JP2010225640A - 基板処理装置及び排気方法 - Google Patents

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純史 及川
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Abstract

【課題】処理室容器(チャンバ)から排出される排出ガスに含まれる帯電したパーティクルが排気流路の内壁面へ付着することによる排気流路の詰まりを防止できる排気方法を提供する。
【解決手段】 処理対象のウエハWを収容するチャンバ50と、チャンバ50の容器内ガスを排気する排気流路51と、排気流路51にガス流通方向に沿って順次設けられたドライポンプ52及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置53とを有する基板処理装置のチャンバ50の容器内ガスを排気する排気方法において、排気流路51を流れる排ガスに、ドライポンプ52の上流側の排気流路51に接続されたイオン化ガス供給管55からイオン化ガスを供給して排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電し、排ガスと共に系外に排出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、基板処理装置及び排気方法に関し、特に、基板処理装置の処理室容器から容器内ガスを排気する排気方法に関する。
近年、半導体デバイスの小型化が進む中、半導体デバイス用の基板の表面における回路パターンをより微細に形成する必要が生じている。このような基板表面に形成される回路パターンの微細化に伴い、従来、問題にならなかった小さな粒径のパーティクル、例えば半導体デバイスにおいて断線を発生させたり素子特徴を損なう虞のある数十nmレベルのサイズ(例えば、30nm〜80nm)のパーティクルを異物として管理、制御する必要性が生じている。
異物としてのパーティクルが別部材としての例えば基板に吸着する吸着力は、粒径が小さくなるに従って静電気力が支配的となる。従って、被処理基板を静電チャック(ESC)に吸着、固定してプラズマエッチングする基板処理装置においては、帯電したパーティクルが被処理基板等の別部材に付着するパーティクル付着を回避することが重要となる。
図7は、パーティクルにおけるサイズ(パーティクル径)とその吸着力との関係を示す図である。図7において、縦軸は、吸着力(Deposition Velocity)(cm/s)を示し、横軸は粒径(nm)を示す。パーティクルサイズが小さくなるに伴って、吸着力において静電気力が支配的になっていることが分かる。従って、被処理基板等へのパーティクル付着を防止するためには、パーティクルを帯電させないこと、すなわち基板処理装置内における静電気の蓄積をなくすことが有効である。
なお、静電気は、被処理基板等へのパーティクル付着の原因となるだけでなく、電子部品の故障を招く原因となる場合がある。すなわち、半導体デバイスは、1000V前後の静電気によって故障又は破損する場合があり、被処理基板を固定するために静電チャック(ESC)を採用する基板処理装置においては、帯電した被処理基板が他のパーツに電荷を放出する際にダメージを受けたり、放電痕が残ったりして歩留まりが低下することもある。
図8は、基板処理装置における静電気の影響を説明するための図である。図8において、この基板処理装置は、被処理基板(以下、単に「ウエハ」という。)に所定の処理を施すプロセスモジュール81と、ウエハを搬送する搬送室としてのローダーモジュール82と、ローダーモジュール82に装着されたウエハを収納するフープ83と、ローダーモジュール82とプロセスモジュール81とを連結するロード・ロックモジュール84と、から主として構成されており、プロセスモジュール81の処理室容器(以下、「チャンバ」という。)には、容器内のガスを排出する排気流路85及びドライポンプ86が設けられている。
このような基板処理装置において、装置内に蓄積した静電気は以下のような問題を発生させる原因となる。すなわち、フープ83内に蓄積した静電気は、フープ83内に浮遊するパーティクルを帯電させ、パーティクルがウエハに付着する原因となり、フープ83と該フープ83に収容されたウエハとの間で放電が生じてウエハWに放電痕が生じる原因にもなる。また、ローダーモジュール82内に蓄積した静電気は、ウエハにパーティクルが付着するパーティクル汚染の原因となる。
ロード・ロックモジュール84においては、大気圧と真空との間で加圧及び減圧が繰り返されるので、これによって静電気が蓄積し易くなる。蓄積した静電気は、ウエハ等へのパーティクル付着の原因となる。また、プロセスモジュール81では、プラズマが照射される際、又は静電チャック(ESC)からウエハWが脱着される際にウエハが帯電し、ウエハへのパーティクル付着の原因となる。
