JP2010222038A - 紙容器とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】容器形成用ブランクスの対向する両端縁に、基材シート上に積層された熱可塑性樹脂層を、前記端縁に沿って所定幅延設してなる端縁延設片が設けられており、
前記基材シートの紙部分までが重なり、かつ一方の端縁延設片が紙容器の内側に、他方の端縁延設片が外側にくるように両端部を重ね合わせ、重なり合わせた両端部どうしを熱圧着したことを特徴とする紙容器とその製造方法。
【選択図】図3
Description
加えて、スカイブヘミング加工でのスカイブ後の折り返し接着には糊を使用するため、糊の量や位置等の管理が難しかった。
いる。このように、紙基材から延出した熱可塑性樹脂層のフィルムは、カップ成形する際に、不規則に成形されてしまい、本来の目的である紙基材の端面を被覆することが十分にできなかった。また、カップ状紙容器としての仕上がりが悪く、外観的に不具合が生じてしまう等の問題があった。
わせた両端部どうしを熱圧着した構成を有するので、ブランクスの両側端縁の紙部分が重ならない場合に起こる、紙部分端部より外方に延出した端縁延設片のみの領域が接合部に残るために容器としての強度が低下するあるいは成形時にバリア性が劣化する等の問題をなくすことが可能となる。
本発明の紙容器は、例えば、内面及び外面に熱可塑性樹脂層が設けられた、紙を基材とする積層シートから構成されている。
図1はカップ状容器の製造工程を簡単に示す説明図である。
また、底部材(20)は、円形状で、下向きに起立させた周縁部(21)を有する。
そして、前記胴部材(18)の下部内面に、底部材(20)の周縁部(21)の外面を接合させる。
そして、前記端縁延設片(4a)、(4c)は、紙基材両面に設けた熱可塑性樹脂層で形成する以外、別の部材、例えば、テープを基材の端部に設け、前述と同様に、外縁で一体化した構成でもよい。
そして、前記端縁延設片(4a)、(4c)を、紙基材の端縁から外方に延出して熱圧着する構成とすることによって、胴部貼り合わせ部の段差が、前記端縁延設片(4a)、(4c)で埋まり、段差のない構成とすることができるうえ、紙基材(1)が紙容器の内部及び外部に露出しない構成とすることができる。
なる樹脂部および紙基材(1)の端部近辺の外面に形成された熱可塑性樹脂層(41)に密着させて固定することによって必要な端部保護が出来、接着部で一定の樹脂量が確保でき、かつ、外側と内側の紙基材(1)の端面同士が重なるようにすることによって、胴部貼り合わせ部(15)の強度を確保することができる。
図3(c)には上記紙基材の重なり部分の長さをLで示した。
なお、このような構造は、テーパー状のカップ状紙容器に限定されず、円筒状のカップ状紙容器であってもよく、貼り合わせ部のエッジプロテクトの必要な紙容器に用いることが出来る。
たとえば、紙基材の表面に通常のグラビアあるいはオフセット等の印刷により、装飾層を設けた基材を胴部ブランクスとして用い、紙容器を製造することが出来る。あるいは、紙基材の表面側に印刷等による装飾層および/または金属蒸着層を設けたプラスチックフィルムを積層した積層材料を用い、紙容器を製造することも出来る。
または、成形された紙容器の胴部の表面に、印刷、金属蒸着により装飾層を施したプラスチックフィルムを被覆することも出来る。
紙基材(坪量260g/m2)からなるシートに長窓を形成した。
になるように重ねて接合一体化し、胴部貼り合わせ部を設けて胴部を形成した。
(実施例2)
前記、カップ状紙容器は、フランジ部の上面を平坦にしたにもかかわらず、フランジ部の上面の胴部貼り合わせ部に位置する部分に段差がなく成形され、胴部貼り合わせ部の強度も十分であった。
(実施例3)
mmの環状脚部(22)を形成した。
(実施例4)
前記、カップ状紙容器は、フランジ部の上面を平坦にしたにもかかわらず、胴部貼り合わせ部に位置する部分に段差がなく成形され、胴部貼り合わせ部の強度も十分であった。(実施例5)
(実施例6)
面を平坦にした。
前記、カップ状紙容器は、フランジ部の上面を平坦にしたにもかかわらず、胴部貼り合わせ部に位置する部分に段差がなく成形され、胴部貼り合わせ部の強度も十分であった。
3‥‥‥積層シート
40‥‥熱可塑性樹脂層
41‥‥熱可塑性樹脂層
4‥‥‥樹脂部
4a‥‥端縁延設片
4c‥‥端縁延設片
10‥‥胴部材ブランクス
11‥‥内側基材側端縁
12‥‥外側基材側端縁
13‥‥長窓
14‥‥長窓
15‥‥貼り合わせ部
16‥‥フランジ部
18‥‥胴部材
20‥‥底部材
21‥‥周縁部
22‥‥環状脚部
31‥‥切欠き部
32‥‥切欠き部
Claims (5)
- 紙を主体とする基材シートからなる容器形成用ブランクスを用いて形成される紙容器であって、容器形成用ブランクスの対向する両端縁に、基材シート上に積層された熱可塑性樹脂層を、前記端縁に沿って所定幅延設してなる端縁延設片が設けられており、
前記基材シートの紙部分までが重なり、かつ一方の端縁延設片が紙容器の内側に、他方の端縁延設片が外側にくるように両端部を重ね合わせ、重なり合わせた両端部どうしを熱圧着したことを特徴とする紙容器。 - 前記ブランクスの重ね合わせ部の外側に位置する側端縁から延出する端縁延設片が、前記重ね合わせ部の内側のブランクスに沿って密着しており、前記ブランクスの重ね合わせ部の内側に位置する側端縁から延出する端縁延設片が、前記重ね合わせ部の外側のブランクスに沿って密着していることを特徴とする、請求項1に記載の紙容器。
- 少なくとも前記内面の熱可塑性樹脂は、ガスバリア性層を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の紙容器。
- 前記内側及びまたは外側に位置する側端縁から延出する端縁延設片は、側端縁の全長に設けたことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の紙容器。
- 少なくとも内面に熱可塑性樹脂層が設けられた紙を基材とする積層シートを所定の形状に打ち抜きブランクスを形成する打ち抜き工程と、前記ブランクスの、両方の側端縁に外方に延出する端縁延設片を形成する樹脂部形成工程と、前記ブランクスの端縁延設片を形成した両方の側端縁を紙基材が重なるように重ね合わせ、熱融着して胴部貼り合わせ部を形成する胴部形成工程と、を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の紙容器の製造方法。
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