JP2010222413A - コークス炉押出機軌条の異常判定方法 - Google Patents

コークス炉押出機軌条の異常判定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】振動や粉塵などの環境下でも軌条の異常を正確に判定することが可能なコークス炉押出機軌条の異常判定方法を提供する。
【解決手段】コークス押出時の押出機10の押出ロッド12の駆動電流値を窯毎に検出し、検出された窯毎の押出ロッド12の駆動電流値が、窯毎に設定された駆動電流値の所定値以上である場合に、押出機10の軌条11の押出方向への傾斜異常を判定することにより、精密な光学手法を用いる必要がなく、振動や粉塵などの環境下でも軌条の異常を正確に判定することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、コークス炉の押出機の軌条の異常を判定するコークス炉押出機軌条の異常判定方法に関するものである。
コークス炉では、押出機の押出ロッドによるコークスの押出作業を日々行うが、炉の経年劣化に伴い、移動機械、特に押出機の軌条劣化が進行している。押出機の軌条は、レール自体の摩耗状況、亀裂の有無、レールを支える基礎の状態などを点検し、軌条レベルを測定して、定期的な補修を実施している。
しかしながら、軌条の劣化により、軌条管のレベル差、つまり傾きが発生し、それによって押出機に微小な傾きが発生する。押出機の傾きは押出ロッドの傾きとなり、例えば押出ロッドが押出方向に下がるように傾く(以下、押出方向への傾きと定義する)と、コークス炉内の底部レンガ、所謂ゾールレンガへの抵抗が増え、コークスの押出トラブルが生じる。このような軌条の異常を判定するため、例えば下記特許文献1では、レーザビームなどの光学手法を用いて軌道上の移動機械の高さを検出し、その高さを用いて軌条の異常判定を行っている。
特開平11−208471号公報
しかしながら、前記従来のコークス炉押出機軌条の異常判定方法では、精密な光学手法を用いており、それに対して押出機近傍の振動や粉塵などの環境下では、精密な光学手法の機能を十分に発揮させたり確保したりするのが困難であり、結果的に軌条の異常を正確に判定することができないという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、振動や粉塵などの環境下でも軌条の異常を正確に判定することが可能なコークス炉押出機軌条の異常判定方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明のコークス炉押出機軌条の異常判定方法は、コークス炉の押出機の軌条の押出方向への傾斜異常を判定するコークス炉押出機軌条の異常判定方法であって、コークス押出時の押出機の押出ロッドの駆動電流値を窯毎に検出し、検出された駆動電流値が、予め窯毎に設定された駆動電流値の所定値以上である場合に、押出機の軌条の押出方向への傾斜異常を判定することを特徴とするものである。
而して、本発明のコークス炉押出機軌条の異常判定方法によれば、検出された窯毎の押出ロッドの駆動電流値が、窯毎に設定された駆動電流値の所定値以上である場合に、押出機の軌条の押出方向への傾斜異常を判定することとしたため、精密な光学手法を用いる必要がなく、振動や粉塵などの環境下でも軌条の異常を正確に判定することができる。
本発明のコークス炉押出機軌条の異常判定方法が展開されたコークス炉の一実施形態を示す正面図である。 押出ロッドの駆動電流値と軌条の傾きとの関係を示す説明図である。 窯毎の押出ロッドの駆動電流値及び軌条の傾きの説明図である。
次に、本発明のコークス炉押出機軌条の異常判定方法の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のコークス炉押出機軌条の異常判定方法を展開したコークス炉の正面図である。コークス炉の炉体下部には蓄熱室1が配設され、その上方に、炭化室2と燃焼室とが交互に配設されている。炭化室2は、図の左右方向に長手であり、紙面方向には細い、細長形状であり、この細長い炭化室2と同じく細長い燃焼室(内部はフリュー毎に仕切られている)を交互に紙面方向に多数配設して構成される。なお、炭化室2の長手方向両端部には炉蓋3が取付けられており、コークスの押出時には、この炉蓋3を外して行う。
