやUノッチなどの如く、その切込み部から不用意に(裂けて)開封したり、あるいはその切込み部によって手などに怪我を負ったりすることがなく、かつノッチ屑による作業環境の汚染や包装袋などが混入したりすることのない安全でかつ衛生的な易開封性包装袋の製造方法を提供することにある。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なくとも最内層がシーラント層でなり、方形状の複合フィルムを該シーラント層面を内面として折り畳み、折目以外の両側端縁をシールして、もしくは方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側端縁をシールして、該シールされた両側端シール部を介して複数の三方シール袋、もしくは四方シール袋、もしくは自立袋を複数面付けし、該面付けされた両側端シール部の略中央で断裁する前記各包装袋の製造方法において、前記両側端シール部の略中央の断裁予定線上の開封すべき所定の位置に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで配列され、この両側で前記所定のピッチ間にくる千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにそれらの内側に同様の一の字の配列が繰り返されている打抜き刃によって多数配列のノッチを刻設し、前記断裁予定線でスリットすることにより側端縁の延びる方向に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで側端縁の端部に配列され、この内側で前記所定のピッチ間にくる千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにその内側に同様の一の字の配列が繰り返されている多数配列のノッチが刻設されていることを特徴とする易開封性包装袋の製造方法としたものである。
また、請求項2の発明では、前記繰り返されている多数配列が、3段階から5段階であることを特徴とする請求項1記載の易開封性包装袋の製造方法としたものである。
また、請求項3の発明では、前記一の字の、縦に配列される本数は、中央で5本〜8本であることを特徴とする請求項1または2記載の易開封性包装袋の製造方法としたものである。
さらにまた、請求項4の発明では、前記一の字の横の長さが1〜1.5mmであることを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の易開封性包装袋の製造方法としたものである。
さらにまた、請求項の発明では、前記多数配列のノッチの周辺近傍に、開封を促すための印刷が施されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の易開封性包装袋の製造方法としたものである。
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち少なくとも最内層がシーラント層でなり、方形状の複合フィルムを該シーラント層面を内面として折り畳み、折目以外の両側端縁と、上端縁のシーラント層同士がシールされている三方シール袋、もしくは方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側端縁と、上端縁のシーラント層面同士がシールされ、さらに下端縁のシーラント層面同士がシールされている四方シール袋、もしくは方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側端縁と、上端縁のシーラント層面同士がシールされ、さらに下端縁のシーラント層面で、該側面シートと略同一構成でなる底面シートがシールされている自立袋において、前記シールされている両側端縁の開封すべき所定の位置に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで配列され、この内側で前記所定のピッチ間にくるような千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにその内側に同様の一の字の配列が繰り返されている多数配列のノッチが刻設されているので、従来のVノッチ、Uノッチ、六角ノッチ、あるいはIノッチなどのようにその切り込み部から不用意に裂けて開封したり、その切り込み部で怪我をしたりすることがなく、かつ製造中にノッチ屑が作業環境を汚染したり、あるいは製品(包装袋)に混入したりすることのない安全でかつ衛生性のある易開封性包装袋とすることができる。
また、前記多数配列のノッチの周辺近傍に、開封を促すための印刷が施されているので、通常肉眼では見え難い多数配列のノッチでも、容易にその存在を識別することができ、かつ前記多数配列のノッチは縦に幅が広いので指などで裂き(開封し)易く開封し易い易開封性包装袋とすることができる。
