JP2010226441A - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロホンケースと金属メッシュ等からなる保護カバーとが電気的に一体となって良好な静電シールドとして機能するようにする。
【解決手段】金属材よりなるマイクロホンケース10を有し、マイクロホンケース10にコンデンサマイクロホンユニットが配置され、かつ、コンデンサマイクロホンユニットを覆うように金属メッシュもしくは金属の多孔板よりなる保護カバー20が被せられているコンデンサマイクロホンにおいて、保護カバー20の端部を弾力性接着剤51が含浸された導電布50を介してマイクロホンケース10に取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンデンサマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、マイクロホンケースに対する保護カバーの取付構造に関するものである。
コンデンサマイクロホンには、細長い音響管を有する狭指向性のものから、扁平なマイクロホンケースを有するバウンダリーマイクロホンまで種々の型式があるが、図2に手持ち式である一般的なコンデンサマイクロホンを示し、これについて説明する。
手持ち式のコンデンサマイクロホン1は、円筒状に形成されたマイクグリップとしてのマイクロホンケース10を備える。マイクロホンケース10は、静電シールドのために導電性を有する素材(例えば、アルミニウムや黄銅合金等)により形成される。
マイクロホンケース10の一端側には、コンデンサマイクロホンユニット30が設けられ、他端側には、出力コネクタ40が設けられる。通常、出力コネクタ40には、EIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」で規定される3ピンコネクタが用いられ、マイクロホン使用時には、図示しないファントム電源に接続される。
マイクロホンケース10内には、音声出力部32を有する回路基板31が収納されている。図示しないが、音声出力部32には、出力トランスやローカット回路、音声調節回路等が含まれている。
マイクロホンケース10の一端側には、コンデンサマイクロホンユニット30の保護カバー20が取り付けられる。通常、保護カバー20には、コンデンサマイクロホンユニット30に音波を取り入れ、また、静電シールドするために鋼線の金属メッシュが用いられるが、機種によっては金属の多孔板(パンチングメタル)が用いられることもある。
保護カバー20は、コンデンサマイクロホンユニット30を覆うように逆椀状に形成され、その開口端部20aがマイクロホンケース10の一端側に固定される。その固定方法は、主として接着剤である。
この例では、マイクロホンケース10の一端側に、円形状の凹部12が形成されたマイクロホンケース10と同じ素材からなる受け金具11がネジ11aにより装着され、その凹部12内に接着剤(図示省略)を塗布したうえで、保護カバー20の開口端部20aが嵌合されるようになっている。受け金具11は、マイクロホンケース10と一体に形成されることもある。
保護カバー20は、機械的な接触によりマイクロホンケース10に電気的に接続され、特許文献1等に記載されているように、マイクロホンケース10と一体となって静電シールドとして機能することが求められる。
しかしながら、保護カバー20は金属メッシュよりなり、その開口端縁(金属メッシュの切断面)20aは不斉一でギザギザしているため、マイクロホンケース10との接触は多点での接触となる。点接触であることから、その部分から外来電磁波による高周波電流がマイクロホンケース10に入り込みやすい。
コンデンサマイクロホンユニット30は、FET(電界効果トランジスタ)等からなるインピーダンス変換器を備えているため、マイクロホンケース10内に高周波電流が入り込と、インピーダンス変換器によって検波され大きな雑音が発生することがある。
特に、近年急速に普及している携帯電話機からは、その使用時(発信時)にかなり強い電磁波(例えば、数cm〜数10cmの範囲内では、商用により生じている電界強度の数万倍に達する電界強度)が放射されるため、携帯電話機がマイクロホン近傍で使用されることに起因する雑音発生対策が急務となっている。
実開昭51−103923号公報
したがって、本発明の課題は、コンデンサマイクロホンにおいて、マイクロホンケースと金属メッシュ等からなる保護カバーとが電気的に一体となって良好な静電シールドとして機能するようにすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、金属材よりなるマイクロホンケースを有し、上記マイクロホンケースにコンデンサマイクロホンユニットが配置され、かつ、上記コンデンサマイクロホンユニットを覆うように金属メッシュもしくは金属の多孔板よりなる保護カバーが被せられているコンデンサマイクロホンにおいて、上記保護カバーの端部が、弾力性接着剤が含浸された導電布を介して上記マイクロホンケースに取り付けられていることを特徴としている。
本発明の好ましい態様によると、上記保護カバーは逆椀状に形成され、上記マイクロホンケースには上記保護カバーの開口端部が嵌合される円形状の凹部を有する受け金具が設けられており、上記導電布は外径が上記凹部の内径よりも小径のリング状として上記凹部内に配置され、上記導電布の外周面と上記凹部の内周面との隙間に上記弾力性接着剤が塗布される。
