JP2010227485A - 蒸気滅菌器およびその空気排除方法 - Google Patents

蒸気滅菌器およびその空気排除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蒸気を過剰に凝縮させることなく、短時間に効率よく滅菌槽内からの空気排除を図る。
【解決手段】被滅菌物が収容された滅菌槽内からの空気排除方法であって、大気圧との差圧により滅菌槽内からの排気を可能としつつ滅菌槽内への蒸気供給を行うパージ操作S11の後、その排気と蒸気供給とを停止した状態で、滅菌槽内の減圧操作S12を行う。パージ操作S11による蒸気は、減圧操作S12による減圧で再蒸発するため、凝縮水を過剰に生じさせることがない。また、パージ操作S11により、被滅菌物の昇温と滅菌槽内の空気排除とを並行して行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、蒸気を用いて医療器具などを滅菌する蒸気滅菌器と、そのような蒸気滅菌器において滅菌工程前に行われる空気排除方法とに関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、滅菌工程前の空気排除工程として、滅菌槽内に加圧蒸気を導入し排出することによって、滅菌槽内からの空気排除を図ることが提案されている。具体的には、加圧蒸気で滅菌槽内をパージすることによって、滅菌槽内からの空気排除を図ると共に、その後、加圧蒸気の導入による滅菌槽内の加圧と、その蒸気の排出による滅菌槽内の復圧とを繰り返すことで、滅菌槽内からの空気排除をさらに図ることが提案されている。
また、滅菌工程前の空気排除工程として、真空ポンプによる滅菌槽内の減圧と、蒸気供給による滅菌槽内の復圧とを繰り返すことで、滅菌槽内からの空気排除を図ることも知られている。
特開平9−266943号公報(請求項1、請求項3、請求項7、段落番号0042−0046)
前記特許文献1に開示される発明のように、滅菌槽内を蒸気でパージ後、直ちに滅菌槽内を蒸気で加圧するのでは、蒸気の凝縮により発生した凝縮水の沸騰蒸発が起こらないため、蒸気の凝縮量が増える。凝縮水量が多いと、滅菌工程後の乾燥工程において、被滅菌物が十分に乾かないおそれがある。
一方、単に、真空ポンプによる滅菌槽内の減圧と、蒸気供給による滅菌槽内の復圧とを繰り返すだけでは、初回の減圧時、滅菌槽内には蒸気がないので、減圧速度が遅くなる。すなわち、滅菌槽内の減圧時、真空ポンプによる真空引きで減圧されるのはもちろんであるが、滅菌槽内に蒸気があれば、真空ポンプまたはその上流側に所望により設置される熱交換器内で滅菌槽内からの蒸気が凝縮することで、体積が急激に減少するため、排気速度が高められる。従って、蒸気供給せずに滅菌槽内を減圧するのでは、蒸気凝縮がないので減圧速度が遅くなる。
本発明が解決しようとする課題は、凝縮水を過剰に生じさせることなく、短時間に効率よく滅菌槽内からの空気排除を図ることにある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、被滅菌物が収容される滅菌槽と、この滅菌槽内の気体を外部へ吸引排出して、前記滅菌槽内を減圧する減圧手段と、減圧された前記滅菌槽内へ外気を導入して、前記滅菌槽内を復圧する復圧手段と、前記滅菌槽内へ蒸気を供給する給蒸手段と、大気圧との差圧により前記滅菌槽内の気体を外部へ導出する排気手段と、滅菌工程前の空気排除工程として、前記排気手段による前記滅菌槽内からの排気を可能としつつ前記給蒸手段により前記滅菌槽内へ蒸気供給を行うパージ操作の後、前記排気手段による排気と前記給蒸手段による蒸気供給とを停止した状態で、前記減圧手段による前記滅菌槽内の減圧操作を行う制御手段とを備えることを特徴とする蒸気滅菌器である。
