JP5660767B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロホン本体に対してカプセル部を所望する指向性に応じて適宜交換することのできるコンデンサマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、その連結部分における電磁シールド技術に関するものである。
コンデンサマイクロホンは、そのマイクロホンユニットが備える静電型の音響電気変換器のインピーダンスがきわめて高いため、インピーダンス変換器を含む電子回路をマイクロホンに内蔵している。インピーダンス変換器には、通常、FET(電界効果トランジスタ)が用いられている。
そのため、電子回路に外来電磁波(特には携帯電話機から放射される電磁波)による高周波電流が加えられると、インピーダンス変換器(FET)にて検波され、可聴周波数の雑音が発生することがある。
この問題は、マイクロホン筐体のシールドを確実にすることにより解決されるが、例えば特許文献1に記載されているようなマイクロホン本体に対してカプセル部(マイクロホンユニット)が交換可能である機種では、機械的に結合する部分で電気的接続を行うようにしているため、その連結部から高周波電流がマイクロホン筐体内に入り込みやすい。
FETのゲートにフェライトビーズを取り付けることにより、高周波電流のFETへの流れ込みを防止することができる。
特開2007−28027号公報
しかしながら、FETのゲートにフェライトビーズを取り付けるには、組立作業上手間がかかるばかりでなく、FETのゲート部分はインピーダンスが高いことから、フェライトビーズが機械的に振動すると振動雑音が発生し、また、電気的絶縁が不十分であると漏洩雑音が発生することがある。
また、FETのゲートは、音質に直接影響を与える部分であることから、高周波電流による雑音が生じないような環境下では、フェライトビーズはない方がよい。
したがって、本発明の課題は、マイクロホン本体に対してカプセル部が交換可能であるコンデンサマイクロホンにおいて、マイクロホン本体側にフェライトビーズを作業性よく、しかも着脱自在に組み込み可能とすることにある。
上記課題を解決するため、本発明は、FETからなるインピーダンス変換器を含む電子回路を有するマイクロホン本体と、静電型の音響電気変換器を有し上記マイクロホン本体に着脱可能に連結されるカプセル部とを含み、上記カプセル部の連結端側のほぼ中央には、上記音響電気変換器が備えている固定極の引出端子としての第1接続端子部が配置され、上記マイクロホン本体の連結端側には、電気絶縁性の支持基台が設けられ、上記支持基台のほぼ中央に、上記FETのゲートに接続されている第2接続端子部が配置されており、上記カプセル部の上記マイクロホン本体への連結に伴って上記第1接続端子部と上記第2接続端子部とが互いに接触するコンデンサマイクロホンにおいて、上記第2接続端子部の周りに配置されるフェライトビーズを有し、上記支持基台には、上記第2接続端子部を中心として環状に形成されていて、上記フェライトビーズが上記第2接続端子部と電気的に絶縁された状態で着脱可能に収納される収納溝が設けられていることを特徴としている。
また、上記フェライトビーズに弾性的に作用し、上記収納溝内での上記フェライトビーズの振動を防止する弾性体を備える。
また、上記弾性体が環状に形成されたクッションパッドからなり、上記収納溝の溝底および/または上記カプセル部の連結端側に設けられることが好ましい。
本発明によれば、カプセル部の音響電気変換器からマイクロホン本体の電子回路に至る信号経路に含まれる第2接続端子部の周りにフェライトビーズを配置するようにしたことにより、外来電磁波に起因する高周波電流の電子回路への流れ込みを防することができるとともに、マイクロホン本体側にフェライトビーズを作業性よく組み込むことができる。
また、支持基台にフェライトビーズが着脱可能に収納される収納溝を形成することにより、第2接続端子部に対してフェライトビーズが確実に絶縁されるため,漏洩雑音が生じないばかりでなく、高周波電流による雑音が生じないような環境下では、フェライトビーズを簡単に取り外すことができる。
また、フェライトビーズに弾性的に作用し、その収納溝内でのフェライトビーズの振動を防止する弾性体を備えることにより、フェライトビーズの振動による振動雑音をなくすことができる。
本発明のコンデンサマイクロホンの組立状態を示す断面図。 本発明に含まれるカプセル部とマイクロホン本体とを分離して示す断面図。
次に、図1ないし図2により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1および図2を参照して、本発明は、マイクロホンカプセル(カプセル部)10と、マイクロホン本体20とを備え、所望とする指向性に応じてマイクロホンカプセル10を交換することができるコンデンサマイクロホンである。
マイクロホンカプセル10は、金属材の円筒体からなるカプセル筐体11を備える。このマイクロホンカプセル10は単一指向性であるため、カプセル筐体11には、前部音響端子111と後部音響端子112とが設けられている。
カプセル筐体11内には、静電型の音響電気変換器12が収納されている。音響電気変換器12は、ダイアフラムリングに張設されている振動板と、絶縁座に支持されている固定極とをセパレータリングを介して対向的に配置してなる変換器であってよい。
カプセル筐体11の連結端11a側の外周には、一方の連結手段としての雄ネジ113が形成されている。また、カプセル筐体11の連結端11a側の開口部は封口部材13が設けられている。
封口部材13のほぼ中央には、導電接触ピン(第1接続端子部)14が進退可能に設けられている。この実施形態において、封口部材13は、第1および第2の2枚の封口板131,132を備え、その合わせ面にバネ収納部133が形成されている。
バネ収納部133内には、導電接触ピン14をマイクロホン本体20側に向けて押し出す方向に付勢する圧縮コイルバネ141が収納されている。また、内側の第1封口板131には、一端がバネ収納部133内に配置されて圧縮コイルバネ141と接触する中継ピン142が植設されている。
