JP2010220835A - 男性用軽失禁パッド - Google Patents

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Abstract

【課題】下着の内側に男性用軽失禁パッドを装着したままでも、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出して排泄を行うことが可能な男性用軽失禁パッドを提供する。
【解決手段】本発明の男性用軽失禁パッド1aは、吸収性本体14の上端部14xから中央部14zに亘って吸収性本体14の一部が左右に分割され、分割された左右の吸収性本体14a,14bのうちの一方の吸収性本体14aの分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部15と、他方の吸収性本体14bの分割部位寄りの側縁部からなり内側内面部15の裏面に重なり合うように配置された外側内面部16とによって、吸収性本体14から着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部42が形成されている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、男性用軽失禁パッドに関する。更に詳しくは、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策用の尿パッドとして好適に用いることが可能な男性用軽失禁パッドに関する。
従来、乳幼児用、或いは高齢者・障害者等の成人用の尿パッドとして、トップシートと、バックシートと、両シートの間の一部に介装された吸収体とを備えた尿パッドが知られている。
この尿パッドは、トップシートの表面を着用者の肌に接するように宛がって使用することにより、着用者の排泄した尿はトップシートを透過して、吸収体によって吸収・保持されるとともに、防漏性に優れたバックシートによって、尿が外部に漏洩してしまうことが防止されている。
軽度の失禁トラブルを抱える方々は女性のほうが多いものの、男性では、前立腺肥大をきっかけに、切迫性尿失禁や溢流性尿失禁などになることがある。また、身体機能が低下してトイレに間に合わない機能性尿失禁や、病気などで寝たきりになった場合の尿の処理など尿の吸収製品はさまざまなケースに対応して吸収性物品が使われている。例えば、男性用に特化した尿パッドとして、男性器を被包して用いるタイプが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような男性用尿パッドは、例えば、矩形の形状の尿パッドを、粘着テープ等を利用して三角形に成型して男性器を被包した状態で用いるため、使い捨ておむつや、単に衣類やおむつ上に載置して用いる尿パッドと比較して、尿と着用者の肌との接触面積を少なくすることができる。
また、男性用尿パッドとしては、例えば、表面シートと裏面シートとの間に配設された吸収体を有し、吸収体の外側(外縁)に、長手方向(左右方向)に沿ってフラップ部が形成され、そのフラップ部の長手方向の略中央部に切り込み部(スリット)が形成されたもの(例えば、特許文献2参照)や、予め袋状に成型されたもの(例えば、特許文献3参照)も提案されている。
特開平8−280727号公報 特開2001−129012号公報 特開平9−299392号公報
しかしながら、上述した各特許文献に記載された尿パッドは、着用者の男性器を被包してしまうため、例えば、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策用として使用した場合、着用者が男性用のトイレにて立って排泄を行う際に極めて不便であるという問題があった。即ち、一般の男性は、男性用のトイレにて立って排泄を行う際には、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出して排泄を行う(小用を足す)ことができるが、上述した各特許文献に記載された尿パッドを着用している場合には、尿パッドが邪魔をして、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出すことが困難であり、ズボンや下着を一旦降ろし、男性器に装着された尿パッドを外さないと排泄を行う(小用を足す)ことができないという問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであって、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策用の尿パッドとして好適に用いることが可能な男性用軽失禁パッドを提供するものである。
本発明者は、前記のような従来技術の課題を解決するために鋭意検討した結果、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体に、その上端部から中央部に亘って吸収性本体の一部を左右に分割し、吸収性本体から着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部を形成することによって、上記課題が解決されることに想到し、本発明を完成させた。具体的には、本発明により、以下の男性用軽失禁パッドが提供される。
[1] 複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層された吸収性本体を備え、その内面側を着用者の男性器に宛がって使用する男性用軽失禁パッドであって、前記吸収性本体は、前記内面側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部が形成されるとともに、前記谷折り部の少なくとも一方の端部に、前記谷折り部の谷折り状態を維持する止め部を有し、前記吸収性本体の展開使用時には、前記内面側に凹状の空間が形成されるように構成されてなり、且つ、前記吸収性本体は、その上端部から中央部に亘って前記吸収性本体の一部が左右に分割され、前記分割された左右の吸収性本体のうちの一方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部と、他方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなり前記内側内面部の裏面に重なり合うように配置された外側内面部とによって、前記吸収性本体から着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部が形成されている男性用軽失禁パッド。
[2] 前記外側内面部の外面側に、着用者の下着の前開き部の内側に貼着するための貼着手段を更に有する前記[1]に記載の男性用軽失禁パッド。
[3] 前記内側内面部の側縁部分に、クッション材が配置されている前記[1]又は[2]に記載の男性用軽失禁パッド。
