JP2010223152A - 多気筒エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】出力性能や排出ガス性能を高めることができる多気筒エンジンを提供することにある。
【解決手段】多気筒エンジンにおいて、EGR弁ケース5の弁ケースガス出口10とEGRガス導入通路6の導入通路ガス入口11との境界に、EGRガス導入通路6からEGR弁ケース5へのEGRガス15の逆流を阻止するリード弁17が配置され、板材26に弁口19が設けられ、この板材26に板状の弁体18の基部52が固定され、この弁体18の基部52と板材26の周縁部28とが、EGR弁ケース5の弁ケースガス出口周縁部22とEGRガス導入通路6の導入通路ガス入口周縁部23とに挟み付けられ、この弁体18の基部52と板材26の周縁部28とがガスケット29、30とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、多気筒エンジンに関し、詳しくは出力性能や排出ガス性能を高めることができる多気筒エンジンに関するものである。
従来の多気筒エンジンとして、本発明と同様、クランク軸の架設方向を前後方向、クランク軸の架設方向と直交するシリンダヘッドの幅方向を横方向として、シリンダヘッドの横側面に吸気分配通路が設けられ、この吸気分配通路の上方に前から順にEGR弁ケースとEGRガス導入通路と吸気導入管とが配置され、EGR弁ケースの弁ケースガス出口にEGRガス導入通路の導入通路ガス入口が連通され、EGRガス導入通路の導入通路ガス出口が吸気導入管の周壁前側で吸気入口管に連通され、吸気導入管の軸長方向に沿って導入される吸気に吸気導入管の周壁前側から流入するEGRガスが混入され、このEGRガスが混入された吸気が吸気分配通路で各気筒の吸気ポートに分配されるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、従来の多気筒エンジンは、EGR弁ケースの弁ケースガス出口からEGRガス導入通路内に弁装着フレームが突出され、この弁取り付けフレームにEGRガス導入通路からEGR弁ケースへのEGRガスの逆流を阻止するリード弁が取り付けられているため、問題がある。
特開2008−75632号公報(図1、図2参照)
上記従来技術では、次の問題がある。
《問題》 出力性能や排出ガス性能が悪化することがある。
出力性能や排気ガス性能が悪化することがある。
その理由は、次のように推定される。
EGR弁ケースの弁ケースガス出口からEGRガス導入通路内に弁取り付けフレームが突出され、この弁取り付けフレームにEGRガス導入通路からEGR弁ケースへのEGRガスの逆流を阻止するリード弁が取り付けられているため、リード弁を通過したEGRガスがEGRガス導入通路で吸気導入管に案内されるまでの距離が比較的短く、リード弁を通過した直後のEGRガスは、方向が揃わないまま吸気導入管に流入する。このため、吸気導入管の径方向に沿うEGRガスの貫通力が弱く、EGRガスはEGRガス入口付近のみで吸気に混入され、EGRガスが吸気全体に均一に分散されず、各気筒に供給される吸気中のEGRガス濃度が異なり、出力性能や排出ガス性能が悪化する。
本発明は、上記問題点を解決することができる多気筒エンジン、すなわち、出力性能や排出ガス性能を高めることができる多気筒エンジンを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明の発明特定事項は、次の通りである。
クランク軸(1)の架設方向を前後方向、クランク軸(1)の架設方向と直交するシリンダヘッド(2)の幅方向を横方向として、
図1(A)に例示するように、シリンダヘッド(2)の横側面に吸気分配通路(3)が設けられ、この吸気分配通路(3)の上方に前から順にEGR弁ケース(5)とEGRガス導入通路(6)と吸気導入管(7)とが配置され、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)にEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)が連通され、EGRガス導入通路(6)の導入通路ガス出口(12)が吸気導入管(7)の周壁前側で吸気導入管(7)内に連通され、
吸気導入管(7)の軸長方向に沿って導入される吸気(14)に吸気導入管(7)の周壁前側から流入するEGRガス(15)が混入され、このEGRガス(15)が混入された吸気(14)が吸気分配通路(3)で各気筒の吸気ポート(16)(16)に分配されるようにした、多気筒エンジンにおいて、
図1(A)に例示するように、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)との境界に、EGRガス導入通路(6)からEGR弁ケース(5)へのEGRガス(15)の逆流を阻止するリード弁(17)が配置され、
図2(B)(C)に例示するように、板材(26)に弁口(19)が設けられ、この板材(26)に板状の弁体(18)の基部(52)が固定され、図2(G)に例示するように、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とが、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口周縁部(22)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口周縁部(23)とに挟み付けられ、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とがガスケット(29)(30)とされている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
