JP2010225900A - 露光装置および電子デバイスの製造方法 - Google Patents

露光装置および電子デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010225900A
JP2010225900A JP2009072278A JP2009072278A JP2010225900A JP 2010225900 A JP2010225900 A JP 2010225900A JP 2009072278 A JP2009072278 A JP 2009072278A JP 2009072278 A JP2009072278 A JP 2009072278A JP 2010225900 A JP2010225900 A JP 2010225900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
correction
optical system
exposure
resist mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009072278A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5398318B2 (ja
Inventor
Takashi Nakazawa
崇 中澤
Akira Tsumura
明 津村
Yasuhiro Akiyama
靖裕 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009072278A priority Critical patent/JP5398318B2/ja
Publication of JP2010225900A publication Critical patent/JP2010225900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5398318B2 publication Critical patent/JP5398318B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、エッチング特性が変動した場合であっても加工変換差の迅速な低減を図ることができる露光装置および電子デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】レチクルのパターン領域に向けて光束を出射する照明光学系と、前記光束が照射されたパターンの像を基板の露光面に投影する投影光学系と、露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係を前記レジストマスクのパターン寸法の補正情報として格納する補正情報格納部と、前記基板に形成された回路パターンの検査情報と、前記補正情報と、から前記レジストマスクのパターン寸法を補正するための前記光学的な条件を補正条件として求める補正条件演算部と、前記補正条件に基づいて前記光学的な条件を変化させる光学系制御部と、を備えたことを特徴とする露光装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、露光装置および電子デバイスの製造方法に関する。
半導体装置やフラットパネルディスプレイなどの電子デバイスの製造においては、基板上に薄膜層を積層し、これを所望の形状に加工することで回路パターンを形成するようにしている。そして、積層された薄膜層を所望の形状に加工する場合には、フォトリソグラフィ工程、エッチング工程を繰り返すことで回路パターンを形成するようにしている。この場合一般的には、フォトリソグラフィ工程においてレジストと呼ばれる感光性物質を薄膜層上に積層させてレジスト膜を形成し、このレジスト膜を選択的に露光、現像することでレジストマスクを形成するようにしている。そして、エッチング工程においてレジストマスクを用いて薄膜層をドライエッチングすることで回路パターンを形成するようにしている。
ここで、設計上の回路パターンの寸法と実際に形成された回路パターンの寸法とに誤差が生じると、デバイス特性がばらついたり、製品歩留まりが低下したりするおそれがある。この様な寸法誤差が生じる要因として露光時における光の干渉効果、いわゆる光近接効果が知られており、光強度シミュレーションなどを行うことで形成されるレジストマスクのパターン寸法を補正するようにしている。
しかしながら、この様な寸法誤差は露光時(フォトリソグラフィ工程)のみならずエッチング工程においても生じ得る。例えば、エッチング工程におけるプラズマ分布などのプラズマ特性が変動することでエッチング特性が変化して、過剰なエッチングが生じたりエッチングが不足したりする場合がある。そのため、エッチング工程における寸法誤差(以下、加工変換差と称する)を考慮して、フォトリソグラフィ工程において露光を行う際に用いられるレチクル(マスク)のパターン寸法を補正する技術が提案されている(特許文献1を参照)。
ところが、エッチング特性は、プラズマ特性などが変化することで経時的に変動するおそれがある。そのため、レチクルのパターン寸法を補正することで加工変換差の低減を図るようにすれば、適正なパターン寸法を有するレチクルの選択と交換とが必要となり迅速な対応が図れなくなるおそれがある。また、エッチング特性の変動量に合わせて多数のレチクルが必要となったり、適正な補正ができなくなったりするおそれがある。
特開2003−15272号公報
本発明は、エッチング特性が変動した場合であっても加工変換差の迅速な低減を図ることができる露光装置および電子デバイスの製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、レチクルのパターン領域に向けて光束を出射する照明光学系と、前記光束が照射されたパターンの像を基板の露光面に投影する投影光学系と、露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係を前記レジストマスクのパターン寸法の補正情報として格納する補正情報格納部と、前記基板に形成された回路パターンの検査情報と、前記補正情報と、から前記レジストマスクのパターン寸法を補正するための前記光学的な条件を補正条件として求める補正条件演算部と、前記補正条件に基づいて前記光学的な条件を変化させる光学系制御部と、を備えたことを特徴とする露光装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、基板に形成された回路パターンの検査情報を収集する工程と、露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係を前記レジストマスクのパターン寸法の補正情報として収集する工程と、前記検査情報に基づいて回路パターンの状態を判定する工程と、前記補正情報から適切なものを選定し、前記レジストマスクのパターン寸法を補正するための前記光学的な条件を補正条件として求める工程と、前記補正条件に基づいて前記光学的な条件を変化させる工程と、レチクルのパターン領域に向けて光束を出射させ、前記光束が照射されたパターンの像を前記基板の露光面に投影させることで露光を行う工程と、を備えたことを特徴とする電子デバイスの製造方法が提供される。