さらに、プロセスモジュール81のチャンバ内ガスを排出する排気流路85では、処理ガスの化学エッチング反応等によって生成した反応生成物及び未反応残留物が排気流路85の内壁面との摩擦による静電気によって帯電して内壁面に付着、堆積し、次第に堆積量が増大して最終的には排気流路の詰まりが生じることもある。
このような基板処理装置の各部位における静電気に起因する問題の発生を未然に防止するための従来技術が開示された公知文献として特許文献1が挙げられる。特許文献1には、被処理基板としてのウエハを処理室と外部との間で搬入出する通路となるエアロック室に除電器を設けることが開示されている。除電器は、エアロック室内にイオン流を放出してイオン性パーティクルを除電(静電気除去)する。その後、エアロック室内の気体が真空引きされ、これによって、エアロック室からパーティクルが排出、除去される。
また、特許文献1には、エアロック室の内壁に付着したパーティクルを排出、除去した後に、エアロック室にウエハを搬入し、ウエハの上方に設けられた電極に、ウエハの帯電状態を考慮した電圧を印加し、これによってウエハに付着した帯電パーティクルを電極に吸着させることも記載されている。
特開2003−353086号公報
しかしながら、上記従来技術は、被処理基板に所定の処理を施すチャンバから排出される排ガス中の帯電したパーティクルに起因する排気流路の詰まりを回避することに関しては何ら言及していない。
また、上記従来技術は、搬送チャンバ内に配設された除電器における具体的なイオン発生方法について規定するものではないが、陽イオンと陰イオンとをバランスよく発生させる方法としてコロナ放電を用いることが示唆されている。しかしながら、コロナ放電によるイオン発生方法を用いた場合には、放電によってパーティクルが発生し、発生したパーティクルがウエハに付着して新たな汚染源となる虞がある。
本発明の目的は、基板処理装置のチャンバから排出される排ガスに含まれる帯電したパーティクルが排気流路の内壁面へ付着することによる排気流路の詰まりを防止することができる基板処理装置及び排気方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1記載の基板処理装置は、被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置において、前記排気流路に、該排気流路を流れる排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するためのイオン化ガスを供給するイオン化ガス供給部を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の基板処理装置は、請求項1記載の基板処理装置において、前記イオン化ガス供給部は、前記排気ポンプの少なくとも1つに又は前記排気流路における前記排気ポンプの少なくとも1つの直上もしくは直下に設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の基板処理装置は、請求項1又は2記載の基板処理装置において、前記イオン化ガスは、陽イオン及び陰イオンを含むガスであることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4記載の基板処理装置は、被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置において、前記排気流路に、該排気流路を流れる排ガスをイオン化して前記排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するガスイオン化装置を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の基板処理装置は、請求項4記載の基板処理装置において、前記ガスイオン化装置は、前記排気ポンプの少なくとも1つの下流側に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の基板処理装置は、請求項4又は5記載の基板処理装置において、前記ガスイオン化装置は、軟X線イオナイザー、コロナ放電イオナイザー、局所プラズマ、UV光照射型イオナイザーのうちのいずれか1つ又は複数であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7記載の排気方法は、被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置の前記処理室容器内のガスを排気する排気方法において、前記排気流路を流れる排ガスに、イオン化ガスを供給して前記排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するイオン化ガス供給ステップを有することを特徴とする。