請求項1に記載の発明によれば、滅菌槽内を蒸気でパージ後、滅菌槽内を減圧するので、蒸気の凝縮により発生した凝縮水が沸騰蒸発するため、凝縮水を過剰に生じさせることがない。また、滅菌槽内を蒸気でパージすることで、被滅菌物の昇温と滅菌槽内の空気排除とを並行して行うことができるので、滅菌工程前の前処理時間の短縮を図ることができる。また、パージのために滅菌槽内へ供給され、滅菌槽内に残留した蒸気や、パージのために滅菌槽内へ供給され、一旦は凝縮したがその後の減圧によって沸騰して得られる蒸気は、水封式真空ポンプなどの減圧手段により吸引されるが、その際の再凝縮による急激な体積の減少で、滅菌槽内からの排気速度を速めるので、この点からも滅菌工程前の前処理時間の短縮を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記パージ操作に代えて、前記減圧操作において、前記減圧手段による前記滅菌槽内の減圧の中途で、前記滅菌槽内を復圧させない程度に前記給蒸手段による前記滅菌槽内への蒸気供給を行い、その後、その蒸気供給を停止した状態で前記減圧手段による前記滅菌槽内の減圧をさらに行うことを特徴とする請求項1に記載の蒸気滅菌器である。
請求項2に記載の発明によれば、減圧途中で蒸気を導入することで、空気のみを排気し続ける場合と比べて、排気速度を高め、滅菌工程前の前処理時間の短縮を図ることができる。たとえば、減圧手段が水封式真空ポンプの場合、性能限界に近い圧力では排気速度が急激に低下してしまうが、減圧途中に蒸気を一時的に導入すれば、その蒸気および一旦凝縮したがその後に再蒸発した蒸気は、水封式真空ポンプへ吸引される際、再凝縮して急激に体積を減少させるので、滅菌槽内からの排気速度を速めることができる。
請求項3に記載の発明は、前記減圧操作後、前記給蒸手段による前記滅菌槽内の昇圧と前記減圧手段または前記排気手段による前記滅菌槽内の減圧とからなる昇減圧操作を一回以上行い、この昇減圧操作の最後の昇圧は、前記給蒸手段による前記滅菌槽内への蒸気供給により、その後の前記滅菌工程における保持圧力の0.5〜1倍の圧力まで行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蒸気滅菌器である。
請求項3に記載の発明によれば、空気排除工程の最終段階で、滅菌槽内へ蒸気を供給して、滅菌工程における保持圧力の0.5〜1倍の圧力とした後、その蒸気を排気して滅菌槽内を減圧することになる。滅菌工程における保持圧力の0.5〜1倍の圧力まで昇圧後に排気することで、この間の圧力差を十分に確保して、滅菌槽内の残留空気の追い出しを図ることができる。
請求項4に記載の発明は、前記パージ操作において、前記滅菌槽内へは過熱蒸気を供給することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸気滅菌器である。
請求項4に記載の発明によれば、過熱蒸気を用いることで、過剰な凝縮水の発生を一層抑えることができる。
請求項5に記載の発明は、被滅菌物が収容された滅菌槽内からの空気排除方法であって、大気圧との差圧により前記滅菌槽内からの排気を可能としつつ前記滅菌槽内への蒸気供給を行うパージ操作の後、その排気と蒸気供給とを停止した状態で、前記滅菌槽内の減圧操作を行うことを特徴とする蒸気滅菌器の空気排除方法である。
請求項5に記載の発明によれば、滅菌槽内を蒸気でパージ後、滅菌槽内を減圧するので、蒸気の凝縮により発生した凝縮水が沸騰蒸発するため、凝縮水を過剰に生じさせることがない。また、滅菌槽内を蒸気でパージすることで、被滅菌物の昇温と滅菌槽内の空気排除とを並行して行うことができるので、滅菌工程前の前処理時間の短縮を図ることができる。また、パージのために滅菌槽内へ供給され、滅菌槽内に残留した蒸気や、パージのために滅菌槽内へ供給され、一旦は凝縮したがその後の減圧によって沸騰して得られる蒸気は、水封式真空ポンプなどの減圧手段により吸引されるが、その際の再凝縮による急激な体積の減少で、滅菌槽内からの排気速度を速めるので、この点からも滅菌工程前の前処理時間の短縮を図ることができる。