本発明によれば、エッチング特性が変動した場合であっても加工変換差の迅速な低減を図ることができる露光装置および電子デバイスの製造方法が提供される。
本実施の形態に係る露光装置を例示するための模式図である。 照明絞り部を例示するための模式図である。 加工変換差およびその面内分布を例示するための模式グラフ図である。 コヒーレンスファクタσを変化させた場合を例示するための模式グラフ図である。 照明の形状を例示するための模式図である。 補正後の加工変換差およびその面内分布を例示するための模式グラフ図である。 他の実施形態に係る照明絞り部を例示するための模式図である。 照明絞り部を例示するための模式図である。 露光の手順を例示するためのフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る露光装置を例示するための模式図である。
図1に示すように、露光装置1には、照明光学系2、レチクルステージ7、投影光学系8、基板ステージ10、補正条件演算部11、補正情報格納部12、光学系制御部13が設けられている。
また、レチクルRのパターン領域に向けて光束を出射する照明光学系2には、光源3、フライアイレンズ4、照明絞り部5、コンデンサレンズ6が設けられている。
光源3は、レーザ光源などの遠紫外線を出射するものとすることができる。例えば、波長が248nmのKrFエキシマレーザ光源、波長が193nmのArFエキシマレーザ光源、波長が157nmのF2レーザ光源、YAGレーザや固体レーザ(例えば、半導体レーザなど)などとすることができる。
光源3の出射側にはフライアイレンズ4が設けられている。フライアイレンズ4は、複数の小レンズをマトリクス状に集積させるようにして構成されている。そして、光源3から出射した光束がフライアイレンズ4を透過することで光束断面における光強度分布が均一となるようになっている。
フライアイレンズ4の出射側の焦点位置には照明絞り部5が設けられている。照明絞り部5は、光束断面の寸法を変化させる。
図2は、照明絞り部5を例示するための模式図である。なお、図2(a)は照明絞り部5を例示するための模式断面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A矢視図である。 図2に示すように、照明絞り部5には、遮光部5aと透過部5bとが設けられている。遮光部5aは金属などの不透明体で形成され、フライアイレンズ4から出射した光束の一部を遮光する。また、遮光部5aは複数の板状体5cを相互に重なり合わせることにより構成されている。それぞれの板状体5cは、支持部5dを中心に回転移動できるように構成されている。支持部5dが設けられた側の反対側には長穴5eが設けられている。この長穴5eには可動ピン5fが挿入されている。また、この可動ピン5fの位置よって、各板状体5cが支持部5dを中心として回転移動するようになっている。そして、各板状体5cが回転移動することで透過部5bの開口寸法(直径寸法)が変化するようになっている。また、可動ピン5fの位置を変化させるための図示しない駆動部が設けられ、図示しない駆動部と光学系制御部13とが電気的に接続されている。なお、板状体5c、支持部5d、長穴5e、可動ピン5fの寸法、形状、数、配設位置などは例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
この様な構成の照明絞り部5においては、光学系制御部13からの電気信号に基づいて図示しない駆動部を駆動し、各板状体5cを回転移動させることで透過部5bの開口寸法(直径寸法)、ひいては照明光学系2の開口数NAを変化させることができるようになっている。
ここで、照明光学系2の開口数をNA、投影光学系8の開口数をNAとするとコヒーレンスファクタσは以下の(1)式のようになる。
σ=NA/NA ・・・(1)

一般に、開口数を大きくすれば解像度を向上させることができる。また、コヒーレンスファクタσを小さくすればコヒーレンシィが良くなるためパターンのエッヂを強調することができる。また、コヒーレンスファクタσを変化させると、投影光学系8の瞳面における照度分布を変化させることもできる。そのため、パターンの結像特性は開口数やコヒーレンスファクタσを変化させることで制御することができる。
なお、コヒーレンスファクタσなどの制御に関しては後述する。
照明絞り部5の出射側にはコンデンサレンズ6が設けられている。コンデンサレンズ6は、入射した光束を略平行な光束に変換する。
コンデンサレンズ6(照明光学系2)の出射側には、レチクル(マスク)Rを保持するレチクルステージ7が設けられている。そして、レチクルステージ7上に保持されたレチクルRと照明絞り部5とは、光学的に共役な位置に配設されている。
レチクルRは、例えば、透明基板と、透明基板表面のパターン領域に形成されたパターンを有するものとすることができる。透明基板は、照射された光束を透過させる材料から形成されている。透明基板は、例えば、石英ガラスなどから形成することができる。また、パターンは、照射された光束を遮光または減衰させる材料から形成されている。パターンは、例えば、クロム(Cr)やモリブデンシリサイド(MoSi)などから形成することができる。
レチクルステージ7の出射側には、投影光学系8が設けられている。投影光学系8は、レチクルRのパターン領域に形成されたパターンを所定の倍率で基板Wの露光面(レジスト膜上)に転写する。すなわち、投影光学系8は、光束が照射されたパターンの像を基板Wの露光面に投影する。投影光学系8には、開口絞り部9が設けられている。開口絞り部9は、投影光学系8の瞳面に設けられており、開口絞り部9と照明絞り部5とは光学的に共役な位置にある。また、開口数NAを変化させることができるように開口絞り部9の開口寸法(直径寸法)を変化させることができるようになっている。なお、開口絞り部9は、図2において例示をした照明絞り部5と同様の構成とすることができる。そのため、光学系制御部13からの電気信号に基づいて図示しない駆動部を駆動し、各板状体を回転移動させることで透過部の開口寸法(直径寸法)、ひいては投影光学系8の開口数NAを変化させることができるようになっている。
投影光学系8の出射側には、基板ステージ10が設けられている。基板ステージ10の基板Wが載置される面(載置面)には図示しない保持手段(例えば、静電チャックなど)が設けられ、載置された基板Wを保持することができるようになっている。また、投影光学系8の光軸に略垂直な2次元平面内(水平面内)において載置された基板Wの位置を移動させることができるようになっている。すなわち、基板ステージ10は、いわゆるXYテーブルとしての機能を備えている。また、投影光学系8の光軸に略平行な方向の移動ができるようにすることもできる。なお、基板ステージ10には、図示しない座標測定手段が設けられ載置された基板Wの位置情報が検知できるようになっている。