請求項8記載の排気方法は、請求項7記載の排気方法において、前記イオン化ガスを、前記排気ポンプの少なくとも1つ内に又は前記排気流路における前記排気ポンプの少なくとも1つの直上もしくは直下に供給することを特徴とする。
請求項9記載の排気方法は、請求項7又は8記載の排気方法において、前記イオン化ガスは、陽イオン及び陰イオンを含むガスであることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項10記載の排気方法は、被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置の前記処理室容器内のガスを排気する排気方法において、前記排気流路を流れる排ガスをイオン化させ、該排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電する排ガスイオン化ステップを有することを特徴とする。
請求項11記載の排気方法は、請求項10記載の排気方法において、前記排ガスを、前記排気ポンプの少なくとも1つの下流側に設けられたガスイオン化装置によってイオン化することを特徴とする。
請求項12記載の排気方法は、請求項11記載の排気方法において、前記ガスイオン化装置は、軟X線イオナイザー、コロナ放電イオナイザー、局所プラズマ、UV光照射型イオナイザーのうちのいずれか1つ又は複数であることを特徴とする。
請求項1記載の基板処理装置によれば、処理室容器内のガスを排気する排気流路に、排気流路を流れる排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するためのイオン化ガスを供給するイオン化ガス供給部を設けたので、チャンバから排出される排出ガスに含まれる帯電したパーティクル及び排気流路内壁面をイオン化ガスで除電して排気流路の内壁面へパーティクルが付着することによる排気流路の詰まりを防止することができる。
請求項2記載の基板処理装置によれば、イオン化ガス供給部が、排気ポンプの少なくとも1つに又は排気流路における排気ポンプの少なくとも1つの直上もしくは直下に設けられているので、減圧状態から大気圧状態に移行する排気ポンプの下流側の排ガス中に生成し易いパーティクルを素早く除電して排気流路の内壁面への付着を防止することができる。
請求項3記載の基板処理装置及び請求項9記載の排気方法によれば、イオン化ガスが、陽イオン及び陰イオンを含むガスであるので、陰イオンがプラスに帯電したパーティクルと結合し、陽イオンがマイナスに帯電したパーティクルと結合する。配管内壁面においては、ガス分子と配管内壁面との摩擦により帯電が発生する。配管内の帯電においても、イオン化ガスの導入により除電が可能である。これによって帯電したパーティクルを除電して排気流路内壁面へのパーティクル付着を防止することができる。
請求項4記載の基板処理装置によれば、処理室容器内のガスを排気する排気流路に、排気流路を流れる排ガスをイオン化して排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するガスイオン化装置を設けたので、イオン化した排ガスによって排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電することができ、これによって排気流路の内壁面へパーティクルが付着することによる排気流路の詰まりを防止することができる。
請求項5記載の基板処理装置によれば、ガスイオン化装置が、排気ポンプの少なくとも1つの下流側に設けられているので、減圧状態から大気圧状態に移行する排気ポンプの下流側の排ガス中で生成し易いパーティクルを素早く除電して排気流路内壁面へのパーティクル付着及び排気流路の詰まりを防止することができる。
請求項6記載の基板処理装置及び請求項12記載の排気方法によれば、ガスイオン化装置を、軟X線イオナイザー、コロナ放電イオナイザー、局所プラズマ、UV光照射型イオナイザーのうちのいずれか1つ又は複数としたので、ポンプの負荷が増加するような過剰なパーティクルを発生させることなく、大気圧状態であってもイオン化ガスを生成して帯電したパーティクルを除電することができる。
請求項7記載の排気方法によれば、処理室容器内のガスを排気する排気流路を流れる排ガスに、イオン化ガスを供給して排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するので、排気流路の内壁面へのパーティクル付着を抑制して排気流路の詰まりを防止することができる。