炭化室2の上方には、図示しない装入口から原料石炭を装入する装入車4が配設されている。この装入車4は、炉頂部に設けられた軌条5に沿って炭化室2の配列方向、つまり図1の紙面方向に移動する。
炭化室2の図示右方には、コークガイド車6が配設され、そのコークガイド車6の更に図示右方に消火車8が配設されている。コークガイド車6は軌道7に沿って炭化室2の配列方向、つまり図1の紙面方向に移動し、消火車8は軌道9に沿って炭化室2の配列方向、つまり図1の紙面方向に移動する。消火車8は、炭化室2内で乾留されたコークスを搭載して搬送するものであり、コークガイド車6は、炭化室2から排出されるコークスを消火車8に導くものである。
炭化室2の図示左方には、押出機10が配設されている。この押出機10は軌道11に沿って炭化室2の配列方向、つまり図1の紙面方向に移動する。押出機10は、炭化室2内のコークスを押出すための押出ロッド12を備えている。この押出ロッド12には、例えばラックが形成されており、このラックに噛合するピニオンを駆動モータで駆動して炭化室2の長手方向に移動する。また、押出ロッド12の下方には、スライドシューと呼ばれるガイドが取付けられており、このスライドシューを炭化室2の炉床に当接させることにより、押出ロッド12を支持する。
例えば、押出機10の軌道11のうち、炭化室2側が反対側より低い場合、押出ロッド12は押出方向先方側が下がる。前述したように、このように押出方向先方側が下がる傾向を押出方向に傾くと定義するが、軌道11の傾き(押出方向への傾き)によって押出ロッド12が押出方向に傾くと、例えば押出ロッド12のスライドシューが炭化室2の炉床に強く押付けられることになり、駆動モータの負荷が大きくなって電流値が増大することが考えられる。
図2には、窯を規定しないときの押出機10の駆動電流値(図では押出電流値)と傾きの関係を示す。傾きは、押出方向の傾きを前傾、逆方向の傾きを後傾とし、前者を正値、後者を負値として、下記1式で表される傾き指数θで表した。傾き指数と駆動電流値の間には、傾きが押出方向に強いほど、駆動電流値が大きくなる傾向が見られるが、これだけでは、両者の関係は明らかでない。
tanθ=((炉側軌条上面高さ−反対側軌条上面高さ)/軌条間距離) ……… (1)
そこで、図3に示すように、窯毎に、駆動電流値と傾き指数を整理すると、傾き指数が大きい窯は駆動電流値も大きい。これは、押出機10の軌条11の傾きが、窯位置毎に異なるためであり、窯毎の駆動電流値の閾値(所定値)を予め設定し、当該窯における押出時の駆動電流値が当該閾値(所定値)以上になったら、その窯位置における軌条11の傾きが異常であると判定できる。
このように本実施形態のコークス炉押出機軌条の異常判定方法では、検出された窯毎の押出ロッド12の駆動電流値が、窯毎に設定された駆動電流値の所定値以上である場合に、押出機10の軌条11の押出方向への傾斜異常を判定することにより、精密な光学手法を用いる必要がなく、振動や粉塵などの環境下でも軌条の異常を正確に判定することができる。
1は蓄熱室、2は炭化室、3は炉蓋、4は装入車、5は軌条、6はコークガイド車、7は軌条、8は消火車、9は軌条、10は押出機、11は軌条、12は押出ロッド

Claims (1)

  1. コークス炉の押出機の軌条の押出方向への傾斜異常を判定するコークス炉押出機軌条の異常判定方法であって、コークス押出時の押出機の押出ロッドの駆動電流値を窯毎に検出し、検出された駆動電流値が、予め窯毎に設定された駆動電流値の所定値以上である場合に、押出機の軌条の押出方向への傾斜異常を判定することを特徴とするコークス炉押出機軌条の異常判定方法。
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