補正条件演算部11には、補正情報格納部12、光学系制御部13が電気的に接続されており、情報の受け渡しができるようになっている。また、補正条件演算部11には、露光装置1の外部に設けられた検査装置100が電気的に接続されており、検査情報の受け渡しができるようになっている。検査装置100は、エッチングにより基板Wに形成された回路パターンの検査情報を収集する。この場合、回路パターンの検査情報には、加工変換差および加工変換差の面内分布の少なくともいずれかが含まれているものとすることができる。
また、光学系制御部13は、照明絞り部5、開口絞り部9の開口寸法(直径寸法)を変化させることで、露光における光学的な条件である開口数、コヒーレンスファクタσを変化させる。すなわち、光学系制御部13は、後述する補正条件に基づいて露光における光学的な条件を変化させる。
ここで、補正条件演算部11などについてさらに例示をする前に加工変換差を考慮したレジストマスクのパターン寸法の補正について例示をする。
設計上の回路パターンの寸法と実際に形成された回路パターンの寸法とに誤差が生じると、デバイス特性がばらついたり、製品歩留まりが低下したりするおそれがある。この様な寸法誤差は露光時(例えば、光近接効果など)のみならず後工程であるエッチング工程においても生じ得る。例えば、エッチング工程におけるプラズマ分布などのプラズマ特性が変動することでエッチング特性が変化して、過剰なエッチングが生じたりエッチングが不足したりする場合がある。
また、加工変換差(エッチング工程における寸法誤差)には面内分布が生ずる場合がある。例えば、プラズマ分布などがばらつくことにより基板W上の位置によりエッチングレートが異なるものとなる場合がある。そのため、加工変換差に面内分布が生ずる場合がある。
図3は、加工変換差およびその面内分布を例示するための模式グラフ図である。なお、横軸は回路パターンのピッチ幅寸法を表し、右側になるほどピッチ幅寸法が大きくなることを表している。また、縦軸は加工変換差を表し、上側になるほど加工変換差が大きくなることを表している。また、図中のS1は基板Wの周縁付近の場合、S2は基板Wの中心付近の場合、S3はS1とS2との間の領域の場合である。
図3に示すように、回路パターンのピッチ幅寸法が大きくなるほどプラズマ生成物(例えば、イオン、中性活性種、電子など)の導入が容易となるのでプラズマ分布などのプラズマ特性の影響を受けやすくなる。そのため、回路パターンのピッチ幅寸法が大きくなるほど加工変換差が大きくなる傾向がある。また、基板Wの中心付近よりも周縁付近の方が処理雰囲気の影響を受けやすい。例えば、中心付近の方がプラズマ生成物の流れが遅く安定している傾向がある。そのため、回路パターンのピッチ幅寸法が同じであっても、基板Wの周縁になるほど加工変換差が大きくなる傾向がある。すなわち、図3に示すように、基板Wの周縁付近S1における加工変換差が一番大きくなる。また、基板Wの中心付近S2における加工変換差が一番小さくなり、領域S3は、基板Wの周縁付近S1と基板Wの中心付近S2との間の値となる。この様に、加工変換差には面内分布が生ずる場合がある。
また、加工変換差はプロセス条件やエッチング装置の特性などの影響を受け得る。すなわち、加工変換差は、プロセス条件の内容(例えば、プロセスガスの成分比、圧力、印加電力など)やエッチング装置の種類(例えば、プラズマ発生方式の違いや機種など)などによっても影響を受け得る。
また、加工変換差は、エッチング装置の使用状況などによっても変化する場合がある。例えば、加工変換差は、エッチング装置の処理容器内における堆積物の堆積量などによっても変化する場合がある。すなわち、加工変換差は、エッチング装置の使用状況などによって経時的に変化する場合がある。
この場合、露光時における寸法誤差は主に光の干渉効果、いわゆる光近接効果によるものと考えられる。なお、光近接効果とは、レチクルR上において隣接するラインとの間の寸法(スペース幅寸法)が異なる場合には、レチクルR上では同じライン幅寸法であっても露光した後のライン幅寸法(レジストマスクにおけるライン幅寸法)が変化してしまう現象をいう。
この光近接効果による寸法誤差の場合は、面内分布や経時的な変化が少ないと考えられるので、予め光強度シミュレーションなどを行うことで露光時における寸法誤差を一義的に求めることができる。そのため、露光時における寸法誤差を考慮してパターン寸法を補正したレチクルRを作成することができる。
一方、前述したように、加工変換差の場合には面内分布や経時的な変化が生じ得る。そのため、加工変換差を考慮したレチクルRを作成するものとすれば、非常に多くのレチクルRを作成しなければならなくなる。また、適正なパターン寸法を有するレチクルRの選択と交換とが必要となり迅速な対応が図れなくなるおそれがある。また、適正な補正ができなくなるおそれもある。そのため、レチクルRの交換を行わなくても、加工変換差を考慮したレジストマスクのパターン寸法の補正が行えるようにすることが好ましい。
ここで、本発明者の得た知見によれば、露光における光学的な条件を変化させることでレジストマスクのパターン寸法を補正することができる。例えば、前述した開口数NA、開口数NA、コヒーレンスファクタσなどを変化させることでレジストマスクのパターン寸法を補正することができる。
図4は、コヒーレンスファクタσを変化させた場合を例示するための模式グラフ図である。なお、横軸は回路パターンのピッチ幅寸法を表し、右側になるほどピッチ幅寸法が大きくなることを表している。また、縦軸は形成されるレジストマスクのパターン寸法を表し、上側になるほど形成されるレジストマスクのパターン寸法が大きくなることを表している。また、図中のσはコヒーレンスファクタσが基準値の場合、σ−2は基準値から2%少ない値の場合、σ+2は基準値から2%多い値の場合である。
また、レジストマスクのパターン寸法には、ライン幅寸法、スペース幅寸法、ピッチ幅寸法が含まれるが、どれを対象としても同様の傾向を示す。そのため、縦軸は、レジストマスクのパターン寸法としてもよいし、レジストマスクのライン幅寸法、レジストマスクのスペース幅寸法、レジストマスクのピッチ幅寸法などとしてもよい。
なお、レジストマスクのパターン寸法には、ライン幅寸法、スペース幅寸法、ピッチ幅寸法が含まれるが、これらを含めてレジストマスクのパターン寸法と称することにする。
図4に示すように、コヒーレンスファクタσを変化させればレジストマスクのパターン寸法を変えることができる。すなわち、コヒーレンスファクタσを制御することでレジストマスクのパターン寸法を補正することができる。また、前述した(1)式に示すように、開口数NA、開口数NAを変化させればコヒーレンスファクタσが変化することになるので、開口数NA、開口数NAを制御することでもレジストマスクのパターン寸法を補正することができる。
