JP2010227361A - 暖房便座装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のヒータと、前記第1のヒータと着座面との間に設けられ弾力性を有するクッション部と、を有する便座と、第2のヒータを有し、前記着座面を覆う便蓋と、トイレ室への人体の入室を検知する入室検知手段と、前記入室検知手段が前記トイレ室への人体の入室を検知すると、前記第1のヒータおよび前記第2のヒータに通電して前記着座面を昇温させる着座面昇温動作を実行し、その後、前記第2のヒータの通電を停止し、前記第1のヒータに通電することにより前記着座面の温度を設定温度の近傍に維持する着座面保温動作を実行する制御部と、を備えたことを特徴とする暖房便座装置が提供される。
【選択図】図1
Description
この暖房便座装置によれば、着座面を上下から迅速に加熱し、着座面が適温になった場合には第2のヒータの通電を停止して保温動作を実行するため、座り心地を向上させることができる。また、便蓋を開放させた後に無駄な放熱が行われることを抑制することができ、エネルギーロスを低減して省エネルギー化を図ることができる。
この暖房便座装置によれば、着座面を上下から迅速に加熱し、着座面が適温になった場合には第2のヒータを第2の出力(低出力)にして保温動作を実行するため、座り心地を向上させることができる。また、便蓋を開放させた後に無駄な放熱が行われることを抑制することができ、エネルギーロスを低減して省エネルギー化を図ることができる。
この暖房便座装置によれば、便蓋が開放される前に第2のヒータの通電をより確実に停止できる。つまり、第2のヒータの通電を停止するタイミングと、便蓋が開放されるタイミングと、の間の時間差をより確実に確保できる。そのため、便蓋を開放させた後に無駄な放熱が行われることをより抑制することができる。これにより、エネルギーロスをより低減し、より省エネルギー化を図ることができる。
この暖房便座装置によれば、熱抵抗が便座よりも小さい便蓋に内蔵された第2のヒータの出力を大きくすることにより、省エネルギー化を図りつつ、便座の着座面を迅速に加熱することができる。
この暖房便座装置によれば、着座面の温度を検知するサーミスタなどの温度検知手段を設ける必要はない。これにより、サーミスタなどの硬質部材を着座面近傍に設ける必要がないため、着座面の座り心地を低下させるおそれはない。
この暖房便座装置によれば、着座面の温度を検知するサーミスタなどの温度検知手段を設ける必要はない。これにより、サーミスタなどの硬質部材を着座面近傍に設ける必要がないため、着座面の座り心地を低下させるおそれはない。
この暖房便座装置によれば、便蓋を開放させた後に無駄な放熱が行われることを抑制することができる。これにより、エネルギーロスを低減し、省エネルギー化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる暖房便座装置を備えたトイレ装置を例示する斜視模式図である。
また、図2は、本実施形態の便座および便蓋の断面を表す断面模式図である。
なお、図2は、便蓋が閉じた状態における図1に表したA−A断面図に相当する。
まず、暖房便座装置100が待機状態であるときには(タイミングt1以前)、制御部410は、第1のヒータ210の通電を停止し、第2のヒータ310に通電し低出力で発熱させている。これにより、便座200の着座面の温度は、低温となっている(低温待機)。
本具体例では、制御部410は、便座200の着座面の温度が設定温度に接近したと判断すると、第2のヒータに通電し低出力で発熱させ、第1のヒータに通電し中出力で発熱させることにより、着座面の温度を設定温度の近傍に維持する着座面保温動作を実行する(タイミングt2)。つまり、制御部410は、便座200の着座面の温度が設定温度に接近したと判断すると、第2のヒータの出力を低下させる(タイミングt2)。
本具体例では、人体検知手段430が便座200に近づいた使用者を検知すると、制御部410は、第2のヒータの通電を停止する(タイミングt2)。一方、制御部410は、人体検知手段430が便座200に近づいた使用者を検知すると、第1のヒータ210に通電し高出力での発熱を継続させ(タイミングt2)、便蓋300が開放されると、第1のヒータに通電し中出力で発熱させる(タイミングt3)。その他の動作については、図5に関して前述した具体例の動作と同様である。