[4] 前記内側内面部の分割面を含む側縁部分が、内面側又は外面側に向けて折り返され、前記内側内面部の側縁に折り返し部が形成されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の男性用軽失禁パッド。
[5] 前記内側内面部の分割面を含む側縁部分を覆うように別のシート材が配置され、前記内側内面部の側縁部分を保護する保護部が形成されている前記[1]〜[3]のいずれかに記載の男性用軽失禁パッド。
[6] 前記内側内面部と前記外側内面部とを開閉可能に仮固定する前開き開口部仮固定手段を更に有する前記[1]〜[5]のいずれかに記載の男性用軽失禁パッド。
[7] 前記前開き開口部が、前記男性用軽失禁パッドの内面から見た場合に、前記男性用軽失禁パッドの上下方向の中心軸に対して、前記中心軸より左側寄りに開口するように形成されている前記[1]〜[6]のいずれかに記載の男性用軽失禁パッド。
[8] 前記前開き開口部を横断するように配置された伸縮バンドを更に有する前記[1]〜[7]のいずれかに記載の男性用軽失禁パッド。
本発明の男性用軽失禁パッドは、日常生活を営む男性が、軽度の失禁対策用の軽失禁パッドとして好適に用いることができる。また、男性下着の小便汚れ防止用ライナーとして用いることができる。具体的には、本発明の男性用軽失禁パッドは、下着の内側に男性用軽失禁パッドを装着したままでも、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出すことができるため、男性用のトイレにて立って排泄を行う(小用を足す)ことが可能となる。
本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの外面側を示す図である。 図1Aに示す男性用軽失禁パッドのA−A’断面を示す概略断面図である。 図1Aに示す男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開口させた状態を示す平面図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの外面側を示す図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。 図6Aに示す男性用軽失禁パッドのB−B’断面を示す概略断面図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの外面側を示す図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。 図8Aに示す男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開口させた状態を示す平面図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の一例を示す工程図である。 本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の他の例を示す工程図である。
以下、本発明の男性用軽失禁パッドを実施するための形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。但し、本発明はその発明特定事項を備える男性用軽失禁パッドを広く包含するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。
〔1〕男性用軽失禁パッド:
本発明の男性用軽失禁パッドは、図1A〜図1Dに示すように、複数のシート18,20が吸収体22を挟持した状態で積層された吸収性本体14を備え、その内面32側を着用者の男性器に宛がって使用する男性用軽失禁パッド1aであって、吸収性本体14は、内面32側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部36が形成されるとともに、谷折り部36の少なくとも一方の端部36aに、谷折り部36の谷折り状態を維持する止め部38を有し、吸収性本体14の展開使用時には、内面32側に凹状の空間33が形成されるように構成されてなり、且つ、吸収性本体14は、その上端部14xから中央部14zに亘って吸収性本体14の一部が左右に分割され、分割された左右の吸収性本体14a,14bのうちの一方の吸収性本体14aの分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部15と、他方の吸収性本体14bの分割部位寄りの側縁部からなり内側内面部15の裏面に重なり合うように配置された外側内面部16とによって、吸収性本体14から着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部42が形成されている。
本発明の男性用軽失禁パッドは、日常生活を営む男性が、軽度の失禁対策用の軽失禁パッドとして好適に用いることができる。具体的には、図1Dに示すように、男性用軽失禁パッド1aを構成する吸収性本体14の内側内面部15と外側内面部16とを左右に広げて前開き開口部42を開口させることによって、下着の内側に男性用軽失禁パッド1aを装着したままでも、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出すことができるため、失禁パッドを着用していない一般男性と同様に、男性用のトイレにて立って排泄を行う(小用を足す)ことが可能となる。
また、トイレにて実際に排泄を行う際にも、上記一般男性がズボンや下着の前開き部位から男性器を出すのと同様の動作にて男性器を出すことができるため、自然の仕草で周囲の目を気にすることなく排泄を行うことが可能となり、軽失禁パッドを使用することへの抵抗感も減少させることができる。
ここで、図1A及び図1Bは、本発明の男性用軽失禁パッドの一の実施形態を模式的に示す平面図であり、図1Aは、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図であり、図1Bは、男性用軽失禁パッドの外面側を示す図である。また、図1Cは、図1Aに示す男性用軽失禁パッドのA−A’断面を示す概略断面図であり、また、図1Dは、図1Aに示す男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開口させた状態を示す平面図である。
以下、本発明の男性用軽失禁パッドを構成する各構成要素について、更に詳細に説明する。
〔1−1〕吸収性本体:
本発明の男性用軽失禁パッドは、着用者の排泄した尿を吸収し保持する機能を担う部材として、吸収性本体を備えている。この吸収性本体は、複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層されたものであり、例えば、図1Aに示すように、吸収体22と、吸収体22の内面を被覆するように配置された内面シート18と、吸収体22の外面を被覆するように配置された外面シート20とを構成要素として有し、吸収体22が内面シート18と外面シート20との間に挟持された状態で固定され、パッド状に一体化された部材を挙げることができる。