また、照明の形状を変化させることでもレジストマスクのパターン寸法を変化させることができる。
図5は、照明の形状を例示するための模式図である。なお、図5は、一例として、クエーサー照明(quasar illumination)の場合を例示したものである。
図5に示すように、クエーサー照明である照明30には4つの極30aが設けられている。極30aは、円環の2本の半径とその間にある2つの円弧に囲まれた形状を有している。また、各極30aは実質的に同一の形状を有し、同心円上に等間隔に配設されている。そして、円環の外側の円の半径寸法をL1、内側の円の半径寸法をL2としている。また、円環の2本の半径間の角度をθとしている。
照明の形状を変化させることでレジストマスクのパターン寸法を変化させる場合には、例えば、輝度比(縦横における輝度の比率)を変化させればよい。この場合、輝度比は極30aの大きさを変えることで変化させることができる。また、極30aの大きさは、半径寸法L1、L2や角度θを変えることで変化させることができる。そのため、半径寸法L1、L2、角度θなどを制御することで照明の形状を変えて、レジストマスクのパターン寸法を補正するようにすることができる。
また、光の強度や位相差などを変化させることでもレジストマスクのパターン寸法を補正することができる。例えば、光の強度は、光源3に印加する電圧などを制御することで変化させることができる。
次に、図1に戻って、補正条件演算部11などについてさらに例示をする。
補正情報格納部12は、シミュレーションや実験などに基づいて求められたレジストマスクのパターン寸法に関する補正情報を格納する。すなわち、補正情報格納部12は、露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係をレジストマスクのパターン寸法の補正情報として格納する。
例えば、図4に例示をしたようなコヒーレンスファクタσとレジストマスクのパターン寸法との関係を予めシミュレーションや実験などにより求め、その情報を補正情報として格納する。なお、補正情報はコヒーレンスファクタσに関するものに限定されるわけではなく、露光における他の光学的な条件に関するものとすることができる。例えば、前述した開口数NA、開口数NA、照明の形状、光の強度、位相差などに関するものとすることができる。すなわち、露光における光学的な条件は、照明光学系2の開口数NA、投影光学系8の開口数NA、コヒーレンスファクタσ、照明光学系2に設けられた照明の形状、光の強度、位相差からなる群より選ばれた少なくとも1つとすることができる。
露光装置1の外部に設けられた検査装置100は、基板Wに形成された回路パターンの寸法検査を行い、検査情報を補正条件演算部11に提供する。
回路パターンの寸法検査方法としては、例えば、いわゆる電子検査、光学検査などを例示することができる。この場合、電子検査としては、例えば、走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope;SEM)、透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope; TEM)、走査型透過電子顕微鏡 (Scanning Transmission Electron Microscope; STEM)、原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope; AFM)などを用いた検査を例示することができる。また、光学検査としては、スキャトロメトリー法(Scatterometory)、光学顕微鏡などを用いた検査を例示することができる。
ただし、例示をした検査方法に限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
補正条件演算部11に提供された検査情報は、補正条件演算部11に設けられた図示しない格納部に格納される。この検査情報には、回路パターンの寸法情報(加工変換差に関する情報に変換されたものも含む)や面内分布に関する情報が含まれている。なお、検査情報が逐次提供されるようにしてもよいし、定期的に提供されるようにしてもよい。また、補正条件演算部11からの要求に応じて提供されるようにしてもよい。すなわち、回路パターンの検査情報は、逐次または必要に応じて収集され、提供されるようにすることができる。また、図示しない格納手段を介して補正条件演算部11に検査情報が提供されるようにしてもよい。例えば、検査装置100からの検査情報を図示しない格納手段に格納し、補正条件演算部11からの要求に応じて適宜提供するようにすることもできる。
補正条件演算部11は、提供された検査情報に基づいて回路パターンの状態(加工変換差の程度や面内分布の程度など)を判定し、レジストマスクのパターン寸法の補正が必要と判定された場合には、補正情報格納部12に格納されている補正情報から適切なものを選定し、補正条件(例えば、補正値や補正に関する関数式など)を演算する。すなわち、補正条件演算部11は、基板Wに形成された回路パターンの検査情報と、補正情報と、からレジストマスクのパターン寸法を補正するための光学的な条件を補正条件として求める。 そして、求められた補正条件に基づいてレジストマスクのパターンが適切な寸法となるように、露光における光学的な条件を変化させる。
本実施の形態においては、補正条件演算部11により求められた補正条件が光学系制御部13に提供される。光学系制御部13は、提供された補正条件に基づいて照明絞り部5、開口絞り部9を制御して、開口数(開口数NA、開口数NA)、コヒーレンスファクタσを変化させる。すなわち、光学系制御部13は、補正条件に基づいて光学的な条件を変化させる。そのため、レジストマスクのパターン寸法が適正な値となるように補正される。なお、開口数NA、開口数NAの少なくともいずれかを変化させるようにしてもよい。この場合、開口数NA、開口数NAの少なくともいずれかを変化させるようにしてもコヒーレンスファクタσを変化させることができる。
また、図1に例示をした露光装置1においては、光学系制御部13により照明絞り部5、開口絞り部9を制御するようにしたがこれに限定されるわけではない。前述した照明の形状、光の強度、位相差などの他の光学的な条件に関するものを変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、照明の形状を変化させる場合には、補正条件演算部11により求められた補正条件に基づいて図示しない遮蔽板の位置などを制御することで照明の形状を変化させるようにすることができる。また、光の強度を変化させる場合には、補正条件演算部11により求められた補正条件に基づいて光源3に印加する電圧を制御することで光の強度を変化させるようにすることができる。
図6は、補正後の加工変換差およびその面内分布を例示するための模式グラフ図である。なお、横軸は回路パターンのピッチ幅寸法を表し、右側になるほどピッチ幅寸法が大きくなることを表している。また、縦軸は加工変換差を表し、上側になるほど加工変換差が大きくなることを表している。また、図中のS11、S21、S31は図3におけるS1、S2、S3をそれぞれ補正したものである。
