JP2010223775A - 干渉計 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用する光学素子の数を抑えた干渉計を提供する。
【解決手段】所定の光軸C2上に光束L1を出射する光源2と、光軸上に配置される参照面3と、光軸上に配置される被検面W1と、参照面と被検面とで反射された光束により光軸に対する被検面と参照面の傾きを検出するアライメント観察手段5と、被検面と参照面とで反射された光束を干渉させた干渉光束L4の干渉縞の像を観察する干渉縞観察手段4と、光源と参照面との間の光軸上に配置され、干渉光束をビームスプリッタ面6aで反射するビームスプリッタ6と、ビームスプリッタを移動させることで、反射された干渉光束の光路をアライメント観察手段の光軸C3又は干渉縞観察手段の光軸C4のいずれか一方に向かうように切替える光路切替え手段7と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】所定の光軸C2上に光束L1を出射する光源2と、光軸上に配置される参照面3と、光軸上に配置される被検面W1と、参照面と被検面とで反射された光束により光軸に対する被検面と参照面の傾きを検出するアライメント観察手段5と、被検面と参照面とで反射された光束を干渉させた干渉光束L4の干渉縞の像を観察する干渉縞観察手段4と、光源と参照面との間の光軸上に配置され、干渉光束をビームスプリッタ面6aで反射するビームスプリッタ6と、ビームスプリッタを移動させることで、反射された干渉光束の光路をアライメント観察手段の光軸C3又は干渉縞観察手段の光軸C4のいずれか一方に向かうように切替える光路切替え手段7と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、干渉計に関する。
この種の干渉計としては、アライメント用撮像部(アライメント観察手段)と干渉縞撮像部(干渉縞観察手段)のそれぞれに光束を導くために、ビームスプリッタを複数配置しているものが知られている。
例えば、その一つの例として、例えば特許文献1に示された光波干渉測定装置の概略構成図を図3に示す。
図3に示す光波干渉測定装置100は、5軸調整ステージ173上に載置保持された被検体104が有する被測定放物面(被検面)141の形状を測定するものであり、照射部101、参照基準板102、球面波生成手段103、撮像部105、及び画像解析制御部106を備えている。
例えば、その一つの例として、例えば特許文献1に示された光波干渉測定装置の概略構成図を図3に示す。
図3に示す光波干渉測定装置100は、5軸調整ステージ173上に載置保持された被検体104が有する被測定放物面(被検面)141の形状を測定するものであり、照射部101、参照基準板102、球面波生成手段103、撮像部105、及び画像解析制御部106を備えている。
照射部101は、光源部110からの出力光束を照明用平行光束に変換するとともに、照明用平行光束を被測定放物面141の光軸C1に沿って被測定放物面141に照射するものである。この照射部101は、コリメータレンズ112、ビーム径拡大用の収束レンズ113、ビームスプリッタ114、およびコリメータレンズ115を備えている。
光源部110は、測定用光束を出力する第1光源110aと、測定用光束とは波長帯域が異なるアライメント用光束を出力する第2光源110bと、全反射ミラー111(反射面は図中の第2光源110b側の面)とを有している。そして、光源部110は、測定用光束およびアライメント用光束を同一の光路上に択一的に出力し得るようになっている。
光源部110は、測定用光束を出力する第1光源110aと、測定用光束とは波長帯域が異なるアライメント用光束を出力する第2光源110bと、全反射ミラー111(反射面は図中の第2光源110b側の面)とを有している。そして、光源部110は、測定用光束およびアライメント用光束を同一の光路上に択一的に出力し得るようになっている。
参照基準板102は、照射部101(コリメータレンズ115)から出力された照明用平行光束の光路上に配置されており、照明用平行光束の一部を透過するとともにその余を参照光束として反射する参照基準面102aを有している。
球面波生成手段103は、5軸調整ステージ172上に載置保持され、被測定放物面141の焦点位置に被測定放物面141と対向するように配置されるピンホールミラー131と、ピンホールミラー131を保持する平行平板132とを備えている。そして、被測定放物面141に照射された照明用平行光束のうち被測定放物面141で反射され、その焦点位置に集光する光束の一部を、波面整形された球面波に変換して反射し被測定放物面141に向けて出力するように構成されている。