(請求項1に係る発明)
《効果》 出力性能や排出ガス性能を高めることができる。
出力性能や排出ガス性能を高めることができる。その理由は、次のように推定される。
図1(A)に例示するように、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)との境界に、EGRガス導入通路(6)からEGR弁ケース(5)へのEGRガス(15)の逆流を阻止するリード弁(17)が配置されているので、リード弁(17)を通過したEGRガス(15)がEGR導入通路(6)で吸気導入管(7)に案内されるまでの距離を比較的長くとることができ、リード弁(17)を通過したEGRガス(15)が、EGRガス導入通路(6)でその通路形成方向に方向を揃えられてから、導入通路ガス出口(12)から吸気導入管(7)に流入する。このため、吸気導入管(7)の径方向に沿うEGRガス(15)の貫通力が強く、EGRガス(15)は吸気導入管(7)の径方向の広い範囲で吸気(14)に混入され、EGRガス(15)が吸気(14)全体に均一に分散され、各気筒に供給される吸気(14)中のEGRガス(15)の濃度が均等化され、出力性能や排出ガス性能を高めることができる。
《効果》 リード弁を省スペースで配置することができる。
図2(B)(C)に例示するように、板材(26)に弁口(19)が設けられ、この板材(26)に板状の弁体(18)の基部(52)が固定され、図2(G)に例示するように、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とが、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口周縁部(22)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口周縁部(23)とに挟み付けられ、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とがガスケット(29)(30)とされているので、リード弁(17)を省スペースで配置することができる。
《効果》 エンジンの部品点数を少なくすることができる。
図2(B)(C)に例示するように、弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とがガスケット(29)(30)とされているので、ガスケットの専用部品が不要になり、エンジンの部品点数を少なくすることができる。
《効果》 弁体の取り付けが容易になる。
図2(D)に示すように、板材(26)に板状の弁体(18)の基部(52)が固定されているので、板材(26)の取り付けにより、弁体(18)も同時に取り付けることができ、弁体(18)の取り付けが容易になる。
《効果》 リード弁の耐久性を高くすることができる。
図2(G)に示すように、板材(26)の周縁部(28)と弁体(18)の基部とが、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口周縁部(22)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口周縁部(23)とに挟み付けられるので、弁体(18)の基部(52)の微振動や弁体(18)の過剰な開弁によるリード弁(17)の損傷が抑制され、リード弁(17)の耐久性を高くすることができる。
(請求項2に係る発明)
請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体の損傷が抑制される。
図9(B)(C)に例示するように、弁体(18)に一方面側が突出し、他方面側が凹入する押し出し状の突部(58)を設け、この突部(58)で弁体(18)を補強したので、弁体(18)にかかる曲げの繰返し応力や弁座(32)への衝突に起因する弁体(18)の損傷が抑制される。
(請求項3に係る発明)
請求項2に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 突部による弁体の着座の不具合を防止することができる。
図9(B)(C)に例示するように、突部(58)は弁口(19)側とは反対側が突出し、弁口(19)側が凹入しているので、突部(58)による弁体(18)の着座の不具合を防止することができる。
(請求項4に係る発明)
請求項2または請求項3に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 EGR率の低下が防止される。
図9(A)に例示するように、突部(58)を弁体(18)の幅方向に沿って所定間隔を保持して複数個並べて配置しているので、弁体(18)に捩れの余地が残され、弁体(18)が受けるEGRガス(15)のガス圧分布が左右不均一であっても、弁体(18)が捩れながらスムーズに開弁し、EGR率の低下が防止される。
(請求項5に係る発明)
請求項2から請求項5に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体のスムーズな開閉が維持される。