さらに、請求項6に記載の発明は、前記パージ操作に代えて、前記減圧操作において、前記滅菌槽内の減圧の中途で、前記滅菌槽内を復圧させない程度に前記滅菌槽内への蒸気供給を行い、その後、その蒸気供給を停止した状態で前記滅菌槽内の減圧をさらに行うことを特徴とする請求項5に記載の蒸気滅菌器の空気排除方法である。
請求項6に記載の発明によれば、減圧途中で蒸気を導入することで、空気のみを排気し続ける場合と比べて、排気速度を高め、滅菌工程前の前処理時間の短縮を図ることができる。たとえば、減圧手段が水封式真空ポンプの場合、性能限界に近い圧力では排気速度が急激に低下してしまうが、減圧途中に蒸気を一時的に導入すれば、その蒸気および一旦凝縮したがその後に再蒸発した蒸気は、水封式真空ポンプへ吸引される際、再凝縮して急激に体積を減少させるので、滅菌槽内からの排気速度を速めることができる。
本発明によれば、凝縮水を過剰に生じさせることなく、短時間に効率よく滅菌槽内からの空気排除を図ることができる。
本発明の蒸気滅菌器の一実施例を示す概略図である。 図1の蒸気滅菌器の運転方法の一例を示す図であり、滅菌槽内の圧力と経過時間との関係を示している。 図1の蒸気滅菌器の運転方法の他の例を示す図であり、滅菌槽内の圧力と経過時間との関係を示している。 図2の変形例を示す図である。 図2のさらに別の変形例を示す図である。
以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の蒸気滅菌器の一実施例を示す概略図である。本実施例の蒸気滅菌器1は、被滅菌物が収容される滅菌槽2と、この滅菌槽2内の気体を外部へ吸引排出して滅菌槽2内を減圧する減圧手段3と、減圧された滅菌槽2内へ外気を導入して滅菌槽2内を復圧する復圧手段4と、滅菌槽2内へ蒸気を供給する給蒸手段5と、大気圧との差圧により滅菌槽2内の気体を外部へ導出する排気手段6と、滅菌槽2内から蒸気トラップ7を介して排水を図るドレン排出手段8と、滅菌槽2内の圧力を検出する圧力センサ9と、滅菌槽2内の温度を検出する温度センサ10と、これらセンサ9,10の検出信号などに基づき前記各手段を制御する制御手段(図示省略)とを備える。
被滅菌物は、特に問わないが、典型的には鉗子やメスのような医療器具である。被滅菌物は、カストや滅菌コンテナなどの容器または袋に入れられていてもよいことは言うまでもない。
滅菌槽2は、内部空間の減圧に耐える中空容器であり、典型的には略矩形のボックス状に形成される。本実施例の滅菌槽2は、被滅菌物を出し入れするための扉(図示省略)が正面(紙面に対し垂直手前側)に設けられている。但し、正面および背面にそれぞれ扉を設け、一方の扉を、滅菌槽2内に被滅菌物を入れるための搬入扉とし、他方の扉を、滅菌処理後に滅菌槽2外に被滅菌物を取り出すための搬出扉としてもよい。いずれの場合も、滅菌槽2内を密閉可能に、扉は閉じられる。
滅菌槽2の外壁には、滅菌槽2内を外側から温めるために、蒸気を入れる中空部としてのジャケット11が設けられている。このジャケット11は、本実施例では、滅菌槽2の上下左右の各壁体に連続的に設けられる。具体的には、蒸気滅菌器1は、内缶12と外缶13との二重構造の中空容器を備え、内缶12にて滅菌槽2が構成され、内缶12と外缶13との隙間がジャケット11とされる。
滅菌槽2には、滅菌槽2内の気体を外部へ吸引排出して滅菌槽2内を減圧する減圧手段3が接続される。本実施例の減圧手段3は、滅菌槽2内の気体を、真空ライン14を介して吸引排出する。真空ライン14は、滅菌槽2の底部に接続されてもよいが、図示例では滅菌槽2の側部に接続されている。
真空ライン14には、滅菌槽2の側から順に、真空弁15と、水封式の真空ポンプ16とが設けられる。さらに、真空ライン14には、所望により、真空弁15と真空ポンプ16との間に、熱交換器が設けられてもよい。この熱交換器は、冷却用水が給排水され、その水と真空ライン14内の蒸気とを間接熱交換して、真空ライン14内の蒸気を冷却し凝縮させる。