球面波生成手段103は、5軸調整ステージ172上に載置保持され、被測定放物面141の焦点位置に被測定放物面141と対向するように配置されるピンホールミラー131と、ピンホールミラー131を保持する平行平板132とを備えている。そして、被測定放物面141に照射された照明用平行光束のうち被測定放物面141で反射され、その焦点位置に集光する光束の一部を、波面整形された球面波に変換して反射し被測定放物面141に向けて出力するように構成されている。
測定用光束が照射部101から出力された場合、ピンホールミラー131から被測定放物面141に向けて出力された球面波は、被測定放物面141において被測定放物面141の形状情報を担持した、略平行光からなる被検光束(測定光束)として反射される。そして被検光束は、球面波生成手段103を介して参照基準板102に入射し、参照基準面102aにおいて上記参照光束と合波される。
撮像部105は、コリメータレンズ151、ビームスプリッタ152、干渉縞撮像部105a、およびアライメント用撮像部105bを備えてなる。干渉縞撮像部105aは、被検光束と参照光束との干渉により得られる干渉縞画像を撮像するものであり、結像レンズ153と、撮像素子155を有してなる撮像カメラ154とからなる。
一方、アライメント用撮像部105bは、アライメント用光束からなる照明用平行光束が照射部101から被測定放物面141に照射された場合に、被測定放物面141で反射されてピンホールミラー131および/または平行平板132の第1面132aに入射し、ピンホールミラー131および/または第1面132aで反射されて被測定放物面141に再度入射し、さらに被測定放物面141で反射されて照射部101に戻る光束により形成されるアライメント用の像を撮像するものである。このアライメント用撮像部105bは、結像レンズ156と、撮像素子158を有してなる撮像カメラ157とからなる。
一方、アライメント用撮像部105bは、アライメント用光束からなる照明用平行光束が照射部101から被測定放物面141に照射された場合に、被測定放物面141で反射されてピンホールミラー131および/または平行平板132の第1面132aに入射し、ピンホールミラー131および/または第1面132aで反射されて被測定放物面141に再度入射し、さらに被測定放物面141で反射されて照射部101に戻る光束により形成されるアライメント用の像を撮像するものである。このアライメント用撮像部105bは、結像レンズ156と、撮像素子158を有してなる撮像カメラ157とからなる。
画像解析制御部106は、撮像カメラ154、157からの画像信号に基づき各種解析を行うコンピュータ161と、このコンピュータ161による解析結果や画像を表示する表示装置162と、キーボードやマウス等からなる入力装置163とからなる。そして、撮像カメラ154により撮像された干渉縞画像に基づき、被測定放物面141の形状を測定解析するように構成されている。また、この画像解析制御部106は、撮像カメラ157により撮像されたアライメント用の像に基づき、球面波生成手段103および被検体104がそれぞれ載置保持された各5軸調整ステージ172、173の駆動を制御して、被測定放物面141及びピンホールミラー131の相対的なアライメント調整を行うことができるようになっている。
なお、光波干渉測定装置100において、光源部110では2種類の光束を出力するために、第1光源110aと第2光源110bとを備えた。しかし、出力される光束の種類は1種類で良く、光源部110に代えて、例えば第1光源110aを備えることができる。また、ビームスプリッタ114で反射された合波された被検光束及び参照光束は、並行光束とされる必要は無く、コリメータレンズ151は配されなくても良い。
しかしながら、上記特許文献1に示す光波干渉測定装置100では、光束を導く方向をアライメント用撮像部105b又は干渉縞撮像部105aに切替えるために、光束を光軸C1に対して異なる方向に反射させるビームスプリッタ114とは別のビームスプリッタ152を備えている。
使用するビームスプリッタ114等の光学素子の数が増加すると、干渉計の全体としてのサイズが大きくなり、部品の費用がかかり、さらに、組立て・調整に時間を要するという問題がある。