また、上記請求項に係る発明によれば少なくとも最内層がシーラント層でなり、方形状の複合フィルムを該シーラント層面を内面として折り畳み、折目以外の両側端縁をシールして、もしくは方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側端縁をシールして、該シールされた両側端シール部を介して複数の三方シール袋、もしくは四方シール袋、もしくは自立袋を複数面付けし、該面付けされた両側端シール部の略中央で断裁する前記各包装袋の製造方法において、前記両側端シール部の略中央の断裁予定線上の開封すべき所定の位置に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで配列され、この両側で前記所定のピッチ間にくる千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにそれらの内側に同様の一の字の配列が繰り返されている打抜き刃によって多数配列のノッチを刻設し、前記断裁予定線でスリットすることにより側端縁の延びる方向に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで側端縁の端部に配列され、この内側で前記所定のピッチ間にくる千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにその内側に同様の一の字の配列が繰り返されている多数配列のノッチが刻設されていることを特徴とする易開封性包装袋の製造方法とすることによって、複数面
付けされた易開封性包装袋の両側端シール部に多数配列のノッチを効率よく刻設することができ、従来のVノッチなどのようにその切り込み部から不用意に裂けて開封したり、その切り込み部で手などに怪我をしたりすることがなく、かつ製造中におけるノッチ屑が作業環境を汚染したり、製品(包装袋)に混入したりすることのない安全でかつ衛生性のある易開封性包装袋の製造方法とすることができる。
さらにまた、上記請求項に係る発明によれば、前記多数配列のノッチの周辺近傍に、開封を促すための印刷を施すことによって、通常肉眼では見え難い多数配列のノッチでも、容易にその存在を識別することができ、かつ前記多数配列のノッチの幅が縦に広いので指などで裂き(開封し)易く、開封し易い易開封性包装袋の製造方法とすることができる。なお、この印刷は、包装袋の絵柄などと同時に施すことができるので、工程を増やすことがないものである。
従って本発明は、三方シール袋や四方シール袋あるいは四方がシールされた自立袋(スタンディングパウチ)の如き包装袋において、その左右側端縁のシール部に刻設されているノッチがより安全で開封し易い易開封性包装袋効率のよいその製造方法として、優れた実用上の効果を発揮する。
本発明の易開封性包装袋の一実施の形態を示すもので、(a)は、その正面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明の易開封性包装袋を構成するノッチの一事例を示す拡大正面図である。 本発明の易開封性包装袋の他の一実施の形態を示す正面図である。 本発明の易開封性包装袋の他の一実施の形態を示す正面図である。 本発明の易開封性包装袋の製造方法の一事例を説明するための正面図である。 本発明の易開封性包装袋を構成する複合フィルムの他の事例を側断面で表した説明図である。 従来の易開封性包装袋を構成するノッチの形態を説明するもので、(a)は、Vノッチ、(b)は、Uノッチ、(a)は、六角ノッチ、(b)は、Iノッチを示す正面図である。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の易開封性包装袋の一事例を平面と側断面で表した説明図であり、図2は、本発明の易開封性包装袋を構成するノッチの拡大平面図であり、図3および図4は、本発明の易開封性包装袋の他の一事例を平面で表した説明図である。また、図5は、本発明の易開封性包装袋の製造方法の一事例を説明する平面図であり、図6は、本発明の易開封性包装袋を構成する側面シートの他の事例を示す側断面図である。
本発明の易開封性包装袋は、例えば図1(a)の平面図および図1(a)のB−B面を表す図1(b)の側断面図に示すように、最内層がシーラント層(21)でなり、表面基材層(23)と接着剤層(22)を介して積層されている方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シート(10)の両側端縁のシーラント層(21)面同士が熱シールされて左右側端縁シール部(12を形成し、上端縁のシーラント層面同士が熱シールされて上端縁シール部(16)を形成し、さらに下端縁のシーラント層面同士が熱シールされて下端縁シール部(14)を形成している四方シール袋において、前記左右側端縁シール部(12)の開封すべき位置、すなわち、上端縁シール部(16)の僅か下の非シール部(15)となる位置に、多数配列のノッチ(30)が刻設されている易開封性包装袋(1)である。
上記多数配列のノッチ(30)は、図1(a)に示す多数配列のノッチ(30)の部分の拡大図として、図2の平面図に示すように、例えば左側縁シール部(12)で、上端縁シール部(16)の僅か下にある非シール部(15)となる位置に、6本の所定の長さ(Y)でなる一の字(31)が縦に所定のピッチ(P)で配列され、この内側でこの所定のピッチ(P)間にくるように千鳥足状の5本の一の字(31)が縦に配列され、さらにその内側で所定のピッチ(P)間にくるように千鳥足状の4本の一の字(31)が縦に配列されているものである。
上記多数配列のノッチ(30)を構成する一の字(31)の所定のピッチ(P)は、袋のサイズなどによっても異なり、特に限定するものではないが、例えば150mm×230mmの袋では1mm程度で、その一の字(31)の横の長さ(Y)は、1〜1.5mm程度とするのが比較的開封し易いものである。
また、上記多数配列のノッチ(30)を構成する一の字(31)の横の配列は、特に限定するものではないが上記事例の3段階から5段階程度までが好ましく、縦に配列される本数は、中央で5本〜8本程度までが好ましい。
なお、上記四方シール袋の場合の多数配列のノッチ(30)が刻設される位置は、特に図示しないが、左右側端縁シール部(12)上で、下端縁シール部(16)の僅か上の非シール部(15)となる位置とすることもできる。
また、本発明では、例えば図3の平面図に示すように、最内層がシーラント層(図示せず)でなり、表面基材層(23)と接着剤層(図示せず)を介して積層されている方形状の複合フィルムを該シーラント層面を内面として折り畳み、この折目(18)以外の左右側端縁と、上端縁のシーラント層面同士が熱シールされて左右側端縁シール部(12)と上端縁シール部(16)を形成している三方シール袋においても適用することができ、すなわち前記左右側端縁シール部(12)の開封すべき位置、すなわち上端縁シール部(16)の僅か下の非シール部(15)となる位置に、多数配列のノッチ(30)が刻設されている易開封性包装袋(1)とすることもできる。
なお、上記三方シール袋の場合の多数配列のノッチ(30)が刻設される位置は、特に図示しないが、左右側端縁シール部(12)上で、折目(18)の僅か上の非シール部(15)となる位置とすることもできる。
さらにまた、本発明では、例えば図4の平面図に示すように、最内層がシーラント層(図示せず)でなり、表面基材層(23)と接着剤層(図示せず)を介して積層されている方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シート(10)の左右側端縁のシーラント層面同士が熱シールされて左右側端縁シール部(12)を形成し、上端縁のシーラント層面で、前記側面シート(10)と同一構成の底面シート(11)のシーラント層が熱シールされて下端縁シール部(14)を形成している四方シールタイプの自立袋(スタンディングパウチ)において、前記の左右側端縁シール部(12)の開封すべき位置、すなわち上端縁シール部(16)の僅か下の非シール部(15)となる位置に、多数配列のノッチ(30)が刻設されている易開封性包装袋(1)とすることもできる。
以上のように、シールによる各タイプの包装袋の左右端縁シール部(12)の開封すべき位置に、多数配列のノッチ(30)を刻設した易開封性包装袋(1)とすることによって、例えば、図7(a)、(b)、(c)および(d)に示すような従来のVノッチ(V)、Uノッチ(U)、六角ノッチ(R)、あるいはIノッチ(I)などのように、この切り込み部から不用意に裂けたり、この切り込み部で怪我をしたりすることがなく、かつ製造中におけるノッチ屑が作業環境を汚染したり、このノッチ屑が製品に混入したりすることのない安全でかつ衛生性のある易開封性包装袋(1)とすることができる。
また、上記請求項5に係る発明では、例えば図4の平面図に示すように、側面シート(10)の左右側端縁がシールされて左右側端縁シール部(12)を形成している自立袋の左右側端縁シール部(12)に刻設されている多数配列のノッチ(30)の周辺に、開封を促すための印刷、例えば、「OPEN 手で簡単に開けらます」といった印刷が施されている易開封性包装袋(1)とするものである。
このように、開封を促すための絵柄等を含めた印刷を施すことによって、通常目視では見難い多数配列のノッチ(30)でも、開封位置が容易に識別でき、さらにこの多数配列のノッチ(30)が縦に幅が広いので手で摘み易く容易に開封できる易開封性包装袋(1)とすることができる。
また、上記請求項に係る発明では、例えば、図5の平面図に示すように、最内層がシーラント層(図示せず)でなり、方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シート(10)の両側端縁をシールし、このシールされた両側端縁シール部(12)を介して複数の四方シール袋を多面付けし、該面付けされた両側端縁シール部(12)の略中央の断裁予定線(35)でスリットする易開封性包装袋の製造方法であって、前記両側端縁シール部(12)の略中央の断裁予定線(35)上の開封すべき所定の位置に、多数配列のノッチ(30)と略同形状の打抜き刃によって、多数配列のノッチ(30)を刻設し、次いで前記断裁予定線(35)にしたがってスリットする易開封性包装袋(1)の製造方法とするものである。
このように、多面付けされた易開封性包装袋(1)の両側端縁シール部(12)の略中央の断裁予定線(35)上における開封すべき所定の位置に、多数配列のノッチ(30)と略同形状の打抜き刃によって、一度の刻設で多数配列のノッチ(30)を得ることができる効率のよい製造方法で、かつノッチ屑のでない衛生性にも優れる易開封性包装袋の製造方法とすることができる。