水封式の真空ポンプ16は、周知のとおり、封水と呼ばれる水が供給されて作動される。そのために、真空ポンプ16には、封水給水弁17を介して水が供給され排出される。真空ポンプ16を作動させる際、封水給水弁17は、真空ポンプ16に連動して開かれる。
滅菌槽2には、減圧下の滅菌槽2内へ外気を導入して滅菌槽2内を復圧する復圧手段4が接続される。本実施例の復圧手段4は、減圧下の滅菌槽2内に、給気ライン18を介して外気を導入する。給気ライン18には、滅菌槽2へ向けて順に、無菌フィルタ19、給気弁20および逆止弁21が設けられる。滅菌槽2内が減圧された状態で給気弁20を開くと、差圧により外気を滅菌槽2内へ導入して、滅菌槽2内を復圧することができる。
滅菌槽2には、滅菌槽2内へ蒸気を吹き込む給蒸手段5が接続される。本実施例の給蒸手段5は、ボイラなどの蒸気供給源から給蒸ライン22を介して、滅菌槽2内へ蒸気を導入する。給蒸ライン22には、滅菌槽2へ向けて順に、減圧弁(図示省略)および給蒸弁23が設けられる。給蒸弁23を開閉することで、滅菌槽2内への蒸気供給の有無を切り替えることができる。
滅菌槽2には、大気圧との差圧により滅菌槽2内の気体を外部へ導出する排気手段6と、滅菌槽2内から蒸気トラップ7を介して排水を図るドレン排出手段8とが接続される。本実施例の排気手段6は、滅菌槽2内の気体を、排気ライン24を介して導出する。一方、本実施例のドレン排出手段8は、滅菌槽2内へ供給された蒸気の凝縮水を、排水ライン25を介して導出する。図示例では、排気ライン24と排水ライン25とは、上流側と下流側とにおいて、共通ライン26,27として統一されている。下流側の共通ライン27には、逆止弁28が設けられ、その下流には、真空ポンプ16からの排出ライン29が逆止弁30を介して接続されると共に、後述する外缶ドレン排出ライン31が接続される。
上流側と下流側の共通ライン26,27間には、排気ライン24と排水ライン25とが並列して設けられる。その内、排気ライン24には排気弁32が設けられ、排水ライン25には上流側から順に蒸気トラップ7と逆止弁33とが設けられる。排気ライン24および排水ライン25は、上流側の共通ライン26が滅菌槽2の底部に接続される。
滅菌槽2には、滅菌槽2内の圧力を検出する圧力センサ9と、滅菌槽2内の温度を検出する温度センサ10とが設けられる。圧力センサ9の設置位置は、特に問わないが、たとえば図示例のように、滅菌槽2の上方側部に設けられる。一方、温度センサ10は、滅菌に関する各種の規格に沿って、所定の位置に設けられる。図示例では、上流側の共通ライン26の内、滅菌槽2からの出口部に設けられる。
さらに、蒸気滅菌器1は、ジャケット11内へ蒸気を供給するための外缶蒸気ライン34と、その蒸気の凝縮水を排水するための外缶ドレン排出ライン31とを備える。外缶蒸気ライン34は、外缶13の上部に接続され、ジャケット11内(より具体的には外缶13と内缶12との空洞部内)に蒸気を供給する。外缶蒸気ライン34を介した滅菌槽2内への蒸気供給の有無は、外缶蒸気ライン34に設けた外缶蒸気弁35の開閉によって切り替えられる。一方、外缶ドレン排出ライン31は、外缶13の底部に接続され、蒸気トラップ36と逆止弁37とを順に備える。さらに、蒸気滅菌器1は、ジャケット11内の圧力を検出する外缶圧力センサ38を備える。
蒸気滅菌器1は、さらに制御手段を備える。制御手段は、前記各センサ9,10,38の検出信号や経過時間などに基づき、減圧手段3、復圧手段4、給蒸手段5および排気手段6などを制御する制御器(図示省略)である。具体的には、真空弁15、真空ポンプ16、封水給水弁17、給気弁20、給蒸弁23、排気弁32、圧力センサ9および温度センサ10の他、外缶蒸気弁35および外缶圧力センサ38は、制御器に接続される。そして、制御器は、以下に述べるように、所定の手順(プログラム)に従い、滅菌槽2内の被滅菌物の滅菌を図る。
以下、本実施例の蒸気滅菌器1の運転方法について具体的に説明する。図2は、本実施例の蒸気滅菌器1の運転方法の一例を示す図であり、滅菌槽2内の圧力と経過時間との関係を示している。