使用するビームスプリッタ114等の光学素子の数が増加すると、干渉計の全体としてのサイズが大きくなり、部品の費用がかかり、さらに、組立て・調整に時間を要するという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、使用する光学素子の数を抑えた干渉計を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の干渉計は、所定の光軸上に光束を出射する光源と、前記光軸上に配置される参照面と、前記光軸上に配置される被検面と、前記参照面と前記被検面とで反射された光束により前記光軸に対する前記被検面と前記参照面の傾きを検出するアライメント観察手段と、前記被検面と前記参照面とで反射された光束を干渉させた干渉光束の干渉縞の像を観察する干渉縞観察手段と、前記光源と前記参照面との間の前記光軸上に配置され、前記干渉光束を反射するビームスプリッタと、該ビームスプリッタを移動させることで、反射された前記干渉光束の光路を前記アライメント観察手段の光軸又は前記干渉縞観察手段の光軸のいずれか一方に向かうように切替える光路切替え手段と、を備えることを特徴としている。
本発明の干渉計は、所定の光軸上に光束を出射する光源と、前記光軸上に配置される参照面と、前記光軸上に配置される被検面と、前記参照面と前記被検面とで反射された光束により前記光軸に対する前記被検面と前記参照面の傾きを検出するアライメント観察手段と、前記被検面と前記参照面とで反射された光束を干渉させた干渉光束の干渉縞の像を観察する干渉縞観察手段と、前記光源と前記参照面との間の前記光軸上に配置され、前記干渉光束を反射するビームスプリッタと、該ビームスプリッタを移動させることで、反射された前記干渉光束の光路を前記アライメント観察手段の光軸又は前記干渉縞観察手段の光軸のいずれか一方に向かうように切替える光路切替え手段と、を備えることを特徴としている。
また、上記の干渉計において、前記光路切替え手段は、前記ビームスプリッタを所定の軸線回りに回動させることで、前記干渉光束の光路を切替える回動機構を有することがより好ましい。
また、上記の干渉計において、前記光路切替え手段は、該ビームスプリッタを平行移動させることで、前記干渉光束の光路を切替える移動機構を有することがより好ましい。
本発明の干渉計によれば、使用する光学素子の数を抑えることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る干渉計の第1実施形態を、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のフィゾー型の干渉計の説明図である。
本実施形態の干渉計1は、所定の光軸C2上に光束L1を出射するLD(Laser Diode、光源)2と、光軸C2上に配置される参照面3と、干渉縞観察手段4と、アライメント観察手段5と、LD2と参照面3との間の光軸C2上に配置されたビームスプリッタ6と、ビームスプリッタ6を光軸C2回りに回動させる回動機構(光路切替え手段)7と、を備えている。
以下、本発明に係る干渉計の第1実施形態を、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のフィゾー型の干渉計の説明図である。
本実施形態の干渉計1は、所定の光軸C2上に光束L1を出射するLD(Laser Diode、光源)2と、光軸C2上に配置される参照面3と、干渉縞観察手段4と、アライメント観察手段5と、LD2と参照面3との間の光軸C2上に配置されたビームスプリッタ6と、ビームスプリッタ6を光軸C2回りに回動させる回動機構(光路切替え手段)7と、を備えている。
LD2とビームスプリッタ6との間の光軸C2上には、LD2側から結像レンズ9、ピンホール10aが形成された絞り板10が、この順でそれぞれ配置されている。ピンホール10aは、結像レンズ9の焦点に配置されている。
ビームスプリッタ6は、例えば立方体状に形成され、ビームスプリッタ面6aが光軸C2に対して45°傾くように配置されている。
回動機構7は、光軸C2上に出射される光束L1を妨げない、光軸C2から外れた位置に配置されている。そして、回動機構7は、ビームスプリッタ6を回動させることで、ビームスプリッタ面6aで反射される後述する干渉光束L4の向きを切替えることができるようになっている。
ビームスプリッタ6は、例えば立方体状に形成され、ビームスプリッタ面6aが光軸C2に対して45°傾くように配置されている。
回動機構7は、光軸C2上に出射される光束L1を妨げない、光軸C2から外れた位置に配置されている。そして、回動機構7は、ビームスプリッタ6を回動させることで、ビームスプリッタ面6aで反射される後述する干渉光束L4の向きを切替えることができるようになっている。