請求項8記載の排気方法によれば、イオン化ガスを、排気ポンプの少なくとも1つ内に又は排気流路における排気ポンプの少なくとも1つの直上もしくは直下に供給するようにしたので、減圧状態から大気圧状態に移行する排気ポンプ下流側の排ガス中で生成し易いパーティクルを素早く除電して排気流路内壁面へのパーティクル付着及び排気流路の詰まりを防止することができる。
請求項10記載の排気方法によれば、排気流路内を流れる排ガスをイオン化させ、排ガスに含まれる帯電したパーティクルをイオン化した排ガスによって除電するので、排気流路内壁面へのパーティクル付着を防止することができる。
請求項11記載の排気方法によれば、排ガスを、排気ポンプの少なくとも1つの下流側に設けられたガスイオン化装置によってイオン化するようにしたので、減圧状態から大気圧状態に移行する排気ポンプ下流側の排ガス中で生成し易いパーティクルを素早く除電して排気流路内壁面へのパーティクル付着を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る排気方法が適用される基板処理装置の概略構成を示す平面図である。 図1におけるプロセスモジュールの処理室容器(チャンバ)に連結された排気流路の概略構成を示す図である。 排気流路内における静電気の発生及びパーティクル付着の状況を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置及びその変形例の要部の概略構成を示す図である。 排気流路内に導入されたイオン化ガスと排ガス中のパーティクルとの挙動を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置及びその変形例の要部の概略構成を示す図である。 パーティクルにおけるサイズとその吸着力との関係を示す図である。 基板処理装置における静電気の影響を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る排気方法が適用される基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
図1において、基板処理装置10は、被処理基板としてのウエハWにRIE処理を施す2つのプロセスシップ11と、2つのプロセスシップ11がそれぞれ接続された矩形状の共通搬送室としての大気搬送室(以下、「ローダーモジュール」という。)13とを備える。
ローダーモジュール13には、上述したプロセスシップ11の他、例えば25枚のウエハWを収容する基板収納容器としてのフープ14がそれぞれ載置される3つのフープ載置台15と、フープ14から搬出されたウエハWの位置をプリアライメントするオリエンタ16と、RIE処理が施されたウエハWの後処理を行う後処理室(After Treatment Chamber)17とが接続されている。
2つのプロセスシップ11は、ローダーモジュール13の長手方向における側壁に接続されると共にローダーモジュール13を挟んで3つのフープ載置台15と対向するように配置され、オリエンタ16はローダーモジュール13の長手方向に関する一端に配置され、後処理室17はローダーモジュール13の長手方向に関する他端に配置される。
ローダーモジュール13は、内部に配置された、ウエハWを搬送する基板搬送ユニットとしてのスカラ型デュアルアームタイプの搬送アーム機構19と、各フープ載置台15に対応するように側壁に配置されたウエハWの投入口である3つのフープ接続口としてのロードポート20とを有する。ロードポート20には、それぞれ開閉扉が設けられている。搬送アーム機構19は、フープ載置台15に載置されたフープ14からウエハWをロードポート20経由で取り出し、該取り出したウエハWをプロセスシップ11、オリエンタ16や後処理室17へ搬出入する。
プロセスシップ11は、ウエハWにRIE処理を施す処理室容器(チャンバ)を備えたプロセスモジュール25と、該プロセスモジュール25にウエハWを受け渡すリンク型シングルピックタイプの搬送アーム26を内蔵するロード・ロックモジュール27とを有する。
プロセスモジュール25は、円筒状のチャンバと、該チャンバ内に配置された上部電極及び下部電極を有し、該上部電極及び下部電極の間の距離はウエハWにRIE処理を施すための適切な間隔に設定されている。また、下部電極はウエハWをクーロン力等によってチャックするESC28をその頂部に有する。
プロセスモジュール25では、チャンバ内部に処理ガス、例えば、臭化水素ガスや塩素ガスを導入し、上部電極及び下部電極間に電界を発生させることによって導入された処理ガスをプラズマ化してイオン及びラジカルを発生させ、該イオン及びラジカルによってウエハWにRIE処理を施し、ウエハW上の、例えばポリシリコン層をエッチングする。