本具体例では、入室検知手段440がトイレ室への使用者の入室を検知すると、制御部410は、第1のヒータ210に通電し中出力で発熱させ、第2のヒータ310に通電し高出力で発熱させることにより、便座200の着座面を昇温させる着座面昇温動作を実行する(タイミングt1)。つまり、制御部410は、第1のヒータ210の出力よりも第2のヒータ310の出力の方が大きくなるように通電する。その他の動作については、図5に関して前述した具体例の動作と同様である。
本具体例は、図8に関して前述した具体例の変形例である。図8に表した具体例では、制御部410は、第2のヒータの通電を停止した後に便蓋300を開放させるのに対して、本具体例では、制御部410は、便蓋300が開放されるまで第2のヒータ310に通電し高出力での発熱を継続させる(タイミングt1〜t2)。そして、制御部410は、便蓋300が開放されると第2のヒータの通電を停止する(タイミングt2)。その他の動作については、図8に関して前述した具体例の動作と同様である。
本具体例では、暖房便座装置100が待機状態であるときには(タイミングt1以前)、制御部410は、第1のヒータ210に通電し中出力よりも小さい低出力で発熱させ、第2のヒータ310に通電し低出力で発熱させている。つまり、便座200の着座面は、待機状態において、第1および第2のヒータ210、310により保温されている。これにより、本具体例の便座200の着座面は、待機状態において、図5〜図9に関して前述した具体例の便座200の着座面よりも高温に保温されている。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
Claims (7)
- 第1のヒータと、前記第1のヒータと着座面との間に設けられ弾力性を有するクッション部と、を有する便座と、
第2のヒータを有し、前記着座面を覆う便蓋と、
トイレ室への人体の入室を検知する入室検知手段と、
前記入室検知手段が前記トイレ室への人体の入室を検知すると、前記第1のヒータおよび前記第2のヒータに通電して前記着座面を昇温させる着座面昇温動作を実行し、その後、前記第2のヒータの通電を停止し前記第1のヒータに通電することにより前記着座面の温度を設定温度の近傍に維持する着座面保温動作を実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする暖房便座装置。 - 第1のヒータと、前記第1のヒータと着座面との間に設けられ弾力性を有するクッション部と、を有する便座と、
第2のヒータを有し、前記着座面を覆う便蓋と、
トイレ室への人体の入室を検知する入室検知手段と、
前記入室検知手段が前記トイレ室への人体の入室を検知すると、前記第1のヒータおよび前記第2のヒータに通電して前記着座面を昇温させる着座面昇温動作を実行し、その後、前記着座面昇温動作よりも低出力で前記第2のヒータに通電して前記着座面の温度を設定温度の近傍に維持する着座面保温動作を実行する制御部と、
を備えたことを特徴とする暖房便座装置。 - 前記便座に近づいた人体を検知する人体検知手段をさらに備え、
前記制御部は、前記人体検知手段が前記便座に近づいた人体を検知すると、前記第2のヒータの通電を停止することを特徴とする請求項2記載の暖房便座装置。 - 前記制御部は、前記着座面昇温動作の実行中には、前記第1のヒータの出力よりも前記第2のヒータの出力を大きく設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の暖房便座装置。
- 前記制御部は、前記着座面昇温動作において前記第2のヒータに通電してから所定時間後に、前記着座面保温動作を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の暖房便座装置。
- 前記制御部は、前記入室検知手段が前記トイレ室への人体の入室を検知してから所定時間後に、前記着座面保温動作を開始することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の暖房便座装置。
- 前記便蓋を開閉させる便蓋自動開閉装置をさらに備え、
前記制御部は、前記第2のヒータの通電を停止した後に、前記便蓋自動開閉装置を駆動し前記便蓋を開放させることを特徴とする請求項1または3に記載の暖房便座装置。
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- 2009-03-27 JP JP2009079372A patent/JP5522429B2/ja active Active
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