なお、上記した「吸収体の内面」とは、男性用軽失禁パッドを着用した際に、着用者の肌側に位置する面をいい、一方、上記した「吸収体の外面」とは、男性用軽失禁パッドを着用した際に、着用者の着衣側に位置する面をいう。
〔1−1a〕内面シート:
内面シートは、着用者の肌側に位置する面に配置されるシートである。このため、内面シートは、その少なくとも一部が液透過性シートによって構成されていることが好ましい。このように構成することによって、尿が液透過性シートを透過して速やかに吸収体に到達し、吸収保持することが可能となる。なお、少なくとも一部が液透過性シートにより構成されている限り、必ずしも内面シート全体が液透過性シートによって構成されている必要はない。液透過性シートは、液透過性を有するシートであれば、シートの材質については特に制限はないが、例えば、織布、不織布、多孔性フィルム等を挙げることができる。
なお、内面シートの更に好適な例としては、液透過性の不織布を挙げることができる。このような液透過性の不織布を用いることによって、好肌触りが良好で、吸液後の表面のさらっと感を向上させることができる。
〔1−1b〕外面シート:
外面シートは、着用者の着衣側に位置する面に配置されるシートである。外面シートは吸収体に吸収された尿を、吸収性本体の外部に漏らさないように、尿を透過しない液不透過性シートや、尿を透過しにくいが、加圧を掛けることによって透過可能な液低透過性シートによって構成されていることが好ましい。
上記した液不透過性シートとしては、一般的な吸収性製品に使用されている、ポリエチレンフィルムを好適例として挙げることができる。このようなポリエチレンフィルムには、透湿性ポリエチレンフィルムと非透湿性ポリエチレンフィルムとがあり、いずれのフィルムも外面シートとして用いることができるが、透湿性ポリエチレンフィルムをより好適に用いることができる。このような透湿性ポリエチレンフィルムを外面シートとして使用することにより、着用中にムレが少なくなり、軽失禁パッドを着用した際の快適性を向上させることができる。
また、上記した液低透過性シートとしては、耐水圧の高い不織布を好適例として挙げることができる。耐水圧の高い不織布としては、例えば、SMS(スパンボンド/メルトブロー/スパンボンド)、SMMS(スパンボンド/メルトブロー/メルトブロー/メルトブロー/スパンボンド)等の不織布が好ましい。
これらの不織布は、疎水性合成繊維を集積して、ボンディングしたものであるため、尿をはじくことはあるが、加圧を加えると尿が通過してしまうことがある。但し、本発明の男性用軽失禁パッドを、日常生活を営む男性が、軽度の失禁対策用の軽失禁パッドとして利用する場合には、失禁時における尿の量が少ないため、このような液低透過性シートであっても、外面シートとして十分使用することが可能である。これにより、上述したポリエチレンフィルムを用いた場合よりも更に通気性を向上させることができ、軽失禁パッドを着用した際の快適性を更に向上させることができる。
なお、耐水圧とは、シートを構成する生地にしみこもうとする水分に掛かる力を抑える性能(防水性)を数値で表したものであり、例えば、JIS L 1092 耐水度試験A法に準拠した方法によって測定することができる。本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、上記耐水圧の高い不織布として、耐水圧が40mmAq.以上の不織布を挙げることができ、耐水圧が100mmAq.以上の不織布を好適に用いることができる。
更に、外面シートとして、上記ポリエチレンフィルムと上記耐水圧の高い不織布とを積層したシートを用いてもよい。このように構成することによって、男性用軽失禁パッドの交換時や着用中、外面シートと着用者の下着とが擦れたり、外面シートを触ったりするときに音が生じ難く、着用者が周囲の目や耳を気にすることなく、安心して着用することができる。
〔1−1c〕吸収体:
吸収体は、一般的な吸収性製品に使用されている吸収体を用いることができる。例えば、吸収体を構成する吸収材としては、木材パルプを綿状に粉砕したフラッフパルプと高吸水性樹脂(以下、「SAP」ということがある)を好適例として挙げることができる。
なお、必要に応じて、上記吸収材をラップするために、吸水紙や親水化処理した不織布を更に有していてもよい。即ち、上記吸水紙や親水化処理した不織布によってフラッフパルプとSAPとを含む吸収材を包んでなる吸収体であってもよい。
また、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、軽失禁用途として、極めて微量の吸水量に対応するためのものであれば、吸収体は多くの吸収量を必要としないため、また、失禁パッドの薄型へのニーズに応えるために、吸収体と、この吸収体を挟持する一方のシートとを一体的に構成してもよい。例えば、上記したSMS不織布やSMMS不織布にSAPを直接固定し、更にこの表面に上記吸水紙やラップ用不織布を被せることによって、吸収体と裏面シートとを一体化し、両者の機能を有する一枚の吸水シートとして使用してもよい。また、親水性不織布にSAPだけを挟持したSAPシートを用いることもできる。
〔1−2〕谷折り部、及び谷折り状態を維持する止め部:
本発明の男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体は、吸収性本体の内面側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部が形成されている。そして、この谷折り部の少なくとも一方の端部に、谷折り部の谷折り状態を維持する止め部を有しており、吸収性本体の展開使用時には、吸収性本体の内面側に凹状の空間が形成されるように構成されている。
上記谷折り部は、吸収性本体を着用者に宛がった場合に、着用者の上下方向に沿って折れ目が配置されるように形成されている。なお、本明細書においては、吸収性本体を着用者に宛がった場合に、着用者の上下方向となる方向を、吸収性本体の縦方向ということがある。
このような谷折り部は、吸収性本体の縦方向を縦貫して形成されていてもいいし、縦方向に縦貫せずに、谷折り状態を維持する止め部周辺のみに形成されていてもよい。即ち、谷折り部は、吸収性本体の縦方向における端部のうち、少なくとも一方の端部に形成されていればよい。
また、谷折り状態を維持する止め部は、谷折り部の一端にのみ配置されていることが好ましいが、谷折り部の両端に配置されていてもよい。