プロセスシップ11では、ローダーモジュール13の内部の圧力は大気圧に維持される一方、プロセスモジュール25の内部圧力は真空に維持される。そのため、ロード・ロックモジュール27は、プロセスモジュール25との連結部に真空ゲートバルブ29を備えると共に、ローダーモジュール13との連結部に大気ゲートバルブ30を備えることによって、その内部圧力を調整可能な真空予備搬送室として構成される。
ロード・ロックモジュール27の内部には、略中央部に搬送アーム26が設置され、該搬送アーム26よりプロセスモジュール25側に第1のバッファ31が設置され、搬送アーム26よりローダーモジュール13側には第2のバッファ32が設置される。第1のバッファ31及び第2のバッファ32は、搬送アーム26の先端部に配置されたウエハWを支持する支持部(ピック)33が移動する軌道上に配置され、RIE処理が施されたウエハWを一時的に支持部33の軌道の上方に待避させることにより、RIE未処理のウエハWとRIE処理済みのウエハWとのプロセスモジュール25における円滑な入れ換えを可能とする。
また、基板処理装置10は、プロセスシップ11、ローダーモジュール13、オリエンタ16及び後処理室17(以下、まとめて「各構成要素」という。)の動作を制御するシステムコントローラ(図示しない)と、ローダーモジュール13の長手方向に関する一端に配置されたオペレーションコントローラ21を備える。
システムコントローラは、RIE処理やウエハWの搬送処理に対応するプログラムとしてのレシピに応じて各構成要素の動作を制御し、オペレーションコントローラ21は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)からなる状態表示部を有し、該状態表示部は各構
素の動作状況を表示する。
図2は、図1におけるプロセスモジュール25の処理室容器(チャンバ)に連結された排気流路の概略構成を示す図である。
図2において、プロセスモジュール25内に設けられたチャンバ40の排気流路41には、排気ポンプとしてのドライポンプ42と、排ガス中の有害成分を捕集、除去する除害装置43とから主として構成されている。
チャンバ40では、処理ガスとして環境又は人体に有毒なガスが使用されることがあり、また、化学エッチング反応によって有害物質が生成することがある。このため、チャンバ40の容器内ガスを排気する排気流路41には、除害装置43が設けられている。除害装置43の内部には、例えば活性炭吸着層44が設けられており、活性炭吸着層44によって排ガスに含まれる有害物を吸着する。有害物が吸着、除去されて無害化した排ガスは、例えば大気に放出される。
ところで、チャンバ内が真空に近い減圧状態であるのに比べてドライポンプ42の後流側は大気圧に近いので、排ガス温度が低下すると共に、チャンバ40内で生じた反応生成物、反応残渣等の濃度が上昇し、排ガス中で凝集して粒子状物(パーティクル)となる。その後、生成したパーティクルは、排気流路内を流れる排ガスとの摩擦によって静電気を帯び、静電気力によって別のパーティクルと付着して排気流路の内壁面に堆積する。また、チャンバ40から排出されるパーティクルは、地絡された排気流路の内壁面に接触することによって除電されるが、他のパーティクルとの結合において静電気力よりも分子間力が支配的な場合は、排ガス流によって下流に流される前に、例えば自重によって排気流路の内壁面に付着、堆積する。堆積物の表面は、排ガスとの摩擦によって帯電し、排ガス中のガス成分を引きつけることによって堆積量が増大する。
図3(A)、(B)は、排気流路内における静電気の発生及びパーティクル付着の状況を示す説明図である。図3(A)において、排気流路41の内壁面に近い部分ほど摩擦が大きく、摩擦に起因する静電気が発生し易いことが分かる。また、ガスの流速が速いのは配管の中心部であり、壁面に近いほど流れが遅くなる。このため、パーティクルは配管内に残留しやすくなる。また、図3(B)において、排気流路41はグランドに接続されているが、排気流路41の内壁面に付着したパーティクルPと排ガスとの摩擦でパーティクルPが帯電し、その上面に更に別のパーティクルPが付着、堆積して堆積量が増加し、最終的には排気流路を詰まらせるという問題がある。
本発明者は、基板処理装置のチャンバ内ガスを排気する排気流路におけるパーティクルの堆積による詰まりを回避するため、各種実験を行ったところ、排気流路内を除電すること、すなわち排気流路内にイオン化ガスを導入することによって、又は排気流路を流通する排ガスをイオン化することによって帯電したパーティクルを除電することができ、これによって排気流路内壁面へのパーティクル付着が抑制され、排気流路の詰まりを防止できることを見出し、本発明に到達した。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置について説明する。