本発明によれば、保護カバーの端部とマイクロホンケースとの間に導電布が介在されているため、保護カバーとマイクロホンケースとが多くの接点で電気的に接続され、両者が電気的に一体となって良好な静電シールドが得られる。また、接着剤として、硬化後に弾力性を発現する弾力性接着剤を用いることにより、熱による膨張収縮や機械的な衝撃による変位が弾力性接着剤にて吸収されるため、長期間にわたって安定した電気的接続状態が維持される。
本発明の実施形態に係るコンデンサマイクロホンで、(a)その要部である保護カバーをマイクロホンケースに取り付ける状態を示す分解断面図、(b)保護カバーをマイクロホンケースに取り付けた状態を示す組立後の断面図。 従来のコンデンサマイクロホンで、保護カバーをマイクロホンケースから分離して示す分解断面図。
次に、図1を参照して、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、図1では、本発明の実施形態に係るコンデンサマイクロホンの要部である保護カバーのマイクロホンケースに対する取付部分のみを示す。コンデンサマイクロホンの全体的な構成については、先の図2を参照されたい。
図1(a)を参照して、この実施形態においても、マイクロホンケース10の一端部側に円形状の凹部12を有する受け金具11がネジ11aにて固定されているが、受け金具11はマイクロホンケース10に一体として含まれてもよい。
保護カバー20は、鋼線の金属メッシュよりなり、金属メッシュの母材から円状に切り出され、マイクロホンケース10の一端部側に配置されているコンデンサマイクロホンユニット30(図2参照)を覆うように、プレス等により逆椀状に形成されている。保護カバー20は、金属の多孔板(パンチングメタル)から形成されてもよい。
本発明では、保護カバー20の開口端部20aを受け金具11の凹部12内に取り付けるにあたって、導電布50と弾力性接着剤51とを用いる。導電布50には、例えばセーレン社製の品番Sui−78−5010Tを用いることができる。また、弾力性接着剤51には、例えばセメダイン社製の品番スーパーX NO.8008を用いることができる。
まず、導電布50をリング状に裁断して受け金具11の凹部12内に配置したのち、導電布50に弾力性接着剤51を塗布して含浸させる。あらかじめ導電布50に弾力性接着剤51を含浸させて受け金具11の凹部12内に配置してもよいし、先に弾力性接着剤51を受け金具11の凹部12内に塗布してから、導電布50を凹部12内に入れてもよい。
その後、図1(b)に示すように、保護カバー20の開口端部20aを受け金具11の凹部12内に嵌合し、適当な圧力をかけて導電布50を所定に圧縮させた状態で弾力性接着剤51を硬化させる。
これにより、保護カバー20と受け金具11(マイクロホンケース10)とが多くの接点で電気的に接続され、両者が電気的に一体となって良好な静電シールドが得られる。また、接着剤として、硬化後に弾力性を発現する弾力性接着剤51を用いたことにより、熱による膨張収縮や機械的な衝撃による変位が弾力性接着剤51にて吸収されるため、長期間にわたって安定した電気的接続状態が維持される。
好ましくは、図1(a)に示すように、導電布50をその外径が凹部12の内径よりも小径のリング状として凹部12内に配置し、導電布50の外周面と凹部12の内周面との隙間に弾力性接着剤51を塗布する。
これによれば、保護カバー20の開口端部20aの外径側の一部分が弾力性接着剤51を介して受け金具11の内面に接着されるため、より強力な接着強度をもって保護カバー20を受け金具11に固定することができる。さらには、電気的接続をより良好とするため、弾力性接着剤51内に導電粒子を含ませてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、マイクロホンケースと保護カバーとの電気的接続状態を使用環境によらずに安定なものとすることができ、これによりシールド効果が高まるので、携帯電話機等からの強い電磁波に起因する雑音の発生を効果的に防止することができる。なお、本発明は、バウンダリーマイクロホンのマイクロホンケースにも適用することができる。
1 コンデンサマイクロホン
10 マイクロホンケース
11 受け金具
12 凹部
20 保護カバー
20a 保護カバーの開口端部
30 コンデンサマイクロホンユニット
31 回路基板
32 音声出力部
40 出力コネクタ
50 導電布
51 弾力性接着剤

Claims (2)

  1. 金属材よりなるマイクロホンケースを有し、上記マイクロホンケースにコンデンサマイクロホンユニットが配置され、かつ、上記コンデンサマイクロホンユニットを覆うように金属メッシュもしくは金属の多孔板よりなる保護カバーが被せられているコンデンサマイクロホンにおいて、
    上記保護カバーの端部が、弾力性接着剤が含浸された導電布を介して上記マイクロホンケースに取り付けられていることを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 上記保護カバーは逆椀状に形成され、上記マイクロホンケースには上記保護カバーの開口端部が嵌合される円形状の凹部を有する受け金具が設けられており、上記導電布は外径が上記凹部の内径よりも小径のリング状として上記凹部内に配置され、上記導電布の外周面と上記凹部の内周面との隙間に上記弾力性接着剤が塗布されることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
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