このような、谷折り部と止め部とを有することによって、吸収性本体にタック(即ち、襞状の折り目)が形成されるため、吸収性本体の展開使用時には、吸収性本体の内面側に凹状の空間が形成される。なお、上記した「展開使用」とは、谷折り部によって折り曲げられた吸収性本体を広げて(展開させて)、谷折り部の折り曲げ状態の一部を開放し、吸収性本体の内面側を着用者に宛がって使用することが可能な状態にすることをいう。即ち、谷折り状態が維持されない部分は、展開時に谷折り状態が解除されながら広がるが、谷折り状態が維持された止め部付近は、展開時に谷折り状態が解除されないので、展開できない。このため、その展開面積に差異が生じ、吸収性本体(即ち、男性用軽失禁パッド)の内面側に凹状の空間が形成される。
吸収性本体(即ち、男性用軽失禁パッド)がこのような形状になると、男性器に宛がった際に収まりが非常に良好になる。特に、上記止め部側が、着用者の睾丸側に位置するようにして軽失禁パッドを宛がうことによって、睾丸側から着用者の前方(前半身)に掛けて軽失禁パッドが広がるように男性器を覆うことができるため、着用時における違和感を大幅に軽減することができる。
なお、本発明の男性用軽失禁パッドでは、谷折り部は一本と限定されず、複数あってもよい。例えば、男性用軽失禁パッドの幅方向中央を挟んで両側に一本ずつ、二箇所で谷折り部が形成されていてもよいし、また、男性用軽失禁パッドの幅方向に、三箇所で三本の谷折り部を形成してもよい。このような男性用軽失禁パッドにおいては、谷折り状態を維持する止め部は、それぞれの谷折り部の少なくとも一方の端部に形成されることとなる。
上述したように、吸収性本体に複数の谷折り部を形成することによって、吸収性本体の形状(表面形状)が多面形状になるために、男性用軽失禁パッドのフィット感を向上させることができる。
また、谷折り部の谷折り状態を維持するための止め部は、例えば、吸収性本体の内側面同士を固定して、谷折り状態の一部を維持することが可能なものであれば、その固定方法等については制限はない。なお、固定方法としては、熱エンボス加工、ヒートシール、ホットメルト、粘着テープによる接着等を挙げることができる。
〔1−3〕前開き開口部:
本発明の男性用軽失禁パッドは、吸収性本体の上端部から中央部に亘って吸収性本体の一部が左右に分割されて、吸収性本体から着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部が形成されている。このため、下着の内側に男性用軽失禁パッドを装着したままでも、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出すことができ、失禁パッドを着用していない一般男性と同様に、男性用のトイレにて立って排泄を行う(小用を足す)ことが可能となる。
なお、上記「吸収性本体の上端部」とは、男性用軽失禁パッドを着用者に宛がった場合に、着用者の上方側に位置する端部のことをいう。なお、着用者の下方側に位置する端部については、「吸収性本体の下端部」とし、この上端部と下端部との間の部位を吸収性本体の中央部とする。
従来の男性用軽失禁パッドにおいては、このような前開き開口部が形成されていなかったため、下着の前開きを開いて小用を足すことが困難であり、例えば、ズボンや下着を一旦降ろし、失禁パッドを外さないと小用を足すことができなかった。即ち、従来の男性用軽失禁パッドにおいては、吸収性本体を構成する複数のシートによって、下着の前開き部がそれぞれ固定されてしまい、下着の前開き部が開口できないことがあったり、また、下着の前開き部を開口することができたとしても、開口部分が男性用軽失禁パッドによって塞がれてしまい、下着の前開き部から男性器を出すことができないことがあった。
本発明の男性用軽失禁パッドは、吸収性本体に、着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部を形成し、下着の内側に男性用軽失禁パッドを装着したままでも、ズボンや下着の前開き部位から男性器を出して小用を足すことができる。
なお、本発明の男性用軽失禁パッドにおける前開き開口部は、吸収性本体の上端部から中央部に亘って吸収性本体の一部が左右に分割されて形成されたものであり、吸収性本体の上端部は、連続にされていたり、接合されていない。一方、吸収性本体の下端部については、連続しているか或いは接合されている状態であり、この下端部によって吸収性本体が一体化している。例えば、本発明の男性用軽失禁パッドに用いられる吸収性本体は、一つの吸収性本体が、その上端部から中央部に亘って左右に切断され、その切断部位によって前開き開口部が形成されたものであってもよいし、例えば、二つの吸収性本体が、その上端部から中央部が非接合の状態で、且つ互いの下端部同士が接合されて一つの吸収性本体として構成されたものであってもよい。即ち、男性用軽失禁パッドを構成する吸収性本体が二つの吸収性本体からなる場合には、二つの吸収性本体の下端部同士を接合し、一方の吸収性本体の非接合部位(即ち、分割部位)寄りの側縁部からなる内側内面部と、他方の吸収性本体の非接合部位(即ち、分割部位)寄りの側縁部からなり、上記内側内面部の裏面に重なり合うように配置された外側内面部とによって、前開き開口部が形成されることとなる。
本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、上述したいずれの場合(一つの吸収性本体からなる場合と、二つの吸収性本体からなる場合)においても、吸収性本体の上端部側が解放されており、例えば、吸収性本体の中央部のみが開口した、窓状の前開き開口部ではない。例えば、上述したような吸収性本体の中央部のみが開口し、上端部と下端部とが連続又は接合された開口部であると、前開き開口部から男性器(陰茎)を取り出し難くなる。このため、本発明においては、下着の前開き部を開けつつ、男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開口し易くするために、吸収性本体の上端部から中央部にかけて連続的に開放される構造を採用している。
本発明の男性用軽失禁パッドの前開き開口部は、分割された左右の吸収性本体のうちの一方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部と、他方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなり、上記内側内面部の裏面に重なり合うように配置された外側内面部とによって形成されており、通常時(即ち、小用を足すとき以外)は、内側内面部と外側内面部とによって、閉じられた状態となっている。このように、小用を足すとき以外は、内側内面部と外側内面部によって前開き開口部が閉じられているため、仮に失禁してしまった場合であっても、尿を外に漏らさないようにすることができる。