図4(A)は、本発明の第1の実施の形態に係る基板処理装置の要部の概略構成を示す図、図4(B)は、その変形例を示す図である。図4(A)において、この基板処理装置は、被処理基板であるウエハWに所定のエッチング処理を施すプロセスモジュール25内に設けられたチャンバ50と、チャンバ50の排気流路51と、排気流路51にガス流通方向に沿って順次設けられたドライポンプ52及び除害装置53と、ドライポンプ52の上流側の排気流路51aに接続されたイオン化ガス供給部としてのイオン化ガス供給管55とから主として構成されている。除害装置53内には活性炭吸着層54が設けられている。
このような構成の基板処理装置において、チャンバ50の容器内ガスを排気する際、ドライポンプ52によってチャンバ50の容器内ガスが吸引され、排気流路51a及び51bを流通して排出される。このとき、ドライポンプ52の上流側に接続されたイオン化ガス供給管55からイオン化ガスが導入される(イオン化ガス供給ステップ)。イオン化ガスは、窒素ガス等の不活性ガスに、例えば軟X線イオナイザーから軟X線を照射し、これによって窒素原子から電子が飛び出した陽イオンと、陽イオンと同量の陰イオンを含むガスをいう。
イオン化ガス供給管55から導入されたイオン化ガスは、排気流路51bを流れる排ガス中のパーティクルと結合して帯電したパーティクルを除電する。すなわち、プラス電荷を帯びたパーティクルはイオン化ガス中の陰イオンと結合して電荷を失い、マイナス電荷を帯びたパーティクルはイオン化ガス中の陽イオンと結合して電荷を失う。電荷を失ったパーティクルは、排気流路51bの内壁面に付着することなく排ガス流に従って除害装置53に流入し、ここで、フィルタ(図示しない)等によって捕集、分離される。従って、排気流路51bの内壁面へのパーティクル付着が抑制される。パーティクルが分離された排ガスは、活性炭吸着層54で有害物質が分離、回収された後、大気に放出される。なお、除電されたパーティクルを排ガスと共に基板処理装置の系外に排出し、その後、パーティクルを回収するようにしてもよい。
図5は、排気流路51a内に導入されたイオン化ガスと排ガス中のパーティクルPとの挙動を示す説明図である。図5において、排ガス中にイオン化ガスを導入することによって、摩擦でプラス電荷を帯びたパーティクルPはイオン化ガス中の陰イオンと結合して電荷を失い、マイナス電荷を帯びたパーティクルPはイオン化ガス中の陽イオンと結合して電荷を失う。これによって、排気流路内壁面へのパーティクル付着が抑制される。
本実施の形態によれば、チャンバ50の容器内ガスを排出する排気流路51におけるドライポンプ52の上流側にイオン化ガス供給管55を接続したので、排気流路51bを流れる排ガスに含まれる帯電したパーティクルをイオン化ガスによって除電して電気的に中性にすることができる。従って、パーティクルの排気流路51bの内壁面への付着を抑制して排気流路51bの詰まりを防止することができる。
また、従来、排気流路51の詰まりを回避するために、排気流路のほぼ全域に排ガスの温度低下を防止するための加熱ヒータを設置していたが、本実施の形態を適用することによって、ヒータの設置台数を大幅に削減又はなくすことができる。
本実施の形態において、イオン化ガス供給管55をドライポンプ52の直上流部に設けることが好ましい。排気流路51におけるドライポンプ52の上流側(排気流路51a)の圧力は真空(減圧)状態で、下流側(排気流路51b)の圧力は大気圧状態であり、パーティクルは大気圧状態の排ガス内で生成し易いからである。また、イオン化ガスによる除電距離は、例えば1000mm以下であり、排ガス中のパーティクルを効率よく除電するためには、イオン化ガスを、パーティクル濃度が高いと思われる大気圧状態の排ガスが流通する排気流路51bの直上流側に導入することが好ましいからである。
本実施の形態において、イオン化ガス導入管55をドライポンプ52の上流側に設けたが、イオン化ガス導入管55の接続場所は、ドライポンプ52の上流側に限定されるものではなく、下流側に設けることもできる。この場合、イオン化ガス供給管55をドライポンプ52の直下流部に設けることが好ましい。これによって、排気流路51b内を流通する排ガスと、導入されたイオン化ガスとの除害装置53までの混合経路を長く確保することができるので、帯電したパーティクルの除電が促進され、パーティクル付着による排気流路51bの詰まり防止効果が向上する。
また、除害装置53を備えた排気流路51には、通常有害成分を希釈するために、ドライポンプ52に有害成分希釈用の不活性ガス、例えば窒素ガスが導入される。従って、この有害成分希釈用ガスをイオン化し、イオン化した有害成分希釈用ガスをドライポンプ52に直接導入するようにしてもよい。これによって、新たなガス供給系を設ける必要をなくすことができる。