図6に示すように、光学的な条件(例えば、開口数(開口数NA、開口数NA)、コヒーレンスファクタσ、照明の形状、光の強度、位相差など)を変化させるようにすれば、加工変換差の面内分布の均一化を図ることができる。また、加工変換差も低減することができる。
次に、露光装置1の作用について例示をする。
まず、所定のレチクルRがレチクルステージ7に保持される。そして、図示しない搬送手段により基板W(例えば、ウェーハやガラス基板など)が搬入され、基板ステージ10の載置面に載置、保持される。
次に、既に露光がされ、エッチング処理がされた基板Wの検査情報が補正条件演算部11に提供される。提供される検査情報には、回路パターンの寸法情報(加工変換差に関する情報に変換されたものも含む)や面内分布に関する情報が含まれている。
一方、シミュレーションや実験などに基づいて求められたレジストマスクのパターン寸法に関する補正情報が補正情報格納部12に格納される。格納される補正情報としては、コヒーレンスファクタσなどの光学的な条件とレジストマスクのパターン寸法との関係に係るものとすることができる。
補正条件演算部11は、提供された検査情報に基づいて回路パターンの状態(加工変換差の程度や面内分布の程度など)を判定し、レジストマスクのパターン寸法の補正が必要と判定された場合には、補正情報格納部12に格納されている補正情報から適切なものを選定し、補正条件(例えば、補正値や補正に関する関数式など)を演算する。
演算された補正条件は、光学系制御部13に提供される。そして、提供された補正条件に基づいてレジストマスクのパターン寸法が適正な値となるように露光における光学的な条件を変化させる。例えば、光学系制御部13により照明絞り部5、開口絞り部9を制御して、開口数(開口数NA、開口数NA)、コヒーレンスファクタσを変化させる。この場合、照明絞り部5、開口絞り部9の少なくともいずれかを制御するようにしてもよい。また、照明の形状、光の強度、位相差などの他の光学的な条件に関するものを変化させることもできる。
次に、光源3から光束が出射され、フライアイレンズ4を透過することで光束断面における光強度分布が均一となる。そして、照明絞り部5を透過させることで光束断面を所定の寸法にする。照明絞り部5を透過した光束はコンデンサレンズ6を透過することで略平行な光束に変換され、レチクルステージ7上に保持されたレチクルRのパターン領域に照射される。
レチクルRを透過した光束は投影光学系8に入射し、投影光学系8によりレチクルRのパターン領域に形成されたパターンが所定の倍率で基板Wの露光面(レジスト膜上)に転写される。この際、投影光学系8の瞳面に設けられた開口絞り部9を透過させることで光束断面を所定の寸法にする。
そして、基板ステージ10により基板Wの位置を変化させて、基板Wの露光面の複数の位置にパターンを転写する。
パターンの転写が終了した基板Wは、図示しない搬送手段により搬出される。この後必要があれば、前述の手順が繰り返されて基板Wの露光面にパターンが転写される。
以上例示をしたように、本実施の形態によれば、検査装置100から提供された検査情報に基づいて補正条件(例えば、補正値や補正に関する関数式など)を決定し、この補正条件に基づいて露光における光学的な条件を変化させることでレジストマスクのパターンが適切な寸法となるようしている。すなわち、加工変換差を低減したり面内分布を均一化したりするためにレチクルRのパターン寸法を補正するのではなく、露光における光学的な条件を変化させることで対応するようにしている。そのため、プラズマ特性などが変化することでエッチング特性が経時的に変動した場合などであっても、加工変換差の低減や面内分布の均一化を迅速かつ容易に行うことができる。
図7は、他の実施形態に係る照明絞り部15を例示するための模式図である。なお、図7(a)は照明絞り部15を例示するための模式断面図、図7(b)は図7(a)におけるB−B矢視図である。
図7に示すように、照明絞り部15には、遮光部15a、透過部15b〜15eが設けられている。透過部15b〜15eの外径寸法(直径寸法)は、それぞれ異なるものとされている。また、照明絞り部15には、遮光部15aを回転させるための駆動部18が設けられている。そして、駆動部18と光学系制御部13とが電気的に接続されている。
また、透過部15b〜15eは、照明絞り部15の回転中心を中心とする同心円上に設けられている。なお、透過部15b〜15eの外径寸法(直径寸法)、数、配設位置などは例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
遮光部15aは金属などの不透明体で形成され、フライアイレンズ4から出射した光束の一部を遮光する。透過部15b〜15eはフライアイレンズ4から出射した光束を透過させる。透過部15b〜15eは、ガラスなどの透明体とすることもできるし、孔とすることもできる。
本実施の形態に係る照明絞り部15においては、光学系制御部13からの電気信号に基づいて駆動部18を駆動するようになっている。そして、駆動部18により遮光部15aを回転させることで透過部15b〜15eを選択することができるようになっている。そのため、透過部15b〜15eを適宜選択することで照明光学系2の開口数NAを変化させることができる。
本実施の形態によれば、摺動部を少なくすることができるのでパーティクルの発生を抑制することができる。
図8は、照明絞り部25を例示するための模式図である。なお、図8(a)は照明絞り部25を例示するための模式断面図、図8(b)は図8(a)におけるC−C矢視図である。
図8に示すように、照明絞り部25には、遮光部25a、透過部25b、偏光部25cが設けられている。遮光部25aは金属などの不透明体で形成され、フライアイレンズ4から出射した光束の一部を遮光する。透過部25bは、フライアイレンズ4から出射した光束を透過させる。透過部25bは、ガラスなどの透明体とすることもできるし、孔とすることもできる。
偏光部25cには、図示しない駆動部が設けられている。また、図示しない駆動部と光学系制御部13とが電気的に接続されている。そして、光学系制御部13からの電気信号に基づいて図示しない駆動部を駆動することで、透光状態と遮光状態とが切り換えられるようになっている。この様なものとしては、例えば、電圧をかけることで分子の配列方向が変化するという液晶の性質を利用して、透光状態と遮光状態とを切り換えるようなものを例示することができる。そして、偏光部25cの透光状態と遮光状態とを切り換えることで照明光学系2の開口数NAを変化させることができるようになっている。なお、偏光部25cの大きさや数などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。例えば、複数の偏光部を同心状に設けるようにすることもできる。