初期状態(待機状態)において、給気弁20および排気弁32は開いており、これ以外の各弁15,17,23,35は閉じられ、真空ポンプ16は作動を停止している。この初期状態から、本実施例では、空気排除工程S1、給蒸工程S2、滅菌工程S3、排気工程S4および乾燥工程S5が順次になされる。また、空気排除工程S1前には、蒸気滅菌器1は、ジャケット11内に蒸気を供給し、ジャケット11内を所定の圧力に維持する。具体的には、外缶蒸気弁35を開いてジャケット11内に蒸気を供給し、外缶圧力センサ38によりジャケット11内の圧力を監視しつつ、ジャケット11内を所定圧力(この所定圧力を第一所定圧力という)とした後、その第一所定圧力を維持するように、外缶蒸気弁35の開閉を制御する。このような制御は、空気排除工程S1以降の各工程のおいても継続して実施される。なお、第一所定圧力は、滅菌温度(滅菌工程S3における保持温度)に応じて設定される。
このような制御により、ジャケット11内が第一所定圧力で平衡となった後、滅菌槽2内に被滅菌物を収容し、滅菌槽2の扉は閉じられ、空気排除工程S1が開始される。空気排除工程S1では、まず、給蒸手段5と排気手段6とを用いて、蒸気による滅菌槽2内のパージ操作S11が所定時間なされる。つまり、排気手段6による滅菌槽2内からの排気を可能としつつ、給蒸手段5により滅菌槽2内へ蒸気供給して、滅菌槽2内のパージ操作S11が所定時間なされる。より具体的には、給気弁20を閉じる一方、給蒸弁23および排気弁32を開いて、給蒸ライン22から滅菌槽2内へ蒸気を供給し、滅菌槽2内の気体を排気ライン24から排出する。これにより、滅菌槽2内の被滅菌物の昇温と、滅菌槽2内からの空気排除とを並行して図ることができる。
パージ操作S11では、排気弁32が開けられることで、滅菌槽2内はほぼ大気圧に維持される。これにより、給蒸ライン22から滅菌槽2内へ供給される蒸気は、給蒸弁23の一次側(上流側)においてたとえば0.3MPa(飽和温度143.7℃)に維持されていても、滅菌槽2内で膨張して温度を低下させ、100〜105℃の蒸気となる。従って、滅菌槽2内の蒸気と被滅菌物との温度差を抑えて、蒸気の過剰な凝縮を防止することができる。
パージ操作S11を所定時間継続した後、排気手段6による排気と給蒸手段5による蒸気供給とを停止する。具体的には、給蒸弁23および排気弁32を閉じる。そして、減圧手段3による滅菌槽2内の減圧操作S12が所定圧力(この所定圧力を第二所定圧力という)までなされる。具体的には、真空弁15を開いて、封水給水弁17を開き、同時に真空ポンプ16を作動させればよい。これにより、滅菌槽2内の減圧が図られるが、圧力センサ9により滅菌槽2内の圧力を監視して、滅菌槽2内が第二所定圧力になるまで滅菌槽2内を減圧する。第二所定圧力は、適宜に設定されるが、本実施例では、たとえば−90kPa〜−95kPaに設定される。
パージ操作S11後、滅菌槽2内を給蒸手段5による蒸気供給で加圧(=昇温)するのではなく、減圧手段3により減圧するので、滅菌槽2内の凝縮水の自己蒸発が起こり、凝縮水を過剰に生じさせることがない。しかも、パージ操作S11のために滅菌槽2内へ供給され、滅菌槽2内に残留した蒸気や、パージ操作S11のために滅菌槽2内へ供給され、一旦は凝縮したがその後の減圧によって再蒸発した蒸気は、水封式真空ポンプ16により吸引されるが、真空ポンプ16の封水で再凝縮する。この再凝縮による急激な体積の減少で、滅菌槽2内の気体は真空ポンプ16へさらに吸引され、滅菌槽2内からの排気速度がさらに高められる。
このような減圧操作の後、給蒸手段5による滅菌槽2内の昇圧操作S13と、減圧手段3による滅菌槽2内の減圧操作S14とからなる昇減圧操作S15が、所望により一回以上なされる。図2では、昇減圧操作S15を一回だけ行っているが、複数回行ってもよい。あるいは、場合により、このような昇減圧操作S15を行わず、パージ操作S11直後の減圧操作S12後、直ちに次工程へ移行してもよい。つまり、パージ操作S11直後の減圧操作S12後、滅菌槽2内が滅菌圧力になるまで、滅菌槽2内へ蒸気を供給してもよい(給蒸工程S2)。