外側内面部の端部には、把持を容易にするためのタブ(把持部)や、延長シートを設けてもよい。タブや延長シートは不織布が好適である。図2に示す男性用軽失禁パッド1bにおいては、他方の吸収性本体14bの外側内面部16の端部に、把持部44を設けた場合の例を示している。ここで、図2は、本発明の男性用軽失禁パッドの他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの外面側を示す図である。なお、各図においては、図1Aに示す男性用軽失禁パッド1aの各要素と同様に構成されているものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
このように構成することによって、下着の前開き部を開いた状態で、更に、本発明の男性用軽失禁パッドの前開き開口部を簡単に開くことができ、各開口部から陰茎を引き出して容易に小用を足すことができる。
〔1−4〕貼着手段:
本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、外側内面部の外面側に、着用者の下着の前開き部の内側に貼着するための貼着手段を更に有するものであってもよい。図2に示す男性用軽失禁パッド1bにおいては、他方の吸収性本体14bの外側内面部16の端部に把持部44が設けられ、この把持部44の外面側に、着用者の下着の前開き部の内側に貼着するための貼着手段46を有している。
このような貼着手段を有しない場合には、男性用のトイレにて小用を足す際には、下着の前開き部を開き、更に、男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開く必要があるが、図2の示すような男性用軽失禁パッド1bにおいては、貼着手段46が付設された外面側を、下着の前開き部の内側に貼着させることによって、着用者が下着の前開き部を開く際に、その前開き部の内側とともに連動して、男性用軽失禁パッド1bの前開き開口部42が開口することとなり、前開き開口部42の開閉の手間が掛からず、前開き開口部42からの陰茎の引き出しが更に容易になる。特に、男性用のトイレ(小便器)の前で陰茎を取り出すための手間が大幅に軽減されるため、失禁パッドを着用していない一般男性と同様に小用を足すことが可能となる。特に、日常生活を営む男性においては、男性用軽失禁パッドの使用を他人に知られたくないという心理的要望があり、上記構成を採用することによって、このような要望に応えることができる。
このような貼着手段としては、吸収性本体の外側内面部の外面側を、下着の前開き部の内側に貼着することが可能なものであれば特に制限はないが、例えば、公知の粘着剤等を用いることが好ましい。このように構成することによって、貼着時における接合力を良好に発現させることができ、下着の前開き部を開く動作に連動させて、男性用軽失禁パッドの前開き開口部を良好に開口させることができる。
また、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、男性用軽失禁パッド(より具体的には、吸収性本体)を下着に固定するために、下着の前開き部以外の部位、例えば、下着の股下、背側、前身頃等において、下着と男性用軽失禁パッドとを固定するための別の貼着手段を更に有していてもよい。このような別の貼着手段にも粘着剤を用いることが好ましい。
〔1−5〕クッション材:
本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、分割された左右の吸収性本体のうちの一方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部の側縁部分に、クッション材が配置されていてもよい。例えば、図3に示す男性用軽失禁パッド1cは、一方の吸収性本体14aの分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部15の側縁部分に、クッション材48が配置された場合の例を示している。ここで、図3は、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。
本発明の男性用軽失禁パッドを着用した状態で、下着の前開き部を開き、更に、男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開いて陰茎を取り出す動作をした場合には、陰茎が、男性用軽失禁パッドの前開き開口部の周縁、特に、内側内面部の端部に当たることがある。
図3に示すように、内側内面部15の側縁部分にクッション材48を配置することによって、陰茎に対する擦れや圧迫を防ぐことが可能となる。これにより、前開き開口部42を形成する内側内面部15の側縁部分と陰茎との擦れによって生じる不快感を取り除くことができる。
また、上記したようにクッション材48を配置することによって、前開き開口部42を形成する内側内面部15にコシを与えることができるので、男性用軽失禁パッド1cを長時間装着した際に、内側内面部15の側縁部分が丸まったり折れたりするトラブルを良好に防止することができる。
このようなクッション材としては、クッション性(弾力性)を有し、陰茎との擦れによって生じる不快感を取り除くことが可能なものであれば特に制限はないが、例えば、発泡樹脂によって構成されたクッション材を好適例として挙げることができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリスチレン等に発泡剤を加えてシート状に押出し成型した発泡樹脂シート、発泡ポリウレタンを好適に用いることができる。
〔1−6〕内側内面部の側縁部分:
上述したように、前開き開口部を形成する内側内面部の側縁部分は、陰茎との擦れによって不快感を生じさせることがあるため、本発明の男性用尿パッドにおいては、例えば、図4に示すように、内側内面部15の分割面を含む側縁部分が、内面側又は外面側(図4においては、内面側)に向けて折り返され、内側内面部15の側縁に折り返し部52が形成されていてもよい。
このように構成することによって、上述したように、クッション材48(図3参照)を配置するのと同様に、陰茎に対する擦れや圧迫を有効に防止することができる。例えば、図4に示す男性用軽失禁パッド1dにおいては、内側内面部15の側縁を内面側に向けて折り曲げ、側縁の先端部分を内側内面部15に固定することによって、ループ状の折り返し部52が形成された場合の例を示している。このようにループ状の折り返し部52を形成することによって、内側内面部15の側縁にエッジが立たず、角が取れた状態となるため、陰茎との擦れによって生じる不快感を良好に取り除くことができる。ここで、図4は、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。
なお、内側内面部の側縁を折り曲げる際には、吸収体を挟持している複数のシートのみを折り曲げて折り曲げ部を形成してもよいし、また、複数のシートに挟持された吸収体を含めた内側内面部の側縁を折り曲げて折り曲げ部を形成してもよい。