図9(A)に例示するように、突部(58)を弁体(18)の中間部から先端部方向に沿って所定間隔を保持して複数並べて配置しているので、弁体(18)にしなりの余地が残され、弁体(18)のスムーズな開閉が維持される。
(請求項6に係る発明)
請求項1から請求項5のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 リード弁閉弁時の封止性が高い。
図2(C)(E)に例示するように、弁口付きの板材(26)に複数の弁口(19)(19)が並設され、各弁口(19)の周縁部分がステップ状に形成され、その弁体側段差面(33)(34)のうち、弁体に近い方の面(33)が弁座(32)とされているので、弁座(32)の剛性が高く、リード弁閉弁時の封止性が高い。
(請求項7または請求項8に係る発明)
請求項1から請求項6のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 弁体の開弁遅れが防止される。
図2(B)(C)に例示するように、弁座(32)に常時開通口(35)が設けられ、弁口(19)から噴出するEGRガス(15)で弁体(18)が開弁する前に、この常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)で弁体周縁部(36)が開弁方向の圧を受けるようになっているので、弁体(18)の弁座(32)への貼り付きや弁体(18)の静止慣性等による弁体(18)の開弁遅れが防止される。
(請求項9に係る発明)
請求項1から請求項8のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
その理由は、次のように推定される。
図1(A)(B)に例示するように、EGRガス導入通路(6)が前後方向に向けられた整流板(39)を備え、EGRガス(15)が整流板(39)に沿って後直進方向に整流されながら、吸気導入管(7)に案内されるようにしたので、吸気導入管(7)の径方向に沿うEGRガス(15)の貫通力が強まり、出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
(請求項10に係る発明)
請求項9に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
その理由は、次のように推定される。
図1(A)(B)に例示するように、整流板(39)が、EGRガス導入通路(6)の上壁(40)から下向きに突出される複数枚の下向き整流板(41)と、EGRガス導入通路(6)の下壁(42)から上向きに突出される複数枚の上向き整流板(43)とで構成されているため、EGRガス(15)はEGRガス導入通路(6)の上側と下側の両方で整流され、吸気導入管(7)の径方向に沿うEGRガス(15)の貫通力が強まる。
また、図1(B)に例示するように、下向き整流板(41)で区分される上側区分通路(44)と上向き整流板(43)で区分される下側区分通路(45)とからなる各区分通路(46)が、上側区分通路(44)の下開口(47)と下側区分通路(45)の上開口(48)とを介して相互に連通されているので、各区分通路(46)を通過するEGRガス量が均等化される。
これらの理由により、EGRガス(15)が吸気導入管(7)を通過する吸気(14)全体に均一に分散し、各気筒に供給される吸気(14)中のEGRガス濃度が均等化され、出力性能や排出ガス性能を高めることができる。
(請求項11に係る発明)
請求項10に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
出力性能や排出ガス性能を高める機能が高い。
その理由は、次のように推定される。
図1(B)に例示するように、下向き整流板(41)が下側区分通路(45)に向けて突出され、上向き整流板(43)が上側区分通路(44)に向けて突出されているので、下向き整流板(41)と上向き整流板(43)が相互突合せ状に突出される場合に比べ、下向き整流板(41)と上向き整流板(43)の突出端相互間の隙間を大きくすることができ、この隙間を介して各区分通路(46)を通過するEGRガス量が均等化され、EGRガス(15)が吸気導入管(7)を通過する吸気(14)全体に均一に分散し、各気筒に供給される吸気(14)中のEGRガス濃度が均等化され、出力性能や排出ガス性能を高めることができる。
(請求項12に係る発明)
請求項10または請求項11に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 リード弁の耐久性を高くすることができる。
図2(G)に例示するように、下向き整流板(41)の前方上側に延長部(49)が設けられ、この延長部(49)が弁体(18)の開弁ストッパー(50)及び弁体拘束部(51)とされ、弁体拘束部(51)は開弁ストッパー(50)の上側に配置され、弁体拘束部(51)とEGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)の上開口縁部(56)により、弁体(18)の基部(52)が挟み付けられ、この弁体(18)の基部(52)よりも下側の弁体部分(53)が撓んで開弁されるようにしたので、弁体(18)の基部(52)の微振動や弁体(18)の過剰な開弁によるリード弁(17)の損傷が抑制され、リード弁(17)の耐久性を高くすることができる。
(請求項13に係る発明)