昇減圧操作S15における昇圧操作S13は、真空弁15、給気弁20および排気弁32を閉じた状態で、給蒸弁23を開いてなされる。これにより、滅菌槽2内には蒸気が供給され、滅菌槽2内の圧力は上昇する。滅菌槽2内の昇圧中、圧力センサ9で滅菌槽2内の圧力を監視し、その圧力が昇圧目標圧力になれば、給蒸弁23を閉じて減圧操作S14へ移行する。昇圧目標圧力は、図2では大気圧としているが、大気圧未満であってもよいし、大気圧を超える圧力であってもよい(但し滅菌圧力を超えない圧力)。また、昇減圧操作S15を複数回行う場合、各回における昇圧目標圧力は、同一であってもよいし、異なってもよい。
昇減圧操作S15における減圧操作S14は、給気弁20、給蒸弁23および排気弁32を閉じた状態で、真空弁15および封水給水弁17を開いて真空ポンプ16を作動してなされる。これにより、滅菌槽2内の蒸気が排気され、滅菌槽2内の圧力は低下する。滅菌槽2内の減圧中、圧力センサ9で滅菌槽2内の圧力を監視し、その圧力が減圧目標圧力になれば、真空弁15および封水給水弁17を閉じると共に真空ポンプ16を停止させる。但し、前記昇圧操作S13において昇圧目標圧力を大気圧を超える圧力として、滅菌槽2内を加圧状態とした場合には、真空弁15、給気弁20および給蒸弁23を閉じた状態で、排気弁32を開けて、滅菌槽2内からの排蒸を図ることで、滅菌槽2内の圧力を下げることができる。そして、減圧目標圧力が大気圧未満の場合には、滅菌槽2内が大気圧またはその直前になると、排気弁32を閉じ、真空弁15および封水給水弁17を開いて真空ポンプ16を作動させて、滅菌槽2内をさらに減圧すればよい。減圧目標圧力は、図2では、パージ操作S11直後の減圧操作S12の目標圧力と同一としているが、異なってもよい。また、昇減圧操作S15を複数回行う場合、各回における減圧目標圧力は、同一でもよいし、異なってもよい。
その後の給蒸工程S2では、給蒸手段5により、滅菌槽2内へ蒸気供給して、滅菌槽2内を滅菌圧力まで昇圧する。具体的には、真空弁15、給気弁20および排気弁32を閉じた状態で、給蒸弁23を開いて、滅菌圧力まで滅菌槽2内へ蒸気を供給する。これによる滅菌槽2内への蒸気供給中、圧力センサ9で滅菌槽2内の圧力および温度センサ10で滅菌槽2内の温度を監視し、その温度が滅菌温度になると、次工程へ移行する。
滅菌工程S3では、温度センサ10で滅菌槽2内の温度を監視し、その温度が滅菌温度を所定の滅菌保持時間維持するように、給蒸弁23の開閉を制御する。これにより、滅菌槽2内の被滅菌物は、滅菌温度に滅菌保持時間だけ維持されて、滅菌が施される。その後、給蒸弁23を閉じて、次工程へ移行する。
排気工程S4では、排気弁32を開けて、滅菌槽2外へ蒸気を排出した後、排気弁32を閉じる。その後の乾燥工程S5では、滅菌槽2内の被滅菌物の乾燥を設定時間行う。本実施例では、滅菌槽2内を所定圧力(この所定圧力を第三所定圧力という)まで減圧し、その減圧下に維持することで、滅菌槽2内の被滅菌物の乾燥を図る。具体的には、真空弁15および封水給水弁17を開いて真空ポンプ16を作動させて、滅菌槽2内を所定の減圧下に維持することで乾燥を行っている。但し、乾燥工程S5では、所定圧力(第三所定圧力)までの減圧と、大気圧までの復圧とを、設定時間になるまで繰り返してもよい。
図3は、本実施例の蒸気滅菌器1の運転方法の他の例を示す図であり、滅菌槽2内の圧力と経過時間との関係を示している。この図3の運転方法も、基本的には、図2の運転方法と同様であるので、以下では両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