また、ビームスプリッタ6に対して、LD2と反対側の光軸C2上には、1/4波長板11と、コリメートレンズ12と、参照面3が設けられた参照レンズ13と、被検面W1が設けられた被検レンズWとが、この順でそれぞれ配置されている。
コリメートレンズ12は、ピンホール10aが焦点となるように配置されている。
参照面3は、高精度な平面となるように研磨されている。そして、参照面3は、参照レンズ13においてLD2とは反対側に位置するとともに、参照面3は光軸C2に直交するように配置されている。
被検面W1は、参照面3に対向するように配置され、被検レンズWは、傾き調整機構14に取付けられている。この傾き調整機構14は、光軸C2に直交するとともに互いに直交する方向をX方向及びY方向としたときに、被検レンズWをX方向回り及びY方向回りに回動させることができるように構成されている。
コリメートレンズ12は、ピンホール10aが焦点となるように配置されている。
参照面3は、高精度な平面となるように研磨されている。そして、参照面3は、参照レンズ13においてLD2とは反対側に位置するとともに、参照面3は光軸C2に直交するように配置されている。
被検面W1は、参照面3に対向するように配置され、被検レンズWは、傾き調整機構14に取付けられている。この傾き調整機構14は、光軸C2に直交するとともに互いに直交する方向をX方向及びY方向としたときに、被検レンズWをX方向回り及びY方向回りに回動させることができるように構成されている。
アライメント観察手段5は、CCDやCMOS等の撮像素子17を有する。この撮像素子17の光軸C3は、ビームスプリッタ6に対するX方向のうちの一の方向の上に配置されている。そして、ビームスプリッタ6を光軸C2回りに回動し、ビームスプリッタ面6aが位置P1に配置されたときに、ビームスプリッタ面6aで反射されるコリメートレンズ12の焦点の位置に撮像素子17が位置するように設定されている。
また、干渉縞観察手段4は、ピンホール18aが形成された絞り板18と、結像レンズ19と、CCDやCMOS等の撮像素子20と、を有する。これらピンホール18a、結像レンズ19、及び撮像素子20の光軸C4は、ビームスプリッタ6に対するX方向のうちの他の方向の上に配置されている。すなわち、本実施形態では、光軸C3及び光軸C4は、X方向に沿う同一直線上に配置されている。
ピンホール18aの位置は、ビームスプリッタ6が図1中に実線で示す位置に配置されたときに、ビームスプリッタ面6aで反射されるコリメートレンズ12の焦点の位置となるように設定されている。
また、干渉縞観察手段4は、ピンホール18aが形成された絞り板18と、結像レンズ19と、CCDやCMOS等の撮像素子20と、を有する。これらピンホール18a、結像レンズ19、及び撮像素子20の光軸C4は、ビームスプリッタ6に対するX方向のうちの他の方向の上に配置されている。すなわち、本実施形態では、光軸C3及び光軸C4は、X方向に沿う同一直線上に配置されている。
ピンホール18aの位置は、ビームスプリッタ6が図1中に実線で示す位置に配置されたときに、ビームスプリッタ面6aで反射されるコリメートレンズ12の焦点の位置となるように設定されている。
前述の回動機構7は、ビームスプリッタ6を光軸C2回りに回動させることで、ビームスプリッタ面6aで反射された後述する干渉光束L4が、アライメント観察手段5の光軸C3又は干渉縞観察手段4の光軸C4のいずれか一方に向かうように切替え可能となっている。
また、撮像素子17及び撮像素子20は、制御手段21にそれぞれ接続されている。
撮像素子17及び撮像素子20は、検出した干渉光束L4の画像の信号を制御手段21に送信する。制御手段21が送信された信号を処理してCRT等の表示手段22に送ると、表示手段22は送信された信号による画像を表示することができるようになっている。
また、撮像素子17及び撮像素子20は、制御手段21にそれぞれ接続されている。
撮像素子17及び撮像素子20は、検出した干渉光束L4の画像の信号を制御手段21に送信する。制御手段21が送信された信号を処理してCRT等の表示手段22に送ると、表示手段22は送信された信号による画像を表示することができるようになっている。
次に、以上のように構成された干渉計1の作用について説明する。
回動機構7によりビームスプリッタ6を回動させビームスプリッタ面6aを位置P1に配置しておく。
LD2を点灯し、光束L1を出射すると、光束L1は結像レンズ9で集光され、結像レンズ9の焦点に配置されたピンホール10aを通過する。ピンホール10aを通過した光束L1は、ビームスプリッタ6及び1/4波長板11を通過し、コリメートレンズ12で平行光となる。平行光となった光束L1の一部分は、参照レンズ13の参照面3で反射されて参照光束L2となり、光束L1の他の部分は、被検レンズWの被検面W1で反射されて測定光束L3となる。