請求項12に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 EGR率の低下が防止される。
EGR率の低下が防止される。
その理由は、次のように推定される。
図2(H)に例示するように、延長部(49)の両横側縁(54)(54)が弁体(18)の両横側縁(55)(55)よりも内寄りに配置されているので、弁体(18)の両横側縁(55)(55)が開弁ストッパー(50)及び弁体拘束部(51)よりも後寄りになるまで、弁体(18)が捩れる余地があり、弁体(18)が受けるEGRガス(15)のガス圧分布が左右不均一であっても、弁体(18)が捩れながらスムーズに開弁し、EGR率の低下が防止される。
(請求項14に係る発明)
請求項12または請求項13に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 リード弁での固形分の噛み込みを防止することができる。
図2(G)に例示するように、EGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)内で、下側の弁体部分(53)の下方に固形分落下空間(57)が形成されているので、下側の弁体部分(53)に至ったカーボン等の固形分は、固形分落下空間(57)を介して下方に落下するため、リード弁(17)での固形分の噛み込みを防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンを説明する図で、図1(A)は吸気分配通路とその周辺の一部縦断側面図、図1(B)は図1(A)のB−B線断面図である。 本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンを説明する図で、図2(A)は吸気分配通路壁の正面図、図2(B)は弁体付き板材の正面図、図2(C)は弁口付き板材の正面図、図2(D)は重ね合わせたガスケットの縦断側面図、図2(E)は図2(C)のE−E線断面図、図2(F)は弁体の先端側で重ね合わせた常時開通口と切欠きの正面図、図2(G)はリード弁付近の縦断側面図、図2(H)はEGRガス導入通路の導入通路ガス入口と弁体付き板材と弁ケースガス出口の上開口縁部とを重ね合わせた正面図、図2(I)は弁体の幅方向一端側で重ね合わせた常時開通口と切欠きの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンで用いる吸気分配通路壁を説明する図で、図3(A)は側面図、図3(B)は平面図、図3(C)は正面図、図3(D)は背面図、図3(E)は図3(A)のE−E線断面図である。 図3の吸気分配通路壁をシリンダヘッド側から見た側面図である。 本発明の実施形態に係る多気筒エンジンを説明する図で、シリンダヘッドとその周辺部品の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンの側面図である。 本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンの平面図である。 本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンの正面図である。 本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンで用いるリード弁を説明する図で、図9(A)は弁体付き板材の正面図、図9(B)は図9(A)のB−B線断面図、図9(C)は図9(A)のC−C線断面図である。 本発明の第2実施形態に係る多気筒エンジンで用いるリード弁を説明する図で、図10(A)は弁体の先端側で重ね合わせた常時開通口と切欠きの正面図、図10(B)は弁体の幅方向一端側で重ね合わせた常時開通口と切欠きの正面図である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1から図9は本発明の第1実施形態に係る多気筒エンジンを説明する図、図10は第2実施形態に係る多気筒エンジンを説明する図で、各実施形態では、立形4気筒ディーゼルエンジンについて説明する。
本発明の第1実施形態の概要は、次の通りである。
図6に示すように、シリンダブロック(61)の上部にシリンダヘッド(2)が組み付けられ、シリンダブロック(61)の下部にオイルパン(62)が組み付けられ、シリンダブロック(61)の前部に水ポンプ(63)とオイルポンプ(64)とが組み付けられ、シリンダブロック(61)の後部にフライホイルハウジング(65)が組み付けられている。
シリンダブロック(61)の下部に形成されたクランクケース(66)内にはクランク軸(1)が架設されている。
クランク軸(1)の架設方向を前後方向、クランク軸(1)の架設方向と直交するシリンダヘッド(2)の幅方向を横方向とする。
図5に示すように、シリンダヘッド(2)の両横側面の一方に排気合流通路(67)が、他方に吸気分配通路(3)が設けられている。排気合流通路(67)は排気合流通路壁(68)内に設けられ、吸気分配通路(3)は吸気分配通路壁(69)内に設けられている。図1(A)に示すように、吸気分配通路壁(69)は、各気筒の吸気ポート(16)に吸気を分配するためのもので、いわゆる吸気マニホルドといわれるものであるが、図3(A)〜(E)、図4に示すように、この実施形態のものは枝管を備えていない箱形のものであるため、吸気分配通路壁(69)及び吸気分配通路(3)と称している。図5に示すように、排気合流通路(67)は、各気筒の排気ポート(70)からの排気を合流させるためのもので、排気合流通路壁(68)はいわゆる排気マニホルドといわれるものであるが、吸気分配通路壁(69)という部品名と整合させるため排気合流通路壁(68)及び排気合流通路(67)と称している。