本実施の形態によれば、摺動部をなくすことができるのでパーティクルの発生を抑制することができる。また、迅速な切り換えを行うこともできる。
なお、照明絞り部15、照明絞り部25と同様の構成のものを投影光学系8に設けられる開口絞り部に用いることもできる。
次に、本実施の形態に係る電子デバイスの製造方法について例示をする。
本実施の形態に係る電子デバイスの製造方法としては、一例として、半導体装置の製造方法を例示することができる。
ここで、半導体装置の製造は、成膜・レジスト塗布・露光・現像・エッチング・レジスト除去などにより基板(ウェーハ)表面に回路パターンを形成する工程、回路パターンの検査工程、洗浄工程、熱処理工程、不純物導入工程、拡散工程、平坦化工程などの複数の工程を繰り返すことにより行われる。この場合、露光以外のものは、既知の各工程における技術を適用することができるので、それらの説明は省略する。
なお、一例として、半導体装置の製造を例示したがこれに限定されるわけではない。露光工程を備える電子デバイスの製造に広く適用させることができる。例えば、液晶ディスプレイ・プラズマディスプレイ・有機ELディスプレイ・表面伝導型電子放出素子ディスプレイ(SED)などのフラットパネルディスプレイなどの製造にも適用させることができる。なお、この場合であっても露光以外のものは、各電子デバイスにおける既知の技術を適用させることができるので、それらの説明は省略する。
図9は、露光の手順を例示するためのフローチャートである。
既に露光がされ、エッチング処理がされた基板Wの検査情報を収集する(ステップS1a)。検査情報は検査装置などを用いて収集することができる。検査情報には、回路パターンの寸法情報(加工変換差に関する情報に変換されたものも含む)や面内分布に関する情報が含まれている。
また、露光における光学的な条件とレジストマスクのパターン寸法との関係に係る補正情報を収集する(ステップS1b)。補正情報は、シミュレーションや実験などにより予め求められ、収集される。光学的な条件としては、照明光学系の開口数NA、投影光学系の開口数NA、コヒーレンスファクタσ、照明の形状、光の強度、位相差などを例示することができる。
次に、収集された検査情報に基づいて回路パターンの状態を判定する(ステップS2)。例えば、予め定められた閾値などに基づいて加工変換差や面内分布の良否を判定する。
そして、回路パターンの状態の判定の結果、レジストマスクのパターン寸法の補正が必要とされた場合には、収集した補正情報から適切なものを選定し、補正条件(例えば、補正値や補正に関する関数式など)を求める(ステップS3)。
なお、レジストマスクのパターン寸法の補正が必要ないとされた場合には、後述する露光(ステップS5)が行われる。
次に、求められた補正条件に基づいて露光における光学的な条件を変化させる(ステップS4)。
次に、光源から光束を放射させ、レチクルRを介して基板Wの露光面(レジスト膜上)に光束を入射させることで露光を行う(ステップS5)。
すなわち、本実施の形態に係る電子デバイスの製造方法は、基板に形成された回路パターンの検査情報を収集する工程(例えば、ステップS1a)と、露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係を前記レジストマスクのパターン寸法の補正情報として収集する工程(例えば、ステップS1b)と、検査情報に基づいて回路パターンの状態を判定する工程(例えば、ステップS2)と、補正情報から適切なものを選定し、レジストマスクのパターン寸法を補正するための光学的な条件を補正条件として求める工程(例えば、ステップS3)と、補正条件に基づいて光学的な条件を変化させる工程(例えば、ステップS4)と、レチクルのパターン領域に向けて光束を出射させ、光束が照射されたパターンの像を基板の露光面に投影させることで露光を行う工程(例えば、ステップS5)と、を備えている。
この場合、光学的な条件を変化させる工程においては、照明光学系の開口数、投影光学系の開口数、コヒーレンスファクタ、照明光学系に設けられた照明の形状、光の強度、位相差からなる群より選ばれた少なくとも1つを変化させるようにすることができる。
また、回路パターンの検査情報を収集する工程においては、加工変換差および加工変換差の面内分布の少なくともいずれかが収集されるようにすることができる。
また、回路パターンの検査情報は、逐次または必要に応じて収集されるようにすることができる。
本実施の形態によれば、検査装置などで収集された検査情報に基づいて補正条件(例えば、補正値や補正に関する関数式など)を求め、この補正条件に基づいて露光における光学的な条件を変化させることでレジストマスクのパターンが適切な寸法となるようしている。すなわち、加工変換差を低減したり面内分布を均一化したりするためにレチクルRのパターン寸法を補正するのではなく、露光における光学的な条件を変化させることで対応するようにしている。そのため、プラズマ特性などが変化することでエッチング特性が経時的に変動した場合などであっても、加工変換差の低減や面内分布の均一化を迅速かつ容易に行うことができる。
以上、本実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、露光装置1が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 露光装置、2 照明光学系、3 光源、4 フライアイレンズ、5 照明絞り部、5a 遮光部、5b 透過部、6 コンデンサレンズ、7 レチクルステージ、8 投影光学系、9 開口絞り部、10 基板ステージ、11 補正条件演算部、12 補正情報格納部、13 光学系制御部、100 検査装置、NA 開口数、NA 開口数、σ コヒーレンスファクタ、R レチクル、W 基板

Claims (8)

  1. レチクルのパターン領域に向けて光束を出射する照明光学系と、
    前記光束が照射されたパターンの像を基板の露光面に投影する投影光学系と、
    露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係を前記レジストマスクのパターン寸法の補正情報として格納する補正情報格納部と、
    前記基板に形成された回路パターンの検査情報と、前記補正情報と、から前記レジストマスクのパターン寸法を補正するための前記光学的な条件を補正条件として求める補正条件演算部と、
    前記補正条件に基づいて前記光学的な条件を変化させる光学系制御部と、
    を備えたことを特徴とする露光装置。
  2. 前記光学的な条件は、前記照明光学系の開口数、前記投影光学系の開口数、コヒーレンスファクタ、前記照明光学系に設けられた照明の形状、光の強度、位相差よりなる群から選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 前記回路パターンの検査情報には、加工変換差および前記加工変換差の面内分布の少なくともいずれかが含まれていること、を特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 前記回路パターンの検査情報は、逐次または必要に応じて収集されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の露光装置。