また、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、図5に示すように、内側内面部15の分割面を含む側縁部分を覆うように別のシート材54が配置されていてもよい。そして、このような別のシート材によって、内側内面部15の側縁部分を保護する保護部54aが形成されている。
図5に示す男性用軽失禁パッド1e、内側内面部15の側縁自体を折り返すのではなく、別のシート材54を側縁部分を覆うように配置して、内側内面部15の側縁にエッジが立たないようにしている。このように別のシート54を配置する場合には、別のシートの両側縁を内側内面部15に固定し、別のシート54が内側内面部15の側縁をループ状に覆うように配置されていることが好ましい。このように構成することによって、陰茎との擦れによって生じる不快感を良好に取り除くことができる。ここで、図5は、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。
また、図示は省略するが、例えば、上述したクッション材を、内側内面部を構成する各シートによって挟持し、更に、このクッション材を、内面側又は外面側に向けて折り返すように構成してもよい。これにより、陰茎との擦れによって生じる不快感を更に良好に取り除くことができる。
〔1−7〕前開き開口部仮固定手段:
また、本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、内側内面部と外側内面部とを開閉可能に仮固定する前開き開口部仮固定手段を更に有していてもよい。図6A及び図6Bに示す男性用軽失禁パッド1fにおいては、内側内面部15と外側内面部16との重なり合う部分に、内側内面部15と外側内面部16とを仮固定する前開き開口部仮固定手段56を有し、小用を足すとき以外は、内側内面部15と外側内面部16とは前開き開口部仮固定手段56によって仮固定され、前開き開口部42が閉じられており、小用を足すときには、前開き開口部仮固定手段56の仮固定を解除し、前開き開口部42を開口させることができる。
前開き開口部仮固定手段によって、内側内面部と外側内面部とを開閉可能に仮固定する位置については、内側内面部の外面(裏面)の上端部と、これに重なる外側内面部の内面の上端部とであることが好ましい。また、例えば、内側内面部の側縁の任意の場所に仮固定手段を配置し、内側内面部と外側内面部と仮固定することもできる。
このように構成することによって、着用者の動きによって、内側内面部と外側内面部との重ねあわせ部位がずれてしまい、前開き開口部42が不要に開口してしまうことを有効に防止することができる。ここで、ここで、図6Aは、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。また、図6Bは、図6Aに示す男性用軽失禁パッドのB−B’断面を示す概略断面図である。
前開き開口部仮固定手段としては、例えば、メカニカルファスナーによる係合手段、粘着材による接着手段等を挙げることができるが、着脱が容易なことから、メカニカルファスナーによる係合手段を用いることが好ましい。
上記した「メカニカルファスナー(面状ファスナーとも称される)」とは、機械的結合を用いた面状ファスナーであり、例えば、表面に多数の突起(鉤状、きのこ状、錨状等)が形成された凸部材(フック材)と、表面にループ状の繊維が配置された凹部材(ループ材)とを組み合わせたもの等が用いられることが多い。このメカニカルファスナーは、ループ材の表面にフック材を重ね合わせ、フック材の多数の突起をループ材の表面に係合させることにより、両部材を取外し可能な状態に、且つ、強固に固着させることができるものである。
〔1−8〕前開き開口部の開口位置:
本発明の男性用軽失禁パッドにおいては、前開き開口部が、男性用軽失禁パッドの内面から見た場合に、男性用軽失禁パッドの上下方向の中心軸に対して、前記中心軸より左側寄りに開口するように形成されていることが好ましい。
その理由は、下着の多くの前開き部は、下着内側の左側から陰茎を通し、前開き部を経由して、下着外側の右側から外に出るように構成されているからである。男性用軽失禁パッドにおける前開き開口部を上記中心軸より左側寄りに開口するように形成することによって、男性用軽失禁パッドの前開き開口部から出した陰茎を、下着内側の左側から前開き部に通すことが可能となり、下着の前開き部と、男性用軽失禁パッドの前開き開口部との連携を良好に行うことが可能となる。
なお、「男性用軽失禁パッドの上下方向の中心軸」とは、男性用軽失禁パッドを着用者に宛がった場合に、身体の正中線に相当する男性用軽失禁パッドの上端部から下端部に向かう仮想線のことをいう。
〔1−9〕伸縮バンド:
また、本発明の男性用軽失禁パッドは、前開き開口部を横断するように配置された伸縮バンドを更に有していてもよい。例えば、図7に示す男性用軽失禁パッド1gにおいては、吸収性本体14の外面34側に、前開き開口部42を横断するように伸縮バンド58が配置され、分割された左右の吸収性本体14a,14bの一方と他方とに、伸縮バンド58のそれぞれの端部58a,58bが固定され、伸縮バンド58によって分割された左右の吸収性本体14a,14bが連結されている。
このような伸縮バンド58を有することによって、着用者の動きによって前開き開口部42が不要に開口してしまうことを防止することができるとともに、小用の際に前開き開口部42を開口した後、前開き開口部42を閉じさせるような力を発現させて、前開き開口部42が開いたままになることを有効に防止することができる。このため、上記伸縮バンド58は、前開き開口部42が閉じている状態(即ち、図7に示す状態)で、非伸張状態(自由に力を加えていないときの長さ)で固定されていることが好ましい。なお、伸縮バンド58には、着用者の動きで前開き開口部42がずれるように変化した場合でも追従できるようにするために、伸縮性を有するものである必要がある。ここで、図7は、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの外面側を示す図である。
また、伸縮バンドを吸収性本体に配置する位置については、前開き開口部を横断していれば特に制限はないが、着用中に伸縮バンドが着用者に当たって違和感を感じることがない位置に配置されていることが好ましい。また、伸縮バンドが前開き開口部からの陰茎の出し入れの邪魔にならないように、吸収性本体の上下方向の下端部寄りに配置されていることがより好ましい。
また、このような伸縮バンドは、男性用軽失禁パッドを長時間装着することにより伸縮バンドが撚れてひも状となり、陰茎の出し入れの際に当たって不快感を与えることを防ぐために、適度なクッション性と剛性とを有する材質のものであることが好ましい。
また、伸縮バンドは、任意の素材を単独で用いて構成されたものであってもよいが、例えば、伸縮バンドに機能を持たせる芯材と、その芯材の表面に配設された表面材と、によって構成されてなるものであることが好ましい。