EGR装置の構成は、次の通りである。
図1(A)に示すように、EGR弁ケース(5)にEGR弁(71)を収容し、このEGR弁(71)を開弁して、排気側から吸気分配通路(3)にEGRガス(15)を還流させるようにしている。EGR弁(71)は弁バネ(72)のバネ力で閉弁方向に付勢され、EGR弁(71)がニューマチック式の弁アクチュエータ(73)に連携され、この弁アクチュエータ(73)の吸気圧室(74)が吸気分配通路(3)に連通され、この吸気分配通路(3)に排気エネルギーで駆動される過給機(75)により過給が行われている。図6、図7に示すように、吸気分配通路(3)へは吸気供給パイプ(95)を介して過給がなされている。
図5に示すように、弁アクチュエータ(73)の吸気圧室(74)が吸気圧導入パイプ(76)を介して吸気分配通路(3)に連通され、この吸気圧導入パイプ(76)に感温作動性の吸気圧遮断弁(77)が配置され、エンジン温度が所定値未満の冷間始動時には、吸気圧遮断弁(77)が閉弁され、吸気分配通路(3)内の過給圧に拘わらず、EGR弁(71)が全閉状態に維持され、エンジン温度が所定値以上の温間始動時や通常運転時には、吸気圧遮断弁(77)が開弁され、吸気分配通路(3)内の過給圧に応じてEGR弁(71)の開度が調節されるようにしている。
この吸気圧遮断弁(77)がEGR弁ケース(5)に取り付けられ、吸気圧遮断弁(77)の入熱部(78)がEGR弁ケース(5)内の弁冷却水路(79)に臨んでいる。吸気圧遮断弁(77)は、内部にバイメタル等の感温性変形手段を備え、その温度による変形を駆動力として弁を開閉する。図5に示す弁冷却水路(79)は平面視でコの字状に形成されている。
EGR装置の各部品の配置は次の通りである。
図1(A)に示すように、シリンダヘッド(2)の横側面に吸気分配通路(3)が設けられ、この吸気分配通路(3)の上方に前から順にEGRクーラ(4)とEGR弁ケース(5)とEGRガス導入通路(6)と吸気導入管(7)とが配置され、EGRクーラ(4)のクーラガス出口(8)にEGR弁ケース(5)の弁ケースガス入口(9)が連通され、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)にEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)が接続され、EGRガス導入通路(6)の導入通路ガス出口(12)が吸気導入管(7)の周壁前側で吸気導入管(7)内に連通されている。
吸気導入管(7)は、吸気分配通路壁(69)の後端部で垂直に立ち上げられている。吸気分配通路(3)の長手方向(前後方向)を水平方向とし、この水平方向を基準として、EGRガス導入通路(6)は、10°の俯角で吸気導入管(7)に向けて下り傾斜している。この俯角は、EGRガス(15)に吸気導入管(7)の径方向の貫通力を付与する観点から、30°未満とするのが望ましく、15°未満とするのがより望ましい。
図1(A)に示すように、吸気導入管(7)の軸長方向に沿って導入される吸気(14)に吸気導入管(7)の周壁前側から流入するEGRガス(15)が混入され、このEGRガス(15)が混入された吸気(14)が吸気分配通路(3)で各気筒の吸気ポート(16)(16)に分配されるようにしている。
図1(A)に示すように、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)との境界に、EGRガス導入通路(6)からEGR弁ケース(5)へのEGRガス(15)の逆流を阻止するリード弁(17)が配置されている。
リード弁の構成は、次の通りである。
図2(B)(C)に示すように、板材(26)に弁口(19)が設けられ、この板材(26)に板状の弁体(18)の基部(52)が固定され、図2(G)に例示するように、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とが、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口周縁部(22)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口周縁部(23)とに挟み付けられ、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とがガスケット(29)(30)とされている。
板材(26)と弁体(18)には鋼板等の板金を用いている。弁体(18)は、その基部(52)を板材(26)にスポット溶接で固定している。
図2(C)に例示するように、弁口付きの板材(26)は、その板材(26)に弁口(19)が設けられ、弁口(19)の周縁部分の板材部分が弁座(32)とされている。
図2(C)(E)に示すように、弁口付きの板材(26)に複数の弁口(19)(19)が並設され、各弁口(19)の周縁部分がステップ状に形成され、その弁体側段差面(33)(34)のうち、弁体に近い方の面(33)が弁座(32)とされている。