  5. 基板に形成された回路パターンの検査情報を収集する工程と、
    露光における光学的な条件と、レジストマスクのパターン寸法と、の関係を前記レジストマスクのパターン寸法の補正情報として収集する工程と、
    前記検査情報に基づいて回路パターンの状態を判定する工程と、
    前記補正情報から適切なものを選定し、前記レジストマスクのパターン寸法を補正するための前記光学的な条件を補正条件として求める工程と、
    前記補正条件に基づいて前記光学的な条件を変化させる工程と、
    レチクルのパターン領域に向けて光束を出射させ、前記光束が照射されたパターンの像を前記基板の露光面に投影させることで露光を行う工程と、
    を備えたことを特徴とする電子デバイスの製造方法。
  6. 前記光学的な条件を変化させる工程において、照明光学系の開口数、投影光学系の開口数、コヒーレンスファクタ、前記照明光学系に設けられた照明の形状、光の強度、位相差よりなる群から選ばれた少なくとも1つを変化させること、を特徴とする請求項5記載の電子デバイスの製造方法。
  7. 前記回路パターンの検査情報を収集する工程において、加工変換差および前記加工変換差の面内分布の少なくともいずれかが収集されること、を特徴とする請求項5または6に記載の電子デバイスの製造方法。
  8. 前記回路パターンの検査情報は、逐次または必要に応じて収集されることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の電子デバイスの製造方法。
JP2009072278A 2009-03-24 2009-03-24 露光装置および電子デバイスの製造方法 Expired - Fee Related JP5398318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009072278A JP5398318B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 露光装置および電子デバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009072278A JP5398318B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 露光装置および電子デバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010225900A true JP2010225900A (ja) 2010-10-07
JP5398318B2 JP5398318B2 (ja) 2014-01-29

Family

ID=43042766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009072278A Expired - Fee Related JP5398318B2 (ja) 2009-03-24 2009-03-24 露光装置および電子デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5398318B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061169A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Nanya Technology Corp 半導体製造プロセス及びその装置
JP2016025295A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社Screenホールディングス データ補正装置、描画装置、検査装置、データ補正方法、描画方法、検査方法およびプログラム
JP2016095332A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 株式会社Screenホールディングス データ補正装置、描画装置、検査装置、データ補正方法、描画方法、検査方法およびプログラム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284222A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Canon Inc 投影露光装置及び方法
JP2002134405A (ja) * 2001-10-10 2002-05-10 Nikon Corp 投影露光装置及び方法、並びに回路素子形成方法
JP2002134395A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Sony Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造システム
JP2004047755A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Renesas Technology Corp 露光条件決定システム
JP2004246223A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Sony Corp マスクの補正方法
JP2004281557A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Renesas Technology Corp 半導体デバイス製造における露光条件の決定方法、および、半導体デバイス製造における露光条件決定支援装置
JP2006173579A (ja) * 2004-11-16 2006-06-29 Tokyo Electron Ltd 露光条件設定方法、基板処理装置およびコンピュータプログラム
WO2007058240A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Nikon Corporation 基板処理方法、フォトマスクの製造方法及びフォトマスク、並びにデバイス製造方法
JP2007158224A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Canon Inc 露光方法
JP2007158225A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Canon Inc 露光装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001284222A (ja) * 2000-03-30 2001-10-12 Canon Inc 投影露光装置及び方法