例えば、素材を単独で使用する場合には、不織布を好適に用いることができる。伸縮性に富む不織布としては、例えば、ウレタン系の樹脂をメルトブロー製法でシート状にした伸縮不織布を好適例として挙げることができる。
更に、伸縮バンドの更にその他の構成として、伸縮弾性体を伸張状態で不織布に配置して、この不織布によって伸縮弾性体を挟持したもの等を挙げることができる。上記した伸縮弾性体としては、天然ゴム、合成ゴム等からなる糸ゴム、平ゴム、弾性ネット状シート、伸縮性の発泡ポリウレタン、エラストマーなどを用いることができる。このように構成された伸縮バンドについても、着用者の動きによって前開き開口部がずれてしまうことを有効に防止することができる。
なお、伸縮バンドが「前開き開口部を横断する」とは、図7に示すように、伸縮バンド58が、分割された一方の吸収性本体14aの分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部15と、他方の吸収性本体14bの分割部位寄りの側縁部からなる外側内面部16とを横断するように、伸縮バンド58の一方の端部が、一方の吸収性本体14a側に配置され、伸縮バンド58の他方の端部が、他方の吸収性本体14b側に配置された状態のことをいう。
また、これまでの男性用軽失禁パッドの実施形態においては、一の吸収性本体の内側内面部と外側内面部とが単に重なり合うことによって前開き開口部が形成された場合の例について説明してきたが、例えば、図8A及び図8Bに示すように、一の吸収性本体14の内側内面部15と外側内面部16とが噛み合わさるように配置されたものであってもよい。
図8A及び図8Bに示す男性用軽失禁パッド1hは、一の吸収性本体14が、二つの吸収性本体14p,14qを、その下端14Yにて接合し、一の吸収性本体14の上端14Xから中央部14Zが開放されて(即ち、非接合の状態で)、前開き開口部42が形成されており、且つ、一方の吸収性本体14pの内側内面部15と、他方の吸収性本体14qの外側内面部16とに、内面32側と外面34側との配置位置が逆転するような噛み合せ部62を有している。
即ち、一の吸収性本体の下端14Y側は、一方の吸収性本体14pの分割部位寄りの側縁部(内側内面部15)が、外面34側に配置され、また、他方の吸収性本体14qの分割部位寄りの側縁部(外側内面部16)が、内面32側に配置されており、上述した噛み合せ部62を境に内外逆転し、一の吸収性本体の中央部14Zから上端14Xにかけては、一方の吸収性本体14pの分割部位寄りの側縁部(内側内面部15)が、内面32側に配置され、他方の吸収性本体14qの分割部位寄りの側縁部(外側内面部16)が、外面34側に配置されている。このように構成することによって、着用者の動き等によって前開き開口部42がずれ難くなり、良好な着用感を得ることができる。
ここで、図8Aは、本発明の男性用軽失禁パッドの更に他の実施形態を模式的に示す平面図であり、男性用軽失禁パッドの内面側を示す図である。また、図8Bは、図8Aに示す男性用軽失禁パッドの前開き開口部を開口させた状態を示す平面図である。
また、本発明の男性用軽失禁パッドの上端部から下端部までの長さは、5〜20cmであることが好ましく、10〜15cmであることが更に好ましい。このように構成することによって、軽失禁パッドを着用者の男性器に宛がって使用した場合に、仮に失禁してしまった場合であっても、尿を外に漏らさないようにすることができるとともに、快適な着用感を得ることができる。
〔2〕男性用軽失禁パッドの製造方法:
次に、本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法について、図1に示すような、一枚の吸収性本体14に切れ目を入れ、その上端部14Xから中央部14Zを左右に分割し、この分割した部位を重ね合わせることによって前開き開口部42を形成した男性用軽失禁パッド1aを製造する場合の例について説明する。
まず、複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層されたシート状の吸収性本体を作製する。
具体的に本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の一例を図9に示す。図9に示すように、外面シート20の上面に、親水性シートに挟まれた所定形状の吸収体22a、22b、その間にクッション材28を配置する。更にその上面に内面シート18を配置する。次いで、吸収体22の周縁部を内面シート18と外面シート20とで挟み込むように封着することによって、シート状の吸収性本体24を得る。なお、このようなシート状の吸収性本体24を作製する場合には、男性用軽失禁パッドの前開き開口部に相当する領域に、吸収体22が配置されないようにし、この前開き開口部に相当する領域において、外面シート20と内面シート18とが直接接合されたフラップ部が形成されるようにすることが好ましい。この前開き開口部に相当する領域に切れ目26を入れ、吸収性本体24の一部に切れ目を入れることによって、後加工で形成する前開き開口部42(図1A参照)の元を形成する。
また、上記切れ目26によって前開き開口部が形成されるため、男性用軽失禁パッドの内面から見た場合に、吸収性本体24の切れ目26が、男性用軽失禁パッドの上下方向の中心軸に対して中心軸より左側寄りに位置するように、吸収体22が配置されない部位(前開き開口部に相当する領域)の位置等を調整し、各部材の配置を行うことが好ましい。
また、図9に示すように、吸収体22が配置されない部位(前開き開口部に相当する領域)に、クッション材28を配置して、吸収性本体24を左右に分割した際に、内側内面部の側縁部分にクッション材28が配置されるようにしてもよい。
吸収性本体24に切れ目26を入れた後、吸収性本体24を、内面側(即ち、内面シート18が配置された面側)に向けて図9に示す山折り線74と谷折り線75で折り、重なり部のうち、切れ目26と反対端をホットメルトなどの接着手段77で固定し、切れ目26の上部に吸収体22bがZ折りに重なった構造を形成する。
次に、吸収性本体24に谷折り部36(図1A参照)を形成するための谷折り予定線30に沿って、内面側に谷折りをして、縦に二つ折り状態にする。更に、下端部を接合線72によって接合し、軽失禁パッドを二つ折りした輪郭に合致する切り抜き線73で抜くことにより、吸収性本体24の上端部から中央部が分割され、下端部に止め部を形成された男性用軽失禁パッド1を製造することができる。
なお、必要に応じて、外側内面部の外面側に、着用者の下着の前開き部の内側に貼着するための貼着手段を配置したり、内側内面部と外側内面部とを開閉可能に仮固定する前開き開口部仮固定手段を配置してもよい。また、前開き開口部を横断するように伸縮バンドを更に配置してもよい。