以下に、上記易開封性包装袋(1)を構成する複合フィルムの材料やその積層法などについて説明する。
すなわち、上記本発明の易開封性包装袋(1)を構成する複合フィルムとしては、その積層される層を限定するものではないが、例えば、図1(b)の断面図に示すように、最内層が熱融着性のあるシーラント層(21)で、表面の引き裂き性を有する表面基材(23)とを接着剤層(22)を介して積層されている側面シート(10)でなっていて、この表面基材(23)としては、例えば2軸延伸ポリプロピレン(OPP)、2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)等フィルムが挙げられ使用することができる。
また、上記シーラント層(21)としては、例えば無延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリエチレン(PE)、アルミニウム蒸着無延伸ポリプロピレン(VMCPP)、アルミニウム蒸着ポリエチレン(VMPE)等が挙げられ使用することができる。
また、上記シーラント層(21)と表面基材(23)とを接着せしめる接着剤層(22)としては、ポリウレタン系接着剤、押出しポリエチレン等が挙げられ使用することができる。
具体的な積層構成としては、表面からOPP/接着剤層/CPP、PET/接着剤層/CPP、OPP/接着剤層/VMCPP、PET/接着剤層/VMCPP等複合フィルムが最も一般的に使用される。
上記複合フィルムの積層方法としては、ウレタン系の接着剤を使用してドライラミネーションにより行うのが好ましく、シーラント層(21)として、上記のアルミニウム蒸着無延伸ポリプロピレン(VMCPP)等フィルムを使用することによりガスバリア性の優れた易開封性包装袋(1)とすることもできる。
また、透明性のあるガスバリア性が要求される側面シート(10)としての複合フィルムは、例えば図6の側断面図に示すように、表面基材(23)とシーラント層(21)との間に接着剤層(22)を介して透明ガスバリア層(24)が積層されているものとすることもでき、その透明ガスバリア層(24)は、例えば厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(24b)に酸化アルミニウム(Al)や酸化珪素(SiO)などの無機酸化物の蒸着層(24a)が施されたものとすることもできる。
1‥‥易開封性包装袋
10‥‥側面シート
11‥‥底面シート
12‥‥側端縁シール部
14‥‥下端縁シール部
15‥‥非シール部
16‥‥上端縁シール部
18‥‥折り目
21‥‥シーラント層
22‥‥接着剤層
23‥‥表面基材
24‥‥透明ガスバリア層
24a‥‥無機酸化物の蒸着層
24b‥‥ポリエチレンテレフタレートフィルム
30‥‥多数配列のノッチ
31‥‥一の字
35‥‥断裁予定線
I‥‥Iノッチ
R‥‥六角ノッチ
U‥‥Uノッチ
V‥‥Vノッチ
P‥‥一の字のピッチ
Y‥‥一の字の長さ

Claims (5)

  1. 少なくとも最内層がシーラント層でなり、方形状の複合フィルムを該シーラント層面を内面として折り畳み、折目以外の両側端縁をシールして、もしくは方形状の複合フィルムでなる表裏2枚の側面シートの両側端縁をシールして、該シールされた両側端シール部を介して複数の三方シール袋、もしくは四方シール袋、もしくは自立袋を複数面付けし、該面付けされた両側端シール部の略中央で断裁する前記各包装袋の製造方法において、前記両側端シール部の略中央の断裁予定線上の開封すべき所定の位置に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで配列され、この両側で前記所定のピッチ間にくる千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにそれらの内側に同様の一の字の配列が繰り返されている打抜き刃によって多数配列のノッチを刻設し、前記断裁予定線でスリットすることにより側端縁の延びる方向に、複数本の一の字が縦に所定のピッチで側端縁の端部に配列され、この内側で前記所定のピッチ間にくる千鳥足状に前記複数本より少なくとも1本少ない本数の一の字が縦に配列され、さらにその内側に同様の一の字の配列が繰り返されている多数配列のノッチが刻設されていることを特徴とする易開封性包装袋の製造方法。
  2. 前記繰り返されている多数配列が、3段階から5段階であることを特徴とする請求項1記載の易開封性包装袋の製造方法。
  3. 前記一の字の、縦に配列される本数は、中央で5本〜8本であることを特徴とする請求項1または2記載の易開封性包装袋の製造方法。
  4. 前記一の字の横の長さが1〜1.5mmであることを特徴とする請求項1乃至3何れか記載の易開封性包装袋の製造方法。
  5. 前記多数配列のノッチの周辺近傍に、開封を促すための印刷が施されていることを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の易開封性包装袋の製造方法。
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