被検面W1で反射された測定光束L3は、再び参照レンズ13を通過する。
回動機構7によりビームスプリッタ6を回動させビームスプリッタ面6aを位置P1に配置しておく。
LD2を点灯し、光束L1を出射すると、光束L1は結像レンズ9で集光され、結像レンズ9の焦点に配置されたピンホール10aを通過する。ピンホール10aを通過した光束L1は、ビームスプリッタ6及び1/4波長板11を通過し、コリメートレンズ12で平行光となる。平行光となった光束L1の一部分は、参照レンズ13の参照面3で反射されて参照光束L2となり、光束L1の他の部分は、被検レンズWの被検面W1で反射されて測定光束L3となる。
被検面W1で反射された測定光束L3は、再び参照レンズ13を通過する。
参照光束L2及び測定光束L3は、1/4波長板11を通過し、ビームスプリッタ6のビームスプリッタ面6aで反射されて、光軸C3上を進んで撮像素子17上に集光される。
光束L1の光軸C2に対して参照面3及び被検面W1の光軸がずれているときには、表示手段22に表示される参照光束L2により表示される光スポット及び測定光束L3により表示される光スポットの位置が光軸からずれている。この両方の光スポットの位置のずれにより、光束L1の光軸C2に対する被検面W1の光軸の傾きが検出される。
使用者は、表示手段22に表示された両方の光スポットの画像を確認して、参照レンズ傾き調整機構により参照面3をX方向回り及びY方向回りに回動させ、光スポットの位置が光軸に一致するように調整する。さらに、傾き調整機構14により被検面W1をX方向回り及びY方向回りに回動させ、光スポットの位置が光軸に一致するように調整し、両方のスポットを一致させる。このとき、参照面3及び被検面W1の光軸は光束L1の光軸C2と一致する。
光束L1の光軸C2に対して参照面3及び被検面W1の光軸がずれているときには、表示手段22に表示される参照光束L2により表示される光スポット及び測定光束L3により表示される光スポットの位置が光軸からずれている。この両方の光スポットの位置のずれにより、光束L1の光軸C2に対する被検面W1の光軸の傾きが検出される。
使用者は、表示手段22に表示された両方の光スポットの画像を確認して、参照レンズ傾き調整機構により参照面3をX方向回り及びY方向回りに回動させ、光スポットの位置が光軸に一致するように調整する。さらに、傾き調整機構14により被検面W1をX方向回り及びY方向回りに回動させ、光スポットの位置が光軸に一致するように調整し、両方のスポットを一致させる。このとき、参照面3及び被検面W1の光軸は光束L1の光軸C2と一致する。
続いて、被検レンズWの被検面W1の干渉縞の観察を行う。
まず、回動機構7によりビームスプリッタ6を光軸C2回りに180°回動させ、ビームスプリッタ面6aを図1中に実線で示す位置に配置しておく。
次に、LD2から光束L1を出射すると、光束L1は上記と同様に伝達し、互いの光軸が一致した参照光束L2及び測定光束L3が干渉光束L4となる。そして、干渉光束L4は、ビームスプリッタ面6aで反射されて、光軸C4上を伝達する。干渉光束L4は、ピンホール18aを通過し、コリメートレンズ19で平行光となって撮像素子20に検出される。
使用者は、表示手段22に表示された干渉縞の像を観察することで、被検面W1の形状を確認する。
まず、回動機構7によりビームスプリッタ6を光軸C2回りに180°回動させ、ビームスプリッタ面6aを図1中に実線で示す位置に配置しておく。
次に、LD2から光束L1を出射すると、光束L1は上記と同様に伝達し、互いの光軸が一致した参照光束L2及び測定光束L3が干渉光束L4となる。そして、干渉光束L4は、ビームスプリッタ面6aで反射されて、光軸C4上を伝達する。干渉光束L4は、ピンホール18aを通過し、コリメートレンズ19で平行光となって撮像素子20に検出される。
使用者は、表示手段22に表示された干渉縞の像を観察することで、被検面W1の形状を確認する。
こうして、本実施形態の干渉計1によれば、回動機構7によりビームスプリッタ6を移動させることで、反射された干渉光束L4がアライメント観察手段5の光軸C3又は干渉縞観察手段4の光軸C4のいずれか一方に向かうように切替える。
従って、LD2と参照面3との間の光軸C2上に配置されたビームスプリッタ6以外に新たにビームスプリッタを設ける必要がない。そして、アライメント観察手段5で光軸C2に対する被検面W1の傾きを検出し、被検面W1の傾きを調整したうえで、干渉光束L4の干渉縞の像を干渉縞観察手段4で観察することができる。