図2(C)に示すように、弁体(18)の先端側と幅方向両端側で、弁座(32)に常時開通口(35)が設けられ、弁口(19)から噴出するEGRガス(15)で弁体(18)が開弁する前に、この常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)で弁体周縁部(36)が開弁方向の圧を受けるようになっている。
図2(F)(I)に示すように、弁体(18)の先端側と幅方向両端側では、常時開通口(35)が円形に形成され、弁体(18)の全閉時に、常時開通口(35)の一部が弁体周縁部(36)で覆われ、常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)が弁体周縁部(36)に吹き当たるようにしている。
図9(B)(C)に示すように、リード弁(17)の弁体(18)に一方面側が突出し、他方面側が凹入する押し出し状の突部(58)を設け、この突部(58)で弁体(18)を補強している。
突部(58)は弁口(19)側とは反対側が突出し、弁口(19)側が凹入している。
突部(58)を弁体(18)の幅方向に沿って所定間隔を保持して複数個並べて配置している。
突部(58)を弁体(18)の中間部から先端部方向に沿って所定間隔を保持して複数並べて配置している。
すなわち、弁体(18)の幅方向に沿って4個並べた突部(58)の列を、突部(58)を弁体(18)の中間部から先端部方向に沿って3列並べている。
弁体(18)の幅方向中央部にある2個の突部(58)は、弁体(18)の幅方向に長く形成し、両側にある突部(58)は、弁体(18)の長手方向に長く形成している。
図1(A)(B)に示すように、EGRガス導入通路(6)が前後方向に向けられた整流板(39)を備え、EGRガス(15)が整流板(39)に沿って後直進方向に整流されながら、吸気導入管(7)に案内されるようにしている。
図1(A)(B)に示すように、整流板(39)が、EGRガス導入通路(6)の上壁(40)から下向きに突出される複数枚の下向き整流板(41)と、EGRガス導入通路(6)の下壁(42)から上向きに突出される複数枚の上向き整流板(43)とで構成されている。
図1(B)に示すように、下向き整流板(41)で区分される上側区分通路(44)と上向き整流板(43)で区分される下側区分通路(45)とからなる各区分通路(46)が、上側区分通路(44)の下開口(47)と下側区分通路(45)の上開口(48)とを介して相互に連通されている。
図1(B)に示すように、下向き整流板(41)が下側区分通路(45)に向けて突出され、上向き整流板(43)が上側区分通路(44)に向けて突出されている。
図2(G)に示すように、下向き整流板(41)の前方上側に延長部(49)が設けられ、この延長部(49)が弁体(18)の開弁ストッパー(50)及び弁体拘束部(51)とされ、弁体拘束部(51)は開弁ストッパー(50)の上側に配置され、弁体拘束部(51)とEGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)の上開口縁部(56)により、弁体(18)の基部(52)が挟み付けられ、この弁体(18)の基部(52)よりも下側の弁体部分(53)が撓んで開弁されるようにしている。
図2(H)に示すように、延長部(49)の両横側縁(54)(54)が弁体(18)の両横側縁(55)(55)よりも内寄りに配置されている。
図2(G)に示すように、EGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)内で、下側の弁体部分(53)の下方に固形分落下空間(57)が形成されている。
吸気分配通路壁(69)と吸気導入管(7)とEGRガス導入通路(6)の通路壁と下向き整流板(41)とその延長部(49)と上向き整流板(43)とは、一連の鋳造一体成型品である。
EGRガスの冷却装置の構成は、次の通りである。
図5に示すように、シリンダヘッド(2)に水冷ジャケット内を通過するヘッド内EGR通路(80)が設けられている。シリンダヘッド(2)の横側面には吸気分配通路(3)の前で、接続管(94)が取り付けられ、ヘッド内EGR通路(80)から接続管(94)を介してEGRクーラ(4)にEGRガス(15)が導入されるようになっている。
図5に示すように、EGRクーラ(4)内にクーラジャケット(81)が形成され、EGR弁ケース(5)内に弁冷却水路(79)が形成され、このクーラジャケット(81)と弁冷却水路(79)とが冷却水中継パイプ(83)を介して直列接続されている。図6に示すように、クーラジャケット(81)のクーラジャケット入口(84)は、冷却水入口パイプ(85)を介してシリンダジャケット出口(86)と連通している。クーラジャケット(81)のクーラジャケット出口(87)は、冷却水中継パイプ(83)を介して弁冷却水路(82)の水路入口(88)に連通している。弁冷却水路(82)の水路出口(89)は、冷却水出口パイプ(90)を介して冷却水吸込み通路(図外)の通路入口(91)に連通している。冷却水吸込み通路の通路出口(図外)は、水ポンプ(63)の吸込み口(図外)と連通している。シリンダジャケット内の冷却水は、水ポンプ(63)の吸込み力により、シリンダジャケット出口(86)とクーラジャケット(81)と弁冷却水路(82)と冷却水出口パイプ(90)と冷却水吸込み通路とをその順に通過して水ポンプ(63)に吸い込まれ、他の冷却水と合流して、ラジエータ(図外)に圧送され、再度、シリンダジャケット内に戻る。