図3の運転方法では、パージ操作S11を行わない。その代わり、初回の減圧操作S12において、減圧手段3による滅菌槽2内の減圧の中途で、滅菌槽2内を復圧させない程度に給蒸手段5により滅菌槽2内への蒸気供給を行う。具体的には、給気弁20および排気弁32を閉じた状態で、真空弁15および封水給水弁17を開いて真空ポンプ16の作動を継続中、一次的に給蒸弁23を開いて閉じればよい。その結果、初回の減圧操作S12において、蒸気供給を伴わない減圧S12a、蒸気供給を伴う減圧S12b、および蒸気供給を伴わない減圧S12cが順次になされる。
この蒸気供給を開始する時期(S12bの開始点)は、適宜に設定されるが、好ましくは、滅菌槽2内の飽和蒸気温度が被滅菌物の温度に近くなり、また滅菌槽2内の真空度が高くなることで真空ポンプ16の減圧速度が低下し始める時期とされる。滅菌槽2内を減圧していくと、滅菌槽2内の飽和蒸気温度は下がり、やがて被滅菌物の温度に近づくが、その時点(たとえば滅菌槽2内の飽和蒸気温度と被滅菌物の温度との差が所定範囲内になった時点)から滅菌槽2内へ蒸気を供給すれば、被滅菌物を必要以上に濡らさずに済むからである。また、真空ポンプ16は、性能限界に近い圧力では排気速度が急激に低下してしまうが、減圧途中に蒸気を一時的に導入すれば、その蒸気および一旦凝縮したがその後に再蒸発した蒸気は、水封式真空ポンプ16へ吸引される際、再凝縮して急激に体積を減少させるので、滅菌槽2内からの排気速度を速めることができるからである。
一方、滅菌槽2内の減圧中における蒸気供給を終了する時期(S12bの終了点)は、適宜に設定されるが、たとえば、被滅菌物の温度が60℃になるまでとされる。これにより、過剰に凝縮水が生じるのを防止できる。その他は、図2と同様であるので、説明は省略する。
図4は、本実施例の蒸気滅菌器1の運転方法のさらに別の例を示す図であり、滅菌槽2内の圧力と経過時間との関係を示している。この図4の運転方法も、基本的には、図2の運転方法と同様であるので、以下では両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
図2の運転方法では、昇減圧操作S15が一回だけ行われたが、図4の運転方法では、昇減圧操作S15が二回行われる。しかも、二回目の昇減圧操作S15における昇圧は、大気圧以上の圧力までとされる。この際、好ましくは、滅菌圧力の0.5〜1倍の圧力まで昇圧される。そして、その後の減圧操作S14では、排気弁32を開けるだけで、滅菌槽2内の圧力を大気圧まで下げるだけである。但し、場合により、さらに滅菌槽2内を減圧して、滅菌槽2内を真空状態としてもよい。
図4の運転方法によれば、空気排除工程S1の最終段階で、滅菌槽2内へ蒸気を供給して、滅菌工程S3における保持圧力の0.5〜1倍の圧力とした後、その蒸気を排気して滅菌槽2内を減圧することになる。滅菌工程S3における保持圧力の0.5〜1倍の圧力まで昇圧後に排気することで、この間の圧力差を十分に確保して、滅菌槽2内の残留空気の追い出しを図ることができる。その他は、図2と同様であるので、説明は省略する。
図5は、本実施例の蒸気滅菌器1の運転方法のさらに別の例を示す図であり、滅菌槽2内の圧力と経過時間との関係を示している。この図5の運転方法も、基本的には、図2の運転方法と同様であるので、以下では両者の異なる点を中心に説明し、対応する箇所には同一の符号を付して説明する。
図2の運転方法では、昇減圧操作S15の昇圧目標圧力を大気圧としたが、図5の運転方法では、大気圧以上として滅菌槽2内を加圧している。その理由は、前記図4の運転方法で述べたのと同様であり、滅菌圧力の0.5〜1倍の圧力まで昇圧するのが好ましい。その他は、図2と同様であるので、説明は省略する。
本発明の蒸気滅菌器およびその空気排除方法は、前記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。たとえば、上述したように、空気排除工程S1における昇減圧操作S15の有無もしくは回数、またはその昇圧目標圧力もしくは減圧目標圧力は、適宜に変更可能である。また、前記実施例では、滅菌槽2内へ供給する蒸気は、いずれの箇所でも飽和蒸気としたが、空気排除工程S1においては、過熱蒸気を用いてもよい。この場合、蒸気の凝縮量を一層少なくすることができる。