また、回動機構7によりビームスプリッタ6を回動させることでビームスプリッタ面6aで反射される干渉光束L4の向きを切替えるので、ビームスプリッタ6以外に新たにビームスプリッタを設ける必要がない。このため、例えば、干渉計1を全体として小型にすることができる。
従って、LD2と参照面3との間の光軸C2上に配置されたビームスプリッタ6以外に新たにビームスプリッタを設ける必要がない。そして、アライメント観察手段5で光軸C2に対する被検面W1の傾きを検出し、被検面W1の傾きを調整したうえで、干渉光束L4の干渉縞の像を干渉縞観察手段4で観察することができる。
また、回動機構7によりビームスプリッタ6を回動させることでビームスプリッタ面6aで反射される干渉光束L4の向きを切替えるので、ビームスプリッタ6以外に新たにビームスプリッタを設ける必要がない。このため、例えば、干渉計1を全体として小型にすることができる。
なお、本実施形態では、回動機構7は、ビームスプリッタ6をLD2の光軸C2回りに回動させるように構成した。しかし、ビームスプリッタ面6aで反射される干渉光束L4の向きが変わるのであれば、ビームスプリッタ6を回動させる軸は光軸C2でなくても良い。ビームスプリッタ6を回動させる軸は、例えば、光軸C2に平行な所定の軸でも良い。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態の干渉計31は、前記実施形態の干渉計1の回動機構7に代えて、ビームスプリッタ6を光軸C2上で平行移動させ、干渉光束L4を反射するビームスプリッタ面6aの位置を移動させる移動機構(光路切替え手段)32を備えている。
アライメント観察手段5の光軸C3及び干渉縞観察手段4の光軸C4は、X方向のうちの他の方向に沿って、光軸C2に対して同じ側に配置されている。
そして、ビームスプリッタ面6aが、図2中に実線で示す位置と、二点鎖線で示す位置P2のいずれか一方に配置されるようになっている。すなわち、ビームスプリッタ面6aが実線で示す位置に配置されると、ビームスプリッタ6に対するX方向のうちの他の方向の上に干渉縞観察手段4の光軸C4が配置される。そして、ビームスプリッタ面6aが位置P2に配置されると、前記方向と同じ方向の上にアライメント観察手段5の光軸C3が配置される。
干渉計31では、移動機構32によりビームスプリッタ6を光軸C2上で平行移動させて干渉光束L4を反射する位置を切替えることで、アライメント観察手段5によるアライメントの調整と、干渉縞観察手段4による干渉縞の観察を行う。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態の干渉計31は、前記実施形態の干渉計1の回動機構7に代えて、ビームスプリッタ6を光軸C2上で平行移動させ、干渉光束L4を反射するビームスプリッタ面6aの位置を移動させる移動機構(光路切替え手段)32を備えている。
アライメント観察手段5の光軸C3及び干渉縞観察手段4の光軸C4は、X方向のうちの他の方向に沿って、光軸C2に対して同じ側に配置されている。
そして、ビームスプリッタ面6aが、図2中に実線で示す位置と、二点鎖線で示す位置P2のいずれか一方に配置されるようになっている。すなわち、ビームスプリッタ面6aが実線で示す位置に配置されると、ビームスプリッタ6に対するX方向のうちの他の方向の上に干渉縞観察手段4の光軸C4が配置される。そして、ビームスプリッタ面6aが位置P2に配置されると、前記方向と同じ方向の上にアライメント観察手段5の光軸C3が配置される。
干渉計31では、移動機構32によりビームスプリッタ6を光軸C2上で平行移動させて干渉光束L4を反射する位置を切替えることで、アライメント観察手段5によるアライメントの調整と、干渉縞観察手段4による干渉縞の観察を行う。
このように構成された本実施形態の干渉計31によれば、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。さらに、移動機構32によりビームスプリッタ6を平行移動させることでビームスプリッタ面6aの位置を移動させるので、ビームスプリッタ6以外に新たにビームスプリッタを設ける必要がない。このため、例えば、干渉計31を全体として小型にすることができる。
なお、本実施形態では、移動機構32は、ビームスプリッタ6を光軸C2上で平行移動させるように構成した。しかし、干渉光束L4を反射するビームスプリッタ面6aの位置が変わるのであれば、ビームスプリッタ6を光軸C2上を移動させなくても良い。ビームスプリッタ6を平行移動させる方向は、光軸C2に交差する方向でも良い。