図1(A)、図5に示すように、排気合流通路(67)からシリンダヘッド(2)外を通過するヘッド外EGR通路(92)が導出され、このヘッド外EGR通路(92)の下流にEGRクーラ(4)が配置され、EGRクーラ(4)にヘッド内EGR通路(80)とヘッド外EGR通路(92)の両方からEGRガスが導入されるようにしている。
図6〜図8に示すように、エンジン冷却ファン(93)の後方にヘッド外EGR通路(92)が配置され、このヘッド外EGR通路(92)にエンジン冷却ファン(93)で起こしたエンジン冷却風が吹き当たるようにしている。図8に示すように、クランク軸(1)の架設方向と平行な向きに見た場合に、ヘッド外EGR通路(92)はエンジン冷却ファン(93)と重なる位置よりも僅かにずれているが、エンジン冷却風の吹き当たり領域は、エンジン冷却ファン(93)の外周の軌跡よりも拡がるため、エンジン冷却風はヘッド外EGR通路(92)に吹き当たる。
図10に示す第2実施形態は、第1実施形態と次の点が相違する。
この第2実施形態では、図10(A)(B)に示すように、弁体(18)の先端側と幅方向両端側で、弁体周縁部(36)に常時開通口(35)と同心で常時開通口(35)よりも小径の円弧状の切欠き(37)が設けられ、常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)が円弧状の切欠き(37)の周縁部(38)に吹き当たるようにしている。
この場合は、常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)のうち、最も流速が速い常時開通口(35)の中心部からの噴出ガスが切欠き(37)を通過し、流速が遅い常時開通口(35)の周縁部からの噴出ガスが円弧状の切欠き(37)の周縁部(38)に吹き当たるため、常時開通口(35)への噴出ガスの跳ね返りが緩やかで、弁体周縁部(36)付近でのEGRガス(15)の乱流の発生が抑制され、乱流による弁体(18)の振動が起こりにくく、振動による開弁遅れが防止され、弁体(18)の開弁遅れ防止機能が高い。
他の構成と機能は、第1実施形態と同じである。
(2) シリンダヘッド
(3) 吸気分配通路
(5) EGR弁ケース
(6) EGRガス導入通路
(7) 吸気導入管
(10) 弁ケースガス出口
(11) 導入通路ガス入口
(12) 導入通路ガス出口
(13) EGRガス入口
(14) 吸気
(15) EGRガス
(16) 吸気ポート
(17) リード弁
(18) 弁体
(19) 弁口
(22) 弁ケースガス出口周縁部
(23) 導入通路ガス入口周縁部
(24) ガスケット
(26) 弁口付きの板材
(27) 周縁部
(28) 周縁部
(29) ガスケット
(30) ガスケット
(31) スリット
(32) 弁座
(33) 弁体側段差面
(34) 弁体側段差面
(35) 常時開通口
(36) 弁体周縁部
(39) 整流板
(40) 上壁
(41) 下向き整流板
(42) 下壁
(43) 上向き整流板
(44) 上側区分通路
(45) 下側区分通路
(46) 各区分通路
(47) 下開口
(48) 上開口
(49) 延長部
(50) 開弁ストッパー
(51) 弁体拘束部
(52) 基部
(53) 下側の弁体部分
(54) 延長部の両横側縁
(55) 弁体の両横側縁
(56) 上開口縁部
(57) 固形分落下空間
(58) 突部

Claims (14)

  1. クランク軸(1)の架設方向を前後方向、クランク軸(1)の架設方向と直交するシリンダヘッド(2)の幅方向を横方向として、
    シリンダヘッド(2)の横側面に吸気分配通路(3)が設けられ、この吸気分配通路(3)の上方に前から順にEGR弁ケース(5)とEGRガス導入通路(6)と吸気導入管(7)とが配置され、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)にEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)が連通され、EGRガス導入通路(6)の導入通路ガス出口(12)が吸気導入管(7)の周壁前側で吸気導入管(7)内に連通され、
    吸気導入管(7)の軸長方向に沿って導入される吸気(14)に吸気導入管(7)の周壁前側から流入するEGRガス(15)が混入され、このEGRガス(15)が混入された吸気(14)が吸気分配通路(3)で各気筒の吸気ポート(16)(16)に分配されるようにした、多気筒エンジンにおいて、
    EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)との境界に、EGRガス導入通路(6)からEGR弁ケース(5)へのEGRガス(15)の逆流を阻止するリード弁(17)が配置され、
    板材(26)に弁口(19)が設けられ、この板材(26)に板状の弁体(18)の基部(52)が固定され、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とが、EGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口周縁部(22)とEGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口周縁部(23)とに挟み付けられ、この弁体(18)の基部(52)と板材(26)の周縁部(28)とがガスケット(29)(30)とされている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  2. 請求項1に記載された多気筒エンジンにおいて、