中継ピン142の他端は、所定の配線材143を介して音響電気変換器12内の上記固定極と電気的に接続されている。したがって、導電接触ピン14は、圧縮コイルバネ141,中継ピン142および配線材143を介して上記固定極と電気的に接続され、上記固定極の引出電極として作用する。
なお、導電接触ピン14自体が圧縮コイルバネ付きの導電接触ピンである場合には、封口部材13を1枚の封口板とし、その封口部材13に圧縮コイルバネ付きの導電接触ピンを貫設させるようにしてもよい。
マイクロホン本体20は、出力モジュール部,音声信号出力部もしくはプリアンプ部とも呼ばれ、黄銅合金等の金属材よりなる円筒状のマイク筐体21を備えている。
マイク筐体21の連結端21a側には、上記雄ネジ113の相手となる他方の連結手段としての雌ネジ211が形成されている。また、マイク筐体21の連結端21a側で雌ネジ211よりも奥まった箇所に電気絶縁性の支持基台22が設けられている。
マイク筐体21の後端側(連結端21aとは反対側)には、出力コネクタ23が装着されている。出力コネクタ23には、EIAJ RC−5236「音響機器ラッチロック式丸形コネクタ」に規定されている3ピンタイプの出力コネクタが好ましく用いられる。
支持基台22と出力コネクタ23との間で回路基板24が支持されている。図示が省略されているが、回路基板24には、インピーダンス変換器としてのFET(電界効果トランジスタ)やローカット回路等を含む電子回路が設けられ、また、出力トランス等も実装される。
支持基台22のほぼ中央には、上記導電接触ピン14の相手となる端子ピン(第2接続端子部)25が設けられている。端子ピン25は、図示しないリード配線を介してFETのゲートに接続される。
これにより、マイクロホンカプセル10をマイクロホン本体20に連結すると、音響電気変換器12の固定極が導電接触ピン14,端子ピン25を含む信号経路を介してFETのゲートに接続される。
本発明では、連結部分から入り込む外来電磁波に起因する高周波電流が上記信号経路を介してFETのゲートに流れ込まないようにするため、端子ピン25の周りにフェライトビーズ26が配置される。
この場合、支持基台22にフェライトビーズ26の収納溝221を形成して、収納溝221内にフェライトビーズ26を着脱自在に収納することが好ましい。
これによれば、端子ピン25とフェライトビーズ26との間が確実に絶縁されるため、漏洩雑音が生じないばかりでなく、高周波電流による雑音が生じないような環境下では、フェライトビーズを簡単に取り外すことができる。
また、図1に示す連結時に、フェライトビーズ26は、マイクロホンカプセル10の封口部材13により押さえ込まれるが、機械的振動をより効果的に防止するうえで、収納溝221の溝底に、例えば環状に形成されたクッションパッド(弾性体)222を配置することが好ましい。
クッションパッド222は、マイクロホンカプセル10の封口部材13側に設けられてもよいし、収納溝221の溝底と封口部材13の双方に設けられてもよい。これによれば、フェライトビーズ26の機械的振動による振動雑音を確実に防止することができる。
フェライトビーズ26の材質は、Mn−Znフェライト,Ni−Znフェライト,カーボニル鉄ダスト等が好ましいが、フェライトビーズ26の材質によって遮断周波数が異なるため、材質の異なる数種類のフェライトビーズ26を用意して、適宜選択できるようにするとよい。
別の実施形態として、導電接触ピン14をマイクロホン本体20側とし、端子ピン25をマイクロホンカプセル10としてもよい。また、マイクロホン本体20は、必ずしも出力コネクタ30を備える必要はなく、例えば特許文献1に記載されている形態であってもよい。
10 マイクロホンカプセル
11 カプセル筐体
111 前部音響端子
112 後部音響端子
113 雄ネジ
12 音響電気変換器
13 封口部材
131,132 封口板
14 導電接触ピン
20 マイクロホン本体
21 マイク筐体
211 雌ネジ
22 支持基台
221 収納溝
222 クッションパッド
23 出力コネクタ
24 回路基板
26 フェライトビーズ

Claims (4)

  1. FETからなるインピーダンス変換器を含む電子回路を有するマイクロホン本体と、静電型の音響電気変換器を有し上記マイクロホン本体に着脱可能に連結されるカプセル部とを含み、
    上記カプセル部の連結端側のほぼ中央には、上記音響電気変換器が備えている固定極の引出端子としての第1接続端子部が配置され、上記マイクロホン本体の連結端側には、電気絶縁性の支持基台が設けられ、上記支持基台のほぼ中央に、上記FETのゲートに接続されている第2接続端子部が配置されており、上記カプセル部の上記マイクロホン本体への連結に伴って上記第1接続端子部と上記第2接続端子部とが互いに接触するコンデンサマイクロホンにおいて、
    上記第2接続端子部の周りに配置されるフェライトビーズを有し、上記支持基台には、上記第2接続端子部を中心として環状に形成されていて、上記フェライトビーズが上記第2接続端子部と電気的に絶縁された状態で着脱可能に収納される収納溝が設けられていることを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 上記フェライトビーズに弾性的に作用し、上記収納溝内での上記フェライトビーズの振動を防止する弾性体を備えていることを特徴とする請求項に記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 上記弾性体が環状に形成されたクッションパッドからなり、上記収納溝の溝底および/または上記カプセル部の連結端側に設けられることを特徴とする請求項に記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 上記フェライトビーズとして、材質の異なるフェライトビーズを複数個備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコンデンサマイクロホン。
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