なお、本実施形態では、移動機構32は、ビームスプリッタ6を光軸C2上で平行移動させるように構成した。しかし、干渉光束L4を反射するビームスプリッタ面6aの位置が変わるのであれば、ビームスプリッタ6を光軸C2上を移動させなくても良い。ビームスプリッタ6を平行移動させる方向は、光軸C2に交差する方向でも良い。
以上、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更等も含まれる。
1、31 干渉計
2 LD(光源)
3 参照面
4 干渉縞観察手段
5 アライメント観察手段
6 ビームスプリッタ
6a ビームスプリッタ面
7 回動機構(光路切替え手段)
32 移動機構(光路切替え手段)
C2、C3、C4 光軸
L1 光束
L2 参照光束
L3 測定光束
L4 干渉光束
W1 被検面
2 LD(光源)
3 参照面
4 干渉縞観察手段
5 アライメント観察手段
6 ビームスプリッタ
6a ビームスプリッタ面
7 回動機構(光路切替え手段)
32 移動機構(光路切替え手段)
C2、C3、C4 光軸
L1 光束
L2 参照光束
L3 測定光束
L4 干渉光束
W1 被検面
Claims (3)
- 所定の光軸上に光束を出射する光源と、
前記光軸上に配置される参照面と、
前記光軸上に配置される被検面と、
前記参照面と前記被検面とで反射された光束により前記光軸に対する前記被検面と前記参照面の傾きを検出するアライメント観察手段と、
前記被検面と前記参照面とで反射された光束を干渉させた干渉光束の干渉縞の像を観察する干渉縞観察手段と、
前記光源と前記参照面との間の前記光軸上に配置され、前記干渉光束を反射するビームスプリッタと、
該ビームスプリッタを移動させることで、反射された前記干渉光束の光路を前記アライメント観察手段の光軸又は前記干渉縞観察手段の光軸のいずれか一方に向かうように切替える光路切替え手段と、
を備えることを特徴とする干渉計。 - 前記光路切替え手段は、
前記ビームスプリッタを所定の軸線回りに回動させることで、前記干渉光束の光路を切替える回動機構を有することを特徴とする請求項1に記載の干渉計。 - 前記光路切替え手段は、
該ビームスプリッタを平行移動させることで、前記干渉光束の光路を切替える移動機構を有することを特徴とする干渉計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009071699A JP2010223775A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 干渉計 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009071699A JP2010223775A (ja) | 2009-03-24 | 2009-03-24 | 干渉計 |
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ID=43041120
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JP (1) | JP2010223775A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104764593A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-07-08 | 成都太科光电技术有限责任公司 | 卧式双端口平面斐索干涉测试装置 |
JP2016027407A (ja) * | 2011-09-30 | 2016-02-18 | ウシオ電機株式会社 | デジタルホログラフィ方法及びデジタルホログラフィ装置 |
KR20160141042A (ko) * | 2015-05-27 | 2016-12-08 | 세메스 주식회사 | 박막 두께 측정 센서 |
-
2009
- 2009-03-24 JP JP2009071699A patent/JP2010223775A/ja not_active Withdrawn
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CN104764593A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-07-08 | 成都太科光电技术有限责任公司 | 卧式双端口平面斐索干涉测试装置 |
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