また、前記実施例では、ジャケット11には圧力センサ(外缶圧力センサ38)を設けて、ジャケット11内を所定圧力に維持するよう制御したが、ジャケット11には温度センサ(外缶温度センサ)を設けて、ジャケット11内を所定温度に維持するよう制御してもよい。この温度センサは、外缶ドレン排出ライン31の内、外缶13からの出口部に設けてもよいし、外缶13の上部などに設けてもよい。
また、図2、図4および図5の運転方法では、蒸気による滅菌槽2内のパージ操作S11は所定時間行ったが、温度センサ10の検出温度を監視して、その温度が所望温度(たとえば100℃)になるまでパージ操作S11を行ってもよい。
1 蒸気滅菌器
2 滅菌槽
3 減圧手段
4 復圧手段
5 給蒸手段
6 排気手段
8 ドレン排出手段
S1 空気排除工程
S2 給蒸工程
S3 滅菌工程
S4 排気工程
S5 乾燥工程
S11 パージ操作
S12 減圧操作
S13 昇圧操作
S14 減圧操作
S15 昇減圧操作
S12a 蒸気供給を伴わない減圧
S12b 蒸気供給を伴う減圧
S12c 蒸気供給を伴わない減圧

Claims (6)

  1. 被滅菌物が収容される滅菌槽と、
    この滅菌槽内の気体を外部へ吸引排出して、前記滅菌槽内を減圧する減圧手段と、
    減圧された前記滅菌槽内へ外気を導入して、前記滅菌槽内を復圧する復圧手段と、
    前記滅菌槽内へ蒸気を供給する給蒸手段と、
    大気圧との差圧により前記滅菌槽内の気体を外部へ導出する排気手段と、
    滅菌工程前の空気排除工程として、前記排気手段による前記滅菌槽内からの排気を可能としつつ前記給蒸手段により前記滅菌槽内へ蒸気供給を行うパージ操作の後、前記排気手段による排気と前記給蒸手段による蒸気供給とを停止した状態で、前記減圧手段による前記滅菌槽内の減圧操作を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする蒸気滅菌器。
  2. 前記パージ操作に代えて、前記減圧操作において、前記減圧手段による前記滅菌槽内の減圧の中途で、前記滅菌槽内を復圧させない程度に前記給蒸手段による前記滅菌槽内への蒸気供給を行い、その後、その蒸気供給を停止した状態で前記減圧手段による前記滅菌槽内の減圧をさらに行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸気滅菌器。
  3. 前記減圧操作後、前記給蒸手段による前記滅菌槽内の昇圧と前記減圧手段または前記排気手段による前記滅菌槽内の減圧とからなる昇減圧操作を一回以上行い、
    この昇減圧操作の最後の昇圧は、前記給蒸手段による前記滅菌槽内への蒸気供給により、その後の前記滅菌工程における保持圧力の0.5〜1倍の圧力まで行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蒸気滅菌器。
  4. 前記パージ操作において、前記滅菌槽内へは過熱蒸気を供給する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸気滅菌器。
  5. 被滅菌物が収容された滅菌槽内からの空気排除方法であって、
    大気圧との差圧により前記滅菌槽内からの排気を可能としつつ前記滅菌槽内への蒸気供給を行うパージ操作の後、その排気と蒸気供給とを停止した状態で、前記滅菌槽内の減圧操作を行う
    ことを特徴とする蒸気滅菌器の空気排除方法。
  6. 前記パージ操作に代えて、前記減圧操作において、前記滅菌槽内の減圧の中途で、前記滅菌槽内を復圧させない程度に前記滅菌槽内への蒸気供給を行い、その後、その蒸気供給を停止した状態で前記滅菌槽内の減圧をさらに行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の蒸気滅菌器の空気排除方法。
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