イオン化ガス導入管55をドライポンプ52の下流側に設けた場合も、イオン化した有害成分希釈用ガスをドライポンプ52に直接導入する場合も、上記実施の形態と同様、排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電して排気流路51bの内壁面へのパーティクル付着を抑制し、これによって排気流路51bの詰まりを防止することができる。
図4(A)の変形例を示す図4(B)において、この基板処理装置が、図4(A)の基板処理装置と異なるところは、排気ポンプとして、排気流路51のガス流通方向に沿って順次ターボポンプ57及びドライポンプ52を設け、ドライポンプ52の直上にイオン化ガス供給管55を接続した点である。このような構成の基板処理装置においても、上記実施の形態と同様、パーティクルの排気流路51cの内壁面への付着を抑制して排気流路51cの詰まりを防止することができる。
図6(A)は、本発明の第2の実施の形態に係る基板処理装置の要部の概略構成を示す図、図6(B)は、その変形例を示す図である。図6(A)において、この基板処理装置が図4(A)の基板処理装置と異なるところは、ドライポンプの上流に接続されたイオン化ガス導入管に代えて、ドライポンプの下流側に軟X線イオナイザーを設けた点である。すなわち、この基板処理装置は、被処理基板であるウエハWに所定のエッチング処理を施すプロセスモジュール25内に設けられたチャンバ60と、チャンバ60の排気流路61と、排気流路61にガス流通方向に沿って順次設けられたドライポンプ62及び除害装置63と、ドライポンプ62の下流側の排気流路61bに設けられた軟X線イオナイザー66とから主として構成されている。除害装置63には、活性炭吸着層64が設けられている。
このような構成の基板処理装置において、チャンバ60の容器内ガスを排出する際、容器内ガスはドライポンプ62によって吸引され、排気流路61内を流通して排気される。このとき、ドライポンプ62の下流側に設けられた軟X線イオナイザー66から排ガスに向かって軟X線が照射され、排ガス成分から電子が飛び出して陽イオンが生成する。一方、陽イオンと同量の陰イオンも生成する。このようにして排ガス成分がイオン化されイオン化ガスとなる(排ガスイオン化ステップ)。排ガス中のプラス電荷を帯びたパーティクルはイオン化ガスの陰イオンと結合して除電される。また、マイナス電荷を帯びたパーティクルは、イオン化ガスの陽イオンと結合して除電される。このようにして、排ガス中の帯電したパーティクルが除電され、静電気に起因する排気流路61bの内壁面へのパーティクル付着が抑制される。除電されたパーティクルは、排気流路61bの内壁面に付着することなく排ガス流に従って除害装置63に流入し、ここで、フィルタ(図示しない)等によって捕集、分離される。パーティクルが分離された排ガスは、活性炭吸着層64によって有害物質が除去された後、大気に放出される。なお、除電されたパーティクルを排ガスと共に基板処理装置の系外に排出し、その後、パーティクルを分離するようにしてもよい。
本実施の形態によれば、チャンバ60の容器内ガスの排気流路61におけるドライポンプ62の下流側に軟X線イオナイザー66を設けたので、軟X線イオナイザー66から排気流路61bを流通する排ガスに向かって軟X線を照射することによって、排ガス成分から電子が放出されて陽イオンが形成されると共に、生成した陽イオンと同量の陰イオンが形成される。そして排ガス中のプラス電荷を帯びたパーティクルはイオン化ガス中の陰イオンを吸着して電荷を失い、マイナス電荷を帯びたパーティクルはイオン化ガス中の陽イオンを吸着して電荷を失う。これによって、排気流路61bの内壁面へのパーティクル付着が抑制される。
本実施の形態において、軟X線イオナイザー66はドライポンプ62の直下流部に配置することが好ましい。排気流路61におけるドライポンプ62の上流側(排気流路61a)の圧力は真空(減圧)状態で、下流側(排気流路61b)の圧力は大気圧状態であり、パーティクルは大気圧状態の排ガス内で生成し易いからである。また、軟X線イオナイザーによって生成されたイオン化ガスによる除電距離は、例えば1000mm以下である。従って、有効除電距離を確保して排ガス中の帯電したパーティクルを効率よく除電するためには、イオン化ガスを、パーティクル濃度が高いと思われるドライポンプ62後流の大気圧状態の排ガスの上流部近傍で発生させることが好ましいからである。なお、軟X線とは、例えば波長が0.1〜10nmと比較的短く、エネルギーが0.1〜2keVと比較的小さいX線をいう。
本実施の形態において、ガスイオン化装置として軟X線イオナイザー66を適用したが、軟X線イオナイザー以外のガスイオン化装置として、同様の作用効果を奏する、例えばUV光照射型イオナイザーや局所プラズマ、コロナ放電イオナイザー等を用いることもできる。