また、内側内面部の分割面を含む側縁部分を、内面側又は外面側に向けて折り返して、内側内面部の側縁に折り返し部を形成してもよいし、内側内面部の分割面を含む側縁部分を覆うように別のシート材を配置してもよい。
また、例えば、二つの吸収性本体(第一の吸収性本体及び第二の吸収性本体)を用い、この第一の吸収性本体及び第二の吸収性本体の互いの下端部同士を接合することにより、吸収性本体の上端部から中央部が分割された吸収性本体の接合体を作製し、この吸収性本体の接合体を内面側に向けて谷折り状にした状態で、谷折り部の少なくとも一方の端部を固定して、谷折り状態を維持する止め部を形成することによって男性用軽失禁パッドを製造することもできる。
このような場合には、例えば、図10に示すように、外面シート20の上面に、親水性シートに包まれた所定形状の二つの吸収体22a,22bを配置し、更にその上面に内面シート18を配置する。図10においては、二つの吸収体22a,22bとして、それぞれ略半円状の吸収体を用いた場合の例を示している。また、二つの吸収体22a,22bのうち、内側内面部を構成する側の吸収体22aを、外側内面部を構成する側の吸収体22bよりも小さくし、第一の吸収性本体24aと第二の吸収性本体24bとを重ね合わせた場合に、前開き開口部42(図1D参照)が中心軸より左側寄りに開口するようにすることが好ましい。ここで、図10は、本発明の男性用軽失禁パッドの製造方法の他の例を示す工程図である。
以下に、更に詳細に説明する。吸収体22a,22bの周縁部を内面シート18と外面シート20とで挟み込むように封着することによって、シート状の二つの吸収性本体24a,24bの連続体を作製する。この際、必要に応じて、吸収性本体24a,24bの間にクッション材28を配置し、吸収性本体24a,24bを切り離した場合に、それぞれの吸収性本体24a,24bの側縁側にクッション材28が配置されるようにしてもよい。
次に、連続体にスリット70を入れて、吸収性本体24aと吸収性本体24bとを得る。これにより、前記クッション材28もスリットされ、吸収性本体24aと吸収性本体24bにそれぞれに分割して配置される。
次に、第一の吸収性本体24a上に、第二の吸収性本体24bを180°ひねって、重ね合わせ、互いのスリットした方の側縁同士を接合線71によって、接合する。この際に前開き開口部42を形成する部分は接合しないが、後工程でトリム(廃棄する部分)になる部分も、吸収性本体24aと24bの積層がずれないように、接合することが好ましい。
更に、下端部同士を接合線72によって接合し、軽失禁パッドを二つ折りした輪郭に合致する切り抜き線73で抜くことにより、吸収性本体24の上端部から中央部が分割され、中央部が接合され、下端部に止め部を形成された男性用軽失禁パッド1を製造することができる。
本発明の男性用軽失禁パッドは、失禁対策用の男性用の失禁パッドとして利用することが可能である。特に、日常生活を営む男性が軽度の失禁対策として好適に利用することができる。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h:男性用軽失禁パッド、14:吸収性本体、14a:一方の吸収性本体、14b:他方の吸収性本体、14p,14q:吸収性本体、14X:上端、14Y:下端、14Z:中央部、18:シート(内面シート)、20:シート(外面シート)、22,22a,22b:吸収体、24:吸収性本体、24a:吸収性本体(第一の吸収性本体)、24b:吸収性本体(第二の吸収性本体)、26:切れ目、28:クッション材、30:谷折り部予定線、32:内面、33凹状の空間、34:外面、36:谷折り部、36a:一方の端部(谷折り部の一方の端部)、36b:他方の端部(谷折り部の他方の端部)、38:止め部、42:前開き開口部、44:把持部、46:貼着手段、48:クッション材、52:折り返し部、54:別のシート材、54a:保護部、56:前開き開口部仮固定手段、58:伸縮バンド、58a,58b:伸縮バンドの端部、62:噛み合せ部、70:スリット、71,72:接合線、73:切り抜き線、74:山折り線、75:谷折り線、77:接着手段。

Claims (8)

  1. 複数のシートが吸収体を挟持した状態で積層された吸収性本体を備え、その内面側を着用者の男性器に宛がって使用する男性用軽失禁パッドであって、
    前記吸収性本体は、前記内面側に向けて谷折り状に折り曲げられた谷折り部が形成されるとともに、前記谷折り部の少なくとも一方の端部に、前記谷折り部の谷折り状態を維持する止め部を有し、前記吸収性本体の展開使用時には、前記内面側に凹状の空間が形成されるように構成されてなり、且つ、
    前記吸収性本体は、その上端部から中央部に亘って前記吸収性本体の一部が左右に分割され、前記分割された左右の吸収性本体のうちの一方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなる内側内面部と、他方の吸収性本体の分割部位寄りの側縁部からなり前記内側内面部の裏面に重なり合うように配置された外側内面部とによって、前記吸収性本体から着用者の男性器の先端を出すための前開き開口部が形成されている男性用軽失禁パッド。
  2. 前記外側内面部の外面側に、着用者の下着の前開き部の内側に貼着するための貼着手段を更に有する請求項1に記載の男性用軽失禁パッド。
  3. 前記内側内面部の側縁部分に、クッション材が配置されている請求項1又は2に記載の男性用軽失禁パッド。
  4. 前記内側内面部の分割面を含む側縁部分が、内面側又は外面側に向けて折り返され、前記内側内面部の側縁に折り返し部が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の男性用軽失禁パッド。
  5. 前記内側内面部の分割面を含む側縁部分を覆うように別のシート材が配置され、前記内側内面部の側縁部分を保護する保護部が形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の男性用軽失禁パッド。
  6. 前記内側内面部と前記外側内面部とを開閉可能に仮固定する前開き開口部仮固定手段を更に有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の男性用軽失禁パッド。
  7. 前記前開き開口部が、前記男性用軽失禁パッドの内面から見た場合に、前記男性用軽失禁パッドの上下方向の中心軸に対して、前記中心軸より左側寄りに開口するように形成されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の男性用軽失禁パッド。
  8. 前記前開き開口部を横断するように配置された伸縮バンドを更に有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の男性用軽失禁パッド。
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