    弁体(18)に一方面側が突出し、他方面側が凹入する押し出し状の突部(58)を設け、この突部(58)で弁体(18)を補強した、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  3. 請求項2に記載された多気筒エンジンにおいて、
    突部(58)は弁口(19)側とは反対側が突出し、弁口(19)側が凹入している、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  4. 請求項2または請求項3に記載された多気筒エンジンにおいて、
    突部(58)を弁体(18)の幅方向に沿って所定間隔を保持して複数個並べて配置している、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  5. 請求項2から請求項4に記載された多気筒エンジンにおいて、
    突部(58)を弁体(18)の中間部から先端部方向に沿って所定間隔を保持して複数並べて配置している、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載された多気筒エンジンにおいて、
    弁口付きの板材(26)に複数の弁口(19)(19)が並設され、各弁口(19)の周縁部分がステップ状に形成され、その弁体側段差面(33)(34)のうち、弁体に近い方の面(33)が弁座(32)とされている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された多気筒エンジンにおいて、
    弁座(32)に常時開通口(35)が設けられ、弁口(19)から噴出するEGRガス(15)で弁体(18)が開弁する前に、この常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)で弁体周縁部(36)が開弁方向の圧を受けるようになっている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  8. 請求項7に記載された多気筒エンジンにおいて、
    弁体(18)の全閉時に、常時開通口(35)の一部が弁体周縁部(36)で覆われ、常時開通口(35)から噴出するEGRガス(15)が弁体周縁部(36)に吹き当たるようにした、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載された多気筒エンジンにおいて、
    EGRガス導入通路(6)が前後方向に向けられた整流板(39)を備え、EGRガス(15)が整流板(39)に沿って後直進方向に整流されながら、吸気導入管(7)に案内されるようにした、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  10. 請求項9に記載された多気筒エンジンにおいて、
    整流板(39)が、EGRガス導入通路(6)の上壁(40)から下向きに突出される複数枚の下向き整流板(41)と、EGRガス導入通路(6)の下壁(42)から上向きに突出される複数枚の上向き整流板(43)とで構成され、
    下向き整流板(41)で区分される上側区分通路(44)と上向き整流板(43)で区分される下側区分通路(45)とからなる各区分通路(46)が、上側区分通路(44)の下開口(47)と下側区分通路(45)の上開口(48)とを介して相互に連通されている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  11. 請求項10に記載された多気筒エンジンにおいて、
    下向き整流板(41)が下側区分通路(45)に向けて突出され、上向き整流板(43)が上側区分通路(44)に向けて突出されている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  12. 請求項10または請求項11に記載された多気筒エンジンにおいて、
    下向き整流板(41)の前方上側に延長部(49)が設けられ、この延長部(49)が弁体(18)の開弁ストッパー(50)及び弁体拘束部(51)とされ、弁体拘束部(51)は開弁ストッパー(50)の上側に配置され、弁体拘束部(51)とEGR弁ケース(5)の弁ケースガス出口(10)の上開口縁部(56)により、弁体(18)の基部(52)が挟み付けられ、
    この弁体(18)の基部(52)よりも下側の弁体部分(53)が撓んで開弁されるようにした、ことを特徴とする多気筒エンジン
  13. 請求項12に記載された多気筒エンジンにおいて、
    延長部(49)の両横側縁(54)(54)が弁体(18)の両横側縁(55)(55)よりも内寄りに配置されている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
  14. 請求項12または請求項13に記載された多気筒エンジンにおいて、
    EGRガス導入通路(6)の導入通路ガス入口(11)内で、下側の弁体部分(53)の下方に固形分落下空間(57)が形成されている、ことを特徴とする多気筒エンジン。
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