図6(A)の変形例を示す図6(B)において、この基板処理装置が、図6(A)の基板処理装置と異なるところは、排気ポンプとして、排気流路61のガス流通方向に沿って順次ターボポンプ67及びドライポンプ62を設け、ドライポンプ52の直下に軟X線イオナイザー66を設けた点である。このような構成の基板処理装置においても、上記実施の形態と同様、パーティクルの排気流路61cの内壁面への付着を抑制して排気流路61cの詰まりを防止することができる。
上述した各実施の形態において、プラズマ処理が施される基板は半導体デバイス用のウエハに限られず、LCD(Liquid Crystal Display)等を含むFPD(Flat Panel Display)等に用いる各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等であってもよい。
また、本発明の目的は、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
10 基板処理装置
25 プロセスモジュール
40,50,60 処理室容器(チャンバ)
41,51,61 排気流路
42,52,62 ドライポンプ
43、53,63 除害装置
44,54,64 活性炭吸着層
55 イオン化ガス供給管
66 軟X線イオナイザー

Claims (12)

  1. 被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置において、
    前記排気流路に、該排気流路を流れる排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するためのイオン化ガスを供給するイオン化ガス供給部を設けたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記イオン化ガス供給部は、前記排気ポンプの少なくとも1つに又は前記排気流路における前記排気ポンプの少なくとも1つの直上もしくは直下に設けられていることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記イオン化ガスは、陽イオン及び陰イオンを含むガスであることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置。
  4. 被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置において、
    前記排気流路に、該排気流路を流れる排ガスをイオン化して前記排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するガスイオン化装置を設けたことを特徴とする基板処理装置。
  5. 前記ガスイオン化装置は、前記排気ポンプの少なくとも1つの下流側に設けられていることを特徴とする請求項4記載の基板処理装置。
  6. 前記ガスイオン化装置は、軟X線イオナイザー、コロナ放電イオナイザー、局所プラズマ、UV光照射型イオナイザーのうちのいずれか1つ又は複数であることを特徴とする請求項4又は5記載の基板処理装置。
  7. 被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置の前記処理室容器内のガスを排気する排気方法において、
    前記排気流路を流れる排ガスにイオン化ガスを供給して前記排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電するイオン化ガス供給ステップを有する
    ことを特徴とする排気方法。
  8. 前記イオン化ガスを、前記排気ポンプの少なくとも1つ内に又は前記排気流路における前記排気ポンプの少なくとも1つの直上もしくは直下に供給することを特徴とする請求項7記載の排気方法。
  9. 前記イオン化ガスは、陽イオン及び陰イオンを含むガスであることを特徴とする請求項7又は8記載の排気方法。
  10. 被処理基板を収容する処理室容器と、該処理室容器内のガスを排気する排気流路と、該排気流路に設けられた1つ又は複数の排気ポンプ及び排ガス中の有害成分を捕集する除害装置とを有する基板処理装置の前記処理室容器内のガスを排気する排気方法において、
    前記排気流路を流れる排ガスをイオン化させ、該排ガスに含まれる帯電したパーティクルを除電する排ガスイオン化ステップを有する
    ことを特徴とする排気方法。
  11. 前記排ガスを、前記排気ポンプの少なくとも1つの下流側に設けられたガスイオン化装置によってイオン化することを特徴とする請求項10記載の排気方法。
  12. 前記ガスイオン化装置は、軟X線イオナイザー、コロナ放電イオナイザー、局所プラズマ、UV光照射型イオナイザーのうちのいずれか1つ又は複数であることを特徴とする請求項11記載の排気方法。
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