JP2002134395A (ja) * 2000-10-25 2002-05-10 Sony Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造システム
JP2002134405A (ja) * 2001-10-10 2002-05-10 Nikon Corp 投影露光装置及び方法、並びに回路素子形成方法
JP2004047755A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Renesas Technology Corp 露光条件決定システム
JP2004246223A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Sony Corp マスクの補正方法
JP2004281557A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Renesas Technology Corp 半導体デバイス製造における露光条件の決定方法、および、半導体デバイス製造における露光条件決定支援装置
JP2006173579A (ja) * 2004-11-16 2006-06-29 Tokyo Electron Ltd 露光条件設定方法、基板処理装置およびコンピュータプログラム
WO2007058240A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Nikon Corporation 基板処理方法、フォトマスクの製造方法及びフォトマスク、並びにデバイス製造方法
JP2007158224A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Canon Inc 露光方法
JP2007158225A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Canon Inc 露光装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061169A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Nanya Technology Corp 半導体製造プロセス及びその装置
JP2016025295A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 株式会社Screenホールディングス データ補正装置、描画装置、検査装置、データ補正方法、描画方法、検査方法およびプログラム
JP2016095332A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 株式会社Screenホールディングス データ補正装置、描画装置、検査装置、データ補正方法、描画方法、検査方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5398318B2 (ja) 2014-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10684552B2 (en) Method to mitigate defect printability for ID pattern
JP5127875B2 (ja) リソグラフィ装置及び物品の製造方法
US8133661B2 (en) Superimpose photomask and method of patterning
US8563227B2 (en) Method and system for exposure of a phase shift mask
US7666576B2 (en) Exposure scan and step direction optimization
CN111381436B (zh) 具有图形的光罩的制造方法
US8908150B2 (en) Substrate processing method, manufacturing method of EUV mask, and EUV mask
JP5398318B2 (ja) 露光装置および電子デバイスの製造方法
US9005850B2 (en) Mask for exposure and method of fabricating substrate using said mask
US11150561B2 (en) Method and apparatus for collecting information used in image-error compensation
US8416393B2 (en) Cross quadrupole double lithography method and apparatus for semiconductor device fabrication using two apertures
JP6288985B2 (ja) リソグラフィ装置、および物品の製造方法
JP6415186B2 (ja) 評価用マスク、評価方法、露光装置及び物品の製造方法
JP2010191403A (ja) フォトマスク
JP2002373845A (ja) 電子線露光方法及び電子線露光装置
JP2011077422A (ja) 露光システムおよび電子デバイスの製造方法
US9772557B2 (en) Illumination system and method of forming fin structure using the same
JP4495104B2 (ja) 可変式照明源
CN116125743A (zh) 光掩膜版及其制作方法
CN106597810B (zh) 晶圆图案化制程
KR100865558B1 (ko) 포토마스크의 결함 수정방법
JP4387700B2 (ja) マスク検査方法、マスク製造方法および露光方法
JP2005217047A (ja) マスク、露光方法および半導体装置の製造方法
JP2007147941A (ja) フォーカスモニターマークを有するフォトマスク及び転写シミュレーション方法
JP2006267761A (ja) ガラスフォトマスク露光方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121102

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130814

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131022

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5398318

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees